JP4081789B2 - 電子楽器 - Google Patents

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    • G10H2240/281Protocol or standard connector for transmission of analog or digital data to or from an electrophonic musical instrument
    • G10H2240/311MIDI transmission

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、所定の音階に基づいて予め各音を設定した複数のスライド型フェーダを用いて演奏する電子楽器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
異なる曲をミックスし、ノンストップリミックスと呼ばれる曲を途切らすことなく長時間に渡って音楽を再生していくDJプレイは、1990年代に出現した“スクラッチ”(フェーダーと呼ばれるスライド抵抗を使用して、曲を切り刻みリズムを作る)というテクニックにより、大きく変化した。このテクニックの出現によりDJ機器(レコードプレーヤー、CD、DJミキサー等)を楽器的に使用することが可能になり、この結果新たな音楽ジャンルが創生され、この新しい音楽ジャンルは世界の若者たちの間に広く浸透してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の弦楽器や鍵盤楽器とは全く異なってDJ機器を楽器的に使用する場合に、音源ソースとして利用できるものは現在のところレコードやCDのみであるため、表現力の幅が著しく制約されるという問題があった。
【0004】
表現力の幅を広げるためには、コンピュータや鍵盤楽器を用いることが考えられるが、音楽を作るという感性的で直感的な性格のユーザーが多いDJプレイの分野において、ユーザに新たにコンピューターや鍵盤楽器をマスターしてもらうために多くの練習と高い習熟度を要求するのは困難である。このためこのようなユーザーが簡単にDJプレイに適した音楽を作り出すことの障害となっている。
【0005】
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、DJ機器を楽器的に使用してDJプレイを楽しむ場合に、音源ソースの多様化を図って表現力の幅を広げることを可能にし、また多くの練習と高い習熟度を必要とすることなくDJプレイに適した音楽を簡単に作れまた演奏できるようにする電子楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の構成】
この発明によればこの目的は、音階の中のそれぞれの音に対応して設けられ、スライド操作によって各音の出力音量を変化させる複数のスライド型フェーダと、各スライド型フェーダの各音を決める音階を設定する音階設定手段と、予め設定された音質で各スライド型フェーダに割り当てた音を合成し、前記スライド型フェーダの操作に基づいて音量変化パターンを決める音合成手段とを備え、前記音階設定手段は、少なくとも長音階と短音階とを切替える音階切替えスイッチと、前記音階切替えスイッチで選択した音階の各音を複数のスライド型フェーダに割り当てるアサインキーとを備えることを特徴とする電子楽器、により達成される。
【0007】
ここに用いるスライド型フェーダは、スライド抵抗器などが適する。スライド型フェーダの数は1オクターブに含まれる音数よりも少なくない数とするのがよい。例えば1オクターブを13段目で一周する半音階で、12段を7歩で昇り降りする7音音階とする全音階的音階(全音階、Diatonic Scale)の場合には少なくとも8個のスライド型フェーダを用いるのがよい。
【0008】
音階設定手段は、複数の音階、例えば長音階(MAJOR)、短音階(MINOR)、他の7音階(自然短音階、和声短音階、旋律短音階など)、民族音楽で用いる特殊な音階などを予め設定しておき、いずれかの音階を選択することによってこの選択された音階の各音を各スライド型フェーダに割り当てるように構成することができる。
【0009】
この場合、選択した音階に含まれた音を各スライド型フェーダに割り当てるためにアサインキーを設けるのがよい。例えばC−Major、D−Major、…、C−Minor、D−Minor…、などを設定するためにアサインキーを用いるものである。
【0010】
スライド型フェーダは、1オクターブ分の音数の数として、各スライド型フェーダに割り当てられた音をオクターブ単位で上げたり下げたり変化させるスイッチ(オクターブ切替スイッチ)を設ければ、1オクターブを超える音を用いて演奏することができる。全てのスライド型フェーダに割り当てられた全てのを一括してオクターブ単位で変化させるスイッチ(マスターオクターブ切替スイッチ)を設けておいてもよい。
【0011】
音合成手段は、電子回路で音を合成して作るものであり、スライド型フェーダの操作量(ストローク量)に比例した出力をデジタル信号にするADコンバータと、このデジタル信号を予めセットされた特性の音にするためのコマンドを出力するCPUと、このコマンドに基づいて所定の音色データを出力するDSPと、このDSPの出力をアナログ信号に変換するDAコンバータとで構成することができる。このDAコンバータが出力するアナログ信号は、一般の音響機器と同様に、増幅器で増幅し、スピーカを駆動する。
【0012】
ここでCPUは、発音、エンベロープ、持続音、減衰器などの切替を指示すると共に音量を指示するコマンドをDSPに出力するものとする。またスライド型フェーダのストローク量に対する出力音量の大きさの変化特性を設定するためのキーフェーダカーブ選択スイッチを付加してもよい。例えば音の出力を時間と共に漸増させたり、漸減させたり、一定にしたりするのをこのスイッチで選択できるようにすれば、一層変化に富んだ演奏が可能になる。
【0013】
音合成手段は、種々の音源を利用することができる。予め外部記憶媒体に音源データを記憶しておき、これを読出して用いることができる。またマイクやレコードやCDなどの音をデジタル信号に変換し、このデータをDSPで処理してメモリしておき、このデータを読出して用いることもできる。
【0015】
【実施態様】
図1は本発明の一実施態様である電子楽器の正面図、図2は主として音合成手段の構成を示す図、図3はスライド型フェーダの出力特性図、図4はスライド型フェーダのストローク量と音源出力の特性例を示す図である。
【0016】
図1、2において、符号1で示す10個のキー群はスライド型フェーダである。スライド型フェーダ1は例えばスライド抵抗であり、キーのスライド量(ストローク量)によってその出力、例えば出力電圧が変化する。そのストローク変化に対する出力(電圧)の変化は図3に示すように、例えば正比例するものが望ましい。10個のキー群は、演奏者が左右の手の指先で同時に触れることができる間隔をもって配列され、各キーは演奏者側から見て前後にスライドする。
【0017】
符号2はオクターブ切替スイッチであり、各スライド型フェーダ1ごとに設けられている。この切替スイッチ2は前後に揺動可能であり、直立位置に自動復帰する。この切替スイッチ2は対応するスライド型フェーダ1に割り当てられた音を1オクターブ単位で上昇あるいは下降させる。すなわち1度上に押して直立位置に復帰させれば、1オクターブ上昇し、上に押した回数分のオクターブ数上昇する。同様に下へ押した回数と同数のオクターブ数下降する。
【0018】
符号3は、マスターオクターブ切替スイッチであり、全てのスライド型フェーダ1に割り当てられた各音を一括してオクターブ単位で上下させる。この切替スイッチ3は1個だけ設けられ、前記オクターブ切替スイッチ2と同一構造のものである。
【0019】
符号4はキーフェーダカーブ選択スイッチである。この選択スイッチ4は直立(B)・前傾(A)、後傾(C)の3位置を選択可能であり、スライド型フェーダ1のストローク量に対する出力音量の変化特性を設定する。すなわちフェーダのカーブを3種類に切り替えるものである。
【0020】
5は音階(スケール、Scale)切替スイッチである。このスイッチ5は、発生させる音の音階、すなわち長音階(Major)、短音階(Minor)、7音階(7th)、民族音楽の音階(worldl、world2)などを切り替えるものである。
【0021】
6はアサインキーでありC(ド)、D(レ)、…、Cの8個のキーで構成され、音階切替スイッチ5で選択した音階の各音を設定する。例えばスイッチ5で長音階(Major)を選択し、アサインキー6の中の「C」を選択すれば、C−Major(ハ長調)の各音を10本のスライド型フェーダに左側から右側の順に振り分ける。これら音階切替スイッチ5とアサインキー6は音階設定手段を形成する。
【0022】
【表1】
Figure 0004081789
【0023】
【表2】
Figure 0004081789
【0024】
表1は、このように切替スイッチ(スケール切替スイッチ)5で“長調(Major)”を選択した場合に、アサインキー(6)に対応して各スライド型フェーダ1に割り当てられるを示す。同様に表2は、切替スイッチ(スケール切替スイッチ)5で“短調(Minor)”を選択した場合に、アサインキー(6)に対応して各スライド型フェーダに割り当てられるを示す。
【0025】
7は後記のファクションキー9〜12のパラメータ選択用のコントロールフェーダ、8は表示板(ディスプレイ)である。ファンクションキー9は音質(トーン、TONE)設定用であり、このキー9を押すことによりスライド型フェーダ1に設定される音色を設定する。例えばこのキー9を押すと表示板8の表示番号が点滅を始め、コントロールフェーダ7を上下させることによって01〜99までの99種類の音色を選択し、音色が決まったらエンターキー13を押す。このエンターキー13を押すことにより、表示板8の番号が連続点灯に変わり、その音色が割り当てられるものである。
【0026】
10は調律(TUNE)用のファンクションキーであり、このキー10を1回押すことによって、±半音(100セント)の調律を変えることができる。すなわちこのキー10を1回押すとこの調律のモードに入り、コントロールフェーダ7を上下させることによって±半音(100セント)の調律が可能である。
【0027】
11はアルペジオ設定用のファンクションキーである。このキー11を押すことにより設定されたシーケンスに基づいて自動演奏になる。12はMIDI方式により外部音源を使用する時に各種パラメータを設定するために用いるファンクションキーである。13はこれら各種のファンクションキー9〜13のパラメータを決定するために用いるキー(エンターキー)である。
【0028】
14はベンドホイールであり、このホイールを前後方向に回すことにより、発音されている音の音高を±1音分上下に変化させることができる。15はマスターフェーダであり、音声のマスターボリューム(図示せず)をコントロールするためのフェーダである。このフェーダ15を右に一杯にスライドさせることにより最大音量となる。
【0029】
16はマスターフェーダカーブ選択スイッチである。このスイッチ16はマスターフェーダ15のフェーダカーブをA、B、Cの3種の中から選択することができる。17はマスターイコライザであり、マスターの2バンドイコライザである。18はヘッドフォンモニタ用のレベルボリュームである。
【0030】
図2において20は音合成手段である。この音合成手段20は、ADコンバータ(A/D Matrix)21と、CPU22と、DSP(Degital Signal Processor)23と、ROMやRAMで構成されるメモリ24(24A、24B)と、CODEC(Coder−Decoder)25とを有する。ADコンバータ21はスライド型フェーダ1のストローク量に比例した出力(電圧)をデジタル信号に変換する。CPU22はこのADコンバータ21でデジタル化した信号を予めセットされた特性の音にするためのコマンドを出力する。
【0031】
すなわちスライド型フェーダ1、オクターブ切替スイッチ2、3、音階選択スイッチ5、アサインキー6、ファンクションキー9〜13、フェーダカーブ選択スイッチ4、16、などにより設定される信号に基づいて、CPU22は所定のコマンドを出力する。なおスイッチ2、3、4、5、16やキー6、9〜13などの信号は、スイッチ(SW/Matrix)26を通してCPU22に入力される。
【0032】
DSP23はいわゆる音声合成LSIであり、デジタル信号処理により人工的に音を作り出す。すなわち、デジタル化した音声信号または音声を生成する規則や音色データをメモリ24(音声ROM24AやRAM24B)に記憶しておき、これをもとにして音声の合成や組合せを行う。
【0033】
なおCPU22には、外部のメモリーカード等の記憶媒体27に記憶した音源データ(音色データ)を、インターフェース(CARD I/F)28を介して入力可能である。このように外部の記憶媒体27の音も使えるようにすることにより、一層変化に富んだ演奏が可能になるものである。すなわち利用者が自分でサンプリングした音やコンピュータで作成したデータファイルを用いて、音色のバリエーションを限りなく増やすことができる。
【0034】
CODEC25は音声信号のデジタル符号器(coder)とデジタル復号器(decoder)とを一体化したものである。このCODEC25は、ROM24Aに記憶(格納)した音色データや外部メモリ27から読込んでデジタル処理しRAM24Bに記憶(格納)した音色データ以外の外部の音源29を利用できるようにするものである。
【0035】
すなわちマイクや、レコードのターンテーブルや、MD(ミニディスク)あるいはCD(コンパクトディスク)などの外部音源29の出力(アナログ信号)が入力切替スイッチ(Input Select)30および入力バッファ(Input BUF)31を介してこのCODEC25に入力される。CODEC25は、この入力される信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換してDSP23に送り、デジタル処理を行ってからRAM24Bにメモリすることにより、音色データとして利用できるようにするものである。
【0036】
DSP23は、CPU22が出力するコマンドに基づいてメモリ24から所定の音源の音色データを読出し、ROM24Aから読出したデータを用いて音を合成する。
【0037】
このように合成された音のデジタル信号はCODEC25でデジタル信号からアナログ信号に変換され、さらに右用および左用の信号に分けて増幅器32で増幅されて左右のスピーカ33に送られる。
【0038】
次にこの装置による音源コントロールの方法を説明する。まず前記のように、ファンクションキー9〜13や、音階切替スイッチ5、アサインキー6などによる設定を行う。10個のうち任意のスライド型フェーダ1のフルストローク(全スライド範囲)をADコンバータ21を使ってデジタル化(符号化)し、このデータを元にして音合成手段20による発音制御およびエンベロープのコントロールを行う。
【0039】
例えば、45mmのストローク長を8bit256階調(A0〜A256)に符号化した場合には、図4の(A)〜(D)に示すように音源のコントロールを行う。図4の(A)で、スライド型フェーダ1のキーを下端から上方へ移動させていく場合を考える。キーがA10の位置に来ると発音を開始する。その後A256に達するまで持続音の音量が比例的に増加していき、A256の位置で最大になる。フェーダ1を下方へ戻すと、音量が減少し、A9で持続音が停止する。
【0040】
図4の(B)では、同様にA10で最大音量で発音開始し、A256までこの音量の持続音のままで出力される。フェーダ1を戻すとA9の位置で持続音は停止する。
【0041】
図4の(C)では同様に、A10で発音開始し、A10〜A64の間ではフェーダ1の移動量に対して比例的に持続音の音量が増加する。A64からA128の間では一定音量の持続音が出力される。そしてA129で持続音が解除されると共に減衰制御機構(サステイン)が作動開始し、音合成手段20により予めセットされた特性に従って減衰する。
【0042】
図4の(D)では、同様にA10で発音を開始し、その後A255まで指数曲線特性に基づいて徐々に持続音量が増大する。そしてA256で持続音の音量は最大になる。
【0043】
このようにフェーダ1のストローク量に対する音量の変化特性を演奏者の好みに応じて予めセットしてから、演奏者は両手の指を10個のフェーダ1に位置合わせする。1つまたは複数の任意のフェーダ1を上方へ移動させることにより、希望の音高の音を出力させることができる。フェーダ1の移動位置や速度を変えることによって変化に富んだ演奏が可能になる。
【0044】
フェーダ1の音高は、オクターブ切替スイッチ2、3を用いることによってオクターブ単位で変化させることができるので、音域の広い曲の演奏も可能である。
【0045】
フェーダ1による発音制御とエンベロープのコントロールは2つの方法で行うことができる。第1の方法は、フェーダカーブ切替スイッチ4を用いて、大まかに3つのフェーダカーブ(A、B、C)に切替えてエンベロープをコントロールする方法である。この方法は主にサンプリング音色などに用いられる。
【0046】
第2の方法は、メモリ24(ROM24AやRAM24B)に記憶する音色データとして予め記憶する方法である。この方法は図4の(A)〜(D)に示すような様々なエンベロープカーブに対応させてプログラミングしたデータをメモリ24に記憶しておくことにより、そのプリセットした音色データの特色を最大限に生かすことができる。すなわちプリセットした音色に好適な方法である。
【0047】
【発明の効果】
本発明は以上のように、複数のスライド型フェーダに音階の各音を予め設定しておき、音合成手段で合成した音の出力音量をスライド型フェーダの操作により変化させるものであるから、音源ソースの音を多様化することができ、音楽の表現力の幅を広げることができる。
【0048】
またスライド型フェーダなどを指先で操作するだけで演奏できるので、多くの練習や高い習熟度が必要無くなり、だれでも容易にDJプレイを楽しむことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の正面図
【図2】音合成手段の構成を示す図
【図3】スライド型フェーダの出力特性図
【図4】フェーダのストローク量に対する音源出力の特性例を示す図
【符号の説明】
1 スライド型フェーダ
2、3 オクターブ切替スイッチ
5 音階切替スイッチ
6 アサインキー
9〜12 ファンクションキー
20 音合成手段
21 ADコンバータ
22 CPU
23 DSP
25 CODEC(DAコンバータ)
27 外部記憶媒体
29 外部音源

Claims (11)

  1. 音階の中のそれぞれの音に対応して設けられ、スライド操作によって各音の出力音量を変化させる複数のスライド型フェーダと、
    各スライド型フェーダの各音を決める音階を設定する音階設定手段と、
    予め設定された音質で各スライド型フェーダに割り当てた音を合成し、前記スライド型フェーダの操作に基づいて音量変化パターンを決める音合成手段とを備え、
    前記音階設定手段は、少なくとも長音階と短音階とを切替える音階切替えスイッチと、前記音階切替えスイッチで選択した音階の各音を複数のスライド型フェーダに割り当てるアサインキーとを備えることを特徴とする電子楽器
  2. スライド型フェーダはスライド抵抗である請求項1の電子楽器。
  3. スライド型フェーダは、1オクターブに含まれる音の数より少なくない数である請求項1または2の電子楽器。
  4. 音階設定手段は、音階切替えスイッチで選択された音階に含まれる少なくとも1オクターブのを各スライド型フェーダに対して設定する請求項1または2または3の電子楽器。
  5. 各スライド型フェーダに割り当てられた音をオクターブ単位で変化させるオクターブ切替スイッチを有する請求項1〜4のいずれかの電子楽器。
  6. 全てのスライド型フェーダに割り当てられた各音をオクターブ単位で変化させるマスターオクターブ切替スイッチを有する請求項1〜4のいずれかの電子楽器。
  7. 音合成手段は、
    スライド型フェーダの操作量に比例した出力をデジタル信号に変換するADコンバータと、
    このADコンバータでデジタル化された信号を予めセットされた特性の音にするためのコマンドを出力するCPUと、
    このCPUが出力するコマンドに基づいて所定の音色データを出力するDSPと、
    このDSPの出力をアナログ音信号に変換するDAコンバータと、
    を備える請求項1〜6のいずれかの電子楽器。
  8. CPUは、予め設定された発音、エンベロープ、持続音、減衰音の少なくとも1つの切替を指示すると共に音量を示すコマンドをDSPに出力する請求項7の電子楽器。
  9. スライド型フェーダのストローク量に対する出力音量の変化特性を設定するためのキーフェーダカーブ選択スイッチを有する請求項1〜8いずれかの電子楽器。
  10. 音合成手段は、外部記憶媒体に予め記憶した音源データを用いて音を合成する請求項1〜9のいずれかの電子楽器。
  11. 音合成手段は、外部音源のアナログ出力をデジタル信号に変換して記憶した音源データを用いて音を合成する請求項1〜9のいずれかの電子楽器。
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