JP3331012B2 - ２サイクルエンジン - Google Patents
２サイクルエンジンInfo
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- JP3331012B2 JP3331012B2 JP18405093A JP18405093A JP3331012B2 JP 3331012 B2 JP3331012 B2 JP 3331012B2 JP 18405093 A JP18405093 A JP 18405093A JP 18405093 A JP18405093 A JP 18405093A JP 3331012 B2 JP3331012 B2 JP 3331012B2
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- Japan
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- throttle valve
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吸気通路内にリード弁
を備えた２サイクルエンジンに関し、詳細にはエンジン
全体のコンパクト化を図れるようにした配置構造の改良
に関する。
を備えた２サイクルエンジンに関し、詳細にはエンジン
全体のコンパクト化を図れるようにした配置構造の改良
に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば船外機用２サイクルエンジンにお
いて、エンジンの回転ムラや燃費の低下等を防止すべ
く、吸気通路内にリードバルブを備えたものが提案され
ている。さらに、この船外機用エンジンにおいて、吸気
通路内に燃料を噴射するインジェクタや、吸気音を低減
させるサイレンサを備えたものも提案されている。
いて、エンジンの回転ムラや燃費の低下等を防止すべ
く、吸気通路内にリードバルブを備えたものが提案され
ている。さらに、この船外機用エンジンにおいて、吸気
通路内に燃料を噴射するインジェクタや、吸気音を低減
させるサイレンサを備えたものも提案されている。
【０００３】このような船外機用エンジンでは、一般
に、上記リードバルブを保持する保持プレートに上記イ
ンジェクタを支持するインジェクタ支持部を接続し、該
インジェクタ支持部に上記サイレンサを接続し、さらに
該サイレンサに上記スロットルバルブを支持するスロッ
トルボディを上記インジェクタ支持部の側方に位置する
ように接続している。
に、上記リードバルブを保持する保持プレートに上記イ
ンジェクタを支持するインジェクタ支持部を接続し、該
インジェクタ支持部に上記サイレンサを接続し、さらに
該サイレンサに上記スロットルバルブを支持するスロッ
トルボディを上記インジェクタ支持部の側方に位置する
ように接続している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の船
外機用エンジンでは、吸気が導入されるスロットルボデ
ィからリードバルブに到る吸気経路が長く、このため、
スロットル弁の動作に対する吸入空気量の応答性（以
下、スロットルレスポンスと記す）を向上させるにも、
またエンジンのコンパクト化を図るにも限界がある。
外機用エンジンでは、吸気が導入されるスロットルボデ
ィからリードバルブに到る吸気経路が長く、このため、
スロットル弁の動作に対する吸入空気量の応答性（以
下、スロットルレスポンスと記す）を向上させるにも、
またエンジンのコンパクト化を図るにも限界がある。
【０００５】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、エンジン全体をコンパクト化でき、スロット
ルレスポンスを向上できる船外機用エンジンを提供する
ことを目的としている。
たもので、エンジン全体をコンパクト化でき、スロット
ルレスポンスを向上できる船外機用エンジンを提供する
ことを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、隣接
配置された第１，第２気筒の各クランク室に連通するよ
うに吸気通路を形成するとともに、該吸気通路にスロッ
トルバルブを配設した２サイクルエンジンにおいて、上
記吸気通路を隔壁により上記第１，第２気筒のクランク
室にそれぞれ連通する第１，第２分岐通路に画成し、上
記スロットルバルブを上記隣接する第１，第２気筒に共
通とし、該スロットルバルブを、上記吸気通路の上記隔
壁より上流側に、かつ該スロットルバルブの弁軸が吸気
通路軸方向に見て上記隔壁と該隔壁の略全長にわたって
重なるように配置したことを特徴としている。請求項２
の発明は、請求項１において、全開状態のスロットルバ
ルブの弁板における下流縁近傍に上記隔壁の上流縁を位
置させたことを特徴としている。
配置された第１，第２気筒の各クランク室に連通するよ
うに吸気通路を形成するとともに、該吸気通路にスロッ
トルバルブを配設した２サイクルエンジンにおいて、上
記吸気通路を隔壁により上記第１，第２気筒のクランク
室にそれぞれ連通する第１，第２分岐通路に画成し、上
記スロットルバルブを上記隣接する第１，第２気筒に共
通とし、該スロットルバルブを、上記吸気通路の上記隔
壁より上流側に、かつ該スロットルバルブの弁軸が吸気
通路軸方向に見て上記隔壁と該隔壁の略全長にわたって
重なるように配置したことを特徴としている。請求項２
の発明は、請求項１において、全開状態のスロットルバ
ルブの弁板における下流縁近傍に上記隔壁の上流縁を位
置させたことを特徴としている。
【０００７】
【作用】請求項１の発明によれば、上記スロットルバル
ブの弁軸を上記隔壁と重なるように配置したので、スロ
ットルバルブの弁軸が吸気抵抗となるのを抑制でき、吸
気損失を減少できる。また請求項２の発明によれば、上
記隔壁の上流縁が全開状態の弁板の下流縁近傍に位置し
ているので、上記吸気損失をさらに減少できる。
ブの弁軸を上記隔壁と重なるように配置したので、スロ
ットルバルブの弁軸が吸気抵抗となるのを抑制でき、吸
気損失を減少できる。また請求項２の発明によれば、上
記隔壁の上流縁が全開状態の弁板の下流縁近傍に位置し
ているので、上記吸気損失をさらに減少できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図１ないし図５は本発明の一実施例による船
外機用エンジンを説明するための図であり、図１は上記
船外機用エンジンの概略構成図、図２は図１のII−II線
断面図、図３は図２のIII-III 線断面図、図４は図３の
IV−IV線矢視図、図５はインテークマニホールドの正面
図である。なお、図１において、Ｆは船首側を、Ｒは船
尾側をそれぞれ示している。
説明する。図１ないし図５は本発明の一実施例による船
外機用エンジンを説明するための図であり、図１は上記
船外機用エンジンの概略構成図、図２は図１のII−II線
断面図、図３は図２のIII-III 線断面図、図４は図３の
IV−IV線矢視図、図５はインテークマニホールドの正面
図である。なお、図１において、Ｆは船首側を、Ｒは船
尾側をそれぞれ示している。
【０００９】これらの図において、１はクランク軸縦置
きＶ型６気筒２サイクルエンジンの船外機であり、これ
はシリンダブロック２の、Ｖバンクをなすように形成さ
れた左，右のシリンダボア（第１，第２気筒）２ａ，２
ａ内にピストン３を摺動自在に挿入配置し、該ピストン
３をコンロッド４でクランク軸５のクランクピン５ａに
連結した構造のものであり、該エンジン１はケース２０
内に収容されている。また上記シリンダブロック２の合
面に装着されたシリンダヘッド６の内面には上記ピスト
ン３の頭面とで燃焼室を構成する燃焼凹部６ａが形成さ
れており、該凹部６ａに点火プラグ７が挿入されてい
る。
きＶ型６気筒２サイクルエンジンの船外機であり、これ
はシリンダブロック２の、Ｖバンクをなすように形成さ
れた左，右のシリンダボア（第１，第２気筒）２ａ，２
ａ内にピストン３を摺動自在に挿入配置し、該ピストン
３をコンロッド４でクランク軸５のクランクピン５ａに
連結した構造のものであり、該エンジン１はケース２０
内に収容されている。また上記シリンダブロック２の合
面に装着されたシリンダヘッド６の内面には上記ピスト
ン３の頭面とで燃焼室を構成する燃焼凹部６ａが形成さ
れており、該凹部６ａに点火プラグ７が挿入されてい
る。
【００１０】上記クランク軸５の各クランクピン５ａ部
分は各気筒毎に独立して形成された左，右クランク室８
ａ，８ｂ内に位置しており、該各クランク室８ａ，８ｂ
はシリンダ壁内に形成された掃気通路９を介して上記各
シリンダボア２ａに連通可能となっている。なお、上記
左クランク室８ａはＶバンク手前側気筒用クランク室
を、右クランク室８ｂは向こう側のクランク室を示して
いる。
分は各気筒毎に独立して形成された左，右クランク室８
ａ，８ｂ内に位置しており、該各クランク室８ａ，８ｂ
はシリンダ壁内に形成された掃気通路９を介して上記各
シリンダボア２ａに連通可能となっている。なお、上記
左クランク室８ａはＶバンク手前側気筒用クランク室
を、右クランク室８ｂは向こう側のクランク室を示して
いる。
【００１１】上記各クランク室８ａ，８ｂの上流端開口
に連通し、吸気通路の一部を構成するケース内通路２
８，２８内にはそれぞれリードバルブ１０が横置きに配
置されている。該各リードバルブ１０は、横断面三角形
状のバルブボディ１０ａの斜面部分に通気口１０ｃを形
成し、該通気口１０ｃを薄鋼板製の一対の弁板１０ｂで
開閉するように構成されている。
に連通し、吸気通路の一部を構成するケース内通路２
８，２８内にはそれぞれリードバルブ１０が横置きに配
置されている。該各リードバルブ１０は、横断面三角形
状のバルブボディ１０ａの斜面部分に通気口１０ｃを形
成し、該通気口１０ｃを薄鋼板製の一対の弁板１０ｂで
開閉するように構成されている。
【００１２】また上記各リードバルブ１０のバルブボデ
ィ１０ａの基部（フランジ部）は全気筒共通の保持プレ
ート１５にボルト締め固定されており、該保持プレート
１５はクランク室開口に連通するケース内通路２８の端
面（クランク室の底壁）に固定されている。この保持プ
レート１５は平板状の部材であり、その上流側端面には
インテークマニホールド１１を介してスロットルボディ
１２が取り付けられている。該インテークマニホールド
１１は全気筒共通の一体型のものであり、これには上記
各ケース内通路２８，２８にそれぞれ連通し、吸気通路
の一部を構成する各分岐通路１１ａ，１１ｂが３組形成
されている。
ィ１０ａの基部（フランジ部）は全気筒共通の保持プレ
ート１５にボルト締め固定されており、該保持プレート
１５はクランク室開口に連通するケース内通路２８の端
面（クランク室の底壁）に固定されている。この保持プ
レート１５は平板状の部材であり、その上流側端面には
インテークマニホールド１１を介してスロットルボディ
１２が取り付けられている。該インテークマニホールド
１１は全気筒共通の一体型のものであり、これには上記
各ケース内通路２８，２８にそれぞれ連通し、吸気通路
の一部を構成する各分岐通路１１ａ，１１ｂが３組形成
されている。
【００１３】上記スロットルボディ１２は全気筒共通の
一体型のものであり、上記各分岐通路１１ａ，１１ｂに
連通し、吸気通路の一部を構成する左，右気筒に共通の
１つのバルブ通路１２ａを３組有しており、また該スロ
ットルボディ１２の各バルブ通路１２ａの側壁には、上
記各クランク室内に向かって燃料を噴射するためのイン
ジェクタ１６が装着されている。該インジェクタ１６の
吐出口は全閉状態のスロットルバルブ１８（後述）より
も下流側のバルブ通路１２ａに配置されている。この条
件を満たす限り、図３に示すように、バルブ通路１２ａ
の長手方向視において、全閉時のスロットルバルブ下流
側にインジェクタ１６が位置してもよい。また該インジ
ェクタ１６は各気筒毎に設けられ、該各インジェクタ１
６には共通のインジェクタレール（ディリバリパイプ）
１７が接続されている。該インジェクタレール１７は上
下方向（図３紙面垂直方向）に延びるように配設され、
その下端から加圧燃料が導入され、上端からリターン燃
料が燃料タンク（図示せず）に戻されるようになってい
る。これにより、供給燃料内のエア抜きを容易に行え
る。
一体型のものであり、上記各分岐通路１１ａ，１１ｂに
連通し、吸気通路の一部を構成する左，右気筒に共通の
１つのバルブ通路１２ａを３組有しており、また該スロ
ットルボディ１２の各バルブ通路１２ａの側壁には、上
記各クランク室内に向かって燃料を噴射するためのイン
ジェクタ１６が装着されている。該インジェクタ１６の
吐出口は全閉状態のスロットルバルブ１８（後述）より
も下流側のバルブ通路１２ａに配置されている。この条
件を満たす限り、図３に示すように、バルブ通路１２ａ
の長手方向視において、全閉時のスロットルバルブ下流
側にインジェクタ１６が位置してもよい。また該インジ
ェクタ１６は各気筒毎に設けられ、該各インジェクタ１
６には共通のインジェクタレール（ディリバリパイプ）
１７が接続されている。該インジェクタレール１７は上
下方向（図３紙面垂直方向）に延びるように配設され、
その下端から加圧燃料が導入され、上端からリターン燃
料が燃料タンク（図示せず）に戻されるようになってい
る。これにより、供給燃料内のエア抜きを容易に行え
る。
【００１４】また上記スロットルボディ１２の各バルブ
通路１２ａの上流端近傍には、該各バルブ通路１２ａの
通路面積を可変制御するスロットルバルブ１８がそれぞ
れ設けられている。該スロットルバルブ１８の弁板１８
ａを支持する弁軸１９は上記スロットルボディ１２を挿
通しており、バルブ通路１２ａの横断面方向視（図４，
図５参照）において、上記両分岐通路１１ａ，１１ｂの
隔壁１１ｃと重なるように位置している。これにより、
バルブ通路１２ａ内における吸気損失を減少させること
ができる。また上記各弁軸１９の上記インジェクタ取付
側と逆側端部には、上記スロットルバルブ１８を全閉位
置に付勢するリターンスプリング２２がそれぞれ装着さ
れている。また上記スロットルボディ１２の外方には、
上記各弁軸１９の上記リターンスプリング２２側端部同
士を連結するリンク機構２３が設けられている。
通路１２ａの上流端近傍には、該各バルブ通路１２ａの
通路面積を可変制御するスロットルバルブ１８がそれぞ
れ設けられている。該スロットルバルブ１８の弁板１８
ａを支持する弁軸１９は上記スロットルボディ１２を挿
通しており、バルブ通路１２ａの横断面方向視（図４，
図５参照）において、上記両分岐通路１１ａ，１１ｂの
隔壁１１ｃと重なるように位置している。これにより、
バルブ通路１２ａ内における吸気損失を減少させること
ができる。また上記各弁軸１９の上記インジェクタ取付
側と逆側端部には、上記スロットルバルブ１８を全閉位
置に付勢するリターンスプリング２２がそれぞれ装着さ
れている。また上記スロットルボディ１２の外方には、
上記各弁軸１９の上記リターンスプリング２２側端部同
士を連結するリンク機構２３が設けられている。
【００１５】上記スロットルボディ１２の上流端開口に
は、上記各バルブ通路１２ａに連通する共通のサイレン
サ１３が取り付けられている。該サイレンサ１３は中空
の箱状の部材であり、上記インジェクタ取付側と逆側の
該サイレンサ１３端面には外気を導入するための吸気用
開口１３ａが形成されている。
は、上記各バルブ通路１２ａに連通する共通のサイレン
サ１３が取り付けられている。該サイレンサ１３は中空
の箱状の部材であり、上記インジェクタ取付側と逆側の
該サイレンサ１３端面には外気を導入するための吸気用
開口１３ａが形成されている。
【００１６】このように本実施例では、クランク室８
ａ，８ｂから遠ざかる方向に順に、リードバルブ１０を
保持する保持プレート１５，スロットルバルブ１８を保
持するスロットルボディ１２，及びサイレンサ１３を積
層配置するとともに、上記保持プレート１５とスロット
ルバルブ１８との間にインジェクタ１６を配置したの
で、サイレンサ１３からエンジンクランク室８ａ，８ｂ
までの距離（吸気経路）を短くできるとともに、スロッ
トルバルブ下流の吸気経路を直線状にすることができ、
スロットルレスポンスを向上できるとともに、エンジン
全体をコンパクトに構成できる。
ａ，８ｂから遠ざかる方向に順に、リードバルブ１０を
保持する保持プレート１５，スロットルバルブ１８を保
持するスロットルボディ１２，及びサイレンサ１３を積
層配置するとともに、上記保持プレート１５とスロット
ルバルブ１８との間にインジェクタ１６を配置したの
で、サイレンサ１３からエンジンクランク室８ａ，８ｂ
までの距離（吸気経路）を短くできるとともに、スロッ
トルバルブ下流の吸気経路を直線状にすることができ、
スロットルレスポンスを向上できるとともに、エンジン
全体をコンパクトに構成できる。
【００１７】また、一対のインジェクタ１６は弁軸１９
の両側に設けられていると共に、弁軸１９と隔壁１１ｃ
の長手方向がそれぞれ一致しているので、各インジェク
タ１６から噴射された燃料は、対応する気筒に確実に供
給させる。さらに隔壁１１ｃと弁軸１９とが吸気通路の
横断方向視において一致していると共に、隔壁１１ｃの
上流縁を全開状態のスロットルバルブ１８の下流縁近傍
に位置させたので、インジェクタ１６からの燃料が対応
する気筒に一層確実に供給される。
の両側に設けられていると共に、弁軸１９と隔壁１１ｃ
の長手方向がそれぞれ一致しているので、各インジェク
タ１６から噴射された燃料は、対応する気筒に確実に供
給させる。さらに隔壁１１ｃと弁軸１９とが吸気通路の
横断方向視において一致していると共に、隔壁１１ｃの
上流縁を全開状態のスロットルバルブ１８の下流縁近傍
に位置させたので、インジェクタ１６からの燃料が対応
する気筒に一層確実に供給される。
【００１８】また、インジェクタ１６をスロットルボデ
ィ１２に設けるとともに、スロットルバルブ１８を挟ん
でインジェク１６と逆側にリターンスプリング２２及び
サイレンサ１３の吸気用開口１３ａを配設したので、エ
ンジン全体をよりコンパクトに構成しつつ、インジェク
タ１６がサイレンサ１３への吸気の邪魔にならず、吸気
をスムーズに行える。
ィ１２に設けるとともに、スロットルバルブ１８を挟ん
でインジェク１６と逆側にリターンスプリング２２及び
サイレンサ１３の吸気用開口１３ａを配設したので、エ
ンジン全体をよりコンパクトに構成しつつ、インジェク
タ１６がサイレンサ１３への吸気の邪魔にならず、吸気
をスムーズに行える。
【００１９】さらに、保持プレート１５とスロットルボ
ディ１２との間にインテークマニホールド１１を介設
し、該インテークマニホールド１１部分で吸気通路を分
岐させるようにしたので、２気筒に対して１つのスロッ
トルバルブ１８を用いることができ、またスロットルボ
ディ１２に各気筒用のインジェクタ１６を配置できる。
従って構造が簡単になる。
ディ１２との間にインテークマニホールド１１を介設
し、該インテークマニホールド１１部分で吸気通路を分
岐させるようにしたので、２気筒に対して１つのスロッ
トルバルブ１８を用いることができ、またスロットルボ
ディ１２に各気筒用のインジェクタ１６を配置できる。
従って構造が簡単になる。
【００２０】なお、上記実施例では、インジェクタ１６
をスロットルボディ１２に取り付けたものを示したが、
本発明の適用はこれに限定されず、該インジェクタ１６
をインテークマニホールド１１あるいは保持プレート１
５に取り付けるようにしてもよく、この場合においても
上記実施例と同様の効果を奏する。
をスロットルボディ１２に取り付けたものを示したが、
本発明の適用はこれに限定されず、該インジェクタ１６
をインテークマニホールド１１あるいは保持プレート１
５に取り付けるようにしてもよく、この場合においても
上記実施例と同様の効果を奏する。
【００２１】また上記実施例では、全気筒に共通の１つ
の一体型スロットルボディ１２に左，右気筒毎のバルブ
通路１２ａを形成したものを示したが（図４，図５参
照）、図６に示すように左，右気筒に共用の各バルブ通
路１２ａ毎にスロトッルボディ１２をそれぞれ独立して
設けるようにしてもよい。なお、この場合、インジェク
タレール１７はインテークマニホールド１１によって支
持するようにすればよい。
の一体型スロットルボディ１２に左，右気筒毎のバルブ
通路１２ａを形成したものを示したが（図４，図５参
照）、図６に示すように左，右気筒に共用の各バルブ通
路１２ａ毎にスロトッルボディ１２をそれぞれ独立して
設けるようにしてもよい。なお、この場合、インジェク
タレール１７はインテークマニホールド１１によって支
持するようにすればよい。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明に係る２
サイクルエンジンによれば、上記スロットルバルブの弁
軸を上記隔壁と重なるように配置したので、スロットル
バルブの弁軸が吸気抵抗となるのを抑制でき、吸気損失
を減少できる効果がある。また請求項２の発明によれ
ば、上記隔壁の上流縁を全開状態の弁板の下流縁近傍に
位置させたので、上記吸気損失をさらに減少できる効果
がある。
サイクルエンジンによれば、上記スロットルバルブの弁
軸を上記隔壁と重なるように配置したので、スロットル
バルブの弁軸が吸気抵抗となるのを抑制でき、吸気損失
を減少できる効果がある。また請求項２の発明によれ
ば、上記隔壁の上流縁を全開状態の弁板の下流縁近傍に
位置させたので、上記吸気損失をさらに減少できる効果
がある。
【図１】本発明の一実施例による船外機用エンジンの概
略構成図である。
略構成図である。
【図２】図１のII−II線断面図である。
【図３】図２のIII-III 線断面図である。
【図４】図３のIV−IV線矢視図である。
【図５】上記実施例のインテークマニホールドの正面図
である。
である。
【図６】上記実施例におけるスロットルボディの変形例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
１ エンジン ８ａ，８ｂ 吸気口 １０ リードバルブ １１ インテークマニホールド １１ａ，１１ｂ 吸気通路 １２ スロットルボディ １３ サイレンサ １５ 保持プレート １６ インジェクタ １８ スロットルバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F02M 69/10 F02D 9/10 F02M 35/104 F02M 35/12
Claims (2)
- 【請求項１】 隣接配置された第１，第２気筒の各クラ
ンク室に連通するように吸気通路を形成するとともに、
該吸気通路にスロットルバルブを配設した２サイクルエ
ンジンにおいて、上記吸気通路を隔壁により上記第１，
第２気筒のクランク室にそれぞれ連通する第１，第２分
岐通路に画成し、上記スロットルバルブを上記隣接する
第１，第２気筒に共通とし、該スロットルバルブを、上
記吸気通路の上記隔壁より上流側に、かつ該スロットル
バルブの弁軸が吸気通路軸方向に見て上記隔壁と該隔壁
の略全長にわたって重なるように配置したことを特徴と
する２サイクルエンジン。 - 【請求項２】 請求項１において、全開状態のスロット
ルバルブの弁板における下流縁近傍に上記隔壁の上流縁
を位置させたことを特徴とする２サイクルエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18405093A JP3331012B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ２サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18405093A JP3331012B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ２サイクルエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0735010A JPH0735010A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3331012B2 true JP3331012B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=16146501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18405093A Expired - Fee Related JP3331012B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ２サイクルエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3331012B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP18405093A patent/JP3331012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0735010A (ja) | 1995-02-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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