JPH0629952U - 車両のルーフモールの取付構造 - Google Patents

車両のルーフモールの取付構造

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JPH0629952U
JPH0629952U JP7286592U JP7286592U JPH0629952U JP H0629952 U JPH0629952 U JP H0629952U JP 7286592 U JP7286592 U JP 7286592U JP 7286592 U JP7286592 U JP 7286592U JP H0629952 U JPH0629952 U JP H0629952U
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roof
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーフモールとクリップの係合力を高めると
ともに組立ての容易化を図る。 【構成】 ルーフパネル2とアウトサイドパネル3との
接合部に形成された溝部8にルーフモール6を取付ける
車両のルーフモールの取付構造に於いて、前記ルーフモ
ール6の端部にクリップ11を固設し、該クリップ11
には、ルーフモール6と間隔を保持して形成された導入
孔11dと、該導入孔11dと連続するとともに該導入
孔11dよりも幅が狭い係止溝11eを設け、前記導入
孔11e内に前記溝8に設けたスタット9を挿入すると
ともにクリップ11を移動させ、該クリップ11を係止
溝11eに位置させてルーフモール6を溝部8に取付け
るようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両のルーフモールの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両では、ルーフパネルとアウトサイドパネルとの間に形成される 溝にルーフモールを取付けることが行われる。 図9はこのような従来のルーフモールの取付構造の分解斜視図、図10は同分 解断面図を示し、図中、100は合成樹脂製のルーフモール、101はルーフサ イドパネル、102はアウトサイドパネル、103はルーフパネル101とアウ トサイドパネル102の間に形成される溝、104は溝103に固設したスタッ ド、105は溝103に取付ける合成樹脂製のクリップである。 前記クリップ105の底板106には導入孔107と、これに連続する係止孔 108が形成されており、係止孔108の径は前記スタッド104の頭部104 aの径より小さい。又、クリップ105の左右には下部が左右に広がる係止部1 10、110が設けられている。 ルーフモール100を溝103に取付けるには、先ず、図9に示すようにクリ ップ105をスタッド104の上方に位置させるとともに該クリップ105の位 置をそのまま下げて導入孔107内にスタッド104を入れ、次にクリップ10 5を前方、即ち、図8のA方向に移動させ、スタッド104の頭部104aを係 止孔108の上方に位置させ、スタッド104を溝103内に固定する。次にル ーフモール100を前記クリップ105の上方に位置させるとともにそのまま下 げていき、ルーフモール100の下面に設けた係止爪111、111をクリップ 105の係止部110、110に係止し、これによりルーフモール100をクリ ップ105を介して溝103に固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の固定構造では、ルーフモール100を固定する に当たり、このルーフモール100は単に係止爪111と係止部112の係合だ けで係止されており、その係止力は強いものではなかった。特にルーフモール1 01及びクリップ105は合成樹脂製で形成されるので、更に係止力が弱くなる という不具合があた。このようなことから従来にあっては、溝内にクリップを多 数設けなければならず、部品点数が増加するという不具合があった。 又、ルーフモール100を取付ける際には、先ず、クリップ105…を溝10 3に取付け、この後でルーフモール100をこのクリップ105…に係止するの で、組立て工数が多く、製造が容易でないという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、ルーフパネルとアウトサイドパネルとの接 合部に形成された溝部にルーフモールを取付ける車両のルーフモールの取付構造 に於いて、前記ルーフモールの端部にクリップを固設し、該クリップには、ルー フモールと間隔を保持して形成された導入孔と、該導入孔と連続するとともに該 導入孔よりも幅が狭い係止溝を設け、前記導入孔内に前記溝に設けたスタットを 挿入するとともにクリップを移動させ、該クリップを係止溝に位置させてルーフ モールを溝部に取付けるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
ルーフモールの端部に予めクリップを固設するので、ルーフモールとクリップ の係止力を高めておくことができ、小数のクリップでルーフモールを固定できる ようになる。又、予めクリップをルーフモールに固定しておくので、組立て時に はクリップをスタッドに固定するだけでよく、組立てを容易にすることができる 。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は自動車の斜視図を示し、図中、1は自動車、2はルーフパネル、3はア ウトサイドパネル、4はフロントウインドウ、5はリヤウインドウ、6はルーフ モールである。 図2はルーフモール6の斜視図、図3は同分解斜視図、図4は同縦断面図、図 5は図3の5―5線断面図、図6は図3の6―6線断面図、図7は図3の7―7 線断面図、図8は図3の8―8線断面図を示す。 ルーフパネル2とアウトサイドパネル3の接合部分は、図5乃至図8に示すよ うに下方に凹んで溝8を形成しており、又、図4、図7に示すようにこの溝8の 底面8aにはスタッド9を固設している。
【0007】 前記ルーフモール6は、合成樹脂製で、本体6aと、この本体6aの上部に一 体に形成した上面部6bと、本体6aの下部左右に形成したリップ部6c、6c とから成り、本体6aの中心には本体6aの長さ方向に沿って金属製の芯材6d が埋設されている。又、本体6aの左右には長さ方向に沿って係合溝6e、6e を形成し、又、本体6aの端部よりを切り欠いてクリップ11取付け用のスペー スSを形成する。尚、7はルーフモール6の端部に取付けるキャップを示す。 前記クリップ11は金属製で、底板11aと、この底板11aの前後両端から 起立する起立部11b、11bと、起立部11b端から前後に延出する水平部1 1c、11cと、水平部11cの左右両側から上方へ延出する係止爪11d、1 1dとから成り、これら底板11aと、起立部11bと、水平部11cと、係止 爪11dは一体的に形成される。 又、前記底板11aには前記スタッド9の頭部9aよりも幅の大きい導入孔1 1eと、この導入孔11eに連続しスタッド9の頭部9aよりも幅の小さい係合 孔11fを形成する。
【0008】 前記クリップ11は、係止爪11d…を係合溝6eの側方に位置させるととも にこの係止爪11dを内方にカシメて係合溝6eに食い込ませ、本体6aに固定 する。固定状態では底板11aとルーフモール6との間には所定の間隔が保たれ る。このようにクリップ11は予めルーフモール6に固定し、一体化しておく。 尚、図4中、13はルーフモールの端部とフロントウインドウ4もしくはリヤウ インドウ5の間に設けたシール部材を示す。
【0009】 前記ルーフモール6を溝8に取付けるには、前述のように予めクリップ11を ルーフモール6に固定し、この状態でクリップ11の導入孔11eをスタッド9 の上方に位置させ、ルーフモール6をそのまま下げて導入孔11e内にスタッド 9を入れ、スタッド9の頭部9aを底板11aよりも上方に位置させる。 次にルーフモール6をその長さ方向、即ち図4のA方向に移動させ、図4、図 7に示すようにスタッド9の頭部9aを係合孔11fの上方に位置させてクリッ プ11をスタッド9に対して離脱不能にし、これによりルーフモール6をクリッ プ11を介して溝8に固定する。ルーフモール6の固定状態ではルーフモール6 の端部はシール部材13に当接し、又、リップ部6cは溝8の側壁に当接する。
【0010】 以上に於いて、本実施例によれば、予めクリップ11をルーフモール6に固定 する構造なので、両者11、6の係合力を予め高めておくことができる。即ち、 具体的には前述のようにクリップ11を金属製にしてクリップ11の係止爪11 d、11dをルーフモール6の係合溝6e,6eに食い込ませ、固定しておくこ とができ、これによりクリップ11とルーフモール6の係合力を高めることがで きる。従って従来に比べて小数のクリップでルーフモールを固定することができ 、部品点数の削減を図ることができる。 又、予めクリップ11をルーフモール6に固定しておくので、組立て時にはク リップ11をスタッド9に固定するだけルーフモール6を溝8に固定することが でき、組立てを容易にすることができる。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、ルーフモールとクリップの係止力を高めて おくことができ、小数のクリップでルーフモールを固定できるようになるととも に組立てを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の斜視図
【図2】ルーフモールの斜視図
【図3】ルーフモールの分解斜視図
【図4】ルーフモール取付構造の縦断面図
【図5】図4の5―5線断面図
【図6】図4の6―6線断面図
【図7】図4の7―7線断面図
【図8】図4の8―8線断面図
【図9】従来のルーフモールの取付構造の分解斜視図
【図10】従来のルーフモールの取付構造の分解断面図
【符号の説明】
1…自動車 2…ルーフパネル 3…サイドパネル 6…ルーフモール 8…溝 9…スタッド 11…クリップ 11d…導入孔 11e…係止溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルとアウトサイドパネルとの
    接合部に形成される溝部にルーフモールを取付ける車両
    のルーフモールの取付構造に於いて、前記ルーフモール
    の端部にクリップを固設し、該クリップには、ルーフモ
    ールと間隔を保持して形成された導入孔と、該導入孔と
    連続するとともに該導入孔よりも幅が狭い係止溝を設
    け、前記導入孔内に前記溝に設けたスタットを挿入する
    とともにクリップを移動させ、該クリップを前記係止溝
    に位置させてルーフモールを溝部に取付けるようにした
    ことを特徴とする車両のルーフモールの取付構造。
JP1992072865U 1992-09-25 1992-09-25 車両のルーフモールの取付構造 Expired - Lifetime JP2606190Y2 (ja)

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