JP2580037Y2 - 車両用コンビネーションスイッチ装置 - Google Patents
車両用コンビネーションスイッチ装置Info
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- JP2580037Y2 JP2580037Y2 JP1991082414U JP8241491U JP2580037Y2 JP 2580037 Y2 JP2580037 Y2 JP 2580037Y2 JP 1991082414 U JP1991082414 U JP 1991082414U JP 8241491 U JP8241491 U JP 8241491U JP 2580037 Y2 JP2580037 Y2 JP 2580037Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、マイクロコンピュー
タ等の論理部を内蔵した車両用コンビネーションスイッ
チ装置の改良に関する。
タ等の論理部を内蔵した車両用コンビネーションスイッ
チ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、特開昭63
―2750号公報は、ターンシグナル動作時のフラッシ
ャ(点滅)動作にて、ハンドルの回転に応じたパルスを
発生するパルス発生回路と、このパルスを計数し、ター
ンシグナルのフラッシャ動作を相殺する制御回路と、ラ
イト系の動作を制御する回路と、ワイパ,ウオッシャ系
の動作を制御する回路を、コンビネーションスイッチ本
体内に内蔵して一体化したことを特徴とする電子化コン
ビネーションスイッチを開示していた。
―2750号公報は、ターンシグナル動作時のフラッシ
ャ(点滅)動作にて、ハンドルの回転に応じたパルスを
発生するパルス発生回路と、このパルスを計数し、ター
ンシグナルのフラッシャ動作を相殺する制御回路と、ラ
イト系の動作を制御する回路と、ワイパ,ウオッシャ系
の動作を制御する回路を、コンビネーションスイッチ本
体内に内蔵して一体化したことを特徴とする電子化コン
ビネーションスイッチを開示していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ターンシグ
ナル・フラッシャはその点滅動作を運転者が容易に認知
できるように何等かの手段を設ける必要があり、例えば
実開昭59―102448号公報に示すごとき圧電ブザ
ー等による作動音発生部を設ける必要があった。しかし
ながら、上記した特開昭63―2750号公報に示す技
術では作動音発生部を有さず、この種車両用コンビネー
ションスイッチ装置に適合した作動音発生部が望まれて
いた。
ナル・フラッシャはその点滅動作を運転者が容易に認知
できるように何等かの手段を設ける必要があり、例えば
実開昭59―102448号公報に示すごとき圧電ブザ
ー等による作動音発生部を設ける必要があった。しかし
ながら、上記した特開昭63―2750号公報に示す技
術では作動音発生部を有さず、この種車両用コンビネー
ションスイッチ装置に適合した作動音発生部が望まれて
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記した課
題に鑑みて案出したものであり、車両の操舵ハンドルの
近傍に設け、車両の各種負荷群の操作用スイッチを集約
して有した車両用コンビネーションスイッチ装置に於い
て、論理部がライティング処理部、ワイパ処理部及びフ
ラッシャ処理部でなり、前記ライティング処理部は、ラ
イティング出力部を介してライティング負荷群に、前記
ワイパ処理部はワイパ出力部を介してワイパ負荷群に、
前記フラッシャ処理部はフラッシャ出力部を介してフラ
ッシャ負荷群にそれぞれ接続し、前記フラッシャ処理部
の出力側にフラッシャ負荷群の作動音を発生する作動音
発生部及びキャンセルソレノイドを有し、更に前記論理
部、作動音発生部及びキャンセルソレノイドを前記コン
ビネーションスイッチに内蔵したことを特徴とする車両
用コンビネーションスイッチ装置を提供する。この考案
は、車両用コンビネーションスイッチ装置に論理部と作
動音発生部とキャンセルソレノイドとを内蔵することに
より、車両用コンビネーションスイッチの小型化、軽量
化を図り、量産性に寄与することを目的とする。また、
この考案は、作動音を発生する作動音発生部を具備した
ことにより、フラッシャランプの点滅働作を確認する為
の作動音を運転者に近い位置で発生させることができ、
運転者が視線を車外に集中していても、また運転者の周
囲の騒音が激しくてもフラッシャランプの点滅動作を聴
覚を通じて確実に把握することができるようにすること
を目的とする。
題に鑑みて案出したものであり、車両の操舵ハンドルの
近傍に設け、車両の各種負荷群の操作用スイッチを集約
して有した車両用コンビネーションスイッチ装置に於い
て、論理部がライティング処理部、ワイパ処理部及びフ
ラッシャ処理部でなり、前記ライティング処理部は、ラ
イティング出力部を介してライティング負荷群に、前記
ワイパ処理部はワイパ出力部を介してワイパ負荷群に、
前記フラッシャ処理部はフラッシャ出力部を介してフラ
ッシャ負荷群にそれぞれ接続し、前記フラッシャ処理部
の出力側にフラッシャ負荷群の作動音を発生する作動音
発生部及びキャンセルソレノイドを有し、更に前記論理
部、作動音発生部及びキャンセルソレノイドを前記コン
ビネーションスイッチに内蔵したことを特徴とする車両
用コンビネーションスイッチ装置を提供する。この考案
は、車両用コンビネーションスイッチ装置に論理部と作
動音発生部とキャンセルソレノイドとを内蔵することに
より、車両用コンビネーションスイッチの小型化、軽量
化を図り、量産性に寄与することを目的とする。また、
この考案は、作動音を発生する作動音発生部を具備した
ことにより、フラッシャランプの点滅働作を確認する為
の作動音を運転者に近い位置で発生させることができ、
運転者が視線を車外に集中していても、また運転者の周
囲の騒音が激しくてもフラッシャランプの点滅動作を聴
覚を通じて確実に把握することができるようにすること
を目的とする。
【0005】
【実施例】図1は、この考案の好適な実施例を示す電気
回路図、図2は図1に示す回路を内蔵した車両用コンビ
ネーションスイッチ装置1の正面図である。車両用コン
ビネーションスイッチ装置1は、車両の操舵ハンドルの
近傍に設け、車両のライティング負荷群11、ワイパ負
荷群12及びフラッシャ負荷群13の操作用スイッチ、
すなわちライティングスイッチ群6、ワイパスイッチ群
7及びフラッシャスイッチ群8を集約して有する。ちな
みに、このライティングスイッチ群6及びフラッシャス
イッチ群8は、図2に示す第1操作レバー14を傾動操
作又は回動操作することによって作動する。ただし、フ
ラッシャスイッチ群8のスイッチ8cは別のスイッチノ
ブ17の操作で作動する。同様に、ワイパスイッチ群7
は、第2操作レバー15を傾動操作又は回動操作するこ
とによって作動する。
回路図、図2は図1に示す回路を内蔵した車両用コンビ
ネーションスイッチ装置1の正面図である。車両用コン
ビネーションスイッチ装置1は、車両の操舵ハンドルの
近傍に設け、車両のライティング負荷群11、ワイパ負
荷群12及びフラッシャ負荷群13の操作用スイッチ、
すなわちライティングスイッチ群6、ワイパスイッチ群
7及びフラッシャスイッチ群8を集約して有する。ちな
みに、このライティングスイッチ群6及びフラッシャス
イッチ群8は、図2に示す第1操作レバー14を傾動操
作又は回動操作することによって作動する。ただし、フ
ラッシャスイッチ群8のスイッチ8cは別のスイッチノ
ブ17の操作で作動する。同様に、ワイパスイッチ群7
は、第2操作レバー15を傾動操作又は回動操作するこ
とによって作動する。
【0006】車両用コンビネーションスイッチ装置1
は、論理部2、作動音発生部3、キャンセルソレノイド
4、光センサ5、ライティングスイッチ群6、ワイパス
イッチ群7、フラッシャスイッチ群8、舵角センサ9、
トランジスタT1〜T3及び抵抗R1〜R4を具備して
いる。先ず、論理部2は、マイクロコンピュータによっ
て構成したもので、ライティング負荷群11、ワイパ負
荷群12及びフラッシャ負荷群13の各制御モードをプ
ログラムしている。この各制御モードのプログラムは、
詳細な説明を省略するが、便宜上図1にライティング処
理部2a、ワイパ処理部2b及びフラッシャ処理部2c
として示す。次に、作動音発生部3は、コイル3aの励
磁によってアーマチュア3bが打音を発生する打音リレ
ーによって構成したもので、トランジスタT1を介して
論理部2に接続している。この作動音発生部3は、論理
部2がフラッシャ負荷群13の制御モードプログラムを
実行する際に作動音すなわち打音を発生する。この作動
音の発生タイミングは、フラッシャ負荷群13の点滅
(例えば周波数1.5〔Hz〕)に同期したものである
が、これに限定しない。例えば、フラッシャ負荷群13
及び接続ハーネス等に、断線事故や短絡事故等の異常が
生じた場合、作動音発生部3の作動音の断続周期を著し
く早めて(例えば、周波数200〔Hz〕)ブザー動作
をさせ、運転者に異常を報知させることもできる。
は、論理部2、作動音発生部3、キャンセルソレノイド
4、光センサ5、ライティングスイッチ群6、ワイパス
イッチ群7、フラッシャスイッチ群8、舵角センサ9、
トランジスタT1〜T3及び抵抗R1〜R4を具備して
いる。先ず、論理部2は、マイクロコンピュータによっ
て構成したもので、ライティング負荷群11、ワイパ負
荷群12及びフラッシャ負荷群13の各制御モードをプ
ログラムしている。この各制御モードのプログラムは、
詳細な説明を省略するが、便宜上図1にライティング処
理部2a、ワイパ処理部2b及びフラッシャ処理部2c
として示す。次に、作動音発生部3は、コイル3aの励
磁によってアーマチュア3bが打音を発生する打音リレ
ーによって構成したもので、トランジスタT1を介して
論理部2に接続している。この作動音発生部3は、論理
部2がフラッシャ負荷群13の制御モードプログラムを
実行する際に作動音すなわち打音を発生する。この作動
音の発生タイミングは、フラッシャ負荷群13の点滅
(例えば周波数1.5〔Hz〕)に同期したものである
が、これに限定しない。例えば、フラッシャ負荷群13
及び接続ハーネス等に、断線事故や短絡事故等の異常が
生じた場合、作動音発生部3の作動音の断続周期を著し
く早めて(例えば、周波数200〔Hz〕)ブザー動作
をさせ、運転者に異常を報知させることもできる。
【0007】次に、キャンセルソレノイド4は、第1操
作レバー14に係合するもので、論理部2が舵角センサ
9からの入力信号によって操舵ハンドルの切り返しを検
出したとき、傾動操作状態に保持した第1操作レバー1
4を中立位置に復帰させる働きをする。従来のいわゆる
キャンセルカムに相当する。このキャンセルソレノイド
4は、トランジスタT3及びT2を介して論理部2に接
続している。次に、光センサ5は、車両の外部の照度を
検出するセンサであり、車外照度に応じてライティング
負荷群11を自動的に点消灯制御すべく論理部2に信号
を入力している。
作レバー14に係合するもので、論理部2が舵角センサ
9からの入力信号によって操舵ハンドルの切り返しを検
出したとき、傾動操作状態に保持した第1操作レバー1
4を中立位置に復帰させる働きをする。従来のいわゆる
キャンセルカムに相当する。このキャンセルソレノイド
4は、トランジスタT3及びT2を介して論理部2に接
続している。次に、光センサ5は、車両の外部の照度を
検出するセンサであり、車外照度に応じてライティング
負荷群11を自動的に点消灯制御すべく論理部2に信号
を入力している。
【0008】次に、ライティングスイッチ群6、ワイパ
スイッチ群7及びフラッシャスイッチ群8は、前記した
ように第1操作レバー14、第2操作レバー15及びス
イッチノブ17の操作により作動するものであり、ライ
ティングスイッチ群6はライティング負荷群11に於け
るヘッドランプ11a、スモールランプ11n及びフォ
グランプ(図示せず)等の各種照明灯を点灯するための
複数のスイッチ6a〜6nを有する。同様に、ワイパス
イッチ群7は、ワイパ負荷群12に於けるフロントワイ
パモータ12a、リアワイパモータ12n、フロントウ
ォッシャモータ(図示せず)及びリアウォッシャモータ
(図示せず)等の各種モータを作動するための複数のス
イッチ7a〜7nを有する。またフラッシャスイッチ群
8は、車両の前後左右に設けたフラッシャ負荷群13に
於ける左右フラッシャランプ13a,13b及び左右コ
ーナリングランプ13b,13cを点灯するための複数
のスイッチ8a,8b,8cを有する。ちなみにスイッ
チ8a及び8bは、ターンシグナルスイッチであり、ス
イッチ8aのON操作によって左フラッシャランプ13
aを点滅し且つ左コーナリングランプ13bを点灯し、
スイッチ8bのON操作によって右フラッシャランプ1
3dを点滅し且つ右コーナリングランプ13cを点灯す
る。またスイッチ8cは、ハザードスイッチであり、ス
イッチ8cのON操作によって左右フラッシャランプ1
3a及び13dを一斉に点滅する。
スイッチ群7及びフラッシャスイッチ群8は、前記した
ように第1操作レバー14、第2操作レバー15及びス
イッチノブ17の操作により作動するものであり、ライ
ティングスイッチ群6はライティング負荷群11に於け
るヘッドランプ11a、スモールランプ11n及びフォ
グランプ(図示せず)等の各種照明灯を点灯するための
複数のスイッチ6a〜6nを有する。同様に、ワイパス
イッチ群7は、ワイパ負荷群12に於けるフロントワイ
パモータ12a、リアワイパモータ12n、フロントウ
ォッシャモータ(図示せず)及びリアウォッシャモータ
(図示せず)等の各種モータを作動するための複数のス
イッチ7a〜7nを有する。またフラッシャスイッチ群
8は、車両の前後左右に設けたフラッシャ負荷群13に
於ける左右フラッシャランプ13a,13b及び左右コ
ーナリングランプ13b,13cを点灯するための複数
のスイッチ8a,8b,8cを有する。ちなみにスイッ
チ8a及び8bは、ターンシグナルスイッチであり、ス
イッチ8aのON操作によって左フラッシャランプ13
aを点滅し且つ左コーナリングランプ13bを点灯し、
スイッチ8bのON操作によって右フラッシャランプ1
3dを点滅し且つ右コーナリングランプ13cを点灯す
る。またスイッチ8cは、ハザードスイッチであり、ス
イッチ8cのON操作によって左右フラッシャランプ1
3a及び13dを一斉に点滅する。
【0009】次に舵角センサ9は、車両の操舵ハンドル
の回転角度を検出すべく車両用コンビネーションスイッ
チ装置1に設けたセンサであり、スリットボードとフォ
トインタラプタから成る光学的センサや、磁石と感磁素
子から成る磁気的センサ等を使用する。
の回転角度を検出すべく車両用コンビネーションスイッ
チ装置1に設けたセンサであり、スリットボードとフォ
トインタラプタから成る光学的センサや、磁石と感磁素
子から成る磁気的センサ等を使用する。
【0010】次に出力ユニット10を説明する。この出
力ユニット10は、車両のダッシュボード下部やエンジ
ンルーム等に設けたボックスに、例えば、フューズとと
もに集約して構成したもので、信号線16によって前記
した車両用コンビネーションスイッチ装置1と接続して
いる。出力ユニット10は、車両用コンビネーションス
イッチ装置1からの信号を受けてライティング、ワイパ
及びフラッシャ負荷群11,12及び13を駆動すべ
く、大電力半導体スイッチ素子やリレー等を有したライ
ティング出力部10a、ワイパ出力部10b及びフラッ
シャ出力部10cを備える。またライティング出力部1
0a及びフラッシャ出力部10cは、ライティング負荷
群11及びフラッシャ負荷群13の点灯状態若しくは点
滅状態に応じた信号を車両用コンビネーションスイッチ
装置1に送信すべく、所定の検出回路、例えば断線検出
回路(図示せず)等を有する。
力ユニット10は、車両のダッシュボード下部やエンジ
ンルーム等に設けたボックスに、例えば、フューズとと
もに集約して構成したもので、信号線16によって前記
した車両用コンビネーションスイッチ装置1と接続して
いる。出力ユニット10は、車両用コンビネーションス
イッチ装置1からの信号を受けてライティング、ワイパ
及びフラッシャ負荷群11,12及び13を駆動すべ
く、大電力半導体スイッチ素子やリレー等を有したライ
ティング出力部10a、ワイパ出力部10b及びフラッ
シャ出力部10cを備える。またライティング出力部1
0a及びフラッシャ出力部10cは、ライティング負荷
群11及びフラッシャ負荷群13の点灯状態若しくは点
滅状態に応じた信号を車両用コンビネーションスイッチ
装置1に送信すべく、所定の検出回路、例えば断線検出
回路(図示せず)等を有する。
【0011】次に、ライティング負荷群11はヘッドラ
ンプ11a〜スモールランプ11n等の複数の照明灯か
ら成り、前記出力ユニット10のライティング出力部1
0aに接続している。同様に、ワイパ負荷群12はフロ
ントワイパモータ12a〜リアワイパモータ12n等の
複数のモータから成り、前記出力ユニット10のワイパ
出力部10bに接続している。またフラッシャ負荷群1
3は、左右フラッシャランプ13a,13dと左右コー
ナリングランプ13b,13cから成り、前記出力ユニ
ット10のフラッシャ出力部10cに接続している。
尚、図2の18は論理部2や作動音発生部3等の回路素
子を組込んだプリント基板である。
ンプ11a〜スモールランプ11n等の複数の照明灯か
ら成り、前記出力ユニット10のライティング出力部1
0aに接続している。同様に、ワイパ負荷群12はフロ
ントワイパモータ12a〜リアワイパモータ12n等の
複数のモータから成り、前記出力ユニット10のワイパ
出力部10bに接続している。またフラッシャ負荷群1
3は、左右フラッシャランプ13a,13dと左右コー
ナリングランプ13b,13cから成り、前記出力ユニ
ット10のフラッシャ出力部10cに接続している。
尚、図2の18は論理部2や作動音発生部3等の回路素
子を組込んだプリント基板である。
【0012】次に作動を説明する。 (a)ライティングスイッチ群6の操作時。 第1操作レバー14の操作によってスイッチ6a〜6n
をON操作すると、論理部2はプログラムのライティン
グ処理部2aを実行し、出力ユニット10のライティン
グ出力部10aに制御信号を導出する。ライティング出
力部10aは、これを受けてライティング負荷群11の
ヘッドランプ11a〜スモールランプ11nの中から対
応したランプを点灯制御する。 (b)ワイパスイッチ群7の操作時。 第2操作レバー15の操作によってスイッチ7a〜7n
をON操作すると、論理部2はプログラムのワイパ処理
部2bを実行し、出力ユニット10のワイパ出力部10
bに制御信号を導出する。ワイパ出力部10bは、これ
を受けてワイパ負荷群12のフロントワイパモータ12
a〜リアワイパモータ12nの中から対応したモータを
作動する。 (c)フラッシャスイッチ群8の操作時。 第1操作レバー14の操作によってフラッシャスイッチ
群8の例えばターンシグナルスイッチ8a,8bをON
操作するか、あるいは別のスイッチノブ17の操作によ
って例えばハザードスイッチ8cをON操作すると、論
理部2はプログラムのフラッシャ処理部2cを実行し、
出力ユニット10のフラッシャ出力部10cに制御信号
を導出する。フラッシャ出力部10cは、これを受けて
フラッシャ負荷群13の左右フラッシャランプ13a,
13dを点滅制御し、あるいは左右コーナリングランプ
13b,13cを点灯制御する。更にフラッシャ処理部
2cは、出力ユニット10のフラッシャ出力部10cか
ら左右フラッシャランプ13a,13dの点滅状態に応
じた信号を受け、これに応じて作動音発生部3に断続信
号を出力する。これにより、作動音発生部3は、左右フ
ラッシャランプ13a,13dの点滅に同期して打音を
発生する。更にまたフラッシャ処理部2cは、舵角セン
サ9からの入力信号により、操舵ハンドルの方向転換後
に於ける切り返えしを検出すると、キャンセルソレノイ
ド4に信号を出力して第1操作レバー14を中立位置に
復帰させ、且つフラッシャ出力部10cに対する制御信
号の導出を停止する。
をON操作すると、論理部2はプログラムのライティン
グ処理部2aを実行し、出力ユニット10のライティン
グ出力部10aに制御信号を導出する。ライティング出
力部10aは、これを受けてライティング負荷群11の
ヘッドランプ11a〜スモールランプ11nの中から対
応したランプを点灯制御する。 (b)ワイパスイッチ群7の操作時。 第2操作レバー15の操作によってスイッチ7a〜7n
をON操作すると、論理部2はプログラムのワイパ処理
部2bを実行し、出力ユニット10のワイパ出力部10
bに制御信号を導出する。ワイパ出力部10bは、これ
を受けてワイパ負荷群12のフロントワイパモータ12
a〜リアワイパモータ12nの中から対応したモータを
作動する。 (c)フラッシャスイッチ群8の操作時。 第1操作レバー14の操作によってフラッシャスイッチ
群8の例えばターンシグナルスイッチ8a,8bをON
操作するか、あるいは別のスイッチノブ17の操作によ
って例えばハザードスイッチ8cをON操作すると、論
理部2はプログラムのフラッシャ処理部2cを実行し、
出力ユニット10のフラッシャ出力部10cに制御信号
を導出する。フラッシャ出力部10cは、これを受けて
フラッシャ負荷群13の左右フラッシャランプ13a,
13dを点滅制御し、あるいは左右コーナリングランプ
13b,13cを点灯制御する。更にフラッシャ処理部
2cは、出力ユニット10のフラッシャ出力部10cか
ら左右フラッシャランプ13a,13dの点滅状態に応
じた信号を受け、これに応じて作動音発生部3に断続信
号を出力する。これにより、作動音発生部3は、左右フ
ラッシャランプ13a,13dの点滅に同期して打音を
発生する。更にまたフラッシャ処理部2cは、舵角セン
サ9からの入力信号により、操舵ハンドルの方向転換後
に於ける切り返えしを検出すると、キャンセルソレノイ
ド4に信号を出力して第1操作レバー14を中立位置に
復帰させ、且つフラッシャ出力部10cに対する制御信
号の導出を停止する。
【0013】尚、この考案は上述の実施例に限定するも
のではなく、各種の実施態様を包含するものである。例
えば、論理部2はマイクロコンピュータによる以外に、
ロジックIC等を組合わせたロジック回路で構成しても
よい。また、作動音発生部3は打音リレーによる以外
に、圧電ブザー等の所望の発音手段を使用することがで
きる。また、上述の実施例に於ける車両用コンビネーシ
ョンスイッチ装置1は、信号線16によって出力ユニッ
ト10のライティング出力部10a、ワイパ出力部10
b及びフラッシャ出力部10cと個々に接続している
が、車両用コンビネーションスイッチ装置1と出力ユニ
ット10の相方に通信用IC等の信号手段を設け、単一
の信号線によってコード化信号を用いた多重通信を行っ
てもよい。また、上記信号線を廃止し、代わりに車室内
の空間を媒体とし、赤外線、超音波若しくはマイクロ波
を用いてコード化信号を伝送し、ワイヤレスによるLA
N(ローカル・エリヤ・ネットワーク)を構成してもよ
い。
のではなく、各種の実施態様を包含するものである。例
えば、論理部2はマイクロコンピュータによる以外に、
ロジックIC等を組合わせたロジック回路で構成しても
よい。また、作動音発生部3は打音リレーによる以外
に、圧電ブザー等の所望の発音手段を使用することがで
きる。また、上述の実施例に於ける車両用コンビネーシ
ョンスイッチ装置1は、信号線16によって出力ユニッ
ト10のライティング出力部10a、ワイパ出力部10
b及びフラッシャ出力部10cと個々に接続している
が、車両用コンビネーションスイッチ装置1と出力ユニ
ット10の相方に通信用IC等の信号手段を設け、単一
の信号線によってコード化信号を用いた多重通信を行っ
てもよい。また、上記信号線を廃止し、代わりに車室内
の空間を媒体とし、赤外線、超音波若しくはマイクロ波
を用いてコード化信号を伝送し、ワイヤレスによるLA
N(ローカル・エリヤ・ネットワーク)を構成してもよ
い。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係る車
両用コンビネーションスイッチ装置は、車両の操舵ハン
ドルの近傍に設け、車両の各種負荷群の操作用スイッチ
を集約して有した車両用コンビネーションスイッチ装置
に於いて、論理部がライティング処理部、ワイパ処理部
及びフラッシャ処理部でなり、前記ライティング処理部
は、ライティング出力部を介してライティング負荷群
に、前記ワイパ処理部はワイパ出力部を介してワイパ負
荷群に、前記フラッシャ処理部はフラッシャ出力部を介
してフラッシャ負荷群にそれぞれ接続し、前記フラッシ
ャ処理部の出力側にフラッシャ負荷群の作動音を発生す
る作動音発生部及びキャンセルソレノイドを有し、更に
前記論理部、作動音発生部及びキャンセルソレノイドを
前記コンビネーションスイッチに内蔵したので、車両用
コンビネーションスイッチの小型化、軽量化を図り、量
産性に寄与するものである。 また、作動音を発生する作
動音発生部を具備したので、フラッシャランプの点滅動
作を確認する為の作動音を運転者に近い位置で発生させ
ることができ、運転者が視線を車外に集中していても、
また運転者の周囲の騒音が激しくてもフラッシャランプ
の点滅動作を聴覚を通じて確実に把握することができ
る。また、舵角センサからの入力信号により、操舵ハン
ドルの方向転換後に於ける切り返しを検出すると、キャ
ンセルソレノイドに信号を出力して第1操作レバーを中
立位置に自動的に復帰させることができる。更に論理部
の異常も作動音発生部の動作状態によって知ることが可
能である等の優れた効果を奏する。
両用コンビネーションスイッチ装置は、車両の操舵ハン
ドルの近傍に設け、車両の各種負荷群の操作用スイッチ
を集約して有した車両用コンビネーションスイッチ装置
に於いて、論理部がライティング処理部、ワイパ処理部
及びフラッシャ処理部でなり、前記ライティング処理部
は、ライティング出力部を介してライティング負荷群
に、前記ワイパ処理部はワイパ出力部を介してワイパ負
荷群に、前記フラッシャ処理部はフラッシャ出力部を介
してフラッシャ負荷群にそれぞれ接続し、前記フラッシ
ャ処理部の出力側にフラッシャ負荷群の作動音を発生す
る作動音発生部及びキャンセルソレノイドを有し、更に
前記論理部、作動音発生部及びキャンセルソレノイドを
前記コンビネーションスイッチに内蔵したので、車両用
コンビネーションスイッチの小型化、軽量化を図り、量
産性に寄与するものである。 また、作動音を発生する作
動音発生部を具備したので、フラッシャランプの点滅動
作を確認する為の作動音を運転者に近い位置で発生させ
ることができ、運転者が視線を車外に集中していても、
また運転者の周囲の騒音が激しくてもフラッシャランプ
の点滅動作を聴覚を通じて確実に把握することができ
る。また、舵角センサからの入力信号により、操舵ハン
ドルの方向転換後に於ける切り返しを検出すると、キャ
ンセルソレノイドに信号を出力して第1操作レバーを中
立位置に自動的に復帰させることができる。更に論理部
の異常も作動音発生部の動作状態によって知ることが可
能である等の優れた効果を奏する。
【図1】この考案の好適な実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図2】図1に示す回路を内蔵した車両用コンビネーシ
ョンスイッチ装置の一部切欠した正面図である。
ョンスイッチ装置の一部切欠した正面図である。
1 車両用コンビネーションスイッチ装置 2 論理部2a ライティング処理部 2b ワイパ処理部 2c フラッシャ処理部 3 作動音発生部 4 キャンセルソレノイド 6 ライティングスイッチ群 7 ワイパスイッチ群 8 フラッシャスイッチ群 9 舵角センサ10a ライティング出力部 10b ワイパ出力部 10c フラッシャ出力部 11 ライティング負荷群 12 ワイパ負荷群 13 フラッシャ負荷群 13a,13d フラッシャランプ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 1/34 B60Q 5/00 G10K 9/122 H01H 25/04
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の操舵ハンドルの近傍に設け、車両
の各種負荷群の操作用スイッチを集約して有した車両用
コンビネーションスイッチ装置に於いて、論理部がライティング処理部、ワイパ処理部及びフラッ
シャ処理部でなり、前記ライティング処理部は、ライテ
ィング出力部を介してライティング負荷群に、前記ワイ
パ処理部はワイパ出力部を介レてワイパ負荷群に、前記
フラッシャ処理部はフラッシャ出力部を介してフラッシ
ャ負荷群にそれぞれ接続し、前記フラッシャ処理部の出
力側にフラッシャ負荷群の作動音を発生する作動音発生
部及びキャンセルソレノイドを有し、更に前記論理部、
作動音発生部及びキャンセルソレノイドを前記コンビネ
ーションスイッチに内蔵 したことを特徴とする車両用コ
ンビネーションスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991082414U JP2580037Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 車両用コンビネーションスイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991082414U JP2580037Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 車両用コンビネーションスイッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524439U JPH0524439U (ja) | 1993-03-30 |
JP2580037Y2 true JP2580037Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=13773934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991082414U Expired - Lifetime JP2580037Y2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 車両用コンビネーションスイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580037Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1918160A1 (en) * | 2003-03-05 | 2008-05-07 | Yamaha Corporation | Vehicle state and operation informing apparatus and program |
JP2004268625A (ja) * | 2003-03-05 | 2004-09-30 | Yamaha Corp | 車両における状態報知装置及びプログラム |
JP2005294211A (ja) * | 2004-04-05 | 2005-10-20 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 自動車用照明装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59102448U (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-10 | ナイルス部品株式会社 | 圧電ブザ−内蔵の自動車用方向点滅器 |
JPH0688517B2 (ja) * | 1986-01-20 | 1994-11-09 | オムロン株式会社 | 車両用点滅装置 |
JPS632750A (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子化コンビネ−シヨンスイツチ |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP1991082414U patent/JP2580037Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524439U (ja) | 1993-03-30 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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