JP2580941Y2 - 差動増幅器 - Google Patents

差動増幅器

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JP2580941Y2
JP2580941Y2 JP1992027634U JP2763492U JP2580941Y2 JP 2580941 Y2 JP2580941 Y2 JP 2580941Y2 JP 1992027634 U JP1992027634 U JP 1992027634U JP 2763492 U JP2763492 U JP 2763492U JP 2580941 Y2 JP2580941 Y2 JP 2580941Y2
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幸弘 寺田
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は差動増幅器に係り、特に
バイアス補償回路を有する差動増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の差動増幅器の一例の回路図
である。
【0003】差動増幅器4は、電流源Jにより定電流駆
動されるトランジスタQ17とカレントミラー対をなすト
ランジスタQ15により電流バイアスされエミッタを共通
接続された差動対トランジスタQ1,Q2 の各ベース間に
入力端子1,2より入力される信号電圧に応じた出力電
圧が出力端子3に出力される周知の構成である。
【0004】トランジスタQ1,Q2 の各コレクタには、
夫々トランジスタQ5,Q6 とカレントミラー対をなすト
ランジスタQ3,Q4 からなる定電流負荷が接続されてお
り、トランジスタQ5,Q6 は、カレントミラー対をなす
トランジスタQ7,Q8 に夫々接続されている。
【0005】上記の差動対トランジスタQ1,Q2 、トラ
ンジスタQ3,Q4 、トランジスタQ5,Q6 、及びカレン
トミラー対トランジスタQ7,Q8 は、夫々同一の特性と
され、トランジスタQ1,Q2 のコレクタ電流、及びトラ
ンジスタQ5,Q6 のコレクタ電流が平衡するよう構成さ
れている。
【0006】ところで、トランジスタQ6 のコレクタに
接続されたトランジスタQ10は出力トランジスタであ
り、そのコレクタには出力負荷であるトランジスタQ11
が接続され、出力端子3に出力電圧が出力される。夫々
同一特性からなるトランジスタQ11とトランジスタQ12
とはカレントミラー対をなしている。トランジスタQ12
は、トランジスタQ17とカレントミラー対をなすトラン
ジスタQ16により電流バイアスされている。
【0007】このとき、図示のとおり、出力電流をI
a、トランジスタQ15による差動対トランジスタのバイ
アス電流をIb、トランジスタQ10の電流増幅率をβ、
Ia>>Ibとすると、トランジスタQ1 のコレクタ電
流I1 、及びトランジスタQ2のコレクタ電流I2
【0008】
【数1】
【0009】で表され、Ia =0の時はI1 =I2 なの
で、前述のとおりトランジスタQ5,Q6 は平衡する。し
たがって、トランジスタQ1,Q2 のベース電圧も平衡
し、入力端子1,2間にはオフセット電圧は生じない。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、出力負
荷に電流Ia が流れてトランジスタQ10のベースが
(Ia /β)なるバイアス電流でバイアスされると、ト
ランジスタQ8 のコレクタ電流が(Ia /β)減少して
トランジスタQ2 のコレクタ電流が(Ia /2β)だけ
減少する結果、トランジスタQ1,Q2 のコレクタ電流は
不平衡となり、入力端子1,2間に次に示すオフセット
電圧Voff が生ずる問題がある。
【0011】すなわち、電子の電荷量をq、ボルツマン
定数をk、絶対温度をTとすると、Voff は
【0012】
【数2】
【0013】で表される。
【0014】上記の点に鑑み本考案では、入力にオフセ
ット電圧が発生しないようバイアス補償回路により補償
する差動増幅器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の問題は以下のとお
り構成することにより解決される。
【0016】すなわち、本考案は、定電流を出力する定
電流源と、 前記定電流源から出力された前記定電流に応
じて第1、第2、第3の電流を出力する第1のカレント
ミラー回路と、 前記第1のカレントミラー回路から出力
される前記第1の電流がエミッタに供給され、第1の入
力信号がベースに供給される第1の入力トランジスタ
と、 前記第1のカレントミラー回路から出力される前記
第1の電流がエミッタに供給され、第2の入力信号がベ
ースに供給される第2の入力トランジスタと、 前記第1
の入力トランジスタのコレクタ電流に応じた電流を出力
する第2のカレントミラー回路と、 前記第2の入力トラ
ンジスタのコレクタ電流に応じた電流を出力する第3の
カレントミラー回路と、 ベースが前記第3のカレントミ
ラー回路の出力電流に応じた電位とされ、ベース電位に
応じた出力信号をコレクタから出力する出力トランジス
タと、 前記第1のカレントミラー回路から出力される前
記第2の電流に応じた電流を前記出力トランジスタのコ
レクタに供給する第4のカレントミラー回路と、 前記第
2のカレントミラー回路の出力電流に応じた電流を前記
出力トランジスタのベースから引き込む第5のカレント
ミラー回路と、 前記第1のカレントミラー回路から出力
される前記第3の電流がエミッタに供給され、前記第2
のカレントミラー回路と前記第5のカレントミラー回路
との接続点がベースに接続され、前記第2のカレントミ
ラー回路の出力電流に応じて前記第2のカレントミラー
回路から前記第5のカレントミラー回路に供給する電流
を制御する制御トランジスタとを有してなる。
【0017】
【作用】本考案によれば、第4のカレントミラー回路の
出力電流と第2のカレントミラー回路から第5のカレン
トミラー回路に供給する電流とを制御トランジスタを介
して接続することにより、出力トランジスタのバイアス
電流によらず第1及び第2の入力トランジスタのコレク
タに流れる電流が平衡して所定比率となるように出力ト
ランジスタのベース電流が補償されるため、第1及び第
2の入力トランジスタの両ベース間にオフセット電圧が
発生することを防止できる。
【0018】
【実施例】図1は本考案の一実施例を適用した差動増幅
器の回路図である。同図中、図3と同一構成部分には同
一符号を付した。尚、図1において、トランジスタQ1
は第2のトランジスタ、トランジスタQ2 は第1のトラ
ンジスタ、トランジスタQ3 は第2の電流負荷、トラン
ジスタQ4 は第1の電流負荷、トランジスタQ15は定電
流源であり、トランジスタQ10、Q11により出力回路を
構成している。
【0019】図1に示す差動増幅器5は、従来の差動増
幅器4に、トランジスタQ13、Q14、及びトランジスタ
5 とトランジスタQ7 との間に直列に接続されたレベ
ルシフトダイオードD1 を追加した構成であり、トラン
ジスタQ13、Q14により電流生成手段を構成している。
【0020】トランジスタQ14はトランジスタQ16と同
一の特性とされ、トランジスタQ17とカレントミラー対
をなしている。トランジスタQ14は、トランジスタQ5
のコレクタとダイオードD1 のアノードとの接続点にベ
ースを接続されたトランジスタQ13を電流バイアスして
いる。トランジスタQ13は、トランジスタQ10と同一の
特性とされている。
【0021】上記の構成によれば、出力電流Iaと等し
い電流Iaが、トランジスタQ16のコレクタに流れ、さ
らにトランジスタQ14のコレクタに流れる。したがっ
て、トランジスタQ13の電流増幅率はトランジスタQ10
の電流増幅率βと等しいから、第3の電流であるトラン
ジスタQ13のベース電流は同様にIa/βとなる。
【0022】これにより、トランジスタQ10のベースが
(Ia/β)なる電流でバイアスされトランジスタQ8
のコレクタ電流が(Ia /β)減少した時に、トランジ
スタQ7 のコレクタ電流が同様に(Ia /β)減少して
トランジスタQ3 のコレクタ電流はトランジスタQ4
コレクタ電流と等しくなる。したがって、トランジスタ
1,Q2 のコレクタ電流I1,I2 は等しく(Ib/2)
となって平衡する。
【0023】すなわち、
【0024】
【数3】
【0025】とすることができ、出力トランジスタのバ
イアスによって入力端子1,2間にオフセット電圧が発
生することを防止できる。
【0026】図2は本考案の他の実施例を適用した差動
増幅器の回路図である。同図中、図1及び図3と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0027】図2に示す差動増幅器6は、従来の差動増
幅器4に、トランジスタQ9 、トランジスタQ13
14、及びトランジスタQ6 とトランジスタQ8 との間
に直列に接続されたレベルシフトダイオードD2 を追加
した構成であり、上記実施例と同様の効果が得られる。
【0028】上記の各実施例によれば、出力トランジス
タのバイアスにより入力端子間にオフセット電圧が発生
することを防止でき、入力端子間の微妙なオフセット電
圧が出力信号に影響して問題となる場合に極めて有効で
ある。
【0029】
【考案の効果】上述の如く、本考案によれば、第4のカ
レントミラー回路の出力電流と第2のカレントミラー回
路から第5のカレントミラー回路に供給する電流とを制
御トランジスタを介して接続することにより、出力トラ
ンジスタのバイアス電流によらず第1及び第2の入力ト
ランジスタのコレクタに流れる電流が平衡して所定比率
となるように出力トランジスタのベース電流が補償さ
れ、第1及び第2の入力トランジスタの両ベース間にオ
フセット電圧が発生することを防止できる等の特長を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を適用した差動増幅器の回路
図である。
【図2】本考案の他の実施例を適用した差動増幅器の回
路図である。
【図3】従来の差動増幅器の一例の回路図である。
【符号の説明】
1,2 入力端子 3 出力端子 4,5,6 差動増幅器 Q1 トランジスタ(第2のトランジスタ) Q2 トランジスタ(第1のトランジスタ) Q3 トランジスタ(第2の電流負荷) Q4 トランジスタ(第1の電流負荷) Q10、Q11 トランジスタ(出力回路) Q13、Q14 トランジスタ(電流生成手段) Q15 トランジスタ(定電流源)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電流を出力する定電流源(J)と、 前記定電流源から出力された前記定電流に応じて第1、
    第2、第3の電流を出力する第1のカレントミラー回路
    (Q14〜Q17)と、 前記第1のカレントミラー回路(Q14〜Q17)から出力
    される前記第1の電流がエミッタに供給され、第1の入
    力信号がベースに供給される第1の入力トランジスタ
    (Q1 )と、 前記第1のカレントミラー回路(Q14〜Q17)から出力
    される前記第1の電流がエミッタに供給され、第2の入
    力信号がベースに供給される第2の入力トランジスタ
    (Q2 )と、 前記第1の入力トランジスタ(Q1 )のコレクタ電流に
    応じた電流を出力する第2のカレントミラー回路(Q3
    、Q5 )と、 前記第2の入力トランジスタ(Q2 )のコレクタ電流に
    応じた電流を出力する第3のカレントミラー回路(Q4
    、Q6 )と、 前記第3のカレントミラー回路(Q4 、Q6 )の出力電
    流に応じた電流がベースに供給され、コレクタから出力
    信号を出力する出力トランジスタ(Q10)と、 前記第1のカレントミラー回路(Q14〜Q17)から出力
    される前記第2の電流に応じた電流を前記出力トランジ
    スタ(Q10)のコレクタに供給する第4のカレントミラ
    ー回路(Q11、Q12)と、 前記第2のカレントミラー回路(Q3 、Q5 )の出力電
    流に応じた電流を前記出力トランジスタ(Q10)のベー
    スに供給する第5のカレントミラー回路(Q7、Q8 )
    と、 前記第1のカレントミラー回路(Q14〜Q17)から出力
    される前記第3の電流がエミッタに供給され、前記第2
    のカレントミラー回路(Q3 、Q5 )と前記第5のカレ
    ントミラー回路(Q7 、Q8 )との接続点がベースに接
    続され、前記第2のカレントミラー回路(Q3 、Q5 )
    の出力電流に応じて前記第2のカレントミラー回路(Q
    3 、Q5 )から前記第5のカレントミラー回路(Q7 、
    Q8 )に供給する電流を制御する制御トランジスタ(Q
    13)とを有することを特徴とする増幅回路。
JP1992027634U 1992-04-27 1992-04-27 差動増幅器 Expired - Lifetime JP2580941Y2 (ja)

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JPH0588017U JPH0588017U (ja) 1993-11-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6464406A (en) * 1987-09-03 1989-03-10 Mitsubishi Electric Corp Operational amplifier

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JPH0588017U (ja) 1993-11-26

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