JP3881161B2 - 鼻隠し継手及び軒先部の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の軒先の鼻隠し板間に配設する鼻隠し継手、及び鼻隠し継手を利用した化粧カバーの装着構成を有する軒先部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軒先の鼻隠し部には軒樋支持具を所定間隔で固定し、これに軒樋を嵌合させて設置するのが普通であったが、近時は軒樋を被覆して化粧カバーを装着する施工が行われるようになっている。
化粧カバーは、軒樋設置部分の少なくとも前面と下面を被覆して化粧仕上げするもので、前上端部に形成してある係止部を軒樋支持具の前上端に係止し、前面及び下面を軒樋支持具の外側にあてがい、これを片手で支えつつ、化粧カバー下方から軒樋支持具の下面或いは鼻隠し板の下端面にビス止めを行って固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、化粧カバーは長尺体なので、一人が片手でこれを支えつつ片手でビス止めしていく作業は大変であり、しかし、二人での施工ではコスト高となり非効率であった。
この点を考慮すると、化粧カバーを仮止めする方法が考えられるが、他の部材の設置に悪影響を与えないような工夫が必要である。
本発明は、上記視点からなしたものであり、軒先部特に化粧カバーの施工が一人で簡便かつ確実に行え、他の部材の施工作業に干渉することがないようにすべく、そのための鼻隠し継手、及び軒先部の構造を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、鼻隠し継手を、軒先の鼻隠し面に沿い、その上端部に水切継手下端部に係止可能な係止片を形成し、下端部に化粧カバー底面後端の仮係止部が係止する、後方折曲した係合部を形成した構成を有するものとしたことを特徴とする。また、本発明は、軒先の屋根端部に水切板を装着し、水切板下端部から軒先端面に鼻隠し板を装着するとともに、軒先下面に軒天パネルを装着し、鼻隠し板の前側に軒樋支持具を固定し、軒樋支持具に軒樋を嵌合の上、この外側に化粧カバーを被着させた構成を有する軒先構造において、水切板間に水切継手を装着するとともに、この下部に鼻隠し継手を係止して軒先端面に沿うように固定し、鼻隠し継手は、鼻隠し面に沿い、その上端部に係止片を形成し、下端部に後方折曲した係合部を形成してなり、化粧カバーは、化粧面の前上端部に軒樋支持具への係止部を形成し、後端部に上記鼻隠し継手の係合部に係止可能な仮係止部を形成してなり、化粧カバーを軒樋支持具外側から被着し、仮係止部を鼻隠し継手の係合部に係止させた構成を具備して軒先部の構造としたことも特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面によって説明する。
図1は本発明に係る軒先部を示す分解状態の断面図、図2は鼻隠し継手の取り付け状態を示す斜視図、図4,5は同じく施工状態を示す断面図である。
【0006】
長尺状の水切板1は、軒先の屋根端部2に装着する構成を有し、後部を屋根上面に接合する接合面1aとし、その前側を前方下り傾斜した水切面1bとし、その下端を内側に鋭角に折曲した係合部1cとしてある。
屋根端部の下側の軒先端面には、鼻隠し下地板3、不燃板4が垂直に設置してあり、その下内側に軒天井の軒天パネル5が水平に設置してあるが、これらの構造は任意である。軒天パネル5は、図3に示す如く、後端部を躯体側に固定した受け部材5aに嵌め込み、前部を下地板3などの軒先端面の下側に当て、下側から釘などにより固定する。
【0007】
水切板の係合部1cから軒天パネル5の前側の間に鼻隠し板6が設置される。鼻隠し板6は、長尺状で、上記下地板3などの軒先端面の前面に接面する縦面6aの上部を断面逆L字状に形成し、その前端を下方折曲して前記水切板の係合部1cに差込み係止する係止部6bとして形成してあり、この係止部6bを係合部1cに係止し、縦面6aを軒先端面の前面に接面してビスなどにより固定する。
鼻隠し板の縦面6aには、所定間隔を置いて軒樋を保持する軒樋支持具7がビスなどで固定して設置される。軒樋支持具7は、上記縦面6aに接面する後壁部7a、底壁部7b、及び立上り前壁部7cをU字状に形成し、U字状の内側に軒樋の外形に沿う凹欠部を有した樋受け部7dを設け、前壁部上端に係合部7eを形成してある。
【0008】
一方、連接した水切板1,1間の継ぎ目には、両水切板端部間に亘る適宜幅の水切継手8が設置される。水切継手8は、水切継手と同様の断面形状で、接合面8a、水切面8b、及び係合部8cを設けてある。
連接した鼻隠し板6、6間の継ぎ目には、両鼻隠し板端部間に亘る適宜幅の鼻隠し継手9が設置される。鼻隠し継手9は、鼻隠し板の縦面6aに沿う縦片9aの上部を断面逆L字状に形成し、その前端を下方折曲して水切継手乃至水切板端部の係合部8c乃至1cに差込み係止する係止片9bとし、縦片9aの下端を後側に折曲し端部をV字状に折曲して係合部9cを形成してあり、係合部9cは後端に若干の係合隙間をもって軒天パネル5の下面に接面状態となるように形成してある。
【0009】
化粧カバー10は、軒樋の前面と下面を被覆する長尺体であり、軒樋支持具7の外側に被着して固定される。化粧カバー10は、軒樋支持具の底壁部7bと前壁部7cの外側に沿う化粧面10aの前壁上端を折曲して、軒樋支持具の係合部7eに係止する係止部10bを形成し、化粧面の底面を後方へ延長して鼻隠し継手の係合部9cに仮係止する鈎状の仮係止部10cを形成し、化粧面の底面には軒樋支持具の底壁部7bに接面してビス固定可能な凹部10dを形成してある。
なお、上記係合部9cと仮係止部10cとは、化粧カバー10を下方から押圧したときに押圧力を受けて互いにずれあいつつ係合可能なように先端傾斜部を有して形成してある。
【0010】
上記構成の軒先部は、鼻隠し板6及び軒樋支持具7の取り付けと軒天パネル5の取り付けを互いに干渉させることなく、個別に施工ができ、鼻隠し板6,6間に鼻隠し継手8を設置するに当たっても、係合部9cが軒天パネル5の設置に何ら影響を与えない。
これらを設置後、所定間隔で設置した複数の軒樋支持具7に軒樋を嵌合設置し、その上で図4に示す如く、化粧カバーの係止部10bを軒樋支持具の係合部7eに係止し、化粧カバー10を軒樋支持具7に合わせつつ、その仮係止部10cを鼻隠し継手の係合部9cに押圧するようにして仮係止することができ、これらの操作は一人で楽に行うことができる。化粧カバー10は仮係止しているので、作業者はフリーハンドとなり、化粧カバー10を軒樋支持具7に簡単にビス止めして、軒先部の施工を行うことができる。
【0011】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、水切継手に係止する係止片を有し、軒先端面に沿う縦片を有し、下端に係合部を有する鼻隠し継手を用いることにより、軒先部の施工、特に化粧カバーの取り付け施工を一人で簡便かつ確実に行うことができ、省力化に役立つ。この際、鼻隠し板、軒樋支持具、軒天パネルなどの取り付けを互いに干渉させることなく行うことができ、作業を合理化できる。軒樋支持具の下端部に係合部を延設するのは、成形が複雑となりコスト高となるが、鼻隠し継手下端に係合部を設けるのは、成形上簡単でありコストがかからない。しかも、化粧カバーの取り付けを、多数の軒樋支持具に仮係止することなく、鼻隠し継手に係止させることにより行うことができるので、施工を簡便、効率化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る軒先部を示す分解状態の断面図である。
【図2】 鼻隠し継手の取り付け状態を示す軒先部の部分斜視図である。
【図3】 軒先部の施工過程を示す断面図である。
【図4】 同じく軒先部の施工過程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 水切板
1a 接合面
1b 水切面
1c 係合部
2 屋根端部
3 鼻隠し下地板
4 不燃板
5 軒天パネル
6 鼻隠し板
6a 縦面
6b 係止部
7 軒樋支持具
7a 後壁部
7b 底壁部
7c 前壁部
7d 樋受け部
7e 係合部
8 水切継手
8a 接合面
8b 水切面
8c 係合面
9 鼻隠し継手
9a 縦片
9b 係止片
9c 係合部
10 化粧カバー
10a 化粧面
10b 係止部
10c 仮係止部
10d 凹部

Claims (2)

  1. 鼻隠し面に沿い、その上端部に水切継手下端部に係止可能な係止片を形成し、下端部に化粧カバー底面後端の仮係止部が係止する、後方折曲した係合部を形成した構成を有する鼻隠し継手。
  2. 軒先の屋根端部に水切板を装着し、水切板下端部から軒先端面に鼻隠し板を装着するとともに、軒先下面に軒天パネルを装着し、鼻隠し板の前側に軒樋支持具を固定し、軒樋支持具に軒樋を嵌合の上、この外側に化粧カバーを被着させた構成を有する軒先構造において、
    水切板間に水切継手を装着するとともに、この下部に鼻隠し継手を係止して軒先端面に沿うように固定し、鼻隠し継手は、鼻隠し面に沿い、その上端部に係止片を形成し、下端部に後方折曲した係合部を形成してなり、化粧カバーは、化粧面の前上端部に軒樋支持具への係止部を形成し、後端部に上記鼻隠し継手の係合部に係止可能な仮係止部を形成してなり、化粧カバーを軒樋支持具外側から被着し、仮係止部を鼻隠し継手の係合部に係止させた構成を具備する軒先部の構造。
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