JP2580738Y2 - 内燃機関の吸気系の構造 - Google Patents
内燃機関の吸気系の構造Info
- Publication number
- JP2580738Y2 JP2580738Y2 JP1992032234U JP3223492U JP2580738Y2 JP 2580738 Y2 JP2580738 Y2 JP 2580738Y2 JP 1992032234 U JP1992032234 U JP 1992032234U JP 3223492 U JP3223492 U JP 3223492U JP 2580738 Y2 JP2580738 Y2 JP 2580738Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- intake system
- compressor
- engine
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関の吸気系の構
造、特に2つの過給機を装備した内燃機関の吸気系の構
造に関する。
造、特に2つの過給機を装備した内燃機関の吸気系の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】V8エンジンと称される内燃機関におい
ては(直6エンジンでもよい。)、過給効率をよくする
ために、1つのエンジンに2つの過給機が装備される
(例えば、実開昭63−28834号公報)。
ては(直6エンジンでもよい。)、過給効率をよくする
ために、1つのエンジンに2つの過給機が装備される
(例えば、実開昭63−28834号公報)。
【0003】そして、レイアウト的に有利にするため
に、図3に示すように各エアクリーナ7から各過給機6
のコンプレッサ4に至るまで、共通のエアダクト10で
連結している(三菱ディーゼルエンジンDC型整備解説
書昭和58年7月)。
に、図3に示すように各エアクリーナ7から各過給機6
のコンプレッサ4に至るまで、共通のエアダクト10で
連結している(三菱ディーゼルエンジンDC型整備解説
書昭和58年7月)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、前述のよう
にエアダクト10を共通にすると、過給機6同士の干渉
により、機関低速域運転では、使用限界が低くなり、機
関高速域運転では、過給機の効率低下を招く。また、強
度的にも弱く、過給機の干渉によるエアダクト10の振
動によって騒音も生じ易い。
にエアダクト10を共通にすると、過給機6同士の干渉
により、機関低速域運転では、使用限界が低くなり、機
関高速域運転では、過給機の効率低下を招く。また、強
度的にも弱く、過給機の干渉によるエアダクト10の振
動によって騒音も生じ易い。
【0005】本考案は上記に鑑みてなされたもので、運
転全域で過給機の効率向上を図ると共に、レイアウト的
に有利にし、また強度的に向上させ、雑音も低減できる
内燃機関の吸気系の構造を提供することを目的とする。
転全域で過給機の効率向上を図ると共に、レイアウト的
に有利にし、また強度的に向上させ、雑音も低減できる
内燃機関の吸気系の構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、各エアクリー
ナから、V型エンジンの左右バンクに夫々装着した過給
機に、エアダクトを装着した内燃機関の吸気系におい
て、上記過給機のコンプレッサを対向配置すると共に、
上記各エアクリーナから各コンプレッサに至る上記エア
ダクトを、中心に仕切壁を設けた一体のダクトで構成し
たこと、を特徴とする。
ナから、V型エンジンの左右バンクに夫々装着した過給
機に、エアダクトを装着した内燃機関の吸気系におい
て、上記過給機のコンプレッサを対向配置すると共に、
上記各エアクリーナから各コンプレッサに至る上記エア
ダクトを、中心に仕切壁を設けた一体のダクトで構成し
たこと、を特徴とする。
【0007】
【作用】各エアクリーナから各コンプレッサに至る間
を、中心に仕切壁を設けた一体のダクトで構成すれば、
導入されるエアの干渉がなくなって運転全域で過給機効
率が向上する。
を、中心に仕切壁を設けた一体のダクトで構成すれば、
導入されるエアの干渉がなくなって運転全域で過給機効
率が向上する。
【0008】また、レイアウト的に有利になり、強度的
にも向上して騒音も少なくなる。
にも向上して騒音も少なくなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本考案の内燃機関の吸気系の構造の一実施
例を示したものである。
る。図1は、本考案の内燃機関の吸気系の構造の一実施
例を示したものである。
【0010】図において、1は内燃機関、例えばV8エ
ンジンからなる。V8エンジンの一方側2と他方側3に
は、それぞれコンプレッサ4とタービン5からなる過給
機6が装備されている。
ンジンからなる。V8エンジンの一方側2と他方側3に
は、それぞれコンプレッサ4とタービン5からなる過給
機6が装備されている。
【0011】7,7は導入するエアを浄化する各エアク
リーナである。そして、各エアクリーナ7と各過給機6
のコンプレッサ4間が、図1,図2に示すように中心に
仕切壁8を設けた一体のエアダクト9で連結されてい
る。
リーナである。そして、各エアクリーナ7と各過給機6
のコンプレッサ4間が、図1,図2に示すように中心に
仕切壁8を設けた一体のエアダクト9で連結されてい
る。
【0012】かかる構成の内燃機関の吸気系の構造によ
れば、各エアクリーナ7から各過給機6のコンプレッサ
4に至る間が仕切壁8を設けた一体のエアダクト9から
なっているので、各エアクリーナ7から導入されるエア
の脈動,渦等の相互干渉はなくなり、従って、運転全域
で過給機効率が向上できる。
れば、各エアクリーナ7から各過給機6のコンプレッサ
4に至る間が仕切壁8を設けた一体のエアダクト9から
なっているので、各エアクリーナ7から導入されるエア
の脈動,渦等の相互干渉はなくなり、従って、運転全域
で過給機効率が向上できる。
【0013】また、各エアクリーナ7から各過給機6の
コンプレッサ4に至る間を、共通のエアダクト9で連結
するので、レイアウト的に有利になり、そのエアダクト
9の中心には、仕切壁8が設けられているので、強度的
にも向上できる。従って、エアダクト9の樹脂成形を可
能にして、エアダクト9の安価及び軽量化も図れる。
コンプレッサ4に至る間を、共通のエアダクト9で連結
するので、レイアウト的に有利になり、そのエアダクト
9の中心には、仕切壁8が設けられているので、強度的
にも向上できる。従って、エアダクト9の樹脂成形を可
能にして、エアダクト9の安価及び軽量化も図れる。
【0014】しかも、エアダクト9の中心に仕切壁8を
一体に設けたことにより、エアダクト9の振動が少なく
なって、騒音も低下できる。
一体に設けたことにより、エアダクト9の振動が少なく
なって、騒音も低下できる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、ダクト全
体を仕切ることにより吸気干渉が無く、サージングを防
止することが可能となり、運転全域で過給機の効率が向
上し、特に低速トルク向上が計れる。そしてレイアウト
的に有利になり、また強度的に向上し、騒音も低減でき
る効果を奏する。
体を仕切ることにより吸気干渉が無く、サージングを防
止することが可能となり、運転全域で過給機の効率が向
上し、特に低速トルク向上が計れる。そしてレイアウト
的に有利になり、また強度的に向上し、騒音も低減でき
る効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例の一部断面正面図である。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】従来の例の断面図である。
1 内燃機関 4 コンプレッサ 5 タービン 6 過給機 7 エアクリーナ 8 仕切壁 9 エアダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−202628(JP,A) 実開 昭47−29110(JP,U) 実開 昭53−64911(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 35/104 F02B 37/00
Claims (1)
- 【請求項1】 各エアクリーナから、V型エンジンの左
右バンクに夫々装着した過給機に、エアダクトを装着し
た内燃機関の吸気系において、上記過給機のコンプレッサを対向配置すると共に、上記
各エアクリーナから各コンプレッサに至る上記エアダク
トを、中心に仕切壁を設けた一体のダクトで構成したこ
とを特徴とする内燃機関の吸気系の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992032234U JP2580738Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 内燃機関の吸気系の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992032234U JP2580738Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 内燃機関の吸気系の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589863U JPH0589863U (ja) | 1993-12-07 |
JP2580738Y2 true JP2580738Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=12353295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992032234U Expired - Lifetime JP2580738Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 内燃機関の吸気系の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580738Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010054959A1 (de) * | 2010-12-17 | 2012-06-21 | Audi Ag | Anordnung mit zwei voneinander unabhängigen Turboladern für Verbrennungskraftmaschine sowie Verfahren zum Betreiben zweier Turbolader |
CN103670837B (zh) * | 2013-12-29 | 2015-10-28 | 长城汽车股份有限公司 | 一种双涡轮增压发动机进气管路 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4729110U (ja) * | 1971-04-27 | 1972-12-02 | ||
JPS5364911U (ja) * | 1976-11-04 | 1978-05-31 | ||
JPH03202628A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-04 | Fuji Heavy Ind Ltd | ツインターボエンジン |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP1992032234U patent/JP2580738Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0589863U (ja) | 1993-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |