JPH0530643Y2 - - Google Patents

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JPH0530643Y2
JPH0530643Y2 JP1985195827U JP19582785U JPH0530643Y2 JP H0530643 Y2 JPH0530643 Y2 JP H0530643Y2 JP 1985195827 U JP1985195827 U JP 1985195827U JP 19582785 U JP19582785 U JP 19582785U JP H0530643 Y2 JPH0530643 Y2 JP H0530643Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は爪切りに関するものである。
(従来の技術) 従来の爪切りとしては、例えば実開昭60−5607
号公報に記載のものがある。この爪切りは、下刃
体が底壁とこの底壁の両側部に立設した側壁とか
ら構成されると共に、上刃体の上方において前記
側壁に対し力点部材が回動可能に支承された構造
であり、前記力点部材を切刃側へ回動させた状態
で押圧操作てこを下方へ押圧することにより使用
されるものである。
上記爪切りによれば、不使用状態において力点
部材が上刃体と押圧操作てことの間に隠れるた
め、外観上の見栄えが良くなるという利点がある
ものの、力点部材を使用位置から不使用位置にす
るためには、力点部材をほぼ180度回動させる必
要があり、しかも、この力点部材の回動の際には
押圧操作てこを大きく開ける必要があるため、そ
の操作性が低下するという問題があつた。
一方、力点部材を使用時に回動しなくてもよい
ように、押圧操作てこと上刃体との間に力点部材
をスライド移動可能に設けた爪切りがある(例え
ば、実開昭55−146006号公報の第8図参照)。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記爪切りでは、押圧操作てこに力
点部材の案内溝を直接形成しなければならず、そ
の加工が困難であつた。又、押圧操作てこにたと
え案内溝を形成したとしても、同案内溝に対する
力点部材の嵌入手段や嵌入後の保持手段等、構造
上種々の問題を解決しなければならない。特に、
通常押圧操作てこは金属であるため、それらの問
題はより一層顕著である。
また、上記爪切りでは、力点部材をスライド移
動させるために、直接力点部材を人手により操作
しているが、力点部材は使用状態では上刃体の切
刃側に移動させる必要があるため、結局押圧操作
てこを大きく開けなければならず、操作性が向上
するには至らなかつた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされ
たものであり、その目的は、力点部材を外部から
見えないようにして外観上の見栄えがよい条件を
保持しつつ、力点部材等の加工、組付作業を容易
にするとともに、使用状態と不使用状態との切換
の操作性が向上し得る爪切りを提供することにあ
る。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、先端にそ
れぞれ刃先を形成した上下両刃体の基端を互いに
固着し、その上下両刃体の弾性力により上下両刃
体の先端間を接離可能に設けた爪切りにおいて、
前記上刃体の先端側上面に係止部を形成するとと
もに、上刃体の前記係止部よりも基端側かつ上下
両刃体の固着部よりも先端側に透孔を形成し、使
用時に上刃体を下刃体に向けて押圧する押圧操作
てこを、少なくとも前面及び下面が開口された箱
状をなす指当て部材と、前記指当て部材の上壁下
面に間隔をあけて取付けられ、先端側及び基端側
にそれぞれ案内孔が形成された内面部材と、前記
指当て部材と内面部材との間に介在され、前記内
面部材の先端側の案内孔から下方へ突出する押圧
突部と、前記内面部材の基端側の案内孔から下方
へ突出する操作部とを備えた力点部材とから構成
し、前記操作部の前後操作により、前記押圧突部
が係止部に係合されて上刃体を下方へ押圧可能な
押圧位置と、前記押圧突部が上刃体の透孔に埋没
される退避位置との間をスライド移動可能に設け
たものである。
(作用) 本考案は上記手段を採用したことにより、押圧
操作てこは、指当て部材に力点部材、内面部材を
順次重ね合わせて取付けるのみでよいため、その
組付作業が容易に行われる。
また、爪切りの使用時には、操作部を前方へ移
動操作して力点部材の押圧突部を押圧位置にスラ
イドさせることにより、押圧突部が係止部に係合
される。この状態で押圧操作てこを下方へ押さえ
ることにより、上刃体が下刃体に向けて押圧され
る。
一方、不使用時には、操作部を後方へ移動操作
して力点部材の押圧突部を退避位置にスライドさ
せることにより、押圧突部が上刃体の透孔に埋没
される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
第2,4図に示すように、上刃体1と下刃体2
とはその基端部で互いに固着され、それらの先端
には刃先1a,2aが形成されている。上刃体1
にはその刃先1a付近において係止部としての凹
部3が形成されるとともに、中程に透孔4が貫設
されている。又、下刃体2にはその刃先2a付近
において軸着部5が形成されている。
押圧操作てこ6は第5図に示すように合成樹脂
により成形された指当て部材7と、金属板材によ
り成形された内面部材8及び力点部材9とからな
る。指当て部材7は上壁7aと左右両側壁7bと
から箱状をなし、その前面及び下面が開放される
とともに、左右両側壁7bがその後端で互いに連
続している。内面部材8は上板8aとその左右両
縁から下方へ折曲された左右両側板8bとからな
り、上板8aの前側及び後側にそれぞれ案内孔1
0,11が透設されている。そして、この内面部
材8は前記指当て部材7の内側に嵌め込まれるよ
うになつている。力点部材9は幅広の台板12と
その後端から後方へ延びる幅狭の操作板13とか
らなり、台板12には押圧突部14が下方へ突設
されるとともに、操作板13の後端から操作部と
しての指掛部13aが下方へ折曲形成されてい
る。そして、この力点部材9は前記指当て部材7
の上壁7aと内面部材8の上板8aとの間に移動
可能に介在され、その押圧突部14が同上板8a
の前側の案内孔10を通して下方へ突出されると
ともに、指掛部13aが同上板8aの後側の案内
孔11を通して下方へ突出されている。従つて、
この指掛部13aを案内孔11に沿つて前後方向
へ移動させると、押圧突部14も切欠き部として
の案内孔10に沿つて前後方向へ移動するように
なつている。このように構成された押圧操作てこ
6内には前記上下両刃体1,2が入れられ、下刃
体2の軸着部5に押圧操作てこ6の前端下部が支
軸15により上下方向へ回動可能に支持されてい
る。
さて、使用時には第1,2図に示すように押圧
操作てこ6を上方へ回動させ、力点部材9をその
指掛部13aにより前方の押圧位置へ移動させて
その押圧突部14を上刃体1の凹部3に係入す
る。そして、押圧操作てこ6を下方へ押さえる
と、上刃体1がその弾性に抗して下方へ押圧さ
れ、上下両切刃1a,2aが互いに閉じる。一
方、不使用時には第3,4図に示すように力点部
材9をその指掛部13aにより後方の退避位置へ
移動させてその押圧突部14を上刃体1の凹部3
から外し、押圧操作てこ6を下方へ回動させて力
点部材9の押圧突部14を上刃体1の透孔4に挿
入する。このとき、上下両刃体1,2は押圧操作
てこ6内に収納される。
なお、上刃体1の透孔4はなくてもよく、例え
ば上刃体1を段差状にして力点部材9の押圧突部
14を不使用時にこの段差部の後方へ回避させる
ようにしてもよい。
特に、本実施例における押圧操作てこ6におい
ては、前記指当て部材7と内面部材8と力点部材
9とをそれぞれ別体に成形し、指当て部材7に対
し力点部材9、内面部材8を順次重ね合わせるだ
けで、力点部材9をそれらの間に移動可能に介在
することができ、力点部材9の装着部分をその加
工及び組付け上簡単にすることができる。
考案の効果 以上詳述したように、本考案は、指当て部材に
力点部材、内面部材を順次重ね合わせて取付ける
のみでよくその組付作業が簡単になるとともに、
力点部材、内面部材が指当て部材に隠れるため外
観上見栄えのよいものとなる。
また、本考案では、特に押圧突起のスライド操
作をする操作部を力点部材の基端側に形成したこ
とにより、押圧操作てこを大きく開けることなく
押圧位置と退避位置との移動操作ができるので、
操作性を向上させることができる。
さらに、上刃体に透孔を設けたことにより、押
圧突起を退避位置に移動させたときには押圧突起
が透孔へ没入されるので、押圧位置と退避位置と
の間の移動距離を小さくすることができ、操作性
が更に向上するとともに、押圧突起を小さくしな
くともよいので爪切り機能が低下することも防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る爪切りの使用状態を示
す正面図、第2図は同じく断面図、第3図は同爪
切りの不使用状態を示す正面図、第4図は同じく
断面図、第5図は押圧操作てこの分解斜視図であ
る。 上刃体……1、下刃体……2、刃先……1a,
2a、係止部としての凹部……3、透孔……4、
押圧操作てこ……6、指当て部材……7、上壁…
…7a、内面部材……8、力点部材……9、案内
孔……10,11、操作部としての指掛部……1
3a、押圧突部……14。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端にそれぞれ刃先1a,2aを形成した上下
    両刃体1,2の基端を互いに固着し、その上下両
    刃体1,2の弾性力により上下両刃体1,2の先
    端間を接離可能に設けた爪切りにおいて、 前記上刃体1の先端側上面に係止部3を形成す
    るとともに、上刃体1の前記係止部3よりも基端
    側かつ上下両刃体1,2の固着部よりも先端側に
    透孔4を形成し、 使用時に上刃体1を下刃体2に向けて押圧する
    押圧操作てこ6を、 少なくとも前面及び下面が開口された箱状をな
    す指当て部材7と、 前記指当て部材7の上壁7a下面に間隔をあけ
    て取付けられ、先端側及び基端側にそれぞれ案内
    孔10,11が形成された内面部材8と、 前記指当て部材7と内面部材8との間に介在さ
    れ、前記内面部材8の先端側の案内孔10から下
    方へ突出する押圧突部14と、前記内面部材8の
    基端側の案内孔11から下方へ突出する操作部1
    3aとを備えた力点部材9と から構成し、前記操作部13aの前後操作によ
    り、前記押圧突部14が係止部3に係合されて上
    刃体1を下方へ押圧可能な押圧位置と、前記押圧
    突部14が上刃体1の透孔4に埋没される退避位
    置との間をスライド移動可能に設けたことを特徴
    とする爪切り。
JP1985195827U 1985-12-19 1985-12-19 Expired - Lifetime JPH0530643Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605607B2 (ja) * 1975-05-26 1985-02-13 ソルヴエイ、アンド、コムパニイ 塩化ビニルの重合方法

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JPS605607U (ja) * 1983-06-23 1985-01-16 株式会社貝印刃物開発センター ボツクス型爪切り
JPS60170562U (ja) * 1984-04-20 1985-11-12 伊藤 勇剛 爪切機付ライタ−

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