JP2580349Y2 - 埋め込み型左官定規 - Google Patents

埋め込み型左官定規

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JP2580349Y2
JP2580349Y2 JP1991029428U JP2942891U JP2580349Y2 JP 2580349 Y2 JP2580349 Y2 JP 2580349Y2 JP 1991029428 U JP1991029428 U JP 1991029428U JP 2942891 U JP2942891 U JP 2942891U JP 2580349 Y2 JP2580349 Y2 JP 2580349Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリート又は木
造の塀の上部の笠木あるいはこれに類似するベランダ等
の囲いの上部、手すり部、ひさし部分、段差のある床の
高い側の縁等のモルタル仕上げ施工、一般的には段差の
ある部分等のモルタル仕上げ施工に用いられる埋め込み
型左官用定規に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の笠木等のモルタル施工には、12
×36mmの長方形の断面を有する木製の細長い左官定
規が使用されている。例えば、コンクリート塀の笠木の
施工は図5の(a)〜(e)に示すような手順で左官定
規を使用して行われている。
【0003】すなわち、図5の(a)に示すように塀本
体1の上端部に左官定規2を釘3で打ちつけ、さらに同
(b)に示すように左官定規4を釘5で打ちつけ、同
(c)に示すようにモルタル6を充填し、左官定規4の
上縁を使用してこてによって角部上面を形成すると共に
その角部上面にしたがって上面全域を仕上げ、同(d)
に示すように左官定規4を取り外してから、上面に左官
定規7を当ててこてによって側面を仕上げ、同(e)に
示すように左官定規2を取り外して、笠木9を有するコ
ンクリート塀とする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の技術による
と、笠木の片側を形成するために左官定規2、4を各別
に2段に釘で打ち付けなければならないから、手間が係
る問題があり、また左官定規2では水切りを形成できな
い問題があった。この考案はこれらの問題を解決する埋
め込み型左官定規を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考の手段、一様
な断面形状で直状に長くプラスチック材料により形成さ
れ、その断面形状が、使用時にモルタルを施工する本体
の面に片側で接する直線状の縦部と、その縦部の上部に
連続して上記本体の外方へ伸延した横部と、その横部の
外方端に連続して上方へ伸延した外端部と、その外端部
の内側に突出したモルタル食いつき部とからなる埋め込
み型左官定規において、上記断面形状の横部が、水切り
を有する笠木の下面を形成するように上記縦部側で高く
上記外端部側で低くなるように形成されていることを特
徴とする。また、別のこの考案の手段は、一様な断面形
状で直状に長くプラスチック材料により形成され、その
断面形状が、使用時にモルタルを施工する本体の面に片
側で接する直線状の縦部と、その縦部の上部に連続して
上記本体の外方へ伸延した 横部と、その横部の外方端に
連続して上方へ伸延した外端部と、その外端部の内側に
突出したモルタル食いつき部とからなる埋め込み型左官
定規において、上記断面形状の縦部との間に通常の左官
定規の厚さ寸法に相当する所定の間隔を隔てて上記横部
から下方へ伸延した外側縦部を設けてあることを特徴と
する。
【0006】
【作用】図5を用いて説明したような笠木または笠木状
の部分の施工において、同図(a)で使用した左官定規
2の打ち付けの際に、その左官定規2の上縁部にこの考
案の埋め込み型左官定規の縦部をコンクリート塀本体1
と左官定規2とで挟むようにそして横部を左官定規2の
上縁で支持するようにして左官定規2を打ちつけること
によって埋め込み型左官定規を取り付けて使用する。埋
め込み型左官定規は左官定規2によって本体に押しつけ
られた形で保持される。この状態は従来の図5(b)に
示したモルタル充填前に対応し、外端部内側にモルタル
を充填して上面を仕上げる。この上面を仕上げるときに
外端部の上端縁がこての案内面となる。左官定規のみを
取り外し、埋め込み型左官定規をそのまま残すと、笠木
の施工が完了する。完成した笠木は、埋め込み型左官定
規の断面形状における横部の下面により笠木の下面が、
また断面形状における外端部の外面により笠木の突出端
面が形成されている。埋め込み型左官定規は外端部内側
のモルタル食いつき部の存在によりその内側に充填され
たモルタルと結合している。
【0007】この埋め込み型左官定規は定規そのものが
笠木の下面と突出端面とを形成するものであり、下面に
は水切り、又は水切り作用のある外側縦部を有するか
ら、笠木などの形成においてその2面をモルタル仕上げ
する必要がなく、しかも水切りを有するものとなる。
たプラスチック製で断面が一様であることから、その成
形において押し出し成形を採用できる。
【0008】
【実施例】図1及び図2に実施例の基礎となる埋め込み
型左官定規を示す。埋め込み型左官定規10は、塩化ビ
ニールの押し出し材で図2(e)に示すような一様な断
面形状の長いものであり、縦部11、横部12、外端部
13、モルタル食いつき部14からなる。断面形状にお
いて、各部の幅は1〜1.2mmの一様なものであり、
縦部11の下方への突出寸法は6mm、横部12の外方
への突出寸法は13mm程度、外端部13の高さは30
mmである。
【0009】この笠木定規10は、例えば図1に示すよ
うに、コンクリート塀の本体15の上端に笠木16を形
成するのに用いる。施工手順は、本体15の上端部両側
にそれぞれ左官定規2を釘17で打ちつけることによっ
て埋め込み型左官定規10を取り付ける。その状態は本
体15の側面と左官定規2との間に埋め込み型左官定規
10の縦部11が挟持され、横部12の下面が左官定規
2に接して固定され、両側の横部12と外端部13とに
よって型枠状部が形成された状態である。
【0010】本体15の上端部に形成された型枠状部の
内側にモルタルを充填し、外端部13の上端縁をこての
案内部として使用し、こてにより笠木上面を仕上げる。
そして埋め込み型左官定規10を残して左官定規2を取
り外す。
【0011】第1〜第5実施例の埋め込み型左官定規1
0a、10b、10c、10d、10e、を第3図の
(a)〜(e)に示す。図はいずれも埋め込み型左官定
規の端面を示し、図2のものと同等部分は同一図面符号
であるいは同一図面符号に添字a、b、c、d、eを付
して示してある。
【0012】第1実施例の埋め込み型左官定規10a
、前述した埋め込み形左官定規10が水切りを有する
ようにしたもので、横部12aが水切りを形成するよう
に縦部11に連なる部分を上方へ凸な屈曲部18に形成
されている。
【0013】第2実施例の埋め込み型左官定規10b
は、第1実施例の外端部13の上端部を面取り形状とす
るために45゜傾けた傾斜部20を有するものである。
【0014】第3実施例の埋め込み型左官定規10c
、前述した埋め込み形左官定規10 水切りを有する
ようにすると共に外端部13の上端部を丸みを帯びた形
状としたものであり、横部12cが縦部11に連なる側
で上方へ凸な屈曲部19に形成されており、外端部13
cが上端部を円弧状の屈曲部21に形成されている。な
お、24は突出部でモルタルとの結合を良くするために
設けてある。
【0015】第4実施例の埋め込み型左官定規10d
、前述した埋め込み形左官定規10が上記とは別の形
で水切りを有するようにしたもので、横部12の外方部
分に4mm程度下方へ突出するように外側縦部22を設
けたものである。この外側縦部22は縦部11との間に
左官定規2の一方の縁部を嵌入させることができるよう
に12mmの間隔で設けてあり、これによって埋め込み
型左官定規10dをより安定な支持状態で本体15に取
り付けることができる。
【0016】第5実施例の埋め込み型左官定規10e
は、第4実施例のものの縦部11の上端部を上方へわず
かに突出形成した補強部23を有するものである。
【0017】第1〜第5実施例のものは埋め込み形左官
定規10と略同様に使用する。いずれも外端部の上端は
こての案内部となるため、図示のような角形でもよいが
小円弧状にしてもよい。また、縦部は本体15に接触し
ただけの状態であるから上下方向にはあまり長くしない
ほうがよく、また左官定規2を図1に示すように釘17
で打ち付けることによって埋め込み型左官定規を固定で
きる寸法とすべきである。このほかの上記外端部の上下
方向の長さ及び横部の横方向長さは必要に応じて増減し
てもよい。上記外側縦部は水切りを構成しているもので
あるから上下方向にあまり長くする必要はないが意匠的
に望まれる場合には左官定規2を釘17で打ちつけて埋
め込み型左官定規を固定できる範囲で長くしてもよい。
【0018】上記実施例において見られる横部12a、
12bの屈曲部18、横部12cの屈曲部19、定規1
0eの補強部23などの存在する構成では、また特に突
起部24を設けた構成では、施工後に埋め込み型左官定
規の下部が外方へ外れるようなことが確実に防止され
る。
【0019】上記実施例において、モルタル食いつき部
14は単純な突縁に形成したが、より強力にモルタルと
結合させるためには、断面形状におけるモルタル食いつ
き部14の先端に小突部を鉤状に突設するのがよく、さ
らにその部分に定規の長手方に沿って多数の切り欠きを
形成するのがよい。その構成を埋め込み形左官定規10
モルタル食いつき部に適用した例を第6実施例として
図4に示す。同図において、10fは埋め込み型左官定
規、14aはモルタル食いつき部、14bは多数の円弧
状の切り欠きであり、第1実施例と同じ部分は同一図面
符号で示してある。
【0020】
【考案の効果】この考案による埋め込み型左官定規は、
その使用において、笠木を設ける本体に左官定規を用い
て釘で打ちつけるが従来の2段に打ちつけるものより1
段少なくて良く、笠木の外端面及び下面が埋め込み型左
官定規自身で形成されるからこれらの面をこてで仕上げ
る必要がなく、従って笠木の施工作業が従来よりも大幅
に簡略化される。そしてこの埋め込み型左官定規は、い
わゆる笠木の施工のみでなく笠木状の部分に利用でき
る。また、この埋め込み型左官定規は、プラスチックの
押し出し成形により安価に多量に提供できる。また、従
来の左官定規では形成できなかった水切りのある笠木を
形成できるものにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の基礎となる埋め込み型左官
規10の使用例を示す長手方に直角な断面図である。
【図2】同実施例の基礎となる埋め込み型左官定規10
示し(a)は長手方向の小範囲の正面図、(b)は同
背面図、(c)は同平面図、(d)は同底面図、(e)
は長手方に直角な断面図である。
【図3】この考案の実施例を示し(a)は第1実施例の
長手方向端の端面図、(b)は第2実施例の長手方端の
端面図、(c)は第3実施例の長手方向端の端面図、
(d)は第4実施例の長手方向端の端面図、(e)は
5実施例の長手方向端の端面図である。
【図4】第6実施例を示し(a)は長手方端の端面図、
(b)は長手方の小範囲の背面図である。
【図5】(a)乃至(e)は順次従来の左官定規を使用
して笠木を施工する手順を示す長手方向に直角な断面図
である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c、10d、10e、10
埋め込み形左官定規 11 縦部 12、12a、12b、12c 横部 13、13b、13c 外端部 14、14a モルタル食いつき部 14b 切り欠き 15 本体 16 笠木 18 屈曲部 19 屈曲部 20 傾斜部 21 円弧状の屈曲部 22 外側縦部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一様な断面形状で直状に長くプラスチッ
    ク材料により形成され、その断面形状が、使用時にモル
    タルを施工する本体の面に片側で接する直線状の縦部
    と、その縦部の上部に連続して上記本体の外方へ伸延し
    た横部と、その横部の外方端に連続して上方へ伸延した
    外端部と、その外端部の内側に突出したモルタル食いつ
    き部とからなる埋め込み型左官定規において、上記断面
    形状の横部が、水切りを有する笠木の下面を形成するよ
    うに上記縦部側で高く上記外端部側で低くなるように形
    成されていることを特徴とする埋め込み型左官定規。
  2. 【請求項2】 一様な断面形状で直状に長くプラスチッ
    ク材料により形成され、その断面形状が、使用時にモル
    タルを施工する本体の面に片側で接する直線状の縦部
    と、その縦部の上部に連続して上記本体の外方へ伸延し
    た横部と、その横部の外方端に連続して上方へ伸延した
    外端部と、その外端部の内側に突出したモルタル食いつ
    き部とからなる埋め込み型左官定規において、上記断面
    形状の縦部との間に通常の左官定規の厚さ寸法に相当す
    る所定の間隔を隔てて上記横部から下方へ伸延した外側
    縦部を設けてあることを特徴とする埋め込み型左官定
    規。
  3. 【請求項3】 上記モルタル食いつき部が形成する突縁
    を、その突縁に長手方に間隔を隔てて多数の切り欠きを
    設けて凹凸縁に形成したことを特徴とする請求項1、ま
    たは2に記載の埋め込み型左官定規。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58142234U (ja) * 1981-10-22 1983-09-26 栗栖 馨 左官用プラスチツク製笠木型枠
JPH0448261Y2 (ja) * 1987-09-17 1992-11-13

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