JP2522835B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents
感光材料処理装置Info
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Description
的に搬送浸漬して現像処理し、フィニッシャー液又はリ
ンス液を塗布した後にフィニッシャー液又はリンス液を
再度塗布するための感光材料リエントリー挿入口が備え
られた感光材料処理装置に関する。
は、感光材料処理装置である感光性平版印刷版処理機へ
送られて、この感光性平版印刷版処理機に備えられた現
像槽で現像処理され、リンス槽又は水洗槽で水洗された
後にフィニッシャー液が塗布処理される。
フィニッシャー液又はリンス液を再塗布するいわゆるリ
エントリー処理が行われることがある。
現像液、リンス液、フィニッシャー液による処理の終了
した感光性平版印刷版の版面の不要な線等を消すときに
使用さた消去液等を完全に除くために行われ、フィニッ
シャー液の再塗布は、現像液、リンス液、フィニッシャ
ー液による処理の終了した感光性平版印刷版の版面を再
び作るために行われる。
を飛び越してフィニッシャー槽又はリンス槽へ感光性平
版印刷版を挿入して、フィニッシャー液又はリンス液を
再度感光性平版印刷版の表面へ塗布する。
て現像液、フィニッシャー液又はリンス液の各補充液が
現像槽内、フィニッシャー槽内又はリンス槽内へ補充さ
れる。
は、リエントリー時にフィニッシャー槽内又はリンス槽
内へフィニッシャー液又はリンス液が補充されるとき
に、現像液を使用していないにもかかわらず現像液の補
充液を現像槽へ補充していた。このために現像槽中の現
像液の組成が変化し、次に感光材料を現像処理するとき
に、良好な現像処理をすることが出来なかった。
リンス液を補充する補充装置を具備していない感光材料
処理装置もあり、この装置ではリエントリーの回数が多
いと、フィニッシャー液又はリンス液の持ち出しが多く
なり、長期に安定してフィニッシャー液又はリンス液を
感光材料へ塗布処理することが出来なった。
ることがなく、長期に安定してフィニッシャー液又はリ
ンス液を感光材料に塗布処理することが出来る感光材料
処理装置を提供することが目的である。
光されて挿入口から挿入される感光材料を現像処理する
現像部と、前記現像部の後流側に感光材料にフィニッシ
ャー液を塗布するフィニッシャー部又はリンス液を塗布
するリンス部を感光材料の搬送経路に沿って備えた感光
材料処理装置であって、前記現像部に現像補充液を補充
する現像補充液補充手段と、前記フィニッシャー部にフ
ィニッシャー補充液を補充するフィニッシャー補充液補
充手段又は前記リンス部にリンス補充液を補充するリン
ス補充液補充手段と、前記現像部に続いて前記フィニッ
シャー部又は前記リンス部で処理された感光材料にフィ
ニッシャー液又はリンス液を再塗布するために前記感光
材料処理装置の前記フィニッシャー部又は前記リンス部
より上流側の前記感光材料の搬送経路に感光材料を再挿
入する再挿入口と、感光材料の再挿入時に前記フィニッ
シャー補充液補充手段又は前記リンス補充液補充手段を
作動させ、前記現像補充液補充手段の作動を停止する制
御手段と、を設けたことを特徴とする。
1記載の感光材料処理装置であって、前記制御手段を、
マニュアルスイッチにより作動させることを特徴とす
る。
1記載の感光材料処理装置であって、前記制御手段を、
前記再挿入口に設けた感光材料挿入検出手段により作動
させることを特徴とする。
光材料は自動搬送されて現像され、フィニッシャー液又
はリンス液が感光材料の表面に塗布される。この場合、
現像液、フィニッシャー液又はリンス液にはそれぞれの
補充液(補充原液及び水)が補充される。このようにし
て処理された感光材料にフィニッシャー液又はリンス液
を再度塗布するリエントリー処理を行うときには、感光
材料をフィニッシャー部又ひリンス部の上流側に設けて
いる再挿入口から感光材料の搬送経路の途中に再挿入す
る。
れた感光材料は、搬送経路に沿って搬送されることによ
りフィニッシャー液又はリンス液が再塗布される。この
場合には、フィニッシャー補充液補充手段によってフィ
ニッシャー補充液が補充されるか又は、リンス補充液補
充手段によってリンス補充液が補充されるが、制御手段
が現像補充液補充手段を作動させないので、現像部への
現像補充液の補充は行われない。
入するときにマニュアルスイッチを操作することにより
制御手段を作動させる。
口から挿入される感光材料を検出することにより、制御
手段が作動する。
シャー補充液又はリンス補充液のみを補充し、現像補充
液を補充することがないので、感光材料を実質的に処理
しない現像液の組成が変化することはない。さらに、リ
エントリー処理時にフィニッシャー部又はリンス部にフ
ィニッシャー補充液又はリンス補充液を補充するので、
長期にわたり感光材料の安定した処理が可能となり、無
駄に現像補充液の補充が行われることもない。
とがなく、長期に安定してフィニッシャー液又はリンス
液を感光材料に塗布処理することが出来るので、長期に
渡って安定した処理をすることが出来るという優れた効
果が得られる。
る感光性平版印刷版処理機1の実施例が示されている。
で画像が焼付けられた感光性平版印刷版(以下「PS版」
という)12を補助現像する第1現像槽14と、PS版12を最
終的に現像処理する第2現像槽16と、第1現像槽14と第
2現像槽16との間に配置されたオーバーフロー槽18と、
PS版12へフイニシヤー液又はリンス液を塗布処理するフ
ィニッシャー槽又はリンス槽20とが備えられている。
場合はフィニッシャー槽20を用いてフィニッシャー液を
処理するのと同様に行うことができるのでフィニッシャ
ー槽20を用いてフィニッシャー液で処理する例について
述べる。
入側には、一対の搬送ローラ22が配置されている。この
一対の搬送ローラ22間へ図示しない焼付装置によって画
像が焼付けられたPS版12が挿入され、挿入されたPS版12
を感光性平版印刷版処理機10内へ送り出す。
けて突出された略逆山形状となっている。この第1現像
槽14内には現像液24が収容されている。第1現像槽14内
には底壁部に沿って同じ直径のガイドローラ26、28、3
0、32、34、36、38が配設されている。これらのガイド
ローラ26〜38がその軸の外周に弾性回転部材が複数個軸
支された串型のローラを形成しており、その軸は図示し
ない一対の側板間に掛渡され支持されている。
径のガイドローラ40が、ガイドローラ36の上方にはガイ
ドローラ42が配置されており、ガイドローラ3の上方に
はガイドローラ44が配置されている。これらのガイドロ
ーラ40、42、44はガイドローラ26〜38と同様に図示しな
い一対の側板に支持されている。
ローラ32の間に搬送ローラ対46が配置されている。この
搬送ローラ対46は図示しない一対の側板に支持されてお
り、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転す
る。
30より大径のガイドローラ48が配置されている。このガ
イドローラ48は串型のローラでガイドローラ2〜38と同
様に一対の側板に支持されている。このガイドローラ48
の軸にはブラケト50を介してガイド52が取付けられてい
る。このガイド52は一端がブラケット50へ固定され、他
端が搬送ローラ対46へ向かって配置されている。これに
よってPS版12を搬送ローラ46間へ案内する。
り出されたPS版12はガイドローラ26とガイドローラ40間
へ挿入され、ガイドローラ28、30、48に案内されて斜め
に下降し、ガイド52によって搬送ローラ対46間へ挿入さ
れる。搬送ローラ対46を通過後はガイドローラ32、34、
36、42、38に案内されて斜めに上昇し、ガイドローラ44
に案内されてオーバーフロー槽18上へ送り出される。こ
れによりPS版12は第1現像槽16の現像液へ浸漬されて現
像される。
成されたスプレーパイプ5の外周に弾性回転部材が複数
個軸支されて形成されている。管路56の一端は第1現像
槽14の底部と連通され、管路56の他端は第2現像16の底
部を貫通して第2現像槽16内へ突出している。管路56の
途中には供給ポンプ58(P7)が配置されており、これに
よって第2現像槽16内の現像液24が第1現像槽14へ供給
される。
置されている。このスプレーパイプ60は軸方向に沿っ
て、搬送ローラ対46に向かって開口された吐出口が複数
個設けられている。このスプレーパイプ60は後述する管
路94と連通されている。
が配置されている。このブラシ62は回転軸64が図示しな
い側板に回転可能に支持されており、図示しない駆動手
段の駆動力が伝達されて回転する。
シートを介して螺旋状の巻付けられ接着されている。こ
の絨毯ブラシはナイロン、ETEF、PPS、PP等で成形され
ている。また外径は40mmФ以下で20〜40mmΦが好まし
く、絨毯ブラシの線径は20〜70μに設定されている。ま
たこの絨毯ブラシの回転数は300rpmが以下に設定されて
おり、60〜200rpmが好ましい。
内へロールブラシを挿入して巻付けて形成しても良い。
このロールブラシは2本の線材に毛が固定されたブラシ
で、このブラシの線材を溝内へ挿入すると、毛が溝の外
側へ均一に散らばって突出し、放射状に立設した毛が回
転軸の回りに均一に配置される。このブラシは上記絨毯
ブラシと同じ材質で成形されている。
ラ38との間のPS版12の搬送路の下部にはブラシ62と同構
成のブラシ78が配置されている。
置されている。このけられ防止板80はブラシ82とガイド
ローラ36間を通過したPS版12の後端部のけられを防止し
ている。さらにブラシ78とガイドローラ38との間にはけ
られ防止板82が配置されている。このけられ防止板82は
けられ防止板80と同様にPS版12の後端部のけられを防止
している。
通された管路84が開口している。この管路84の途中には
ポンプ86(P6)が配置されている。また第1現像槽14の
上には給水タンク88と連通された管路90が開口されてい
て、この管路90の途中には給水ポンプ92(P2)が配置さ
れている。この給水ポンプ92は後述する電導度補充コン
トローラ176に接続されている。これにより第1現像槽1
4への給水が制御される。
開口する配管188が連通されており、現像原液供給ポン
プ190(P8)によって現像原液が現像槽14へ供給され
る。現像原液供給ポンプ190(P8)は電導度補充コント
ローラ176へ接続されており、現像原液の供給が制御さ
れる。
いる。この管路94の途中には電導度検出器96(S)、循
環ポンプ98、フイルタ100(F)が配置されており、他
端は再び第1現像槽14のスプレーパイプ54、60へ連通さ
れている。したがって、循環ポンプ98の作動によって第
1現像槽14の下部に貯留されている現像液24が管路94内
を連通してブィルタ100と電導度検出器96を通過した後
に再び第1現像槽14内のスプレーパイプ54、60へ送られ
る。これにより、現像液24中の汚れが取り除かれ、現像
液24の電導度が検出され、第1現像槽14内の現像液24が
撹拌される。
の電導度を検出して、第1現像槽14内の現像液24の電導
度を検出し、この検出結果を電導度補充コントローラー
176伝達する。
定の値に達したか否かを判断し、所定の値に達していな
い場合は給水ポンプ92、現像原液供給ポンプ190の少な
くとも一方を作動させて水又は現像原液のうちの少なく
とも一方を第1現像槽14へ供給する。
いる。この液面蓋102はPS版12の搬送方向の移動は図示
しないストツパで規制されているが、液面高さ方向の移
動は規制されていない。したがって第1現像槽14内の現
像液24の液量が少なくなって、現像液24の液面が低下す
るとこの低下に追従して液面蓋102は下降する。これに
よりの液面蓋102は現像液が空気中の炭酸ガスと接触す
ることにより生じる現像液の劣化を防止している。ま
た、現像液の蒸発を防止している。
カバー104が配置されている。この案内カバー104はそれ
ぞれ現像処理後に再度フィニッシャー処理をするために
第1現像槽14を飛び越えて第2現像槽16内へPS版12を案
内挿入する。
ーバーフロー槽18側へ折り曲げられており、第1現像槽
14内の現像液24がこの側壁上部をオーバーフローして、
オーバーフロー槽18内へ回収される。
壁上部には搬送ローラ対106が配置されている。これら
の搬送ローラ対106は図示しない側板に回転可能に支持
されており、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて
回転する。これらの搬送ローラ対106間にはガイドロー
ラ38、44間から送り出されたPS版12が挿入される。
当接配置されている。このローラ108は搬送ローラ106に
付着している第2現像槽16内の現像液24がオーバーフロ
ー槽18内へ混入するのを防止している。
ロー槽18内と、第2現像槽16内にローラ110、112がそれ
ぞれ当接配置されている。ローラ110は第1現像槽14内
のPS版12によって持ち出されて、搬送ローラ106へ付着
した現像液24が第2現像槽16内へ混入するのを防止して
いる。またローラ112は第2現像槽の現像液がオーバー
フロー槽18内へ混入するのを防止ている。
一端が底部から所定の高さ位置まで突出されており、こ
の管路114の底部からの高さによってオーバーフロー槽1
8内の現像液の液面高さが設定されている。この管路114
の他端は排液槽116内へ開口している。
ローラ対118が配置されている。これらの搬送ローラ対1
18は図示しない側板に回転可能に支持されており、図示
しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転する。これら
の搬送ローラ対118間には搬送ローラ対106間から送り出
されたPS版12が挿入される。これによりPS版12が第2現
像槽16の上部を略水平に搬送される。
の上方には前述したスプレーパイプ60と同構成のスプレ
ーパイプ120が配置されている。このスプレーパイプ120
の現像液24の吐出口は搬送ローラ106側へ向けて開口さ
れており、供給された現像液を搬送ローラ106とPS版12
の上面側との間へ吐出する。このスプレーパイプ120は
管路122の一端と連通されている。管路122の他端は第2
現像槽16の底部と連通されており、途中には循環ポンプ
124が配置されている。第2現像槽16の下部には現像液2
4が貯留されており、循環ポンプ124の作動によって現像
液24がスプレーパイプ120へ供給される。これにより現
像液2がPS版12の表面へ吐出され塗布される。
にはカイドローラ118が配置されている。このガイドロ
ーラ126はガイドローラ32と同様に軸方向に沿って複数
個の吐出口が形成されたスプレーパイプ128の外周に複
数個の弾性回転部材が軸支されて形成されている。この
スプレーパイプ128は管路122と連通されており循環ポン
プ124の作動で現像液24が供給される。
口が搬送ローラ118の下側ローラとPS版12の裏面側との
間に向けて開口している。これにより供給された現像液
24がPS版12の裏面側へ吐出され塗布される。
から所定の高さ位置まで突出されている。管路130の他
端は現像原液タンク132へ連通されている。管路130の途
中には原液供給ポンプ132(P1)が配置されている。こ
の原液供給ポンプ132は後述する処理補充コントローラ
ー164と接続されて、その作動が制御される。
端が底部かつ所定の高さ位置まで突出されている。管路
134の他端は給水タンク88へ連通されている。管路134の
途中には給水ポンプ136が配置されている。この給水ポ
ンプ136(P3)は処理補充コントローラー164と接続され
ており、その作動が制御される。
て第2現像槽内へ突出している。この第2現像槽16内へ
の突出高さが第2現像槽16内の現像液の液面高さを設定
している。管路138の他端は排液槽140へ開口しており、
管路138をオーバーフローした現像液が排出される。
には仕切板142が配設されている。この仕切板142は搬送
ローラ対118に付着した現像液がフィニッシャー槽20内
のフィニッシャー液内へ混入しないようにしている。
144が配置されている。これらの搬送ローラ対144は図示
しない側板に回転可能に支持されており、図示しない駆
動手段の駆動力が伝達されて回転する。搬送ローラ対14
4は搬送ロラ118より若干低い位置に配置されている。搬
送ローラ対144間には搬送ローラ対118間から送り出され
たPS版12が挿入される。これによりPS版12がフィニッシ
ャー槽20の上部を傾斜した状態で搬送される。
路の上方には前述したスプレーパイプ60と同構成のスプ
レーパイプ146が配置されている。このスプレーパイプ1
46のフィニッシャー液152の吐出口は搬送ローラ144側へ
向けて開口されており、供給されたフィニッシャー152
を搬送ローラ144とPS版12の上面側との間へ吐出する。
このスプレーパイプ146は管路148の一端と連通されてい
る。管路148の他端はフィニッシャー槽20の底部と連通
されており、途中には供給ポンプ150が配置されてい
る。フィニッシャー槽20の下部にはフィニッシャー液15
2が貯留されており、循環ポンプ150の作動によってこの
フィニッシャー液152がスプレーパイプ146へ供給され
る。これによりフィニッシャー液152がPS版12の表面へ
吐出され塗布される。
にはフィニッシャー液塗布ボツクス154が配置されてい
る。このフィニッシャー液塗布ボツクス154は断面形状
が略コ字状に形成されており、上部に向けて開口部154A
が形成されている。このフィニッシャー液塗布ボツクス
154内にはスプレーパイプ156が配置されている。このス
プレーパイプ156はスプレーパイプ146と同様に軸方向に
沿って複数個の吐出口がフィニッシャー液塗布ボツクス
154内の角部向けて形成されている。このスプレーパイ
プ156は管路148と連通されており循環ポンプ150の作動
でフィニッシャー液152がフィニッシャー液塗布ボツク
ス154内へ供給される。フィニッシャー液塗布ボツクス1
54内へ供給されたフィニッシャー液152は開口部154Aか
ら溢れ、整流板上へ流れ出て上部を貫通するPS版12の裏
面側へ塗布処理される。
一端が底部から所定の高さ位置まで突出されている。管
路158の他端はフィニッシャー液タンク160へ連通されて
いる。管路158の途中には原液供給ポンプ162(P4)が配
置されている。この原液供給ポンプ162は処理補充コン
トローラー164へ接続されて、その作動が制御される。
6の一端が底部から所定の位置まで突出されている。管
路166の他端は給水タンク88へ連通されている。管路166
の途中には給水ポンプ168(P5)が配置されている。こ
の給水ポンプ168は処理補充コントローラー164接続され
ており、その作動が制御される。
貫通してフィニッシャー槽20内へ突出している。このフ
ィニッシャー槽20内への突出高さがフィニッシャー槽20
のフィニッシャー液の液面高さを設定している。管路17
0の他端は排液槽172へ開口しており、管路170をオーバ
ーフローしたフィニッシャー液が排出される。
164へ接続される検出器174が配置されている。検出器17
4で感光性平版印刷版処理機10の挿入口におけるPS版12
の通過時間を検出し、予め設定したPS版の処理速度及び
PS版の幅寸法を併せて処理補充コントローラー164で感
光性平版印刷版処理機10へ挿入されるPS版12の面積を演
算する。
入り口側にはリエントリー版挿入口104Aが案内カバー10
4へ設けられている。このリエントリー版挿入口104Aに
はリエントリー用のPS版12が挿入され、第1現像槽14を
飛び越して第2現像槽16及びフィニッシャー槽20へ挿入
される。
理機10には、PS版12の入り口側に、この感光性平版印刷
版処理機10の作動を操作するための操作パネル180が設
けられている。この操作パネル180にはPS版12のリエン
トリー時にオン状態とされるスイツチ182が配置されて
いる。
導度補充コントローラ174へ接続され、PS版12のリエン
トリー時に作業者によってオン状態にされる。このスイ
ツチ182がオン状態にされることで、処理補充コントロ
ーラー116は供給ポンプ162と給水ポンプ168のみを作動
させて、フィニッシャー槽20内へ補充する。このリエン
トリー時には第1現像槽14及び第2現像槽16内には現像
原液及び水が供給されることがない。
送ローラ対22へ挿入された後に第1現像槽14のガイドロ
ーラ40とガイドローラ26との間に挿入され、第1現像槽
14内へ送り込まれる。このPS版12はガイドローラ28、3
0、48に案内され下降して、第1現像の中央部へ送られ
る。
からはずれることなく案内し、またガイド52はPS版12の
先端を搬送ローラ対46間へ挿入する働きをする。
送り出されたPS版12はガイドローラ32、34、36、42、3
8、44に案内されて上昇し第1現像槽14から送り出され
る。
擦られて、膨潤または溶解した不要な感光層が擦り取ら
れる。これによりPS版12が確実に現像される。
軸64、70が現像液中に配置され液面蓋102により現像液2
4の空気との接触が少なくなるので、現像液24の劣化が
防止されると共に第1現像槽14を小型にすることが出
来、コストを低減することが出来る。
ーフロー槽18内へ排出され所定の液面レベルを超えた現
像液24は管路114から排出槽116へ挿入される。
はほぼ完全に現像処理され、さらに第2現像槽16を通過
して補助的に現像される。
46によって挾持搬送されるとき絞られ、かつその直後に
スプレーパイプ54、60によって現像液24が吹付けられ、
循環ポンプ98によって第1現像14内の現像液が循環され
る。
ー槽18へ排出された現像液24の一部はポンプ86によって
管路84を通過して再び第1現像槽14内へ供給されるの
で、現像液24を有効に利用することができる。
106によって挾持搬送されながら現像液24が絞り取ら
れ、搬送ローラ対118間へ向けて送り出される。搬送ロ
ーラ対118へ向けて送り出されて第2現像槽16の上部を
ガイドローラ126に案内されながら略水平方向に搬送さ
れる。
0、スプレーパイプ128によって現像液24が吐出され塗布
される。これによりPS版12が完全に現像処理される。
するが、処理補充コントローラ164によって現像原液及
び水が現像槽16内へ補充され、この第2現像槽16から第
1現像槽14内へポンプ58によって補充され疲労が回復す
る。疲労した現像液24の一部はオーバーフロー槽18から
管路を通って排出槽116内へ排出される。
された版の面積に応じて、処理補充コントローラー164
によって第2現像槽16内へ補充され、この第2現像槽16
から第1現像槽14内へこの第2の現像槽16へ補充された
補充量とほぼ同量の現像液24が補充される。これによ
り、第2現像槽16で現像液24が塗布されるPS版12は第1
現像槽14で予め現像されているので第2現像槽16の現像
液24の処理による劣化は少ない。したがって、第1現像
槽14内へは第2現像槽内の現像液24が供給されるので、
現像液24を長期間使用することができる。
るので現像液24が空気により劣化することを防止してい
る。また、現像液の蒸発も防止している。これによっ
て、長期間安定して処理が可能となる。
12はリエントリー版挿入口104Aから搬送ローラ対106間
へ挿入された後に第2現像槽16を通過してフィニッシャ
ー槽20へ搬送される。フィニッシャー槽20の上部へ搬送
されたPS版12は再びフィニッシャー液が塗布処理され
る。
がオン状態とされて、フィニッシャー槽20内へフイニッ
シャー原液と水が供給されて補充される。このとき第1
現像槽14及び第2現像槽16内には現像原液及び水の補充
はなく、これによってPS版12が現像されないときに現像
液が補充されることがなく、現像液の組成が変化するこ
とがない。したがって現像液24で現像時にはPS版12を長
期に渡って安定して処理することが出来る。
像原液と水の補充はリエントリー時には行われることが
ない。
現像液が疲労する。この現像液の疲労度は処理されるPS
版12の面積を検出機174で検出し、処理補充コントロー
ラー164で演算し、現像原液と水とを第1現像槽14へ補
充し、この合計の補充量と同量の現像液を第2の現像槽
16から第1の現像槽14へ補充することにより現状液の劣
化を回復させることができる。
積を検出し、この検出結果に基づいて処理補充コントロ
ーラー164で原液供給ポンプ132と給水ポンプ136作動時
間が演算されPS版12の面積に応じた補充量だけ現像補充
液を供給すべく原液供給ポンプ132、給水ポンプ136が作
動されるようになっている。
によって電気電導度が検出されており、現像液24が濃縮
されて電気電導度が上昇し、所定値以上になると電導度
補充コントローラー176により水給水ポンプ92を作動さ
せて第1現像槽14へ供給する。また、電気電導度が低い
場合には、現像原液供給ポンプ190を作動させて現像原
液供給タンク132から第1現像槽14へ現像原液を供給す
る。また、第2現像槽18、フィニッシャー槽24へもあら
かじめ水蒸発量を測定しておき、水給水ポンプ92の作動
に比例して第2現像水給水ポンプ136、フィニッシャー
水給水ポンプ168を作動させる。この水補充量は10cc〜1
000cc/回に設定されている。
164によりフィニッシャー原液供給ポンプ162と給水ポン
プ168によりフィニッシャー原液と水が一定の割合で補
充されるようになっている。この補充では第1現像槽1
4、第2現像槽16、を通過して処理されたPS版がフィニ
ッシャー槽20を通過してフィニッシャー液が塗布処理さ
れる時の補充と、リエントリー時の補充がなされる。リ
エントリー時のフィニッシャー槽への補充はスイツチ18
2を作業者が操作することによって行われる。
2、ポンプ132、136の動作が禁止され、ポンプ162、168
のみが作動されるように制御される。
現像槽16内へ現像原液及び水が供給されることがなく、
現像液の補充がなされることがない。したがって、無駄
な現像液の補充をすることがなく、第1現像槽14と第2
現像槽16内の現像液の組成の変化がない。またフィニッ
シャー槽20には処理毎に補充されるので、長期に渡って
安定した処理をすることが出来る。
れ、前記面積補充と共に現像液24、フィニッシャー液15
2の活性度が一定に保たれ、長期に安定した現像処理が
可能となる。
用いるフィニッシャー槽の例を示したが、フィニッシャ
ー槽の代わりにリンス液を用いていてもよい。
の例を示したがこれに限らず、他の感光材料として水な
し平版印刷版の現像装置等感光性記録材料の現像装置に
本発明を適用することが出来る。
挿入する挿入口104Aの入り口部に設けて、リミツトスイ
ツチの如くPS版12の挿入によって作動されるようにして
も良い。
を示す概略構成図、第2図は感光性平版印刷版処理機の
外観を示す斜視図である。 10……感光性平版印刷版処理機、 12……感光性平版印刷版(PS版)、 14……第1現像槽、 16……第2現像槽、 18……オーバーフロー槽、 20……フィニッシャー槽、 24……現像液、 88……給水タンク、 160……フィニッシャー原液タンク(フィニッシャー液
補充手段)、 162……供給ポンプ(フィニッシャー液補充手段)、 168……給水ポンプ、 164……処理液補充コントローラー(フィニッシャー液
補充手段)、 182……スイツチ(作動開始用スイツチ)。
Claims (3)
- 【請求項1】画像露光されて挿入口から挿入される感光
材料を現像処理する現像部と、前記現像部の後流側に感
光材料にフィニッシャー液を塗布するフィニッシャー部
又はリンス液を塗布するリンス部を感光材料の搬送経路
に沿って備えた感光材料処理装置であって、前記現像部
に現像補充液を補充する現像補充液補充手段と、前記フ
ィニッシャー部にフィニッシャー補充液を補充するフィ
ニッシャー補充液補充手段又は前記リンス部にリンス補
充液を補充するリンス補充液補充手段と、前記現像部に
続いて前記フィニッシャー部又は前記リンス部で処理さ
れた感光材料にフィニッシャー液又はリンス液を再塗布
するために前記感光材料処理装置の前記フィニッシャー
部又は前記リンス部より上流側の前記感光材料の搬送経
路に感光材料を再挿入する再挿入口と、感光材料の再挿
入時に前記フィニッシャー補充液補充手段又は前記リン
ス補充液補充手段を作動させ、前記現像補充液補充手段
の作動を停止する制御手段と、を設けたことを特徴とす
る感光材料処理装置。 - 【請求項2】前記制御手段を、マニュアルスイッチによ
り作動させることを特徴とする請求項1記載の感光材料
処理装置。 - 【請求項3】前記制御手段を、前記再挿入口に設けた感
光材料挿入検出手段により作動させることを特徴とする
請求項1記載の感光材料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22532789A JP2522835B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 感光材料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22532789A JP2522835B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 感光材料処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0387836A JPH0387836A (ja) | 1991-04-12 |
JP2522835B2 true JP2522835B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=16827616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22532789A Expired - Fee Related JP2522835B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 感光材料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2522835B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2346621B1 (de) | 2008-11-14 | 2013-05-01 | Alfred Kärcher GmbH & Co. KG | Hochdruckreinigungsgerät |
CN102292543B (zh) | 2009-02-13 | 2015-02-18 | 阿尔弗雷德·凯驰两合公司 | 马达泵单元 |
WO2010091699A1 (de) | 2009-02-13 | 2010-08-19 | Alfred Kärcher Gmbh & Co. Kg | Motorpumpeneinheit |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP22532789A patent/JP2522835B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0387836A (ja) | 1991-04-12 |
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