JP2002013263A - 鼻隠し継手及び軒先部の構造 - Google Patents

鼻隠し継手及び軒先部の構造

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JP2002013263A
JP2002013263A JP2000198849A JP2000198849A JP2002013263A JP 2002013263 A JP2002013263 A JP 2002013263A JP 2000198849 A JP2000198849 A JP 2000198849A JP 2000198849 A JP2000198849 A JP 2000198849A JP 2002013263 A JP2002013263 A JP 2002013263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧カバーの施工が一人で簡便かつ確実に行
え、他の部材の施工作業に干渉することがないようにし
た鼻隠し継手、及び軒先部の構造を提供する。 【解決手段】 軒先の鼻隠し面に沿う縦片9a上部を逆
L字状とし、その端部に係止片9bを形成し、下端部に
後方折曲した係合部9cを形成して鼻隠し継手9とな
し、屋根端部に装着した水切板1,1間に水切継手8を
介装させ、その下端部に鼻隠し継手9を係止して、装着
してある鼻隠し板6,6間に介装させ、係合部9cを軒
天パネル5の下面に接合させ、鼻隠し板に所定間隔で固
定してある軒樋支持具7に軒樋を取り付け、底面後部に
仮係止部10cを形成してなる化粧カバー10を軒樋支
持具に被着し、仮係止部を係合部に仮係止して化粧カバ
ーを固定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の軒先の鼻
隠し板間に配設する鼻隠し継手、及び鼻隠し継手を利用
した化粧カバーの装着構成を有する軒先部の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、軒先の鼻隠し部には軒樋支持具を
所定間隔で固定し、これに軒樋を嵌合させて設置するの
が普通であったが、近時は軒樋を被覆して化粧カバーを
装着する施工が行われるようになっている。化粧カバー
は、軒樋設置部分の少なくとも前面と下面を被覆して化
粧仕上げするもので、前上端部に形成してある係止部を
軒樋支持具の前上端に係止し、前面及び下面を軒樋支持
具の外側にあてがい、これを片手で支えつつ、化粧カバ
ー下方から軒樋支持具の下面或いは鼻隠し板の下端面に
ビス止めを行って固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧カ
バーは長尺体なので、一人が片手でこれを支えつつ片手
でビス止めしていく作業は大変であり、しかし、二人で
の施工ではコスト高となり非効率であった。この点を考
慮すると、化粧カバーを仮止めする方法が考えられる
が、他の部材の設置に悪影響を与えないような工夫が必
要である。本発明は、上記視点からなしたものであり、
軒先部特に化粧カバーの施工が一人で簡便かつ確実に行
え、他の部材の施工作業に干渉することがないようにす
べく、そのための鼻隠し継手、及び軒先部の構造を提供
せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、鼻隠し継手を、軒先の鼻隠し面に沿い、
その上端部に水切継手下端部に係止可能な係止片を形成
し、下端部に後方折曲した係合部を形成した構成を有す
るものとしたことを特徴とする。また、本発明は、軒先
の屋根端部に水切板を装着し、水切板下端部から軒先端
面に鼻隠し板を装着するとともに、軒先下面に軒天パネ
ルを装着し、鼻隠し板の前側に軒樋支持具を固定し、軒
樋支持具に軒樋を嵌合の上、この外側に化粧カバーを被
着させた構成を有する軒先構造において、水切板間に水
切継手を装着するとともに、この下部に鼻隠し継手を係
止して軒先端面に沿うように固定し、鼻隠し継手は、鼻
隠し面に沿い、その上端部に係止片を形成し、下端部に
後方折曲した係合部を形成してなり、化粧カバーは、化
粧面の前上端部に軒樋支持具への係止部を形成し、後端
部に上記鼻隠し継手の係合部に係止可能な仮係止部を形
成してなり、化粧カバーを軒樋支持具外側から被着し、
仮係止部を鼻隠し継手の係合部に係止させた構成を具備
して軒先部の構造としたことも特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例としての実施
の形態を図面によって説明する。図1は本発明に係る軒
先部を示す分解状態の断面図、図2は鼻隠し継手の取り
付け状態を示す斜視図、図4,5は同じく施工状態を示
す断面図である。
【0006】長尺状の水切板1は、軒先の屋根端部2に
装着する構成を有し、後部を屋根上面に接合する接合面
1aとし、その前側を前方下り傾斜した水切面1bと
し、その下端を内側に鋭角に折曲した係合部1cとして
ある。屋根端部の下側の軒先端面には、鼻隠し下地板
3、不燃板4が垂直に設置してあり、その下内側に軒天
井の軒天パネル5が水平に設置してあるが、これらの構
造は任意である。軒天パネル5は、図3に示す如く、後
端部を躯体側に固定した受け部材5aに嵌め込み、前部
を下地板3などの軒先端面の下側に当て、下側から釘な
どにより固定する。
【0007】水切板の係合部1cから軒天パネル5の前
側の間に鼻隠し板6が設置される。鼻隠し板6は、長尺
状で、上記下地板3などの軒先端面の前面に接面する縦
面6aの上部を断面逆L字状に形成し、その前端を下方
折曲して前記水切板の係合部1cに差込み係止する係止
部6bとして形成してあり、この係止部6bを係合部1
cに係止し、縦面6aを軒先端面の前面に接面してビス
などにより固定する。鼻隠し板の縦面6aには、所定間
隔を置いて軒樋を保持する軒樋支持具7がビスなどで固
定して設置される。軒樋支持具7は、上記縦面6aに接
面する後壁部7a、底壁部7b、及び立上り前壁部7c
をU字状に形成し、U字状の内側に軒樋の外形に沿う凹
欠部を有した樋受け部7dを設け、前壁部上端に係合部
7eを形成してある。
【0008】一方、連接した水切板1,1間の継ぎ目に
は、両水切板端部間に亘る適宜幅の水切継手8が設置さ
れる。水切継手8は、水切継手と同様の断面形状で、接
合面8a、水切面8b、及び係合部8cを設けてある。
連接した鼻隠し板6、6間の継ぎ目には、両鼻隠し板端
部間に亘る適宜幅の鼻隠し継手9が設置される。鼻隠し
継手9は、鼻隠し板の縦面6aに沿う縦片9aの上部を
断面逆L字状に形成し、その前端を下方折曲して水切継
手乃至水切板端部の係合部8c乃至1cに差込み係止す
る係止片9bとし、縦片9aの下端を後側に折曲し端部
をV字状に折曲して係合部9cを形成してあり、係合部
9cは後端に若干の係合隙間をもって軒天パネル5の下
面に接面状態となるように形成してある。
【0009】化粧カバー10は、軒樋の前面と下面を被
覆する長尺体であり、軒樋支持具7の外側に被着して固
定される。化粧カバー10は、軒樋支持具の底壁部7b
と前壁部7cの外側に沿う化粧面10aの前壁上端を折
曲して、軒樋支持具の係合部7eに係止する係止部10
bを形成し、化粧面の底面を後方へ延長して鼻隠し継手
の係合部9cに仮係止する鈎状の仮係止部10cを形成
し、化粧面の底面には軒樋支持具の底壁部7bに接面し
てビス固定可能な凹部10dを形成してある。なお、上
記係合部9cと仮係止部10cとは、化粧カバー10を
下方から押圧したときに押圧力を受けて互いにずれあい
つつ係合可能なように先端傾斜部を有して形成してあ
る。
【0010】上記構成の軒先部は、鼻隠し板6及び軒樋
支持具7の取り付けと軒天パネル5の取り付けを互いに
干渉させることなく、個別に施工ができ、鼻隠し板6,
6間に鼻隠し継手8を設置するに当たっても、係合部9
cが軒天パネル5の設置に何ら影響を与えない。これら
を設置後、所定間隔で設置した複数の軒樋支持具7に軒
樋を嵌合設置し、その上で図4に示す如く、化粧カバー
の係止部10bを軒樋支持具の係合部7eに係止し、化
粧カバー10を軒樋支持具7に合わせつつ、その仮係止
部10cを鼻隠し継手の係合部9cに押圧するようにし
て仮係止することができ、これらの操作は一人で楽に行
うことができる。化粧カバー10は仮係止しているの
で、作業者はフリーハンドとなり、化粧カバー10を軒
樋支持具7に簡単にビス止めして、軒先部の施工を行う
ことができる。
【0011】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、水切継手
に係止する係止片を有し、軒先端面に沿う縦片を有し、
下端に係合部を有する鼻隠し継手を用いることにより、
軒先部の施工、特に化粧カバーの取り付け施工を一人で
簡便かつ確実に行うことができ、省力化に役立つ。この
際、鼻隠し板、軒樋支持具、軒天パネルなどの取り付け
を互いに干渉させることなく行うことができ、作業を合
理化できる。軒樋支持具の下端部に係合部を延設するの
は、成形が複雑となりコスト高となるが、鼻隠し継手下
端に係合部を設けるのは、成形上簡単でありコストがか
からない。しかも、化粧カバーの取り付けを、多数の軒
樋支持具に仮係止することなく、鼻隠し継手に係止させ
ることにより行うことができるので、施工を簡便、効率
化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る軒先部を示す分解状態の断面図
である。
【図2】 鼻隠し継手の取り付け状態を示す軒先部の部
分斜視図である。
【図3】 軒先部の施工過程を示す断面図である。
【図4】 同じく軒先部の施工過程を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 水切板 1a 接合面 1b 水切面 1c 係合部 2 屋根端部 3 鼻隠し下地板 4 不燃板 5 軒天パネル 6 鼻隠し板 6a 縦面 6b 係止部 7 軒樋支持具 7a 後壁部 7b 底壁部 7c 前壁部 7d 樋受け部 7e 係合部 8 水切継手 8a 接合面 8b 水切面 8c 係合面 9 鼻隠し継手 9a 縦片 9b 係止片 9c 係合部 10 化粧カバー 10a 化粧面 10b 係止部 10c 仮係止部 10d 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼻隠し面に沿い、その上端部に水切継手
    下端部に係止可能な係止片を形成し、下端部に後方折曲
    した係合部を形成した構成を有する鼻隠し継手。
  2. 【請求項2】 軒先の屋根端部に水切板を装着し、水切
    板下端部から軒先端面に鼻隠し板を装着するとともに、
    軒先下面に軒天パネルを装着し、鼻隠し板の前側に軒樋
    支持具を固定し、軒樋支持具に軒樋を嵌合の上、この外
    側に化粧カバーを被着させた構成を有する軒先構造にお
    いて、 水切板間に水切継手を装着するとともに、この下部に鼻
    隠し継手を係止して軒先端面に沿うように固定し、鼻隠
    し継手は、鼻隠し面に沿い、その上端部に係止片を形成
    し、下端部に後方折曲した係合部を形成してなり、化粧
    カバーは、化粧面の前上端部に軒樋支持具への係止部を
    形成し、後端部に上記鼻隠し継手の係合部に係止可能な
    仮係止部を形成してなり、化粧カバーを軒樋支持具外側
    から被着し、仮係止部を鼻隠し継手の係合部に係止させ
    た構成を具備する軒先部の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016169484A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 アイジー工業株式会社 軒先構造

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