JPH0739917Y2 - 全天候型船積設備 - Google Patents

全天候型船積設備

Info

Publication number
JPH0739917Y2
JPH0739917Y2 JP12920190U JP12920190U JPH0739917Y2 JP H0739917 Y2 JPH0739917 Y2 JP H0739917Y2 JP 12920190 U JP12920190 U JP 12920190U JP 12920190 U JP12920190 U JP 12920190U JP H0739917 Y2 JPH0739917 Y2 JP H0739917Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crane
building
overhead crane
girder
loading facility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12920190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0486691U (ja
Inventor
文次 玉井
作一 井上
昭夫 相馬
純一 亀田
士郎 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP12920190U priority Critical patent/JPH0739917Y2/ja
Publication of JPH0486691U publication Critical patent/JPH0486691U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0739917Y2 publication Critical patent/JPH0739917Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、天井クレーンを備えた全天候型船積設備に関
するものである。
〔従来の技術とその課題〕 一般に、港湾設備における全天候型船積(荷役)設備と
は、雨天時においても荷役ができるように船舶の部分に
まで屋根を張り出した巨大な建屋のある設備を称してい
るが、その建屋内には船積みまたは積み降ろしのための
天井クレーンが備えられている。
例えば、天井クレーンを備えた全天候型船積設備は、第
6図に示すように岸壁1から海に向かって所定の距離を
おいた位置に、この岸壁1に沿って複数の海脚2を構成
し、この海脚2と岸壁1とを基礎として建屋3を構築
し、この建屋3内に天井クレーン4を備えている(例え
ば、実公昭48-8919号公報参照)。
ところが、かかる全天候型船積設備では、入船する輸送
船5のマスト5a等と天井クレーン4との干渉を避けるた
めに天井クレーン4の設置位置を高くしていた。その結
果、建屋3を高くする必要があって建屋3の建築費が嵩
むと共に、天井クレーン4の位置が高くなり、したがっ
て、吊りロープ6の長さが長くなって荷振れが大きくな
りがちとなり、位置決め等の操作性が悪い、という問題
があった。
一方、かかる天井クレーンの代りに、起伏式クレーンや
シャットル式クレーンを用いた場合もあるが、依然とし
てそれぞれの建屋は高くなり、特にシャットル式クレー
ンによって長尺物の荷役を行う場合、クレーンの脚間を
広くするか、或いは岸壁と海脚との間に長尺物の荷役場
合を確保する必要があってクレーンが大型化し、それに
伴い建屋等の設備費が嵩む、という問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、前述の従来例の天井クレーンを備えた
全天候型船積設備の問題点を解消するために案出された
もので、その要旨とするところは、建屋内に天井クレー
ンを備えた全天候型船積設備において、前記建屋の一部
のみを高くして退避用建屋を形成し、該退避用建屋内
に、ガーダ吊上装置により走行レールから分離して吊上
げられた天井クレーンを格納することを特徴とする全天
候型船積設備にある。
〔実施例〕
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述べ
る。
第1図は本考案の実施例の模式図における正面図、第2
図は第1図のA〜A断面図、第3図は第2図の要部拡大
詳細図、第4図は第3図のB〜矢視図、第5図は第3図
の集電器の詳細図である。
これらの図において、本実施例の天井クレーン4は、走
行レール7,7上を車輪26を介して移動するクレーンガー
ダ13にトロリー9や運転室10を設けた、モノガーダ式ま
たはダブルガーダ式の通常の天井クレーンである。この
天井クレーン4によって、陸上の輸送レーン11上を搬送
される扱物12を吊り上げ、建屋3の海脚2と岸壁1との
間に接岸している輸送船5に積込んだり、輸送船5から
積み降ろしたりする。
ここにおいて、本実施例では、建屋3の一部のみを高く
し、そこへ天井クレーン4を退避させるようにしてい
る。
すなわち、第1図に示すように、建屋3における輸送船
5の長さ方向の略中央部に退避用建屋14を構成してい
る。そして、この退避用建屋14には、天井クレーン4を
吊り上げるため次のような1対のクレーン吊上装置15が
設けられている。
このクレーン吊上装置15には、第2図から第5図に示す
ようにクレーンガーダ13の両端部上側に吊上げ用金具16
が植設され、これらの吊上げ用金具16にそれぞれ係合す
るフック17を備えたクレーン吊り上げ用の吊りビーム18
を設け、これらの1対の吊りビーム18は、走行レール7
の上方で平行になるように1対の昇降退避用ウインチ21
によりそれぞれ吊設されている。
以下、片側構造についてのみ述べると、この吊りビーム
18の両上端面には、ブラケット19を介してロープ用プー
リ20が取付けられている。このプーリ20には建屋3の外
側に設けた突設台21′上の昇降退避用ウインチ21からロ
ープ22が掛けられている。したがって、このウインチ21
の作動によって吊りビーム18を昇降するようになってい
る。
また、建屋柱23の内側には吊りビーム18の最大巻下げ付
近にガイドレール24が設けられており、このガイドレー
ル24を挟持して転動するガイドローラ25が吊りビーム18
の中央部の外側面に取付けられている。これらのガイド
レール24およびガイドローラ25によって案内されて、ク
レーンガーダ13の車輪26を走行レール7上に確実に載置
できるようにしている。
このガイドローラ25は、天井クレーン4の左右方向(第
2図におけるクレーンガーダ13の左右方向)を規制する
1個の第1のガイドローラ25aと、天井クレーン4の前
後方向(第2図におけるクレーンガーダ13の紙面に直交
する方向に前後進する側の方向)を規制する第2のガイ
ドローラ25b,25bとから構成されている。つまり、1個
の正面用ガイドローラと2個の側面用ガイドローラとか
ら構成されている。そして、第1のガイドローラ25aは
ブラケット27を介して吊りビーム18に取付けられ、第2
のガイドローラ25b,25bは吊りビーム18で片持支持され
たアーム28を介してそれぞれ取付けられている。このア
ーム28は、その直交方向に貫通された軸29により保持さ
れた1対のスプリング30,30によってガイドレール24を
挟むように付勢されている。この軸29は吊りビーム18に
取付けられたブラケット31によって支持されると共に、
前記アーム28がこのブラケット31に当接するようになっ
ている。一方、ガイドレール24の上端側はテーパ24aに
より細く形成されていて前記ガイドローラ25が挟持しや
すいようにしている。
また、クレーンガーダ13の片側端面には、パンダグラフ
からなる複数のクレーン走行用集電器32が取付けられて
おり、また、建屋3側には走行レール7に走行にこの集
電器32に対応するクレーン供電用トロリー線33が取付け
られている。この集電器32の取付台34は伸縮可能の2本
の足35に取付けられていると共に、モートルシリンダ等
から構成される接離駆動装置36によりクレーン供電用ト
ロリー線33に密着させたり引き込めたりするようになっ
ている。したがって、クレーンガーダ13を走行レール7
から吊り上げる前には、接離駆動装置36によって、集電
器32をトロリー線33から外しておくことができるように
している。
次に、本実施例の作用を述べると、輸送船5の入船する
前に、天井クレーン4を退避用建屋14の位置に待機させ
る。それと同時に、トロリー9をレールクランプ装置等
により移動できないようにクレーンガーダ13に固定す
る。次に、建屋3側よりクレーン走行用集電器32をクレ
ーン給電用トロリー線33から離すため、引込み用電源を
接離駆動装置36に給電すると、取付台34が引込まれ集電
器32がトロリー線33から外れる。集電器32が完全に外れ
た後、接離駆動装置36の引込み用電源のコンセントを抜
いておく。
次に、昇降退避用ウインチ21を駆動し、クレーン吊り上
げ用の吊りビーム18を巻下げるとガイドレール24に案内
されて吊りビーム18は降下する。次いで、吊りビーム18
がクレーンガーダ13の両端部に設けられた4個の吊上げ
用金具16の所に巻下げられたとき、昇降退避用ウインチ
21を停止させ、吊上げ用金具16に吊りビーム18のフック
17を係合して、再びウインチ21を駆動し、天井クレーン
4を退避用建屋14内に退避させる。このとき、左右の吊
りビーム18の巻上げ高さは電気的に同調されており、天
井クレーン4は所定の範囲以外に傾くことはない。
天井クレーン4が退避用建屋14まで吊上げられ、輸送船
5が入船した後、ウインチ21を駆動して吊りビーム18に
吊られた天井クレーン4を巻下げる。そのとき、天井ク
レーン4が走行レール7に載置される手前から吊りビー
ム18はガイドレール24にガイドされるので天井クレーン
4を確実に走行レール7上に載置される。走行レール7
上に天井クレーン4がセットされると、吊り上げ用金具
16から吊りビーム18のフック17を外し、吊りビーム18を
トロリー9の移動に干渉しない位置に迄吊り上げてお
く。
次いで、クレーン供電用トロリー線33から天井クレーン
4に給電を行うために、集電器32の接離駆動装置36に突
出用電源を給電し、集電器32を突出させトロリー線33に
接触させる。その後、突出用電源のコンセントを抜き、
天井クレーン4の荷役作業を開始する。
次に、荷役終了後の天井クレーン4やウインチ21等の操
作は輸送船5の入船前と同様に行う。
なお、本実施例のクレーン走行用集電器32を引込めたり
突出させたりする接離駆動装置36の電源はコンセントを
用いて入れたり外したりしているが、本考案はこれに限
らず、天井クレーン4に搭載したバッテリにより給電し
てもよい。そのときはリモートコントロールスイッチに
より行うようにする。
また、吊り上げ用金具16とフック17との代りに、ピン結
合方式やツイストロック方式を採用してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、建屋の一部の高さを高くして退避用建
屋を設け、これに天井クレーンを退避格納させるように
して輸送船のマスト等が天井クレーンと干渉しないよう
にしたので、建屋全体および天井クレーンの設置位置を
低くすることができる。したがって、建屋を低く構築で
きた分、建築費を節減することができる。
その上、荷役作業中の天井クレーンの設置位置が低いの
で、吊りロープが短縮され、位置決め等の操作性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の模式図における正面図、第2
図は第1図のA〜A断面図、第3図は第2図の要部拡大
詳細図、第4図は第3図のB〜矢視図、第5図は第3図
の集電器の詳細図、第6図は従来例の模式図における断
面図である。 3……建屋、4……天井クレーン、7……走行レール、
13……クレーンガーダ、14……退避用建屋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 相馬 昭夫 福岡県北九州市八幡東区枝光1―1―1 新日本製鐵株式會社設備技術本部内 (72)考案者 亀田 純一 福岡県北九州市八幡東区枝光1―1―1 新日本製鐵株式會社設備技術本部内 (72)考案者 臼井 士郎 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式會社光製鐵所内 (56)参考文献 実公 昭61−43832(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建屋内に天井クレーンを備えた全天候型船
    積設備において、 前記建屋の一部のみを高くして退避用建屋を形成し、該
    退避用建屋内に、ガーダ吊上装置により走行レールから
    分離して吊上げられた天井クレーンを格納することを特
    徴とする全天候型船積設備。
  2. 【請求項2】天井クレーンのガーダの両端を、1対のウ
    インチにより吊上げることを特徴とする請求項(1)記
    載の全天候型船積設備。
JP12920190U 1990-11-30 1990-11-30 全天候型船積設備 Expired - Lifetime JPH0739917Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12920190U JPH0739917Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 全天候型船積設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12920190U JPH0739917Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 全天候型船積設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0486691U JPH0486691U (ja) 1992-07-28
JPH0739917Y2 true JPH0739917Y2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=31876616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12920190U Expired - Lifetime JPH0739917Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 全天候型船積設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739917Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009128170A1 (ja) * 2008-04-18 2009-10-22 三菱重工業株式会社 レードルクレーン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009128170A1 (ja) * 2008-04-18 2009-10-22 三菱重工業株式会社 レードルクレーン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0486691U (ja) 1992-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4747745A (en) Selective beam gantry crane
EP0879785A2 (en) Container crane
US5915906A (en) Apparatus for loading and unloading a ship
JPH0739917Y2 (ja) 全天候型船積設備
CN219239043U (zh) 一种防倾覆门式起重机
US3102642A (en) List compensating device
JP2819990B2 (ja) ホイスト型タワークレーン
JPH03159897A (ja) 船舶用重量物貨物搭載装置
JP2551161Y2 (ja) 天井走行クレーン装置
JPH075105Y2 (ja) コンテナクレーン
KR960004057B1 (ko) 전천후 부두 선적시스템
JPH10115192A (ja) トンネル用床版取付装置
JPH0544794U (ja) 揚艇装置
JPH08216772A (ja) 電柱運搬車
JPH03194013A (ja) ダム等における係船設備及び係船方法
CN220664720U (zh) 一种隧道简易起重装置
CN212668593U (zh) 一种用于集装箱运输的h型支腿
JPS61211460A (ja) 二段方式駐車装置
CN116891189B (zh) 一种海运码头起重机械设备
CN214652986U (zh) 一种建筑工程用新型起重装置
CN210682410U (zh) 一种物流运输装卸装置
JP3298488B2 (ja) コンテナクレーン
US10793399B2 (en) Girder beam installation and removal system and method
JP2833439B2 (ja) ホイスト型タワークレーン
JP3149362B2 (ja) 揚重機能を備えた荷受け荷取り装置