JP2578223B2 - 爪切りにおける押圧操作てこの支持構造 - Google Patents
爪切りにおける押圧操作てこの支持構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は爪切りにおいてその押圧操作てこの支持構
造に関するものである。
造に関するものである。
[従来の技術] 従来の爪切りとしては、例えば実開昭64−17604号公
報に示すものがある。この爪切りにおいては、上刃体と
下刃体とがそれらの後端部で互いに固着されているとと
もに、それらの前端部に刃先が相対向して形成され、こ
の両刃先の近傍で下刃体に対し押圧操作てこの前端の支
持部が移動可能に支持されている。そして、上刃体には
不使用時に押圧操作てこを上刃体側へ倒すことができる
ように押圧操作てこの力点部が挿入される当接回避部
と、使用時に押圧操作てこを上刃体から起こして上刃体
を押圧することができるように押圧操作てこの力点部が
当てがわれる当接部とが設けられている。
報に示すものがある。この爪切りにおいては、上刃体と
下刃体とがそれらの後端部で互いに固着されているとと
もに、それらの前端部に刃先が相対向して形成され、こ
の両刃先の近傍で下刃体に対し押圧操作てこの前端の支
持部が移動可能に支持されている。そして、上刃体には
不使用時に押圧操作てこを上刃体側へ倒すことができる
ように押圧操作てこの力点部が挿入される当接回避部
と、使用時に押圧操作てこを上刃体から起こして上刃体
を押圧することができるように押圧操作てこの力点部が
当てがわれる当接部とが設けられている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような爪切りでは、押圧操作てこの力
点部が当たる上刃体の当接部は上下両刃体の固着部から
遠い位置にある程、上刃体を押圧する操作力は小さくな
って軽く操作することができる。
点部が当たる上刃体の当接部は上下両刃体の固着部から
遠い位置にある程、上刃体を押圧する操作力は小さくな
って軽く操作することができる。
ところで、前述した爪切りにおいては、使用時に押圧
操作てこの力点部を上下両刃体の固着部側へ近付けて上
刃体の当接部に当てるようになっているため、操作力の
点では効率が悪くなっていた。
操作てこの力点部を上下両刃体の固着部側へ近付けて上
刃体の当接部に当てるようになっているため、操作力の
点では効率が悪くなっていた。
本発明は前述した形式の爪切りにおいて簡単な構造で
使い易く且つより一層軽く操作できるようにすることを
目的としている。
使い易く且つより一層軽く操作できるようにすることを
目的としている。
発明の構成 [課題を解決するための手段] この目的に鑑み本発明は、後記する各実施例の図面に
示すように、上刃体1と下刃体2とをそれらの後端部で
互いに固着し、上下両刃体1,2の前端に相対向して形成
した刃先1a,2aと上下両刃体1,2の前記固着部3との間
で、上刃体1上の押圧操作てこ4をその支持部5により
上下方向へ回動可能に支持した爪切りにおいて、前記押
圧操作てこ4における支持部5に力点部8を一体形成
し、刃先1aと固着部3との間で上刃体1上には不使用時
に押圧操作てこ4を上刃体1側へ倒すことができるよう
に前記力点部8が位置する当接回避部10と、使用時に押
圧操作てこ4を上刃体1から起こして上刃体1を押圧す
ることができるように同力点部8により操作力が付与さ
れる当接部11とを設け、この当接部11を上下両刃先1a,2
aと当接回避部10との間に設けたものである。
示すように、上刃体1と下刃体2とをそれらの後端部で
互いに固着し、上下両刃体1,2の前端に相対向して形成
した刃先1a,2aと上下両刃体1,2の前記固着部3との間
で、上刃体1上の押圧操作てこ4をその支持部5により
上下方向へ回動可能に支持した爪切りにおいて、前記押
圧操作てこ4における支持部5に力点部8を一体形成
し、刃先1aと固着部3との間で上刃体1上には不使用時
に押圧操作てこ4を上刃体1側へ倒すことができるよう
に前記力点部8が位置する当接回避部10と、使用時に押
圧操作てこ4を上刃体1から起こして上刃体1を押圧す
ることができるように同力点部8により操作力が付与さ
れる当接部11とを設け、この当接部11を上下両刃先1a,2
aと当接回避部10との間に設けたものである。
[作用] さて、不使用時には押圧操作てこ4の力点部8が上刃
体1の当接回避部11に位置し、押圧操作てこ4が上刃体
1側へ倒れる。
体1の当接回避部11に位置し、押圧操作てこ4が上刃体
1側へ倒れる。
使用時に押圧操作てこ4を刃先1a側へ移動させると、
押圧操作てこ4が上刃体1上から起こされ、押圧操作て
こ4の力点部8により上刃体1の当接部11に操作力を付
与できる状態となる。
押圧操作てこ4が上刃体1上から起こされ、押圧操作て
こ4の力点部8により上刃体1の当接部11に操作力を付
与できる状態となる。
そして、押圧操作てこ4を下方へ押さえると、押圧操
作てこ4の力点部8により上刃体1が下方へ押圧され、
上下両刃体1,2の刃先1a,2aが互いに接触する。
作てこ4の力点部8により上刃体1が下方へ押圧され、
上下両刃体1,2の刃先1a,2aが互いに接触する。
押圧操作てこ4への押圧を解除すると、上下両刃体1,
2の刃先1a,2aが互いに離れる。
2の刃先1a,2aが互いに離れる。
不使用時には押圧操作てこ4を固着部3側へ移動させ
て前記元の状態に戻す。
て前記元の状態に戻す。
[第一実施例] まず、本発明の第一実施例を第1図〜第6図に従って
説明する。
説明する。
第6図に示すように上刃体1と下刃体2とはそれらの
後端部で互いに固着され、その固着部3を支点として上
下方向へ互いに接近離間する方向への弾性を有してい
る。上下両刃体1,2の前端には刃先1a,2aが相対向して形
成されている。
後端部で互いに固着され、その固着部3を支点として上
下方向へ互いに接近離間する方向への弾性を有してい
る。上下両刃体1,2の前端には刃先1a,2aが相対向して形
成されている。
押圧操作てこ4の前端部で屈曲された支持部5には支
持孔6が形成され、この支持孔6の外周において支持部
5の前縁には支持突起7が支持孔6側へ突設されている
とともに、支持部5の後縁には力点部8が下方へ突設さ
れている。下刃体2にはその刃先2aの近傍において前後
方向へ延びる案内孔9が形成されている。そして、第1
〜5図に示すように、押圧操作てこ4の支持孔6に上下
両刃体1,2が挿入された状態で、押圧操作てこ4の支持
突起7が下刃体2の案内孔9に係入されている。押圧操
作てこ4はその支持突起7で案内孔9を中心に上下方向
へ回動可能に支持されている。
持孔6が形成され、この支持孔6の外周において支持部
5の前縁には支持突起7が支持孔6側へ突設されている
とともに、支持部5の後縁には力点部8が下方へ突設さ
れている。下刃体2にはその刃先2aの近傍において前後
方向へ延びる案内孔9が形成されている。そして、第1
〜5図に示すように、押圧操作てこ4の支持孔6に上下
両刃体1,2が挿入された状態で、押圧操作てこ4の支持
突起7が下刃体2の案内孔9に係入されている。押圧操
作てこ4はその支持突起7で案内孔9を中心に上下方向
へ回動可能に支持されている。
上刃体1にはその刃先1aの近傍において当接回避孔10
が形成されているとともに、この当接回避孔10と刃先1a
との間に当接凹部11が形成され、押圧操作てこ4の支持
孔6に上下両刃体1,2が挿入された状態で押圧操作てこ
4の力点部8がこの当接回避孔10又は当接凹部に係入さ
れるようになっている。
が形成されているとともに、この当接回避孔10と刃先1a
との間に当接凹部11が形成され、押圧操作てこ4の支持
孔6に上下両刃体1,2が挿入された状態で押圧操作てこ
4の力点部8がこの当接回避孔10又は当接凹部に係入さ
れるようになっている。
なお、押圧操作てこ4の後端部には引掛鉤部12が下方
へ突設されている。
へ突設されている。
さて、第1,2図に示すように、不使用時には押圧操作
てこ4の力点部8が上刃体1の当接回避孔10に挿入さ
れ、押圧操作てこ4が上刃部1上に倒れて重合された状
態で、押圧操作てこ4の引掛鉤部12が上下両刃体1,2の
後端部に係止されている。上下両刃体1,2は互いに接近
し、それらの刃先1a,2aが接触している。
てこ4の力点部8が上刃体1の当接回避孔10に挿入さ
れ、押圧操作てこ4が上刃部1上に倒れて重合された状
態で、押圧操作てこ4の引掛鉤部12が上下両刃体1,2の
後端部に係止されている。上下両刃体1,2は互いに接近
し、それらの刃先1a,2aが接触している。
使用時に押圧操作てこ4の引掛鉤部12を上下両刃体1,
2の後端部から外し、押圧操作てこ4を前方へ移動させ
ると、第3〜5図に示すように、押圧操作てこ4が上刃
体1上から起こされた状態で、押圧操作てこ4の力点部
8が上刃体1の当接凹部11に当てがわれる。この時、押
圧操作てこ4の支持突起7は下刃体2の案内孔9内を前
方へ移動する。そして、第5図に示すように押圧操作て
こ4を下方へ押さえると、押圧操作てこ4の力点部8で
上刃体1が下方へ押圧され、上下両刃体1,2の刃先1a,2a
が互いに接触する。押圧操作てこ4への押圧を解除する
と、上下両刃体1,2間の弾性によりそれらが互いに離間
して第4図に示す状態に戻る。
2の後端部から外し、押圧操作てこ4を前方へ移動させ
ると、第3〜5図に示すように、押圧操作てこ4が上刃
体1上から起こされた状態で、押圧操作てこ4の力点部
8が上刃体1の当接凹部11に当てがわれる。この時、押
圧操作てこ4の支持突起7は下刃体2の案内孔9内を前
方へ移動する。そして、第5図に示すように押圧操作て
こ4を下方へ押さえると、押圧操作てこ4の力点部8で
上刃体1が下方へ押圧され、上下両刃体1,2の刃先1a,2a
が互いに接触する。押圧操作てこ4への押圧を解除する
と、上下両刃体1,2間の弾性によりそれらが互いに離間
して第4図に示す状態に戻る。
不使用時には押圧操作てこ4を後方へ移動させて第1,
2図に示す状態に戻す。
2図に示す状態に戻す。
特に本実施例においては、不使用状態から使用状態に
するとき、押圧操作てこ4を前方へ移動させて押圧操作
てこ4の力点部8を上刃部1の刃先1aに近付けた当該凹
部11で上刃体1に当てがうようになっているので、使用
時において上下両刃体1の固着部3と押圧操作てこ4の
力点部8との距離Lは不使用時におけるこの距離Sより
も大きくなる。従って、従来技術の場合と比較して、押
圧操作てこ4を押さえる操作力が小さくなり、軽く操作
することができる。又、押圧操作てこ4の支持部5に力
点部8が一体形成されているので、簡単な構造であり、
且つ、不使用状態と使用状態との切換え操作時には押圧
操作てこ4を移動させることにより同時に力点部8も移
動させることができるので大変使い易いという効果もあ
る。
するとき、押圧操作てこ4を前方へ移動させて押圧操作
てこ4の力点部8を上刃部1の刃先1aに近付けた当該凹
部11で上刃体1に当てがうようになっているので、使用
時において上下両刃体1の固着部3と押圧操作てこ4の
力点部8との距離Lは不使用時におけるこの距離Sより
も大きくなる。従って、従来技術の場合と比較して、押
圧操作てこ4を押さえる操作力が小さくなり、軽く操作
することができる。又、押圧操作てこ4の支持部5に力
点部8が一体形成されているので、簡単な構造であり、
且つ、不使用状態と使用状態との切換え操作時には押圧
操作てこ4を移動させることにより同時に力点部8も移
動させることができるので大変使い易いという効果もあ
る。
[第二実施例] 次に、本発明の第二実施例を第7〜9図に従って説明
する。
する。
この第二実施例に係る爪切りは前記第一実施例のもの
と比較して押圧操作てこ4の形状を変更を加えている。
すなわち、支持部5における押圧操作てこ4の屈曲角度
が第一実施例のものよりも小さくなっているとともに、
押圧操作てこ4の後端部に第一実施例のような引掛鉤部
12が突設されていない。そして、第7図に示すように、
不使用時に押圧操作てこ4の力点部8が上刃体1の当接
回避孔10に挿入されると、押圧操作てこ4は上刃体1上
に重合する。このとき、上下両刃先1a,2aは離間する。
第8図に示すように、押圧操作てこ4を前方へ移動させ
て押圧操作てこ4の力点部8を上刃体1の当接凹部11に
当てがうと、押圧操作てこ4が上刃体1から起きる。
と比較して押圧操作てこ4の形状を変更を加えている。
すなわち、支持部5における押圧操作てこ4の屈曲角度
が第一実施例のものよりも小さくなっているとともに、
押圧操作てこ4の後端部に第一実施例のような引掛鉤部
12が突設されていない。そして、第7図に示すように、
不使用時に押圧操作てこ4の力点部8が上刃体1の当接
回避孔10に挿入されると、押圧操作てこ4は上刃体1上
に重合する。このとき、上下両刃先1a,2aは離間する。
第8図に示すように、押圧操作てこ4を前方へ移動させ
て押圧操作てこ4の力点部8を上刃体1の当接凹部11に
当てがうと、押圧操作てこ4が上刃体1から起きる。
この第二実施例においても、前記第一実施例と同様
に、構造が簡単で大変使い易い上に、上下両刃体1,2の
固着部3と押圧操作てこ4の力点部8との間の距離Lが
大きくなって軽く操作することができる。
に、構造が簡単で大変使い易い上に、上下両刃体1,2の
固着部3と押圧操作てこ4の力点部8との間の距離Lが
大きくなって軽く操作することができる。
[第三実施例] 次に、本発明の第三実施例を第10図〜第15図に従って
説明する。
説明する。
第15図に示すように、押圧操作てこ4は上板4aと両側
板4bとにより断面コ字形状をなし、その前端の支持部5
において両側板4bから支持板13が突設されている。この
両支持板13には支軸14が挿着される軸支孔15が形成され
ている。上板4aの前端には力点部8が下方へ突設されて
いる。下刃体2の両側にはその刃先2aの近傍において支
持板16が上方へ突設され、上刃体1の両側にはこの両支
持板16に対応して切欠き17が形成されている。この両支
持板16には前後方向へ延びる案内孔9が形成されてい
る。そして、第10〜14図に示すように、押圧操作てこ4
の両支持板13が下刃体2の両支持板16に当てがわれた状
態で、支軸14が上下両刃体1,2間を通して両支持板13の
軸支孔15及び両支持板16の案内孔9に挿着され、押圧操
作てこ4が上刃体1の上方でこの支軸14を中心に上下方
向へ回動可能となっている。
板4bとにより断面コ字形状をなし、その前端の支持部5
において両側板4bから支持板13が突設されている。この
両支持板13には支軸14が挿着される軸支孔15が形成され
ている。上板4aの前端には力点部8が下方へ突設されて
いる。下刃体2の両側にはその刃先2aの近傍において支
持板16が上方へ突設され、上刃体1の両側にはこの両支
持板16に対応して切欠き17が形成されている。この両支
持板16には前後方向へ延びる案内孔9が形成されてい
る。そして、第10〜14図に示すように、押圧操作てこ4
の両支持板13が下刃体2の両支持板16に当てがわれた状
態で、支軸14が上下両刃体1,2間を通して両支持板13の
軸支孔15及び両支持板16の案内孔9に挿着され、押圧操
作てこ4が上刃体1の上方でこの支軸14を中心に上下方
向へ回動可能となっている。
上刃体1にはその刃先1aの近傍において当接回避孔10
が形成されているとともに、この当接回避孔10と刃先1a
との間で当接部11が突設されている。そして、第10,11
図に示すように、不使用時には押圧操作てこ4の力点部
8が上刃体1の当接回避孔10に挿入された状態で、押圧
操作てこ4が上刃体4上に倒されて重合されるようにな
っている。第13図に示すように、使用時に押圧操作てこ
4を前方へ移動させて押圧操作てこ4の力点部8を上刃
体1の当接部11の前側に当てがうと、押圧操作てこ4は
上刃体1から起きる。このとき、押圧操作てこ4の支軸
14は下刃体2の両案内孔9内を前方へ移動する。
が形成されているとともに、この当接回避孔10と刃先1a
との間で当接部11が突設されている。そして、第10,11
図に示すように、不使用時には押圧操作てこ4の力点部
8が上刃体1の当接回避孔10に挿入された状態で、押圧
操作てこ4が上刃体4上に倒されて重合されるようにな
っている。第13図に示すように、使用時に押圧操作てこ
4を前方へ移動させて押圧操作てこ4の力点部8を上刃
体1の当接部11の前側に当てがうと、押圧操作てこ4は
上刃体1から起きる。このとき、押圧操作てこ4の支軸
14は下刃体2の両案内孔9内を前方へ移動する。
第14図に示すように、押圧操作てこ4を下方へ押さえ
ると、押圧操作てこ4の力点部8で上刃体1が下方へ押
圧され、上下両刃体1,2の刃先1a,2aが互いに接触する。
ると、押圧操作てこ4の力点部8で上刃体1が下方へ押
圧され、上下両刃体1,2の刃先1a,2aが互いに接触する。
この第三実施例においても、前記第一実施例の場合と
同様に、構造が簡単で大変使い易い上に、上下両刃体1,
2の固着部3と押圧操作てこ4の力点部8との間の距離
Lが大きくなるので、軽く操作することができる。
同様に、構造が簡単で大変使い易い上に、上下両刃体1,
2の固着部3と押圧操作てこ4の力点部8との間の距離
Lが大きくなるので、軽く操作することができる。
[第四実施例] 次に、本発明の第四実施例を第16図〜第21図に従って
説明する。
説明する。
第21図に示すように、上下両刃体1,2にはそれらの刃
先1a,2aの近傍において支持ピン18が挿通され、この支
持ピン18は下刃体2の下側で係止されて上方へ抜けない
ようになっているとともに、下刃体2に対し回動不能と
なっている。
先1a,2aの近傍において支持ピン18が挿通され、この支
持ピン18は下刃体2の下側で係止されて上方へ抜けない
ようになっているとともに、下刃体2に対し回動不能と
なっている。
上刃体1上でこの支持ピン18の上端部には台板19が螺
着されている。この台板19の両側には前後方向へ延びる
案内孔9が形成されているとともに、台板19上に当接溝
20が形成されている。
着されている。この台板19の両側には前後方向へ延びる
案内孔9が形成されているとともに、台板19上に当接溝
20が形成されている。
押圧操作てこ4の前端の支持部5には一対の腕21が突
設され、この両腕21には回動ピン22が螺着されている。
そして、第16〜20図に示すように、この両腕21が上刃体
1の上方で台板19の両側に当てがわれた状態で、両回動
ピン22が台板19の両案内孔9に挿入されて押圧操作てこ
4がこの回動ピン22を中心に上下方向へ回動可能となっ
ている。押圧操作てこ4の前端下側は上刃体1を押さえ
る力点部8となっている。
設され、この両腕21には回動ピン22が螺着されている。
そして、第16〜20図に示すように、この両腕21が上刃体
1の上方で台板19の両側に当てがわれた状態で、両回動
ピン22が台板19の両案内孔9に挿入されて押圧操作てこ
4がこの回動ピン22を中心に上下方向へ回動可能となっ
ている。押圧操作てこ4の前端下側は上刃体1を押さえ
る力点部8となっている。
第16,17図に示すように、不使用時には台板19が押圧
操作てこ4の両腕21間に挿入された状態で、押圧操作て
こ4が倒されて上刃体1上に重合されている。この場
合、台板19の後側が当接回避部10となっている。そし
て、第18,19図に示すように、押圧操作てこ4を上方へ
起こして前方へ移動させると、押圧操作てこ4の両回動
ピン22が台板19の両案内孔9内を移動して押圧操作てこ
4の力点部8が台板19の当接溝20に係入される。第20図
に示すように、押圧操作てこ4を下方へ押さえると、両
力点部8により台板19を介して上刃体1の当接部11が押
圧され、上下両刃体1,2の刃先1a,2aが互いに接触する。
操作てこ4の両腕21間に挿入された状態で、押圧操作て
こ4が倒されて上刃体1上に重合されている。この場
合、台板19の後側が当接回避部10となっている。そし
て、第18,19図に示すように、押圧操作てこ4を上方へ
起こして前方へ移動させると、押圧操作てこ4の両回動
ピン22が台板19の両案内孔9内を移動して押圧操作てこ
4の力点部8が台板19の当接溝20に係入される。第20図
に示すように、押圧操作てこ4を下方へ押さえると、両
力点部8により台板19を介して上刃体1の当接部11が押
圧され、上下両刃体1,2の刃先1a,2aが互いに接触する。
この第四実施例においても、前記第一実施例と同様
に、構造が簡単で大変使い易い上に、上下両刃体1,2の
固着部3と押圧操作てこ4の力点部8との間の距離Lが
大きくなるので、軽く操作することができる。
に、構造が簡単で大変使い易い上に、上下両刃体1,2の
固着部3と押圧操作てこ4の力点部8との間の距離Lが
大きくなるので、軽く操作することができる。
[第五実施例] 次に、本発明の第四実施例を第22図〜第27図に従って
説明する。
説明する。
この第五実施例は前記第四実施例の支持ピン18と台板
19とを一体化したものであって、上下両刃体1,2にはそ
の刃先1a,2aの近傍において支持ピン23が回動不能に挿
通され、この支持ピン23の上端部には前記第四実施例と
同様に案内孔9と当接溝20とが形成されている。押圧操
作てこ4の両腕21には支軸14が挿着され、上刃体1上に
おいて支持ピン23の上端部が押圧操作てこ4の両腕21間
に挿入された状態で、この支軸14が支持ピン23の案内孔
9に挿通されている。押圧操作てこ4の両腕21の先端部
下側が力点部8によっている。なお、この第五実施例の
基本的な作用は前記第四実施例の場合と同様であるが、
この力点部8が直接上刃体1の当接部11を押圧する点で
異なる。
19とを一体化したものであって、上下両刃体1,2にはそ
の刃先1a,2aの近傍において支持ピン23が回動不能に挿
通され、この支持ピン23の上端部には前記第四実施例と
同様に案内孔9と当接溝20とが形成されている。押圧操
作てこ4の両腕21には支軸14が挿着され、上刃体1上に
おいて支持ピン23の上端部が押圧操作てこ4の両腕21間
に挿入された状態で、この支軸14が支持ピン23の案内孔
9に挿通されている。押圧操作てこ4の両腕21の先端部
下側が力点部8によっている。なお、この第五実施例の
基本的な作用は前記第四実施例の場合と同様であるが、
この力点部8が直接上刃体1の当接部11を押圧する点で
異なる。
この第五実施例においても、前記第一実施例と同様
に、構造が簡単で大変使い易い上に、上下両刃体1,2の
固着部3と押圧操作てこ4の力点部8との間の距離Lが
大きくなるので、軽く操作することができる。
に、構造が簡単で大変使い易い上に、上下両刃体1,2の
固着部3と押圧操作てこ4の力点部8との間の距離Lが
大きくなるので、軽く操作することができる。
発明の効果 本発明によれば、不使用状態から使用状態にすると
き、押圧操作てこ4を上刃体1の刃先1a側へ移動させて
押圧操作てこ4の力点部8を上刃体1の刃先1aに近付け
た当接部11で上刃体1を押圧するようになっているの
で、使用時において上下両刃体1の固着部3と押圧操作
てこ4の力点部8との間の距離Lは不使用時におけるこ
の距離Sよりも大きくなる。従って、従来技術の場合と
比較して、押圧操作てこ4を押さえる操作力が小さくな
り、軽く操作することができる。又、押圧操作てこ4の
支持部5に力点部8が一体形成されているので、構造が
簡単であり、且つ、不使用状態と使用状態との切換え操
作時には押圧操作てこ4を移動させることにより同時に
力点部8も移動させることができるので大変使い易い。
き、押圧操作てこ4を上刃体1の刃先1a側へ移動させて
押圧操作てこ4の力点部8を上刃体1の刃先1aに近付け
た当接部11で上刃体1を押圧するようになっているの
で、使用時において上下両刃体1の固着部3と押圧操作
てこ4の力点部8との間の距離Lは不使用時におけるこ
の距離Sよりも大きくなる。従って、従来技術の場合と
比較して、押圧操作てこ4を押さえる操作力が小さくな
り、軽く操作することができる。又、押圧操作てこ4の
支持部5に力点部8が一体形成されているので、構造が
簡単であり、且つ、不使用状態と使用状態との切換え操
作時には押圧操作てこ4を移動させることにより同時に
力点部8も移動させることができるので大変使い易い。
第1図〜第6図は本発明の第一実施例を示し、第1図は
爪切りの不使用状態を示す斜視図、第2図は同じく断面
図、第3図は爪切りの使用状態を示す斜視図、第4図は
同じく断面図、第5図は第4図に示す状態から押圧操作
てこを押さえた状態を示す断面図、第6図は爪切りの分
解斜視図、第7図は第二実施例に係る爪切りの不使用状
態を示す断面図、第8図は同じく使用状態を示す断面
図、第9図は第8図に示す状態から押圧操作てこを押さ
えた状態を示す断面図、第10図〜第15図は本発明の第三
実施例を示し、第10図は爪切りの不使用状態を示す斜視
図、第11図は同じく断面図、第12図は爪切りの使用状態
を示す斜視図、第13図は同じく断面図、第14図は第13図
に示す状態から押圧操作てこを押さえた状態を示す断面
図、第15図は爪切りの分解斜視図、第16図〜第21図は本
発明の第四実施例を示し、第16図は爪切りの不使用状態
を示す斜視図、第17図は同じく断面図、第18図は爪切り
の使用状態を示す斜視図、第19図は同じく断面図、第20
図は第19図に示す状態から押圧操作てこを押さえた状態
を示す断面図、第21図は爪切りの分解斜視図、第22図〜
第27図は本発明の第五実施例を示し、第22図は爪切りの
不使用状態を示す斜視図、第23図は同じく断面図、第24
図は爪切りの使用状態を示す斜視図、第25図は同じく断
面図、第26図は第25図に示す状態から押圧操作てこを押
さえた状態を示す断面図、第27図は爪切りの分解斜視図
である。 1……上刃体、1a……刃先、2……下刃体、2a……刃
先、3……固着部、4……押圧操作てこ、5……支持
部、8……力点部、9……案内孔、10……当接回避孔
(当接回避部)、11……当接凹部(当接部)、L……操
作力の作用距離。
爪切りの不使用状態を示す斜視図、第2図は同じく断面
図、第3図は爪切りの使用状態を示す斜視図、第4図は
同じく断面図、第5図は第4図に示す状態から押圧操作
てこを押さえた状態を示す断面図、第6図は爪切りの分
解斜視図、第7図は第二実施例に係る爪切りの不使用状
態を示す断面図、第8図は同じく使用状態を示す断面
図、第9図は第8図に示す状態から押圧操作てこを押さ
えた状態を示す断面図、第10図〜第15図は本発明の第三
実施例を示し、第10図は爪切りの不使用状態を示す斜視
図、第11図は同じく断面図、第12図は爪切りの使用状態
を示す斜視図、第13図は同じく断面図、第14図は第13図
に示す状態から押圧操作てこを押さえた状態を示す断面
図、第15図は爪切りの分解斜視図、第16図〜第21図は本
発明の第四実施例を示し、第16図は爪切りの不使用状態
を示す斜視図、第17図は同じく断面図、第18図は爪切り
の使用状態を示す斜視図、第19図は同じく断面図、第20
図は第19図に示す状態から押圧操作てこを押さえた状態
を示す断面図、第21図は爪切りの分解斜視図、第22図〜
第27図は本発明の第五実施例を示し、第22図は爪切りの
不使用状態を示す斜視図、第23図は同じく断面図、第24
図は爪切りの使用状態を示す斜視図、第25図は同じく断
面図、第26図は第25図に示す状態から押圧操作てこを押
さえた状態を示す断面図、第27図は爪切りの分解斜視図
である。 1……上刃体、1a……刃先、2……下刃体、2a……刃
先、3……固着部、4……押圧操作てこ、5……支持
部、8……力点部、9……案内孔、10……当接回避孔
(当接回避部)、11……当接凹部(当接部)、L……操
作力の作用距離。
Claims (1)
- 【請求項1】上刃体(1)と下刃体(2)とをそれらの
後端部で互いに固着し、上下両刃体(1,2)の前端に相
対向して形成した刃先(1a,2a)と上下両刃体(1,2)の
前記固着部(3)との間で、上刃体(1)上の押圧操作
てこ(4)をその支持部(5)により上下方向へ回動可
能に支持した爪切りにおいて、 前記押圧操作てこ(4)における支持部(5)に力点部
(8)を一体形成し、刃先(1a)と固着部(3)との間
で上刃体(1)上には不使用時に押圧操作てこ(4)を
上刃体(1)側へ倒すことができるように前記力点部
(8)が位置する当接回避部(10)と、使用時に押圧操
作てこ(4)を上刃体(1)から起こして上刃体(1)
を押圧することができるように同力点部(8)により操
作力が付与される当接部(11)とを設け、 この当接部(11)を上下両刃先(1a,2a)と当接回避部
(10)との間に設けたことを特徴とする爪切りにおける
押圧操作てこの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1291984A JP2578223B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 爪切りにおける押圧操作てこの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1291984A JP2578223B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 爪切りにおける押圧操作てこの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03151906A JPH03151906A (ja) | 1991-06-28 |
JP2578223B2 true JP2578223B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=17776010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1291984A Expired - Fee Related JP2578223B2 (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 爪切りにおける押圧操作てこの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578223B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6120600B2 (ja) * | 2013-02-13 | 2017-04-26 | 株式会社貝印刃物開発センター | 爪切り |
JP6304671B2 (ja) * | 2016-06-29 | 2018-04-04 | 英世 奥野 | 爪切り |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0530643Y2 (ja) * | 1985-12-19 | 1993-08-05 |
-
1989
- 1989-11-08 JP JP1291984A patent/JP2578223B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03151906A (ja) | 1991-06-28 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |