JPH0735419Y2 - 電子機器におけるコードホルダーの取付構造 - Google Patents
電子機器におけるコードホルダーの取付構造Info
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- JPH0735419Y2 JPH0735419Y2 JP11866688U JP11866688U JPH0735419Y2 JP H0735419 Y2 JPH0735419 Y2 JP H0735419Y2 JP 11866688 U JP11866688 U JP 11866688U JP 11866688 U JP11866688 U JP 11866688U JP H0735419 Y2 JPH0735419 Y2 JP H0735419Y2
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- Japan
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- cord
- notch
- edge
- holder
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案電子機器におけるコードホルダーの取付構造を以
下の項目に従って説明する。
下の項目に従って説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術[第8図、第9図] D.考案が解決しようとする課題[第8図、第9図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第7図] a.キャビネット[第2図] b.コードホルダー[第1図乃至第7図] c.コードホルダー取付用の切欠部[第1図乃至第5図] d.コードホルダーの取付[第1図] e.裏蓋のホルダー押え部[第1図(D)、第2図、第4
図乃至第7図] G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規な電子機器におけるコードホルダーの取付
構造に関する。詳しくは、例えば、電源コード等の外部
接続コードの一部を保持したコードホルダーの取付構
造、特に、互いに平行な2つの外側面に係合溝が各別に
形成されたコードホルダーをキャビネット等に形成され
た略コ字状を為すホルダー取付用の切欠部に取り付ける
取付構造に関するものであり、上記切欠部の形状を工夫
することによって、コードホルダーの切欠部に対する挿
入が完了するとコードホルダーの切欠部からの抜止が為
され、それでいてコードホルダーの切欠部への挿入が特
に面倒になることも無く略一動作で行なうことができる
ようにした新規な電子機器におけるコードホルダーの取
付構造を提供しようとするものである。
図乃至第7図] G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規な電子機器におけるコードホルダーの取付
構造に関する。詳しくは、例えば、電源コード等の外部
接続コードの一部を保持したコードホルダーの取付構
造、特に、互いに平行な2つの外側面に係合溝が各別に
形成されたコードホルダーをキャビネット等に形成され
た略コ字状を為すホルダー取付用の切欠部に取り付ける
取付構造に関するものであり、上記切欠部の形状を工夫
することによって、コードホルダーの切欠部に対する挿
入が完了するとコードホルダーの切欠部からの抜止が為
され、それでいてコードホルダーの切欠部への挿入が特
に面倒になることも無く略一動作で行なうことができる
ようにした新規な電子機器におけるコードホルダーの取
付構造を提供しようとするものである。
(B.考案の概要) 本考案電子機器におけるコードホルダーの取付構造は、
キャビネットもしくはこれに固定された固定部材の一側
端面に形成された略コ字状を為すホルダー取付用切欠部
と外部接続コードの一部を保持し上記切欠部の互いに対
向する2つの係合縁に各別に係合する係合溝が形成され
たコードホルダーとを備えた電子機器におけるコードホ
ルダーの取付構造であって、上記切欠部の2つの係合縁
のうちの一方の開口側端部に抜止突部を形成すると共に
他方の係合縁の一部を開口部に近づくに従って一方の係
合縁との間の距離を増す方向に延びる斜縁に形成するこ
とにより、コードホルダーの切欠部に対する挿入が完了
するとコードホルダーの切欠部からの抜止が為され、そ
れでいてコードホルダーの切欠部への挿入が特に面倒に
なることも無く略一動作で行なうことができるようにし
たものである。
キャビネットもしくはこれに固定された固定部材の一側
端面に形成された略コ字状を為すホルダー取付用切欠部
と外部接続コードの一部を保持し上記切欠部の互いに対
向する2つの係合縁に各別に係合する係合溝が形成され
たコードホルダーとを備えた電子機器におけるコードホ
ルダーの取付構造であって、上記切欠部の2つの係合縁
のうちの一方の開口側端部に抜止突部を形成すると共に
他方の係合縁の一部を開口部に近づくに従って一方の係
合縁との間の距離を増す方向に延びる斜縁に形成するこ
とにより、コードホルダーの切欠部に対する挿入が完了
するとコードホルダーの切欠部からの抜止が為され、そ
れでいてコードホルダーの切欠部への挿入が特に面倒に
なることも無く略一動作で行なうことができるようにし
たものである。
(C.従来技術)[第8図、第9図] 電子機器においては、一般に、1乃至複数の外部接続コ
ードが用いられ、該外部接続コードは予めその一端が当
該電子機器の回路と固定的に接続される場合がある。例
えば、テレビジョン受像機における電源コードは、通
常、その一端が電源入力部に固定的に接続される。ま
た、このような外部接続コードは、回路等と接続された
部分に無理な力が加えられないようにするために、通
常、1乃至複数の箇所が当該電子機器に固定され、この
固定は外部接続コードの一部を保持したコードホルダー
をキャビネットあるいはキャビネットに固定された部材
に取り付けることにより為されることが多い。
ードが用いられ、該外部接続コードは予めその一端が当
該電子機器の回路と固定的に接続される場合がある。例
えば、テレビジョン受像機における電源コードは、通
常、その一端が電源入力部に固定的に接続される。ま
た、このような外部接続コードは、回路等と接続された
部分に無理な力が加えられないようにするために、通
常、1乃至複数の箇所が当該電子機器に固定され、この
固定は外部接続コードの一部を保持したコードホルダー
をキャビネットあるいはキャビネットに固定された部材
に取り付けることにより為されることが多い。
ところで、このようなコードホルダーの取付構造には従
来から各種のものがあるが、その中の1つに、キャビネ
ットの全部又は一部を構成する2つの部分キャビネット
の一方の突き合わせ部に略コ字形をした切欠部を形成す
ると共にコードホルダーに上記切欠部に係合される係合
溝を形成し、コードホルダーを上記係合溝に係合保持さ
せた後2つの部分キャビネットを相対的に突き合わせ結
合することによりコードホルダーがキャビネットに固定
されるようにしたものがある。
来から各種のものがあるが、その中の1つに、キャビネ
ットの全部又は一部を構成する2つの部分キャビネット
の一方の突き合わせ部に略コ字形をした切欠部を形成す
ると共にコードホルダーに上記切欠部に係合される係合
溝を形成し、コードホルダーを上記係合溝に係合保持さ
せた後2つの部分キャビネットを相対的に突き合わせ結
合することによりコードホルダーがキャビネットに固定
されるようにしたものがある。
第8図及び第9図はそのようなコードホルダーの取付構
造の一例aを示すものである。
造の一例aを示すものである。
同図において、bは外部接続コードc(図面には一部の
み示してある。)の一部を保持したコードホルダーであ
り、略四角い箱形をし、その互いに平行な2つの側面
d、dの下端部寄りの位置に係合溝e、eが形成されて
いる。尚、このようなコードホルダーbは合成樹脂の金
型成形により形成される。f及びgはそれぞれ所定のキ
ャビネットの一部を構成する部分キャビネット(図面に
はその一部のみを示してある。)であり、一方の部分キ
ャビネットfの底板hの後側端面iに後方に開口したコ
字形を為す切欠部jが形成され、また、他方の部分キャ
ビネットgの背面壁kの下端部にコード挿通用の切欠l
が形成されている。
み示してある。)の一部を保持したコードホルダーであ
り、略四角い箱形をし、その互いに平行な2つの側面
d、dの下端部寄りの位置に係合溝e、eが形成されて
いる。尚、このようなコードホルダーbは合成樹脂の金
型成形により形成される。f及びgはそれぞれ所定のキ
ャビネットの一部を構成する部分キャビネット(図面に
はその一部のみを示してある。)であり、一方の部分キ
ャビネットfの底板hの後側端面iに後方に開口したコ
字形を為す切欠部jが形成され、また、他方の部分キャ
ビネットgの背面壁kの下端部にコード挿通用の切欠l
が形成されている。
そして、コードホルダーbはその2つの係合溝e、eに
切欠部jの互いに平行に対向する2つの側縁部m、mが
各別に係合されるように切欠部jに挿入することによっ
て底板hに支持され、また、この状態から2つの部分キ
ャビネットf、gを互いに突き合わせると背面壁kの切
欠lに沿う部分がコードホルダーbに後方から突き当て
られて、コードホルダーbの切欠部jからの抜止が為さ
れ、これによりコードホルダーbが当該キャビネットに
固定的に保持される。尚、外部接続コードcは背面壁k
の切欠lから外部へ導出される。
切欠部jの互いに平行に対向する2つの側縁部m、mが
各別に係合されるように切欠部jに挿入することによっ
て底板hに支持され、また、この状態から2つの部分キ
ャビネットf、gを互いに突き合わせると背面壁kの切
欠lに沿う部分がコードホルダーbに後方から突き当て
られて、コードホルダーbの切欠部jからの抜止が為さ
れ、これによりコードホルダーbが当該キャビネットに
固定的に保持される。尚、外部接続コードcは背面壁k
の切欠lから外部へ導出される。
(D.考案が解決しようとする課題)[第8図、第9図] ところで、このようなコードホルダーbは、外部接続コ
ードcが設けられる様々な電子機器に共通して使用され
ることが多く、また、比較的小さいため金型による成形
は一般に複数個取りにより行なわれる。
ードcが設けられる様々な電子機器に共通して使用され
ることが多く、また、比較的小さいため金型による成形
は一般に複数個取りにより行なわれる。
従って、成形されるコードホルダーbの各部の寸法には
どうしても多少のバラツキが出るので、歩留を高めるた
めに、切欠部jの幅wやその側縁部m、mの厚みtをコ
ードホルダーbの2つの係合溝eとeとの間の距離w1及
び係合溝e、eの幅Lより稍小さ目に設定するようにさ
れている。
どうしても多少のバラツキが出るので、歩留を高めるた
めに、切欠部jの幅wやその側縁部m、mの厚みtをコ
ードホルダーbの2つの係合溝eとeとの間の距離w1及
び係合溝e、eの幅Lより稍小さ目に設定するようにさ
れている。
このため、コードホルダーbは、多くの場合、切欠部j
にある程度ゆるく挿入されることになり、従って、切欠
部jに挿入されてもそれだけでは位置が固定されないの
で、背面壁kによって後方から押えられる迄の間は容易
に切欠部jから抜け落ちてしまい、キャビネットの組立
時においてコードホルダーbを切欠部jに挿入した状態
でおさえておかなければならないという問題がある。
にある程度ゆるく挿入されることになり、従って、切欠
部jに挿入されてもそれだけでは位置が固定されないの
で、背面壁kによって後方から押えられる迄の間は容易
に切欠部jから抜け落ちてしまい、キャビネットの組立
時においてコードホルダーbを切欠部jに挿入した状態
でおさえておかなければならないという問題がある。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本考案電子機器におけるコードホルダーの取付
構造は上記課題を解決するために、所定のキャビネット
の一側端面に形成されたコードホルダー取付用切欠部の
互いに対向する2つの係合縁の間の間隔をコードホルダ
ーの係合溝の底面間の距離と略同一に形成し、切欠部の
一方の係合縁のうち切欠部の開口側の端部に他方の係合
縁側へ向けて突出した抜止突部を形成し、該抜止突部と
切欠部の反開口側端縁との間の間隔をコードホルダーの
挿入方向における長さと略同一に形成するとともに、切
欠部の前記抜止突部を形成していない他方の係合縁の開
口寄り部分を開口に近づくに従って一方の係合縁との間
隔を増す方向に延びる斜縁に形成し、コードホルダーを
切欠部の斜縁と抜止突部先端部との間から挿入した後、
コードホルダーの係合縁が切欠部の係合縁に係合するよ
うに回動することにより、コードホルダーが前記抜止突
部に係止されるようにしたものである。
構造は上記課題を解決するために、所定のキャビネット
の一側端面に形成されたコードホルダー取付用切欠部の
互いに対向する2つの係合縁の間の間隔をコードホルダ
ーの係合溝の底面間の距離と略同一に形成し、切欠部の
一方の係合縁のうち切欠部の開口側の端部に他方の係合
縁側へ向けて突出した抜止突部を形成し、該抜止突部と
切欠部の反開口側端縁との間の間隔をコードホルダーの
挿入方向における長さと略同一に形成するとともに、切
欠部の前記抜止突部を形成していない他方の係合縁の開
口寄り部分を開口に近づくに従って一方の係合縁との間
隔を増す方向に延びる斜縁に形成し、コードホルダーを
切欠部の斜縁と抜止突部先端部との間から挿入した後、
コードホルダーの係合縁が切欠部の係合縁に係合するよ
うに回動することにより、コードホルダーが前記抜止突
部に係止されるようにしたものである。
従って、本考案電子機器におけるコードホルダーの取付
構造によれば、コードホルダーの切欠部に対する挿入が
完了すると、コードホルダーの切欠部からの抜止が同時
に為されるので、当該キャビネットに対する位置が固定
され、従って、切欠部から抜け落ちるようなことは無
く、また、コードホルダーの切欠部に対する挿入作業は
その最後の時点でコードホルダーを稍回動させる動作を
伴なうだけで殆ど従来の挿入作業と変りが無いのでコー
ドホルダーの取付が面倒になることも無い。
構造によれば、コードホルダーの切欠部に対する挿入が
完了すると、コードホルダーの切欠部からの抜止が同時
に為されるので、当該キャビネットに対する位置が固定
され、従って、切欠部から抜け落ちるようなことは無
く、また、コードホルダーの切欠部に対する挿入作業は
その最後の時点でコードホルダーを稍回動させる動作を
伴なうだけで殆ど従来の挿入作業と変りが無いのでコー
ドホルダーの取付が面倒になることも無い。
(F.実施例)[第1図乃至第7図] 以下に、本考案電子機器におけるコードホルダーの取付
構造の詳細を図示した実施例に従って説明する。
構造の詳細を図示した実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例は、本考案電子機器におけるコード
ホルダーの取付構造をテレビジョン受像機における電源
コードホルダーの取付構造に適用したものである。
ホルダーの取付構造をテレビジョン受像機における電源
コードホルダーの取付構造に適用したものである。
(a.キャビネット)[第2図] 1はテレビジョン受像機である。
2はテレビジョン受像機1のキャビネットであり、前面
枠3と中枠4とバックカバー5とが一体的に結合されて
成る。
枠3と中枠4とバックカバー5とが一体的に結合されて
成る。
前面枠3は前後方向から見て略矩形をし、その前面板6
に上側へ稍偏倚して大きな窓7が形成され、また、前面
板6のうち前記窓7の下方部6aが操作パネル部になって
いる。
に上側へ稍偏倚して大きな窓7が形成され、また、前面
板6のうち前記窓7の下方部6aが操作パネル部になって
いる。
中枠4は前後方向から見てその外形が前面枠3の外形と
略同じ大きさをした矩形で、かつ、前後両面が開口され
ると共に、底板8はその後側略半分8aがその他の部分よ
り後方へ突出され、該突出した部分8aは平面形状で略台
形状に形成されている。また、底板8の突出した部分8a
の後端部の右端部以外の部分には後方へ開口した嵌合溝
8bが形成されている。
略同じ大きさをした矩形で、かつ、前後両面が開口され
ると共に、底板8はその後側略半分8aがその他の部分よ
り後方へ突出され、該突出した部分8aは平面形状で略台
形状に形成されている。また、底板8の突出した部分8a
の後端部の右端部以外の部分には後方へ開口した嵌合溝
8bが形成されている。
バックカバー5は前方に開口した略箱状に形成されてい
るとともに底板9にその略前側半分に相当する切欠部9a
が形成されている。即ち、バックカバー5は底板9と左
右(第2図における左斜め下方へ向う方向を左側とし、
右斜め上方へ向う方向を右側とする。)の側壁10、10と
背面壁11と天板12とから成り、底板9の前端縁は天板12
及び側壁10、10の奥行方向における略半分の位置にひっ
込んで位置され、また、底板9の前半部であって前記切
欠部9aを形成した残りの部分は前部から幅の狭い支持片
13、13として側壁10、10の下端縁から互いに内側へ向け
て突出するように形成されている。
るとともに底板9にその略前側半分に相当する切欠部9a
が形成されている。即ち、バックカバー5は底板9と左
右(第2図における左斜め下方へ向う方向を左側とし、
右斜め上方へ向う方向を右側とする。)の側壁10、10と
背面壁11と天板12とから成り、底板9の前端縁は天板12
及び側壁10、10の奥行方向における略半分の位置にひっ
込んで位置され、また、底板9の前半部であって前記切
欠部9aを形成した残りの部分は前部から幅の狭い支持片
13、13として側壁10、10の下端縁から互いに内側へ向け
て突出するように形成されている。
そして、このようなバックカバー5は、中枠4に後方か
ら突き合わせられた状態で該中枠4に結合され、このと
き、バックカバー5の底板9の切欠部9aの奥縁のうち右
端部以外の部分が中枠4の底板8に形成された嵌合溝8b
に嵌合されると共に、中枠4の底板8の左右両側端部が
前記支持片13、13上に載置される。
ら突き合わせられた状態で該中枠4に結合され、このと
き、バックカバー5の底板9の切欠部9aの奥縁のうち右
端部以外の部分が中枠4の底板8に形成された嵌合溝8b
に嵌合されると共に、中枠4の底板8の左右両側端部が
前記支持片13、13上に載置される。
14はブラウン管であり、その画面14aが前面枠3の窓7
を後方から塞ぐように位置した状態で前面枠3に固定さ
れている。
を後方から塞ぐように位置した状態で前面枠3に固定さ
れている。
(b.コードホルダー)[第1図乃至第7図] 15は電源コード16の一部を保持したコードホルダーであ
り、その各部が合成樹脂により一体に形成されて成る。
り、その各部が合成樹脂により一体に形成されて成る。
コードホルダー15は上面壁において薄肉ヒンジ17を介し
て左右に折り畳み可能に連結された左側主部18l及び右
側主部18rと、これら主部18l、18rの下面の前端部及び
後端部から下方へ突設された脚部19、19、…と、該脚部
19、19、…の同じ側のもの同士を連結した板状の底部2
0、20とから成り、主部18l、18rは重ね合わされた状態
で略立方体状の箱状を為し、また、底部20、20は主部18
l、18rが重ね合わされた状態で、単一の板状となり、そ
の幅は主部18l、18rと略同じで前後方向の長さが前後共
に主部18l、18rより稍長い長方形を為している。
て左右に折り畳み可能に連結された左側主部18l及び右
側主部18rと、これら主部18l、18rの下面の前端部及び
後端部から下方へ突設された脚部19、19、…と、該脚部
19、19、…の同じ側のもの同士を連結した板状の底部2
0、20とから成り、主部18l、18rは重ね合わされた状態
で略立方体状の箱状を為し、また、底部20、20は主部18
l、18rが重ね合わされた状態で、単一の板状となり、そ
の幅は主部18l、18rと略同じで前後方向の長さが前後共
に主部18l、18rより稍長い長方形を為している。
左側主部18l及び右側主部18rの前後壁21、21、…にはコ
字状の切欠22、22、…が形成され、主部18l、18rが重ね
合わされたときに、対向する切欠22と22及び22と22によ
って矩形の開口が形成され、該開口の幅が前記コード16
の太さと略同じか稍小さくなっている。
字状の切欠22、22、…が形成され、主部18l、18rが重ね
合わされたときに、対向する切欠22と22及び22と22によ
って矩形の開口が形成され、該開口の幅が前記コード16
の太さと略同じか稍小さくなっている。
また、各脚部19、19、…は主部18l、18rの前後壁21、2
1、…と面一に位置されているとともに、その外端は主
部18l又は18rの側壁23、23の外側面より内側に引っ込ん
で位置されており、主部18l、18rとを重ね合わせたとき
に相対向する脚部19、19の内端同士が突き合わせ状にな
るようになっている。そして、脚部19、19、…の外端が
主部18l、18rの側壁23、23の外側面より内側に位置する
ことにより、主部18l、18rの下端と底部20、20の間に側
方に向って開口した係合溝24、24、…が形成される。
1、…と面一に位置されているとともに、その外端は主
部18l又は18rの側壁23、23の外側面より内側に引っ込ん
で位置されており、主部18l、18rとを重ね合わせたとき
に相対向する脚部19、19の内端同士が突き合わせ状にな
るようになっている。そして、脚部19、19、…の外端が
主部18l、18rの側壁23、23の外側面より内側に位置する
ことにより、主部18l、18rの下端と底部20、20の間に側
方に向って開口した係合溝24、24、…が形成される。
25は主部18l、18rの下部に形成された脚部19、19と19、
19との間に形成された矩形の長孔であり、主部18l、18r
が重ね合わされたときに主部18l、18rに各別に形成され
た2つの長孔25、25が連通するようになっている。
19との間に形成された矩形の長孔であり、主部18l、18r
が重ね合わされたときに主部18l、18rに各別に形成され
た2つの長孔25、25が連通するようになっている。
26は左側主部18lの底部20の内側端縁に前記長孔25内に
突出するように形成された係止突条であり、27は右側主
部18rの底壁の前記長孔25内の内側端縁から左側主部18l
側に向けて突設された係止片であり、該係止片25の先端
に下方へ突出した係合爪28が一体に形成されている。
突出するように形成された係止突条であり、27は右側主
部18rの底壁の前記長孔25内の内側端縁から左側主部18l
側に向けて突設された係止片であり、該係止片25の先端
に下方へ突出した係合爪28が一体に形成されている。
そして、主部18l、18rが重ね合わされたときに、右側主
部18rの係止片27の係止爪28が左側主部18lの係止突条26
に係合されることにより主部18l、18rが重ね合わされた
状態が維持される。
部18rの係止片27の係止爪28が左側主部18lの係止突条26
に係合されることにより主部18l、18rが重ね合わされた
状態が維持される。
29は右側主部18rの側壁23の内面であって、前後方向に
おける略中央部に左側主部18lの方に向けて突設された
コード押え片であり、主部18l、18rが重ね合わされたと
きにその先端部が左側主部18l内に進入され、左側主部1
8lの側壁23内面との間隔が前記コード16の太さより稍小
さくなるように形成されている。
おける略中央部に左側主部18lの方に向けて突設された
コード押え片であり、主部18l、18rが重ね合わされたと
きにその先端部が左側主部18l内に進入され、左側主部1
8lの側壁23内面との間隔が前記コード16の太さより稍小
さくなるように形成されている。
30、30、…は前記主部18l、18rの切欠22、22、…の上下
方向に沿う縁に近接したところから前方又は後方へ向け
て突設されたコード案内片であり、該コード案内片30、
30、…は互いに対向したもの同士で前記コード16を挟持
し、コードホルダー15にコード16が保持されたときに、
コードホルダー15の前側及び後側に導出されたコード16
の部分を前方又は後方に向けるものである。
方向に沿う縁に近接したところから前方又は後方へ向け
て突設されたコード案内片であり、該コード案内片30、
30、…は互いに対向したもの同士で前記コード16を挟持
し、コードホルダー15にコード16が保持されたときに、
コードホルダー15の前側及び後側に導出されたコード16
の部分を前方又は後方に向けるものである。
しかして、コード16は次のようにしてコードホルダー15
に保持される。
に保持される。
即ち、コードホルダー15の主部18l、18rが第3図に示す
ように、薄肉ヒンジ17で開かれた状態でコード16を一方
の主部18l又は18rの前後に位置する2つの切欠22、22間
に掛け渡すように配置し、主部18lと18rを重ね合わせて
コード16を挟み、右側主部18rの係合片27の係合爪28を
左側主部18lの係合突条26に係止し、コード16のコード
ホルダー15への保持が完了する。このとき、コード16は
コードホルダー15内に位置した部分がコード押え片29の
先端部に押圧され左側主部18lの側壁23側へ折れ曲がる
とともにコード押え片29の先端部と左側主部18lの側壁2
3内面との間に挟持され、前後方向へのコード16の抜け
が防止される。
ように、薄肉ヒンジ17で開かれた状態でコード16を一方
の主部18l又は18rの前後に位置する2つの切欠22、22間
に掛け渡すように配置し、主部18lと18rを重ね合わせて
コード16を挟み、右側主部18rの係合片27の係合爪28を
左側主部18lの係合突条26に係止し、コード16のコード
ホルダー15への保持が完了する。このとき、コード16は
コードホルダー15内に位置した部分がコード押え片29の
先端部に押圧され左側主部18lの側壁23側へ折れ曲がる
とともにコード押え片29の先端部と左側主部18lの側壁2
3内面との間に挟持され、前後方向へのコード16の抜け
が防止される。
一方、電源コード16は、その一端部にプラグ31が取着さ
れると共に図示しない他端部がキャビネット2の中枠4
に設けられている図示しない所定の電源入力端子に接続
されており、コード16の中間部において前述したように
コードホルダー15に保持されている。
れると共に図示しない他端部がキャビネット2の中枠4
に設けられている図示しない所定の電源入力端子に接続
されており、コード16の中間部において前述したように
コードホルダー15に保持されている。
(c.コードホルダー取付用の切欠部)[第1図乃至第5
図] 前記した中枠4の底板8はその後端部の右端寄りの部分
32(以下、「ホルダー取付部」と言う。)が、底板8の
他の部分より板厚が厚く、かつ、その厚肉部の上面33に
凹部34が形成されている。
図] 前記した中枠4の底板8はその後端部の右端寄りの部分
32(以下、「ホルダー取付部」と言う。)が、底板8の
他の部分より板厚が厚く、かつ、その厚肉部の上面33に
凹部34が形成されている。
35は上記ホルダー取付部32に形成されたホルダー取付用
切欠部であり、該ホルダー取付用切欠部35は後方へ向っ
て開口した略コ字形を成すように形成され、その左側縁
36は、略前後方向に延びると共にその後端部から抜止突
部37が右方へ向って突設されているとともに、その右側
縁38はその前側半分38aが左側縁36と平行に延び、ま
た、その後側半分38b(以下、「斜縁」と言う。)は後
端へ行くに従って右方へ向けて、即ち、左側縁36との間
の間隔を次第に増す方向へ延びるように傾斜されてい
る。
切欠部であり、該ホルダー取付用切欠部35は後方へ向っ
て開口した略コ字形を成すように形成され、その左側縁
36は、略前後方向に延びると共にその後端部から抜止突
部37が右方へ向って突設されているとともに、その右側
縁38はその前側半分38aが左側縁36と平行に延び、ま
た、その後側半分38b(以下、「斜縁」と言う。)は後
端へ行くに従って右方へ向けて、即ち、左側縁36との間
の間隔を次第に増す方向へ延びるように傾斜されてい
る。
39は切欠部35の前端縁であり、該前端縁39は左右方向に
延び、前記左側縁36と略直交している。
延び、前記左側縁36と略直交している。
尚、左側縁36と右側縁38の前半部38aとの間の距離l
1(第1図(B)参照)は前記コードホルダー15の2つ
の係合溝24、24の底面(脚部19の左右外端縁)24aと24a
との間の距離l2(第1図(B)参照)と略同じ大きさに
なっており、右側端38の斜縁38bと抜止突部37との間の
距離l3(第1図(B)参照)は上記距離l1と略同じ大き
さに形成されている。
1(第1図(B)参照)は前記コードホルダー15の2つ
の係合溝24、24の底面(脚部19の左右外端縁)24aと24a
との間の距離l2(第1図(B)参照)と略同じ大きさに
なっており、右側端38の斜縁38bと抜止突部37との間の
距離l3(第1図(B)参照)は上記距離l1と略同じ大き
さに形成されている。
そして、底板8の上面33のうち前記凹部34の前端に沿う
部分33aは後ろ下がりの緩やかな斜面に形成されてい
る。
部分33aは後ろ下がりの緩やかな斜面に形成されてい
る。
(d.コードホルダーの取付)[第1図] そこで、コードホルダー15は上記切欠部35に、次のよう
にして取り付けられる。
にして取り付けられる。
コードホルダー15を切欠部35に取り付けるときは、先
ず、第1図(A)に1点鎖線で示すように、コードホル
ダー15の右前側の係合溝24に切欠部35の右側縁38の斜縁
38bを相対的に係合させると共に上記係合溝24を構成す
る前側脚部19の外端縁24aを斜縁38bに軽く押し当てた状
態で該斜縁38bに沿って左斜め前方へ移動させる。この
移動は、同図に実線で示すように、左前側の係合溝24を
構成する前側脚部19の外端縁24aが切欠部35の左側縁36
に当接するまで行なう。
ず、第1図(A)に1点鎖線で示すように、コードホル
ダー15の右前側の係合溝24に切欠部35の右側縁38の斜縁
38bを相対的に係合させると共に上記係合溝24を構成す
る前側脚部19の外端縁24aを斜縁38bに軽く押し当てた状
態で該斜縁38bに沿って左斜め前方へ移動させる。この
移動は、同図に実線で示すように、左前側の係合溝24を
構成する前側脚部19の外端縁24aが切欠部35の左側縁36
に当接するまで行なう。
この状態において、コードホルダー15の右前側の脚部19
の外端縁24aが切欠部35の右側縁38の前半部38aと斜縁38
bとが連続する稜線部38cに接触し、かつ、左側の係合溝
24と24の間、即ち、脚部19と19との間の長孔25内に抜止
突部37が位置される。
の外端縁24aが切欠部35の右側縁38の前半部38aと斜縁38
bとが連続する稜線部38cに接触し、かつ、左側の係合溝
24と24の間、即ち、脚部19と19との間の長孔25内に抜止
突部37が位置される。
この状態から、第1図(A)及び(B)に2点鎖線で示
すように、順次、コードホルダー15を上方から見て反時
計回り方向へ回動させながら更に略前方へ移動させて行
く。このとき、コードホルダー15の左前側の脚部19は切
欠部35の左側縁36上を摺動し、また、切欠部35の右側縁
38の前記稜線部38cはコードホルダー15の右側の長孔25
内を前部から後部にかけて移動することとなる。
すように、順次、コードホルダー15を上方から見て反時
計回り方向へ回動させながら更に略前方へ移動させて行
く。このとき、コードホルダー15の左前側の脚部19は切
欠部35の左側縁36上を摺動し、また、切欠部35の右側縁
38の前記稜線部38cはコードホルダー15の右側の長孔25
内を前部から後部にかけて移動することとなる。
そして、コードホルダー15が第1図(B)に実線で示す
位置まで来ると、その左後側の脚部19の外端縁24aが切
欠部35の抜止突部37に近接又は接触され、この状態から
更にコードホルダー15を前方へ移動させると、第1図
(C)に示すように、右前側の脚部19の外端縁24aが切
欠部35の前端縁39の右端寄りに接触されると共に左後側
の脚部19の外端縁24aが抜止突部37の先端部に接触され
る。
位置まで来ると、その左後側の脚部19の外端縁24aが切
欠部35の抜止突部37に近接又は接触され、この状態から
更にコードホルダー15を前方へ移動させると、第1図
(C)に示すように、右前側の脚部19の外端縁24aが切
欠部35の前端縁39の右端寄りに接触されると共に左後側
の脚部19の外端縁24aが抜止突部37の先端部に接触され
る。
そこで、この状態からコードホルダー15をある程度強い
力で更に反時計回り方向へ回動させると、第1図(D)
に示すように、左側の係合溝24、24が切欠部35の左側縁
36に、また、右前側の係合溝24が切欠部35の右側縁38の
前半部38aにそれぞれ係合され、かつ、左後側の脚部19
の後面が抜止突部37にその前方から係合される。
力で更に反時計回り方向へ回動させると、第1図(D)
に示すように、左側の係合溝24、24が切欠部35の左側縁
36に、また、右前側の係合溝24が切欠部35の右側縁38の
前半部38aにそれぞれ係合され、かつ、左後側の脚部19
の後面が抜止突部37にその前方から係合される。
しかし、コードホルダー15はその係合溝24、24、…が切
欠部35の左右側縁36、38に係合されることにより左右方
向及び上下方向における位置が規制され、また、コード
ホルダー15の左後側の脚部19が抜止突部37と係合するこ
とにより後方への抜けが防止された状態で底板8のホル
ダー取付部32に取り付けられる。
欠部35の左右側縁36、38に係合されることにより左右方
向及び上下方向における位置が規制され、また、コード
ホルダー15の左後側の脚部19が抜止突部37と係合するこ
とにより後方への抜けが防止された状態で底板8のホル
ダー取付部32に取り付けられる。
従って、コードホルダー15は底板8のホルダー取付部32
にこのように取り付けられた状態においては、上方から
見て時計回り方向へある程度強い力で回動されない限
り、底板8に固定的に保持されることになる。
にこのように取り付けられた状態においては、上方から
見て時計回り方向へある程度強い力で回動されない限
り、底板8に固定的に保持されることになる。
尚、コードホルダー15が中枠4にこのように取り付けら
れると、電源コード16のコードホルダー15から前方へ出
ている部分は底板8の上面33を這うように位置され、こ
の場合、上面33の凹部34の前端に沿って延びる部分33a
は前記したような緩斜面に形成されているため、第7図
に示すように、電源コード16の外皮が凹部34のエッジに
当ることは無く、従って、該外皮が傷付けられるのが防
止される。
れると、電源コード16のコードホルダー15から前方へ出
ている部分は底板8の上面33を這うように位置され、こ
の場合、上面33の凹部34の前端に沿って延びる部分33a
は前記したような緩斜面に形成されているため、第7図
に示すように、電源コード16の外皮が凹部34のエッジに
当ることは無く、従って、該外皮が傷付けられるのが防
止される。
(e.裏蓋のホルダー押え部)[第1図(D)、第2図、
第4図乃至第7図] 40は前記バックカバー5の底板9の中枠4の底板8との
突合せ部に設けられたホルダー押え部であり、バックカ
バー5が中枠4に突き合わせられると、中枠4の底板8
に取り付けられたコードホルダー15は、このホルダー押
え部40によって、上方から見て時計回り方向へ回動する
ことができないようにされる。
第4図乃至第7図] 40は前記バックカバー5の底板9の中枠4の底板8との
突合せ部に設けられたホルダー押え部であり、バックカ
バー5が中枠4に突き合わせられると、中枠4の底板8
に取り付けられたコードホルダー15は、このホルダー押
え部40によって、上方から見て時計回り方向へ回動する
ことができないようにされる。
即ち、バックカバー5の底板9の右側壁10寄りの部分に
はその奥端縁から後方へ引っ込むように切落部9bが形成
されているとともに、該切落部9bの後端縁であって、切
落部9bの左側縁から稍右側に寄った位置において上方へ
屈曲し前後方向に延びる垂直壁9cが形成され、該垂直壁
9cを段差部として、その上縁から右側底板41が右側壁10
に向けて形成されている。また、右側底板41の下面の左
右方向における略中央であって前端寄り位置には前記垂
直壁9cと平行な突片42が下方へ向けて突設されており、
また、垂直壁9c及び突片42のうち底板9の他の部分の上
面より稍高い位置より上側の部分と右側底板41の左側半
分との前端がそれぞれ前方へ突出して、下方に開口した
断面コ字状の当接部43が形成されている。
はその奥端縁から後方へ引っ込むように切落部9bが形成
されているとともに、該切落部9bの後端縁であって、切
落部9bの左側縁から稍右側に寄った位置において上方へ
屈曲し前後方向に延びる垂直壁9cが形成され、該垂直壁
9cを段差部として、その上縁から右側底板41が右側壁10
に向けて形成されている。また、右側底板41の下面の左
右方向における略中央であって前端寄り位置には前記垂
直壁9cと平行な突片42が下方へ向けて突設されており、
また、垂直壁9c及び突片42のうち底板9の他の部分の上
面より稍高い位置より上側の部分と右側底板41の左側半
分との前端がそれぞれ前方へ突出して、下方に開口した
断面コ字状の当接部43が形成されている。
尚、この当接部43は左右方向においてコードホルダー15
の左右方向における長さと略同じ長さを有し、上下方向
においてはコードホルダー15の主部18l、18rの高さより
稍短い長さを有している。
の左右方向における長さと略同じ長さを有し、上下方向
においてはコードホルダー15の主部18l、18rの高さより
稍短い長さを有している。
また、右側底板41の右側半分の前端部には左縁が当接部
43に、また、右縁が右側壁10に連続された前壁44が一体
に形成され、該前壁44の下端縁の右側が前記支持片13の
後端と連続し、更に、前壁44の上下方向における略中間
部から回止片45が前方へ向けて略水平に突設されてい
る。該回止片45は上方から見て略正方形状を為すと共に
その左側端縁46と前側端縁47とが交わる隅角部が切り欠
かれて、この部分に斜縁48(以下、「ガイド面」と言
う。)が形成されており、また、上記左側端縁46の略後
側半分が前記当接部43の右側壁に連続し、かつ、当接部
43の右側面の前端部と連続した部分と上記ガイド面48と
の間の比較的短い部分46aがコードホルダー15の回動を
阻止する回止部になっている。
43に、また、右縁が右側壁10に連続された前壁44が一体
に形成され、該前壁44の下端縁の右側が前記支持片13の
後端と連続し、更に、前壁44の上下方向における略中間
部から回止片45が前方へ向けて略水平に突設されてい
る。該回止片45は上方から見て略正方形状を為すと共に
その左側端縁46と前側端縁47とが交わる隅角部が切り欠
かれて、この部分に斜縁48(以下、「ガイド面」と言
う。)が形成されており、また、上記左側端縁46の略後
側半分が前記当接部43の右側壁に連続し、かつ、当接部
43の右側面の前端部と連続した部分と上記ガイド面48と
の間の比較的短い部分46aがコードホルダー15の回動を
阻止する回止部になっている。
そこで、コードホルダー15が中枠4に取り付けられてい
る状態から、バックカバー5が中枠4に突き合わせられ
ると、第5図及び第7図に示すように、前記ホルダー押
え部40の当接部43がコードホルダー15の主部18l、18rの
後端面に当接されてコードホルダー15を後方から押え付
けると共に、回止片45の回止部46aがコードホルダー15
の右側主部18rの右側面の後端部に接触して対向され、
それによって、コードホルダー15が上方から見て時計回
り方向へ回動するのを阻止するようになり、これによ
り、コードホルダー15の位置が完全に固定される。
る状態から、バックカバー5が中枠4に突き合わせられ
ると、第5図及び第7図に示すように、前記ホルダー押
え部40の当接部43がコードホルダー15の主部18l、18rの
後端面に当接されてコードホルダー15を後方から押え付
けると共に、回止片45の回止部46aがコードホルダー15
の右側主部18rの右側面の後端部に接触して対向され、
それによって、コードホルダー15が上方から見て時計回
り方向へ回動するのを阻止するようになり、これによ
り、コードホルダー15の位置が完全に固定される。
尚、バックカバー5を中枠4に突き合わせるとき、回止
片45のガイド面48をコードホルダー15の右側主部18rの
後端面と右側面とが交わる部分に当接させた状態でバッ
クカバー5を前方へ移動してやれば、バックカバー5の
当接部43の前端部がコードホルダー15の主部18l、18rの
後端面に対向するように相対的に位置合わせするように
斜めの方向へ移動し、コードホルダー15の後端面が当接
部43に対向したところでバックカバー5が中枠4側へ真
直ぐ移動され、それにより、当接部43がコードホルダー
15に当接すると共に回止部46aがコードホルダー15に側
方から対向される。
片45のガイド面48をコードホルダー15の右側主部18rの
後端面と右側面とが交わる部分に当接させた状態でバッ
クカバー5を前方へ移動してやれば、バックカバー5の
当接部43の前端部がコードホルダー15の主部18l、18rの
後端面に対向するように相対的に位置合わせするように
斜めの方向へ移動し、コードホルダー15の後端面が当接
部43に対向したところでバックカバー5が中枠4側へ真
直ぐ移動され、それにより、当接部43がコードホルダー
15に当接すると共に回止部46aがコードホルダー15に側
方から対向される。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案電子
機器におけるコードホルダーの取付構造は、所定のキャ
ビネットと該キャビネットの一側端面に形成された略矩
形のコードホルダー取付用切欠部と外部接続コードの一
部を保持し上記切欠部の互いに対向する2つの係合縁に
各別に係合する係合溝が形成されたコードホルダーとを
備えた電子機器におけるコードホルダーの取付構造であ
って、切欠部の対向する係合縁の間隔をコードホルダー
の係合溝の底面間の距離と略同一に形成し、切欠部の一
方の係合縁のうち、切欠部の開口側の端部に他方の係合
縁側へ向けて突出した抜止突部を形成し、該抜止突部と
切欠部の反開口側端縁との間隔をコードホルダーの挿入
方向における長さと略同一に形成するとともに、切欠部
の前記抜止突部を形成していない他方の係合縁の開口側
寄り部分を開口に近づくに従って一方の係合縁との間隔
を増す方向に延びる斜縁に形成し、コードホルダーを切
欠部の斜縁と抜止突部先端部との間から挿入した後、コ
ードホルダーの係合溝が切欠部の係合縁に係合するよう
に回動することにより、コードホルダーが前記抜止突部
に係止されるようにしたことを特徴とする。
機器におけるコードホルダーの取付構造は、所定のキャ
ビネットと該キャビネットの一側端面に形成された略矩
形のコードホルダー取付用切欠部と外部接続コードの一
部を保持し上記切欠部の互いに対向する2つの係合縁に
各別に係合する係合溝が形成されたコードホルダーとを
備えた電子機器におけるコードホルダーの取付構造であ
って、切欠部の対向する係合縁の間隔をコードホルダー
の係合溝の底面間の距離と略同一に形成し、切欠部の一
方の係合縁のうち、切欠部の開口側の端部に他方の係合
縁側へ向けて突出した抜止突部を形成し、該抜止突部と
切欠部の反開口側端縁との間隔をコードホルダーの挿入
方向における長さと略同一に形成するとともに、切欠部
の前記抜止突部を形成していない他方の係合縁の開口側
寄り部分を開口に近づくに従って一方の係合縁との間隔
を増す方向に延びる斜縁に形成し、コードホルダーを切
欠部の斜縁と抜止突部先端部との間から挿入した後、コ
ードホルダーの係合溝が切欠部の係合縁に係合するよう
に回動することにより、コードホルダーが前記抜止突部
に係止されるようにしたことを特徴とする。
従って、本考案電子機器におけるコードホルダーの取付
構造によれば、コードホルダーの切欠部に対する挿入が
完了すると、コードホルダーの切欠部からの抜止が為さ
れるので、特にバックカバーをキャビネットに取り付け
る前に当該キャビネットに対する位置が固定され、従っ
て、切欠部から抜け落ちるようなことは無く、所謂仮り
止めをすることができ、また、コードホルダーの切欠部
に対する挿入作業はその最後の時点でコードホルダーを
稍回動させる動作を伴なうだけで殆ど従来の挿入作業と
変りが無いのでコードホルダーの取付が面倒になること
も無い。
構造によれば、コードホルダーの切欠部に対する挿入が
完了すると、コードホルダーの切欠部からの抜止が為さ
れるので、特にバックカバーをキャビネットに取り付け
る前に当該キャビネットに対する位置が固定され、従っ
て、切欠部から抜け落ちるようなことは無く、所謂仮り
止めをすることができ、また、コードホルダーの切欠部
に対する挿入作業はその最後の時点でコードホルダーを
稍回動させる動作を伴なうだけで殆ど従来の挿入作業と
変りが無いのでコードホルダーの取付が面倒になること
も無い。
尚、本考案電子機器におけるコードホルダーの取付構造
において説明したキャビネットは狭義のキャビネットだ
けでなく、キャビネット部材に固定されてキャビネット
の一部を構成する部材も含むものである。
において説明したキャビネットは狭義のキャビネットだ
けでなく、キャビネット部材に固定されてキャビネット
の一部を構成する部材も含むものである。
また、前記実施例においては切欠部が設けられた部分キ
ャビネットに突き合わせられる別の部分キャビネットに
回止部を設け、これら2つの部分キャビネットが互いに
突き合わせられると、上記回止部がコードホルダーの反
抜止突部側の側面に接触するように対向されるようにし
たが、このようにすれば、コードホルダーの抜止突部と
の係合が解除される方向への回動を確実に阻止しておく
ことができるので、コードホルダーの位置を完全に固定
することができる。
ャビネットに突き合わせられる別の部分キャビネットに
回止部を設け、これら2つの部分キャビネットが互いに
突き合わせられると、上記回止部がコードホルダーの反
抜止突部側の側面に接触するように対向されるようにし
たが、このようにすれば、コードホルダーの抜止突部と
の係合が解除される方向への回動を確実に阻止しておく
ことができるので、コードホルダーの位置を完全に固定
することができる。
更に、前記実施例においては本考案電子機器におけるコ
ードホルダーの取付構造をテレビジョン受像機における
電源コードホルダーの取付構造に適用したものを示した
が、本考案はこのような例に限らず、各種の電子機器に
おける各種の外部接続コードを保持するためのコードホ
ルダーの取付構造に適用することができる。
ードホルダーの取付構造をテレビジョン受像機における
電源コードホルダーの取付構造に適用したものを示した
が、本考案はこのような例に限らず、各種の電子機器に
おける各種の外部接続コードを保持するためのコードホ
ルダーの取付構造に適用することができる。
第1図乃至第7図は本考案電子機器におけるコードホル
ダーの取付構造をテレビジョン受像機における電源コー
ドホルダーの取付構造に適用した実施の一例を示すもの
であり、第1図はコードホルダーを一部切断した状態で
コードホルダーの取付手順を(A)から(D)へ順を追
って示す要部拡大水平断面図、第2図はキャビネットの
一部を切り欠きかつ一部分離して示すテレビジョン受像
機の斜視図、第3図はコードホルダーを開いた状態を示
す斜視図、第4図はキャビネットの一部とコードホルダ
ーを拡大して示す斜視図、第5図は組立完了状態の要部
をキャビネットの一部を切断して示す拡大平面図、第6
図は第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は第5図の
VII−VII線に沿う断面図、第8図及び第9図は従来の電
子機器におけるコードホルダーの取付構造の一例を示
し、第8図は取付前の状態を示す斜視図、第9図は取付
完了の状態を示す断面図である。 符号の説明 1…電子機器、2…キャビネット、15…コードホルダ
ー、16…外部接続コード、24、…係合溝、24a…底面、3
1…切欠部、36…(一方の)係合縁、37…抜止突部、38
…(他方の)係合縁、38b…開口側寄り部分(斜縁)
ダーの取付構造をテレビジョン受像機における電源コー
ドホルダーの取付構造に適用した実施の一例を示すもの
であり、第1図はコードホルダーを一部切断した状態で
コードホルダーの取付手順を(A)から(D)へ順を追
って示す要部拡大水平断面図、第2図はキャビネットの
一部を切り欠きかつ一部分離して示すテレビジョン受像
機の斜視図、第3図はコードホルダーを開いた状態を示
す斜視図、第4図はキャビネットの一部とコードホルダ
ーを拡大して示す斜視図、第5図は組立完了状態の要部
をキャビネットの一部を切断して示す拡大平面図、第6
図は第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は第5図の
VII−VII線に沿う断面図、第8図及び第9図は従来の電
子機器におけるコードホルダーの取付構造の一例を示
し、第8図は取付前の状態を示す斜視図、第9図は取付
完了の状態を示す断面図である。 符号の説明 1…電子機器、2…キャビネット、15…コードホルダ
ー、16…外部接続コード、24、…係合溝、24a…底面、3
1…切欠部、36…(一方の)係合縁、37…抜止突部、38
…(他方の)係合縁、38b…開口側寄り部分(斜縁)
Claims (1)
- 【請求項1】所定のキャビネットと該キャビネットの一
側端面に形成された略矩形のコードホルダー取付用切欠
部と外部接続コードの一部を保持し上記切欠部の互いに
対向する2つの係合縁に各別に係合する係合溝が形成さ
れたコードホルダーとを備えた電子機器におけるコード
ホルダーの取付構造であって、 切欠部の対向する係合縁の間隔をコードホルダーの係合
溝の底面間の距離と略同一に形成し、 切欠部の一方の係合縁のうち、切欠部の開口側の端部に
他方の係合縁側へ向けて突出した抜止突部を形成し、該
抜止突部と切欠部の反開口側端縁との間隔をコードホル
ダーの挿入方向における長さと略同一に形成するととも
に、 切欠部の前記抜止突部を形成していない他方の係合縁の
開口側寄り部分を開口に近づくに従って一方の係合縁と
の間隔を増す方向に延びる斜縁に形成し、 コードホルダーを切欠部の斜縁と抜止突部先端部との間
から挿入した後、コードホルダーの係合溝が切欠部の係
合縁に係合するように回動することにより、コードホル
ダーが前記抜止突部に係止されるようにした ことを特徴とする電子機器におけるコードホルダーの取
付構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11866688U JPH0735419Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 電子機器におけるコードホルダーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11866688U JPH0735419Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 電子機器におけるコードホルダーの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0241484U JPH0241484U (ja) | 1990-03-22 |
JPH0735419Y2 true JPH0735419Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31363209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11866688U Expired - Lifetime JPH0735419Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 電子機器におけるコードホルダーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735419Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2580175Y2 (ja) * | 1992-04-27 | 1998-09-03 | 三洋電機株式会社 | ケースの電源コード取付構造 |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP11866688U patent/JPH0735419Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0241484U (ja) | 1990-03-22 |
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