JPH0544794U - 揚艇装置 - Google Patents
揚艇装置Info
- Publication number
- JPH0544794U JPH0544794U JP40364490U JP40364490U JPH0544794U JP H0544794 U JPH0544794 U JP H0544794U JP 40364490 U JP40364490 U JP 40364490U JP 40364490 U JP40364490 U JP 40364490U JP H0544794 U JPH0544794 U JP H0544794U
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- Japan
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- guide
- gondola
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 揚艇装置を構造簡単とし、しかも作業時間を
短縮する。 【構成】 岸壁2の垂直面に沿って1対のIビ−ムを立
ててガイドレ−ル1を構成し、これらのガイドレ−ル1
に案内されて昇降するゴンドラ3を設け、このゴンドラ
の垂直案内部3aに、ガイドレ−ル1の平行辺の正面と
内面とを転動するガイドロ−ラ4,5を設けて、ゴンド
ラの案内と共に片持支持と揺動防止とをする。
短縮する。 【構成】 岸壁2の垂直面に沿って1対のIビ−ムを立
ててガイドレ−ル1を構成し、これらのガイドレ−ル1
に案内されて昇降するゴンドラ3を設け、このゴンドラ
の垂直案内部3aに、ガイドレ−ル1の平行辺の正面と
内面とを転動するガイドロ−ラ4,5を設けて、ゴンド
ラの案内と共に片持支持と揺動防止とをする。
Description
【0001】
本考案は、ボ−ト等を陸上げするための揚艇装置、詳しくはボ−トリフタに関 するものである。
【0002】
現在、ヨットやボ−トの保有台数は、近年のレジャ−ブ−ムを背景に急増し、 35万艇といわれ、10年後には50万艇以上になるものと推定されている。そ のため、ヨット等の保管場所の不足が深刻化し、揚艇装置、例えばフォ−クリフ ト、走行クレ−ン、ボ−トリフタ等と呼ばれる陸上げ装置の開発が要請されてい る。したがって、揚艇装置には各種の提案がなされている。例えば、実公昭52 −35680号公報では、コンクリ−トで固められた岸壁の垂直面に、1対のガ イドレ−ルを上下方向に設け、これらのガイドレ−ルに案内されて摺動するガイ ド片を備えた揚艇枠を設け、この揚艇枠内でボ−トの船底をすくい上げるように して保持し、この揚艇枠を、これらのガイドレ−ルの上方で陸上から水上にかけ て突出したクレ−ンガ−ダを走行するトロリ−により、その揺動を防ぎながら、 ボ−トを陸上げ、下げする走行クレ−ン型の揚艇装置が提案されている。
【0003】 しかしながら、かかる揚艇装置では、ボ−トの陸上げの際、揚艇枠を上下方向 および水平方向に移動させるので、全体の構造が複雑となり、しかも作業時間が かかる、という問題があり、また、揚艇枠をトロリ−により昇降させる際、その 揺動を防ぐため岸壁に設けた1対のガイドレ−ルの他に、トロリ−より吊設した 1対の案内ビ−ムを設けているので、構造が複雑となり、しかもガイドレ−ルと 案内ビ−ムとが上下方向に一致しなければ、揚艇枠の昇降ができず、したがって 、一致させる作業に時間がかかる、という問題があった。 以上のように、従来提案されているいずれの揚艇装置も、その構造が複雑で、 その作業時間がかかる、という問題があった。
【0004】
そこで、本考案は、構造簡単で作業時間のかからない揚艇装置を開発しようと して案出されたもので、その要旨とするところは、岸壁の垂直面に上下方向に設 けた1対のガイドレ−ルを、水中から岸壁の上方に向け立設するよう添設し、こ れらのガイドレ−ルに案内されて昇降し且つ吊設された、側面視L字状のゴンド ラを備え、該ゴンドラに船体を載置して陸上げ、下げする揚艇装置にあって、前 記ガイドレ−ルをH状鋼材で構成し、ゴンドラを二股状垂直案内部と水平載置台 とで構成し、これらの垂直案内部の上、下端部に、前記ガイドレ−ルの断面平行 辺の正面を転動する正面用ガイドロ−ラと、平行辺内面を転動する1対の内面用 ガイドロ−ラとをそれぞれ設け、これらのガイドロ−ラによりガイドレ−ルの平 行辺の一つを挟んでゴンドラを片持支持したことを特徴とする揚艇装置にある。
【0005】
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述べる。 本実施例は、ボ−トリフタ型の揚艇装置で、大型のレジャ−ボ−トを扱うのに 好適であって、各部材は耐蝕性のものを使用している。図1において、1は岸壁 2の垂直面に固着された1対のガイドレ−ルで、岸壁2の水平面より深さ約6m 、高さ約10mにしている。また、このガイドレ−ル1にはステンレス製H状の 鋼材(例えば、I型鋼やH鋼)を使用して腐蝕を防止し、かつ、頑強に構成して いる。このガイドレ−ル1にはこれに案内されて昇降するゴンドラ3を設けてい る。このゴンドラ3は側面視でL字状に構成し、その垂直部は二股状垂直案内部 3a,3aで構成し、水平部は水平載置台3bで構成している。これらの垂直案 内部3a(左右同一構造に付き、片側のみ述べる)は水平載置台3bを片持支持 すると共に、ガイドレ−ル1に案内されている。
【0006】 そのため、垂直案内部3aの上、下端部には、H状のガイドレ−ル1の断面平 行辺の正面を転動する正面用ガイドロ−ラ4と平行辺の内面を転動する1対の内 面用ガイドロ−ラ5,5とがそれぞれ取付けられている。また、この垂直案内部 3aの上端にはブラケット6が取付けてあって、このブラケット6にワイヤ−7 の一端が固着されている。このワイヤ−7は、ガイドレ−ル1の上端にブラケッ ト8を介して取付けられたワイヤ−プ−リ9を巻回してウインチ10に巻取られ ている。このウインチ10は操作盤11で操作されるブレ−キモ−タと減速機( いずれも図示せず)とから構成している。そして、このウインチ10は岸壁2に 埋設されていて、後述の船台12等の走行に支障のないようにしている。
【0007】 また、前記水平載置台3bは、コロ付船台12を載置できるようになっており 、この船台12にはボ−ト13が載置保持できるように上開き状に傾斜した受部 12aを突設している。また、この船台12は1対のガイドレ−ル1の間を通っ て水平載置台3bへ出入れするようになっている。また、水平載置台3bの先端 と前記ブラケット7とをステ−14で連結して補強している。
【0008】 また、前記ガイドレ−ル1の下端側には、水平載置台3bの昇降下限を決める ゴム製の下部ストッパ15が設けてあり、また、上端側には、垂直案内部3bの 昇降の上限を決める上部ストッパ16が設けてある。なお、ブラケット8と岸壁 2の地表とをステ−17で連結して補強している。
【0009】 次に、本実施例の作用を述べると、ボ−ト13を水上から陸上げするには、予 めゴンドラ3に船台12を載せ、車輪止め18で固定した後、ウインチ10の駆 動により水中に沈めておく。次いで、ボ−ト13を1対のガイドレ−ル1間を目 安として岸壁2に寄せる。そこで、ウインチ10を再び駆動してゴンドラ3を浮 上させ、船台12によりボ−ト13をすくい上げる。次いで、ボ−ト13を船台 12と共にフォ−クリフト等で取出す。また、ボ−ト13を陸上から水中に降ろ すには、前記陸上げと逆の操作をすればよい。すなわち、ボ−ト13を船台12 と共にフォ−クリフト等でゴンドラ3に乗せ、車輪止め18をしておく。次いで 、ウインチ10を駆動してゴンドラ3を降ろして着水させる。そこで、ボ−ト13 は船台12から浮上して離れるので、ボ−ト13を横へ移動させておきゴンドラ 3を岸壁2の水平面に迄上昇させ、車輪止め18を外して船台12を撤去する。 なお、これらの陸上げおよび下げに要する時間はそれぞれ約5分であった。
【0010】
本考案によれば、岸壁に立てられた1対のガイドレ−ルに沿って昇降するゴン ドラによって、船体を陸上げ、下げするので、構造がきわめて簡単となり、しか も短時間に作業ができる。 殊に、ガイドレ−ルをH状鋼材で構成し、このH状鋼材の正面を転動するガイ ドロ−ラと、内面を転動する1対のガイドロ−ラとで挟んで案内するので、ゴン ドラの片持支持ができると共に、昇降時のゴンドラの揺動を防ぎ、安全な揚艇装 置とすることができる。
【図1】本考案の実施例の斜視図である。
1 ガイドレ−ル 2 岸壁 3 ゴンドラ 3a 垂直案内部 3b 水平載置台 4 ガイドロ−ラ 5 ガイドロ−ラ
Claims (1)
- 【請求項1】 岸壁の垂直面に上下方向に設けた1対の
ガイドレ−ルを、水中から岸壁の上方に向け立設するよ
う添設し、これらのガイドレ−ルに案内されて昇降し且
つ吊設された、側面視L字状のゴンドラを備え、該ゴン
ドラに船体を載置して陸上げ、下げする揚艇装置にあっ
て、前記ガイドレ−ルをH状鋼材で構成し、ゴンドラを
二股状垂直案内部と水平載置台とで構成し、これらの垂
直案内部の上、下端部に、前記ガイドレ−ルの断面平行
辺の正面を転動する正面用ガイドロ−ラと、平行辺内面
を転動する1対の内面用ガイドロ−ラとをそれぞれ設
け、これらのガイドロ−ラによりガイドレ−ルの平行辺
の一つを挟んでゴンドラを片持支持したことを特徴とす
る揚艇装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40364490U JPH0544794U (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 揚艇装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40364490U JPH0544794U (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 揚艇装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544794U true JPH0544794U (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18513372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40364490U Pending JPH0544794U (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | 揚艇装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0544794U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101487296B1 (ko) * | 2013-05-03 | 2015-01-28 | 삼성중공업 주식회사 | 해상구조물의 구명정 진수 장치 및 진수 방법 |
KR101497444B1 (ko) * | 2013-05-02 | 2015-03-03 | 삼성중공업 주식회사 | 해상구조물의 구명정 진수 장치 |
KR101497442B1 (ko) * | 2013-05-02 | 2015-03-03 | 삼성중공업 주식회사 | 해상구조물의 구명정 진수 장치 및 진수 방법 |
KR20150145585A (ko) * | 2014-06-20 | 2015-12-30 | 삼성중공업 주식회사 | 구명보트 진수 장치 |
CN108407999A (zh) * | 2018-05-11 | 2018-08-17 | 乐世华 | 一种水上机器人自动升降回收装置 |
KR20230062054A (ko) * | 2021-10-29 | 2023-05-09 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 수중운동체 진회수 장치 및 시스템 |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP40364490U patent/JPH0544794U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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