JP2002195331A - ストラット式ショックアブソーバ - Google Patents

ストラット式ショックアブソーバ

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JP2002195331A
JP2002195331A JP2000394722A JP2000394722A JP2002195331A JP 2002195331 A JP2002195331 A JP 2002195331A JP 2000394722 A JP2000394722 A JP 2000394722A JP 2000394722 A JP2000394722 A JP 2000394722A JP 2002195331 A JP2002195331 A JP 2002195331A
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JP
Japan
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outer shell
knuckle
shock absorber
type shock
fitting hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000394722A
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English (en)
Inventor
Shinji Owaki
伸治 大脇
Toshihiko Hatakeyama
俊彦 畠山
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to US10/451,886 priority patent/US7022932B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストラット式ショックアブソーバの生産性を
高める。 【解決手段】 ストラット式ショックアブソーバ1にお
いて、減衰力発生機構を内蔵する筒状のアウターシェル
3と、アウタシェル3をナックル20に取付けるために
設けられナックル20の嵌合穴21に挿入されるテーパ
部(ナックル取付部)34と、アウターシェル3の底部
31からナックル20の嵌合穴21を貫通して下方に突
出するネジ部35とを備え、ネジ部35に螺合するナッ
ト(締結部材)22を介してナックル20をアウターシ
ェル3に締結する構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を懸架するス
トラット式ショックアブソーバの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ストラット式ショックアブソーバは、本
来の減衰力発生機能の他、サスペンションメンバの一部
として車輪の位置決めを行う構造部材としての役割をす
る。
【0003】図3は従来のストラット式ショックアブソ
ーバ1を示している。このショックアブソーバ1は、そ
の内側に減衰力発生機構を内蔵するアウターシェル3
と、アウターシェル3に溶接により取り付けられて懸架
スプリングを受けるスプリングガイド6と、アウターシ
ェル3に溶接により取り付けられてナックルが連結され
るナックルブラケット7とを備える。
【0004】ナックルブラケット7はアウターシェル3
に圧入された後、溶接により固着される。1枚板タイプ
のナックルブラケット7はその上下端7e、7fがそれ
ぞれ溶接によってアウターシェル3に固着される。
【0005】アウターシェル3の両端部には機械加工に
よりインロー部32、37がそれぞれ形成され、上端の
インロー部32にはロッドガイド9が取り付けられ、下
端のインロー部37にはロアキャップ17が取り付けら
れている。ロアキャップ17の外周部はナックルブラケ
ット7の下端7fと共にアウターシェル3の下端に溶接
され、アウターシェル3の底部が密封される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のストラット式ショックアブソーバ1にあって
は、生産ラインにおいてナックルブラケット7をアウタ
ーシェル3に溶接するのに時間がかかるため、生産量を
増やせないという問題点があった。
【0007】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、ストラット式ショックアブソーバの生産性を
高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ストラッ
ト式ショックアブソーバにおいて、減衰力発生機構を内
蔵する筒状のアウターシェルと、アウターシェルが挿入
されるナックルの嵌合穴に設けられ、アウタシェルをナ
ックルに取付けるためのナックル取付部と、アウターシ
ェルの底部からナックルの嵌合穴を貫通して下方に突出
するネジ部とを備え、ネジ部に螺合する締結部材を介し
てナックルをアウターシェルに締結する構造としたこと
を特徴とするものとした。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、クロ
ージング加工によってアウターシェルの底部から突出す
る軸部を一体的に形成し、この軸部にネジ部を形成した
ことを特徴とするものとした。
【0010】
【発明の作用および効果】第1の発明によると、ナック
ルは嵌合穴がアウターシェルのナックル取付部に嵌合
し、アウターシェルの底部から突出したネジ部に螺合す
る締結部材を介してアウターシェルに締結される構造の
ため、従来行っていた溶接作業を不要にできるので、サ
イクルタイムが短縮され、生産性を高められる第2の発
明によると、アウターシェルの底部がクロージング加工
により閉塞されるため、溶接によって底部を密封する必
要がない。アウターシェル底部からの外側に突出する軸
部を設けることにより、底部を確実に閉塞することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0012】図1に示すように、ストラット式ショック
アブソーバ1は、車体側に連結されるロッド2と、車軸
を支持するナックル20が連結されるアウターシェル3
と、アウターシェル3にロッド2を摺動可能に支持する
ロッドガイド9と、アウターシェル3の内側に一部にガ
スを封入した油溜室18を画成するインナーチューブ4
と、ロッド2の先端に連結されインナーチューブ4の内
部を上油室16と下油室17に仕切るピストン5と、伸
び行程で減衰力を発生するピストンバルブ11と、縮み
行程で減衰力を発生するベースバルブ12とを備え、車
輪の振動を減衰する減衰力発生機構を構成する。
【0013】ロッド2が上方に動く伸び行程で、上油室
16は加圧され、作動油はピストンバルブ11を通って
下油室17へと流入し、減衰力が発生する。このとき、
ロッド2の退出分に相当する作動油が油溜室18からベ
ースバルブ12を開いてほとんど抵抗無く下油室17へ
と流入する。
【0014】ロッド2が下方に動く縮み行程で、下油室
17の作動油はピストンバルブ11を開いてほとんど抵
抗無く上油室16へと流入する。このとき、ロッド2の
侵入分に相当する作動油が下油室17からベースバルブ
12を通って油溜室18へと流入し、減衰力が発生す
る。
【0015】ストラット式ショックアブソーバ1は、ア
ウターシェル3の途中に懸架スプリングの下端を受ける
スプリングガイド6が連結される。
【0016】アウターシェル3の途中には環状の段付き
部35がバルジ加工により突出形成される。スプリング
ガイド6は段付き部35に圧入して固着される。これに
より、スプリングガイド6をアウターシェル3の外周面
3aに溶接する必要がない。
【0017】スプリングガイド6はアウターシェル3に
嵌合する嵌合部6aと、懸架スプリングの下端を受ける
シート部6bを有し、プレス加工によって一体形成され
る。
【0018】ストラット式ショックアブソーバ1は、ア
ウターシェル3の下端に車軸を支持するナックル20が
連結され、サスペンションメンバの一部として車輪の位
置決めを行う機能を果たす。
【0019】ナックル20はアウターシェル3の下方か
ら嵌合する嵌合穴21を有する。アウターシェル3は円
筒状の本体30と、本体30の下端部にナックル20の
嵌合穴21を嵌合させるテーパ部(ナックル取付部)3
4を有する。テーパ部34は下方に向けて先細に傾斜
し、同じく傾斜したナックル20の嵌合穴21を嵌合さ
せる。
【0020】アウターシェル3は本体30の下端を塞ぐ
底部31と、底部31から突出するネジ部35とを有す
る。ネジ部35はナックル20の嵌合穴21を貫通して
下方に突出する。
【0021】ネジ部35に挿通してナックル20の嵌合
穴21の下端面に当接する締結部材としてのワッシャ2
3と、ネジ部35に螺合する同じく締結部材としてのナ
ット22とが設けられる。ナックル20はその嵌合穴2
1をアウターシェル3のテーパ部34に嵌合させ、ネジ
部35に螺合するナット22によってワッシャ23を介
して締結される。
【0022】アウターシェル3のテーパ部34と底部3
1およびネジ部35を構成する軸部33は、クロージン
グ加工と呼ばれる塑性加工によりアウターシェル3の本
体30に一体形成される。これにより、アウターシェル
3の底部31の密封性が確保され、溶接によって底部3
1を密封する必要がない。
【0023】図2にはクロージング加工によりテーパ部
34と底部31および軸部33を形成する工程を示す。
クロージング加工機は、パイプ材からなるワーク41を
保持するチャック42と、ワーク41の内側に保持棒4
3を介してワーク41と同軸上に配置される芯金44
と、ワーク41と所定のオフセット量Sを持つ軸を中心
に回転駆動される金型45と、金型43を加熱する加熱
コイル46とを備える。ワーク41と芯金44および金
型45は同一方向に回転駆動される。
【0024】金型45はテーパの付いた円筒状に窪むテ
ーパ面45aと、略球面状に窪む湾曲面45bと、湾曲
面45bの中央に円筒状に窪む円筒内周面45cとを有
する。
【0025】芯金44は円筒状の円筒外周面44aと、
略球面状に突出した湾曲面44bと、湾曲面44bの中
央に窪む凹部44cを有する。
【0026】クロージング加工は、ワーク41と芯金4
4および金型45は同一方向に回転駆動しながら、金型
45をワーク41に力Pによって押し付けることによ
り、金型45と芯金44の間でワーク41の開口端部を
次第に絞り、円錐筒状に縮径して閉塞される底部31が
形成される。
【0027】底部31の中央部は金型45と芯金44の
間でワーク41を絞ることにより閉塞される。このと
き、ワーク41に金型45の凹部45c内に突出する軸
部33が形成される。
【0028】軸部33に機械加工によりネジが刻まれ、
ネジ部35が形成される。
【0029】以上のように、ナックル20がアウターシ
ェル3のテーパ部34に嵌合し、ネジ部35に螺合する
ナット22を介して締結される構造のため、従来のアウ
ターシェルに対するナックルブラケットの溶接行程が廃
止されるので、サイクルタイムを短縮でき、その分生産
性を高められる。
【0030】アウターシェル3の底部31がクロージン
グ加工により閉塞されるため、溶接によって底部31を
密封する必要がない。底部31からアウターシェル3の
外側に突出する軸部33を設けることにより、底部31
を確実に閉塞することができる。
【0031】アウターシェル3にナックル20の嵌合穴
21に挿入されるナックル取付部として、アウターシェ
ル3の外周面から環状に突出する段付き部を形成しても
よい。また、ナックル20にアウターシェル3の底部3
1とナット22の間に締結される部位を形成してもよ
い。
【0032】他の実施の形態として、アウターシェルの
底部を構成するロアキャップを設け、ロアキャップにナ
ックルを締結するためのネジ部を一体形成してもよい。
また、ナックルを締結するためのネジ部を溶接によって
固着してもよい。
【0033】本発明は上記の実施の形態に限定されず
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すショックアブソーバ
の断面図。
【図2】同じくクロージング加工により底部および軸部
を形成する工程を示す図。
【図3】従来例を示すショックアブソーバの断面図。
【符号の説明】
1 ショックアブソーバ 3 アウターシェル 6 スプリングガイド 7 ナックルブラケット 20 ナックル 21 ナックルの嵌合穴 22 ナット(締結部材) 23 ワッシャ(締結部材) 31 底部 33 軸部 34 テーパ部(ナックル取付部) 35 ネジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】減衰力発生機構を内蔵する筒状のアウター
    シェルと、 前記アウターシェルが挿入されるナックルの嵌合穴に設
    けられ、アウタシェルをナックルに取付けるためのナッ
    クル取付部と、 前記アウターシェルの底部から前記ナックルの嵌合穴を
    貫通して下方に突出するネジ部とを備え、 前記ネジ部に螺合する締結部材を介して前記ナックルを
    前記アウターシェルに締結する構造としたことを特徴と
    するストラット式ショックアブソーバ。
  2. 【請求項2】クロージング加工によって前記アウターシ
    ェルの底部から突出する軸部を一体的に形成し、 前記軸部に前記ネジ部を形成したことを特徴とする請求
    項2に記載のストラット式ショックアブソーバ。
JP2000394722A 2000-12-26 2000-12-26 ストラット式ショックアブソーバ Pending JP2002195331A (ja)

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DE60142580T DE60142580D1 (de) 2000-12-26 2001-12-26 Verfahren zur herstellung einer äusseren verkleidungseinheit
EP01272330A EP1355080B1 (en) 2000-12-26 2001-12-26 Methods of manufacturing an outer shell unit
PCT/JP2001/011456 WO2002052166A1 (fr) 2000-12-26 2001-12-26 Unite a coquille exterieure et son procede de production
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7117982B2 (en) 2003-06-13 2006-10-10 Kayaba Industry Co., Ltd. Shock absorber

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7117982B2 (en) 2003-06-13 2006-10-10 Kayaba Industry Co., Ltd. Shock absorber
CN100408363C (zh) * 2003-06-13 2008-08-06 萱场工业株式会社 减震器

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