JP2501500Y2 - ケラバ水切材 - Google Patents
ケラバ水切材Info
- Publication number
- JP2501500Y2 JP2501500Y2 JP9859288U JP9859288U JP2501500Y2 JP 2501500 Y2 JP2501500 Y2 JP 2501500Y2 JP 9859288 U JP9859288 U JP 9859288U JP 9859288 U JP9859288 U JP 9859288U JP 2501500 Y2 JP2501500 Y2 JP 2501500Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water blocking
- draining
- keraba
- plate
- draining plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はケラバ水切材に関し、雨水の止水性が良好で
しかも化粧水切板の取り付けも簡単なケラバ水切材に関
する。
しかも化粧水切板の取り付けも簡単なケラバ水切材に関
する。
（従来の技術） 従来、第１図に示すように野地板（イ）上にルーフィ
ルグ（ロ）を敷設した後で縦断面略逆Ｌ字状をしていて
この水平片（ハ）上に平板瓦差込部（ニ）を一体に延設
した金属製の化粧水切板（ホ）の水平片（ハ）を釘
（ヘ）で固着して、この化粧水切板（ホ）の平板瓦差込
部（ニ）に平板瓦（ト）を嵌挿して固着するようにした
ケラバ構造を形成するものが汎用されていた。
ルグ（ロ）を敷設した後で縦断面略逆Ｌ字状をしていて
この水平片（ハ）上に平板瓦差込部（ニ）を一体に延設
した金属製の化粧水切板（ホ）の水平片（ハ）を釘
（ヘ）で固着して、この化粧水切板（ホ）の平板瓦差込
部（ニ）に平板瓦（ト）を嵌挿して固着するようにした
ケラバ構造を形成するものが汎用されていた。
（考案が解決しようとする手段） ところが、こように金属製の化粧水切板（ホ）を野地
板（イ）上に固着すると野地板（イ）と化粧水切板
（ホ）との間の水平片（ハ）の裏面側から雨水が巻き込
むように入り込んで内部に浸入したり、平板瓦差込部
（ニ）から雨水が浸入してしまうという問題があった。
板（イ）上に固着すると野地板（イ）と化粧水切板
（ホ）との間の水平片（ハ）の裏面側から雨水が巻き込
むように入り込んで内部に浸入したり、平板瓦差込部
（ニ）から雨水が浸入してしまうという問題があった。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは水切板本体に止水壁を設
けて施工後の雨仕舞いを良好とするケラバ水切材を提供
するにある。
って、その目的とするところは水切板本体に止水壁を設
けて施工後の雨仕舞いを良好とするケラバ水切材を提供
するにある。
（課題を解決するための手段） 本考案のケラバ水切材は水切板本体の長手方向に沿っ
て後端から前端に向かって徐々に高さが低くなる止水壁
を複数本立設せしめるとともに最前端の一番低い止水壁
と略同一高さの止水壁を間隔をあけて前端に設けたもの
である。
て後端から前端に向かって徐々に高さが低くなる止水壁
を複数本立設せしめるとともに最前端の一番低い止水壁
と略同一高さの止水壁を間隔をあけて前端に設けたもの
である。
（実施例） 第２図及び第３図に示すように、Ａは長尺状をしたア
ルミニウム板や鉄板などでできた金属製の水切板本体１
の長手方向に沿って後端２から前端３に向かって徐々に
高さが低くなるように塩化ビニール樹脂などの合成樹脂
でできた止水壁４を複数本前端３に向かって傾斜するよ
うに立設せしめるとともに最前端の一番低い止水壁４と
略同一高さの止水壁４を間隙をあけて前端部に設けたケ
ラバ水切材である。
ルミニウム板や鉄板などでできた金属製の水切板本体１
の長手方向に沿って後端２から前端３に向かって徐々に
高さが低くなるように塩化ビニール樹脂などの合成樹脂
でできた止水壁４を複数本前端３に向かって傾斜するよ
うに立設せしめるとともに最前端の一番低い止水壁４と
略同一高さの止水壁４を間隙をあけて前端部に設けたケ
ラバ水切材である。
このケラバ水切材Ａは金属芯を埋設せずして合成樹脂
単体やゴムなどで形成しても良いものである。
単体やゴムなどで形成しても良いものである。
（作用） したがって、第４図のようにこのケラバ水切材Ａを用
いて施工する際には、野地板５上に縦断面略逆Ｆ字状の
化粧水切板６を載置固着した後で、ケラバ水切材Ａをこ
の化粧水切板６の空隙内に差し込んで釘着した後で平板
瓦７をこの化粧水切板６上に載置固着するものである。
いて施工する際には、野地板５上に縦断面略逆Ｆ字状の
化粧水切板６を載置固着した後で、ケラバ水切材Ａをこ
の化粧水切板６の空隙内に差し込んで釘着した後で平板
瓦７をこの化粧水切板６上に載置固着するものである。
尚、第５図のように野地板５上に縦断面略逆Ｌ字状の
化粧水切板６を載置固着した後で、平板瓦７を載置固着
するようにしても良いものである。
化粧水切板６を載置固着した後で、平板瓦７を載置固着
するようにしても良いものである。
このとき、ケラバ水切材の止水壁4,4間に化粧水切板
６の裏面が当接するように配設すれば良いものである。
したがって、雨水が浸入したとしてもこの止水壁4,4間
で軒先方向へ排出され雨水がケラバ部に滞留することも
ない。
６の裏面が当接するように配設すれば良いものである。
したがって、雨水が浸入したとしてもこの止水壁4,4間
で軒先方向へ排出され雨水がケラバ部に滞留することも
ない。
（考案の効果） 以上のように、本考案は水切板本体の長手方向に沿っ
て後端から前端に向かって徐々に高さが低くなる止水壁
を複数本立設せしめるとともに最前端の一番低い止水壁
と略同一高さの止水壁を間隙をあけて前端に設けている
から、水切板本体の前端付近において略同一高さの二本
の止水壁間に化粧水切板が架設状に配設されることにな
り、これより後側において該化粧水切板が若干傾斜して
いても同前端付近において略水平状に矯正されることに
なって、同化粧水切板は全体として傾くことがないもの
である。そのために雨仕舞い性及び外観が良好となる。
すなわち、ケラバ水切り材上に化粧水切板が載置されて
も、該ケラバ水切り材の後端側の高い止水壁には平板瓦
の裏面が当接密着して雨仕舞い性が確保され、しかも、
同化粧水切板の横辺部分は第３図に示す一点鎖線に沿っ
て湾曲傾斜するように載置されるが、該横辺部分の前端
付近は同傾斜が緩くなって略同一高さの二本の止水壁間
上に略水平となるように架設され、同化粧水切板の横辺
部分の前端より垂下する縦辺部分が傾斜することなく略
鉛直状に垂下されて外観が良好となる。又、止水壁によ
って水平瓦裏面からの毛細管現象による雨水の浸入もな
い。又、万一止水壁内に雨水が浸入しても排水が簡便な
もので雨水が滞留することもない。
て後端から前端に向かって徐々に高さが低くなる止水壁
を複数本立設せしめるとともに最前端の一番低い止水壁
と略同一高さの止水壁を間隙をあけて前端に設けている
から、水切板本体の前端付近において略同一高さの二本
の止水壁間に化粧水切板が架設状に配設されることにな
り、これより後側において該化粧水切板が若干傾斜して
いても同前端付近において略水平状に矯正されることに
なって、同化粧水切板は全体として傾くことがないもの
である。そのために雨仕舞い性及び外観が良好となる。
すなわち、ケラバ水切り材上に化粧水切板が載置されて
も、該ケラバ水切り材の後端側の高い止水壁には平板瓦
の裏面が当接密着して雨仕舞い性が確保され、しかも、
同化粧水切板の横辺部分は第３図に示す一点鎖線に沿っ
て湾曲傾斜するように載置されるが、該横辺部分の前端
付近は同傾斜が緩くなって略同一高さの二本の止水壁間
上に略水平となるように架設され、同化粧水切板の横辺
部分の前端より垂下する縦辺部分が傾斜することなく略
鉛直状に垂下されて外観が良好となる。又、止水壁によ
って水平瓦裏面からの毛細管現象による雨水の浸入もな
い。又、万一止水壁内に雨水が浸入しても排水が簡便な
もので雨水が滞留することもない。
第１図は従来のケラバ部を示す要部の縦断面図、第２図
は本考案のケラバ水切材を示す斜視図、第３図は第２図
のＸ−Ｘ縦断面図、第４図は第２図を用いて施工した状
態を示す要部の縦断面図、第５図は本考案の異なる実施
例に係る施工状態を示す要部の縦断面図である。 Ａ……ケラバ水切材 １……水切板本体、２……後端、３……前端、４……止
水壁、５……野地板、６……化粧水切板、７……平板
瓦。
は本考案のケラバ水切材を示す斜視図、第３図は第２図
のＸ−Ｘ縦断面図、第４図は第２図を用いて施工した状
態を示す要部の縦断面図、第５図は本考案の異なる実施
例に係る施工状態を示す要部の縦断面図である。 Ａ……ケラバ水切材 １……水切板本体、２……後端、３……前端、４……止
水壁、５……野地板、６……化粧水切板、７……平板
瓦。
Claims (2)
- 【請求項１】水切板本体の長手方向に沿って後端から前
端に向かって徐々に高さが低くなる止水壁を複数本立設
せしめるとともに最前端の一番低い止水壁と略同一高さ
の止水壁を間隙をあけて前端に設けたことを特徴とする
ケラバ水切材。 - 【請求項２】水切板本体に金属芯を埋設せしめ止水壁を
合成樹脂で形成することを特徴とする請求項第（１）項
記載のケラバ水切材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9859288U JP2501500Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | ケラバ水切材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9859288U JP2501500Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | ケラバ水切材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0221218U JPH0221218U (ja) | 1990-02-13 |
| JP2501500Y2 true JP2501500Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31325004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9859288U Expired - Lifetime JP2501500Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | ケラバ水切材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2501500Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-26 JP JP9859288U patent/JP2501500Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0221218U (ja) | 1990-02-13 |
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