JP2004251989A - 車載用音源情報再生装置 - Google Patents

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隆宏 川嶋
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Abstract

【課題】車両の運転に関するデータを音源制御情報に変換し、楽曲等を再生して運転者に現在の状況を知らせる車載用音源情報再生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両に搭載された装置から、車両の運転状態に関するデータを入力する車両データ入力部と、音源データを記憶する記憶部と、前記車両データと音源データと該音源データの再生を制御する音源制御情報とを関連付けて記憶するデータテーブルと、該音源制御情報に基づいて音源データを再生する音源部と、該音源部へ前記車両データ入力部を介して入力した前記車両データに基づいて、音源データと音源制御情報とを出力する音源制御部と、前記データテーブルに車両データや音源制御情報、音源データを設定するための設定入力部と、前記音源部において再生された音声や音楽を発音する発音部とを有することにより、運転者に現在の状況を知らせる車載用音源情報再生装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用音源情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両の安全運転や安定走行のために、視覚や聴覚により、運転状況や走行状況を運転者に知らせる様々な装置が提案されている。これらの一例としては、機械式半自動変速装置において、シフトチェンジの完了を音で知らせるもの(例えば、特許文献1参照。)や、自動車の走行に支障のある各現象を検知し、その各現象の検知によって、その不都合を音声で警告するもの(例えば、特許文献2参照。)、あるいは、車間距離と車速に応じて不安定感のある警報音を再生間隔を変えて出力することにより、運転者に緊張感を与えるようにしたものがある(例えば、特許文献3参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−217739号公報(第2−4頁、第2図)
【特許文献2】
特開平9−277886号公報(第2−5頁、第1図)
【特許文献3】
特開平11−208370号公報(第3−8頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば、車間距離が所定の範囲内に近づいたことを警告音で知らせたとしても、単に、車間距離等に応じて選択された警告音を発するのみでは単調であるばかりか、実際の距離を把握することは困難であり、危険度を正確に予知することができない。そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、車両の運転に関するデータを音量やテンポ等の音源制御情報に変換し、楽曲や効果音、音声を再生して運転者に現在の状況を知らせる車載用音源情報再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、車両に搭載された装置から、車両の運転状態に関するデータを入力する車両データ入力部と、音源データを記憶する記憶部と、前記車両データと音源データと該音源データの再生を制御する音源制御情報とを関連付けて記憶するデータテーブルと、該音源制御情報に基づいて音源データを再生する音源部と、該音源部へ前記車両データ入力部を介して入力した前記車両データに基づいて音源データと音源制御情報とを出力する音源制御部と、前記データテーブルに車両データや音源制御情報、音源データを設定するための設定入力部と、前記音源部において再生された音声や音楽を発音する発音部とを有する車載用音源情報再生装置を提案している。
【0006】
この発明によれば、車両データ入力部の作動により、車両側の装置から車両の運転に関するデータを入力する。記憶部には音源データが記憶され、データテーブルには、車両データと音源制御情報と音源データとが関連付けて記憶されている。音源制御部は、入力した車両データに対応する音源制御情報と音源データとをデータテーブルから検索して、これを音源部に供給する。音源部は音源制御情報にしたがって音源データを再生し、発音部を介して発音する。また、設定入力部の作動により、ユーザーの好みに応じて、車両の各種状態に対応した楽曲データや音源制御情報を自由に設定することができる。なお、音源データとは音源に入力することで音として再生できるデータを表すものであり、楽曲データ、効果音データ、音声(人の声)データなどを総合して称するものとする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載された車載用音源情報再生装置について、前記音源制御部が前記車両データ入力部を介して入力した前記車両データの値が予め定められた所定の値を超えたときに、前記音源部に音源データと音源制御情報を出力し、前記音源制御情報を前記車両データの値に応じて順次変更するとともに、前記車両データが前記予め定められた所定の値の範囲内になったときに、前記音源部への音源データと音源制御情報の出力を停止する車載用音源情報再生装置を提案している。
【0008】
この発明によれば、音源制御部は、車両側の装置から入力される車両データを予め設定されている所定の値と比較し、入力される車両データが所定の値を超えたときに、音源部に対して、対応する音源データと音源制御情報を出力する。これにより、音源部は入力された音源データを音源制御情報にもとづいて再生し、発音部を介して発音して運転者に状況を知覚させる。また、入力される車両データが所定の値を超えた後は、入力される車両データに応じて、音源制御部が、例えば、テンポを早めたり、音量を増加させるために音源制御情報を順次変更して音源部に出力し、音源部は、この音源制御情報に基づいて入力された音源データを再生し、発音部を介して発音する。さらに、入力される車両データが所定の値の範囲内になったときは、音源制御部から音源部への音源データと音源制御情報の出力を停止する。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された車載用音源情報再生装置について、前記記憶部が楽曲、効果音および音声の3つのデータを格納するとともに、前記音源部が該3つのデータをそれぞれ解釈して再生する車載用音源情報再生装置を提案している。
この発明によれば、1つの音源部で、楽曲、効果音および音声といった3つのデータを解釈し、再生することができる。したがって、各車両データについて、運転者がその状況を認知しやすい楽曲、効果音および音声を選択し、再生することができる。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載された車載用音源情報再生装置について、通信ネットワークに接続される通信機器とのインターフェースをさらに有し、前記音源データは前記インターフェースを介して取得される車載用音源情報再生装置を提案している。
この発明によれば、音源データは、通信ネットワークを介しても入手することができるため、ユーザーの好みに応じた最新の楽曲を、音源データとして用いることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る車載用音源情報再生装置について図1から図7を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る車載用音源情報再生装置は、図1に示すように、車両データ入力部1と、音源制御部2と、音源部3と、スピーカ4と、I/F(I/F:Interface)部5と、RAM6と、ROM7と、装置制御部8と、設定入力部9と、表示部10とを備えている。
【0012】
車両データ入力部1は、例えば、車両に搭載された障害物ソナーセンサやスピードセンサからの情報、チェンジレバーの位置を示す情報、ガソリンの給油時期を知らせる情報、エンジン温度の異常を知らせる情報等の車両の運転に関するデータを入力する。音源制御部2は、車両データ入力部1に入力された車両の運転に関するデータ(以下、「車両データ」という。)に基づいて、後述するRAM6内に記憶された車両データと音源制御情報および音源データを関連付けたデータテーブルから音源制御情報および音源データを検索し、これを音源部3に出力する。なお、ここで、音源制御情報とは、音源データの再生に伴うテンポや音量、キー等のデータをいう。また、音源データの中には、楽曲データのみならず、効果音に関するデータや音声(人の声)に関するデータも含まれる。
【0013】
音源部3は、音源制御部2から入力した音源データを解釈し、音源制御情報に基づいて、これを再生する。再生されたアナログ信号はスピーカ4を介して発音される。なお、本実施形態における音源部3は、FM音源、Wave Table(波形メモリ)音源および音声合成用音源の3つの機能を備えており、音源制御部2から入力される音源データに応じて、主に、FM音源は楽曲再生に、Wave Table音源は効果音再生に、音声合成用音源は音声ガイドの発音に用いられる。なお、音声合成用音源による音声合成方式は任意であるが、例えば、特公昭58−53351号公報に開示されたCSM音声合成の技術を用いることで実現できる。
【0014】
I/F部5は、外部機器とのインターフェースであり、外部の記憶装置、例えば、ハードディスクやCD−ROM等と接続して、楽曲データをRAM6内に取り込む。また、携帯電話機やパーソナルコンピュータと接続し、ネットワークを介してダウンロードした楽曲データ等を取り込むこともできる。RAM(RAM:Random Access Memory)6は、書き換え可能な記憶装置であり、前述のデータテーブルや楽曲データを格納する。また、車両データに対する動作設定値等も格納されている。ROM(ROM:Read Only Memory)7は、読み出し専用の記憶装置であり、本実施形態に係る車載用音源情報再生装置を制御するためのプログラムや表示データ等が格納されている。装置制御部8は、主としてCPU(CPU:Central Processing Unit)で構成され、ROM7内に格納されたシステムの制御プログラムにしたがって装置全体を制御する。
【0015】
設定入力部9は、装置を操作するためにボタン等で構成され、操作されるボタンに対応して所定の動作が実行される。なお、本実施形態においては、設定入力部9と表示部10とを用いて、RAM6内に格納されているデータテーブルの情報、すなわち、車両データに対応する音源データや音源制御情報をユーザーの好みに応じて、適宜、変更することができる。また、設定入力部9の所定の入力ボタンを操作して、テキストを入力することにより、音声ガイドを使用する際の発音内容を作成することもできる。
【0016】
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
図2は、障害物ソナーからのデータを入力した場合の車載用音源情報再生装置における処理手順を示したものである。本実施形態は、車両前方のコーナー部や車両後方のコーナー部に障害物との距離を検知するために設置されたソナー型センサからのデータにより、これに対応した楽曲や再生音の音量、テンポ、キー等をコントロールして、車両が障害物にどれだけ接近しているのかを運転者に知らせるものである。ここで、発音させる音の種類としては、危険を表す楽曲でもよいし、単純な音の繰り返しや音声案内などでもよい。これらの発音に関する音源データは、運転者が設定入力部や表示部を用いて、その好みに応じて設定することができる。
【0017】
図2により処理手順を説明する。なお、以下の処理例においては、RAM6には、すでにテーブルデータが設定されており、楽曲名、警告範囲、車両と障害物との距離に対する楽曲の音量の変化値などが設定されているとする。まず、障害物ソナーセンサがON状態になったことを音源制御部2が車両データ入力部1に入力されたデータから判断すると(ステップ101)、音源制御部2は、RAM6内に格納してあるデータテーブルからソナーセンサに対応する楽曲名を検索する。楽曲名の検索が終了すると、装置制御部8に対して、楽曲名に対応した楽曲データを楽曲データ用外部記憶装置から読み出すように要求する。装置制御部8は、音源制御部2からの要求信号を入力すると、I/F部5を介して、楽曲データ用外部記憶装置から検索した楽曲名に対応した楽曲データをRAM6にロードする(ステップ102)。
【0018】
音源制御部2は、車両データ入力部1を介して入力される車両と障害物との距離に関するデータをRAM6内に記憶した設定値と比較して、車両が障害物に対して警告範囲に入ったかどうかを検出する(ステップ103)。車両が障害物に対して警告範囲に入ったと判断したときは、RAM6内に記憶した楽曲データを読み出して、これを音源部3に供給する。音源部3は入力された楽曲データを解釈して再生するとともに、スピーカ4を介して発音する(ステップ104)。
【0019】
続いて、音源制御部2は、車両データ入力部1を介して入力される車両と障害物との距離に関するデータに基づいて、RAM6内に格納したデータテーブルから、入力データに対応した音源制御情報(距離に対する音量の変化値など)を検出し、これを音源部3に出力する。音源部3は、入力された楽曲データを音源制御情報に基づいて、例えば、音量を変化させて再生する(ステップ105)。音源制御部2は車両データ入力部1を介して入力された車両と障害物との距離に関するデータとRAM6内に記憶した設定値とを逐次比較し、障害物ソナーセンサがOFF状態になったか否かを確認する(ステップ107)。音源制御部2が車両データ入力部1からの情報により、障害物ソナーセンサがOFF状態になったと判断したときは、一連の処理を終了する。また、障害物ソナーセンサがOFF状態ではないと判断したときは、ステップ103に戻り、音源制御部2は、車両データ入力部1を介して入力される車両と障害物との距離に関するデータとRAM6内に記憶した設定値とを逐次比較して、車両が障害物に対して警告範囲内にあるかどうかを判断する(ステップ103)。
【0020】
一方、音源制御部2が車両データ入力部1を介して入力した車両と障害物との距離に関するデータとRAM6内に記憶した設定値とを比較した結果、車両が障害物に対して警告範囲に入っていないと判断したとき(ステップ103)は、音源部3への楽曲データの供給は行わず(ステップ106)、障害物ソナーセンサがOFF状態になったか否かを確認する(ステップ107)。その結果、障害物ソナーセンサがOFF状態になったと判断したときは、一連の処理を終了する。また、障害物ソナーセンサがOFF状態ではないと判断したときは、ステップ103に戻って処理を続行する。
【0021】
本実施形態によれば、障害物との距離の変化に応じて音量を変化させることができるため、障害物との距離を即座に認知することができる。また、RAM6にロードする楽曲データを音声データに代えることにより、音声案内でも障害物との距離を認知することができる。このように、本実施形態においては、実際の接近距離を視覚のみならず、聴覚によっても確認することができる。
【0022】
次に、図3を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
図3は、チェンジレバーの位置を示すデータを入力した場合の車載用音源情報再生装置における処理手順を示したものである。本実施形態は、車両側の装置からチェンジレバーの位置を示すデータを入力して、これに対応した楽曲や再生音の音量、テンポ、キー等をコントロールすることにより、チェンジレバーの位置状態を運転者に知らせるものである。ここで、発音させる音の種類としては、運転者の好みの楽曲でもよいし、単純な音の繰り返しや音声案内などでもよい。これらの発音に関する音源データは、運転者が設定入力部や表示部を用いて、その好みに応じて設定することができる。また、携帯電話を用いてネットワークからダウンロードした楽曲データをインターフェースを介して取り込むこともできる。
図4に、本実施形態のデータテーブルの一部に相当するチェンジレバーの位置と割付音(楽曲名)、再生設定の関係を例示する。これによれば、チェンジレバーがパーキングの位置にあるときは、「お疲れさまでした」という音声が一回だけ再生され、バックの位置にあるときは、設定した楽曲1が動作中、連続再生される。なお、再生設定に関しては、一回、連続、一定時間再生のほか、楽曲のイントロのみを再生するという設定をすることも可能である。
【0023】
図3により処理手順を説明する。なお、以下の処理においては、データテーブルの初期値設定とRAM6への音源データのロードは済んでいるものとする。まず、処理が開始されると、装置制御部8は、運転手により、RAM6内に格納されたデータテーブルの情報に関し、設定の変更の指示があったかどうかを確認する(ステップ201)。装置制御部8が、データテーブルの情報に関し、設定の変更指示があったと判断したときは、その変更内容に応じて、データテーブルを書き換える。また、その変更内容に応じて新しい音源データをI/F部5を介して、外部記憶装置からRAM6へロードする(ステップ202)。装置制御部8によるデータテーブルの書き換え後、あるいは、設定変更がない場合には、次に、装置制御部8がチェンジレバーの操作があったかどうかを車両データ入力部1に入力された情報に基づいて判断する(ステップ203)。その結果、チェンジレバーの操作がないと判断したときは、ステップ201に戻って、運転者によるデータテーブルの設定変更指示があったかどうかを判断する。
【0024】
一方、チェンジレバーの操作があったと判断したときは、その情報を音源制御部2に出力する。音源制御部2は、RAM6内に格納してあるデータテーブルから対応する割付音を導き出し、その導き出された割付音に対応した音源データを音源部3に供給する。音源制御部2は、同時に、音源制御情報をデータテーブルから読み出して、音源部3に供給する(ステップ204)。音源部3は、音源制御情報にしたがって、楽曲データ等を解釈し、これを再生してスピーカ4に出力する(ステップ205)。
【0025】
本実施形態によれば、チェンジレバーの位置を楽曲や効果音の変化、音声案内等で認知することができるため、現在のチェンジレバーの位置を視覚のみならず、聴覚によっても確認することができる。
【0026】
次に、図5を用いて、本発明の第3の実施形態について説明する。
図5は、燃料の残量やエンジンの温度等の車両データを入力した場合の車載用音源情報再生装置における処理手順を示したものである。本実施形態は、車両側の装置から車両データを入力して、これに対応した楽曲や再生音の音量、テンポ、キー等をコントロールすることにより、車両の状態を運転者に知らせるものである。ここで、発音させる音の種類としては、運転者の好みの楽曲でもよいし、単純な音の繰り返しや音声案内などでもよい。これらの発音に関する音源データは、運転者が設定入力部や表示部を用いて、その好みに応じて設定することができる。また、携帯電話を用いてネットワークからダウンロードした楽曲データをインターフェースを介して取り込むこともできる。
【0027】
図6に、本実施形態のデータテーブルの一部に相当する車両データと割付音、再生設定の関係を例示する。これによれば、燃料タンクの燃料残量に関しては、楽曲と「ガソリン補給時期が近づきました」という音声が一回再生され、エンジン温度に関しては、効果音と「エンジンルームに問題があります。」という音声が連続再生され、危険を知らせるようになっている。
【0028】
図5により処理手順を説明する。なお、以下の処理においては、データテーブルの初期値設定とRAM6への音源データのロードは済んでいるものとする。まず、処理が開始されると、装置制御部8は、運転手により、RAM6内に格納されたデータテーブルの各設定に関して、設定変更の指示があったかどうかを確認する(ステップ301)。装置制御部8が設定変更の指示があったと判断したときは、その変更内容に応じて、データテーブルを書き換える。また、その変更内容に応じて新しい音源データをI/F部5を介して、外部記憶装置からRAM6へロードする(ステップ302)。装置制御部8によるデータテーブルの書き換え後、あるいは、設定変更がない場合には、次に、装置制御部8が車両側の装置から燃料の残量やエンジンの温度等の車両データを車両データ入力部1を介して入力したか否かを判断する(ステップ303)。その結果、車両データの入力があったと判断したときは、その情報を音源制御部2に出力する。
【0029】
音源制御部2は、RAM6内に格納してあるデータテーブルから対応する割付音を導き出し、その導き出された割付音に対応した音源データを音源部3に供給する。音源制御部2は、同時に、音源制御情報をデータテーブルから読み出して、音源部3に供給する(ステップ305)。音源部3は、音源制御情報にしたがって、楽曲データ等を解釈し、これを再生してスピーカ4に出力する(ステップ306)。一方で、装置制御部8が車両側の装置から車両データを入力していないときは(ステップ303)、音源制御部2への音源データの出力は行われず(ステップ304)、ステップ301に戻って処理を続行する。
【0030】
本実施形態によれば、燃料の残量やエンジンの温度等の車両の状態を楽曲や効果音の変化、音声案内等で認知することができるため、現在の車両の状態を視覚のみならず、聴覚によっても確認することができる。
【0031】
次に、図7を用いて、本発明の第4の実施形態について説明する。
図7は、スピードセンサからのデータを入力した場合の車載用音源情報再生装置における処理手順を示したものである。本実施形態は、車両側に備えられたスピードセンサからのデータを入力して、これに対応した楽曲や再生音の音量、テンポ、キー等をコントロールすることにより、現在の走行速度を運転者に知らせるものである。ここで、発音させる音の種類としては、運転者の好みの楽曲でもよいし、単純な音の繰り返しや音声案内などでもよい。これらの発音に関する音源データは、運転者が設定入力部や表示部を用いて、その好みに応じて設定することができる。また、携帯電話を用いてネットワークからダウンロードした楽曲データをインターフェースを介して取り込むこともできる。
【0032】
図7により処理手順を説明する。なお、以下の処理においては、データテーブルの初期値設定とRAM6への音源データのロードは済んでいるものとする。また、データテーブルには、楽曲名、設定速度、走行速度に対する楽曲のテンポの変化値などが設定されているものとする。まず、処理が開始されると、装置制御部8は、運転手により、RAM6内に格納されたデータテーブルの各設定に関して、設定変更の指示があったかどうかを確認する(ステップ401)。装置制御部8が設定変更の指示があったと判断したときは、変更内容に応じて、データテーブルを書き換えるまた、その変更内容に応じて新しい音源データをI/F部5を介して、外部記憶装置からRAM6へロードする(ステップ402)。装置制御部8によるデータテーブルの書き換え後、あるいは、設定変更がない場合には、次に、装置制御部8が車両側のスピードセンサから走行速度に関するデータを車両データ入力部1を介して入力し、これをRAM6内に記憶されている設定速度と比較して、現在の走行速度が設定速度を超過しているのかいなかを判断する(ステップ403)。
【0033】
その結果、装置制御部8が現在の走行速度が設定速度を超過していると判断したときは、その情報を音源制御部2に出力する。音源制御部2は、RAM6内に格納してあるデータテーブルから対応する楽曲名を導き出し、その導き出した楽曲名に対応した音源データ(楽曲データ)を音源部3に供給する。音源制御部2は、同時に、音源制御情報(走行速度に対するテンポの変化値など)をデータテーブルから読み出して、音源部3に供給する(ステップ405)。音源部3は、音源制御情報にしたがって、例えば、楽曲データを解釈し、これのテンポを変化させて再生し、スピーカ4に出力する(ステップ406)。一方で、装置制御部8が現在の走行速度が設定された速度を超過していないと判断したときは(ステップ403)、音源制御部2への情報の出力は行われず(ステップ404)、ステップ401に戻って処理を続行する。
【0034】
本実施形態によれば、走行速度に応じて楽曲の再生テンポを変化させたり、RAM6にロードする楽曲データを音声データに代えることにより音声案内を行うことで、現在の走行速度を視覚のみならず、聴覚によっても知らせることができる。
【0035】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本実施形態においては、車両側からの入力信号により、その状況を判断して、自動的に楽曲や効果音、音声等を再生する場合について説明したが、車載用音源情報再生装置の再生スタート制御を運転者が行えるような手段を設けてもよい。また、音源の実装方法については、特に言及しなかったが、ソフトウエアで構成したものでもよいし、ハードウエアで構成したものでもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、障害物との距離や走行速度を音量や楽曲の再生速度の変化で認知することができるため、運転者は、運転に集中した状態で、危険を認知できる。したがって、視覚のみによる場合に比べて運転の安全性を向上できるという効果がある。また、車両側からの様々な情報に対して、個別の楽曲情報や効果音、音声情報を割り付けることができるため、運転者は、瞬時に、危険箇所や不具合箇所を認知することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車載用音源情報再生装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る障害物ソナーセンサからの情報を受けた場合の処理フローチャートである。
【図3】本発明の実施形態に係るチェンジレバーに関する情報を受けた場合の処理フローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るチェンジレバーの位置と割付音、再生設定との関連づけたデータテーブルの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る車両状態に関する情報を受けた場合の処理フローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係る車両状態情報と割付音、再生設定との関連づけたデータテーブルの一例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るスピードセンサからの情報を受けた場合の処理フローチャートである。
【符号の説明】
1・・・車両データ入力部、2・・・音源制御部、3・・・音源部、4・・・スピーカ、5・・・I/F部、6・・・RAM、7・・・ROM、8・・・装置制御部、9・・・設定入力部、10・・・表示部

Claims (4)

  1. 車両に搭載された装置から、車両の運転状態に関するデータを入力する車両データ入力部と、音源データを記憶する記憶部と、前記車両データと音源データと該音源データの再生を制御する音源制御情報とを関連付けて記憶するデータテーブルと、該音源制御情報に基づいて音源データを再生する音源部と、該音源部へ前記車両データ入力部を介して入力した前記車両データに基づいて、音源データと音源制御情報とを出力する音源制御部と、前記データテーブルに車両データや音源制御情報、音源データを設定するための設定入力部と、前記音源部において再生された音声や音楽を発音する発音部とを有する車載用音源情報再生装置。
  2. 前記音源制御部が前記車両データ入力部を介して入力した前記車両データの値が予め定められた所定の値を超えたときに、前記音源部に音源データと音源制御情報を出力し、前記音源制御情報を前記車両データの値に応じて順次変更するとともに、前記車両データが前記予め定められた所定の値の範囲内になったときに、前記音源部への音源データと音源制御情報の出力を停止する請求項1に記載された車載用音源情報再生装置。
  3. 前記記憶部が楽曲、効果音および音声の3つのデータを格納するとともに、前記音源部が該3つのデータをそれぞれ解釈して再生する請求項1または請求項2に記載された車載用音源情報再生装置。
  4. 通信ネットワークに接続される通信機器とのインターフェースをさらに有し、前記音源データは前記インターフェースを介して取得される請求項1に記載された車載用音源情報再生装置。
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