JP2577970Y2 - ワイパモータの軸受固定構造 - Google Patents
ワイパモータの軸受固定構造Info
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- JP2577970Y2 JP2577970Y2 JP1992077943U JP7794392U JP2577970Y2 JP 2577970 Y2 JP2577970 Y2 JP 2577970Y2 JP 1992077943 U JP1992077943 U JP 1992077943U JP 7794392 U JP7794392 U JP 7794392U JP 2577970 Y2 JP2577970 Y2 JP 2577970Y2
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- JP
- Japan
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- bearing
- case
- screw
- wiper motor
- fixing
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワイパを作動させる
ワイパモータにおいてアーマチュア軸を回転自在に支持
するのに利用されるワイパモータの軸受固定構造に関す
る。
ワイパモータにおいてアーマチュア軸を回転自在に支持
するのに利用されるワイパモータの軸受固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイパモータのアーマチュア軸を
回転自在に支持するワイパモータの軸受固定構造として
は、ケースに一方側を当接させた軸受の他方側に押え金
具を配置するとともに、ケースの外側から軸受の他方側
の押え金具に対しねじを締め付けることによって軸受を
ケースに固定していたものが知られている。ケースには
外側から内側まで連通させたねじ挿通孔が設けられてお
り、このねじ挿通孔はアーマチュア軸の軸方向に沿って
形成されていた。
回転自在に支持するワイパモータの軸受固定構造として
は、ケースに一方側を当接させた軸受の他方側に押え金
具を配置するとともに、ケースの外側から軸受の他方側
の押え金具に対しねじを締め付けることによって軸受を
ケースに固定していたものが知られている。ケースには
外側から内側まで連通させたねじ挿通孔が設けられてお
り、このねじ挿通孔はアーマチュア軸の軸方向に沿って
形成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のワイパ
モータの軸受固定構造では、ケースの外側から押え金具
に対してねじを締付けるため、ケースに内側から外側ま
で連通させたねじ挿通孔を形成する必要があり、このね
じ挿通孔があることにより、ねじ挿通孔にグロメット等
のシール材を装着したとしても、防水性能の問題および
コストアップの問題から、水のかかりやすい部位に設置
し難いという問題点があった。また、軸受をケースに固
定するに際し、ケースの内側で押え金具を支持しなが
ら、ケースの外側でねじを締め付けなければならないこ
とから、組立上の製品の方向変換作業も生じ、作業が繁
雑なものとなり易いという問題点もあり、これらの問題
点を解決することが課題となっていた。
モータの軸受固定構造では、ケースの外側から押え金具
に対してねじを締付けるため、ケースに内側から外側ま
で連通させたねじ挿通孔を形成する必要があり、このね
じ挿通孔があることにより、ねじ挿通孔にグロメット等
のシール材を装着したとしても、防水性能の問題および
コストアップの問題から、水のかかりやすい部位に設置
し難いという問題点があった。また、軸受をケースに固
定するに際し、ケースの内側で押え金具を支持しなが
ら、ケースの外側でねじを締め付けなければならないこ
とから、組立上の製品の方向変換作業も生じ、作業が繁
雑なものとなり易いという問題点もあり、これらの問題
点を解決することが課題となっていた。
【0004】
【考案の目的】この考案に係わるワイパモータの軸受固
定構造は、防水性に富むとともに極めて簡潔に作業を行
なうことができるワイパモータの軸受固定構造を提供す
ることを目的としている。
定構造は、防水性に富むとともに極めて簡潔に作業を行
なうことができるワイパモータの軸受固定構造を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係わるワイパ
モータの軸受固定構造は、ケースにアーマチュア軸の軸
方向に対し傾斜した螺入角を有する有底のねじ孔を設
け、前記ねじ孔にねじ込まれる軸受固定用ねじをケース
に仮止めた状態で軸受の外径よりも大きい軸受挿入用ギ
ャップを設定して軸受の挿通を可能にするとともに、軸
受固定用ねじをケースに締め終えた状態で軸受の外径よ
りも小さい軸受抜止め用ギャップを設定して軸受を固定
する軸受押えプレートを設けた構成としたことを特徴と
している。
モータの軸受固定構造は、ケースにアーマチュア軸の軸
方向に対し傾斜した螺入角を有する有底のねじ孔を設
け、前記ねじ孔にねじ込まれる軸受固定用ねじをケース
に仮止めた状態で軸受の外径よりも大きい軸受挿入用ギ
ャップを設定して軸受の挿通を可能にするとともに、軸
受固定用ねじをケースに締め終えた状態で軸受の外径よ
りも小さい軸受抜止め用ギャップを設定して軸受を固定
する軸受押えプレートを設けた構成としたことを特徴と
している。
【0007】
【考案の作用】この考案に係わるワイパモータの軸受固
定構造において、軸受固定用ねじをケースに仮止める
と、軸受押えプレートによって軸受の外径よりも大きい
軸受挿入用ギャップが設定される。この軸受挿入用ギャ
ップを介してケース側に軸受を配置してから軸受固定用
ねじを締め終えると、軸受押えプレートによって軸受の
外径よりも小さい軸受抜け止め用ギャップが設定される
ので、軸受はケースに対して固定される。軸受固定用ね
じはアーマチュア軸の軸方向に対し傾斜した螺入角で有
底状のねじ孔にねじ込まれるため、軸受の固定は単一の
方向からのみによって行なわれる。
定構造において、軸受固定用ねじをケースに仮止める
と、軸受押えプレートによって軸受の外径よりも大きい
軸受挿入用ギャップが設定される。この軸受挿入用ギャ
ップを介してケース側に軸受を配置してから軸受固定用
ねじを締め終えると、軸受押えプレートによって軸受の
外径よりも小さい軸受抜け止め用ギャップが設定される
ので、軸受はケースに対して固定される。軸受固定用ね
じはアーマチュア軸の軸方向に対し傾斜した螺入角で有
底状のねじ孔にねじ込まれるため、軸受の固定は単一の
方向からのみによって行なわれる。
【0008】
【実施例】以下、この考案に係わるワイパモータの軸受
固定構造の一実施例を図1ないし図3に基いて説明す
る。
固定構造の一実施例を図1ないし図3に基いて説明す
る。
【0009】図1に示すワイパモータ1は、ケース2が
第1のケース2a(モータヨーク)と第2のケース2b
(ギヤケース)とから構成されており、第1のケース2
aの開口端部が第2のケース2bの基端側に図示しない
ねじをねじ込ませることによって固定されている。第1
のケース2a内には、アーマチュア3に備えられたアー
マチュア軸3aの一方側に配設されたコイル部3bと整
流子3cが収容されており、アーマチュア軸3aの他方
側に設けられたウオーム3dが第2のケース2bに形成
された軸孔2b1内に挿入されている。前記ウオーム3
dにはウオームホイール4が噛み合っており、このウオ
ームホイール4は、ウオーム3dを介しアーマチュア軸
3aの回転動力を伝達されて同心円上に設けられた出力
軸5を回転させる。前記出力軸5には図示しないクラン
クアームが連結される。
第1のケース2a(モータヨーク)と第2のケース2b
(ギヤケース)とから構成されており、第1のケース2
aの開口端部が第2のケース2bの基端側に図示しない
ねじをねじ込ませることによって固定されている。第1
のケース2a内には、アーマチュア3に備えられたアー
マチュア軸3aの一方側に配設されたコイル部3bと整
流子3cが収容されており、アーマチュア軸3aの他方
側に設けられたウオーム3dが第2のケース2bに形成
された軸孔2b1内に挿入されている。前記ウオーム3
dにはウオームホイール4が噛み合っており、このウオ
ームホイール4は、ウオーム3dを介しアーマチュア軸
3aの回転動力を伝達されて同心円上に設けられた出力
軸5を回転させる。前記出力軸5には図示しないクラン
クアームが連結される。
【0010】また、アーマチュア軸3aの一方側の端部
寄りは第1のケース2a内に固定された第1の軸受6に
より回転自在に支持された状態で、端部が第1のケース
2aのエンド部2a1側に当接しており、アーマチュア
軸3aの中央は第2のケース2bに固定された第2の軸
受7により回転自在に支持されている。
寄りは第1のケース2a内に固定された第1の軸受6に
より回転自在に支持された状態で、端部が第1のケース
2aのエンド部2a1側に当接しており、アーマチュア
軸3aの中央は第2のケース2bに固定された第2の軸
受7により回転自在に支持されている。
【0011】そして、アーマチュア軸3aのほぼ中央に
は位置決め用リング8がアーマチュア軸3aの径方向に
沿ってわずかに突出させた状態で取付けられており、ア
ーマチュア軸3aは、位置決め用リング8が前記第2の
軸受7に当接することによってウオームホイール4とウ
オーム3dとの噛み合いにより生ずるアーマチュア軸3
aの軸方向に沿った図1中の下方に向けたスラスト荷重
を阻止されるとともに逆方向のアームチュア軸スラスト
荷重は、ケース2aのエンド部2a1で受ける。
は位置決め用リング8がアーマチュア軸3aの径方向に
沿ってわずかに突出させた状態で取付けられており、ア
ーマチュア軸3aは、位置決め用リング8が前記第2の
軸受7に当接することによってウオームホイール4とウ
オーム3dとの噛み合いにより生ずるアーマチュア軸3
aの軸方向に沿った図1中の下方に向けたスラスト荷重
を阻止されるとともに逆方向のアームチュア軸スラスト
荷重は、ケース2aのエンド部2a1で受ける。
【0012】第2のケース2bの基端側にはホルダベー
ス9が取付けられている。このホルダベース9は略円形
状の外観を有するものであって、ほぼ中央に前記第2の
軸受7の外径および前記整流子3cの外径よりもわずか
に大きい内径寸法の中央孔9aが設けられている。また
ホルダベース9の両端側には端縁から中央孔9aに向け
て凹状をなすものとして半円形状に切除した切欠9b,
9bが設けられており、ホルダベース9の前記整流子3
c側にはこの整流子3cに圧接させるブラシ10(3個
のうちの1個は図示せず)を収容したブラシホルダ11
(3個のうちの1個は図示せず)が取付けられている。
前記各ブラシ10はケース2の外側においてコネクタ1
2まで電気的に接続されており、コネクタ12を介して
ブラシ10に流れた電流が整流子3cによってコイル部
3bに供給される。
ス9が取付けられている。このホルダベース9は略円形
状の外観を有するものであって、ほぼ中央に前記第2の
軸受7の外径および前記整流子3cの外径よりもわずか
に大きい内径寸法の中央孔9aが設けられている。また
ホルダベース9の両端側には端縁から中央孔9aに向け
て凹状をなすものとして半円形状に切除した切欠9b,
9bが設けられており、ホルダベース9の前記整流子3
c側にはこの整流子3cに圧接させるブラシ10(3個
のうちの1個は図示せず)を収容したブラシホルダ11
(3個のうちの1個は図示せず)が取付けられている。
前記各ブラシ10はケース2の外側においてコネクタ1
2まで電気的に接続されており、コネクタ12を介して
ブラシ10に流れた電流が整流子3cによってコイル部
3bに供給される。
【0013】また、第2のケース2bの基端寄りには、
前記軸孔2b1に同心で且つ環状をなす軸受取付部2b
2が設けられているとともに、この軸受取付部2b2の
外周側の相対向する位置にはアーマチュア軸3aの軸方
向に対し第2のケース2bの基端側に行くに従ってアー
マチュア軸3aから離れるものとしてアーマチュア3の
コイル部3bの外側部分に傾斜させた螺入角α(図3に
示す)を有する有底で且つ段付のねじ孔2b3,2b3
が設けられている。前記ねじ孔2b3,2b3は軸受取
付部2b2の外周側に形成された傾斜面2b4,2b4
のほぼ中央に設けられており、ねじ孔2b3のまわりに
は、図2中の上方に向けホルダベース9に近接させたも
のとして矩形に突出したガイド2b5,2b5が設けら
れている。両ガイド2b5,2b5の離隔寸法は、後述
する軸受押えプレート14の幅寸法よりもわずかに大き
い。前記軸受取付け部2b2の深さ寸法は第2の軸受7
の厚さ寸法よりも小さくなっており、軸受取付け部2b
2に第2の軸受7を挿入すると、第2の軸受7は傾斜面
2b4,2b4からわずかに露出する。
前記軸孔2b1に同心で且つ環状をなす軸受取付部2b
2が設けられているとともに、この軸受取付部2b2の
外周側の相対向する位置にはアーマチュア軸3aの軸方
向に対し第2のケース2bの基端側に行くに従ってアー
マチュア軸3aから離れるものとしてアーマチュア3の
コイル部3bの外側部分に傾斜させた螺入角α(図3に
示す)を有する有底で且つ段付のねじ孔2b3,2b3
が設けられている。前記ねじ孔2b3,2b3は軸受取
付部2b2の外周側に形成された傾斜面2b4,2b4
のほぼ中央に設けられており、ねじ孔2b3のまわりに
は、図2中の上方に向けホルダベース9に近接させたも
のとして矩形に突出したガイド2b5,2b5が設けら
れている。両ガイド2b5,2b5の離隔寸法は、後述
する軸受押えプレート14の幅寸法よりもわずかに大き
い。前記軸受取付け部2b2の深さ寸法は第2の軸受7
の厚さ寸法よりも小さくなっており、軸受取付け部2b
2に第2の軸受7を挿入すると、第2の軸受7は傾斜面
2b4,2b4からわずかに露出する。
【0014】前記ねじ孔2b3,2b3には軸受固定用
ねじ13,13がねじ込まれる。この軸受固定用ねじ1
3,13のねじ部分には矩形の板状をなす軸受押えプレ
ート14,14が遊嵌状態で装着されている。この軸受
押えプレート14,14は、軸受固定用ねじ13,13
をねじ孔2b3,2b3の段付部分に挿入することによ
って第2のケース2bに対して仮止めた状態でホルダベ
ース9に掛止するとともに第2の軸受7の外径寸法T1
に対して軸受挿入用ギャップ寸法L1を設定する機能を
有し、軸受固定用ねじ13,13を第2のケース2bの
ねじ孔2b3,2b3に対して締め終えた状態で第2の
軸受7の外径寸法T1に対して軸受抜止め用ギャップ寸
法L3を設定するとともに第2の軸受7に係止する機能
を有する。
ねじ13,13がねじ込まれる。この軸受固定用ねじ1
3,13のねじ部分には矩形の板状をなす軸受押えプレ
ート14,14が遊嵌状態で装着されている。この軸受
押えプレート14,14は、軸受固定用ねじ13,13
をねじ孔2b3,2b3の段付部分に挿入することによ
って第2のケース2bに対して仮止めた状態でホルダベ
ース9に掛止するとともに第2の軸受7の外径寸法T1
に対して軸受挿入用ギャップ寸法L1を設定する機能を
有し、軸受固定用ねじ13,13を第2のケース2bの
ねじ孔2b3,2b3に対して締め終えた状態で第2の
軸受7の外径寸法T1に対して軸受抜止め用ギャップ寸
法L3を設定するとともに第2の軸受7に係止する機能
を有する。
【0015】ここで、第2の軸受7を軸受取付け部2b
2に固定するに際しては、図3により明らかなように、
ホルダベース9を第2のケース2bに固定したうえで、
軸受押えプレート14をねじ部分の基端側に装着した軸
受固定用ねじ13のねじ部分の先端側をホルダベース9
の切欠9bを介し図3に示すドライバーDでねじ孔2b
3の段付部分に挿入したうえでわずかにねじ込むと、ね
じ孔2b3が螺入角αで傾斜していることによってアー
マチュア軸3aの軸方向すなわち軸孔2b1の孔方向に
対して傾斜したものとなっているため、軸受押え用プレ
ート14は軸孔2b1から離れた位置で軸受固定用ねじ
13のねじ部分によりその基端側に引掛るとともに軸受
押えプレート14の軸孔側端部14aがホルダベース9
に掛止し、仮止め状態となる。仮止め状態は、軸受固定
用ねじ13のねじ部分をねじ孔2b3の段付部分に挿入
しただけでもなされる。この仮止め状態で、軸受押えプ
レート14は軸受固定用ねじ13とともに軸受取付け部
2b2から離れているため、第2の軸受7の外径T1
(軸受取付け部2b2の内径)よりも軸受挿入用ギャッ
プL1だけ大きい軸受挿入用寸法L2を設定する。
2に固定するに際しては、図3により明らかなように、
ホルダベース9を第2のケース2bに固定したうえで、
軸受押えプレート14をねじ部分の基端側に装着した軸
受固定用ねじ13のねじ部分の先端側をホルダベース9
の切欠9bを介し図3に示すドライバーDでねじ孔2b
3の段付部分に挿入したうえでわずかにねじ込むと、ね
じ孔2b3が螺入角αで傾斜していることによってアー
マチュア軸3aの軸方向すなわち軸孔2b1の孔方向に
対して傾斜したものとなっているため、軸受押え用プレ
ート14は軸孔2b1から離れた位置で軸受固定用ねじ
13のねじ部分によりその基端側に引掛るとともに軸受
押えプレート14の軸孔側端部14aがホルダベース9
に掛止し、仮止め状態となる。仮止め状態は、軸受固定
用ねじ13のねじ部分をねじ孔2b3の段付部分に挿入
しただけでもなされる。この仮止め状態で、軸受押えプ
レート14は軸受固定用ねじ13とともに軸受取付け部
2b2から離れているため、第2の軸受7の外径T1
(軸受取付け部2b2の内径)よりも軸受挿入用ギャッ
プL1だけ大きい軸受挿入用寸法L2を設定する。
【0016】そして、前記仮止め状態において、第2の
軸受7をホルダベース9の中央孔9aから落とし込み、
第2のケース2bの軸受取付け部2b2に第2の軸受7
の外輪7aを挿入したうえで、第2の軸受7の内輪7b
内にアーマチュア軸3aを挿通させる。
軸受7をホルダベース9の中央孔9aから落とし込み、
第2のケース2bの軸受取付け部2b2に第2の軸受7
の外輪7aを挿入したうえで、第2の軸受7の内輪7b
内にアーマチュア軸3aを挿通させる。
【0017】そこで、仮止め状態の軸受固定用ねじ13
をねじ込んでいくと、軸受押えプレート14は幅寸法が
両ガイド2b5,2b5の離隔寸法よりもわずかに小さ
くなっているため、ガイド2b5,2b5によって回転
不能に支持されながら軸受固定用ねじ13の頭部分に押
圧されて軸孔側端部14aが軸孔2b1に接近する。
をねじ込んでいくと、軸受押えプレート14は幅寸法が
両ガイド2b5,2b5の離隔寸法よりもわずかに小さ
くなっているため、ガイド2b5,2b5によって回転
不能に支持されながら軸受固定用ねじ13の頭部分に押
圧されて軸孔側端部14aが軸孔2b1に接近する。
【0018】軸受固定用ねじ13をねじ孔2b3に対し
て締め終えた状態で、軸受押えプレート14は軸孔2b
1に接近した位置で軸孔側端部14aが第2の軸受7の
外径T1よりも軸受抜止め用ギャップL3だけ小さい軸
受抜止め寸法L4を設定するとともに傾斜面2b4から
わずかに突出した第2の軸受7の外輪7aに係止するた
め、第2の軸受7を軸受取付け部2b2に固定するもの
となる。
て締め終えた状態で、軸受押えプレート14は軸孔2b
1に接近した位置で軸孔側端部14aが第2の軸受7の
外径T1よりも軸受抜止め用ギャップL3だけ小さい軸
受抜止め寸法L4を設定するとともに傾斜面2b4から
わずかに突出した第2の軸受7の外輪7aに係止するた
め、第2の軸受7を軸受取付け部2b2に固定するもの
となる。
【0019】なお、この考案に係わるワイパモータの軸
受固定構造の一実施例においては、矩形状の軸受押えプ
レート14を用いたが、軸受押えプレート14は円形状
であってもよいことは言うまでもない。
受固定構造の一実施例においては、矩形状の軸受押えプ
レート14を用いたが、軸受押えプレート14は円形状
であってもよいことは言うまでもない。
【0020】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
わるワイパモータの軸受固定構造によれば、軸受固定用
ねじを仮止めた状態でも締め終えた状態でも単一の方向
からのみの締め込み.締め戻しによって軸受の固定,取
り外しを行なえるため、作業の簡略化を図ることができ
るとともに、ケースの外側から内側に連通させたねじ孔
を形成することがなくなり、有底のねじ孔でよいことか
ら、防水性に富むという優れた効果を奏するものであ
る。
わるワイパモータの軸受固定構造によれば、軸受固定用
ねじを仮止めた状態でも締め終えた状態でも単一の方向
からのみの締め込み.締め戻しによって軸受の固定,取
り外しを行なえるため、作業の簡略化を図ることができ
るとともに、ケースの外側から内側に連通させたねじ孔
を形成することがなくなり、有底のねじ孔でよいことか
ら、防水性に富むという優れた効果を奏するものであ
る。
【図1】この考案に係わるワイパモータの軸受固定構造
の一実施例の縦断正面図である。
の一実施例の縦断正面図である。
【図2】図1に示したワイパモータの軸受固定構造の軸
受まわりの外観説明図である。
受まわりの外観説明図である。
【図3】図1に示したワイパモータの軸受固定構造にお
いての作業手順を説明する縦断正面図である。
いての作業手順を説明する縦断正面図である。
1 ワイパモータ 2(2a,2b) ケース(第1のケース,第2のケー
ス) 2b3 ねじ孔 3a アーマチュア軸 7 軸受(第2の軸受) 13 軸受固定用ねじ 14 軸受押えプレート L1 軸受挿入用ギャップ L3 軸受抜止め用ギャップ α 螺入角
ス) 2b3 ねじ孔 3a アーマチュア軸 7 軸受(第2の軸受) 13 軸受固定用ねじ 14 軸受押えプレート L1 軸受挿入用ギャップ L3 軸受抜止め用ギャップ α 螺入角
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/16 H02K 5/173 H02K 7/08 H02K 7/116 B60S 1/08
Claims (1)
- 【請求項1】 アーマチュア軸を支持する軸受をケース
に固定するワイパモータの軸受固定構造において、 前記ケースにアーマチュア軸の軸方向に対し傾斜した螺
入角を有する有底のねじ孔を設け、前記ねじ孔にねじ込
まれる軸受固定用ねじを前記ケースに仮止めた状態で前
記軸受の外径よりも大きい軸受挿入用ギャップを設定し
て前記軸受の挿通を可能にするとともに当該軸受固定用
ねじをケースに締め終えた状態で当該軸受の外径よりも
小さい軸受抜止め用ギャップを設定して前記軸受を固定
する軸受押えプレートを設けたことを特徴とするワイパ
モータの軸受固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992077943U JP2577970Y2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | ワイパモータの軸受固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992077943U JP2577970Y2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | ワイパモータの軸受固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644369U JPH0644369U (ja) | 1994-06-10 |
JP2577970Y2 true JP2577970Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=13648134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992077943U Expired - Lifetime JP2577970Y2 (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | ワイパモータの軸受固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577970Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP1992077943U patent/JP2577970Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0644369U (ja) | 1994-06-10 |
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