JPH0752846Y2 - 自由勾配破風受金物 - Google Patents

自由勾配破風受金物

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JPH0752846Y2
JPH0752846Y2 JP12545590U JP12545590U JPH0752846Y2 JP H0752846 Y2 JPH0752846 Y2 JP H0752846Y2 JP 12545590 U JP12545590 U JP 12545590U JP 12545590 U JP12545590 U JP 12545590U JP H0752846 Y2 JPH0752846 Y2 JP H0752846Y2
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JP
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eaves
fixed
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roof
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JP12545590U
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康城 加藤
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自由勾配破風受金物、更に詳しくは軒先を化
粧し、樋が取り付けられる鼻隠し部材と称される軒先化
粧板を支持する下地部材となるもので、屋根の勾配に限
定されることなく、その軒先に設置される自由勾配破風
受金物に関する。
[従来の技術] 従来から、一般家屋における軒先には、第5図に示すよ
うに、屋根上から流れ落ちる雨水等を受けて所定箇所に
流し、案内する樋101が設けられている。
この樋101は、通常は、屋根の軒先における垂木材夫々
の先端相互を連結し、これらの鼻先を隠蔽している鼻継
ぎ部材102に固定される樋受金具103によって所定の勾配
が付されるようにして支持されている。そしてまた、鼻
継ぎ部材102は、屋根下地材104である野地板材、平垂木
材あるいは軒桁材等の下端縁面に断面でほぼ三角形状を
呈する中継ぎ補助材105を介在させることで連結固定さ
れている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、中継ぎ補助材105を介在させて鼻継ぎ部材102
を連結固定するとき、屋根勾配が異なると、その屋根下
地材104端縁が鉛直方向に対する角度が夫々に異なるも
のとなるのに対し、鼻継ぎ部材102自体は鉛直方向に常
時沿ったものであるから、中継ぎ補助材105自体の構造
が種々に異なることになる。すなわち、中継ぎ補助材10
5自体の断面形状において、浅い角度となるか、深い角
度の三角形状となるかの相違が生じ、施工現場において
調整されるとき、極めて面倒であり、作業能率の向上を
図る上での一つの障害になっている。
また、設計段階で屋根勾配が予め設定されているとして
も、夫々に対応させて、種々に異なる中継ぎ補助材105
を予め用意するとしたら、それらの部材管理が面倒であ
り、ひいては建築単価に影響し、コストアップの一因に
なる。
更に、鼻継ぎ部材102前面上部には、唐草部材106が固定
されることで鼻継ぎ部材102を中継ぎ部材105を介在させ
て屋根下地材104に位置決めさせる必要があったこと
も、施工を面倒にするものとなっていた。
そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に
鑑み案出されたもので、軒先を隠遮化粧し、破風とする
軒先化粧板である鼻隠し部材の設置に際し、屋根勾配に
影響されることなく常時鉛直方向に沿った状態で支持で
き、しかも、簡単な取り付け調整によって作業現場にお
いて迅速に行なうことができ、作業能率を大きく向上で
きるようにした自由勾配破風受金物を提供することを目
的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上述した目的を達成するため、この考案にあっては、屋
根下地材の軒端縁に固定されて、鼻隠し部材を支持する
支持部材から成り、この支持部材は、前面に鼻隠し部材
が固着されて鉛直方向に沿って配置される主板と、この
主板の上端に連結され屋根下地材の軒端縁上面に固定さ
れる第1リンク材と、主板下部裏面に第2リンク材を介
して揺動自在に連結された角度調整板と、屋根下地材の
軒端縁下面に固定され、角度調整板後端に第3リンク材
を介して揺動自在に連結されている側面ほぼL字形の固
定板とから形成したことを特徴とする [作用] この考案に係る自由勾配破風受金物にあっては、構築さ
れた屋根の軒先において、その屋根下地材の軒端縁上面
に固定された第1リンク材は、自身の揺動作用によって
主板を鉛直状に位置決めさせる。
一方、鉛直状に維持された主板に対して第2リンク材
は、自身の揺動作用によって主板に対する角度調整板の
設定角度を調整させる。
また、第3リンク材は、主板の鉛直状態を維持したまま
で、第2リンク材の揺動作用と相俟ち、同様に自身の揺
動作用によって、屋根下地材の軒端縁下面に固定される
固定板において、その下面との重ね合せ長さを調整さ
せ、固定板自身の角度調整板に対する連結角度を屋根勾
配に対応させて調整する。
そのため、常時鉛直状に調整設定される主板前面に鼻隠
し部材を簡単に取り付け可能であり、この鼻隠し部材に
よる軒先の化粧隠蔽を確実にし、体裁を良好にする。
[実施例] 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
ここで第1図は使用状態の断面図、第2図は支持部材の
斜視図、第3図は同じく屋根勾配が異なる夫々の場合に
おける使用状態の概略側面図、第4図は施工状態の概略
斜視図である。
図において示される符号10は、例えば一般家屋における
屋根を構成する野地板材、平垂木材あるいは軒桁材等の
所定の屋根下地材1の軒端縁に固定される支持部材であ
り、適宜幅員の帯状材を複数のリンク手段によって相互
に揺動自在に連結して成る。
この支持部材10は、屋根下地材1の軒端縁に、その軒先
端縁に沿って適宜間隔を隔てて固定されるもので、支持
部材10における鉛直配置される後述の主板12前面に鼻隠
し部材20が固着されることで、軒先における各部材の端
面が隠蔽され、化粧が施されるようになっている。
支持部材10は、図示のように、屋根下地材1の軒端縁上
面に固定される第1リンク材11が上端に連結されてい
て、鉛直方向に沿って配置される主板12と、この主板12
下部裏面に第2リンク材13を介して揺動自在に連結され
た角度調整板14と、屋根下地材1の軒端縁下面に固定さ
れ、角度調整板14後端に第3リンク材15を介して揺動自
在に連結されている側面ほぼL字形の固定板16とから成
るものである。
この支持部材10の主体となる主板12、角度調整板14、固
定板16夫々は、適宜肉厚、幅員の帯状材を素材として形
成され、これらは第2、第3リンク材13,15を介して揺
動自在に連結された構造となっている。
第1リンク材11は、常時鉛直状に設定される主板12の、
所定の勾配が付されている屋根下地材1の軒端縁上面に
対する取付固定角度を設定し、第2リンク材13は、主板
12と角度調整板14との連結角度を設定し、第3リンク材
15は、屋根下地材1の軒端縁下面に固定された固定板16
に対する角度調整板14との連結角度を設定させる。
なお、第1リンク材11及び固定板16には、これら両者1
1,16を屋根下地材1に固定するに際し、釘、木ネジ等が
使用されるため、これらを貫挿させる固定孔17が開穿さ
れている。
また、鼻隠し部材20は、屋根下地材1の軒先部分に、こ
れに沿って配装されるもので、薄肉状の金属板材の折曲
加工、合成樹脂の成形加工等によって一体状に形成され
ている。
すなわち、この鼻隠し部材20は、第1図、第4図に示す
ように、支持部材10の主板12前面に固定される化粧部21
と、屋根下地材1の軒端縁上面に固定された係合支持材
25に係合されるよう、化粧部21上部に設けた側面ほぼL
字形のフック部22と、後述の軒天材6を隠蔽するよう、
化粧部21下部に設けた側面ほぼ角U字形の軒天連結部23
とから成るものである。
また、中空状の軒天連結部23内には、支え材24を一体状
に介装し、軒天連結部23自体の補強、歪形防止を図って
ある。
しかして、この考案にかかわる自由勾配破風受金物が設
置される屋根の軒先構造を説明すると、第1図に示すよ
うに、所定の勾配が設定されて構成される屋根下地材1
上に耐水シートが敷設され、この耐水シート上に敷設さ
れたルーフィング2上に彩色石綿板葺材3が葺かれるこ
とで構成される。
また、軒先部分には、垂木材5等に軒天材6が固定され
ることで軒先が構成される。
更に、軒先には、軒天連結部23前部に形成した段部24上
で、化粧部21に固定された受金具7を介して樋材8が支
持され、また目隠し飾り材9が取り付けられている。
以上のように構成された実施例において、構築された屋
根の軒先において、先ず、第4図に示すように、屋根下
地材1の軒先に沿った所定間隔毎に支持部材10を固定す
るもので、それには、その屋根下地材1の軒端縁上面に
釘等を介して固定させる第1リンク材11を介して主板12
を鉛直状に位置決めしておく。一方、主板12の鉛直状を
維持した状態で、この主板12に対しての角度調整板14の
設定角度を第2、第3のリンク材13,15によって調整し
ながら、固定板16を屋根下地材1の軒端縁下面に釘等を
介して固定させる。
このとき、第3図に示すように、屋根勾配が急に傾斜で
ある場合には、固定板16の屋根下地材1の軒端縁下面と
の重ね合せ長さが短くなり[第3図においての一点鎖線
参照]、逆に緩い傾斜である場合には、固定板16の屋根
下地材1の軒端縁下面との重ね合せ長さが長くなる[第
3図においての実線参照]。
こうして固定された支持部材10の主板12前面に鼻隠し部
材20を取り付けるものであり、このとき、屋根下地材1
の軒端縁上面に固定された係合支持材25にフック部22を
係合させ、また、軒天連結部23後部を軒天材6端に対応
合致させて軒天材6を隠蔽するものである。
[考案の効果] この考案は以上のように構成されており、これがため、
軒先を隠蔽化粧し、破風とする鼻隠し部材を設置するに
際し、構築される屋根勾配に影響されることなく、夫々
に対応調整されることで常時鉛直方向に沿った状態で支
持できるものであり、しかも、簡単な取り付け調整によ
って行なえて、作業能率を大きく向上できるものであ
る。
すなわち、屋根下地材の軒端縁上面から揺動自在な第1
リンク材を介して支持された主板は、この主板下部に連
結した角度調整板、及びこの角度調整板に連結した固定
板夫々が第2、第3のリンク材を介してのそれら相互間
での揺動作用によって鉛直状に調整されるのであり、屋
根勾配に影響されることなく、常時、それが確保される
からである。
しかも、屋根下地材の軒端縁下面に固定される固定板
は、側面ほぼL字形であるから、主板下部裏面に連結さ
れた角度調整板とは、屋根下地材の軒端縁下面との重な
り合いの長さに対応して主板自体の鉛直あるいは傾斜を
自在に設定させることができる。
また、鼻隠し部材を固着させる主板を常時鉛直状に設定
できることで、従来のように、面倒な加工調整が必要と
なる断面がほぼ三角形状の中継ぎ補助材が不要になり、
また、支持部材と鼻隠し部材との組合せ構造の採用によ
って、従来の鼻継ぎ部材、唐草部材も不要となり、部材
管理が容易となって、コストダウンに大きく寄与するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は使用
状態の断面図、第2図は支持部材の斜視図、第3図は同
じく屋根勾配が異なる夫々の場合における使用状態の概
略側面図、第4図は施工状態の概略斜視図であり、第5
図は従来例の断面図である。 1……屋根下地材、2……ルーフィング 3……彩色石綿板葺材、5……垂木材 6……軒天材、7……受金具 8……樋材、9……目隠し飾り材 10……支持部材、11……第1リンク材 12……主板、13……第2リンク材 14……角度調整板、15……第3リンク材 16……固定板、17……固定孔、 20……鼻隠し部材、21……化粧部 22……フック部、23……軒天連結部 24……支え材、25……係合支持材 101……樋、102……鼻継ぎ部材 103……樋受金具、104……屋根下地材 105……中継ぎ補助材、106……唐草部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根下地材の軒端縁に固定されて、鼻隠し
    部材を支持する支持部材から成り、 この支持部材は、 前面に鼻隠し部材が固着されて鉛直方向に沿って配置さ
    れる主板と、 この主板の上端に連結され屋根下地材の軒端縁上面に固
    定される第1リンク材と、 主板下部裏面に第2リンク材を介して揺動自在に連結さ
    れた角度調整板と、 屋根下地材の軒端縁下面に固定され、角度調整板後端に
    第3リンク材を介して揺動自在に連結されている側面ほ
    ぼL字形の固定板とから形成したことを特徴とする自由
    勾配破風受金物。
JP12545590U 1990-11-28 1990-11-28 自由勾配破風受金物 Expired - Lifetime JPH0752846Y2 (ja)

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