JP2581901Y2 - 二軸双眼鏡における基軸の開閉機構 - Google Patents
二軸双眼鏡における基軸の開閉機構Info
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- JP2581901Y2 JP2581901Y2 JP1992043824U JP4382492U JP2581901Y2 JP 2581901 Y2 JP2581901 Y2 JP 2581901Y2 JP 1992043824 U JP1992043824 U JP 1992043824U JP 4382492 U JP4382492 U JP 4382492U JP 2581901 Y2 JP2581901 Y2 JP 2581901Y2
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B23/00—Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
- G02B23/16—Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight
- G02B23/18—Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight for binocular arrangements
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二軸双眼鏡における基
軸の開閉機構に関するものである。
軸の開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術として図2にその構造を示す。
材質は右鏡体21、左鏡体22、はアルミダイカスト、
基板23はアルミダイカストまたはアルミ合金、鋼球2
4、24’25、25’、及び軸受ネジ26、26’、
は鉄である。基板23の形状は、偏平な板状であり中心
部にピント調節用部材が入るべく角穴、嵌合穴が設けら
れている。基軸開閉の回転トルクは軸受ネジ26、2
6’、の締め付け力のみで決まる。
材質は右鏡体21、左鏡体22、はアルミダイカスト、
基板23はアルミダイカストまたはアルミ合金、鋼球2
4、24’25、25’、及び軸受ネジ26、26’、
は鉄である。基板23の形状は、偏平な板状であり中心
部にピント調節用部材が入るべく角穴、嵌合穴が設けら
れている。基軸開閉の回転トルクは軸受ネジ26、2
6’、の締め付け力のみで決まる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、基軸の開閉作動において、その繰り返し回
数が多くなる程、右鏡体21、左鏡体22、及び基板2
3、への鋼球24、24’、25、25’、の当たり面
が摩耗して回転トルクがゆるくなるという問題点があっ
た。また、左右鏡体21、22、へ衝撃が加わった時に
も、鋼球24、24’、25、25’、の当たり面が若
干凹んで回転トルクがゆるくなってしまうという欠点も
あった。本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、基軸開閉の
耐久性、衝撃性の優れた二軸双眼鏡における基軸の開閉
機構の提供にある。
においては、基軸の開閉作動において、その繰り返し回
数が多くなる程、右鏡体21、左鏡体22、及び基板2
3、への鋼球24、24’、25、25’、の当たり面
が摩耗して回転トルクがゆるくなるという問題点があっ
た。また、左右鏡体21、22、へ衝撃が加わった時に
も、鋼球24、24’、25、25’、の当たり面が若
干凹んで回転トルクがゆるくなってしまうという欠点も
あった。本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、基軸開閉の
耐久性、衝撃性の優れた二軸双眼鏡における基軸の開閉
機構の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的のために本考案
では、互いの光軸が平行な状態を維持しつつ左右の鏡筒
間隔を変えられるよう、左鏡筒が該光軸に平行な第1軸
に対し、右鏡筒が該光軸に平行な第2軸に対してそれぞ
れ揺動可能とする二軸双眼鏡における基軸の開閉機構に
おいて、前記左右鏡筒の間に配置される基板と、前記基
板に形成された凸部と前記左鏡筒に形成された突出部と
の間の前記第1軸上に配置され、前記左鏡筒を前記基板
に対して揺動可能に支持する第1支持部と、前記基板に
形成された凸部と前記右鏡筒に形成された突出部との間
の前記第2軸上に配置され、前記右鏡筒を前記基板に対
して揺動可能に支持する第2支持部と、前記基板の前記
第1支持部の近傍及び前記第2支持部の近傍にそれぞれ
設けられ、前記第1,第2支持部を前記光軸と同一方向
に撓ませるための溝部とを有することを課題解決の手段
とするものである。
では、互いの光軸が平行な状態を維持しつつ左右の鏡筒
間隔を変えられるよう、左鏡筒が該光軸に平行な第1軸
に対し、右鏡筒が該光軸に平行な第2軸に対してそれぞ
れ揺動可能とする二軸双眼鏡における基軸の開閉機構に
おいて、前記左右鏡筒の間に配置される基板と、前記基
板に形成された凸部と前記左鏡筒に形成された突出部と
の間の前記第1軸上に配置され、前記左鏡筒を前記基板
に対して揺動可能に支持する第1支持部と、前記基板に
形成された凸部と前記右鏡筒に形成された突出部との間
の前記第2軸上に配置され、前記右鏡筒を前記基板に対
して揺動可能に支持する第2支持部と、前記基板の前記
第1支持部の近傍及び前記第2支持部の近傍にそれぞれ
設けられ、前記第1,第2支持部を前記光軸と同一方向
に撓ませるための溝部とを有することを課題解決の手段
とするものである。
【0005】
【作用】本考案においては、左右鏡筒を支持する基盤の
支持部近傍に溝部を設け、その溝部の作用によって基板
支持部を若干撓ませて、常にバネ力をきかせる如くした
ので、基軸開閉の耐久性、衝撃性を向上させることがで
きる。
支持部近傍に溝部を設け、その溝部の作用によって基板
支持部を若干撓ませて、常にバネ力をきかせる如くした
ので、基軸開閉の耐久性、衝撃性を向上させることがで
きる。
【0006】
【実施例】以下、本考案に係わる二軸双眼鏡における基
軸の開閉機構の一実施例について、図1に基づいて説明
する。図1に示すように、左右の鏡筒1,2には、それ
ぞれ対物レンズ17,17’が設けられている対物レン
ズ筒11,11’と接眼レンズ19,19’が設けられ
ている接眼レンズ筒16,16’とダハプリズム18,
18’とが設けられている。
軸の開閉機構の一実施例について、図1に基づいて説明
する。図1に示すように、左右の鏡筒1,2には、それ
ぞれ対物レンズ17,17’が設けられている対物レン
ズ筒11,11’と接眼レンズ19,19’が設けられ
ている接眼レンズ筒16,16’とダハプリズム18,
18’とが設けられている。
【0007】左右の鏡筒1,2は、互いの光軸が平行な
状態を維持しつつ左右の鏡筒間隔を変えられるよう、仮
想の二軸を中心として揺動可能に基板3に連結されてい
る。左右鏡筒1,2の側部には、その前部及び後部に、
それぞれ他方の鏡筒2,1方向に突出部が設けられてお
り、この2つの突出部によって基板3に対向する凹部が
形成されている。一方基板3には、これらの凹部に対向
する凸部が形成されている。鏡筒1,2の各凹部の側部
と基板3のこれに対向する各位置との間には、鋼球4,
4’,5,5’が埋め込まれており、この前の鋼球5,
5’と後の鋼球4,4’を結ぶ線が仮想の軸を構成して
いる。なお、鏡筒1,2の後部に形成されている凸部に
は、鋼球4,4’が摺動する軸受ネジ6,6’が埋め込
まれている。
状態を維持しつつ左右の鏡筒間隔を変えられるよう、仮
想の二軸を中心として揺動可能に基板3に連結されてい
る。左右鏡筒1,2の側部には、その前部及び後部に、
それぞれ他方の鏡筒2,1方向に突出部が設けられてお
り、この2つの突出部によって基板3に対向する凹部が
形成されている。一方基板3には、これらの凹部に対向
する凸部が形成されている。鏡筒1,2の各凹部の側部
と基板3のこれに対向する各位置との間には、鋼球4,
4’,5,5’が埋め込まれており、この前の鋼球5,
5’と後の鋼球4,4’を結ぶ線が仮想の軸を構成して
いる。なお、鏡筒1,2の後部に形成されている凸部に
は、鋼球4,4’が摺動する軸受ネジ6,6’が埋め込
まれている。
【0008】基板3の前記仮想軸の近傍には、該仮想軸
の軸方向に軸受ネジ6,6’のねじ込みの際に若干軸受
部に撓みを持たせるための溝3a,3a’,3b,3
b’が設けられている。なお、軸受ネジ6,6’は、ね
じ込みの際、基準開閉トルクが所望の重さに設定された
ときに接着して固定される。従って、溝3a,3a’,
3b,3b’による適度の撓みは、軸受ネジ6,6’の
ねじ込み力によって得られる。上記の如く構成された基
軸の開閉機構によって二軸双眼鏡の2つの鏡筒間の間隔
を自在に変えることができる。
の軸方向に軸受ネジ6,6’のねじ込みの際に若干軸受
部に撓みを持たせるための溝3a,3a’,3b,3
b’が設けられている。なお、軸受ネジ6,6’は、ね
じ込みの際、基準開閉トルクが所望の重さに設定された
ときに接着して固定される。従って、溝3a,3a’,
3b,3b’による適度の撓みは、軸受ネジ6,6’の
ねじ込み力によって得られる。上記の如く構成された基
軸の開閉機構によって二軸双眼鏡の2つの鏡筒間の間隔
を自在に変えることができる。
【0009】なお、本実施例では溝3a,3a’,3
b,3b’を仮想軸と直交する方向に設けているが、こ
れにこだわるものではなく、軸受部に若干の撓みをもた
せることが可能であればよく、その形状、位置をとくに
限定するものではない。
b,3b’を仮想軸と直交する方向に設けているが、こ
れにこだわるものではなく、軸受部に若干の撓みをもた
せることが可能であればよく、その形状、位置をとくに
限定するものではない。
【0010】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、鏡筒と基
板の基軸回転部に常にバネ力が働いているため、耐久
性、衝撃性が優れていると同時に作動時の手感が良いと
いう効果もある。
板の基軸回転部に常にバネ力が働いているため、耐久
性、衝撃性が優れていると同時に作動時の手感が良いと
いう効果もある。
【図1】本考案の一実施例の双眼鏡を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図2】従来例の双眼鏡の部分断面図である。
3 基板 3a,3a’,3b,3b’ 溝
Claims (1)
- 【請求項1】互いの光軸が平行な状態を維持しつつ左右
の鏡筒間隔を変えられるよう、左鏡筒が該光軸に平行な
第1軸に対し、右鏡筒が該光軸に平行な第2軸に対して
それぞれ揺動可能とする二軸双眼鏡における基軸の開閉
機構において、 前記左右鏡筒の間に配置される基板と、 前記基板に形成された凸部と前記左鏡筒に形成された突
出部との間の前記第1軸上に配置され、前記左鏡筒を前
記基板に対して揺動可能に支持する第1支持部と、 前記基板に形成された凸部と前記右鏡筒に形成された突
出部との間の前記第2軸上に配置され、前記右鏡筒を前
記基板に対して揺動可能に支持する第2支持部と、前記基板の 前記第1支持部の近傍及び前記第2支持部の
近傍にそれぞれ設けられ、前記第1,第2支持部を前記
光軸と同一方向に撓ませるための溝部とを有することを
特徴とする二軸双眼鏡における基軸の開閉機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043824U JP2581901Y2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 二軸双眼鏡における基軸の開閉機構 |
TW082103680A TW229274B (en) | 1992-06-24 | 1993-05-11 | Open/close mechanism for the base axis of two-axis binocular telescope |
KR1019930010197A KR100286627B1 (ko) | 1992-06-24 | 1993-06-07 | 2축쌍안경의 기축 개폐기구 |
CN93107439A CN1038534C (zh) | 1992-06-24 | 1993-06-23 | 二轴双筒望远镜中基轴的开闭机构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043824U JP2581901Y2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 二軸双眼鏡における基軸の開閉機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064724U JPH064724U (ja) | 1994-01-21 |
JP2581901Y2 true JP2581901Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=12674503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992043824U Expired - Fee Related JP2581901Y2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 二軸双眼鏡における基軸の開閉機構 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581901Y2 (ja) |
KR (1) | KR100286627B1 (ja) |
CN (1) | CN1038534C (ja) |
TW (1) | TW229274B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102789242A (zh) * | 2012-09-03 | 2012-11-21 | 中国科学院国家天文台南京天文光学技术研究所 | 实现天文望远镜扭转角非线性干扰补偿的控制系统 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2920583C2 (de) * | 1979-05-21 | 1986-11-06 | Ernst Leitz Wetzlar Gmbh, 6330 Wetzlar | Binokulares Fernrohr mit Innenfokussierung |
JPH0540489Y2 (ja) * | 1986-09-02 | 1993-10-14 | ||
US4848887A (en) * | 1987-11-03 | 1989-07-18 | Jason Empire, Inc. | Fixed focus binoculars |
DE8815913U1 (de) * | 1988-12-22 | 1989-03-09 | Leica GmbH, 6336 Solms | Binokulares Fernrohr |
US4989964A (en) * | 1989-06-07 | 1991-02-05 | Meise William H | Rear-view mirror |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP1992043824U patent/JP2581901Y2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-11 TW TW082103680A patent/TW229274B/zh active
- 1993-06-07 KR KR1019930010197A patent/KR100286627B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1993-06-23 CN CN93107439A patent/CN1038534C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH064724U (ja) | 1994-01-21 |
KR100286627B1 (ko) | 2001-04-16 |
TW229274B (en) | 1994-09-01 |
KR940000888A (ko) | 1994-01-10 |
CN1038534C (zh) | 1998-05-27 |
CN1080728A (zh) | 1994-01-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |