JP2579455Y2 - ハンガーの取付構造 - Google Patents
ハンガーの取付構造Info
- Publication number
- JP2579455Y2 JP2579455Y2 JP11722690U JP11722690U JP2579455Y2 JP 2579455 Y2 JP2579455 Y2 JP 2579455Y2 JP 11722690 U JP11722690 U JP 11722690U JP 11722690 U JP11722690 U JP 11722690U JP 2579455 Y2 JP2579455 Y2 JP 2579455Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanger
- insertion hole
- base portion
- storage chamber
- hook
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば、自動車の室内に設けられるコート
ハンガー等の簡易ハンガーを、センターピラーやルーフ
レール側の壁面に取り付ける取付構造の改良に関するも
のである。
ハンガー等の簡易ハンガーを、センターピラーやルーフ
レール側の壁面に取り付ける取付構造の改良に関するも
のである。
「従来の技術」 従来のこの種ハンガーの取付構造として、実開平1-14
4248号公報に示すものが存する。
4248号公報に示すものが存する。
該従来の取付構造は、具体的には図示しないが、セン
ターピラー等の壁面側に、ボルトの先端部を挿通する挿
通孔を穿設する一方、ハンガーをフック部とベース部と
から成る合成樹脂の一体成形品で構成して、該ハンガー
のベース部側に、フック部に形成された開口からボルト
を差し込める差込孔を形成する構成となっている。
ターピラー等の壁面側に、ボルトの先端部を挿通する挿
通孔を穿設する一方、ハンガーをフック部とベース部と
から成る合成樹脂の一体成形品で構成して、該ハンガー
のベース部側に、フック部に形成された開口からボルト
を差し込める差込孔を形成する構成となっている。
従って、斯る構成のハンガーをセンターピラー等の壁
面に取り付ける場合には、上記フック部の開口から、ベ
ース部の差込孔内にボルトの先端部を差し込んだ状態を
得て、該ボルトの先端部を上記センターピラー側の挿通
孔内に挿通して、内側からナットで締め付ければ、ハン
ガーのベース部がセンターピラーの壁面に取り付けられ
ることとなるので、後は、該ハンガーのフック部を利用
すれば、必要なものを簡単に吊り下げることが可能とな
る。
面に取り付ける場合には、上記フック部の開口から、ベ
ース部の差込孔内にボルトの先端部を差し込んだ状態を
得て、該ボルトの先端部を上記センターピラー側の挿通
孔内に挿通して、内側からナットで締め付ければ、ハン
ガーのベース部がセンターピラーの壁面に取り付けられ
ることとなるので、後は、該ハンガーのフック部を利用
すれば、必要なものを簡単に吊り下げることが可能とな
る。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、斯る従来の取付構造にあっては、固定手段
にボルトとナットを使用する関係で、取り付けに際して
は、ハンガーの確実な固定状態が得られる利点を有する
が、反面、ハンガーを壁面に取り付ける場合でも取り外
す場合でも、煩雑なボルトとナットの締付作業又は締付
解除作業が要求されることとなるので、いずれにして
も、作業が徒に大変となる大きな問題点を有していた。
にボルトとナットを使用する関係で、取り付けに際して
は、ハンガーの確実な固定状態が得られる利点を有する
が、反面、ハンガーを壁面に取り付ける場合でも取り外
す場合でも、煩雑なボルトとナットの締付作業又は締付
解除作業が要求されることとなるので、いずれにして
も、作業が徒に大変となる大きな問題点を有していた。
又、ボルト・ナットの使用は、外観上の見栄えを害す
る恐れもあった。
る恐れもあった。
この為、当該分野においては、外観上の見栄えを害す
ることなく、簡単なワンタッチ作業を行なうだけで、ハ
ンガーを取り付けたり取り外したりできる新規取付構造
の出現が大いに望まれている。
ることなく、簡単なワンタッチ作業を行なうだけで、ハ
ンガーを取り付けたり取り外したりできる新規取付構造
の出現が大いに望まれている。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る要請に応えるために開発され
たもので、請求項1記載のものは、ベース部とフック部
を有するハンガーを壁面に取り付ける取付構造であっ
て、壁面側にボルト部材を立設し、ハンガーのベース部
に該ボルト部材を差し込む差込孔を形成して、該差込孔
と合致する開口と当該開口縁に形成されて上記ボルト部
材に係止する弾性爪とを有する金属製係止部材を、その
弾性爪が上記差込孔内に臨むように上記ベース部に内含
する構成を採用した。
たもので、請求項1記載のものは、ベース部とフック部
を有するハンガーを壁面に取り付ける取付構造であっ
て、壁面側にボルト部材を立設し、ハンガーのベース部
に該ボルト部材を差し込む差込孔を形成して、該差込孔
と合致する開口と当該開口縁に形成されて上記ボルト部
材に係止する弾性爪とを有する金属製係止部材を、その
弾性爪が上記差込孔内に臨むように上記ベース部に内含
する構成を採用した。
又、請求項2記載のものは、ベース部とフック部を有
するハンガーを壁面に取り付ける取付構造であって、壁
面側にボルト部材を立設し、ハンガーのベース部に、該
ボルト部材を差し込む差込孔と、ベース部の表面に入口
を有して差込孔と直交状態で連通する収納室を形成し
て、上記差込孔と合致する開口と当該開口縁に形成され
て上記ボルト部材に係止する弾性爪と上記収納室の内面
に食い込む食込爪とを有する金属製板ばね部材を、その
弾性爪が上記差込孔内に臨むように上記収納室内に挿着
する構成を採用した。
するハンガーを壁面に取り付ける取付構造であって、壁
面側にボルト部材を立設し、ハンガーのベース部に、該
ボルト部材を差し込む差込孔と、ベース部の表面に入口
を有して差込孔と直交状態で連通する収納室を形成し
て、上記差込孔と合致する開口と当該開口縁に形成され
て上記ボルト部材に係止する弾性爪と上記収納室の内面
に食い込む食込爪とを有する金属製板ばね部材を、その
弾性爪が上記差込孔内に臨むように上記収納室内に挿着
する構成を採用した。
更に、請求項3記載のものは、請求項2を前提とし
て、ハンガーのフック部は、相対向する一対のフック片
を有して、ベース部に形成された収納室の入口を当該各
フック片の中間に位置させる構成を採用した。
て、ハンガーのフック部は、相対向する一対のフック片
を有して、ベース部に形成された収納室の入口を当該各
フック片の中間に位置させる構成を採用した。
「作用」 依って、本考案にあっては、フック部等を把持しなが
ら、ハンガーのベース部に形成された差込孔内にボルト
部材を差し込むだけで、当該差込孔内に臨む金属製係止
部材又は金属製板ばね部材の弾性爪がボルト部材の対応
するネジ面に弾性的に係止するので、これにより、ハン
ガーが壁面に簡単且つ確実に取り付けられる。
ら、ハンガーのベース部に形成された差込孔内にボルト
部材を差し込むだけで、当該差込孔内に臨む金属製係止
部材又は金属製板ばね部材の弾性爪がボルト部材の対応
するネジ面に弾性的に係止するので、これにより、ハン
ガーが壁面に簡単且つ確実に取り付けられる。
又、ハンガーを取り外す必要が生じたような場合に
は、同じく、フック部等を把持して、弾性爪の撓みを得
て、ハンガー自体を回転させながらボルト部材から引き
抜くだけで、ハンガーを壁面から容易に取り外せる。
は、同じく、フック部等を把持して、弾性爪の撓みを得
て、ハンガー自体を回転させながらボルト部材から引き
抜くだけで、ハンガーを壁面から容易に取り外せる。
その上、請求項2の下では、金属製板ばね部材を収納
室の入口からその内部に挿着すれば、食込爪が収納室の
内面に食い込んで、金属製板ばね部材の収納室からの抜
け外れを防止できるので、組立性が頗る良好となると共
に、組み立て後の取り扱いも至便となる。更に、金属製
板ばね部材の使用は、収納室の入口側を徒に大きくする
必要がないので、ベース部側の見栄えを害することも少
なくなる。
室の入口からその内部に挿着すれば、食込爪が収納室の
内面に食い込んで、金属製板ばね部材の収納室からの抜
け外れを防止できるので、組立性が頗る良好となると共
に、組み立て後の取り扱いも至便となる。更に、金属製
板ばね部材の使用は、収納室の入口側を徒に大きくする
必要がないので、ベース部側の見栄えを害することも少
なくなる。
請求項3の下では、ハンガーを180°回転させる毎
に、フック部の各フック片を交互に同じ向きに移動でき
るので、これを利用して、ボルト部材のネジ面に対する
弾性爪の係止力とフック部自体の向きを自在に調整する
ことが可能となる。又、フック片が上向きの時は、どの
フック片が上を向いていても、収納室の入口は必ず横向
きとなるので、外観上の見栄えに差が生じることがなく
なると共に、収納室内に対するゴミや埃等の侵入も防止
できる。
に、フック部の各フック片を交互に同じ向きに移動でき
るので、これを利用して、ボルト部材のネジ面に対する
弾性爪の係止力とフック部自体の向きを自在に調整する
ことが可能となる。又、フック片が上向きの時は、どの
フック片が上を向いていても、収納室の入口は必ず横向
きとなるので、外観上の見栄えに差が生じることがなく
なると共に、収納室内に対するゴミや埃等の侵入も防止
できる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳述すれ
ば、該実施例に係る取付構造も、自動車の室内に設けら
れる簡易ハンガーを対象として開発されたものである
が、その特徴とするところは、第1図に示す如く、ハン
ガーを取り付けたい場所がセンターピラー1であれば、
該センターピラー1の壁面にボルト部材たるスタッドボ
ルト2を予め一体に立設しておき、該スタッドボルト2
を利用して、下記のハンガー3を簡単に取り付ける点に
ある。
ば、該実施例に係る取付構造も、自動車の室内に設けら
れる簡易ハンガーを対象として開発されたものである
が、その特徴とするところは、第1図に示す如く、ハン
ガーを取り付けたい場所がセンターピラー1であれば、
該センターピラー1の壁面にボルト部材たるスタッドボ
ルト2を予め一体に立設しておき、該スタッドボルト2
を利用して、下記のハンガー3を簡単に取り付ける点に
ある。
これを具体的に説明すると、本実施例にあっては、第
2図A・Bにも示す如く、ハンガー3を円盤状のベース
部4と略T字形のフック部5とからなる合成樹脂の一体
成形品で構成して、ベース部4の下面からフック部5の
内部に至る範囲に、上記スタッドボルト2を差し込む差
込孔6を形成する一方、ベース部4の側面に該差込孔6
と直交状態に連通する収納室7を形成して、該収納室7
内に下記の金属製係止部材たる板ばね部材8を挿着する
構成となしている。尚、この場合において、ベース部4
の側表面に存する収納室7の入口は、上記したT字形の
フック部5が相対向して有する一対のフック片5aの中間
に位置させるものとする。
2図A・Bにも示す如く、ハンガー3を円盤状のベース
部4と略T字形のフック部5とからなる合成樹脂の一体
成形品で構成して、ベース部4の下面からフック部5の
内部に至る範囲に、上記スタッドボルト2を差し込む差
込孔6を形成する一方、ベース部4の側面に該差込孔6
と直交状態に連通する収納室7を形成して、該収納室7
内に下記の金属製係止部材たる板ばね部材8を挿着する
構成となしている。尚、この場合において、ベース部4
の側表面に存する収納室7の入口は、上記したT字形の
フック部5が相対向して有する一対のフック片5aの中間
に位置させるものとする。
上記板ばね部材8は、金属弾性薄板から成形されて、
第2図Cにも示す如く、両側縁にリブ片8aを有する矩形
状を呈し、先端側に収納室7の内面に食い込む食込爪9
を形成すると共に、略中央部に上記差込孔6と合致する
開口10を穿設して、該開口10の口縁にスタッドボルト2
のネジ面に係止する複数の弾性爪11を一定の立上り角度
をもって一体に形成する構成となっている。
第2図Cにも示す如く、両側縁にリブ片8aを有する矩形
状を呈し、先端側に収納室7の内面に食い込む食込爪9
を形成すると共に、略中央部に上記差込孔6と合致する
開口10を穿設して、該開口10の口縁にスタッドボルト2
のネジ面に係止する複数の弾性爪11を一定の立上り角度
をもって一体に形成する構成となっている。
従って、この板ばね部材8を上記ベース部4の収納室
7内に挿着すると、食込爪9が収納室7の対応する内面
に食い込んで、その抜け外れが防止されると同時に、開
口10と差込孔6とが合致して、該開口10の口縁に形成さ
れた複数の弾性爪11が、ベース部4の差込孔6内に臨む
こととなるので、板ばね部材8自体は、斯る状態をもっ
て、ハンガー3のベース部4側に自動的に内含される。
7内に挿着すると、食込爪9が収納室7の対応する内面
に食い込んで、その抜け外れが防止されると同時に、開
口10と差込孔6とが合致して、該開口10の口縁に形成さ
れた複数の弾性爪11が、ベース部4の差込孔6内に臨む
こととなるので、板ばね部材8自体は、斯る状態をもっ
て、ハンガー3のベース部4側に自動的に内含される。
依って、斯る構成のハンガー3をセンターピラー1の
壁面に取り付ける場合には、上記収納室7内に板ばね部
材8を挿着した状態を得て、フック部5等を把持して、
ベース部4の差込孔6内にスタッドボルト2を直線的又
は回転させながら差し込めば、該スタッドボルト2は各
弾性爪11を撓ませながら、差込孔6内へと差し込まれ
て、ベース部4がセンターピラー1に当接すると、第3
図A・Bに示す如く、各弾性爪11がスタッドボルト2の
対応するネジ面に夫々弾性的に係止して、ハンガー3の
抜け外れを防止するので、これにより、ハンガー3がセ
ンターピラー1の壁面に確実に取り付けられることとな
る。
壁面に取り付ける場合には、上記収納室7内に板ばね部
材8を挿着した状態を得て、フック部5等を把持して、
ベース部4の差込孔6内にスタッドボルト2を直線的又
は回転させながら差し込めば、該スタッドボルト2は各
弾性爪11を撓ませながら、差込孔6内へと差し込まれ
て、ベース部4がセンターピラー1に当接すると、第3
図A・Bに示す如く、各弾性爪11がスタッドボルト2の
対応するネジ面に夫々弾性的に係止して、ハンガー3の
抜け外れを防止するので、これにより、ハンガー3がセ
ンターピラー1の壁面に確実に取り付けられることとな
る。
しかも、斯るハンガー3の取付状態においては、スタ
ッドボルト2のネジ面に対して、差込孔6内に臨む金属
製の各弾性爪11が係止しているので、ハンガー3自体は
確実強固に固定されると共に、スタッドボルト2自体が
外部に露呈することがないので、外観上の見栄えが害さ
れる心配もなくなる。その上、上記した板ばね部材8の
使用は、収納室7の入口側を徒に大きくする必要がない
ので、ベース部4側の見栄えを害することも少なくな
る。更に、本実施例にあっては、ハンガー3を180°回
転させる毎に、フック部5の各フック片5aを交互に同じ
向きに移動できるので、これを利用して、スタッドボル
ト2のネジ面に対する各弾性爪11の係止力とフック部5
自体の向きを自在に調整することが可能となると共に、
フック片5aが上向きの時は、どのフック片5aが上を向い
ていても、収納室7の入口は必ず横向きとなるので、見
栄えに差が生じることがなくなるばかりか、収納室7内
に対するゴミや埃等の侵入も有効に防止できる。
ッドボルト2のネジ面に対して、差込孔6内に臨む金属
製の各弾性爪11が係止しているので、ハンガー3自体は
確実強固に固定されると共に、スタッドボルト2自体が
外部に露呈することがないので、外観上の見栄えが害さ
れる心配もなくなる。その上、上記した板ばね部材8の
使用は、収納室7の入口側を徒に大きくする必要がない
ので、ベース部4側の見栄えを害することも少なくな
る。更に、本実施例にあっては、ハンガー3を180°回
転させる毎に、フック部5の各フック片5aを交互に同じ
向きに移動できるので、これを利用して、スタッドボル
ト2のネジ面に対する各弾性爪11の係止力とフック部5
自体の向きを自在に調整することが可能となると共に、
フック片5aが上向きの時は、どのフック片5aが上を向い
ていても、収納室7の入口は必ず横向きとなるので、見
栄えに差が生じることがなくなるばかりか、収納室7内
に対するゴミや埃等の侵入も有効に防止できる。
又、ハンガー3をセンターピラー1から取り外す必要
が生じたような場合には、同じくフック部5等を把持し
て、各弾性爪11の撓みを得て、ベース部4を回転させな
がら、該ベース部4をスタッドボルト2から引き抜け
ば、これにより、ハンガー3を簡単に取り外すことが可
能となる。
が生じたような場合には、同じくフック部5等を把持し
て、各弾性爪11の撓みを得て、ベース部4を回転させな
がら、該ベース部4をスタッドボルト2から引き抜け
ば、これにより、ハンガー3を簡単に取り外すことが可
能となる。
尚、上記の実施例にあっては、ハンガー3のフック部
5のT字形状となしたものであるが、本考案はこれに限
定されるものではなく、物を吊り下げたり保持できる形
状であれば如何なる形状を付与することも可能であるば
かりか、ハンガー3を取り付ける部材も、センターピラ
ー1に限定されるものではなく、ルーフレール側等に取
り付けて、コートハンガーとして使用する以外にも、サ
ンバイザーのセンターホルダーとして使用することも実
施に応じ任意である。
5のT字形状となしたものであるが、本考案はこれに限
定されるものではなく、物を吊り下げたり保持できる形
状であれば如何なる形状を付与することも可能であるば
かりか、ハンガー3を取り付ける部材も、センターピラ
ー1に限定されるものではなく、ルーフレール側等に取
り付けて、コートハンガーとして使用する以外にも、サ
ンバイザーのセンターホルダーとして使用することも実
施に応じ任意である。
又、本考案の取付構造は、自動車の室内に設けられる
ハンガーに限定されるものではなく、その他の任意部材
の壁面に対してハンガー類を取り付けるような場合に
も、容易に実施応用できることは言うまでもない。
ハンガーに限定されるものではなく、その他の任意部材
の壁面に対してハンガー類を取り付けるような場合に
も、容易に実施応用できることは言うまでもない。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、上記構成の採用により、従来
の如く、煩雑な作業が要求されるボルトやナットを用い
ずとも、極めて簡単なワンタッチ作業だけで、ハンガー
を取り付けたり取り外したりすることが可能となるの
で、作業性の向上に大いに貢献できると共に、外観上の
見栄えを害する心配もなくなった。
の如く、煩雑な作業が要求されるボルトやナットを用い
ずとも、極めて簡単なワンタッチ作業だけで、ハンガー
を取り付けたり取り外したりすることが可能となるの
で、作業性の向上に大いに貢献できると共に、外観上の
見栄えを害する心配もなくなった。
その上、特に、請求項2の下では、金属製板ばね部材
を収納室の入口からその内部に挿着すれば、食込爪が収
納室の内面に食い込んで、金属製板ばね部材の収納室か
らの抜け外れを防止できるので、組立性が頗る良好とな
ると共に、組み立て後の取り扱いも至便となる。更に、
金属製板ばね部材の使用は、収納室の入口側を徒に大き
くする必要がないので、ベース部側の見栄えを害するこ
とも少なくなる。
を収納室の入口からその内部に挿着すれば、食込爪が収
納室の内面に食い込んで、金属製板ばね部材の収納室か
らの抜け外れを防止できるので、組立性が頗る良好とな
ると共に、組み立て後の取り扱いも至便となる。更に、
金属製板ばね部材の使用は、収納室の入口側を徒に大き
くする必要がないので、ベース部側の見栄えを害するこ
とも少なくなる。
又、請求項3の下では、ハンガーを180°回転させる
毎に、フック部の各フック片を交互に同じ向きに移動で
きるので、これを利用して、ボルト部材のネジ面に対す
る弾性爪の係止力とフック部自体の向きを自在に調整す
ることが可能となる。又、フック片が上向きの時は、ど
のフック片が上を向いていても、収納室の入口は必ず横
向きとなるので、見栄えに差が生じることがなくなると
共に、収納室内に対するゴミや埃等の侵入も有効に防止
できる。
毎に、フック部の各フック片を交互に同じ向きに移動で
きるので、これを利用して、ボルト部材のネジ面に対す
る弾性爪の係止力とフック部自体の向きを自在に調整す
ることが可能となる。又、フック片が上向きの時は、ど
のフック片が上を向いていても、収納室の入口は必ず横
向きとなるので、見栄えに差が生じることがなくなると
共に、収納室内に対するゴミや埃等の侵入も有効に防止
できる。
第1図は本考案の実施例に係る取付構造を示す分解斜視
図、第2図Aは第1図のA-A線断面図、同図Bは第1図
のB-B線断面図、同図Cは第1図のC-C線断面図、第3図
A・Bはハンガーをスタッドボルトを利用して取り付け
た状態を異なる方向から示す要部断面図である。 1……センターピラー(所望部材)、2……スタッドボ
ルト、3……ハンガー、4……同ベース部、5……同フ
ック部、6……差込孔、8……板ばね部材、10……同開
口、11……同弾性爪。
図、第2図Aは第1図のA-A線断面図、同図Bは第1図
のB-B線断面図、同図Cは第1図のC-C線断面図、第3図
A・Bはハンガーをスタッドボルトを利用して取り付け
た状態を異なる方向から示す要部断面図である。 1……センターピラー(所望部材)、2……スタッドボ
ルト、3……ハンガー、4……同ベース部、5……同フ
ック部、6……差込孔、8……板ばね部材、10……同開
口、11……同弾性爪。
Claims (3)
- 【請求項1】ベース部とフック部を有するハンガーを壁
面に取り付ける取付構造であって、 壁面側にボルト部材を立設し、ハンガーのベース部に該
ボルト部材を差し込む差込孔を形成して、該差込孔と合
致する開口と当該開口縁に形成されて上記ボルト部材に
係止する弾性爪とを有する金属製係止部材を、その弾性
爪が上記差込孔内に臨むように上記ベース部に内含した
ことを特徴とするハンガーの取付構造。 - 【請求項2】ベース部とフック部を有するハンガーを壁
面に取り付ける取付構造であって、 壁面側にボルト部材を立設し、ハンガーのベース部に、
該ボルト部材を差し込む差込孔と、ベース部の表面に入
口を有して差込孔と直交状態で連通する収納室を形成し
て、上記差込孔と合致する開口と当該開口縁に形成され
て上記ボルト部材に係止する弾性爪と上記収納室の内面
に食い込む食込爪とを有する金属製板ばね部材を、その
弾性爪が上記差込孔内に臨むように上記収納室内に挿着
したことを特徴とするハンガーの取付構造。 - 【請求項3】ハンガーのフック部は、相対向する一対の
フック片を有して、ベース部に形成された収納室の入口
を当該各フック片の中間に位置させたことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第2項記載のハンガーの取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11722690U JP2579455Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | ハンガーの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11722690U JP2579455Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | ハンガーの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474149U JPH0474149U (ja) | 1992-06-29 |
JP2579455Y2 true JP2579455Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=31865110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11722690U Expired - Lifetime JP2579455Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | ハンガーの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579455Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102095848B1 (ko) * | 2018-10-30 | 2020-04-02 | 주식회사 서연이화 | 차량용 코트후크의 위치 조절 구조 |
-
1990
- 1990-11-09 JP JP11722690U patent/JP2579455Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102095848B1 (ko) * | 2018-10-30 | 2020-04-02 | 주식회사 서연이화 | 차량용 코트후크의 위치 조절 구조 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474149U (ja) | 1992-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0242216Y2 (ja) | ||
JP2579455Y2 (ja) | ハンガーの取付構造 | |
US5685516A (en) | Wall hanger | |
JP4349735B2 (ja) | ハウジングアクセサリー取付構造およびハウジングアクセサリー取付方法 | |
JPH0126943Y2 (ja) | ||
JPS6024851Y2 (ja) | 吊下可動間仕切用レ−ル | |
JP2524211Y2 (ja) | 合成樹脂製ケーブル支持具 | |
JPH0129806Y2 (ja) | ||
JPH0421506Y2 (ja) | ||
JPH0446973Y2 (ja) | ||
JPH0511371Y2 (ja) | ||
JPH04191Y2 (ja) | ||
JPH076303Y2 (ja) | 壁板の取付け構造 | |
JP2520491Y2 (ja) | ハーネスクランプ | |
JPS6246390Y2 (ja) | ||
JPH0724647Y2 (ja) | 部品の取付構造 | |
JPH0319819Y2 (ja) | ||
JP3014674U (ja) | レール受け具 | |
JP2529256Y2 (ja) | 車両取付用シート張設金具 | |
JPH0521500Y2 (ja) | ||
JPH0223700Y2 (ja) | ||
JPH0228264Y2 (ja) | ||
JPS6233297Y2 (ja) | ||
JPH0422714Y2 (ja) | ||
JPS6218722Y2 (ja) |