JPH04116539U - 埋め込み型左官定規 - Google Patents

埋め込み型左官定規

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JPH04116539U
JPH04116539U JP2942891U JP2942891U JPH04116539U JP H04116539 U JPH04116539 U JP H04116539U JP 2942891 U JP2942891 U JP 2942891U JP 2942891 U JP2942891 U JP 2942891U JP H04116539 U JPH04116539 U JP H04116539U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート塀などの上端の笠木部を施工す
る際の作業性の改善をすること。 【構成】 一様な断面形状で直状に長くプラスチック材
料により形成され、その断面形状が、使用時にモルタル
を施工する本体の面に片側で接する直線状の縦部11
と、その縦部の上部に連続して上記本体の外方へ伸延し
た横部12と、その横部の外方端に連続して上方へ伸延
した外端部13と、その外端部の内側に突出したモルタ
ル食いつき部14とからなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コンクリート又は木造の塀の上部の笠木あるいはこれに類似する ベランダ等の囲いの上部、手すり部、ひさし部分、段差のある床の高い側の縁等 のモルタル仕上げ施工、一般的には段差のある部分等のモルタル仕上げ施工に用 いられる埋め込み型左官用定規に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の笠木等のモルタル施工には、12×36mmの長方形の断面を有する木 製の細長い左官定規が使用されている。例えば、コンクリート塀の笠木の施工は 図5の(a)〜(e)に示すような手順で左官定規を使用して行われている。
【0003】 すなわち、図5の(a)に示すように塀本体1の上端部に左官定規2を釘3で 打ちつけ、さらに同(b)に示すように左官定規4を釘5で打ちつけ、同(c) に示すようにモルタル6を充填し、左官定規4の上縁を使用してこてによって角 部上面を形成すると共にその角部上面にしたがって上面全域を仕上げ、同(d) に示すように左官定規4を取り外してから、上面に左官定規7を当ててこてによ って側面を仕上げ、同(e)に示すように左官定規2を取り外して、笠木9を有 するコンクリート塀とする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の技術によると、笠木の片側を形成するために左官定規2、4を各別 に2段に釘で打ち付けなければならないから、手間が係る問題があり、また左官 定規2では水切りを形成できない問題があった。この考案はこれらの問題を解決 する埋め込み型左官定規を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、一様な断面形状で直状に長くプラスチック材料により形成され、 その断面形状が、使用時にモルタルを施工する本体の面に片側で接する直線状の 縦部と、その縦部の上部に連続して上記本体の外方へ伸延した横部と、その横部 の外方端に連続して上方へ伸延した外端部と、その外端部の内側に突出したモル タル食いつき部とからなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
図5を用いて説明したような笠木または笠木状の部分の施工において、同図( a)で使用した左官定規2の打ち付けの際に、その左官定規2の上縁部にこの考 案の埋め込み型左官定規の縦部をコンクリート塀本体1と左官定規2とで挟むよ うにそして横部を左官定規2の上縁で支持するようにして左官定規2を打ちつけ ることによって埋め込み型左官定規を取り付けて使用する。埋め込み型左官定規 は左官定規2によって本体に押しつけられた形で保持される。この状態は従来の 図5(b)に示したモルタル充填前に対応し、外端部内側にモルタルを充填して 上面を仕上げる。この上面を仕上げるときに外端部の上端縁がこての案内面とな る。左官定規のみを取り外し、埋め込み型左官定規をそのまま残すと、笠木の施 工が完了する。完成した笠木は、埋め込み型左官定規の断面形状における横部の 下面により笠木の下面が、また断面形状における外端部の外面により笠木の突出 端面が形成されている。埋め込み型左官定規は外端部内側のモルタル食いつき部 の存在によりその内側に充填されたモルタルと結合している。
【0007】 この埋め込み型左官定規は定規そのものが笠木の下面と突出端面とを形成する ものであるから、笠木などの形成においてその2面をモルタル仕上げする必要が ない。またプラスチック製で断面が一様であることから、その成形において押し 出し成形を採用できる。また、プラスチック製であることは製造において形状の 自由度が高く、横部の下面を水切りを有する笠木の下面形状に対応させて形成し ておくことにより水切りを有する笠木あるいは笠木状のものを形成できるものと なる。
【0008】
【実施例】 図1及び図2に第1実施例を示す。埋め込み型左官定規10は、塩化ビニール の押し出し材で図2(e)に示すような一様な断面形状の長いものであり、縦部 11、横部12、外端部13、モルタル食いつき部14からなる。断面形状にお いて、各部の幅は1〜1.2mmの一様なものであり、縦部11の下方への突出 寸法は6mm、横部12の外方への突出寸法は13mm程度、外端部13の高さ は30mmである。
【0009】 この笠木定規10は、例えば図1に示すように、コンクリート塀の本体15の 上端に笠木16を形成するのに用いる。施工手順は、本体15の上端部両側にそ れぞれ左官定規2を釘17で打ちつけることによって埋め込み型左官定規10を 取り付ける。その状態は本体15の側面と左官定規2との間に埋め込み型左官定 規10の縦部11が挟持され、横部12の下面が左官定規2に接して固定され、 両側の横部12と外端部13とによって型枠状部が形成された状態である。
【0010】 本体15の上端部に形成された型枠状部の内側にモルタルを充填し、外端部1 3の上端縁をこての案内部として使用し、こてにより笠木上面を仕上げる。そし て埋め込み型左官定規10を残して左官定規2を取り外す。
【0011】 第2〜第6実施例の埋め込み型左官定規10a、10b、10c、10d、1 0e、を第3図の(a)〜(e)に示す。図はいずれも埋め込み型左官定規の端 面を示し、図2のものと同等部分は同一図面符号であるいは同一図面符号に添字 a、b、c、d、eを付して示してある。
【0012】 第2実施例の埋め込み型左官定規10aは、第1実施例のものが水切りを有す るようにしたもので、横部12aが水切りを形成するように縦部11に連なる部 分を上方へ凸な屈曲部18に形成されている。
【0013】 第3実施例の埋め込み型左官定規10bは、第2実施例の外端部13の上端部 を面取り形状とするために45°傾けた傾斜部20を有するものである。
【0014】 第4実施例の埋め込み型左官定規10cは、第1実施例のものが水切りを有す るようにすると共に外端部13の上端部を丸みを帯びた形状としたものであり、 横部12cが縦部11に連なる側で上方へ凸な屈曲部19に形成されており、外 端部13cが上端部を円弧状の屈曲部21に形成されている。なお、24は突出 部でモルタルとの結合を良くするために設けてある。
【0015】 第5実施例の埋め込み型左官定規10dは、第1実施例のものが上記とは別の 形で水切りを有するようにしたもので、横部12の外方部分に4mm程度下方へ 突出するように外側縦部22を設けたものである。この外側縦部22は縦部11 との間に左官定規2の一方の縁部を嵌入させることができるように12mmの間 隔で設けてあり、これによって埋め込み型左官定規10dをより安定な支持状態 で本体15に取り付けることができる。
【0016】 第6実施例の埋め込み型左官定規10eは、第5実施例のものの縦部11の上 端部を上方へわずかに突出形成した補強部23を有するものである。
【0017】 第2〜第6実施例のものは第1実施例のものと略同様に使用する。いずれも外 端部の上端はこての案内部となるため、図示のような角形でもよいが小円弧状に してもよい。また、縦部は本体15に接触しただけの状態であるから上下方向に はあまり長くしないほうがよく、また左官定規2を図1に示すように釘17で打 ち付けることによって埋め込み型左官定規を固定できる寸法とすべきである。こ のほかの上記外端部の上下方向の長さ及び横部の横方向長さは必要に応じて増減 してもよい。上記外側縦部は水切りを構成しているものであるから上下方向にあ まり長くする必要はないが意匠的に望まれる場合には左官定規2を釘17で打ち つけて埋め込み型左官定規を固定できる範囲で長くしてもよい。
【0018】 上記実施例において見られる横部12a、12bの屈曲部18、横部12cの 屈曲部19、定規10eの補強部23などの存在する構成では、また特に突起部 24を設けた構成では、施工後に埋め込み型左官定規の下部が外方へ外れるよう なことが確実に防止される。
【0019】 上記実施例において、モルタル食いつき部14は単純な突縁に形成したが、よ り強力にモルタルと結合させるためには、断面形状におけるモルタル食いつき部 14の先端に小突部を鉤状に突設するのがよく、さらにその部分に定規の長手方 に沿って多数の切り欠きを形成するのがよい。その構成を第1実施例のモルタル 食いつき部に適用した例を第7実施例として図4に示す。同図において、10f は埋め込み型左官定規、14aはモルタル食いつき部、14bは多数の円弧状の 切り欠きであり、第1実施例と同じ部分は同一図面符号で示してある。
【0020】
【考案の効果】
この考案による埋め込み型左官定規は、その使用において、笠木を設ける本体 に左官定規を用いて釘で打ちつけるが従来の2段に打ちつけるものより1段少な くて良く、笠木の外端面及び下面が埋め込み型左官定規自身で形成されるからこ れらの面をこてで仕上げる必要がなく、従って笠木の施工作業が従来よりも大幅 に簡略化される。そしてこの埋め込み型左官定規は、いわゆる笠木の施工のみで なく笠木状の部分に利用できる。また、この埋め込み型左官定規は、プラスチッ クの押し出し成形により安価に多量に提供できる。また、従来の左官定規では形 成できなかった水切りのある笠木を形成できるものにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の埋め込み型左官定規の
使用例を示す長手方に直角な断面図である。
【図2】同実施例の埋め込み型左官定規を示し(a)は
長手方の小範囲の正面図、(b)は同背面図、(c)は
同平面図、(d)は同底面図、(e)は長手方に直角な
断面図である。
【図3】この考案の他の実施例を示し(a)は第2実施
例の長手方向端の端面図、(b)は第3実施例の長手方
端の端面図、(c)は第4実施例の長手方向端の端面
図、(d)は第5実施例の長手方向端の端面図、(e)
は第6実施例の長手方向端の端面図である。
【図4】第7実施例を示し(a)は長手方端の端面図、
(b)は長手方の小範囲の背面図である。
【図5】(a)乃至(e)は順次従来の左官定規を使用
して笠木を施工する手順を示す長手方向に直角な断面図
である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c、10d、10e、10
f 笠木定規 11 縦部 12、12a、12b、12c 横部 13、13b、13c 外端部 14、14a モルタル食いつき部 14b 切り欠き 15 本体 16 笠木 18 屈曲部 19 屈曲部 20 傾斜部 21 円弧状の屈曲部 22 外側縦部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一様な断面形状で直状に長くプラスチッ
    ク材料により形成され、その断面形状が、使用時にモル
    タルを施工する本体の面に片側で接する直線状の縦部
    と、その縦部の上部に連続して上記本体の外方へ伸延し
    た横部と、その横部の外方端に連続して上方へ伸延した
    外端部と、その外端部の内側に突出したモルタル食いつ
    き部とからなることを特徴とする埋め込み型左官定規。
  2. 【請求項2】 上記断面形状の横部が、水切りを有する
    笠木の下面をけいせいするように上記縦部側で高く上記
    外端部側で低くなるように屈曲形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の埋め込み型左官定規。
  3. 【請求項3】 上記断面形状の縦部との間に通常の左官
    定規の厚さ寸法に相当する所定の間隔を隔てて上記横部
    から下方へ伸延した外側縦部を設けてあることを特徴と
    する請求項1に記載の埋め込み型左官定規。
  4. 【請求項4】 上記モルタル食いつき部が形成する突縁
    を、その突縁に長手方に間隔を隔てて多数の切り欠きを
    設けて凹凸縁に形成したことを特徴とする請求項1、2
    または3に記載の埋め込み型左官定規。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142234U (ja) * 1981-10-22 1983-09-26 栗栖 馨 左官用プラスチツク製笠木型枠
JPS6446330U (ja) * 1987-09-17 1989-03-22

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58142234U (ja) * 1981-10-22 1983-09-26 栗栖 馨 左官用プラスチツク製笠木型枠
JPS6446330U (ja) * 1987-09-17 1989-03-22

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