JP3319908B2 - 軒先の改装構造 - Google Patents

軒先の改装構造

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JP3319908B2 JP11593695A JP11593695A JP3319908B2 JP 3319908 B2 JP3319908 B2 JP 3319908B2 JP 11593695 A JP11593695 A JP 11593695A JP 11593695 A JP11593695 A JP 11593695A JP 3319908 B2 JP3319908 B2 JP 3319908B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軒先の改装構造に関す
るものである。
【0002】建物は後長期間経過すると建物の各部分
が傷んだり、古くなったりして改装工事が必要となる。
特に、軒先部分は腐蝕や劣化が激しく改装工事が必要と
なる。中でも、軒先の鼻板は軒先屋根部から流れ落ちる
雨水に晒されて腐蝕や劣化が激しいものである。そし
て、従来にあっては、軒先部分の改装工事に当たって
は、最も腐蝕や劣化の激しい鼻板の外面に再度塗装をし
て改装しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例にあっては、腐蝕や劣化した鼻板の外面に再度塗装を
施しているだけなので、腐蝕や劣化部分の上に塗装して
もこの部分が他の部分と異なって見えて外観が悪く、ま
た、従来の鼻板は通常木製の平板であるため、外観が単
調で、更に、この鼻板への軒樋支持具の取付け部分が地
上から見えていっそう外観が悪く、特に、既存の鼻板に
再度塗装を施して改装した後であっても、軒樋支持具の
鼻板への取付け部分に埃が付着したり、あるいは雨水の
滲みがついたりして汚くなる部分が地上から見えてしま
うという問題がある。また、従来にあっては鼻板に塗装
をしていただけなので、軒先の軒先屋根部分から流れ落
ちる雨水が鼻板側に流れて再度塗装し直した鼻板を腐蝕
させたり、汚したりするという問題がある。また、従来
にあっては、軒先屋根部が破損したりしていると、この
部分から雨漏りが生じ、軒樋にスムーズに雨水を排水で
きない場合が生じるという問題があった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、既存の
軒先の改装が簡単にでき、改装後の外観がよく、しか
も、軒樋支持具の取付け部分が地上から見えないように
でき、また、既存の軒先屋根部に破損があっても防水を
確実にできて、軒樋にスムーズに雨水を流すことができ
る軒先の改装構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するために、本発明の軒先の
改装構造は、既存の軒先の軒先屋根部6を覆うと共に先
端が軒樋3上に臨むように新規の水切り板7を設け、既
存の軒先の鼻板1の前面部に窯業系の材料により形成し
た新規の鼻板隠し2を配置して既存の鼻板1を新規の鼻
板隠し2により覆って固着し、新規の鼻板隠し2に横方
向の全長にわたって凹溝部12を設け、凹溝部12に固
定レール13をはめ込んで固着し、固定レール13に新
規の軒樋支持具4の係止部15を係止することによっ
て、新規の鼻板隠し2の前面部に軒樋3を支持する軒樋
支持具4を取付け、新規の鼻板隠し2の下端部に前方に
向けて突出する前向き目隠し用突片部5を設けることを
特徴とするものである。
【0006】
【0007】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、既存の軒先の鼻板1の前面部に新規の鼻板隠し2を
配置して既存の鼻板1を窯業系の材料により形成した新
規の鼻板隠し2により覆って固着することで、既存の鼻
板1を隠して窯業系の新規の鼻板隠し2が露出して見え
ることになって、外観が向上することになり、また、新
規の鼻板隠し2の前面部に軒樋3を支持する軒樋支持具
4を取付け、新規の鼻板隠し2の下端部に前方に向けて
突出する前向き目隠し用突片部5を設けてあることで、
軒樋支持具4の新規の鼻板隠し2への取付け部分が地上
より見えないようにできるものである。
【0008】また、既存の軒先屋根部6を覆うと共に先
端が軒樋3上に臨むように新規の水切り板7を設けるも
のにおいては、既存の軒先屋根部6が新規の水切り板7
で覆われて屋根からの雨水をスムーズに軒樋3に流すこ
とができるものである。
【0009】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図4は本発明の改装前の状態の軒先部分を
示すもので、図中1は既存の軒先の鼻板、8は既存の屋
根部であり、6は該既存の屋根部8の軒先部分を構成す
る既存の軒先屋根部である。
【0010】図1は本発明の軒先の改装構造を示すもの
で、既存の軒先の鼻板1の前面部に図2に示すような形
状の新規の鼻板隠し2を配設し、該新規の鼻板隠し2を
釘やねじ具等の固着具により既存の鼻板1に固着して新
規の鼻板隠し2により既存の鼻板1の前面部を覆うもの
である。新規の鼻板隠し2の下端部には前方に向けて突
出する前向き目隠し用突片部5が設けてあり、また、新
規の鼻板隠し2の下端部には後方に向けて突出する後向
き突片部9が設けてある。前向き目隠し用突片部5は上
面部が前方程下となるように傾斜した傾斜面11となっ
ていて排水しやすいようになっており、また、前向き目
隠し用突片部5の下面の前端部には水切り段部10が形
成してあって、傾斜面11を流れた雨水が新規の鼻板隠
し2の下面側に回り込もうとした際に水切り段部10で
水切りしてそれ以上後方に流れ込まないようになってい
る。ここで、新規の鼻板隠し2はセメントを主成分とす
る窯業系の材料を押出成形又はプレス成形により形成し
たものであって、上記のように前向き目隠し用突片部5
や後向き突片部9を形成してあって、量感を現出してあ
ると共に腐蝕などのおそれがないようになっている。な
お、既存の建物の外壁を新規の外壁材により改装する場
合に、該新規の外壁材として窯業系の材料で形成したも
のを用いる際、この新規の外壁材と同じ材料のものを使
用することで、改装後における外壁と新規の鼻板隠し2
との外観的な統一をはかることができる。
【0011】新規の鼻板隠し2の前面部の上下方向の略
中央部には横方向の全長にわたって凹溝部12が設けて
あり、該凹溝部12に断面ハット型をした固定レール1
3をはめ込んで釘やねじ具のような固着具により固着し
てあり、この固定レール13の長手方向の任意の位置に
新規の軒樋支持具4の後端部の係止部15を係止して取
付けてある。このようにして取付けた新規の軒樋支持具
4には軒樋3が取付けられるが、該軒樋3も新規の軒樋
3を取付けるのが好ましい。
【0012】ここで、前述の前向き目隠し用突片部5は
軒樋支持具4の新規の鼻隠し2の前面側への取付け部分
よりも前方に突出していて該取付け部分が地上より見え
ないように目隠ししている。後向き突片部9は既存の鼻
板1の下端部を覆うようになっていて外観を向上させて
いる。また、該後向き突片部9は新規の軒天井板16を
取付ける場合に新規の軒天井板16の前端部を載置して
支持する役目もしている。
【0013】既存の屋根部8の軒先部分を構成する既存
の軒先屋根部6の上には図3に示すような既存の軒先屋
根部6の屋根板の葺き重ね状態と同じ階段状に屈曲した
新規の水切り板7が載置して固定される。この階段状に
屈曲した新規の水切り板7の下端部にはコ字状に屈曲し
た前端覆い部17が設けてあり、この前端覆い部17を
既存の軒先屋根部6の前端部にはめ込んであって、前端
覆い部17が軒樋3の上方に臨んでいる。そして上記の
ように前端覆い部17で既存の軒先屋根部6の前端部の
上面、前面、下面を覆うことで、既存の軒先屋根部6の
前端部に割れ、欠けその他の破損があっても、これを覆
い確実に軒樋3に雨水を流すことができるようになって
いる。
【0014】図中18は既存の屋根部8の上に載置して
固定される新規の受け桟であり、また19は新規の防水
シートであり、更に、20は新規の屋根材であって釘2
1により受け桟18部分に固着されるものである。図5
には本発明の他の実施例が示してある。この実施例にお
いては、傾斜した既存の鼻板1の前面に断面三角形状を
した新規の下地部材22を釘やねじ具により固着し、こ
のようにして取付けた新規の下地部材22の垂直な前面
部に新規の鼻板隠し2を配設して釘やねじ具により固着
した例を示している。このようにすることで、新規の鼻
板隠し2を垂直に取付けて改装ができることになる。こ
の実施例では後向き突片部9で新規の下地部材22の下
端面部を隠すようになっており、また、該後向き突片部
9に新規の軒天井板16の前端部を載置して支持するこ
とで、既存の鼻板1の下面部が隠されることになる。
【0015】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、既存
の軒先の軒先屋根部を覆うと共に先端が軒樋上に臨むよ
うに新規の水切り板を設けるので、軒先屋根部が破損し
ていても軒先屋根部が新規の水切り板で覆われて屋根か
らの雨水をスムーズに軒樋に流すことができるものであ
る。
【0016】また、既存の軒先の鼻板の前面部に窯業系
の材料により形成した新規の鼻板隠しを配置して既存の
鼻板を新規の鼻板隠しにより覆って固着し、新規の鼻板
隠しの前面部に軒樋を支持する軒樋支持具を取付け、新
規の鼻板隠しの下端部に前方に向けて突出する前向き目
隠し用突片部を設けてあるので、腐蝕したり、破損した
既存の鼻板を新規の鼻板隠しにより覆って外観上は窯業
系の新規の鼻板隠しが露出して見えることになって、重
厚感が増し外観が向上することになり、また、前向き目
隠し用突片部により軒樋支持具の新規の鼻板隠しへの取
付け部分が地上より見えず、改装後において軒樋支持具
の新規の鼻板隠しへの取付け部分が錆びたり、埃が付着
したり、雨水の滲みつきが生じたとしてもこれらが地上
から見えないようにできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】同上に用いる新規の鼻板隠しを示し、(a)は
斜視図であり、(b)は断面図である。
【図3】同上に用いる新規の水切り板を示し、(a)は
斜視図であり、(b)は断面図である。
【図4】改装前の既設の軒先部を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 既存の鼻板 2 新規の鼻板隠し 3 軒樋 4 軒樋支持具 5 前向き目隠し用突片部 6 既存の軒先屋根部 7 新規の水切り板12 凹溝部 13 固定レール 15 係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存の軒先屋根部を覆うと共に先端が軒
    樋上に臨むように新規の水切り板を設け、既存の軒先の
    鼻板の前面部に窯業系の材料により形成した新規の鼻板
    隠しを配置して既存の鼻板を新規の鼻板隠しにより覆っ
    て固着し、新規の鼻板隠しに横方向の全長にわたって凹
    溝部を設け、凹溝部に固定レールをはめ込んで固着し、
    固定レールに新規の軒樋支持具の係止部を係止すること
    によって、新規の鼻板隠しの前面部に軒樋を支持する軒
    樋支持具を取付け、新規の鼻板隠しの下端部に前方に向
    けて突出する前向き目隠し用突片部を設けて成ることを
    特徴とする軒先の改装構造。
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