JP2004268625A - 車両における状態報知装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両が走行待機状態にあることを検出し、車両が走行待機状態にある場合には所定の楽音を周期的に発生する。また、楽音を発生すると共に、前記楽音の発生周期に同期した表示周期に従って周期的に変化する表示態様の表示を行う。すなわち、車両が走行待機状態であることを聴覚的報知態様と視覚的報知態様とを対応付けて報知する。このようにして、車両が走行待機状態であることを搭乗者に対して視覚及び聴覚の両方で報知することから、搭乗者は直感的に当該車両が走行待機状態にあることを理解することができるようになる。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、搭乗者に対して車両の状態を報知する状態報知装置及びプログラムに関する。特に、車両が走行待機状態であること、あるいは操作に応じて車両に備え付けの各種機器が正常に作動している状態であることを、搭乗者が直感的に理解することのできるようにした車両における状態報知装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平07−032948号公報
【特許文献2】特開2000−272414号公報
【特許文献3】実開平04−070784号公報;実新2533770号公報
一般的に、ガソリンエンジンなどの内燃機関を駆動源として走行する車両においては、エンジンの回転数に応じたエンジン音がエンジン自体から発生されると共に、該エンジン回転数を表示するものが知られている。また、最近では電動モータを駆動源として走行する電動車両(例えば、電動式スクーターや電気自動車など)の開発が進んでおり、こうした電動車両においては電動モータの静粛性に鑑みてあえてエンジン音を模した擬似音などを発生させるものが知られている。例えば、上記特許文献1に示される発明では、電気自動車において、アクセル開度に応じた音量、モータ回転数に応じたピッチで楽音を発生する。さらに、こうした車両及び電動車両に関わらず、搭乗者による操作に応じて作動する各種機器の作動にあわせて楽音を発生するものが知られている。例えば、上記特許文献2に示される発明では、フラッシャ又はウィンカなどと呼ばれる方向指示器の操作がなされると、車速に応じたクリック音を方向指示器の点滅周期にあわせて発生する。上記特許文献3に示される発明では、電動二輪車において、搭乗者の操作に応じた各種機器の起動・停止を、聴覚あるいは視覚により搭乗者に対して報知する。このように、当該車両の走行状態や操作状態を搭乗者に対して報知するために、聴覚に訴える楽音を発生したり、視覚に訴える表示を行うものが従来から知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電動車両において、アクセルを操作することによりいつでも発進可能な状態である走行待機中はアクセルが開けられた状態でなくモータも回転していない状態であることから、従来においては擬似的なアイドリング音を発生させることができなかった。すなわち、電動車両においては、エンジンなどの内燃機関を有する車両の走行待機中とは異なりアイドリング音が存在しなかった。また、エンジンなどの内燃機関を有する車両であっても、最近のエンジンは静かなエンジン音を発するものであり、さらに車内にエンジン音が極力届かないようにするための工夫がなされていることから、搭乗者にとってアイドリング音は非常に聞こえにくいものとなっていた。そのため、単にアイドリング音による報知だけでは搭乗者(特に運転者)が走行待機状態にあることを認識しがたいがために、急発進などの誤操作が行われ易く危険である、という問題点があった。
さらに、搭乗者の操作に応じて各種機器が正常に作動していることを搭乗者が直感的に確認することは困難である、という問題点があった。すなわち、従来は搭乗者の操作に応じて各種機器が起動したか停止したか等を報知するだけであり、搭乗者の操作に応じて各種機器が正常に作動していることを搭乗者に対して報知するものはなかった。
【0004】
本発明は、車両が走行待機状態であること、あるいは搭乗者の操作に応じて各種機器が正常に作動していることを、視覚的報知態様と聴覚的報知態様とを対応付けて報知することによって、搭乗者が車両における上記各状態を直感的に理解することのできるようにした、従来にない車両における状態報知装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る車両における状態報知装置は、車両の動作状態を報知する状態報知装置であって、車両が走行待機状態にあることを検出する検出手段と、車両が走行待機状態にある場合に所定の楽音を周期的に発生する楽音発生手段と、前記楽音の発生周期に同期した表示周期に従って周期的に変化する表示態様の表示を行う表示手段とを具える。
【0006】
この発明では、車両が走行待機状態にあることを検出し、車両が走行待機状態にある場合には所定の楽音を周期的に発生する。また、楽音を発生すると共に、前記楽音の発生周期に同期した表示周期に従って周期的に変化する表示態様の表示を行う。すなわち、車両が走行待機状態であることを聴覚的報知態様路と視覚的報知態様とを対応付けて報知する、従来にない車両における状態報知装置を提供する。これにより、車両が走行待機状態であることを搭乗者に対して視覚及び聴覚の両方で報知することから、搭乗者は直感的に当該車両が走行待機状態にあることを理解することができるようになる。
【0007】
本発明の請求項2に係る車両における状態報知装置は、車両の動作状態を報知する状態報知装置であって、車両が走行待機状態にあることを検出する検出手段と、車両が走行待機状態にある場合に周期的に変化する表示態様の表示を行う表示手段と、前記表示の表示周期に同期した発生周期に従って周期的に楽音を発生する楽音発生手段とを具える。これによっても、車両が走行待機状態にあることを搭乗者が直感的に理解することができるようになる。
【0008】
本発明の請求項3に係る車両における状態報知装置は、車両の動作状態を報知する状態報知装置であって、車両が走行待機状態にあることを検出する検出手段と、車両が走行待機状態にある場合に所定の楽音を周期的に発生する楽音発生手段と、車両が走行待機状態にある場合に周期的に変化する表示態様の表示を行う表示手段と、前記楽音と前記表示態様の変化とを同期させるよう制御する制御手段とを具える。こうすることによっても、車両が走行待機状態にあることを搭乗者が直感的に理解することができるようになる。
【0009】
本発明の請求項4に係る車両における状態報知装置は、車両に備え付けの各種機器の作動状態を報知する状態報知装置であって、操作に応じて作動するべき対象の機器の作動状態を検出する状態検出手段と、前記検出された正常作動状態と異常作動状態とにおいて異なる表示周期でそれぞれの状態に応じた表示態様の表示を行う表示手段と、前記表示の表示周期に同期した発生周期に従って周期的に楽音を発生する楽音発生手段とを具える。こうすることにより、車両に備え付けの各種機器が操作に応じて正常に動作しているか否かを、搭乗者が直感的に理解することができるようになる。
【0010】
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、この発明に係る状態報知装置を適用した車両におけるシステム構成の一実施例を示すブロック図である。本実施例に示す車両においては、例えばマイクロプロセッサユニット(CPU)、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、制御クロック発生用のタイマ等を含むワンチップ構成のマイクロコンピュータである制御手段1による制御の下に、当該車両全体の動作が制御されるようになっている。すなわち、車両全体の動作制御は、制御手段1が所定の制御プログラム(ソフトウェアプログラム)を動作することにより行われる。上記した制御手段1に対しては、操作手段2、表示手段3、発動機4、発音手段5がそれぞれ接続される。操作手段2は当該車両の各種機器に対して図示しないバッテリからの電力供給の開始又は停止(つまり電源オン又は電源オフ)を指示する例えばキースイッチからなるメインスイッチ、車両の駆動源である発動機4を起動する始動スイッチ、車両前後において左右に配置されているフラッシャの点滅開始/点滅停止を指示するための方向指示スイッチ、あるいは図示しないハンドルやアクセルやブレーキ等、搭乗者により直接的に操作される各種操作子である。この操作手段2が操作された場合、制御手段1では操作された操作手段2毎に発せられる操作信号に従って、対応する各種機器を作動するように制御を行う。
【0013】
表示手段3は、フラッシャやヘッドライトあるいはテールランプなどのライト類そのもの、これらのライト類の点灯状態などを表示するための表示灯、各種機器の異常状態を表示するための警告灯、スピードやモータ回転数などを表示するための液晶表示パネル(LCD)やCRT等の表示パネルである。これらの表示手段2は、制御手段1からの表示制御信号に応じてフラッシャを点滅する、表示灯や警告灯を点灯・消灯する、表示パネル上にスピードを表示するなどの制御を行う。発動機4は電動モータや内燃機関(エンジン)などの車両を駆動するための駆動源であって、制御手段1からの動作制御信号に従って該発動機4の出力制御が行われ、発動機4の回転数を制御することで当該車両を走行させたり停止させたりすることができる。こうした発動機4において回転数が変化する場合、すなわちアクセルを開けたり閉じたりするといった操作が行われた場合には、発動機4からは回転数等の状態信号が発生される。制御手段1では該状態信号を取得すると、取得した状態信号に従う作動状態を表示するように表示手段3を制御する。発音手段5は例えばFM音源やPCM音源等の種々の音源方式が採用可能な音源モジュールであって、複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能である。該発音手段5では制御手段1からの発音制御信号(楽音の発音/消音指示など)に従って、予めROMなどに記憶済みである所定の効果音や音声などの楽音を読み出して発音処理する。なお、発音手段5は回路装置として実現してもよいし、DSP(Digital Signal Processor)やCPUによって実行されるソフトウエアプログラムとして実現してもよい。
【0014】
この実施例に示す車両においては、上述の制御手段1が当該車両の電気制御に係る制御プログラムである「メイン処理」(後述する図4参照)を実行することで、当該車両が走行待機中の状態であるか否か、搭乗者の操作に応じて各種機器が正常に作動している状態であるか否かを検知し、検知した各状態に応じて所定の効果音や音声などの楽音を搭乗者に向けて発生させると共に、該発生させた楽音にあわせた表示動作を行うよう当該車両を制御する。具体的には、制御手段1は常に発動機4の回転数に応じた車両の走行状態、あるいは操作手段2の操作に応じて作動する各種機器の作動状態等を検知しており、該検知した前記各状態に対応する所定の発音制御信号や表示制御信号を発生して表示手段3や発音手段5を制御することによって、搭乗者に対して視覚的及び聴覚的に車両の状態を報知するようにしている。
【0015】
なお、「メイン処理」などの制御手段1により実行される各種制御プログラム、所定の効果音や音声などの楽音の基となる楽音データ、あるいは車両の走行状態に対応して発生させるべき楽音の発生時間(発生周期又は発生間隔)を定義した周期テーブルなどの各種データは予めROMやRAMなどに記憶される。このように各種制御プログラムや各種データを記憶する記憶手段としては好適には車両の走行に伴って生ずる振動や揺れなどの影響を受けにくい上記ROMあるいはRAMなどの半導体記憶素子であるのがよいがこれに限らず、車両に生ずる振動や揺れに耐え影響を受けないように構成されているのであればハードディスクであってもよいし、あるいはフレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD‐ROM・CD‐RAM)、光磁気ディスク(MO)、DVD(Digital Versatile Disk)などの着脱自在な様々な形態の外部記憶媒体を利用する外部記憶手段であってもよい。
なお、車両全体の動作制御はコンピュータソフトウエアプログラムの形態に限らず、DSPによって処理されるマイクロプログラムの形態でも実施可能であり、また、この種のプログラムの形態に限らず、ディスクリート回路又は集積回路若しくは大規模集積回路等を含んで構成された専用ハードウエア装置の形態で実施してもよい。
【0016】
次に、表示パネルのパネル構成及び表示パターンの一実施例について、それぞれ図を用いて簡単に説明する。図2は、表示パネルのパネル構成の一実施例を示す概念図である。図3は、インジケータ部Iにおける各セルI1〜I11を用いて表現可能な表示パターン例について説明するための概念図である。
【0017】
図2に示す実施例から理解できるように、表示パネルPは、数値表示部Sと、インジケータ部Iと、走行状態表示部Cと、燃料表示部Eとを含む。数値表示部Sは数値を表示する表示領域であって、例えば車両の走行スピードや発動機4の回転数などを数値で表示する。インジケータ部Iは各機器の作動状態を視覚効果的に表示するための表示領域であって、表示エリアである楕円状に配置された11個のセルI1〜I11のそれぞれが適宜の順に点灯・消灯を繰り替えすことによって、当該車両における各状態にあわせた多様な表示パターンを表現することができるようになっている。走行状態表示部Cは車両の走行状態、つまり車両が現在走行状態であるか走行待機状態であるかを報知するための表示領域であり、車両が走行状態にある場合には「RUN」表示が点灯され、車両が走行待機状態にある場合には「IDLE」表示が点灯される。燃料表示部Eは、バッテリの充電状態や燃料タンク内の燃料の残量を表示する表示領域である。以上のような表示パネルPにおける各表示領域での表示により、搭乗者に対して車両の動作状態や各機器の作動状態を、楽音を発して聴覚的に報知するだけでなく視覚的に報知することができるようになっている。
【0018】
上述したインジケータ部Iにおける各セルI1〜I11を各々点灯・消灯することによって表現可能な表示パターンについて示すと、図3に示すようになる。図3(a)は、各セルI1〜I11を時計回りに順次に点灯することにより表現される表示パターンである。すなわち、全消灯状態から1番目のセルI1を点灯、2番目のセルI2を点灯、…、11番目のセルI11を点灯、全消灯、…を繰り返し行うことにより表現される表示パターンである。セルI1〜I11の全てが1周するようにして点灯するまで周期(以下、表示周期と呼ぶ)を楽音の発生周期と同期させることによって、聴覚的報知態様と視覚的報知態様とを対応付けている。こうした表示パターンは上記の他に様々な表示パターンがあってよい。その他の表示パターンとしては、例えば図3(b)に示すような反時計回りに各セルI11〜I1を順次に点灯するもの、図3(c)に示すようなセルI1〜セルI11間で往復するように各セルを順次に点灯するもの、図3(d)に示すようなセルI1から時計回りに、セルI11から反時計回りに同時に点灯を開始するもの、図3(e)に示すようなセルI6から同時に時計回り及び反時計回りに点灯を開始するもの、図3(f)に示すようなセルI1〜I6までとセルI11〜I6までの間をそれぞれ往復するように各セルを点灯するもの、など様々な表示パターンがあってよい。また、こうした表示パターンを図示しないパネルスイッチ等を用いて、搭乗者が適宜に設定できるようにしてもよい。
【0019】
上述したように、本実施例に示す車両においては当該車両が走行待機中の状態であるか否か、搭乗者の操作に応じて作動するフラッシャなどの各種機器が正常に作動している状態であるか否かを検知し、検知した各状態に応じた態様で搭乗者に対し聴覚的及び視覚的に車両の状態を報知する。そこで、こうした状態報知を行う「メイン処理」の概要について説明する。図4は、図1に示した制御手段1が実行する「メイン処理」の一実施例を示すフローチャートである。制御手段1ではメインスイッチがオンされて車両に対して電力供給が開始される(つまり電源オン)と共に当該メイン処理を開始し、メインスイッチがオフされて電力供給が停止される(つまり電源オフ)まで当該メイン処理を繰り返し実行する。
なお、この実施例においては、搭乗者の操作に応じて正常に作動している状態であるか否かを検知する対象を方向指示器(フラッシャ)とした場合を例にして説明する。
【0020】
まず、車両の走行状態を表すためのワーキングメモリとして用いられる内部状態メモリ(図ではSTATEと表示した)に対して、初期値として「CHK」を設定しておく(ステップS1)。そして、セルフチェックを実行する(ステップS2)。セルフチェックでは、例えばエンジンオイルやマフラーの温度チェック、あるいは電圧状態の確認や各種電気機器・部品への通電状態等の確認などを行い、必要に応じて警告灯を点灯するなどの処理を行う。こうしたセルフチェックが終了すると、「その他の処理」を実行する(ステップS3)。該「その他の処理」の一例をいくつか挙げると、発動機4の出力制御、操作手段2の各操作子の操作に応じた一般的な各種機器の作動制御(例えば、ヘッドライトやフラッシャの点灯・消灯制御など)、車両の内部状態(例えば、発動機4の回転数あるいは車両の現在の走行スピードや今までの走行距離等)を表示パネルP(図2参照)上に表示する制御等を行う処理などがある。ステップS4では、搭乗者(特に運転者)により操作手段2に含まれる操作子のうち、アクセルが操作されてアクセルが開けられた状態にあるか否かを判定する。アクセルが操作されてアクセルが開けられた状態にあると判定した場合には(ステップS4のYES)、当該車両が「走行状態」にあるとして内部状態メモリ(STATE)を「RUN(走行中)」に設定する(ステップS5)。一方、アクセルが未だに操作されておらずアクセルが開けられた状態にないと判定した場合には(ステップS4のNO)、当該車両が「走行待機状態」にあるとして内部状態メモリ(STATE)を「IDLE(走行待機(アイドリング)中)」に設定する(ステップS10)。
【0021】
ステップS6では、「待機状態報知処理」を実行する。「待機状態報知処理」はサブルーチンプログラムであって、当該「メイン処理」から内部状態メモリ(STATE)に設定された値を引数として受け取って処理を開始する。「待機状態報知処理」では、引数(STATE)に応じた、つまり車両が走行状態にある場合(引数がRUNである場合)と車両が走行待機状態にある場合(引数がIDLEである場合)とに応じて、それぞれ異なる発音時間長での楽音の発生制御と異なる表示態様でのパネル表示制御とを行う処理である。こうした「待機状態報知処理」の詳細については後述する(図5参照)。ステップS7では、フラッシャの操作状態を表すためのワーキングメモリとして用いられる操作状態メモリ(図ではDIRと表示した)を、搭乗者(特に運転者)による方向指示スイッチの操作に応じて「LEFT」「NUTRAL」「RIGHT」のいずれかの値に設定する。すなわち、車両の左側の前後に配置された複数のフラッシャを作動するために方向指示スイッチが操作された場合には「LEFT」を、車両に配置された全てのフラッシャの作動を停止するために方向指示スイッチが操作された場合には「NUTRAL」を、車両の右側の前後に配置された複数のフラッシャを作動するために方向指示スイッチが操作された場合には「RIGHT」を、操作状態メモリ(DIR)にそれぞれ設定する。
【0022】
ステップS8では、「作動状態報知処理」を実行する。「作動状態報知処理」はサブルーチンプログラムであって、当該「メイン処理」から操作状態メモリ(DIR)に設定された値を引数として受け取って処理を開始する。「作動状態報知処理」では、フラッシャが作動するように方向指示スイッチが操作された場合に(引数がLEFT又はRIGHTである場合)おいてフラッシャが正常に作動しているかいないかに応じて、それぞれ異なる発音時間長での楽音の発生制御と異なる表示態様でのパネル表示制御とを行う処理である。こうした「作動状態報知処理」の詳細については後述する(図6参照)。ステップS9では、メインスイッチが操作されて当該車両が電源オフとされたか否かを判定する。電源オフとされた場合には(ステップS9のYES)、当該「メイン処理」を終了する。電源オフとされていない場合には(ステップS9のNO)、上記ステップS3の処理に戻って上記ステップS3〜ステップS10までの処理を繰り返し実行する。
【0023】
次に、当該車両が走行待機状態にあることを搭乗者に対して報知する「待機状態報知処理」(図4のステップS6参照)について、図5を用いて説明する。図5(a)は、「待機状態報知処理」の一実施例を示すフローチャートである。図5(b)はタイマ割り込み周期A毎に前記「待機状態報知処理」と並行して実行されて、前記タイマ割り込み周期A毎に楽音を発生するように音源モジュールを制御する「割り込み処理A」の一実施例を示すフローチャートである。図5(c)はタイマ割り込み周期B毎に前記「待機状態報知処理」と並行して実行されて、前記タイマ割り込み周期B毎に表示パターンを変化するように表示パネルを制御する「割り込み処理B」の一実施例を示すフローチャートである。
【0024】
まず、ステップS11では、メイン処理から受け渡された引数(STATE)を現在の走行状態として現在状態メモリ(図ではSTと表示した)にセットする。ステップS12では、上述した「メイン処理」(図4参照)から受け渡された引数(STATE)が、前回の「待機状態報知処理」を終了した時点での状態(図ではLAST_STATEと表示した)から変化していないか否かを判定する。引数(STATE)が前回の処理終了時点での状態(LAST_STATE)から変化していない場合、つまり走行状態又は走行待機状態を保持したままの状態である場合には(ステップS12のNO)、当該「待機状態報知処理」を終了して「メイン処理」に処理を戻す。すなわち、この場合には、現在の発音周期を変更することなく楽音の発音処理を続行し、また現在の表示周期を変更することなく表示パネルの表示処理を続行する。一方、引数(STATE)が前回の処理終了時点での状態(LAST_STATE)から変化している場合には(ステップS12のYES)、音源モジュールのリセット及び表示パネルのリセットを行う(ステップS13)。すなわち、現在発生中の楽音を強制的に消音するために、音源モジュールをリセットする処理を実行する。また、インジケータ部Iの各セルI1〜I11の全てを消灯すると共に、走行状態表示部Cにおける文字列表示(RUN表示又はIDLE表示)のうち、現在の走行状態に対応するいずれかの文字列表示を点灯して他方を消灯するように切り替えるために、表示パネルP上の各表示をリセットする処理を実行する。
【0025】
ステップS14では、前回の処理終了時点での状態(LAST_STATE)に「メイン処理」から受け渡された引数(STATE)をセットする。また、周期テーブルに定義された車両の走行状態(STATE=RUN)又は走行待機状態(STATE=IDLE)毎の楽音の発生時間(発生周期又は発生間隔)のうち、引数(STATE)に対応した発生周期を読み出し、該読み出された発生周期を周期Cにセットする。ステップS15では、割り込み処理Aを実行するタイミングであるタイマ割り込み周期Aに、上記算出した周期Cをセットする。これにより、割り込み処理Aは周期C毎に起動することになる。ステップS16では、割り込み処理Bを実行するタイミングであるタイマ割り込み周期Bとして、上記算出した周期Cを1/N倍して算出した周期、つまり楽音の発生周期の1/N倍の周期をセットする。このように、「待機状態報知処理」では車両が走行中であるか走行待機中であるかに応じて、タイマ割り込み周期A及びタイマ割り込み周期Bをそれぞれ設定する。
【0026】
図5(b)に示した割り込み処理Aは、上記「待機状態報知処理」において設定されたタイマ割り込み周期Aに従って実行される処理である。ステップS21では、音源モジュール(発音手段5)に対して発音制御信号を送信する。例えば、音源モジュールに対して発音制御信号としてノートオン(楽音発音指示)信号とノートオフ(楽音消音指示)信号とをタイマ割り込み周期A毎に交互に送信する。音源モジュールではノートオン信号を受信すると楽音を発音させ、ノートオフ信号を受信すると楽音を消音する。したがって、楽音はタイマ割り込み周期A毎に発音・消音が繰り返される。例えば、算出された周期C(タイマ割り込み周期A)が5秒であるような場合には、5秒間隔でノートオン信号・ノートオフ信号を受信することから、発音時間長5秒の楽音の発音時間と無音時間とが5秒間隔で繰り返し発生されるようになる。なお、上記ステップS21の処理において、楽音として減衰系の楽音やパルス的な楽音を用いた場合にはノートオフ信号を送信しなくてよい。
【0027】
図5(c)に示した割り込み処理Bは、上記「待機状態報知処理」において設定されたタイマ割り込み周期Bに従って実行される処理である。ステップS31では、変数i(整数値)が0以上であるか否かを判定する。変数iが0以上である場合には(ステップS31のYES)、インジケータ部Iのi番目のセルIiを点灯又は消灯するように表示パネル(表示手段2)に対して表示制御信号を送信する(ステップS32)。ステップS33では、変数iに1を加算する。ステップS34では、変数iが12と等しいか否かを判定する。変数iが12と等しい場合には(ステップS34のYES)、変数iに0をセットする(ステップS35)。このようにして、インジケータ部Iにおける各セルI1〜I11を、周期Cの1/N倍の周期で、つまり楽音の発音時間の周期Cの1/N倍で各セルI1〜I11を順次に点灯するようにして走行状態又は走行可能状態を表示するように制御する。上記Nの整数値を適宜の値に設定することにより、例えば1回の楽音の発生毎に表示パネルP上のセルI1〜I11の点灯が1周するように表示の仕方を調節することができる。
【0028】
なお、上述の実施例においては走行状態又は走行可能状態を報知するための表示態様として、楽音の発音時間の周期Cの1/N倍の周期で表示を行うようにしたがこれに限らず、N倍の周期であってもよい。また、発音時間の短長に応じて、N倍とするか1/N倍とするかをユーザが適宜に切り替えて設定することができるようにしてよい。
なお、走行状態又は走行可能状態に応じて発生させる楽音の発音周期にあわせて表示周期を変更するようにしたがこれに限らず、表示周期にあわせて楽音の発音周期を変更するようにしてもよい。
なお、表示パターンとしては図3に示したようなどのような表示パターンであってもよい。また、走行状態又は走行可能状態とで表示パターンを異ならせて表示するようにしてもよい。
【0029】
次に、方向指示スイッチの操作に応じて動作するフラッシャが正常に動作している状態であることを搭乗者に対して報知する「作動状態報知処理」(図4のステップS8参照)について説明する。図6(a)は、「作動状態報知処理」の一実施例を示すフローチャートである。図6(b)はタイマ割り込み周期C毎に前記「作動状態報知処理」と並行して実行されて、前記タイマ割り込み周期C毎にフラッシャの点灯及び楽音の発生を制御する「割り込み処理C」の一実施例を示すフローチャートである。
【0030】
ステップS41では、メイン処理から受け渡された操作状態(DIR)が「NUTRAL」に設定されているか否かを判定する。操作状態(DIR)が「NUTRAL」に設定されている場合には(ステップS41のNO)、現在点滅作動中のフラッシャ全てを消灯して(ステップS45)、割り込み処理Cを実行するタイミングであるタイマ割り込み周期Cの設定を解除する(ステップS46)。この場合、割り込み処理Cは実行されない。他方、操作状態(DIR)が「NUTRAL」に設定されていない場合、つまり「LEFT」又は「RIGHT」に設定されている場合には(ステップS41のYES)、該当する複数のフラッシャの全てが正常に作動しているか否かを判定する(ステップS42)。該当する複数のフラッシャの全てが正常に作動している場合には(ステップS42のYES)、タイマ割り込み周期Cに周期Mをセットする(ステップS43)。この周期Mは、フラッシャ正常作動時におけるフラッシャの点灯周期及び対応する楽音の発音周期に相当する。フラッシャが正常に作動していない場合、例えば車両前後に配置された複数のフラッシャの一方がバルブ切れを起こしておりフラッシャのオン操作が行われたにも関わらず一方のフラッシャが点滅を行わないような場合には(ステップS42のNO)、タイマ割り込み周期Cに周期M/2をセットする(ステップS44)。このように、「作動状態報知処理」では方向指示スイッチの操作に応じたフラッシャが正常に作動しているか否かに応じて、タイマ割り込み周期Cに異なる周期をそれぞれ設定する。
【0031】
図6(b)に示した割り込み処理Cは、上記「作動状態報知処理」において設定されたタイマ割り込み周期Cに従って実行される処理である。ステップS51では、操作状態(DIR)に対応するフラッシャの点灯/消灯を反転するよう制御する(ステップS51)。すなわち、方向指示スイッチの操作に応じて、該当するフラッシャが点滅するようにフラッシャを制御する。ステップS52では、該当するフラッシャが点灯状態にあるか否かを判定する。点灯状態にある場合には(ステップS52のYES)、音源モジュール(発音手段5)に対して発音制御信号(例えば、ノートオン信号)を送信する(ステップS53)。消灯状態にある場合には(ステップS52のNO)、音源モジュールに対して発音制御信号(ノートオフ信号)を送信する(ステップS54)。こうすることにより、フラッシャの点滅周期にあわせて楽音を発音するように制御することができる。この場合に、フラッシャ正常作動時においては楽音の発音周期及びフラッシャの点滅周期を周期Mに、フラッシャ異常作動時においては楽音の発音周期及びフラッシャの点滅周期を周期M/2の周期に圧縮して、それぞれの制御を行う。なお、上記ステップS54の処理は、楽音として減衰系の楽音やパルス的な楽音を用いた場合には処理を行わなくてもよい。
【0032】
なお、操作手段の操作に応じて作動状態を検知する対象としては上記したような方向指示器(フラッシャ)以外の他の機器であってもよく、例えば発動機やバッテリなどの各種機器の異常を検知してフラッシャの点滅により報知するようにしてもよい。ただし、例えば発動機に適用した場合、発動機の異常作動時においてはアイドリング/走行報知が正常時の1/2倍の周期で行われるようにする。すなわち、各種機器毎に異常作動時の報知態様を異ならせるようにするとよい。
なお、走行時においては車速などに応じて表示周期あるいは発音周期を変更するようにしてもよい。
なお、上述した各実施例においては、楽音の発音周期を検知した各状態に応じて変更するようにしたがこれに限らず、楽曲データの読み出し周期を変更するようにしてもよい。こうした場合には、各状態に応じて発生する楽音のピッチを異ならせて報知することから、搭乗者はより明確に各状態を理解しやすくなる。
【0033】
なお、本実施例では、制御手段が集中的に楽音と表示との同期を制御・管理するものとして説明したが、楽音信号の発生状態等に応じた信号を適宜出力するよう構成した発音手段(音源装置)との協働により楽音と表示との同期を制御・管理するようにしてもよい。この場合、制御手段は上記信号を表示制御に利用することができるため、制御手段の処理負荷の軽減を図ることができる。
なお、上述した各実施例においては、実際に走行できる車両を例にして説明したがこれに限らず、実際には走行しない車両であってもよい。例えば、運転シミュレータやゲーム機器に用いられる車両(又は車両の一部)であってもよい。勿論、車両は自動車やバイクなどに限らず、トラクター、飛行機、船、あるいは電車など、どのようなものであってもよいことは言うまでもない。
なお、本発明を車両に組み込まれた装置あるいはソフトウエアプログラムとして説明したが、本発明の構成の一部あるいはすべてを後付けの装置あるいはソフトウエアプログラムとしてもよい。例えば、音発生制御に関わる制御手段、音源手段、表示手段、操作手段および、音色データ乃至音色アサインテーブルを含む記憶手段を1組としたものを装置あるいは記憶媒体等として車両に後付けすることにより本発明の構成を実現するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
この発明によれば、車両が走行待機状態であること、あるいは搭乗者の操作に応じて作動する各種機器が正常に作動していることを、視覚的報知態様と聴覚的報知態様とを対応付けて報知するようにしたことから、搭乗者が車両の状態を視覚及び聴覚を通じて直感的に理解することができるようになる、という効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る状態報知装置を適用した車両におけるシステム構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】表示パネルのパネル構成の一実施例を示す概念図である。
【図3】インジケータ部における各セルを用いて表現可能な表示パターン例について説明するための概念図である。
【図4】メイン処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図5】走行待機状態を報知する処理を説明するフローチャートであって、図5(a)は待機状態報知処理、図5(b)は割り込み処理A、図5(c)は割り込み処理Bの一実施例をそれぞれ示すフローチャートである。
【図6】フラッシャが正常に動作している状態であることを報知する処理を説明するフローチャートであって、図6(a)は作動状態報知処理、図6(b)は割り込み処理Cの一実施例をそれぞれ示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…制御手段、2…操作手段、3…表示手段、4…発動機、5…発音手段、P…表示パネル、C…走行状態表示部、E…燃料表示部、I…インジケータ部、I1〜I11…セル、S…数値表示部
Claims (10)
- 車両の動作状態を報知する状態報知装置であって、
車両が走行待機状態にあることを検出する検出手段と、
車両が走行待機状態にある場合に所定の楽音を周期的に発生する楽音発生手段と、
前記楽音の発生周期に同期した表示周期に従って周期的に変化する表示態様の表示を行う表示手段と
を具える車両における状態報知装置。 - 車両の動作状態を報知する状態報知装置であって、
車両が走行待機状態にあることを検出する検出手段と、
車両が走行待機状態にある場合に周期的に変化する表示態様の表示を行う表示手段と、
前記表示の表示周期に同期した発生周期に従って周期的に楽音を発生する楽音発生手段と
を具える車両における状態報知装置。 - 車両の動作状態を報知する状態報知装置であって、
車両が走行待機状態にあることを検出する検出手段と、
車両が走行待機状態にある場合に所定の楽音を周期的に発生する楽音発生手段と、
車両が走行待機状態にある場合に周期的に変化する表示態様の表示を行う表示手段と、
前記楽音と前記表示態様の変化とを同期させるよう制御する制御手段と
を具える車両における状態報知装置。 - 車両に備え付けの各種機器の作動状態を報知する状態報知装置であって、
操作に応じて作動するべき対象の機器の作動状態を検出する状態検出手段と、
前記検出された正常作動状態と異常作動状態とにおいて異なる表示周期でそれぞれの状態に応じた表示態様の表示を行う表示手段と、
前記表示の表示周期に同期した発生周期に従って周期的に楽音を発生する楽音発生手段と
を具える車両における状態報知装置。 - 前記楽音発生手段は、楽音の再生時間長を伸縮することにより前記発生周期を前記表示の表示周期に同期させることを特徴とする請求項2又は4に記載の状態報知装置。
- 前記表示手段は、前記表示周期で方向指示器を点滅させることを特徴とする請求項4に記載の状態報知装置。
- コンピュータに、
車両が走行待機状態にあることを検出する手順と、
車両が走行待機状態にある場合に所定の楽音を周期的に発生する手順と、
前記楽音の発生周期に同期した表示周期に従って周期的に変化する表示態様の表示を行う手順と
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
車両が走行待機状態にあることを検出する手順と、
車両が走行待機状態にある場合に周期的に変化する表示態様の表示を行う手順と、
前記表示の表示周期に同期した発生周期に従って周期的に楽音を発生する手順と
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
車両が走行待機状態にあることを検出する手順と、
車両が走行待機状態にある場合に所定の楽音を周期的に発生する手順と、
車両が走行待機状態にある場合に周期的に変化する表示態様の表示を行う手順と、
前記楽音と前記表示態様の変化とを同期させるよう制御する手順と
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
操作に応じて作動するべき対象の機器の作動状態を検出する手順と、
前記検出された正常作動状態と異常作動状態とにおいて異なる表示周期でそれぞれの状態に応じた表示態様の表示を行う手順と、
前記表示の表示周期に同期した発生周期に従って周期的に楽音を発生する手順と
を実行させるためのプログラム。
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