JP2520491Y2 - ハーネスクランプ - Google Patents
ハーネスクランプInfo
- Publication number
- JP2520491Y2 JP2520491Y2 JP1990066883U JP6688390U JP2520491Y2 JP 2520491 Y2 JP2520491 Y2 JP 2520491Y2 JP 1990066883 U JP1990066883 U JP 1990066883U JP 6688390 U JP6688390 U JP 6688390U JP 2520491 Y2 JP2520491 Y2 JP 2520491Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- harness
- mounting hole
- clip
- peripheral surface
- cylindrical portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パネルの共通の取付け穴に、電線の束線、
所謂ハーネスを背後からの別部材と共にクリップで支持
させるためのハーネスクランプに関するものである。
所謂ハーネスを背後からの別部材と共にクリップで支持
させるためのハーネスクランプに関するものである。
車両の配線作業において、ハーネスをハーネスクラン
プに支持させ、ボデーの取付け穴にクリップ止めすると
共に、さらにそのボデーにトリム等を支持させる場合、
取付け穴を別途に設けて支持していた。
プに支持させ、ボデーの取付け穴にクリップ止めすると
共に、さらにそのボデーにトリム等を支持させる場合、
取付け穴を別途に設けて支持していた。
つまり、ハーネス及び別部品のパネルへの取付けはそ
れぞれ独立に作業していた。
れぞれ独立に作業していた。
よって、本考案は、ハーネスクランプと、トリム等の
別部材とのパネル取付け穴を共通にさせ得るハーネスク
ランプを提供することを目的とする。
別部材とのパネル取付け穴を共通にさせ得るハーネスク
ランプを提供することを目的とする。
本考案は、この目的を達成するために、ハーネスを支
持するハーネス支持部に、クリップが装着されるひれ部
を合成樹脂により一体に形成し、ひれ部には、取付け穴
に挿入される円筒状部分が形成され、この円筒状部分の
対向する両側には、円筒状部分の入口側から切れ目を入
れて円筒状部分の内径よりも内側寄りで弾性を伴って互
に離接するリップ部をそれぞれ形成すると共に、これら
のリップ部の先端部外面には取付け穴の内側周面に係止
される爪部をそれぞれ突設し、別部材の取付け穴に挿入
されたクリップの外周面に、挿入方向へ複数段のヒダを
形成すると共に、リップ部の内周面の途中位置より入口
側の内径はヒダを圧縮させるように設定し、かつ背後側
の内径は途中位置にヒダを係止する段差部を形成するよ
うに相対的に大きく設定したことを特徴としている。
持するハーネス支持部に、クリップが装着されるひれ部
を合成樹脂により一体に形成し、ひれ部には、取付け穴
に挿入される円筒状部分が形成され、この円筒状部分の
対向する両側には、円筒状部分の入口側から切れ目を入
れて円筒状部分の内径よりも内側寄りで弾性を伴って互
に離接するリップ部をそれぞれ形成すると共に、これら
のリップ部の先端部外面には取付け穴の内側周面に係止
される爪部をそれぞれ突設し、別部材の取付け穴に挿入
されたクリップの外周面に、挿入方向へ複数段のヒダを
形成すると共に、リップ部の内周面の途中位置より入口
側の内径はヒダを圧縮させるように設定し、かつ背後側
の内径は途中位置にヒダを係止する段差部を形成するよ
うに相対的に大きく設定したことを特徴としている。
ハーネスをパネルに支持させるには、ひれ部の円筒状
部分をパネル取付け穴に挿入すると共に、そのリップ部
の爪部でパネル取付け穴の内側周面に係止させる。
部分をパネル取付け穴に挿入すると共に、そのリップ部
の爪部でパネル取付け穴の内側周面に係止させる。
さらに、別部材を背後から支持させる場合、その取付
け穴にヒダ付きクリップをリップ部間に挿入させ、その
段差部にクリップのヒダを係止させる。リップ部の途中
位置より入口側には、互いに両側に広げるようにヒダが
圧接する。
け穴にヒダ付きクリップをリップ部間に挿入させ、その
段差部にクリップのヒダを係止させる。リップ部の途中
位置より入口側には、互いに両側に広げるようにヒダが
圧接する。
第１図〜第３図は、本考案の一実施例によるハーネス
クランプを示す。
クランプを示す。
第１図において、10は、ハーネス１を支持してトリム
２と共に、パネル３の共通の取付け穴４に取付けるため
のハーネスクランプである。このハーネスクランプは、
ハーネス１をテープで支持するハーネス支持部11に、パ
ネル３に取付けるためのクリップ５が装着されるひれ部
12を付加して、合成樹脂により一体に逆Ｔ字形に形成さ
れている。
２と共に、パネル３の共通の取付け穴４に取付けるため
のハーネスクランプである。このハーネスクランプは、
ハーネス１をテープで支持するハーネス支持部11に、パ
ネル３に取付けるためのクリップ５が装着されるひれ部
12を付加して、合成樹脂により一体に逆Ｔ字形に形成さ
れている。
ひれ部12には、第２図に示すように、取付け穴４に挿
入される円筒状部分13が形成され、この円筒状部分の対
向する上下両側には、円筒状部分13の入口側13aから切
れ目を入れてその内径よりも小さな径で対向して弾性を
伴って互に離接するリップ部20が形成されている。ひれ
部12には、リップ部20の離接方向の変位を許容するよう
に、方形状の切欠15が形成されている。リップ部20の先
端部外面には、取付け穴４の内側周面に係止される爪部
21が突設され、リップ部20の内周面の途中位置よりも入
口側13aの内径はヒダ5aを圧縮させるように設定されて
いる。その背後部分は、クリップ５の外周面に形成され
た複数段のヒダ5aを係止するように、より大きな内径の
段差部22として形成されている。
入される円筒状部分13が形成され、この円筒状部分の対
向する上下両側には、円筒状部分13の入口側13aから切
れ目を入れてその内径よりも小さな径で対向して弾性を
伴って互に離接するリップ部20が形成されている。ひれ
部12には、リップ部20の離接方向の変位を許容するよう
に、方形状の切欠15が形成されている。リップ部20の先
端部外面には、取付け穴４の内側周面に係止される爪部
21が突設され、リップ部20の内周面の途中位置よりも入
口側13aの内径はヒダ5aを圧縮させるように設定されて
いる。その背後部分は、クリップ５の外周面に形成され
た複数段のヒダ5aを係止するように、より大きな内径の
段差部22として形成されている。
組付けに際しては、ハーネス１を支持したハーネスク
ランプ10の円筒状部分13を取付け穴４に装着し、その過
程で両側のリップ部20をたわませてその爪部21をパネル
３の裏側に係入させ、リップ部20の先端部が取付け穴４
に侵入した状態で切欠15の周辺のひれ部12とでパネル３
を挟持させる。つまり、ハーネスクランプ10は単にハー
ネスクランプ用としても機能する。
ランプ10の円筒状部分13を取付け穴４に装着し、その過
程で両側のリップ部20をたわませてその爪部21をパネル
３の裏側に係入させ、リップ部20の先端部が取付け穴４
に侵入した状態で切欠15の周辺のひれ部12とでパネル３
を挟持させる。つまり、ハーネスクランプ10は単にハー
ネスクランプ用としても機能する。
この状態で、トリム２を取付ける場合、その取付け穴
６にクリップ５を挿入して、リップ部20間に挿入する。
これにより、第３図に示すように、トリム２の厚みに対
応した途中段のヒダ5aが段差部22に係止されると共に、
このヒダよりも入口側13a寄りのヒダ5aはより狭い隙間
により、その間隔を広げる作用を果たしてリップ部20の
支持作用を補強し、ハーネスクランプ10をこじっても外
れることがない。トリム２の厚みに応じて段差部22に係
止されるヒダ5aの段が変化し、その厚みの如何に拘らず
確実に支持する。
６にクリップ５を挿入して、リップ部20間に挿入する。
これにより、第３図に示すように、トリム２の厚みに対
応した途中段のヒダ5aが段差部22に係止されると共に、
このヒダよりも入口側13a寄りのヒダ5aはより狭い隙間
により、その間隔を広げる作用を果たしてリップ部20の
支持作用を補強し、ハーネスクランプ10をこじっても外
れることがない。トリム２の厚みに応じて段差部22に係
止されるヒダ5aの段が変化し、その厚みの如何に拘らず
確実に支持する。
以上、本考案によれば、パネル取付け穴に係止される
ハーネスクランプのリップ部に、別部材の取付け穴に装
着されるクリップを係止させることにより、ハーネスと
別部材とが共通のパネル取付け穴に支持される。また、
ハーネスクラプのリップ部の内周面の途中に段差が形成
されていることにより、複数段のヒダ付きクリップの使
用を前提にして、確実な支持を保証し、かつ別部材の厚
みによるガタも生じさせない。リップ部の途中位置より
入口側にはヒダが内側から圧接することにより、ハーネ
スクランプをこじってもパネルから外れることがない。
ハーネスクランプとしてだけでも使用することができ
る。
ハーネスクランプのリップ部に、別部材の取付け穴に装
着されるクリップを係止させることにより、ハーネスと
別部材とが共通のパネル取付け穴に支持される。また、
ハーネスクラプのリップ部の内周面の途中に段差が形成
されていることにより、複数段のヒダ付きクリップの使
用を前提にして、確実な支持を保証し、かつ別部材の厚
みによるガタも生じさせない。リップ部の途中位置より
入口側にはヒダが内側から圧接することにより、ハーネ
スクランプをこじってもパネルから外れることがない。
ハーネスクランプとしてだけでも使用することができ
る。
第１図は本考案の一実施例によるハーネス及びトリムの
取付け構造の分解斜視図、第２図Ａは同実施例のハーネ
スクランプのひれ部の前面斜視図、第２図Ｂは同ひれ部
の背面斜視図及び第３図は同実施例の取付け状態のリッ
プ部分の断面図である。 １……ハーネス、２……トリム、３……パネル、４、６
……取付け穴、５……クリップ、12……ひれ部、13……
円筒状部分、20……リップ部、21……爪部、22……段差
部。
取付け構造の分解斜視図、第２図Ａは同実施例のハーネ
スクランプのひれ部の前面斜視図、第２図Ｂは同ひれ部
の背面斜視図及び第３図は同実施例の取付け状態のリッ
プ部分の断面図である。 １……ハーネス、２……トリム、３……パネル、４、６
……取付け穴、５……クリップ、12……ひれ部、13……
円筒状部分、20……リップ部、21……爪部、22……段差
部。
Claims (1)
- 【請求項１】パネルの共通の取付け穴に、ハーネスを背
後からの別部材と共にクリップ止めさせるためのハーネ
スクランプであって、 ハーネスを支持するハーネス支持部に、クリップが装着
されるひれ部を合成樹脂により一体に形成し、 前記ひれ部には、前記取付け穴に挿入される円筒状部分
が形成され、 この円筒状部分の対向する両側には、前記円筒状部分の
入口側から切れ目を入れて前記円筒状部分の内径よりも
内側寄りで弾性を伴って互に離接するリップ部をそれぞ
れ形成すると共に、これらのリップ部の先端部外面には
前記取付け穴の内側周面に係止される爪部をそれぞれ突
設し、 前記別部材の取付け穴に挿入された前記クリップの外周
面に、挿入方向へ複数段のヒダを形成すると共に、前記
リップ部の内周面の途中位置より入口側の内径は前記ヒ
ダを圧縮させるように設定し、かつ背後側の内径は前記
途中位置に前記ヒダを係止する段差部を形成するように
相対的に大きく設定した、ことを特徴とするハーネスク
ランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990066883U JP2520491Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | ハーネスクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990066883U JP2520491Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | ハーネスクランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0425088U JPH0425088U (ja) | 1992-02-28 |
| JP2520491Y2 true JP2520491Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31599972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990066883U Expired - Lifetime JP2520491Y2 (ja) | 1990-06-25 | 1990-06-25 | ハーネスクランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2520491Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4496887B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2010-07-07 | ヤマハ株式会社 | クランプ |
| JP2007295682A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Furukawa Electric Co Ltd:The | クランプおよびその固定構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0321156Y2 (ja) * | 1986-12-05 | 1991-05-08 | ||
| JPS63103078U (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-04 |
-
1990
- 1990-06-25 JP JP1990066883U patent/JP2520491Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0425088U (ja) | 1992-02-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2520491Y2 (ja) | ハーネスクランプ | |
| JPH0512482Y2 (ja) | ||
| JPH0640033Y2 (ja) | ルーフモール用クリップ | |
| JP2503915Y2 (ja) | コルゲ―トチュ―ブ用ベルトクランプ | |
| JPH0234486Y2 (ja) | ||
| JPH0154224B2 (ja) | ||
| JPH0740311Y2 (ja) | 防水コネクタの防水栓押さえ | |
| JPH0629952U (ja) | 車両のルーフモールの取付構造 | |
| JPH0443617Y2 (ja) | ||
| JPH0416750Y2 (ja) | ||
| JPH0515672Y2 (ja) | ||
| JPS6112407Y2 (ja) | ||
| JPS6225407Y2 (ja) | ||
| JPH0297706A (ja) | クリップ | |
| JP2514333Y2 (ja) | 固定具 | |
| JPS6132834Y2 (ja) | ||
| JPH063751U (ja) | 車両のドアフィニッシャーの取付構造 | |
| JPH01162847U (ja) | ||
| JPH0544629Y2 (ja) | ||
| JPH08188076A (ja) | カーペットの取付構造 | |
| JPH0428255Y2 (ja) | ||
| JPH0332821Y2 (ja) | ||
| JP2578383Y2 (ja) | モール保持具 | |
| JPH02132510U (ja) | ||
| JPH01162813U (ja) |