JP2580863C - - Google Patents
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- JP2580863C JP2580863C JP2580863C JP 2580863 C JP2580863 C JP 2580863C JP 2580863 C JP2580863 C JP 2580863C
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、楽音情報を格納した記憶媒体を備える楽音再生装置、特に各楽曲毎
の楽音再生における改良を行った楽音再生装置に関する。 [従来の技術] 近年、多数の楽曲の楽音情報をデジタルデータとして装置本体内に設けられる
楽音情報記憶媒体(ハードディスクなど)に予め格納しておき、この格納された
楽音情報を選択的に読み出し、この読出し情報を楽音再生機構によって再生する
楽音再生装置が開発されている。そして、このような楽音再生装置は、カラオケ
装置の分野に応用され、その利用度が高まってきている。 上記のような楽音情報記憶媒体に格納されるデータとしたMIDI(Musical Instrument Digital Interface)(「MIDI」は登録商標)情報を用いたもの
も出願されている。これは、国際的に規格化された情報で、音色,音程,音量な
どを示す情報である。すなわち、このMIDI情報を読み出し、MIDIインタ
ーフェースを介してシンセサイザーなどの楽音再生手段によって所定の伴奏音楽
を再生するようにしている。 このような楽音情報記憶媒体を用いたカラオケ装置においては、例えば歌い手
が希望する曲を選択すると、通常その曲をフルコーラス(一般に1番から3番ま
で)歌えるようにその伴奏音が再生される仕組となっている。 また、近年のカラオケ装置では、カラオケ伴奏の他に背景映像を画像表示する
機構も備えられており、その表示画像には、上記楽音情報記憶媒体に楽曲毎に格
納された歌詞情報に基づき、これを画像信号に変換して背景映像と共に表示画面
上に映し出すことが行われている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記カラオケ装置などの楽音再生装置では、歌い手などの使用
者は、希望する楽曲を選択することができるのみであり、再生される伴奏音や画
像表示される歌詞は、楽音情報として格納された順序、すなわち前奏部から始ま
り、各コーラス部(歌の各番)各コーラス毎の間奏部、さらに後奏部などの順(
いわゆるフルコーラスで)再生される。 従って歌い手が、コーラスの一部のみを歌うことは、表示される歌詞などが適
合しなくなるために困難であった。 しかしながら、カラオケでは、流行曲などは短時間で何度も再生され、聞き手
側にとっては、飽きてしまうことが多く、又、客の多い時などは1コーラス、あ
るいは2コーラスで終了して他の客の待ち時間を短くしたい場合がある。 このような状況において、歌い手の希望するコーラスパターンで、音楽を再生
し、か歌詞表示もその順番に適合させたいという課題が生じてきた。 本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、一曲
の楽曲の再生において部分的に各コーラスを再生し、かつ一曲の再生の流れを悪
化させずに伴奏音楽を再生することのできる楽音再生装置を提供することにある
。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明に係る楽音再生装置は、楽音情報に基づいて
楽音再生を行うもので、前記楽音情報は連続した一楽曲が、少なくとも前奏部、
第1コーラス部、第1間奏部、第2コーラス部、第2間奏部、第3コーラス部及
び後奏部からそれぞれなる区分情報によって所定範囲ごとに区切られた楽音情報
として楽音情報記憶媒体に格納されており、前記楽音情報記憶媒体に格納されて
いる連続した一楽曲の楽音情報のうち、前記いずれかのコーラス部の削除を含む
複数通りのコーラスパターンを選択するために、その複数通りのコーラスパター
ンのそれぞれに対応した複数のキーからなる選択手段と、当該選択手段のいずれ
かのキーが押下されたときに、そのキーに応じたコーラスパターンを前記複数通
りのコーラスパターンを記憶したパターン記憶手段から読み出し、その読み出し
たコーラスパターンに従って、前記所定範囲ごとに区切られた楽音情報に基づい
て楽音再生を行うように制御する制御部とを有することを特徴とする。 [作用] 上記構成の楽音再生装置によれば、連続した一楽曲が、少なくとも前奏部、第
1コーラス部、第1間奏部、第2コーラス部、第2間奏部、第3コーラス部及び
後奏部からそれぞれなる区分情報によって所定範囲ごとに区切られて楽音情報記
憶媒体に格納されている楽音情報に基づいて楽音再生をする際に、選択手段のい
ずれかのキーを押下すると、制御部は前記いずれかのコーラス部の削除を含む複
数通りのコーラスパターンを記憶したパターン記憶手段から、そのキーに応じた
コーラスパターンを読み出し、その読み出したコーラスパターンに従って、前記
所定範囲ごとに区切られた楽音情報に基づいて楽音再生を行う。 これにより、カラオケ装置などにおいて、上記区分情報を前奏部各コーラス部
、各間奏部及び後奏部にそれぞれ区切って構成すれば、使用者は任意にコーラス
部の一部のみを楽音再生させることが可能となる。 また、各コーラス部の情報と共に歌詞情報を格納しておけば、使用者の歌いた
い順番で対応するコーラスの歌詞の画像表示を行うこともできる。 [実施例] 以下、図面に基づいて本発明に係る楽音再生装置の実施例を具体的に説明する 。 第1図は、本発明の楽音情報記憶媒体に格納される一曲分の楽音情報のデータ
構成の一例を示している。 この格納された情報は、楽音情報部10と制御データ部12とからなっている
。楽音情報部10は、本実施例の場合前奏部14、第1コーラス部16、第1間
奏部18、第2コーラス部20、更に第2間奏部及び第3コーラス部(図示省略
)及び後奏部22とからなっている。 また、制御データ部12は、曲番を示すデータD01及び当該楽曲の前奏部1
4の先頭指示データのアドレスを示すD02、その終了指示データのアドレスを
示すD03、第1コーラス16の先頭指示データのアドレスを示すデータD04
及びその終了指示データのアドレスを示すD05、第1間奏部18の先頭指示デ
ータのアドレスを示すデータD06及びその終了指示データのアドレスを示すデ
ータD07、第2コーラス20の先頭指示データのアドレスを示すデータD08
及びその終了指示データのアドレスを示すD09のように順次区分情報毎の指示
データのアドレスを示すデータが格納され、最後の後奏部22の先頭指示データ
のアドレスを示すD14及び楽曲の終了指示データのアドレスを示すD15まで
のデータが格納されている。 なお、楽音情報部10の各区分情報にそれぞれ格納されたデータD20は、そ
れぞれの情報の先頭指示データ、データD30はそれぞれの情報の終了指示デー
タ、データD40は音符データ、そして、データD50は歌詞データについての
情報である。 このように、全ての楽曲の楽音情報は、曲番号データD01で始まり、選曲の
際、中央処理部はこのデータに基づいて検索を行う、そして、各区分情報は、そ
れぞれの先頭指示データD20及び終了指示データD30によって識別さるよう
になっている。 第2図は、本発明装置を応用したカラオケ装置の一例を示す概略ブロック図で
あり、多数の楽曲の楽音情報は、楽音情報記憶媒体としての楽曲記憶手段26に
格納されている。この楽曲記憶手段26は、例えばカラオケ装置本体内に組み込
まれるハードディスクなどによって構成されている。そして、格納される各楽曲 の楽音情報は、上記第1図に示したような楽音情報データである。 楽曲記憶手段26には中央制御部28が接続されており、更にこの中央制御部
28には選択手段30が接続されている。選択手段30は、歌い手が希望するコ
ーラスのパターンを指定するキーなどを有している。 この選択手段30の詳細を第3図に示す。選択手段30のパネル101には曲
名に対応する番号を入力するためのテンキー102と指定された楽曲を再生する
再生キー103と、前奏のみを再生するイントロゲームキー104と1コーラス
のみを演奏する1コーラスキー105と、コーラス部分を1つ省略できる2コー
ラスAキー106,2コーラスBキー107とフルコーラス再生するフルコーラ
スキー108と後奏のみをカットする後奏カットキー109が配設されている。 この選択手段30によって選択指定されたコーラスのパターンは中央制御部2
8に送出される。この中央制御部28は、中央処理部並びに制御部としての機能
を有する。 中央制御部28は、RAMなどにて構成され、位置記憶手段32が接続され、
中央制御部28から送られる制御データ(D01〜D15)を記憶する。 さらに、中央制御部28には、楽音情報の種々のパターンを記憶するためのメ
モリー31が接続されている。このメモリー31には選択手段30に配設された
各々のキーに応じた第4図のA〜Fに示す楽音情報のパターンが記憶されている
。 また、中央制御部28には楽音再生手段34及び映像回路36が接続されてい
る。楽音再生手段34は、楽音情報を受けこれをアナログの音声信号34aに変
換するものであり、映像回路36は歌詞情報などを映像信号36aに変換するも
のである。楽音再生手段34は、オーディオアンプ38を介してスピーカ40に
接続されている。また、映像回路36は表示手段42に接続されている。そして
、オーディオアンプ38には歌い手の声を入力するためのマイクロホン44が接
続されまた表示手段42には背景映像を表示するための背景映像発生手段(図示
せず)が接続されている。 上記構成のカラオケ装置による本発明の特徴的動作について説明する。 以下、1コーラスキー105が押下された場合について説明する。 まず、選択手段30にて、歌いたい曲の曲番指定が行われる。 そして、選択手段の1コーラスキー105が操作されたか否かが判断され、操
作された場合第4図に示すBに示す再生する順序がメモリー31より読み出され
る。 そして、中央制御部28はそのメモリー31より読み出されたコーラスパター
ンに対応して、それぞれの区分情報の先頭指示データD20及び終了指示データ
D30のアドレスデータであるD02〜D15、を指定された順序に従って位置
記憶手段32に記憶する。 つまり、1つの楽曲に前奏、第1コーラス、後奏の順で再生する場合には、位
置記憶手段32には制御データが、曲番を示すD01から始まり、前奏部14の
指示データのアドレスを示す制御データD02、D03→第1コーラス20の指
示データのアドレスを示す制御データD04、D05→後奏部22の指示データ
のアドレスを示す制御データD14、D15のような順序で記録される。これに
よって、1コーラスのみ曲でも一曲分が前奏から後奏まで連続して再生されるよ
うに制御データが入力されるものである。 そして、使用者の再生キー103によって再生スタート指示を受け、中央制御
部28は、位置記憶手段32に一旦記憶した制御データの順番にその示されたア
ドレスを指標として各区分情報(前奏部14や第1コーラス16など)を楽曲記
憶手段26から順次連続的に読み出し楽音再生手段34に送出する。 また、このとき歌詞データD50については映像回路36にその指定されたコ
ーラスの順序に従って送出される。そして、楽音再生手段34にて変換された音
声信号34aはオーディオアンプ38、更にスピーカ40に送られ、マイクロホ
ン44からの歌い手の歌と共に再生音として発せられる。また、再生される各コ
ーラスの伴奏に同期して歌詞が表示手段42に表示される。 なお、前奏のみを再生するイントロゲームキー104、2コーラスを再生する
2コーラスAキー106、2コーラスBキー107、フルコーラスキー108、
後奏のみをカットする後奏カットキー109が選択押下された場合は、それらの
キーを判別した後、前述と同様にしてその押下されたキーの内容に応じて区分し
情報を選択すればよい。 例えば、イントロゲームキー104が押下された場合は、第4図に示すAのよ
うに、2コーラスAキー106が押下された場合は第4図に示すCのように、2
コーラスBキー107が押下された場合は第4図に示すDのようにフルコーラス
キー108が押下された場合は、通常時と同じ第4図のEのように後奏のみカッ
トキー109が押下された場合は、第4図に示すFのように区分情報を選択すれ
ばよい。これによって、イントロあるいはコーラスのみを再生したり、後奏をカ
ットしたり2コーラスのみ再生したりすることが可能となる。 以上のように本実施例に係るカラオケ装置によれば、歌い手などの使用者は、
1つの楽曲について、通常のコーラス順ではなく、所望により一部を削除したコ
ーラスパターンで一曲を歌うことができる。 なお、一曲の楽音情報を区切る範囲は、更に細分化し、各コーラスを再分割す
ることも可能であり、そのような場合には分割した各情報毎の前後に指示データ
が記録されることとなる。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る楽音再生装置によれば、各楽曲の楽音情報
を所定範囲毎に区切り、その区切られた区分情報を任意のパターンで再生するこ
とができる。従って、一曲の楽曲再生において変化を得ることができ、使用者に
おいて同一の曲に対して異なった感覚を得ることができ、楽音再生装置の娯楽性
が高められる。
の楽音再生における改良を行った楽音再生装置に関する。 [従来の技術] 近年、多数の楽曲の楽音情報をデジタルデータとして装置本体内に設けられる
楽音情報記憶媒体(ハードディスクなど)に予め格納しておき、この格納された
楽音情報を選択的に読み出し、この読出し情報を楽音再生機構によって再生する
楽音再生装置が開発されている。そして、このような楽音再生装置は、カラオケ
装置の分野に応用され、その利用度が高まってきている。 上記のような楽音情報記憶媒体に格納されるデータとしたMIDI(Musical Instrument Digital Interface)(「MIDI」は登録商標)情報を用いたもの
も出願されている。これは、国際的に規格化された情報で、音色,音程,音量な
どを示す情報である。すなわち、このMIDI情報を読み出し、MIDIインタ
ーフェースを介してシンセサイザーなどの楽音再生手段によって所定の伴奏音楽
を再生するようにしている。 このような楽音情報記憶媒体を用いたカラオケ装置においては、例えば歌い手
が希望する曲を選択すると、通常その曲をフルコーラス(一般に1番から3番ま
で)歌えるようにその伴奏音が再生される仕組となっている。 また、近年のカラオケ装置では、カラオケ伴奏の他に背景映像を画像表示する
機構も備えられており、その表示画像には、上記楽音情報記憶媒体に楽曲毎に格
納された歌詞情報に基づき、これを画像信号に変換して背景映像と共に表示画面
上に映し出すことが行われている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記カラオケ装置などの楽音再生装置では、歌い手などの使用
者は、希望する楽曲を選択することができるのみであり、再生される伴奏音や画
像表示される歌詞は、楽音情報として格納された順序、すなわち前奏部から始ま
り、各コーラス部(歌の各番)各コーラス毎の間奏部、さらに後奏部などの順(
いわゆるフルコーラスで)再生される。 従って歌い手が、コーラスの一部のみを歌うことは、表示される歌詞などが適
合しなくなるために困難であった。 しかしながら、カラオケでは、流行曲などは短時間で何度も再生され、聞き手
側にとっては、飽きてしまうことが多く、又、客の多い時などは1コーラス、あ
るいは2コーラスで終了して他の客の待ち時間を短くしたい場合がある。 このような状況において、歌い手の希望するコーラスパターンで、音楽を再生
し、か歌詞表示もその順番に適合させたいという課題が生じてきた。 本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、一曲
の楽曲の再生において部分的に各コーラスを再生し、かつ一曲の再生の流れを悪
化させずに伴奏音楽を再生することのできる楽音再生装置を提供することにある
。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明に係る楽音再生装置は、楽音情報に基づいて
楽音再生を行うもので、前記楽音情報は連続した一楽曲が、少なくとも前奏部、
第1コーラス部、第1間奏部、第2コーラス部、第2間奏部、第3コーラス部及
び後奏部からそれぞれなる区分情報によって所定範囲ごとに区切られた楽音情報
として楽音情報記憶媒体に格納されており、前記楽音情報記憶媒体に格納されて
いる連続した一楽曲の楽音情報のうち、前記いずれかのコーラス部の削除を含む
複数通りのコーラスパターンを選択するために、その複数通りのコーラスパター
ンのそれぞれに対応した複数のキーからなる選択手段と、当該選択手段のいずれ
かのキーが押下されたときに、そのキーに応じたコーラスパターンを前記複数通
りのコーラスパターンを記憶したパターン記憶手段から読み出し、その読み出し
たコーラスパターンに従って、前記所定範囲ごとに区切られた楽音情報に基づい
て楽音再生を行うように制御する制御部とを有することを特徴とする。 [作用] 上記構成の楽音再生装置によれば、連続した一楽曲が、少なくとも前奏部、第
1コーラス部、第1間奏部、第2コーラス部、第2間奏部、第3コーラス部及び
後奏部からそれぞれなる区分情報によって所定範囲ごとに区切られて楽音情報記
憶媒体に格納されている楽音情報に基づいて楽音再生をする際に、選択手段のい
ずれかのキーを押下すると、制御部は前記いずれかのコーラス部の削除を含む複
数通りのコーラスパターンを記憶したパターン記憶手段から、そのキーに応じた
コーラスパターンを読み出し、その読み出したコーラスパターンに従って、前記
所定範囲ごとに区切られた楽音情報に基づいて楽音再生を行う。 これにより、カラオケ装置などにおいて、上記区分情報を前奏部各コーラス部
、各間奏部及び後奏部にそれぞれ区切って構成すれば、使用者は任意にコーラス
部の一部のみを楽音再生させることが可能となる。 また、各コーラス部の情報と共に歌詞情報を格納しておけば、使用者の歌いた
い順番で対応するコーラスの歌詞の画像表示を行うこともできる。 [実施例] 以下、図面に基づいて本発明に係る楽音再生装置の実施例を具体的に説明する 。 第1図は、本発明の楽音情報記憶媒体に格納される一曲分の楽音情報のデータ
構成の一例を示している。 この格納された情報は、楽音情報部10と制御データ部12とからなっている
。楽音情報部10は、本実施例の場合前奏部14、第1コーラス部16、第1間
奏部18、第2コーラス部20、更に第2間奏部及び第3コーラス部(図示省略
)及び後奏部22とからなっている。 また、制御データ部12は、曲番を示すデータD01及び当該楽曲の前奏部1
4の先頭指示データのアドレスを示すD02、その終了指示データのアドレスを
示すD03、第1コーラス16の先頭指示データのアドレスを示すデータD04
及びその終了指示データのアドレスを示すD05、第1間奏部18の先頭指示デ
ータのアドレスを示すデータD06及びその終了指示データのアドレスを示すデ
ータD07、第2コーラス20の先頭指示データのアドレスを示すデータD08
及びその終了指示データのアドレスを示すD09のように順次区分情報毎の指示
データのアドレスを示すデータが格納され、最後の後奏部22の先頭指示データ
のアドレスを示すD14及び楽曲の終了指示データのアドレスを示すD15まで
のデータが格納されている。 なお、楽音情報部10の各区分情報にそれぞれ格納されたデータD20は、そ
れぞれの情報の先頭指示データ、データD30はそれぞれの情報の終了指示デー
タ、データD40は音符データ、そして、データD50は歌詞データについての
情報である。 このように、全ての楽曲の楽音情報は、曲番号データD01で始まり、選曲の
際、中央処理部はこのデータに基づいて検索を行う、そして、各区分情報は、そ
れぞれの先頭指示データD20及び終了指示データD30によって識別さるよう
になっている。 第2図は、本発明装置を応用したカラオケ装置の一例を示す概略ブロック図で
あり、多数の楽曲の楽音情報は、楽音情報記憶媒体としての楽曲記憶手段26に
格納されている。この楽曲記憶手段26は、例えばカラオケ装置本体内に組み込
まれるハードディスクなどによって構成されている。そして、格納される各楽曲 の楽音情報は、上記第1図に示したような楽音情報データである。 楽曲記憶手段26には中央制御部28が接続されており、更にこの中央制御部
28には選択手段30が接続されている。選択手段30は、歌い手が希望するコ
ーラスのパターンを指定するキーなどを有している。 この選択手段30の詳細を第3図に示す。選択手段30のパネル101には曲
名に対応する番号を入力するためのテンキー102と指定された楽曲を再生する
再生キー103と、前奏のみを再生するイントロゲームキー104と1コーラス
のみを演奏する1コーラスキー105と、コーラス部分を1つ省略できる2コー
ラスAキー106,2コーラスBキー107とフルコーラス再生するフルコーラ
スキー108と後奏のみをカットする後奏カットキー109が配設されている。 この選択手段30によって選択指定されたコーラスのパターンは中央制御部2
8に送出される。この中央制御部28は、中央処理部並びに制御部としての機能
を有する。 中央制御部28は、RAMなどにて構成され、位置記憶手段32が接続され、
中央制御部28から送られる制御データ(D01〜D15)を記憶する。 さらに、中央制御部28には、楽音情報の種々のパターンを記憶するためのメ
モリー31が接続されている。このメモリー31には選択手段30に配設された
各々のキーに応じた第4図のA〜Fに示す楽音情報のパターンが記憶されている
。 また、中央制御部28には楽音再生手段34及び映像回路36が接続されてい
る。楽音再生手段34は、楽音情報を受けこれをアナログの音声信号34aに変
換するものであり、映像回路36は歌詞情報などを映像信号36aに変換するも
のである。楽音再生手段34は、オーディオアンプ38を介してスピーカ40に
接続されている。また、映像回路36は表示手段42に接続されている。そして
、オーディオアンプ38には歌い手の声を入力するためのマイクロホン44が接
続されまた表示手段42には背景映像を表示するための背景映像発生手段(図示
せず)が接続されている。 上記構成のカラオケ装置による本発明の特徴的動作について説明する。 以下、1コーラスキー105が押下された場合について説明する。 まず、選択手段30にて、歌いたい曲の曲番指定が行われる。 そして、選択手段の1コーラスキー105が操作されたか否かが判断され、操
作された場合第4図に示すBに示す再生する順序がメモリー31より読み出され
る。 そして、中央制御部28はそのメモリー31より読み出されたコーラスパター
ンに対応して、それぞれの区分情報の先頭指示データD20及び終了指示データ
D30のアドレスデータであるD02〜D15、を指定された順序に従って位置
記憶手段32に記憶する。 つまり、1つの楽曲に前奏、第1コーラス、後奏の順で再生する場合には、位
置記憶手段32には制御データが、曲番を示すD01から始まり、前奏部14の
指示データのアドレスを示す制御データD02、D03→第1コーラス20の指
示データのアドレスを示す制御データD04、D05→後奏部22の指示データ
のアドレスを示す制御データD14、D15のような順序で記録される。これに
よって、1コーラスのみ曲でも一曲分が前奏から後奏まで連続して再生されるよ
うに制御データが入力されるものである。 そして、使用者の再生キー103によって再生スタート指示を受け、中央制御
部28は、位置記憶手段32に一旦記憶した制御データの順番にその示されたア
ドレスを指標として各区分情報(前奏部14や第1コーラス16など)を楽曲記
憶手段26から順次連続的に読み出し楽音再生手段34に送出する。 また、このとき歌詞データD50については映像回路36にその指定されたコ
ーラスの順序に従って送出される。そして、楽音再生手段34にて変換された音
声信号34aはオーディオアンプ38、更にスピーカ40に送られ、マイクロホ
ン44からの歌い手の歌と共に再生音として発せられる。また、再生される各コ
ーラスの伴奏に同期して歌詞が表示手段42に表示される。 なお、前奏のみを再生するイントロゲームキー104、2コーラスを再生する
2コーラスAキー106、2コーラスBキー107、フルコーラスキー108、
後奏のみをカットする後奏カットキー109が選択押下された場合は、それらの
キーを判別した後、前述と同様にしてその押下されたキーの内容に応じて区分し
情報を選択すればよい。 例えば、イントロゲームキー104が押下された場合は、第4図に示すAのよ
うに、2コーラスAキー106が押下された場合は第4図に示すCのように、2
コーラスBキー107が押下された場合は第4図に示すDのようにフルコーラス
キー108が押下された場合は、通常時と同じ第4図のEのように後奏のみカッ
トキー109が押下された場合は、第4図に示すFのように区分情報を選択すれ
ばよい。これによって、イントロあるいはコーラスのみを再生したり、後奏をカ
ットしたり2コーラスのみ再生したりすることが可能となる。 以上のように本実施例に係るカラオケ装置によれば、歌い手などの使用者は、
1つの楽曲について、通常のコーラス順ではなく、所望により一部を削除したコ
ーラスパターンで一曲を歌うことができる。 なお、一曲の楽音情報を区切る範囲は、更に細分化し、各コーラスを再分割す
ることも可能であり、そのような場合には分割した各情報毎の前後に指示データ
が記録されることとなる。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る楽音再生装置によれば、各楽曲の楽音情報
を所定範囲毎に区切り、その区切られた区分情報を任意のパターンで再生するこ
とができる。従って、一曲の楽曲再生において変化を得ることができ、使用者に
おいて同一の曲に対して異なった感覚を得ることができ、楽音再生装置の娯楽性
が高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は記憶媒体に格納される一曲分の楽音情報のデータ構成の一実施例を示
す説明図、第2図は本発明装置を応用したカラオケ装置の一例を示す概略ブロッ
ク図、第3図は選択手段の平面図であり、第4図は、再生するコーラスの種々の
パターン例を説明する説明図である。 図中、10は楽音情報部、12は制御データ部、14は前奏部、16は第1コ
ーラス、18は第1間奏部、20は第2コーラス、22は後奏部、D01〜D0
5は制御データ、26は楽曲記憶手段、28は中央制御部、30は選択手段、3
2は位置記憶手段、34は楽音再生手段、36は映像回路である。
す説明図、第2図は本発明装置を応用したカラオケ装置の一例を示す概略ブロッ
ク図、第3図は選択手段の平面図であり、第4図は、再生するコーラスの種々の
パターン例を説明する説明図である。 図中、10は楽音情報部、12は制御データ部、14は前奏部、16は第1コ
ーラス、18は第1間奏部、20は第2コーラス、22は後奏部、D01〜D0
5は制御データ、26は楽曲記憶手段、28は中央制御部、30は選択手段、3
2は位置記憶手段、34は楽音再生手段、36は映像回路である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.楽音情報に基づいて楽音再生を行う楽音再生装置において、 前記楽音情報は連続した一楽曲が、少なくとも前奏部、第1コーラス部、第1
間奏部、第2コーラス部、第2間奏部、第3コーラス部及び後奏部からそれぞれ
なる区分情報によって所定範囲ごとに区切られた楽音情報として楽音情報記憶媒
体に格納されており、 前記楽音情報記憶媒体に格納されている連続した一楽曲の楽音情報のうち、前
記いずれかのコーラス部の削除を含む複数通りのコーラスパターンを選択するた
めに、その複数通りのコーラスパターンのそれぞれに対応した複数のキーからな
る選択手段と、 当該選択手段のいずれかのキーが押下されたときに、そのキーに応じたコーラ
スパターンを前記複数通りのコーラスパターンを記憶したパターン記憶手段から
読み出し、その読み出したコーラスパターンに従って、前記所定範囲ごとに区切
られた楽音情報に基づいて楽音再生を行うように制御する制御部と、 を有することを特徴とする楽音再生装置。
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