JP2580175Y2 - ケースの電源コード取付構造 - Google Patents
ケースの電源コード取付構造Info
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- JP2580175Y2 JP2580175Y2 JP1992027553U JP2755392U JP2580175Y2 JP 2580175 Y2 JP2580175 Y2 JP 2580175Y2 JP 1992027553 U JP1992027553 U JP 1992027553U JP 2755392 U JP2755392 U JP 2755392U JP 2580175 Y2 JP2580175 Y2 JP 2580175Y2
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- case
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、充電器等の
ケースにブッシュを介して電源コードを連結する構造に
関する。
ケースにブッシュを介して電源コードを連結する構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】ブッシュを介して電源コード3をケース
に連結する構造を図1に示している。この図に示すケー
ス1は、境界にブッシュ2の溝を挟む凹部4を設けてい
る。上下のケース1は、凹部4でブッシュ2の溝2Aを
挟んで電源コード3を連結する。この構造は、電源コー
ド3を異常な力で引っ張ると上下のケース1がたわみ、
ブッシュ2がケース1の凹部4から外れることがある。
ブッシュ2が外れると、内部の配線が異常な力で引っ張
られ、プリント基板や内部の連結部分が破損して危険な
状態になることがある。とくに、電源コード3が、図2
の矢印A、Bで示す方向に引っ張られると、上下のケー
ス1は隙間の開く方向にたわみ、凹部4からブッシュ2
が外れやすい欠点がある。この弊害を避けるために、大
きな鍔のブッシュが使用され、または、ブッシュの近傍
で上下のケースがネジ止される構造が採用されている。
しかしながら、大きい鍔のブッシュは、大きな取り付け
スペースを必要とし、また、ネジ止する構造は余分にネ
ジ止部分を設ける必要があって、ケースを小型化するこ
とが難しくなる欠点がある。
に連結する構造を図1に示している。この図に示すケー
ス1は、境界にブッシュ2の溝を挟む凹部4を設けてい
る。上下のケース1は、凹部4でブッシュ2の溝2Aを
挟んで電源コード3を連結する。この構造は、電源コー
ド3を異常な力で引っ張ると上下のケース1がたわみ、
ブッシュ2がケース1の凹部4から外れることがある。
ブッシュ2が外れると、内部の配線が異常な力で引っ張
られ、プリント基板や内部の連結部分が破損して危険な
状態になることがある。とくに、電源コード3が、図2
の矢印A、Bで示す方向に引っ張られると、上下のケー
ス1は隙間の開く方向にたわみ、凹部4からブッシュ2
が外れやすい欠点がある。この弊害を避けるために、大
きな鍔のブッシュが使用され、または、ブッシュの近傍
で上下のケースがネジ止される構造が採用されている。
しかしながら、大きい鍔のブッシュは、大きな取り付け
スペースを必要とし、また、ネジ止する構造は余分にネ
ジ止部分を設ける必要があって、ケースを小型化するこ
とが難しくなる欠点がある。
【0003】さらにまた、この構造の電源コード取付構
造は、上下のケース1を連結した状態でブッシュ2を固
定する。分離されたケース1は、ブッシュ2を挟着でき
ない。このため、ケース1を分解するとブッシュ2がケ
ース1から外れてしまう欠点がある。分解したケース1
を組み立てるときは、ケース1の凹部にブッシュ2の溝
2Aを案内して上下のケース1を合わせる必要があり、
組立に手間がかかる欠点がある。
造は、上下のケース1を連結した状態でブッシュ2を固
定する。分離されたケース1は、ブッシュ2を挟着でき
ない。このため、ケース1を分解するとブッシュ2がケ
ース1から外れてしまう欠点がある。分解したケース1
を組み立てるときは、ケース1の凹部にブッシュ2の溝
2Aを案内して上下のケース1を合わせる必要があり、
組立に手間がかかる欠点がある。
【0004】ケースに貫通穴を設けて、この貫通穴にブ
ッシュを挿入した電源コード取付構造は、電源コードを
曲げる方向に引っ張ったときに、ケースがたわむのを少
なくできる。この構造は、ブッシュの周囲に溝を設け、
この溝を貫通穴の周縁にはめ込んでブッシュをケースに
固定する。しかしながら、この電源コード取付構造は、
ブッシュを貫通穴に挿入するのに手間がかかる欠点があ
る。とくに、外れ難いように、ブッシュの外形を大きく
して、貫通穴を小さくすると、挿入するのが極めて難し
くなる欠点がある。
ッシュを挿入した電源コード取付構造は、電源コードを
曲げる方向に引っ張ったときに、ケースがたわむのを少
なくできる。この構造は、ブッシュの周囲に溝を設け、
この溝を貫通穴の周縁にはめ込んでブッシュをケースに
固定する。しかしながら、この電源コード取付構造は、
ブッシュを貫通穴に挿入するのに手間がかかる欠点があ
る。とくに、外れ難いように、ブッシュの外形を大きく
して、貫通穴を小さくすると、挿入するのが極めて難し
くなる欠点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、従来の電
源コード取付構造が有するこれ等の欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、この考案の重要な目的は、
取り付け部分をコンパクトにすると共に、電源コードを
簡単かつ容易に、しかも外れないように連結できるケー
スの電源コード取付構造を提供するにある。
源コード取付構造が有するこれ等の欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、この考案の重要な目的は、
取り付け部分をコンパクトにすると共に、電源コードを
簡単かつ容易に、しかも外れないように連結できるケー
スの電源コード取付構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のケース1の電
源コード取付構造は、前述の目的を達成するために、下
記の構成を備える。 (a) ケース1は、コーナー1Aを有する。この明細
書において、ケース1のコーナー1Aとは、ケース1の
3つの面が交差する隅角のみでなく、ケース1の2つの
面が交差する部分も含む意味に使用する。 (b) コーナー1Aの一部がケース1の内側に折曲さ
れて、電源コード3を連結する段差部5を形成してい
る。 (c) 段差部5は、電源コード3に固定されたブッシ
ュ2を挿入する挿入面7と、ブッシュ2を連結する連結
面6とを有し、挿入面7と連結面6とはL字状に配設さ
れている。 (d) 挿入面7はブッシュ2の挿入穴7Aを有する。 (e) 連結面6は、ブッシュ2の連結穴6Aを有す
る。 (f) 挿入穴7Aは連結穴6Aに連通している。 (g) 連結穴6Aの幅は挿入穴7Aの幅よりも狭く、
挿入穴7Aはブッシュ2の先端を挿入できる幅に、連結
穴6Aはブッシュ2の溝2Aを挿入できる幅に形成され
ている。 (h) 電源コード3に固定されたブッシュ2は挿入穴
7Aから連結穴6Aに案内させてケース1に連結されて
いる。
源コード取付構造は、前述の目的を達成するために、下
記の構成を備える。 (a) ケース1は、コーナー1Aを有する。この明細
書において、ケース1のコーナー1Aとは、ケース1の
3つの面が交差する隅角のみでなく、ケース1の2つの
面が交差する部分も含む意味に使用する。 (b) コーナー1Aの一部がケース1の内側に折曲さ
れて、電源コード3を連結する段差部5を形成してい
る。 (c) 段差部5は、電源コード3に固定されたブッシ
ュ2を挿入する挿入面7と、ブッシュ2を連結する連結
面6とを有し、挿入面7と連結面6とはL字状に配設さ
れている。 (d) 挿入面7はブッシュ2の挿入穴7Aを有する。 (e) 連結面6は、ブッシュ2の連結穴6Aを有す
る。 (f) 挿入穴7Aは連結穴6Aに連通している。 (g) 連結穴6Aの幅は挿入穴7Aの幅よりも狭く、
挿入穴7Aはブッシュ2の先端を挿入できる幅に、連結
穴6Aはブッシュ2の溝2Aを挿入できる幅に形成され
ている。 (h) 電源コード3に固定されたブッシュ2は挿入穴
7Aから連結穴6Aに案内させてケース1に連結されて
いる。
【0007】
【作用】この考案の電源コード取付構造は、図3の矢印
C、D、E、Fで示すように、電源コード3を曲げる方
向に引っ張っても、ブッシュ2が外れることがない。と
くに、従来の電源コード取付構造の欠点であった、矢印
Dで示す方向の引張力に対してブッシュ2の外れを極減
できる。それは、電源コード3が矢印Dで示す方向に引
っ張られると、ブッシュ2が段差部5の連結面6に当た
って曲がらないからである。さらに、矢印Eで示す方向
に電源コード3が引っ張られても、ブッシュ2は段差部
5の側面にあたって曲がるのが防止される。図3に示す
電源コード取付構造は、電源コード3を矢印C、Fの方
向に引っ張ると、段差部5によってブッシュ2の曲がり
を防止できない。しかしながら、電源コード3はこの方
向に引っ張られても、ブッシュ2が挿入される連結穴6
Aが大きく開口することがなく、連結穴6Aから外れる
ことはない。
C、D、E、Fで示すように、電源コード3を曲げる方
向に引っ張っても、ブッシュ2が外れることがない。と
くに、従来の電源コード取付構造の欠点であった、矢印
Dで示す方向の引張力に対してブッシュ2の外れを極減
できる。それは、電源コード3が矢印Dで示す方向に引
っ張られると、ブッシュ2が段差部5の連結面6に当た
って曲がらないからである。さらに、矢印Eで示す方向
に電源コード3が引っ張られても、ブッシュ2は段差部
5の側面にあたって曲がるのが防止される。図3に示す
電源コード取付構造は、電源コード3を矢印C、Fの方
向に引っ張ると、段差部5によってブッシュ2の曲がり
を防止できない。しかしながら、電源コード3はこの方
向に引っ張られても、ブッシュ2が挿入される連結穴6
Aが大きく開口することがなく、連結穴6Aから外れる
ことはない。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この考案の技術
思想を具体化するための電源コード取付構造を例示する
ものであって、この考案の電源コード取付構造は、構成
部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造に特定する
ものでない。この考案の電源コード取付構造は、実用新
案登録請求の範囲において、種々の変更を加えることが
できる。
明する。ただし、以下に示す実施例は、この考案の技術
思想を具体化するための電源コード取付構造を例示する
ものであって、この考案の電源コード取付構造は、構成
部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造に特定する
ものでない。この考案の電源コード取付構造は、実用新
案登録請求の範囲において、種々の変更を加えることが
できる。
【0009】更に、この明細書は、実用新案登録請求の
範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応
する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される
部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応
する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される
部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0010】図3ないし図6は、充電器のケース1に電
源コード3を連結する構造を示している。これ等の図に
示す充電器は、ケース1を上下に分割すると共に、下ケ
ース1Uのコーナー1Aに横向きに電源コード3を連結
している。下ケース1Uは、下面のコーナー1Aに電源
コード3を連結する段差部5を設けている。段差部5を
ケース1の外部からみた構造を図3に示し、内部から見
た構造を図7に示している。
源コード3を連結する構造を示している。これ等の図に
示す充電器は、ケース1を上下に分割すると共に、下ケ
ース1Uのコーナー1Aに横向きに電源コード3を連結
している。下ケース1Uは、下面のコーナー1Aに電源
コード3を連結する段差部5を設けている。段差部5を
ケース1の外部からみた構造を図3に示し、内部から見
た構造を図7に示している。
【0011】これ等の図に示すように、段差部5は、コ
ーナー1Aの一部を内側に折曲して設けられる。段差部
5は、電源コード3のブッシュ2を挿入する挿入面7
と、ブッシュ2を連結する連結面6と、内側に折曲され
た段差部5を閉塞する隔壁8とで構成されている。挿入
面7と連結面6とは直角に折曲されたL字状で、ケース
1の表面と平行に配設されている。挿入面7と連結面6
の幅は、すなわち段差部5の幅は、ここにブッシュ2を
挿入できるように、ブッシュ2の太さにほぼ等しく、あ
るいは、これより広く設計される。さらに、段差部5
は、電源コード3が図3の矢印Fで示す方向に引っ張ら
れたときに、ブッシュ2が曲がるのを防止するために、
外側に沿って側壁9を設けている。
ーナー1Aの一部を内側に折曲して設けられる。段差部
5は、電源コード3のブッシュ2を挿入する挿入面7
と、ブッシュ2を連結する連結面6と、内側に折曲され
た段差部5を閉塞する隔壁8とで構成されている。挿入
面7と連結面6とは直角に折曲されたL字状で、ケース
1の表面と平行に配設されている。挿入面7と連結面6
の幅は、すなわち段差部5の幅は、ここにブッシュ2を
挿入できるように、ブッシュ2の太さにほぼ等しく、あ
るいは、これより広く設計される。さらに、段差部5
は、電源コード3が図3の矢印Fで示す方向に引っ張ら
れたときに、ブッシュ2が曲がるのを防止するために、
外側に沿って側壁9を設けている。
【0012】図に示す段差部5は、連結面6と挿入面7
とを直角に連結している。ただ、連結面6と挿入面7と
は必ずしも直角に連結する必要はなく、多少傾斜して連
結することもできる。また、連結面6と挿入面7とは境
界を所定の曲率半径で湾曲させることもできる。
とを直角に連結している。ただ、連結面6と挿入面7と
は必ずしも直角に連結する必要はなく、多少傾斜して連
結することもできる。また、連結面6と挿入面7とは境
界を所定の曲率半径で湾曲させることもできる。
【0013】挿入面7は、ブッシュ2の先端を挿入でき
る挿入穴7Aを有し、連結面6はブッシュ2を連結する
連結穴6Aを有する。挿入穴7Aは、ブッシュ2の先端
に設けられた鍔を挿入できる大きさに開口される。連結
穴6Aは、ブッシュ2の溝2Aを嵌入して固定できる幅
に設計される。ブッシュ2は、挿入穴7Aから連結穴6
Aに移動してケース1に固定される。したがって、連結
穴6Aは挿入穴7Aに連結されている。
る挿入穴7Aを有し、連結面6はブッシュ2を連結する
連結穴6Aを有する。挿入穴7Aは、ブッシュ2の先端
に設けられた鍔を挿入できる大きさに開口される。連結
穴6Aは、ブッシュ2の溝2Aを嵌入して固定できる幅
に設計される。ブッシュ2は、挿入穴7Aから連結穴6
Aに移動してケース1に固定される。したがって、連結
穴6Aは挿入穴7Aに連結されている。
【0014】電源コード3に固定されるブッシュ2は、
プラスチックで成形されている。ブッシュ2は、成形す
るときに電源コード3に接着することによって簡単に電
源コード3に固定できる。ブッシュ2は、先端に鍔2B
を有し、鍔2Bによって周囲に溝2Aを設けている。溝
2Aは、連結穴6Aの周縁に嵌入される。したがって、
溝2Aの幅は連結穴6Aの厚さにほぼ等しく設計され
る。
プラスチックで成形されている。ブッシュ2は、成形す
るときに電源コード3に接着することによって簡単に電
源コード3に固定できる。ブッシュ2は、先端に鍔2B
を有し、鍔2Bによって周囲に溝2Aを設けている。溝
2Aは、連結穴6Aの周縁に嵌入される。したがって、
溝2Aの幅は連結穴6Aの厚さにほぼ等しく設計され
る。
【0015】図7に示すケース1は、上ケース1に電源
コード3の押えリブ10を設けている。押えリブ10
は、上ケース1を下ケース1Uに固定した状態で、連結
穴6Aに挿入したブッシュ2を押圧する。押えリブ10
を有するケース1は、これにブッシュ2が押圧して固定
されるので、連結穴6Aから抜けでるのを防止できる特
長がある。押えリブ10は、上ケースでなく、ケース内
に固定される部材に設けることもできる。
コード3の押えリブ10を設けている。押えリブ10
は、上ケース1を下ケース1Uに固定した状態で、連結
穴6Aに挿入したブッシュ2を押圧する。押えリブ10
を有するケース1は、これにブッシュ2が押圧して固定
されるので、連結穴6Aから抜けでるのを防止できる特
長がある。押えリブ10は、上ケースでなく、ケース内
に固定される部材に設けることもできる。
【0016】以上の構造の電源コード取付構造は、下記
のようにしてケース1に電源コード3を連結する。 図3と図8に示すように、ケース1を開いた状態
で、下ケース1Uの挿入穴7Aに電源コード3のブッシ
ュ2先端を挿入する。 図3と図8の矢印で示すように、ブッシュ2を90
度回転して、ブッシュ2の溝2Aを連結穴6Aの周縁に
案内する。 上ケース1を下ケース1Uに固定して、ブッシュ2
を押えリブ10で押圧する。
のようにしてケース1に電源コード3を連結する。 図3と図8に示すように、ケース1を開いた状態
で、下ケース1Uの挿入穴7Aに電源コード3のブッシ
ュ2先端を挿入する。 図3と図8の矢印で示すように、ブッシュ2を90
度回転して、ブッシュ2の溝2Aを連結穴6Aの周縁に
案内する。 上ケース1を下ケース1Uに固定して、ブッシュ2
を押えリブ10で押圧する。
【0017】以上の電源コード取付構造は、ケース1の
3面が交差する隅角に電源コード3を連結している。た
だ、この考案は、電源コード3の連結位置をこれ等の図
面に示す位置に特定しない。たとえば、図10に示すよ
うに、ケース1の2面が交差するコーナー1Aに連結す
ることも可能である。この図に示す電源コード取付構造
は、連結面6と挿入面7との両側に隔壁8を設けている
ので、電源コード3を横に引っ張ったときに、ブッシュ
2が特に曲がり難い特長がある。この構造の電源コード
取付構造は、前述の構造と同じようにして、電源コード
3を連結できる。
3面が交差する隅角に電源コード3を連結している。た
だ、この考案は、電源コード3の連結位置をこれ等の図
面に示す位置に特定しない。たとえば、図10に示すよ
うに、ケース1の2面が交差するコーナー1Aに連結す
ることも可能である。この図に示す電源コード取付構造
は、連結面6と挿入面7との両側に隔壁8を設けている
ので、電源コード3を横に引っ張ったときに、ブッシュ
2が特に曲がり難い特長がある。この構造の電源コード
取付構造は、前述の構造と同じようにして、電源コード
3を連結できる。
【0018】
【考案の効果】この考案のケースの電源コード取付構造
は、ケースのコーナーに段差部を設けると共に、段差部
を連結面と挿入面とで構成し、連結面には連結穴を、挿
入面には挿入穴を開口している。この形状の電源コード
取付構造は、電源コードに固定されたブッシュの先端を
連結穴から挿入穴に案内して溝を連結穴の周縁に嵌入す
ることによって、電源コードを簡単かつ容易にケースに
連結できる特長がある。さらに、この状態でケースに連
結された電源コードは、ケースを開いても、ケースから
外れることがなく、ケースの組立を著しく簡素化できる
特長がある。
は、ケースのコーナーに段差部を設けると共に、段差部
を連結面と挿入面とで構成し、連結面には連結穴を、挿
入面には挿入穴を開口している。この形状の電源コード
取付構造は、電源コードに固定されたブッシュの先端を
連結穴から挿入穴に案内して溝を連結穴の周縁に嵌入す
ることによって、電源コードを簡単かつ容易にケースに
連結できる特長がある。さらに、この状態でケースに連
結された電源コードは、ケースを開いても、ケースから
外れることがなく、ケースの組立を著しく簡素化できる
特長がある。
【0019】さらにまた、この考案の特筆すべき特長
は、電源コードを曲げる方向に強く引っ張ったときに、
ケースがたわんでブッシュが外れるのを極減できること
にある。段差部の連結穴に挿入されたブッシュは、組み
立てたケースを境界が開く方向に強く牽引されても、従
来のようにケースの境界を開かせて外れることはない。
この方向の牽引力は、ブッシュを曲げようとするが、こ
の方向に折曲するブッシュは連結面に当たるので、折曲
が防止される。このため従来のように、電源コードを横
に引っ張ったときにケースが開いてブッシュが外れるの
を防止できる。
は、電源コードを曲げる方向に強く引っ張ったときに、
ケースがたわんでブッシュが外れるのを極減できること
にある。段差部の連結穴に挿入されたブッシュは、組み
立てたケースを境界が開く方向に強く牽引されても、従
来のようにケースの境界を開かせて外れることはない。
この方向の牽引力は、ブッシュを曲げようとするが、こ
の方向に折曲するブッシュは連結面に当たるので、折曲
が防止される。このため従来のように、電源コードを横
に引っ張ったときにケースが開いてブッシュが外れるの
を防止できる。
【0020】さらにまた、この考案の電源コード取付構
造は、電源コードを連結する部分を独特の形状にしてブ
ッシュが外れるのを防止する。このため、電源コードの
近傍をネジで強く連結し、あるいは、ブッシュの鍔を大
きくすることなく、電源コードの連結強度を高くでき
る。したがって、電源コードの連結部分をコンパクトに
して強固に連結できる特長を実現する。
造は、電源コードを連結する部分を独特の形状にしてブ
ッシュが外れるのを防止する。このため、電源コードの
近傍をネジで強く連結し、あるいは、ブッシュの鍔を大
きくすることなく、電源コードの連結強度を高くでき
る。したがって、電源コードの連結部分をコンパクトに
して強固に連結できる特長を実現する。
【図1】従来のケースの電源コード取付構造を示す分解
斜視図
斜視図
【図2】図1に示す電源コード取付構造の斜視図
【図3】この考案の一実施例を示すケースの電源コード
取付構造を示す斜視図
取付構造を示す斜視図
【図4】図3に示す電源コード取付構造を有する充電器
の側面図
の側面図
【図5】図3に示す電源コード取付構造を有する充電器
の底面図
の底面図
【図6】図3に示す電源コード取付構造を有する充電器
の正面図
の正面図
【図7】図3に示す電源コード取付構造のケースを内側
からみた斜視図
からみた斜視図
【図8】挿入穴にブッシュを挿入する状態を示す断面図
【図9】連結穴にブッシュを案内した状態を示す断面図
【図10】この考案の他の実施例を示す斜視図
1…ケース 1A…コーナー 1U…下ケー
ス 2…ブッシュ 2A…溝 2B…鍔 3…電源コード 4…凹部 5…段差部 6…連結面 6A…連結穴 7…挿入面 7A…挿入穴 8…隔壁 9…側壁 10…押えリブ
ス 2…ブッシュ 2A…溝 2B…鍔 3…電源コード 4…凹部 5…段差部 6…連結面 6A…連結穴 7…挿入面 7A…挿入穴 8…隔壁 9…側壁 10…押えリブ
Claims (1)
- 【請求項1】 コーナー(1A)を有するケース(1)と、こ
のケース(1)の一部が内側に折曲されて形成された段差
部(5)と、この段差部(5)を形成している共に、互いにL
字状に配設されてなる挿入面(7)および連結面(6)と、挿
入面(7)に開口されて電源コード(3)に固定されているブ
ッシュ(2)を挿入するための挿入穴(7A)と、連結面(6)に
開口されてなる電源コード(3)のブッシュ(2)を連結する
連結穴(6A)とを備え、 挿入穴(7A)が連結穴(6A)に連通されると共に、連結穴(6
A)の幅は挿入穴(7A)の幅よりも狭く、挿入穴(7A)はブッ
シュ(2)の先端を挿入できる幅に、連結穴(6A)はブッシ
ュ(2)の溝(2A)を挿入できる幅に形成されており、電源
コード(3)に固定されたブッシュ(2)が、挿入穴(7A)から
回動されて連結穴(6A)に案内されてケース(1)に連結さ
れてなるケースの電源コード取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992027553U JP2580175Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | ケースの電源コード取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992027553U JP2580175Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | ケースの電源コード取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587991U JPH0587991U (ja) | 1993-11-26 |
JP2580175Y2 true JP2580175Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=12224256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992027553U Expired - Fee Related JP2580175Y2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | ケースの電源コード取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580175Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5299792B2 (ja) * | 2010-07-07 | 2013-09-25 | 克祥 原口 | ヘッドホン収納ケース |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0735419Y2 (ja) * | 1988-09-09 | 1995-08-09 | ソニー株式会社 | 電子機器におけるコードホルダーの取付構造 |
JP3034499U (ja) * | 1996-08-08 | 1997-02-18 | 株式会社エス・エス・シィ | シガレットケース |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP1992027553U patent/JP2580175Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0587991U (ja) | 1993-11-26 |
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