JP2581705Y2 - ショックアブソーバ - Google Patents
ショックアブソーバInfo
- Publication number
- JP2581705Y2 JP2581705Y2 JP920791U JP920791U JP2581705Y2 JP 2581705 Y2 JP2581705 Y2 JP 2581705Y2 JP 920791 U JP920791 U JP 920791U JP 920791 U JP920791 U JP 920791U JP 2581705 Y2 JP2581705 Y2 JP 2581705Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- cylinder
- gas filling
- filling hole
- shock absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の車体と車軸間に
介装されて路面の振動を減衰するショックアブソーバに
関する。
介装されて路面の振動を減衰するショックアブソーバに
関する。
【０００２】
【従来の技術】この種、ショックアブソーバとして例え
ば図２に示すものが開発されている。
ば図２に示すものが開発されている。
【０００３】これは、シリンダ１内にピストンを介して
ピストンロッド７が移動自在に挿入され、ピストンロッ
ド７はブラケット１１を介して車体側に接続されてい
る。シリンダ１の上端部にはバンプストッパ２が設けら
れ、ピストンロッド７の上部にクッションラバー３が設
けられている。
ピストンロッド７が移動自在に挿入され、ピストンロッ
ド７はブラケット１１を介して車体側に接続されてい
る。シリンダ１の上端部にはバンプストッパ２が設けら
れ、ピストンロッド７の上部にクッションラバー３が設
けられている。
【０００４】圧縮作動時にはベースバルブ１２等の減衰
力発生装置で減衰力を発生し、バンプストッパ２がクッ
ションラバー３に当接した後にはクッションラバー３の
圧縮による緩衝作用で車体側への衝撃力を緩和させてい
る。
力発生装置で減衰力を発生し、バンプストッパ２がクッ
ションラバー３に当接した後にはクッションラバー３の
圧縮による緩衝作用で車体側への衝撃力を緩和させてい
る。
【０００５】このようなショックアブソーバでは、シリ
ンダ１の下部ロアキャップ４からバンプストッパ２まで
の長さｌはストロークを確保できる最小長さに成形し、
取付長さＬに対する余裕部分にはスペーサ６を介在させ
ている。
ンダ１の下部ロアキャップ４からバンプストッパ２まで
の長さｌはストロークを確保できる最小長さに成形し、
取付長さＬに対する余裕部分にはスペーサ６を介在させ
ている。
【０００６】スペーサ６はパイプ材で成形され、上端が
ロアキャップ４に溶接９で結合され、下端はブラケット
５たるアイの弯曲した外面１０に溶接８で固着されてい
る。この為、シリンダ等が短かく、スペーサ６が軽量で
あるから、全体のショックアブソーバが小型で軽量化が
図れる利点がある。
ロアキャップ４に溶接９で結合され、下端はブラケット
５たるアイの弯曲した外面１０に溶接８で固着されてい
る。この為、シリンダ等が短かく、スペーサ６が軽量で
あるから、全体のショックアブソーバが小型で軽量化が
図れる利点がある。
【０００７】更にロアキャップ４の中央にはガス封入孔
を設け、ここからガスを封入後この孔に栓１３を挿入
し、その後スペーサ６を溶接させている。
を設け、ここからガスを封入後この孔に栓１３を挿入
し、その後スペーサ６を溶接させている。
【０００８】
【考案が解決しようとする課題】上記のショックアブソ
ーバでは、ブラケット５の弯曲した外面１０が環状で中
央がくぼんでいること、スペーサ６がパイプであり、下
端が水平に切断されていることから、溶接８はスペーサ
６と外面１０とが当接している部分、いいかえれば、ス
ペーサ６の下部両側面にしか溶着できず、スペーサ６と
外面１０の中央くぼみ部との間に隙間が発生し、溶接を
自動化することが困難となる不具合がある。更にガスや
作動油の封入後にスペーサ９をロアキャップに溶接する
と溶接時に作動油等に変質をおこさせる不具合もある。
ーバでは、ブラケット５の弯曲した外面１０が環状で中
央がくぼんでいること、スペーサ６がパイプであり、下
端が水平に切断されていることから、溶接８はスペーサ
６と外面１０とが当接している部分、いいかえれば、ス
ペーサ６の下部両側面にしか溶着できず、スペーサ６と
外面１０の中央くぼみ部との間に隙間が発生し、溶接を
自動化することが困難となる不具合がある。更にガスや
作動油の封入後にスペーサ９をロアキャップに溶接する
と溶接時に作動油等に変質をおこさせる不具合もある。
【０００９】そこで、本考案の目的は、ロアキャップと
ブラケットとの間に介在させたスペーサの溶接、特にス
ペーサの下端とブラケットの弯曲した外面との間の溶接
を簡単にし、且つ自動化ができ、しかも封入された作動
油等に溶接時の悪影響を与えないショックアブソーバを
提供することである。
ブラケットとの間に介在させたスペーサの溶接、特にス
ペーサの下端とブラケットの弯曲した外面との間の溶接
を簡単にし、且つ自動化ができ、しかも封入された作動
油等に溶接時の悪影響を与えないショックアブソーバを
提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の構成は、シリンダと、シリンダ内にピスト
ンを介して移動自在に挿入したピストンロッドと、ピス
トンロッドの上端に設けた車体側ブラケットと、シリン
ダ下部のロアキャップと弯曲して中央がくぼんだ外面を
有する車軸側ブラケットとの間に介在させたパイプ状の
スペーサと、を備えているショックアブソーバにおい
て、ロアキャップの下部中央にスペーサ内と連通するガ
ス封入孔を形成し、スペーサの上端をロアキャップの下
面に溶接させ、更にスペーサの下端部を円錐状に形成
し、当該円錐状下端部の先端にガス封入孔を設け、この
ガス封入孔に栓を挿入後、前記先端外周を車軸側ブラケ
ットの外面中央に溶接させたことを特徴とするものであ
る。
め、本考案の構成は、シリンダと、シリンダ内にピスト
ンを介して移動自在に挿入したピストンロッドと、ピス
トンロッドの上端に設けた車体側ブラケットと、シリン
ダ下部のロアキャップと弯曲して中央がくぼんだ外面を
有する車軸側ブラケットとの間に介在させたパイプ状の
スペーサと、を備えているショックアブソーバにおい
て、ロアキャップの下部中央にスペーサ内と連通するガ
ス封入孔を形成し、スペーサの上端をロアキャップの下
面に溶接させ、更にスペーサの下端部を円錐状に形成
し、当該円錐状下端部の先端にガス封入孔を設け、この
ガス封入孔に栓を挿入後、前記先端外周を車軸側ブラケ
ットの外面中央に溶接させたことを特徴とするものであ
る。
【００１１】
【作用】あらかじめロアキャップに結合したスペーサの
ガス封入孔よりスペーサ内を通してロアキャップのガス
封入孔よりガスが封入される。その後、スペーサのガス
封入孔に栓を挿入し、円錐状下端部の先端はブラケット
の弯曲した外面中央くぼみに当接し、スペーサの先端外
周全域とブラケットの外面との間で溶接が行なえる。
ガス封入孔よりスペーサ内を通してロアキャップのガス
封入孔よりガスが封入される。その後、スペーサのガス
封入孔に栓を挿入し、円錐状下端部の先端はブラケット
の弯曲した外面中央くぼみに当接し、スペーサの先端外
周全域とブラケットの外面との間で溶接が行なえる。
【００１２】
【実施例】以下本考案の実施例を図１にもとづいて説明
する。
する。
【００１３】ショックアブソーバは、シリンダ１と、シ
リンダ１内にピストンを介して移動自在に挿入したピス
トンロッド７と、ピストンロッド７の上端に設けた車体
側ブラケット１１と、シリンダ１の下端ロアキャップ４
にあらかじめ溶接されたスペーサ１６と、スペーサ１６
に溶接された車軸側ブラケット５とを備えている。
リンダ１内にピストンを介して移動自在に挿入したピス
トンロッド７と、ピストンロッド７の上端に設けた車体
側ブラケット１１と、シリンダ１の下端ロアキャップ４
にあらかじめ溶接されたスペーサ１６と、スペーサ１６
に溶接された車軸側ブラケット５とを備えている。
【００１４】シリンダ１内にはベースバルブ１２等の減
衰力発生機構を有し、シリンダ１の上端部にはバンプス
トッパ２が設けられている。
衰力発生機構を有し、シリンダ１の上端部にはバンプス
トッパ２が設けられている。
【００１５】ピストンロッド７の上部にはクッションラ
バー３とカバー１７が設けられ、圧縮時にバンプストッ
パ２がクッションラバー３に当接し、更に圧縮するとク
ッションラバー３が衝撃を緩和する。
バー３とカバー１７が設けられ、圧縮時にバンプストッ
パ２がクッションラバー３に当接し、更に圧縮するとク
ッションラバー３が衝撃を緩和する。
【００１６】スペーサ１６はパイプ材を切断して成形
し、その下端部１９を底付き円錐状に形成している。
し、その下端部１９を底付き円錐状に形成している。
【００１７】スペーサ１６の上端部１８は水平に切断さ
れ、ロアキャップ４の弯曲した中央凸部に当接し、あら
かじめ両者を大電流を流して突合せ溶接している。
れ、ロアキャップ４の弯曲した中央凸部に当接し、あら
かじめ両者を大電流を流して突合せ溶接している。
【００１８】ロアキャップ４の中央にはスペーサ１６内
に連通するガス封入孔２０が形成され、スペーサ１６の
下端部１９中央にもガス封入孔が形成され、これらの孔
を介してあらかじめシリンダ１内にガス封入される。ガ
ス封入後はスペーサ１６側のガス封入孔に栓２１を挿入
して密封する。
に連通するガス封入孔２０が形成され、スペーサ１６の
下端部１９中央にもガス封入孔が形成され、これらの孔
を介してあらかじめシリンダ１内にガス封入される。ガ
ス封入後はスペーサ１６側のガス封入孔に栓２１を挿入
して密封する。
【００１９】次に、スペーサ１６の円錐状下端部１９は
ブラケット５たるアイの円弧状に弯曲した外面１０の中
央に当接し、両者の間に大電流を流して突合せ溶接して
いる。
ブラケット５たるアイの円弧状に弯曲した外面１０の中
央に当接し、両者の間に大電流を流して突合せ溶接して
いる。
【００２０】ブラケット５の外面１０は円弧状に弯曲
し、中央がくぼんで環状に成形されている。
し、中央がくぼんで環状に成形されている。
【００２１】スペーサ１６の下端部１９は先端が先細に
なっているから、ブラケット５の外面中央くぼみに確実
に当接でき、下端部１９の外周まわりに隙間がなく、確
実に全周域を溶接できる。
なっているから、ブラケット５の外面中央くぼみに確実
に当接でき、下端部１９の外周まわりに隙間がなく、確
実に全周域を溶接できる。
【００２２】
【考案の効果】本考案によれば、スペーサの下端部が円
錐状に成形されているから、中央がくぼんだ弯曲したブ
ラケット側外面に対して先端を隙間なく当接でき、この
先端外周をブラケットの外面に溶接でき、その溶接作業
が自動化でき簡単となる。更にシリンダ内にはガス封入
孔とスペーサを介してガスを封入でき、封入後はスペー
サ側のガス封入孔に栓を挿入し、その後スペーサの下端
を溶接するから、溶接個所が作動油等と離れており、作
動油等の変質等を起こさせない。
錐状に成形されているから、中央がくぼんだ弯曲したブ
ラケット側外面に対して先端を隙間なく当接でき、この
先端外周をブラケットの外面に溶接でき、その溶接作業
が自動化でき簡単となる。更にシリンダ内にはガス封入
孔とスペーサを介してガスを封入でき、封入後はスペー
サ側のガス封入孔に栓を挿入し、その後スペーサの下端
を溶接するから、溶接個所が作動油等と離れており、作
動油等の変質等を起こさせない。
【図１】本考案に係るショックアブソーバの一部切欠き
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図２】従来のショックアブソーバの一部切欠き縦断正
面図である。
面図である。
４ ロアキャップ ５ ブラケット １０ 外面 １６ スペーサ １９ 下端部 ２０ ガス封入孔 ２１ 栓
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダと、シリンダ内にピストンを介
して移動自在に挿入したピストンロッドと、ピストンロ
ッドの上端に設けた車体側ブラケットと、シリンダ下部
のロアキャップと弯曲して中央がくぼんた外面を有する
車軸側ブラケットとの間に介在させたパイプ状のスペー
サと、を備えているショックアブソーバにおいて、ロア
キャップの下部中央にスペーサ内と連通するガス封入孔
を形成し、スペーサの上端をロアキャップの下面に溶接
させ、更にスペーサの下端部を円錐状に形成し、当該円
錐状下端部の先端にガス封入孔を設け、このガス封入孔
に栓を挿入後、前記先端外周を車軸側ブラケットの外面
中央に溶接させたことを特徴とするショックアブソー
バ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP920791U JP2581705Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP920791U JP2581705Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ショックアブソーバ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0496640U JPH0496640U (ja) | 1992-08-21 |
| JP2581705Y2 true JP2581705Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=31741742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP920791U Expired - Fee Related JP2581705Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ショックアブソーバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2581705Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP920791U patent/JP2581705Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0496640U (ja) | 1992-08-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |