JP2580409Y2 - トラクタにおけるヒッチ装置 - Google Patents

トラクタにおけるヒッチ装置

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JP2580409Y2
JP2580409Y2 JP1992013399U JP1339992U JP2580409Y2 JP 2580409 Y2 JP2580409 Y2 JP 2580409Y2 JP 1992013399 U JP1992013399 U JP 1992013399U JP 1339992 U JP1339992 U JP 1339992U JP 2580409 Y2 JP2580409 Y2 JP 2580409Y2
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Japan
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tractor
link
hitch frame
link arm
cover
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JP1992013399U
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JPH0563207U (ja
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毅 涌田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】トラクタ本機の後部にヒッチ枠を
介して耕耘装置を着脱可能に連結し、耕耘装置のリヤカ
バーの回動量をトラクタ本機の検出器に伝達するトラク
タにおけるヒッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタ本機の後部にヒッチ枠を介し
て、耕深を検知するリヤカバーを有する耕耘装置を着脱
可能に連結し、リヤカバーの回動量をトラクタ本機に設
けた検出器にワイヤー又はリンク等の伝達手段にて伝達
するようになし、この伝達手段のヒッチ枠の近傍に、耕
耘装置着脱時に接離する一対のリンク機構からなる接続
手段を介装したものにおいて、前記耕耘装置側のリンク
機構を耕耘装置のロータリーカバー、左右のアーム、又
はマストステー等から特別の部材を使用して配設するも
のが多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のように耕耘装置
側のリンク機構を耕耘装置のロータリーカバー、左右の
アーム、又はマストステー等から特別の部材を使用して
配設するものではリンク機構を装着するための専用のブ
ラケットを要し、外観不良、組立作業困難の他、その前
部のヒッチ枠側のリンク機構に対する組み付け精度が悪
く、耕深制御性能がよくなかった。特に、耕耘装置の中
心線から左右に離れた位置に耕深制御リンク機構部を配
したものは耕耘装置を水平制御した場合、検出誤差が大
きくなり実用性に乏しかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、トラクタ本機
の後部にリンクを介してヒッチ枠7を昇降可能に装着
し、該ヒッチ枠7に耕耘装置9を着脱自在に連結し、該
耕耘装置9の後端側に耕深を検知するリヤカバー17を
回動可能に取り付け、耕耘装置9とトラクタ本機との間
に上記リヤカバー17の回動量をトラクタ本機側に設け
た検出器に伝達するリンク機構を設けたトラクタにおい
て、トラクタ本機側からの駆動力入力用の入力軸を覆う
ように耕耘装置9側に取り付けられた入力軸カバー22
の側面に、リヤカバー17の回動に連動して揺動するよ
うにリンクアーム23を回動自在に軸支し、検出部側に
連結されたリンクアーム26をヒッチ枠7側に回動自在
に軸支し、耕耘装置9をトラクタ本機に装着した状態で
リンクアーム23に対してリンクアーム26が連動して
揺動するように、リンクアーム23とリンクアーム26
がローラ27を介して弾力的に当接する機構としたこと
により前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】トラクタ本機の後部にヒッチ枠を介して懸架さ
れた耕耘装置で耕耘作業をする際、予め本機側で所要の
耕深位置を設定して作業を進めると、耕深により耕耘装
置後部のリヤカバー内の土量が変わりその抵抗によって
リヤカバーの開度が変わる。その回動量を、伝達手段及
びそのヒッチ枠近傍に介装された一対のリンク機構を介
してトラクタ本機に設けた検出器に伝達し、予め設定し
た耕深に達するまで、油圧によりリヤカバーを上下さ
せ、所要の耕深になるように自動制御する。その際、
ラクタ本機に対する耕耘装置の着脱時に、ローラとリン
クアームとの付勢的な当接及び離反によりリンク機構が
接離する構造であるため、接離部分の構造が簡単で精密
な位置決めが不要であり、且つリンク機構を接離させる
ための接離部分の特別な形状や連結操作等が不要である
他、耕耘装置側のリンク機構を、耕耘装置の入力軸カバ
ーの側面、つまり、機体中心線に近く配設したことによ
り、その前部のヒッチ枠側との組み付け精度が高くな
り、それにより良好な耕深制御性能が得られ、特に、耕
耘装置の中心線から左右に近い位置にリンク機構を位置
させることにより、耕耘装置を水平制御した場合でも検
出誤差が小さい。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面について説明する
と、農用トラクタのミッションケース1の後部下方の左
右に設けられたロアリンクピンにはロアリンク2が軸支
され、ミッションケース1の後部上方の左右に設けられ
たリフトアーム3の先端に回動自在に下方に向かって支
持されたリフトロッド4の先端のピンによってロアリン
ク2が位置決めされている。ミッションケース1の後面
中央には後方に向かって開口したトップリンクサポート
5が取付けられ、その先端の孔にはトップリンク6が回
動自在に装着され、その後端及びロアリンク2の後端に
はヒッチ枠7が連結され、結局、耕耘装置9は以上に示
される3点リンク構造によって、トラクタ本機の後方に
着脱自在に懸架されている。一方ミッションケース1の
後部下方中央にはPTO軸1aが突出し、ヨークジョイ
ント8により耕耘装置9の前部に入力軸を有するギヤケ
ース11及びチエンケース10を経由して動力を耕耘軸
に伝達している。
【0007】ヒッチ枠7の後部には側面視でL字型の2
枚の板から成るトップマスト12が配設され、その下方
のギヤケース11を支持し、左右のマストステー13を
介して下方の耕耘装置9のアームを支持すると共に、後
方の伝動シリンダ16及び尾輪調節ハンドル外筒の支点
を形成している。
【0008】ギヤケース11及びチエンケース10に支
持されたロータリカバー14の上面には、前後のガイド
ローラーに嵌合案内されて円弧状に前後動可能する左右
一対の回動レール15が設けられ、それらの後端部を連
結した横枠15aは、前記伝動シリンダ16の下端を枢
支すると共に、リヤカバー17を回動可能に吊り下げて
いる。また、リヤカバー17の上面左(後面視)寄りに
立設したブラケット18は、ロッド19、リンク20、
及びワイヤ21を経由して駆動用のリンクアーム23に
接続され、入力軸を覆うようにギヤケース11の前面に
固定された入力軸カバー22の左側面にL字形のブラ
ケット22aを突設し、前記リンクアーム23は右側の
ブラケット22aにピン22bで軸支されている。
【0009】一方ヒッチ枠7の中央部の伝動ブラケット
7aの側面に固定されたブラケット25はリンクアー
ム26をその上部が後方へ回動するようにバネにより付
勢して軸支し、ブラケット25に立設した取付板25a
は上部でワイヤ28のアウターを進退調節可能に支持し
ている。またリンクアーム26の上端部に回動するロ
ーラ27が取付けられ、下端にはワイヤ28のインナー
を連結してある。
【0010】そしてワイヤ28はヒッチ枠7からほぼ垂
直状に斜め上方に取出され、機体の中心線を越えトップ
リンク6の上を通って、前方のトラクタ本機のミッショ
ンケース左側面に設けた耕深検出センサー29にほぼ水
平に接続されている。
【0011】一方、回動レール15は前述のようにロー
タリカバー14の上面に沿って円弧状に前後動するが、
その移動量は回動レール15の後端を連結した前記横枠
15aの右(正面視)寄りに設けられたブラケットから
リンクロッド30を介して従動側のリンクアーム31に
連動連繋され、該リンクアーム31は、ギヤケース11
の前面に固定された入力軸カバー22の左側面のブラケ
ット22aにピン22bで回動自在に軸支されている。
【0012】また、ヒッチ枠7の中央部の伝動ブラケッ
ト7aの前記ブラケット25と反対側でかつ対称位置に
ブラケット32を固定し、その下部には後端部にロー
ラ34を有するリンクアーム33を軸支し、このブラケ
ット32aに立設した取付板32の上部には、ワイヤ3
5のアウターを進退調節可能に螺着し、取付板32の下
端は、下端部に前記ワイヤ35のインナが連結されてい
て戻しバネ24により上部が前方へ移動するように回動
付勢された上記リンクアーム33の戻り角を制限するス
トッパーになっている
【0013】ワイヤ35はヒッチ枠7からほぼ垂直状に
斜め上方に取出され、前記耕深制御用のワイヤ28と対
称に、機体の中心線を越えトップリンク6の上を通っ
て、前方のトラクタ本機のミッションケース右側面に設
けた回動検出センサ36にほぼ水平に接続されている。
【0014】
【考案の効果】以上に示される本考案によれば、トラク
タ本機に対する耕耘装置の着脱時に、ローラとリンクア
ームとの付勢的な当接及び離反によりリンク機構が接離
する構造であるため、接離部分の構造が簡単で精密な位
置決めが不要であり、且つリンク機構を接離させるため
の接離部分の特別な形状や連結操作等が不要であるとい
う利点がある。 また耕耘装置側のリンク機構を耕耘装
入力側カバーに装着したので、前記耕耘装置側のリン
ク機構取付けるための特別の部材を必要とせず、部品点
数も減って外観良好、組立容易になると共に、前後のリ
ンク機構が、機体中央となる入力軸の近傍に位置するこ
ととなって、ヒッチ枠側のリンク機構に対する組付け精
度が高くなり、良好な耕深制御性能が得られると共に、
耕耘装置を水平制御した場合でも左右の検出誤差が小さ
く、実用性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタに耕耘装置を装着した側面図である。
【図2】耕耘装置前部の平面図である。
【図3】耕深制御装置の側面図である。
【図4】回動レール制御装置の側面図である。
【図5】耕耘装置前部の正面図である。
【図6】ヒッチ枠の正面図である。
【図7】作業機連結部の平面図である。
【符号の説明】
1 ミッションケース 6 トップリンク 7 ヒッチ枠 9 耕耘装置 11 ギヤケース 15 回動レール 17 リヤカバー 20 リンク 21 ワイヤ 22 入力軸カバー 27 ローラ 29 耕深検出センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ本機の後部にリンクを介してヒ
    ッチ枠(7)を昇降可能に装着し、該ヒッチ枠(7)に
    耕耘装置(9)を着脱自在に連結し、該耕耘装置(9)
    の後端側に耕深を検知するリヤカバー(17)を回動可
    能に取り付け、耕耘装置(9)とトラクタ本機との間に
    上記リヤカバー(17)の回動量をトラクタ本機側に設
    けた検出器に伝達するリンク機構を設けたトラクタにお
    いて、トラクタ本機側からの駆動力入力用の入力軸を覆
    うように耕耘装置(9)側に取り付けられた入力軸カバ
    ー(22)の側面に、リヤカバー(17)の回動に連動
    して揺動するようにリンクアーム(23)を回動自在に
    軸支し、検出部側に連結されたリンクアーム(26)を
    ヒッチ枠(7)側に回動自在に軸支し、耕耘装置(9)
    をトラクタ本機に装着した状態でリンクアーム(23)
    に対してリンクアーム(26)が連動して揺動するよう
    に、リンクアーム(23)とリンクアーム(26)がロ
    ーラ(27)を介して弾力的に当接する機構としたトラ
    クタにおけるヒッチ装置。
JP1992013399U 1992-02-09 1992-02-09 トラクタにおけるヒッチ装置 Expired - Lifetime JP2580409Y2 (ja)

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JPH0563207U JPH0563207U (ja) 1993-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH083210Y2 (ja) * 1989-02-21 1996-01-31 株式会社クボタ 対地作業装置の変位センサ取付構造

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JPH0563207U (ja) 1993-08-24

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