JPH05131233A - 管端閉塞成形方法 - Google Patents

管端閉塞成形方法

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JPH05131233A
JPH05131233A JP3308222A JP30822291A JPH05131233A JP H05131233 A JPH05131233 A JP H05131233A JP 3308222 A JP3308222 A JP 3308222A JP 30822291 A JP30822291 A JP 30822291A JP H05131233 A JPH05131233 A JP H05131233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
molded
cylinder
outer cylinder
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP3308222A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Watanabe
嘉昭 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Atsugi Unisia Corp filed Critical Atsugi Unisia Corp
Priority to JP3308222A priority Critical patent/JPH05131233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のサスペンション用液圧緩衝器の外筒
シリンダのように板厚が厚い管の場合にも、閉塞面部先
端部を完全な気密に閉塞して管と一体成形することがで
きる管端閉塞成形方法を提供する。 【構成】 管1の端部1aの閉塞成形部位に、板厚が他
の部位より薄肉の被成形部4を形成した後、スピニング
加工により前記被成形部4を閉塞面部8に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のサス
ペンション用液圧緩衝器における外筒シリンダ(リザー
バチューブ)の底部を成形する場合等に使用する管端閉
塞成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のサスペンション用液圧
緩衝器では、図4に示すように、下端部にてブラケット
12を介し図示しない車輪側に取り付けられる外筒シリ
ンダ13の底部はほぼ半球面状の閉塞面部13aにより
閉塞されている。この外筒シリンダ13の内側には内筒
シリンダ14が配置され、該内筒シリンダ14の下端に
装着したボトムボディ15が前記外筒シリンダ底部の閉
塞面部13aに形成した突起11上に着座されて外筒シ
リンダ13及び内筒シリンダ14の下端部どうしが同心
に保持されると共に、外筒シリンダ13の上端部と内筒
シリンダ14の上端部どうしがこれらに装着したロッド
ガイド16を介して同心に連結されている。このような
外筒シリンダ13と内筒シリンダ14との間にはリザー
バ室17が形成され、内筒シリンダ14の内部には、上
部シリンダ室18Aと下部シリンダ室18Bに区画する
ピストン19が摺動可能に嵌合されている。上端部に形
成したねじ部20aを介して図示しない車体に取り付け
られるピストンロッド20は前記ロッドガイド16によ
り摺動可能に保持されて上下に延在しており、該ピスト
ンロッド20の下端には前記ピストン19が固定されて
いる。また、外筒シリンダ13の外部に装着したロアー
リテーナ21とピストンロッド20に設けた図示しない
アッパーリテーナとの間には図示しないスプリングが縮
設されている。更に、ピストン19には、下部シリンダ
室18Bから上部シリンダ室18Aへの緩衝油の流動を
規制するバルブ22が設けられ、ボトムボディ15に
は、リザーバ室17と内筒シリンダ14内との間で緩衝
液の流動を規制するボトムバルブ23が設けられ、また
ロッドガイド16と該ロッドガイド16を覆って外筒シ
リンダ13の上端部をシール閉塞するカバー24との間
には、内筒シリンダ14の上部シリンダ室18A内から
リザーバ室17内への緩衝液の還流は許容するが逆方向
への圧縮気体の流れは許容しない一方向バルブ25が設
けられている。
【0003】従来、このような自動車のサスペンション
用液圧緩衝器においては、外筒シリンダ底部の閉塞面部
13aは外筒シリンダ13と一体成形されておらず、外
筒シリンダ13とは別に、内面にボトムボディ着座用の
突起11が形成されたほぼ半球面状のボトムプレートを
製造した後、このボトムプレートを外筒シリンダ13の
下端開口部に溶接等することによって前記閉塞面部13
aを形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方法では、ボトムプレートと外筒シリンダ13を十
分に接合して接合強度を確保する必要があり、しかも製
造工程が複雑であるから、製造能率が悪かった。
【0005】ところで、自動二輪車のサスペンション用
液圧緩衝器については、外筒シリンダ底部の閉塞面部を
外筒シリンダと一体成形する管端閉塞成形方法として、
特開昭59−125221号公報に記載されたものがあ
る。
【0006】そこで、自動車のサスペンション用液圧緩
衝器についても、前記従来の管端閉塞成形方法と同様に
外筒シリンダ底部の閉塞面部を外筒シリンダと一体成形
することが考えられる。
【0007】しかしながら、自動車のサスペンション用
液圧緩衝器における外筒シリンダの板厚は強度上厚くな
っており、薄くするにも限度があり、しかも、スピニン
グ加工により外筒シリンダ底部(閉塞面部)を成形した
場合、外筒シリンダ底部の板厚が外筒シリンダの板厚で
決まる(通常約3倍)から、外筒シリンダ底部の板厚は
かなり厚くなってしまう。このため、スピニング加工に
より外筒シリンダ底部の閉塞面部を外筒シリンダと一体
成形した後、エンボス成形により前記閉塞面部の内面に
ボトムボディ着座用の突起を形成しようにも、エンボス
成形することは困難である。エンボス成形が可能となる
までプレス荷重を上げる方策も考えられるが、エンボス
成形用治具の耐久性がなくなり、また設備能力を大幅に
大きくしなければならないことから、前記の方策は適切
でない。また、前述したように外筒シリンダ底部の板厚
はかなり厚いから、外筒シリンダの端部の被成形部を単
にスピニング加工により閉塞面部に成形しただけでは、
閉塞面部の先端部に微小な孔部が生じることを避けられ
ず、成形後、閉塞面部の先端部を完全な気密に閉塞する
ためにジョイントメタルの溶接等の仕上げが更に必要と
なる。
【0008】この発明は前記従来の課題を解決するため
になされたもので、自動車のサスペンション用液圧緩衝
器の外筒シリンダのように板厚が厚い管の場合にも、閉
塞面部先端部を完全な気密に閉塞して管と一体成形する
ことができる管端閉塞成形方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、管の端部の閉塞成形部位に、板厚が
他の部位より薄肉の被成形部を形成した後、スピニング
加工により前記被成形部を閉塞面部に成形するものであ
る。
【0010】
【作用】スピニング加工により管の一端に閉塞面部が一
体成形されるばかりでなく、閉塞面部の板厚がエンボス
加工が可能な範囲に収まり、かつ閉塞面部先端部に微小
な孔部が発生することもない。しかも、管の端部の閉塞
成形部位だけを薄肉にして他部位の板厚をそのまま保持
するから、管の強度は低下しない。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。
【0012】図1は管の端部の閉塞成形部位に、板厚が
他の部位より薄肉の被成形部を形成する第一工程、図2
はスピニング加工により前記被成形部を閉塞面部に成形
する第二工程、図3はエンボス加工により前記閉塞面部
の内面にボトムボディ着座用の突起を形成する第三工程
を示す。
【0013】まず、図1に示すように、板厚がt1 、
外径がdである管1の端部1aを高温に加熱した状態に
おいて、該端部1a内に外径がd−2t2 (但しt2
<t1 )である芯金2を圧入し、管1の端部1aを
一端から所定長さまで拡径させた後、管1の端部1aに
嵌合した内径がdであるダイス3を前記芯金2が圧入さ
れた部分に対し軸線に沿って移動させ、このダイス3に
より管1の端部1aの閉塞成形部位に、板厚がt2 、
外径がdである被成形部4を形成する。しかる後、被成
形部4からダイス3及び芯金2を除去する。尚、他部位
の板厚t1 より薄肉で板厚がt2 である被成形部4
をチップレスによる塑性加工により形成したが、切削加
工によって形成しても良いことは言うまでもない。
【0014】次に、図2に示すように、管1の端部1a
に設けた被成形部4に対しその軸線と直角に摩擦ローラ
5と強制駆動ローラ6を押し付け、該摩擦ローラ5の回
転で管1の端部1aを軸線を中心として回転させながら
強制駆動ローラ6を円弧状のガイドレール7に沿って回
動させつつ移動させる。このスピニング加工により前記
被成形部4を半球面状の閉塞面部8に成形する。
【0015】次いで、図3に示すように、エンボス成形
用治具9、10によるエンボス加工により前記閉塞面部
8の内面にボトムボディ着座用の突起11を形成する。
【0016】以上の構成において、スピニング加工に先
立って、管1の端部1aの閉塞成形部位に、他部位の板
厚t1 より薄肉の被成形部4を形成するから、スピニン
グ加工により管1の一端に閉塞面部8が一体成形される
ばかりでなく、閉塞面部8の板厚がエンボス加工が可能
な範囲に収まり、かつ閉塞面部8の先端部に微小な孔部
が発生することはない。しかも、管1の端部1aの閉塞
成形部位だけを薄肉にして他部位の板厚t1 をそのまま
保持するから、管1の強度は低下しない。
【0017】
【発明の効果】以上の通りこの発明は、管の端部の閉塞
成形部位に、板厚が他の部位より薄肉の被成形部を形成
した後、スピニング加工により前記被成形部を閉塞面部
に一体に成形するから、閉塞面部の板厚をエンボス加工
が可能な範囲に収め、かつ閉塞面部先端部に微小な孔部
が発生することを防止できる。また、管の端部の閉塞成
形部位だけを薄肉にして他部位の板厚をそのまま保持す
ることで管の強度を確保できる。従って、従来に比して
製品の品質の向上と製造能率の向上が同時に図れる。例
えば自動車のサスペンション用油圧緩衝器の外筒シリン
ダを製造する場合、外筒シリンダ底部(閉塞面部)につ
いて従来のような仕上げが不要となり、また一連の塑性
加工だけで外筒シリンダを製造することが可能となり、
極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における第一工程を示す概
念図である。
【図2】図1の実施例における第二工程を示す概念図で
ある。
【図3】図1の実施例における第三工程を示す概念図で
ある。
【符号の説明】
1 管 1a 端部 4 被成形部 8 閉塞面部 11 突起 t1 、t2 板厚 d 管外径
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における第一工程を示す概
念図である。
【図2】図1の実施例における第二工程を示す概念図で
ある。
【図3】図1の実施例における第三工程を示す概念図で
ある。
【図4】自動車のサスペンション用液圧緩衝器の従来例
を示す断面図である。
【符号の説明】 1 管 1a 端部 4 被成形部 8 閉塞面部 11 突起 t、t 板厚 d 管外径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の端部の閉塞成形部位に、板厚が他の
    部位より薄肉の被成形部を形成した後、スピニング加工
    により前記被成形部を閉塞面部に成形することを特徴と
    する管端閉塞成形方法。
JP3308222A 1991-10-29 1991-10-29 管端閉塞成形方法 Pending JPH05131233A (ja)

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