JP3352120B2 - 過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置 - Google Patents

過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置

Info

Publication number
JP3352120B2
JP3352120B2 JP26144592A JP26144592A JP3352120B2 JP 3352120 B2 JP3352120 B2 JP 3352120B2 JP 26144592 A JP26144592 A JP 26144592A JP 26144592 A JP26144592 A JP 26144592A JP 3352120 B2 JP3352120 B2 JP 3352120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supercharger
resonator
right banks
internal combustion
noise reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26144592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06108942A (ja
Inventor
泰司 松原
直之 山形
典之 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP26144592A priority Critical patent/JP3352120B2/ja
Publication of JPH06108942A publication Critical patent/JPH06108942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3352120B2 publication Critical patent/JP3352120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過給機を備えた内燃機関
の吸気騒音を低減させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】過給機を備えたエンジンにおいては、過
給機の吐出音がエンジン騒音の一つの原因となってい
る。このため、過給機よりも下流の吸気通路にレゾネー
タを配置し、このレゾネータにより過給機の吐出音を減
少させることが一般に行われている(例えば、実開昭5
9−165929号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】V型エンジンなどの比
較的スペースの大きいエンジンを搭載するような場合に
は、エンジンルーム全体のスペースは限られているた
め、エンジン以外の部品についてはできる限り省スペー
ス化を図ることが要求される。このため、レゾネータに
対しても必要なスペースは小さいほど好ましく、レゾネ
ータ自体を設けることなく既存の構成部品にレゾネータ
の機能を持たせることができれば一層好ましい。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、V型エンジンの左右バンク間に過給機を配置
し、該過給機より下流の吸気通路にレゾネータを連通さ
せた過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置において、レ
ゾネータの設置に必要なスペースが小さくてすむ過給機
付内燃機関の吸気騒音低減装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置
においては、レゾネータ自体を新たに設けず、V型エン
ジンの左右バンクの内側のシリンダブロック壁や過給機
底面によってレゾネータの周囲を画定し、レゾネータと
しての空間を形成する。
【0006】具体的には、本発明に係る過給機付内燃機
関の吸気騒音低減装置は、レゾネータを該V型エンジン
の左右バンク間に配置し、レゾネータの側面部を該V型
エンジンの左右バンクのシリンダブロック壁部により構
成したことを特徴とする。好ましい実施態様において
は、レゾネータの下面は左右バンクのシリンダブロック
壁部を連結する壁部により構成される。
【0007】好ましい実施態様においては、さらに、レ
ゾネータの上面は過給機の底面により構成される。好ま
しい実施態様においては、レゾネータの側面部はV型エ
ンジンの左右バンクを接続するリブ部材により構成され
る。また、本発明に係る過給機付内燃機関の吸気騒音低
減装置の他の態様においては、過給機の吐出口を左右バ
ンク間に開口させ、レゾネータを該V型エンジンの左右
バンク間に配置し、レゾネータの側面部を該V型エンジ
ンの左右バンクのシリンダブロック壁部により構成した
ことを特徴とする。
【0008】この態様においても、レゾネータの下面を
左右バンクのシリンダブロック壁部を連結する壁部によ
り構成し、レゾネータの上面を過給機の底面により構成
し、レゾネータの側面部をV型エンジンの左右バンクを
接続するリブ部材により構成することができる。
【0009】
【実施例】図1乃至図3に本発明に係る過給機付内燃機
関の吸気騒音低減装置の一実施例を示す。図2に示すよ
うに、V型エンジン1の左右のバンク3A,3Bの間の
上方には過給機5が配設されている。過給機5は排気ガ
スの運動エネルギを利用して吸気を加圧して、燃焼室に
送り込むものである。
【0010】過給機5において加圧された吸気を送り出
すための吐出口7は、図1に示すように、左右のバンク
3A,3B間において下方に向かって開口している。こ
の吐出口7には吸気通路9が接続されている。吸気通路
9は吐出口7から一旦下方に少し延びた後、車両前方に
向かって延びており、過給機5において加圧された吸気
はこの吸気通路9を通って過給機5から送り出され、イ
ンタークーラー(図示せず)を介してV型エンジンの各
シンリダに送り込まれる。
【0011】過給機5の底部には吐出口7と並んでその
後方において支持板11が取り付けられている。支持板
11は図2に示すように車幅方向において過給機5より
も狭い長さを有し、後述するように、レゾネータ13の
車幅方向における長さはこの支持板11の車幅方向の長
さにより画定される。また、支持板11は図1に示すよ
うに過給機5の後端から車両後方に突出するように取り
付けられている。支持板11はこの突出部分においてシ
リンダブロックの一部1Aに取り付けられており、これ
によって、過給機5の後方部分が支持される。
【0012】過給機5の下方にはレゾネータ13が形成
されている。レゾネータ13は、吐出口7のやや下流側
において、連通路15を介して、吸気通路9と接続され
ている。レゾネータ13は過給機5の吐出音を消音する
ための空間である。図2に示すように、レゾネータ13
の車幅方向における両側部はV型エンジンの左右のバン
ク3A,3Bの一部3C,3Dによって画定されてお
り、レゾネータ13の上面は支持板11の下面によって
画定されている。また、レゾネータ13の下面は左右の
バンク3A,3Bを接続するシリンダブロックの一部3
Eにより画定されている。支持板11はその車幅方向の
両端において左右のバンクの一部3C,3Dと接触する
ように配置されており、図2に示すように、縦方向の断
面として見れば、支持板11及び左右のバンクの一部3
C,3D,3Eは共働して閉空間を形成している。
【0013】さらに、レゾネータ13の車両前後方向に
おける側部はリブ部材17A,17Bによって画定され
ている。このリブ部材17A,17Bは、V型エンジン
の左右のバンク3A,3Bの間を接続するプレート状部
材であって、外側に向かって傾斜している左右のバンク
3A,3Bに対して、左右のバンク3A,3Bが自重に
よって外側に倒れようとする力を相殺するものである。
連通路15はリブ部材17Aのほぼ中央に開口してい
る。
【0014】以上のように、レゾネータ13は、車幅方
向の両側部が左右のバンク3A,3Bの一部3C,3
D、上面が支持板11、下面が左右のバンクを接続する
シリンダブロックの一部3E、車両前後方向における両
側部がリブ部材17A,17Bにより画定されており、
全体として閉空間となっている。連通路15の途中には
切換弁19が設けられており、過給機5の吐出音が一定
レベルを超えると、レゾネータ13と吸気通路9との間
を接続するように制御される。
【0015】以上のように構成される本実施例に係る吸
気騒音低減装置は次のように作用する。過給機5におい
て加圧された吸気は吐出口7を通って下方に送り出さ
れ、吸気通路9を通ってインタークーラー(図示せず)
を介して各燃焼室に送り込まれる。この吸気の吐出音が
一定レベルを超えると、切換弁19が開き、吸気通路9
とレゾネータ13とが連通される。吐出音の音波はレゾ
ネータ13の内部に導かれ、レゾネータ13の共鳴作用
によって消音される。
【0016】なお、本実施例においては、支持板11は
過給機5とは別体のものとして説明したが、支持板11
は過給機5と一体のものであってもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、Vエンジンの左右の
バンクにおけるシリンダブロック壁部、過給機の底面及
びリブ部材などの既存のエンジン構成要素を適宜用いる
ことにより、レゾネータとしての空間を画定しているた
め、レゾネータ自体を構成部品として特に設ける必要が
なく、エンジンルーム内の省スペース化を図ることがで
きる。このため、比較的大きなスペースを必要とするV
型エンジンに特に適している。
【0018】また、過給機の吐出口を下方に向けて形成
しているため、吐出口を側方または上方に向けて形成す
る場合に比較して、V型エンジンの左右バンクの壁部を
利用しての吐出音の抑制を一層効果的に行うことが可能
になっている。さらに、左右バンクの壁部により形成さ
れる空間を用いてレゾネータを画定しているため、レゾ
ネータ自身からの放射音も左右バンクの壁部により抑制
することができ、過給機の吐出音の抑制とともに二重の
効果を奏している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過給機付内燃機関の吸気騒音低減
装置の側面断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1を上方から見た平面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3A,3B バンク 3C,3D,3E バンクの一部 5 過給機 7 吐出口 9 吸気通路 11 支持板 13 レゾネータ 15 連通路 17A,17B リブ部材 19 切換弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−49614(JP,A) 特開 平1−193073(JP,A) 特開 平2−286822(JP,A) 実開 平2−52955(JP,U) 実開 昭62−185819(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 35/10 - 35/14 F02B 67/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V型エンジンの左右バンク間に過給機を
    配置し、該過給機より下流の吸気通路にレゾネータを連
    通させた過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置におい
    て、前記レゾネータを該V型エンジンの左右バンク間に
    配置し、前記レゾネータの側面部を該V型エンジンの左
    右バンクのシリンダブロック壁部により構成したことを
    特徴とする過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置。
  2. 【請求項2】 前記レゾネータの下面を前記左右バンク
    のシリンダブロック壁部を連結する壁部により構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の過給機付内燃機関の
    吸気騒音低減装置。
  3. 【請求項3】 前記レゾネータの上面を前記過給機の底
    面により構成したことを特徴とする請求項1または2に
    記載の過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置。
  4. 【請求項4】 前記レゾネータの側面部を前記V型エン
    ジンの左右バンクを接続するリブ部材により構成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の過
    給機付内燃機関の吸気騒音低減装置。
  5. 【請求項5】 V型エンジンの左右バンク間に過給機を
    配置し、該過給機より下流の吸気通路にレゾネータを連
    通させた過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置におい
    て、前記過給機の吐出口を前記左右バンク間の下方に向
    かって開口させ、前記レゾネータを該V型エンジンの左
    右バンク間に配置し、前記レゾネータの側面部を該V型
    エンジンの左右バンクのシリンダブロック壁部により構
    成したことを特徴とする過給機付内燃機関の吸気騒音低
    減装置。
  6. 【請求項6】 前記レゾネータの下面を前記左右バンク
    のシリンダブロック壁部を連結する壁部により構成した
    ことを特徴とする請求項5に記載の過給機付内燃機関の
    吸気騒音低減装置。
  7. 【請求項7】 前記レゾネータの上面を前記過給機の底
    面により構成したことを特徴とする請求項5または6に
    記載の過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置。
  8. 【請求項8】 前記レゾネータの側面部を前記V型エン
    ジンの左右バンクを接続するリブ部材により構成したこ
    とを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の過
    給機付内燃機関の吸気騒音低減装置。
JP26144592A 1992-09-30 1992-09-30 過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置 Expired - Fee Related JP3352120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26144592A JP3352120B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26144592A JP3352120B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06108942A JPH06108942A (ja) 1994-04-19
JP3352120B2 true JP3352120B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=17361996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26144592A Expired - Fee Related JP3352120B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3352120B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004041228A1 (de) * 2004-08-26 2006-03-02 Volkswagen Ag Brennkraftmaschine mit Kompressor und Druckdämpfer
DE102005053118A1 (de) * 2005-11-08 2007-05-10 Volkswagen Ag Brennkraftmaschine mit mechanischer Aufladung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06108942A (ja) 1994-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61116021A (ja) エンジンの吸気装置
JP3352120B2 (ja) 過給機付内燃機関の吸気騒音低減装置
JP3519107B2 (ja) 船外機の消音装置
JPH0723696B2 (ja) エンジンの吸気装置
EP0312979B1 (en) Intake system for a v-type engine
JP2892518B2 (ja) 機械式過給機付エンジンの吸気装置
US7392778B2 (en) Internal combustion engine intake device
JPH08193546A (ja) 多気筒エンジンの吸気装置
JP3101020B2 (ja) 多気筒エンジンの吸気装置
JPH0649893Y2 (ja) 排気ターボ式過給機付エンジンの吸気装置
JP2902139B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP2500851Y2 (ja) 過給機付エンジンのバイパス構造
JP2501022B2 (ja) V型エンジンの吸気装置
JP2501023B2 (ja) V型エンジンの吸気装置
JPH066197Y2 (ja) 過給機付きエンジンのサージタンク
JPH0523781Y2 (ja)
JPH0732916Y2 (ja) V型エンジンのノイズカバー
JPH08246889A (ja) 過給機付エンジン
JP2760521B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP3331012B2 (ja) 2サイクルエンジン
JPH10205401A (ja) レゾネータ付吸気装置
JP2903947B2 (ja) 内燃機関の吸気マニホールド構造
JPH0726541B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP3525419B2 (ja) 過給機付きエンジンの吸気装置
JPH0727375Y2 (ja) エンジンの吸気装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees