JP3105143B2 - 自動車用吊天井端末の取付け構造 - Google Patents

自動車用吊天井端末の取付け構造

Info

Publication number
JP3105143B2
JP3105143B2 JP06304413A JP30441394A JP3105143B2 JP 3105143 B2 JP3105143 B2 JP 3105143B2 JP 06304413 A JP06304413 A JP 06304413A JP 30441394 A JP30441394 A JP 30441394A JP 3105143 B2 JP3105143 B2 JP 3105143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim
engaging
roof
terminal
roof rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06304413A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08132985A (ja
Inventor
雅博 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP06304413A priority Critical patent/JP3105143B2/ja
Publication of JPH08132985A publication Critical patent/JPH08132985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3105143B2 publication Critical patent/JP3105143B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルーフパネルの前後端
部の車幅方向へ走行する断面コの字形のルーフフロント
レール及びルーフリヤレールに、前後方向の途中をルー
フパネル側に吊された天井内装材の前後端末にそれぞれ
取付けられたフロントトリム及びリヤトリムを固着する
ように成った自動車用吊天井端末の取付け構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5に示すように、ルーフパネ
ル2の前端部には、車幅方向へ走行する断面コの字形の
ルーフフロントレール7がフロントガラス6用の窓枠部
分及びその後方部分にフランジ部7a、7bで接合さ
れ、後端部にはルーフリヤレール8がリヤガラス9用の
窓枠部分及びその前方部分にフランジ部8a、8bで接
合されている。吊天井1は、ルーフパネル2の車幅方向
両側のルーフサイドレールに天井内装材3の複数個所の
袋4に挿通されたリスティングワイヤ5の両端部を係止
させて吊すように構成されている。そして、天井内装材
3の前方側の端末に取付けられ、かつルーフフロントレ
ール7のフランジ部7aの近辺の露出部分を覆うフロン
トトリム10が、ルーフフロントレール7にねじ止めさ
れたリテーナ11の先端部に係合されている(図5A参
照)。同様に、天井内装材3の後方側の端末に取付けら
れ、かつフランジ部8aの近辺を隠すリヤトリム15
が、ルーフリヤレール8にねじ止めされたリテーナ16
に係合されている(図5B参照)。
【0003】このような取付け構造を含めて、実開昭6
3−2647号公報或は実開昭63−164060号公
報等に開示されているように、天井内装材3の端末のト
リムは一般的にルーフレールにねじ等で固着されたリテ
ーナに係止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の吊
天井端末の取付け構造においては、取付け部品としてリ
テーナを要するだけでなく、その取付け作業が必要であ
り、この関連構造を工夫しないと車室内の頭上スペース
を狭くする可能性もあった。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて、天井内
装材の端末のトリムをルーフレールに直接係止させ得る
冒頭に述べた類の自動車用吊天井端末の取付け構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、ルーフパネルの前後の端部に、車幅方向
へ走行し、かつ底面の前後端を上方へ曲げて起立面を形
成する断面コの字形のルーフレールがそれぞれ接合され
ると共に、前後方向の途中をルーフパネル側に吊された
天井内装材の前後の端末にそれぞれ取付けられたトリム
が、前後のルーフレールに固着されるように成った自動
車用吊天井端末の取付け構造において、前後の一方側端
末のトリムが、ルーフレール底面に沿う平坦部及びこの
平坦部から上方へ曲げられてルーフレールの露出部分を
覆うカバー部を有するプレート状に合成樹脂より形成さ
れ、平坦部の内面に、上方へ突出する基部と、この基部
の上端部から平坦部に平行に他方側端末へ向けて延びる
脚部と、この脚部の先端部から下向きに突出する係合突
起とより形成されたトリム係止爪を車幅方向へ複数個を
配列させて一体に形成し、ルーフレールのルーフパネル
端側起立面のコーナ部に、トリム係止爪を他方側端末に
向けて挿入させる爪挿入口を形成し、さらにこの爪挿入
口から脚部の長さに相当する離間位置のルーフレール底
面に、係合突起を係合させる係合穴を形成し、他方側端
末のトリムを所属のルーフレールに固着した状態で、天
井内装材をその弾性を利用して引張って爪挿入口からト
リム係止爪を挿入して係合突起を係合穴へ係合させるこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】天井内装材の他方側の端末に取付けられたトリ
ムを所属のルーフレールに固着した状態で、天井内装材
を引張って一方側の端末のトリムのトリム係止爪を所属
のルーフレールのコーナ部の爪挿入口から挿入して係合
突起を係合穴へ係合させると共に、天井内装材の戻り弾
性でトリム係止爪の基部を爪挿入口のエッジに拘束させ
る。
【0008】
【実施例】図4に示す従来の吊天井1に対して、そのト
リムに代えて本発明を適用した自動車用吊天井端末の取
付け構造を図1及び図2を基に説明する。尚、図4及び
図5のものと同一もしくは同等部分は同一符号で示す。
前述したように、天井内装材3はリスティングワイヤ5
で吊されると共に、ルーフフロントレール7の天井内装
材3からの露出部分を覆うフロントトリム10は、ルー
フフロントレール7にねじ止めされたリテーナ11の先
端部に係合されている。
【0009】一方、本発明により天井内装材3の後方側
端末に取付けられ、かつ車幅方向へ走行するリヤトリム
20は、ルーフリヤレール8の底面8cに沿う平坦部2
0a、その後端から上方へ曲げられてフランジ部8a近
辺までを含めた露出部分を覆うカバー部20b及び先端
から上方へ曲げられて天井内装材3に当接する当接部2
0cを備えるように、プレート状に合成樹脂より形成さ
れている。
【0010】平坦部20aの内面には、トリム係止爪2
1が車幅方向に沿って複数個を一体に形成されている。
このトリム係止爪は、平坦部20aの内面から上方へ突
出する基部21a、この基部の上端部から平坦部20a
に沿って天井内装材3の前方側端末へ向けて延びてL字
形を形成する脚部21bと、この脚部の先端部で下向き
に突出する係合突起21cとより形成されている。
【0011】一方、ルーフリヤレール8の底面8cから
上方へ曲げられる前後双方の起立面のうち後側の起立面
8dのコーナ部には、トリム係止爪21を前方へ挿入さ
せる爪挿入口22が形成されている。さらに、このコー
ナ部から脚部21bの長さに相当する前方への離間位置
の底面8cに、係合突起21cを係合させる係合穴23
が形成されている。
【0012】このように構成されたリヤトリム20を用
いて天井内装材3の後方側端末は、次のように取付けら
れる。ルーフフロントレール7には、図5Aに示すよう
に、リテーナ11をねじ止めして、その先端部にフロン
トトリム10を係止させる。
【0013】次いで、天井内装材3の弾性を利用して後
方へ引張って爪挿入口22からトリム係止爪21を挿入
し、戻り弾性により係合突起21cを係合穴23へ係合
させる。これにより、トリム係止爪21は弾性により前
方へ引っ張られることにより、基部21aが爪挿入口2
2のエッジに拘束されると共に、トリム係止爪21の当
接部20cの先端が天井内装材3に当接する。したがっ
て、天井内装材3の自重によりトリム係止爪21に下方
へ荷重が加わると、脚部21bが底面8bに拘束され、
係合突起21cよりも先方に位置した当接部20cの天
井内装材3への当接により、脚部21bのエッジ21d
を支点とする図1で見て時計方向の回動が拘束される。
これにより、トリム係止爪21はルーフリヤレール8に
確実に係合し、天井内装材3を確実に支持する。平坦部
20aは係合突起21cよりも先方に延びてカバーし、
この係合突起から天井内装材3を浮かして平坦に保持し
ている。に
【0014】以上説明した実施例では、フロントトリム
は従来と同様に別途に用意するリテーナに係合させた
が、このリテーナを廃止して、図3に示すように、ルー
フフロントレール7の前方側起立面7dのコーナ部に爪
挿入口32を形成し、その後方への離間位置に係合穴3
3を形成することにより、前述のリヤトリム20と対称
形状のトリム係止爪31を有するフロントトリム30に
より、ルーフフロントレール7に直接係合させることが
可能である。
【0015】尚、前述の実施例と逆に天井内装材の前方
側端末のみに本発明によるトリム係止爪を備えたトリム
を採用することも考えられる。トリム係止爪は、図1に
おいて、脚部21bを係合突起21cよりも短くし、か
つ平坦部20aとでリヤトリム20を挟持するように隙
間を狭くすると共に、当接部20cを廃止して、脚部2
1bの厚みを係合突起21cが天井内装材3へ当接して
歪ませない程度に厚くように設定する構成も考えられ
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、天井内装材の
端末に取付けられたトリムのトリム係止爪をルーフレー
ルに直接係合させ得ることにより、介在部品が不要とな
り、作業時間及び作業スペースも削減できる。トリム係
止爪はルーフレールのコーナ部の爪挿入口から前後方向
の操作により装着されるために作業性が向上し、またル
ーフレールへの直接取付けにより、車室内のヘッドクリ
アランスも広く取れるようになる。請求項2の発明によ
れば、前後双方の端末ともリテーナなしでクリップ止め
でルーフレールへ直接係止させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車用吊天井端末の
取付け構造のリヤトリム部分の断面図である。
【図2】同リヤトリム部分の分解斜視図である。
【図3】本発明を適用されたフロントトリムの断面図で
ある。
【図4】本発明が適用される天井内装材の斜視図であ
る。
【図5】図4に示す天井内装材の前後端末を示すもの
で、同図AはそのA−A線断面図、同図BはそのB−B
線断面図である。
【符号の説明】
3 天井内装材 7 ルーフフロントレール 8 ルーフリヤレール 20 リヤトリム 21、31 トリム係止爪 21c 係合突起 22、32 爪挿入口 23、33 係合穴 30 フロントトリム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルの前後の端部に、車幅方向
    へ走行し、かつ底面の前後端を上方へ曲げて起立面を形
    成する断面コの字形のルーフレールがそれぞれ接合され
    ると共に、前後方向の途中をルーフパネル側に吊された
    天井内装材の前後の端末にそれぞれ取付けられたトリム
    が、前後のルーフレールに固着されるように成った自動
    車用吊天井端末の取付け構造において、 前後の一方側端末のトリムが、ルーフレール底面に沿う
    平坦部及びこの平坦部から上方へ曲げられて前記ルーフ
    レールの露出部分を覆うカバー部を有するプレート状に
    合成樹脂より形成され、 前記平坦部の内面に、上方へ突出する基部と、この基部
    の上端部から前記平坦部に平行に他方側端末へ向けて延
    びる脚部と、この脚部の先端部から下向きに突出する係
    合突起とより形成されたトリム係止爪を車幅方向へ複数
    個を配列させて一体に形成し、 前記ルーフレールのルーフパネル端側起立面のコーナ部
    に、前記トリム係止爪を前記他方側端末に向けて挿入さ
    せる爪挿入口を形成し、さらにこの爪挿入口から前記脚
    部の長さに相当する離間位置の前記ルーフレール底面
    に、前記係合突起を係合させる係合穴を形成し、 前記他方側端末のトリムを所属のルーフレールに固着し
    た状態で、天井内装材をその弾性を利用して引張って前
    記爪挿入口から前記トリム係止爪を挿入して前記係合突
    起を前記係合穴へ係合させることを特徴とする自動車用
    吊天井端末の取付け構造。
  2. 【請求項2】 前後の他方側端末のトリムも、ルーフレ
    ール底面に沿う平坦部及びこの平坦部から上方へ曲げら
    れて前記ルーフレールの露出部分を覆うカバー部を有す
    るプレート状に合成樹脂より形成され、 前記平坦部の内面にも上方へ突出する基部、この基部の
    上端部から前記平坦部に平行に一方側端末に向けて延び
    る脚部と、この脚部の先端部に下向きに突出する係合突
    起とより形成されたトリム係止爪を車幅方向へ複数個を
    配列させて一体に形成し、 前記ルーフレールのルーフパネル端側起立面のコーナ部
    に、前記トリム係止爪を前記一方側端末に向けて挿入さ
    せる爪挿入口を形成し、さらにこの爪挿入口から前記脚
    部の長さに相当する離間位置の前記ルーフレール底面
    に、前記係合突起を係合させる前記係合穴を形成し、 前記一方側端末のトリムの固着に先行して、前記爪挿入
    口から前記トリム係止爪を挿入して前記係合突起を係合
    穴へ係合させることを特徴とする請求項1の自動車用吊
    天井端末の取付け構造。構造。
JP06304413A 1994-11-14 1994-11-14 自動車用吊天井端末の取付け構造 Expired - Fee Related JP3105143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06304413A JP3105143B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 自動車用吊天井端末の取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06304413A JP3105143B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 自動車用吊天井端末の取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08132985A JPH08132985A (ja) 1996-05-28
JP3105143B2 true JP3105143B2 (ja) 2000-10-30

Family

ID=17932709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06304413A Expired - Fee Related JP3105143B2 (ja) 1994-11-14 1994-11-14 自動車用吊天井端末の取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3105143B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104590386A (zh) * 2013-10-31 2015-05-06 北汽福田汽车股份有限公司 汽车顶棚的连接方法、连接结构和汽车

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08132985A (ja) 1996-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3105143B2 (ja) 自動車用吊天井端末の取付け構造
KR100552063B1 (ko) 자동차용 도어 스커프 트림의 체결구조
JPS6317724Y2 (ja)
EP0378419B1 (en) Front loading flush glass run system
JP2606190Y2 (ja) 車両のルーフモールの取付構造
JPH11170925A (ja) 自動車のテールエンドメンバートリム構造
JPH09109794A (ja) ハーネス固定構造
JPH0349074Y2 (ja)
JP3498114B2 (ja) 自動車のトリム設置用クリップ
JP3574329B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップ端末部の固定構造
JP3812786B2 (ja) 自動車のダッシュサイドトリムの取付構造
JPS6242857Y2 (ja)
JP3519821B2 (ja) ベルトモールディング
JPH0222349Y2 (ja)
JP2000177506A (ja) 自動車のフロントサイドモール取付構造
JPH0352208Y2 (ja)
JPH11263126A (ja) 自動車用ドアのパーティションサッシュ取付構造
JP3257621B2 (ja) 自動車のカウルサイドトリム取り付け構体
JP2002012095A (ja) モールディングの連結構造
JPH0738016Y2 (ja) 自動車におけるルーフモールの端末固定構造
JPH071322Y2 (ja) 車両のヘッドライニング取付構造
JP2600429Y2 (ja) ダッシュサイドトリムの取付構造
CN116802082A (zh) 连接组件以及安装有该连接组件的汽车
JP2604186Y2 (ja) 車両のドアフィニッシャ取付構造
JPH07195941A (ja) 車両用ウエザーストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees