JP2002048181A - ショックアブソーバの取付位置調整装置 - Google Patents

ショックアブソーバの取付位置調整装置

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JP2002048181A
JP2002048181A JP2000232241A JP2000232241A JP2002048181A JP 2002048181 A JP2002048181 A JP 2002048181A JP 2000232241 A JP2000232241 A JP 2000232241A JP 2000232241 A JP2000232241 A JP 2000232241A JP 2002048181 A JP2002048181 A JP 2002048181A
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JP
Japan
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shock absorber
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fitting
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mounting member
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JP2000232241A
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English (en)
Inventor
Shoichi Maezawa
彰一 前沢
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Showa Corp
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Showa Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/124Mounting of coil springs
    • B60G2204/1242Mounting of coil springs on a damper, e.g. MacPerson strut

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショックアブソーバにおいて、取付部材と被
取付部との嵌合部分に一定以上の嵌合代を確保したこと
を簡易に確認可能とし、取付部材を被取付部に対し必要
十分な嵌合代を確保し得る位置に容易に位置決め可能と
すること。 【解決手段】 ショックアブソーバ10の取付位置調整
装置において、車輪側取付部材29の取付部32が螺合
嵌合されるダンパチューブ11の被取付部11Aの外周
で、該被取付部11Aが該取付部32に最小必要嵌合代
を付与し得る位置に取付限確認表示部35(環状溝3
6)を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はショックアブソーバ
の取付位置調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ショックアブソーバとして、特開平8-21
476号公報に記載の如く、ショックアブソーバをアイジ
ョイントを備えた取付部材で車体側又は車輪側に取付け
るに際し、取付部材をアウタチューブの被取付部に設け
たねじ部に螺合嵌合してその取付位置を軸方向に移動可
能とするものがある。この従来技術によれば、車高調整
のために懸架スプリングを交換等してから、取付部材を
軸方向に移動することにより、アウタチューブ内のピス
トンの位置、従って、ピストンロッドのストロークに影
響を与えることなく、ショックアブソーバの取付間隔、
換言すれば車高を変更できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上述したショッ
クアブソーバでは、ショックアブソーバによって車体と
車輪からの荷重を支えるために、上述の取付部材と被取
付部との嵌合部分に一定以上の嵌合代が必要となる。
【0004】然しながら、従来技術では、上記嵌合代の
範囲を確認する手段がなく、一定以上の嵌合代を確保し
たことの確認ができず、取付部材の被取付部に対する位
置決めに困難がある。そして、取付部材と被取付部の間
に付与された嵌合代の範囲が不十分であった場合には、
ショックアブソーバが車体と車輪からの荷重を支えられ
ない虞がある。
【0005】本発明の課題は、ショックアブソーバにお
いて、取付部材と被取付部との嵌合部分に一定以上の嵌
合代を確保したことを簡易に確認可能とし、取付部材を
被取付部に対し必要十分な嵌合代を確保し得る位置に容
易に位置決め可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ダン
パチューブと、ダンパチューブに内挿されたピストン
と、ピストンに接続されたピストンロッドとを有し、ピ
ストンロッドのアウタチューブからの突出端と、ダンパ
チューブのそれぞれに設けた被取付部に車体側と車輪側
の取付部材の取付部のそれぞれを取付けたショックアブ
ソーバにおいて、前記車体側と車輪側の少なくとも一方
の取付部材の取付部が対応する被取付部のねじ部に螺合
嵌合されてショックアブソーバの軸方向にその取付位置
を移動可能であり、前記取付部材の取付部が螺合嵌合さ
れる被取付部の外周で、該被取付部が該取付部に最小必
要嵌合代を付与し得る位置に取付限確認表示部を設けた
ものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記取付部材の取付部を被取付部のねじ部にロ
ックナットで固定するに際し、該ねじ部の軸方向の中間
に前記取付限確認表示部となる環状溝を形成してなるよ
うにしたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て更に、前記環状溝の溝巾を前記ロックナットの厚みよ
り広巾としてなるようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば下記の作用がある。 ショックアブソーバにおいて、取付部材を被取付部に
螺合嵌合するとき、それらの嵌合代の範囲を、被取付部
に設けた取付限確認表示部を目安として簡易に確認で
き、取付部材を被取付部に対する適正嵌合代の範囲内に
螺合嵌合し、該取付部材を該被取付部に対し必要十分な
嵌合代を確保し得る位置に容易に位置決めできる。
【0010】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 上記の取付限確認表示部を被取付部のねじ部の中間
に形成した環状溝にて構成することにより、取付部材の
端面が上記環状溝に合致する位置を目安として、取付部
材と被取付部の嵌合代の範囲をショックアブソーバの周
方向の全域で簡易に確認できる。
【0011】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 上記の環状溝の溝巾をロックナットの厚みより広巾
とした。取付部材の端面が環状溝の溝端に合致した位置
で、取付部材の端面に衝合するロックナットが環状溝に
重なるものとなり、ロックナットは空回りするものとな
って取付部材をロックできなくなる。これにより、取付
部材と被取付部の嵌合代の範囲を簡易により確実に確認
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はショックアブソーバの要部
を破断して示す全体側面図、図2は図1の要部拡大側面
図である。
【0013】車両用ショックアブソーバ10は、図1に
示す如く、ダンパチューブ11と、ダンパチューブ11
に内挿されて摺動するピストン(不図示)と、ピストン
に接続されてダンパチューブ11から突出するピストン
ロッド12とを有する。尚、ショックアブソーバ10は
二重管からなり、ダンパチューブ11の内部にシリンダ
を配置し、シリンダの内部に作動油を封入するととも
に、ピストンをシリンダ内にて摺動可能とし、更に減衰
力発生装置(不図示)を内蔵する。但し、ショックアブ
ソーバ10はダンパチューブ11だけからなる単筒式構
造とし、ピストンをダンパチューブ11内にて摺動可能
としても良い。
【0014】ショックアブソーバ10は、ピストンロッ
ド12のダンパチューブ11からの突出端に設けた被取
付部12Aに、上スプリングシート21、ベアリング2
2、車体側取付部材23を挿着し、これらをナット24
で固定してある。また、ショックアブソーバ10は、ダ
ンパチューブ11の外周のねじ部25に下スプリングシ
ート26、下スプリングシート26のロックナット27
を螺合している。そして、ショックアブソーバ10は、
両スプリングシート21、26の間に懸架スプリング2
8を圧縮弾発状態にて介装している。
【0015】ショックアブソーバ10は、ダンパチュー
ブ11の下端側外周に設けた被取付部11Aに車輪側取
付部材29を後述する如くに固定している。従って、シ
ョックアブソーバ10は、車体側取付部材23と車輪側
取付部材29を介して車両に取付けられ、懸架スプリン
グ28により路面からの衝撃を吸収し、ダンパチューブ
11が内蔵する減衰力発生装置により懸架スプリング2
8の伸縮振動を制振する。尚、ショックアブソーバ10
は、ピストンロッド12のダンパチューブ11からの突
出部にバンプラバー13を圧入され、ダンパチューブ1
1のピストンロッド12が貫通している軸封部にバンプ
ストッパキャップ14を固定され、バンプストッパキャ
ップ14にバンプラバー当接板14Aを備え、最圧縮時
の緩衝作用を果たす。
【0016】ショックアブソーバ10は、図2に示す如
く、車輪側取付部材29を、ナックルブラケット31
と、ナックルブラケット31の基端環状部に圧入され、
且つ上下端部を溶接されたカラーからなる取付部32に
より構成している。そして、ショックアブソーバ10
は、車輪側取付部材29の取付部32を、これに対応す
るダンパチューブ11の被取付部11Aを構成するねじ
部33に螺合嵌合し、その取付位置をショックアブソー
バ10の軸方向に移動可能とし、更に、この取付部32
をねじ部33にロックナット34で固定可能としてい
る。取付部32は、ロックナット34に衝合する上端面
をフランジ32Aとしている。本実施形態では、ダンパ
チューブ11の前述のねじ部25と上述のねじ部33を
軸方向にて連続形成している。
【0017】然るに、ショックアブソーバ10は、車輪
側取付部材29の取付部32が螺合嵌合される被取付部
11A(ねじ部33)の外周で、該被取付部11A(ね
じ部33)が取付部32に最小必要嵌合代L0を付与し
得る位置に取付限確認表示部35を設けている。本実施
形態では、取付限確認表示部35を、被取付部11A
(ねじ部33)の軸方向の中間に形成した環状溝36に
より構成し、この環状溝36の溝巾Aをロックナット3
4の厚みBより広巾としている。図2において、Lは車
輪側取付部材29の取付部32とダンパチューブ11の
被取付部11A(ねじ部33)との嵌合代である。
【0018】取付限確認表示部35は、環状溝36でな
く、カラー(色)のマーキングによって構成しても良い
が、カラー(色)は消えてしまうことがあるため、環状
溝36とした。尚、環状溝36にカラー(色)をマーキ
ングするものとすれば、取付限をより明確に確認でき
る。
【0019】従って、ショックアブソーバ10にあって
は、車高調整等のために懸架スプリング28を交換等し
てから、車輪側取付部材29の取付部32及びロックナ
ット34を上述の構成によってダンパチューブ11の被
取付部11A(ねじ部33)に対して螺動させてその取
付位置を軸方向にて移動することにより、ダンパチュー
ブ11内のピストンの位置、ひいてはピストンロッド1
2のストロークに影響を与えることなく、ショックアブ
ソーバ10の取付間隔、換言すれば車高を変更できる。
このとき、車輪側取付部材29の取付位置変更のため
に、車輪側取付部材29の取付部32及びロックナット
34をダンパチューブ11の被取付部11A(ねじ部3
3)に対して軸方向の下方に螺動させていき、ロックナ
ット34が上述の取付限確認表示部35たる環状溝36
に重なると、ロックナット34が空回りするため(環状
溝36の溝巾Aがロックナット34の厚みBより広巾に
基づく)、この段階で車輪側取付部材29の取付部32
のダンパチューブ11の被取付部11A(ねじ部33)
に対する嵌合代が最小必要嵌合代L0以下になってしま
ったことを確認できる。
【0020】本実施形態によれば、以下の作用がある。 ショックアブソーバ10において、車輪側取付部材2
9を被取付部11Aに螺合嵌合するとき、それらの嵌合
代の範囲を、被取付部11Aに設けた取付限確認表示部
35を目安として簡易に確認でき、車輪側取付部材29
を被取付部11Aに対する適正嵌合代の範囲内に螺合嵌
合し、該車輪側取付部材29を該被取付部11Aに対し
必要十分な嵌合代を確保し得る位置に容易に位置決めで
きる。
【0021】上記の取付限確認表示部35を被取付
部11A部のねじ部33の中間に形成した環状溝36に
て構成することにより、車輪側取付部材29の端面が上
記環状溝36に合致する位置を目安として、車輪側取付
部材29と被取付部11Aの嵌合代の範囲をショックア
ブソーバ10の周方向の全域で簡易に確認できる。
【0022】上記の環状溝36の溝巾をロックナッ
ト34の厚みより広巾とした。車輪側取付部材29の端
面が環状溝36の溝端に合致した位置で、車輪側取付部
材29の端面に衝合するロックナット34が環状溝36
に重なるものとなり、ロックナット34は空回りするも
のとなって車輪側取付部材29をロックできなくなる。
これにより、車輪側取付部材29と被取付部11Aの嵌
合代の範囲を簡易により確実に確認できる。
【0023】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の実施において、車体側取付部材の取付部の取付位
置をピストンロッドのアウタチューブからの突出端に設
けた被取付部のねじ部に螺合嵌合し、このピストンロッ
ドの側の被取付部の外周で、該被取付部が該取付部に最
小必要嵌合代を付与し得る位置に取付限確認表示部を設
けるものとしても良い。
【0024】また、取付部材はナックルブラケットに限
らず、アイジョイントを備えた取付部材としても良い。
【0025】また、上記実施の形態においては、正立型
ショックアブソーバに本発明を用いたものを説明した
が、本発明は、倒立型ショックアブソーバにおいても同
様に実施可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ショック
アブソーバにおいて、取付部材と被取付部との嵌合部分
に一定以上の嵌合代を確保したことを簡易に確認可能と
し、取付部材を被取付部に対し必要十分な嵌合代を確保
し得る位置に容易に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はショックアブソーバの要部を破断して示
す全体側面図である。
【図2】図2は図1の要部拡大側面図である。
【符号の説明】
10 ショックアブソーバ 11 ダンパチューブ 12 ピストンロッド 11A、12A 被取付部 23 車体側取付部材 29 車輪側取付部材 32 取付部 33 ねじ部 34 ロックナット 35 取付限確認表示部 36 環状溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンパチューブと、ダンパチューブに内
    挿されたピストンと、ピストンに接続されたピストンロ
    ッドとを有し、 ピストンロッドのアウタチューブからの突出端と、ダン
    パチューブのそれぞれに設けた被取付部に車体側と車輪
    側の取付部材の取付部のそれぞれを取付けたショックア
    ブソーバにおいて、 前記車体側と車輪側の少なくとも一方の取付部材の取付
    部が対応する被取付部のねじ部に螺合嵌合されてショッ
    クアブソーバの軸方向にその取付位置を移動可能であ
    り、 前記取付部材の取付部が螺合嵌合される被取付部の外周
    で、該被取付部が該取付部に最小必要嵌合代を付与し得
    る位置に取付限確認表示部を設けたことを特徴とするシ
    ョックアブソーバの取付位置調整装置。
  2. 【請求項2】 前記取付部材の取付部を被取付部のねじ
    部にロックナットで固定するに際し、該ねじ部の軸方向
    の中間に前記取付限確認表示部となる環状溝を形成して
    なる請求項1記載のショックアブソーバの取付位置調整
    装置。
  3. 【請求項3】 前記環状溝の溝巾を前記ロックナットの
    厚みより広巾としてなる請求項2記載のショックアブソ
    ーバの取付位置調製装置。
JP2000232241A 2000-07-31 2000-07-31 ショックアブソーバの取付位置調整装置 Pending JP2002048181A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006233986A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器
JP2007085499A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006233986A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器
JP2007085499A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器

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