JP2596371Y2 - ショックアブソーバ - Google Patents
ショックアブソーバInfo
- Publication number
- JP2596371Y2 JP2596371Y2 JP1992009495U JP949592U JP2596371Y2 JP 2596371 Y2 JP2596371 Y2 JP 2596371Y2 JP 1992009495 U JP1992009495 U JP 1992009495U JP 949592 U JP949592 U JP 949592U JP 2596371 Y2 JP2596371 Y2 JP 2596371Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- shock absorber
- bracket
- center
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の車体と車軸間に
介装されて路面の振動を減衰するショックアブソーバに
関する。
介装されて路面の振動を減衰するショックアブソーバに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種、ショックアブソーバとして例え
ば図3に示すものが開発されている。
ば図3に示すものが開発されている。
【0003】これは、シリンダ1内にピストンを介して
ピストンロッド7が移動自在に挿入され、ピストンロッ
ド7はブラケット11を介して車体側に接続されてい
る。
ピストンロッド7が移動自在に挿入され、ピストンロッ
ド7はブラケット11を介して車体側に接続されてい
る。
【0004】シリンダ1の上端部にはバンプストッパ2
が設けられ、ピストンロッド7の上部にクッションラバ
ー3が設けられている。
が設けられ、ピストンロッド7の上部にクッションラバ
ー3が設けられている。
【0005】圧縮作動時にはベースバルブ12等の減衰
力発生装置で減衰力を発生し、バンプストッパ2がクッ
ションラバー3に当接した後にはクッションラバー3の
圧縮による緩衝作用で車体側への衝撃力を緩和させてい
る。
力発生装置で減衰力を発生し、バンプストッパ2がクッ
ションラバー3に当接した後にはクッションラバー3の
圧縮による緩衝作用で車体側への衝撃力を緩和させてい
る。
【0006】このようなショックアブソーバでは、シリ
ンダ1の下部ロアキャップ4からバンプストッパ2まで
の長さL1はストロークを確保できる最小長さに成形
し、取付長さLに対する余裕部分にはスペーサ6を介在
させている。
ンダ1の下部ロアキャップ4からバンプストッパ2まで
の長さL1はストロークを確保できる最小長さに成形
し、取付長さLに対する余裕部分にはスペーサ6を介在
させている。
【0007】スペーサ6はパイプ材で成形され、上端が
ロアキャップ4に溶接9で結合され、下端はブラケット
5たるアイの弯曲した外面10に溶接8で固着されてい
る。
ロアキャップ4に溶接9で結合され、下端はブラケット
5たるアイの弯曲した外面10に溶接8で固着されてい
る。
【0008】この為、シリンダ等が短かく、スペーサ6
が軽量であるから、全体のショックアブソーバが小型で
軽量化が図れる利点がある。
が軽量であるから、全体のショックアブソーバが小型で
軽量化が図れる利点がある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上記のショックアブソ
ーバでは、ブラケット5の弯曲した外面10が環状で中
央がくぼんでいること、スペーサ6がパイプであり、下
端が水平に切断されていることから、溶接8はスペーサ
6と外面10とが当接している部分、いいかえれば、ス
ペーサ6の下部両側面にしか溶着できず、スペーサ6と
外面10の中央くぼみ部との間に隙間が発生し、溶接を
自動化することが困難となる不具合がある。
ーバでは、ブラケット5の弯曲した外面10が環状で中
央がくぼんでいること、スペーサ6がパイプであり、下
端が水平に切断されていることから、溶接8はスペーサ
6と外面10とが当接している部分、いいかえれば、ス
ペーサ6の下部両側面にしか溶着できず、スペーサ6と
外面10の中央くぼみ部との間に隙間が発生し、溶接を
自動化することが困難となる不具合がある。
【0010】そこで、本考案の目的は、ロアキャップと
ブラケットとの間に介在させたスペーサの溶接、特にス
ペーサの下端とブラケットの弯曲した外面との間の溶接
を簡単にし、且つ自動化が可能なショックアブソーバを
提供することである。
ブラケットとの間に介在させたスペーサの溶接、特にス
ペーサの下端とブラケットの弯曲した外面との間の溶接
を簡単にし、且つ自動化が可能なショックアブソーバを
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の手段は、シリンダ下部のロアキャップと弯
曲して中央がくぼんた外面を有するブラケットとの間に
パイプ状のスペーサを介在させているショックアブソー
バにおいて、前記スペーサの上端部と下端部を円錐状又
は放物線等の円弧状に形成し、スペーサの上端部を上記
ロアキャップの弯曲した中央に当接して両者を溶接さ
せ、更にスペーサの下端部を上記ブラケットの外面中央
に当接して両者を溶接させたことを特徴とするものであ
る。
め、本考案の手段は、シリンダ下部のロアキャップと弯
曲して中央がくぼんた外面を有するブラケットとの間に
パイプ状のスペーサを介在させているショックアブソー
バにおいて、前記スペーサの上端部と下端部を円錐状又
は放物線等の円弧状に形成し、スペーサの上端部を上記
ロアキャップの弯曲した中央に当接して両者を溶接さ
せ、更にスペーサの下端部を上記ブラケットの外面中央
に当接して両者を溶接させたことを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】スペーサの円錐状又は円弧状の下端部の先端は
ブラケットの弯曲した外面中央くぼみに当接し、スペー
サの先端外周全域とブラケットの外面との間で溶接が行
なえる。
ブラケットの弯曲した外面中央くぼみに当接し、スペー
サの先端外周全域とブラケットの外面との間で溶接が行
なえる。
【0013】スペーサに鍔が設けられていると、電極で
スペーサを支えながら溶接するため、ロアキャップとス
ペーサの上端部とを確実に溶接できる。
スペーサを支えながら溶接するため、ロアキャップとス
ペーサの上端部とを確実に溶接できる。
【0014】
【実施例】以下本考案の実施例を図にもとづいて説明す
る。
る。
【0015】図1に示すショックアブソーバは、シリン
ダ1と、シリンダ1内にピストンを介して移動自在に挿
入したピストンロッド7と、ピストンロッド7の上端に
設けた車体側ブラケット11と、シリンダ1の下端ロア
キャップ4に溶接されたスペーサ16と、スペーサ16
に溶接された車軸側ブラケット5とを備えている。
ダ1と、シリンダ1内にピストンを介して移動自在に挿
入したピストンロッド7と、ピストンロッド7の上端に
設けた車体側ブラケット11と、シリンダ1の下端ロア
キャップ4に溶接されたスペーサ16と、スペーサ16
に溶接された車軸側ブラケット5とを備えている。
【0016】シリンダ1内にはベースバルブ12等の減
衰力発生機構を有し、シリンダ1の上端部にはバンプス
トッパ2が設けられている。
衰力発生機構を有し、シリンダ1の上端部にはバンプス
トッパ2が設けられている。
【0017】ピストンロッド7の上部にはクッションラ
バー3とカバー17が設けられ、圧縮時にバンプストッ
パ2がクッションラバー3に当接し、更に圧縮するとク
ッションラバー3が衝撃を緩和する。
バー3とカバー17が設けられ、圧縮時にバンプストッ
パ2がクッションラバー3に当接し、更に圧縮するとク
ッションラバー3が衝撃を緩和する。
【0018】スペーサ16はパイプ材を切断して成形
し、その上下端部18,19を底付き円錐状又は放物線
等の円弧杖に形成している。
し、その上下端部18,19を底付き円錐状又は放物線
等の円弧杖に形成している。
【0019】スペーサ16の円錐状上端部18はロアキ
ャップ4の弯曲した中央凸部に当接し、両者を大電流を
流して突合せ溶接している。
ャップ4の弯曲した中央凸部に当接し、両者を大電流を
流して突合せ溶接している。
【0020】この場合には溶接面積が小さく、溶接時に
おける作動油等に対する変質等の影響が少なくて済む。
おける作動油等に対する変質等の影響が少なくて済む。
【0021】
【0022】更にロアキャップ4の中央凸部とスペーサ
16の上端部18とにスペーサ16内からガスを封入す
るガス封入孔と、このガス封入孔を密封する栓21を設
けてもよい。
16の上端部18とにスペーサ16内からガスを封入す
るガス封入孔と、このガス封入孔を密封する栓21を設
けてもよい。
【0023】スペーサ16の円錐状下端部19はブラケ
ット5たるアイの円弧状に弯曲した外面10の中央に当
接し、両者の間に大電流を流して突合せ溶接している。
ット5たるアイの円弧状に弯曲した外面10の中央に当
接し、両者の間に大電流を流して突合せ溶接している。
【0024】ブラケット5の外面10は円弧状に弯曲
し、中央がくぼんで環状に成形されている。
し、中央がくぼんで環状に成形されている。
【0025】スペーサ16の上下端部18,19は先端
が先細になっているから、ロアキャップ4の中央及びブ
ラケット5の外面中央くぼみに確実に当接でき、各上下
端部18,19の外周まわりに隙間がなく、確実に全周
域を溶接できる。
が先細になっているから、ロアキャップ4の中央及びブ
ラケット5の外面中央くぼみに確実に当接でき、各上下
端部18,19の外周まわりに隙間がなく、確実に全周
域を溶接できる。
【0026】図2は本考案の他の実施例を示し、これは
スペーサ16aの上部外周にフランジ状、突起状の鍔2
0を横方向に向けて設けたものである。
スペーサ16aの上部外周にフランジ状、突起状の鍔2
0を横方向に向けて設けたものである。
【0027】その他の構造は図2のものと同じである。
【0028】スペーサ16はあらかじめブラケット5に
溶接されており、このアッセンブリーにおいて、電極J
2でスペーサ16を挟持すると共に電極J2の上面にス
ペーサ16の鍔20を係止させる。他方シリンダ1の外
周を他の電極J1で挟持しておく。
溶接されており、このアッセンブリーにおいて、電極J
2でスペーサ16を挟持すると共に電極J2の上面にス
ペーサ16の鍔20を係止させる。他方シリンダ1の外
周を他の電極J1で挟持しておく。
【0029】この状態でロアキャップ4の中央にスペー
サ16の上端部18を加圧させながら電極J1,J2に
大電流を流すと両者はしっかりと溶接される。
サ16の上端部18を加圧させながら電極J1,J2に
大電流を流すと両者はしっかりと溶接される。
【0030】即ち、スペーサ16は径が小さくても電極
J2で加圧されながら支持されているためにスペーサ1
6又は電極J2が軸方向、横方向にずれる恐れがなく、
従って溶接位置がずれず、確実且つ安定に溶接が行なえ
る。
J2で加圧されながら支持されているためにスペーサ1
6又は電極J2が軸方向、横方向にずれる恐れがなく、
従って溶接位置がずれず、確実且つ安定に溶接が行なえ
る。
【0031】
【考案の効果】本考案によれば次の効果がある。
【0032】スペーサの上下端部は円弧状に形成され
ているからそれぞれロアキャップの中央凸部とブラケッ
トのくぼんだ外面中央に確実に当接でき、各上下端部の
先端外周まわりに隙間がなく、確実に全周域を溶接で
き、溶接作業が自動化でき簡単となる。シリンダとブラ
ケットとの間にスペーサを介在させているから、長い取
付長に対してシリンダが短かくてもその長さの不足分を
スペーサがおぎなうことができ、シリンダの短縮化と軽
量化を図れる。
ているからそれぞれロアキャップの中央凸部とブラケッ
トのくぼんだ外面中央に確実に当接でき、各上下端部の
先端外周まわりに隙間がなく、確実に全周域を溶接で
き、溶接作業が自動化でき簡単となる。シリンダとブラ
ケットとの間にスペーサを介在させているから、長い取
付長に対してシリンダが短かくてもその長さの不足分を
スペーサがおぎなうことができ、シリンダの短縮化と軽
量化を図れる。
【0033】スペーサに鍔を設けておけばスペーサを
電極で係止でき、確実且つ安定に溶接できる。
電極で係止でき、確実且つ安定に溶接できる。
【図1】本考案に係るショックアブソーバの一部切欠き
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図2】本考案の他の実施例に係るショックアブソーバ
の一部切欠き縦断正面図である。
の一部切欠き縦断正面図である。
【図3】従来のショックアブソーバの一部切欠き縦断正
面図である。
面図である。
1 シリンダ 4 ロアキャップ 5 ブラケット 10 外面 16 スペーサ 18 上端部 19 下端部 20 鍔
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ下部のロアキャップと弯曲して
中央がくぼんだ外面を有するブラケットとの間にパイプ
状のスペーサを介在させているショックアブソーバにお
いて、前記スペーサの上端部と下端部を円錐状又は放物
線等の円弧状に形成し、スペーサの上端部を上記ロアキ
ャップの弯曲した中央に当接して両者を溶接させ、更に
スペーサの下端部を上記ブラケットの外面中央に当接し
て両者を溶接させたことを特徴とするショックアブソー
バ。 - 【請求項2】 スペーサの上部外周に電極係止用の鍔を
設けた請求項1のショックアブソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992009495U JP2596371Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1992-01-31 | ショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-9206 | 1991-01-31 | ||
JP920691 | 1991-01-31 | ||
JP1992009495U JP2596371Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1992-01-31 | ショックアブソーバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117232U JPH04117232U (ja) | 1992-10-20 |
JP2596371Y2 true JP2596371Y2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=31948214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992009495U Expired - Lifetime JP2596371Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1992-01-31 | ショックアブソーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596371Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5457076A (en) * | 1977-10-14 | 1979-05-08 | Kayaba Ind Co Ltd | Shock absorver attaching part manufacturing method |
JPS5926156Y2 (ja) * | 1979-06-16 | 1984-07-30 | セイレイ工業株式会社 | 軸継手の潤滑装置 |
JPS5644891U (ja) * | 1979-09-13 | 1981-04-22 | ||
JPS6441741U (ja) * | 1987-09-08 | 1989-03-13 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1992009495U patent/JP2596371Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117232U (ja) | 1992-10-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050817 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |