JP2577990B2 - 立体艇庫 - Google Patents

立体艇庫

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JP2577990B2
JP2577990B2 JP9301089A JP9301089A JP2577990B2 JP 2577990 B2 JP2577990 B2 JP 2577990B2 JP 9301089 A JP9301089 A JP 9301089A JP 9301089 A JP9301089 A JP 9301089A JP 2577990 B2 JP2577990 B2 JP 2577990B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、海洋レジャーランドや湖畔,海水浴場等の
マリーナ等の艇庫に係り、観光・娯楽用のボート,ヨッ
ト,小型船舶の揚降,横移動,収納,保管が自動的に効
率良く行なうことのできる立体艇庫に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、ボート等小型船舶の収納・保管に関する設備・
施設や管理方法としては、 (1)桟橋に係留し水上保管する。
(2)各種の揚降装置により水面と陸上との揚げ降しを
行ない、陸上での横移動には第11図に示すように船台を
使ってウインチ巻きしたり、第12図のようにフオークリ
フト付きの車輌で運搬して所定個所へ移していた。
また、揚降装置や揚降方法としては、 スロープ(傾斜面)牽引による方法(第13図) 傾斜面に埋設したワイヤ巻上装置で引上げるレールラ
ンプによる方法(第14図) フオークリフト車(第15図(a))やボートリフタ
(第15図(b))により揚降する方法 岸壁に布設したクレーンによる方法(第16図) 等が利用されていた。
[発明が解決しようとする課題] 上に述べた従来方式においては、(1)の方法では収
納場所に限界があり、また海洋交通の支障がある。そし
て、暴風雨時の悪天候においては船舶を損傷する場合が
あった。
また、(2)の〜のいずれの場合にも、船舶の揚
降,横移動,格納保管の一連の作業に担当の労力と輸送
中の損傷に対する配慮を必要としていた。
さらに、保管場所が平置きの場合には広いスペースを
占め、また保管中の第3者による損傷事故が少なくない
など種々の問題を有していた。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するため、本発明の立体艇庫は、 第1の発明では、 海上に設置され、水上に浮漂するボート等の小型船舶
を積載可能な吊治具と該吊治具を搭載しつつ前進後退す
る動力手段を備えた第1の台車と該台車を昇降自在に懸
架し、かつ、前進後退する動力手段を備えた第2の台車
と該第2の台車を搭載する旋回フレームからなる船舶移
送装置を備え、ドーナツ形状の各階に小型船舶の格納場
所を有する複数階の建屋および該建屋の中心軸に鉛直に
固設されたセンタマストを有し、該センタマストに嵌合
摺接し昇降する昇降フレームと該昇降フレームの昇降の
ための巻上装置とを備え、該昇降フレームに該旋回フレ
ームを旋回可能に軸支した構成とした。
第2の発明では、 請求項1(第1の発明)の吊治具、第1の台車、第2
の台車および旋回フレームからなる船舶移送装置を同一
平面上半径方向に複数組配設した構成とした。
[作用] 本発明は上述の構成をとっているので、遠隔操作によ
る各種動力装置の運転停止により小型船舶を海上に浮か
べた状態で、これを把持し、所定の格納階へ上昇させ、
その後センタマスト回りに旋回し、横移動して所定の格
納スペースへ格納し保管することができる。また、船舶
の使用に際しては、上述と逆の操作により任意の船舶を
海洋面上に荷卸しすることができる。
[実施例] 以下図面に基づいて、本発明に係る実施例について詳
述する。
第1図〜第10図は本発明の実施例を示し、第1図は立
体艇庫の全体縦断面図、第2図は格納階の平面図、第3
図は1階平面図、第4図は最上階の平面図、第5図は全
体斜視図、第6図は全体側面図、第7図は部分拡大縦断
面図、第8図は第7図VIII-VIII矢視の平面断面図、第
9図は船舶移送装置の部分拡大側面図、第10図は第9図
X−X矢視の断面正面図である。
図において、1は立体艇庫、2は建屋、3は収納ラッ
ク、4はセンタマスト、5は巻上室、5aは巻上装置、6
は建屋の柱脚、7はワイヤロープ、8は昇降フレーム、
9は旋回フレーム、13は第2の台車、15は移動台、16は
第1の台車、17は吊治具、12は小型船舶である。
また、第3図における20は踊場、21は通路、22は自動
車の駐車場、23はパーキングメータ、24は遮断機であ
る。
昇降フレーム8はセンタマスト4と中心軸同一でセン
タマスト4に上下2個,円周4個所の8個のコロ8aを介
して嵌合され、巻上室5に配設した巻上装置5aにより接
続したワイヤロープ7により上昇または下降する。一
方、第7図および第8図で示すように、昇降フレーム8
の外側近くに上方および側方に設けられた軸受8f,8fお
よび軸受8h,8hに軸承されて回転自在なコロ8e,8gに接触
して旋回フレーム9が取り付けられ、昇降フレーム8を
上下に貫通して軸受8d,8dに取り付けられたピニオン8c
と旋回フレーム9の内側に設けた円周1体状の内歯車9a
とが噛合しており、竪型減速電動機8bの駆動により旋回
フレーム9はセンタマスト軸心回りに回転自在に構成さ
れている。9c,9dはコロ8e,8g用のレールである。
また、第9図,第10図に示すように、旋回フレーム9
の上にはレール9e上を車輪13aで前進後退する第2の台
車13が積載されており、第2の台車13の上に配設された
巻胴13bからワイヤロープ14を介して移動台15が水平に
懸架される。15bはワイヤロープ14を反転する滑車であ
る。そして、移動台15の両端下辺には溝型鋼よりなるレ
ール15aが固設され、このレール内部を車輪16aで走行可
能な第1の台車16が懸垂されている。第1の台車16には
走行方向と直角に吊具17を摺動自在な油圧機構が設けら
れ、吊治具17は略L字形に折れまがった左右一対のフッ
ク17aにより小型船舶12を吊下げ可能になっており、接
触部分はゴム等の弾性体が貼付されている。
そして、第2の台車13および第1の台車16は図示しな
い走行駆動装置および制動装置を具備し、前進後退およ
び停止が可能となるよう構成されている。
また、昇降フレーム8の下面には操作室18が外部より
人が出入り可能に設けられ、船舶移送装置の作動、すな
わち、小型船舶の把持,昇降、第1の台車および第2の
台車の前進後退を操作できるよう構成されている。
また、1階は第3図に示すように駐車場をなし、同時
にボートへの乗船場所となっている。乗り入れた車はパ
ーキングメータ23へのカードの差込みにより遮断機が上
がって通行可能となる。一方、エレベータで連結される
最上階は第4図に示すように、展望台,レストラン,シ
ョップ(売店),クラブハウス,事務室、その他のスペ
ースとして利用する。
以上のように構成された本発明の立体艇庫における作
動について説明する。
まず、ボート等小型船舶を所定の階、所定の位置に収
納するには、立体艇庫下の洋上の所定位置にボートを停
舶せしめ、巻上装置5aの駆動により昇降フレームおよび
これに載貨された旋回フレーム他の船舶移送装置を吊治
具17がボート12を抱きかかえる位置まで下降させる。そ
の後、第1の台車16の油圧機構(図示せず)を作動して
左右一対の吊治具17を中央寄りに引き寄せて、ボート12
の底面にフック17aが当接し吊治具17がボート12を吊り
上げられる状態にして油圧をロックする。ついで、巻上
装置5aで昇降フレーム8を静かに上昇する。1階で乗船
車を降ろした後、ボート12を収納する所定高さに到達し
た時点で巻上装置5aを停止する。
その後、竪型減速電動機8bの駆動による旋回および巻
胴13bをウインチ13cの作動によって上下方向の移動と第
2の台車13の前進を行なって移動台15の先端のフック15
cをラック3に設けたレール3cにかけ渡し、移動台15の
レール15aとレール3cとを合致させる。以上の操作が済
んだ後、第1の台車16を駆動装置(図示せず)により前
進し、ボート12を所定位置まで運ぶ。その後、ワイヤロ
ープ14をゆるめてボート12をラック3の上に設けた受台
3b上に静かに載置する。静置後、吊治具17を左右に大き
く開いて船舶移送装置をボート12と離脱し、次の作業に
向かう。
以上がボートの所定場所への収納であるが、逆に格納
から洋上への移動は以上の逆手順を実施する。
本発明の第1の発明では、昇降フレーム8に対する旋
回フレーム9以下の船舶移送装置を平面上1組とするこ
ともできるが、第2の発明においては、実施例に示した
ように平面上複数組(実施例では4組)を設けてあるの
で、1度の昇降動作で複数個のボートを処理できるので
効率的である。
また、上記の各操作は操作室18の運転者の手動操作の
ほかに、電算機使用によるプログラム制御により、ノー
マン・コントロールを実施可能であり、入力情報の指令
は1階に設けられたパーキングメータ23へ投入するICカ
ードによることもできる。
なお、本発明の立体艇庫に、海水中に没入するガラス
張りの観覧用キャビン19(第5図,第6図)を設けるこ
とにより、一層レジャー機能を付加することもできる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の立体艇庫においては、
下記の優れた効果を奏する。
(1)高層式格納庫であるため、平家のものに比べ保管
のための占有面積が小さい。
(2)収納・保管のための一連の把持,昇降,横移動等
の作業がすべて機械化され、労力および作業時間の短縮
を図ることができる。
(3)保管中の損傷の危険が少ない。
(4)保管以外のレジャ機能(展望,食事,ショッピン
グ等)を付加することにより、観光客の招致を助成する
こともできる。
(5)機械の作動がすべて駆動装置へのON-OFF制御であ
るので、遠隔操作,ワンマンコントロールが可能であ
る。
(6)電算機機能の付加により完全自動化が達成でき
る。
(7)特に、第2の発明においては、複数台の船舶を同
時処理できるので、一層作業の短縮化を図ることができ
る。そのうえ、吊上げ荷重のバランシングが図れるので
機器の寿命が長い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は、本発明の実施例を示し、第1図は立
体艇庫の全体縦断面図、第2図は格納階の平面図、第3
図は1階平面図、第4図は最上階の平面図、第5図は全
体斜視図、第6図は全体側面図、第7図は部分拡大縦断
面図、第8図は第7図VIII-VIII矢視の平面断面図、第
9図は船舶移送装置の部分拡大側面図、第10図は第9図
X−X矢視の断面正面図である。 第11図〜第16図は、従来の実施例を示す説明図であり、
第11図は船台およびウインチによる方法、第12図はフオ
ークリフト付き車輌による方法、第13図はスロープ(傾
斜面)牽引による方法、第14図はワイヤ巻上装置による
レールランプ方法、第15図(a)は岸壁におけるフオー
クリフト車による方法、第15図(b)は岸壁におけるボ
ートリフタによる方法、第16図は岸壁におけるクレーン
装置による方法を各々示しており、各図面の矢印は移送
方向を示す。 1……立体艇庫、2……建家、3……ラック(棚)、4
……センタマスト、5……巻上室、5a……巻上装置、6
……柱脚、7……ワイヤロープ、8……昇降フレーム、
9……旋回フレーム、12……小型船舶(ボート)、13…
…第2の台車、14……ワイヤロープ、15……移動台、16
……第1の台車、17……吊治具、18……操作室、20……
踊場、21……通路、22……駐車場(駐車スペース)、23
……パーキングメータ、24……遮断機。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海上に設置され、 水上に浮漂するボート等の小型船舶を積載可能な吊治具
    と該吊治具を搭載しつつ前進後退する動力手段を備えた
    第1の台車と該台車を昇降自在に懸架し、かつ、前進後
    退する動力手段を備えた第2の台車と該第2の台車を搭
    載する旋回フレームからなる船舶移送装置を備え、 ドーナツ形状の各階に小型船舶の格納場所を有する複数
    階の建屋および該建屋の中心軸に鉛直に固設されたセン
    タマストを有し、 該センタマストに嵌合摺接し昇降する昇降フレームと該
    昇降フレームの昇降のための巻上装置とを備え、 該昇降フレームに該旋回フレームを旋回可能に軸支した ことを特徴とする立体艇庫。
  2. 【請求項2】請求項1の吊治具、第1の台車、第2の台
    車および旋回フレームからなる船舶移送装置を同一平面
    上半径方向に複数組配設してなる立体艇庫。
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