JP2582082Y2 - テレビジョン受信機 - Google Patents

テレビジョン受信機

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JP2582082Y2
JP2582082Y2 JP1991079142U JP7914291U JP2582082Y2 JP 2582082 Y2 JP2582082 Y2 JP 2582082Y2 JP 1991079142 U JP1991079142 U JP 1991079142U JP 7914291 U JP7914291 U JP 7914291U JP 2582082 Y2 JP2582082 Y2 JP 2582082Y2
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良白 雪吉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビジョン受信機の
音声検波回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音声検波回路は特公昭57−13
167号公報(H03D 3/06)に記載の回路が用
いられている。図5にそのブロック図を示す。この図に
おいて、1はSIF信号を検波し音声信号にするIC等
の信号処理回路であり、11は入力された信号を増幅す
る増幅回路、4’は位相シフトする位相シフト回路、1
2は位相をシフトさせたときの信号によりFM検波を行
い音声信号を出力するFM検波回路である。1a、1
b、1c、1dは夫々信号処理回路の端子である。
【0003】そして、入力されたFM変調されているS
IF信号は増幅回路11で増幅されて、振幅制御され
る。また、FM検波回路12は増幅回路11の出力信号
と位相シフト回路4’によって、位相が90°ずれた信
号とを乗算する。ここで、FM検波はクウォドラチャで
検波しており、これは2重平衡接続で能動的にFM検波
を行うので検波感度が高く、検波出力電圧の大きいこと
が利点である。FM検波回路12は音声信号を出力す
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】VTR(Video
Tape Recorder)、BS(Broadca
sting Satellite)チューナ等の再変調
テレビジョン信号の映像キャリアと音声キャリアの差は
RFモジュレ−タのばらつき、温度特性、経時変化等に
より正規の周波数(例えば日本では4.5MHz)から
ずれてしまう場合がある。
【0005】正規の周波数よりずれたとき、従来の方式
では音声検波回路の中心周波数からずれた点でFM検波
されるために、復調の出力のレベルの低下や歪み率の劣
化がおこる。
【0006】そこで、音声検波の共振特性のQを低下さ
せ(つまりSカーブを緩やかにして)、SIF信号の周
波数のずれに対する影響を小さくすることが考えられ
る。
【0007】しかし、この場合は音声の復調の出力レベ
ルが低下するので、後段の増幅器のゲインを増幅させて
補うと、音声のSN比の劣化がおこる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は入力された音声
信号を増幅する増幅回路と、該増幅回路の出力位相をシ
フトする位相シフト回路と、前記増幅回路の出力と該位
相シフト回路の出力を検波する検波回路とからなるテレ
ビジョン受信機において、前記検波回路の出力により制
御電圧を発生する制御回路を備え、該制御回路の出力は
前記位相シフト回路の位相シフト量を制御して上記入力
された音声信号の周波数のずれに応じて該ずれた周波数
に前記位相シフト回路が共振するようにしたことを特徴
とする構成である。
【0009】
【作用】本考案は、入力SIF信号の正規の周波数から
のずれを電圧の変化に変換して、その電圧を位相シフト
回路の可変容量ダイオードに印加することで周波数のず
れを補正する。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。尚、従来例と同一部分には同一符号を付け説明は省
略する。
【0011】2は信号処理回路の出力信号を平滑化する
積分回路、3は平滑化された信号を基準電圧と比較し、
制御電圧を出力する比較回路である。4は制御電圧によ
って、位相シフトの量を変化する位相シフト回路であ
る。
【0012】図2は回路の具体的な構成を示す。上記積
分回路2は抵抗R3とコンデンサC1を構成される。
尚、この積分回路2の時定数は大きいものであり、音声
の大きさが変動してもほとんど影響しない。
【0013】また、比較回路3はトランジスタTR3、
TR4による差動増幅回路によって構成される回路であ
り、抵抗R6、R7は夫々トランジスタTR3、TR4
のコレクタ抵抗、抵抗R8は両トランジスタTR3、T
R4のエミッタに共通に接続された抵抗、抵抗R4、R
5は一方のトランジスタTR3のベース電圧を得るため
の分圧抵抗である。抵抗R9、R10は他方のトランジ
スタTR4のベース電圧を得るための分圧抵抗である。
【0014】さらに、位相シフト回路4は抵抗R11、
コンデンサC2、可変コイルL1とコンデンサC3、C
4、可変容量ダイオードZD1の直列回路が全て並列に
構成する。
【0015】また、コンデンサC2と可変容量ダイオー
ドZD1との接続に比較回路3のトランジスタTR4の
コレクタが接続されて、コンデンサC4と可変容量ダイ
オードZD1との接続にバイアス電圧が、抵抗R12、
R13の分圧抵抗によって印加される。
【0016】図3はFM検波回路の電圧特性図である。
この図からもわかるように正しい受信時の曲線Aにおい
て、周波数f0から高い周波数Δfだけずれたとき、出
力電圧は電圧V0から高いほうへ電圧ΔVだけずれる。
つまり、一定の範囲において出力電圧は周波数に正比例
して出力される。
【0017】図4はFM検波回路の検波特性図である。
この図の曲線B、B’は復調出力レベル、曲線C、C’
は歪み率を示す。上記と同様に周波数f0から周波数Δ
fだけ高いほうへずれたとき、曲線Bにおいて、出力レ
ベルはレベルG0からΔGだけ下がり、また、曲線Cに
おいて、歪み率d0から歪み率Δdだけ下がり、検波特
性が悪くなる。
【0018】次に動作を説明する。
【0019】まず、SIF信号は信号処理回路1の増幅
回路11に入力され、増幅された信号はFM検波回路1
2に入力される。ここで、増幅回路11よりFM検波回
路12へは2線路で接続され、2線間は通常位相シフト
回路4によって、90°の位相差がある。
【0020】FM検波回路12の出力は積分回路2で平
均化されて、基準電圧と比較回路3で比較される。ここ
で、比較回路3は正規の周波数であるときに90°の位
相シフトするように制御電圧を出力する。
【0021】正規の周波数の場合、FM検波回路12の
出力から積分回路2によって得た直流電圧V0を差動増
幅回路のトランジスタTR3に入力する。一方、トラン
ジスタTR4には抵抗R9、R10の分圧による基準電
圧が入力される。この差動増幅回路のトランジスタTR
4のコレクタの電圧(a点の電圧)が位相シフト回路4
の可変容量ダイオードZD1に印加され、この共振回路
は周波数f0を中心に共振し続ける。
【0022】例えば日本の場合、4.5MHzの周波数
のSIF信号が信号処理回路1に入力される。その時、
位相シフト回路4は4.5MHzで共振するように可変
容量ダイオードZD1に所定の電圧が印加されている。
【0023】次に、入力のSIF信号の周波数に周波数
ずれが生じ、周波数f0よりΔfだけ高いほうへずれた
場合を考える。この時、FM検波回路12の出力は位相
のずれにより、図3の曲線Aに示すように周波数f0か
ら周波数(f0+Δf)にずれたとき曲線Aの直流電圧
V0から曲線Aの直流電圧(V0+ΔV)に変わる。
【0024】前述と同様にこの電圧(V0+ΔV)は積
分回路2で平滑化され、差動増幅回路のトランジスタT
R3のベースに入力される。また、この電圧は正規に周
波数f0のときよりも高いので、差動増幅回路のトラン
ジスタTR4のコレクタに出力される電圧は高くなる。
【0025】そのため、位相シフト回路12の可変容量
ダイオードZD1には正規の周波数f0のときより高い
電圧が印加され、共振周波数はΔfだけ位相シフトす
る。
【0026】よって、入力信号のSIF信号がΔfだけ
変化しても、図3の如く位相シフト回路12はその位相
シフト量である共振周波数が、周波数Δfだけ変化する
ために、曲線Aは曲線A’に変わり、音声出力の中心電
圧はV0となる。
【0027】そして、同様に図4に示す復調出力レベ
ル、歪率も周波数(f0+Δf)をピーク値にもつ曲線
B’、C’に変わる。
【0028】よって、復調出力レベル、歪率も周波数の
変動に追従して、特性曲線の周波数を変えて最適な位置
で得られる。
【0029】即ち、入力信号に周波数ずれが生じても、
その周波数ずれの量だけ位相シフト回路の共振点をずら
すことによって、良好な音声信号を得ることができる。
【0030】
【考案の効果】本考案は、音声出力のDC電圧をもとに
得られた制御電圧によって、FM検波器の中心周波数だ
が正規の値からずれたテレビジョン信号を受信した場合
でも、音声出力レベルの歪み率の劣化はなく、良好なテ
レビジョン信号の音声を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す音声検波回路のブロッ
ク図である。
【図2】本考案の一実施例を示す音声検波回路の回路図
である。
【図3】FM検波回路の周波数特性図である。
【図4】FM検波回路の検波特性図である。
【図5】従来の音声検波回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 信号処理回路 11 増幅回路 12 FM検波回路 2 積分回路 3 比較回路 4 位相シフト回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された音声信号を増幅する増幅回路
    と、該増幅回路の出力位相をシフトする位相シフト回路
    と、前記増幅回路の出力と該位相シフト回路の出力を検
    波する検波回路とからなるテレビジョン受信機におい
    て、 前記検波回路の出力により制御電圧を発生する制御回路
    を備え、該制御回路の出力は前記位相シフト回路の位相
    シフト量を制御して上記入力された音声信号の周波数の
    ずれに応じて該ずれた周波数に前記位相シフト回路が共
    振するようにしたことを特徴とするテレビジョン受信
    機。
JP1991079142U 1991-09-30 1991-09-30 テレビジョン受信機 Expired - Fee Related JP2582082Y2 (ja)

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JPS5713167A (en) * 1980-06-30 1982-01-23 Hitachi Ltd Coating method for heat resistant alloy
JPH03184481A (ja) * 1989-12-13 1991-08-12 Toshiba Corp テレビジョン受像機

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