JP2591047B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2591047B2
JP2591047B2 JP63074017A JP7401788A JP2591047B2 JP 2591047 B2 JP2591047 B2 JP 2591047B2 JP 63074017 A JP63074017 A JP 63074017A JP 7401788 A JP7401788 A JP 7401788A JP 2591047 B2 JP2591047 B2 JP 2591047B2
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青文 北川
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、樹脂製ブラシホルダを装着した回転電機に
関するものである。
「従来の技術」 回転電機等に装着されるブラシホルダは、軽量化,コ
ストダウン等の要請により樹脂成形されることが多くな
っている。樹脂製ブラシホルダは強度的に脆く、比較的
小さな荷重が作用しても亀製とか変形を生ずる。特にブ
ラシホルダのブラシ保持部はブラシを通じて電流を整流
子に供給する薄電部となるため、耐熱性を要求され熱硬
化性樹脂により成形されることが多いが、熱硬化性樹脂
の機械的強度は更に劣る。従って樹脂製ブラシホルダを
エンドフレームにねじ止めする場合は、過度の締付力が
作用して樹脂製ブラシホルダを損傷しないように締付力
を調整している。しかしながら前記ねじ止め部には、同
時にブラシを保持するプレートターミナルを固定する
ことが多く、導電性を良好に保つため前記プレートター
ミナルの固定が緩まず、かつ樹脂製ブラシホルダが損傷
しないような締付力に調整することは容易ではなく作業
性も劣る。
また、かしめにより固定を施す場合には、前記したよ
うに樹脂製ブラシホルダの機械的強度不足から、高いか
しめ強度が得られず、プレートターミナル等を同時にか
しめ付ける場合には、かしめ部分の樹脂自体が歪んでプ
レートターミナル等との間にガタを生じて良好な接触状
態を維持できない。
樹脂製ブラシホルダを、前記したねじ締め又はかしめ
によりエンドフレームに固定しない方法としては、特開
昭61−161932号公報に示すように、ブラシのアースを
とるためヨークの内周に固定される金属ステーに形成し
た折り曲げ部と固定部との間で、樹脂製ブラシホルダを
固定するようにしたものが提案されている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、前記したものは樹脂製ブラシホルダを
装着した後に、金属ステーの折り曲げ部を折り曲げて固
定するようにしたものであって、折り曲げ部が弾力的に
該ブラシホルダに作用しているわけでなく、該ブラシホ
ルダの脱出を阻止しているにすぎないため、高振動等が
付加したり経年変化等によって、ガタが生じて安定した
固定が確保できない不都合がある等解決すべき課題があ
った。
本発明は、前記した従来装置が有する不都合を解消す
るためになされたものであり、ブラシホルダに弾力的に
作用する係止爪を有するプレートターミナルを、エンド
フレームに直接ねじ止め若しくはかしめによって固定す
るように構成した回転電機を提供することを目的とする
ものである。
「課題を解決するための手段」 前記目的を解決するための具体的手段は、アーマチャ
シャフトの整流子に摺接するブラシを保持する樹脂製の
ブラシホルダと、 前記アーマチャシャフトの一端を軸支し、かつ、前記
ブラシホルダが装着されるとともに、前記アーマチャシ
ャフトの軸方向に底部を有する装着孔が形成されたエン
ドフレームと、 前記装着孔の底部のうち前記ブラシホルダの外縁より
径外方側にズレた平面部位に、ねじ止め若しくはかしめ
にて直接固定される固定部を有するプレートターミナル
とを備え、 前記プレートターミナルは、 前記ブラシホルダを前記アーマチャシャフトの軸方向
に押圧する係止爪と、 前記アーマチャシャフトの軸方向に所定寸法延びて前
記固定部と前記係止爪とを連結させるとともに、前記ブ
ラシホルダの径外方側面と接する立面部とを有し、 前記ブラシホルダは、前記プレートターミナルの係止
爪による前記アーマチャシャフト7の軸方向の弾性力に
よって、前記エンドフレームの装着孔内で保持されるこ
とを特徴とするものである。
「作用」 本発明は、前記した具体的手段の説明により明らかに
したように、エンドフレームに形成した装着孔内に装着
した樹脂製ブラシホルダにターミナルの係止爪を弾力的
に作用させるとともに、該プレートターミナルをエンド
フレームにねじ止め若しくはかしめにより装着孔の底部
の平面部位に直接固定して、樹脂製ブラシホルダを前記
装着孔内へ押圧係止する。
「実施例」 本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
1は回転電機の1例を示したスタータのエンドフレー
ムであって、エンドプレート2の中心に軸受嵌装孔3を
形成するとともに、円周側壁4を立上がらせて、ブラシ
ホルダ装着孔5を形成する。該エンドフレーム1は、ス
タータのケーシング6に嵌合固定され、アーマチャシャ
フト7の一端を前記軸受嵌装孔3に嵌装した軸受8によ
り回転自由に支持し、ブラシホルダ装着孔5に装着した
後記するブラシホルダに保持したブラシ9を前記アーマ
チャシャフトの円筒形整流子10に摺接するようにしたも
のである。
11は樹脂製ブラシホルダであって、外径寸法を前記ブ
ラシホルダ装着孔5の内径寸法にほぼ合致させたリング
状のブラシホルダステー12の上面から、円周方向に90度
角間隔で4個のブラシ保持部13を立設する。ブラシ保持
部13は下面と内径側を開放して、前記ブラシ9を挿入保
持する。14は前記ブラシ保持部13と同様にブラシホルダ
ステー12の上面に、半径方向で対応させて突成した一対
の係止突部であって、上面に係止段部15を設ける。係止
突部14の背部にあたるブラシホルダステー12およびブラ
シホルダ11の外縁より径外方側にズレた部位には、後記
するプレートターミナル16の装入凹部13aを形成する。
16はプレートターミナルであって、係止用孔(固定
部)17を穿設するとともにブラシ保持部18を折曲形成
し、さらに前記係止突部14に弾力的に作用する係止爪19
を折曲形成する。係止爪19は折曲先端20を水平面からや
や下方に曲げ下げてスプリング作用をもたせる。そし
て、ターミナル16ののうち係止用孔17と係止爪19との間
には、アーマチャシャフト7の軸方向に所定寸法延びて
係止用孔17と係止爪19とを連結させるとともに、ブラシ
ホルダ11の径外方側面11aと接する立面部19aが形成され
ている(図3、4参照)。
21は樹脂製のホルダプレートであって、平面形状を前
記樹脂製ブラシホルダ11とほぼ合致させたリング状と
し、エンドフレーム1の軸受嵌装孔3のボス部3aに嵌め
る。23は側ブラシ27bを保持するターミナルであり、
ホルダプレート21内に一体に成形されている。切り落と
し部22より突出したターミナル23は後記するバッテリケ
ーブルを接続しているターミナル24aと係合し導通を確
保すると共に位置決めを実施し、ホルダプレート21の円
周方向の移動を阻止してガタが生じないようにする。24
はバッテリケーブルを接続するターミナル部材であり、
ターミナル24aを樹脂とで一体成形されたものであり、
エンドフレーム1の円周側壁4からブラシホルダ装着孔
5内に臨む孔に圧入されている。
本発明は、以上の各部材により構成されるものであっ
て、まずエンドフレーム1のブラシホルダ装着孔5へ、
樹脂製ホルダプレート21を装着するとともに、係止機能
を兼ねたターミナル23及び24により係入、位置決めをす
る。続いて樹脂製ブラシホルダ11を装着し、一対の係止
突部14に形成した係止段部にプレートターミナル16の係
止爪19の折曲先端20を掛けて、係止用孔17に挿通した固
定用ねじ25を、図4に示すように、エンドフレーム1の
うち装着孔5の底部の平面部位に相当するエンドプレー
ト2に形成したねじ孔26にねじ込んで直接締付固定す
る。この時前記プレートターミナル16に形成した係止爪
19の折曲先端20は第3,4図矢線に示すように係止段部15
へ弾力的に作用してスプリングバックし、樹脂製ブラシ
ホルダ11と樹脂製ホルダプレート21をブラシホルダ装着
孔5内へ押圧係止する。プレートターミナル16に折曲形
成したブラシ保持部18にはブラシ27aを保持してア
ースを確実に行う。前記樹脂製ホルダプレート21は、ブ
ラシ保持部13に挿入されるブラシ9がエンドプレート2
に接触しないようにして電気的絶縁を確保するために装
着されるものであって、ブラシ保持部13が下面開放でな
い場合には必要ではない。
ブラシ保持部13に挿入保持したブラシ9は、スタータ
のケーシング6内に支持したアーマチャシャフト7の円
筒形整流子10に摺接するとともに、アーマチャシャフト
7の一端を、エンドフレーム1の軸受8により支持して
該エンドフレーム1を前記ケーシング6に嵌合固定す
る。
第5図は、他の実施例を示したものであって、前記プ
レートターミナル16の係止爪19を樹脂製ブラシホルダ11
の係止突部14に設けた係止段部15に掛けるとともに、係
止用孔17にエンドフレーム1のエンドプレート2から突
出するかしめ用突部28を嵌め平かしめ29を行って、樹脂
製ブラシホルダ11及びホルダプレート21を押圧固定す
る。平かしめ29は、かしめポンチの一挙動で行うことが
できるので作業性は一層向上することができる。
「発明の効果」 本発明は、前記した具体的手段及び作用の説明で明ら
かにしたように、エンドフレームに形成した装着孔内に
装着した樹脂製ブラシホルダにターミナルの係止爪を弾
力的に作用させるとともに、該プレートターミナルをエ
ンドフレームにねじ止め若しくはかしめによりエンドプ
レートに直接固定して、樹脂製ブラシホルダを前記装着
孔内へ押圧係止するようにしたので、樹脂製ブラシホル
ダの機械的強度を考慮して、例えば固定用ねじの締付力
を調整したり、かしめ力を加減する必要もないので、強
固かつ安定した固定を施すことができるばかりでなく、
その作業効率を高め得ることが可能となる。
また、ブラシホルダの外縁より径外方側にズレた部位
で固定部が装着孔の底部に直接固定され、かつ、立面部
がブラシホルダの径外方側面と接しているので、エンド
フレームに対するブラシホルダの径方向の位置決めを行
うために、例えば、実願昭55−32599号(実開昭56−136
474号)のマイクロフィルムに記載のように、ブラシホ
ルダに孔を設け、この孔に挿通するボスをエンドフレー
ムに設けるといった手段を講じる必要がない。したがっ
て、ブラシホルダの位置決め用の孔近傍での機械的強度
低下といった問題が発生しないので、これを原因とする
ブラシホルダの損傷を防止するこができる。
また、上記公報に記載のように、エンドフレームに前
記位置決め用のボスに固定用ねじの雌ねじ部を設けた場
合、通常、ボスの外径をねじの呼び径の2倍以上必要と
するので、エンドフレームおよびブラシホルダの大型化
を招く。これに対し、本発明によれば、ボスを設ける必
要がないので、エンドフレームおよぶブラシホルダの大
型化をが抑制され、延いては、回転電機の大型化が抑制
される。
また、立面部が形成されているので、ブラシホルダの
厚みを拡大することができる。したがって、上記効果と
相まってブラシホルダの損傷をより一層防止することが
できる。
また、プレートターミナルの固定部(係止用孔)は、
装着孔のエンドプレートのうちブラシホルダの外縁より
径外方側にズレた平面部位にねじ止め若しくはかしめに
て直接固定されて、立面部がブラシホルダの径外方側面
に接している。これにより、ブラシホルダの径外方の位
置決めが容易となるので、組付け性の向上を図ることが
できる。
さらに、かしめにより固定を施す場合は、部品点数及
び工数の低減を図ることができ、樹脂製ブラシホルダの
使用と相俟ってさらにコストダウンを行うことができる
等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の一実施例を示し、第1図は第2図A
−A線縦断面図、第2図はエンドフレーム1の平面図、
第3図は樹脂製ブラシホルダ11及びホルダプレート21の
一部とプレートターミナル16の斜視図、第4,5図はそれ
ぞれプレートターミナル16による樹脂製ブラシホルダ11
の係止固定状態を示した一部の拡大縦断面図である。 1……エンドフレーム、2……エンドプレート、3……
軸受嵌装孔、5……ブラシホルダ装着孔、7……アーマ
チャシャフト、8……軸受、9……ブラシ、10……円筒
形整流子、11……樹脂製ブラシホルダ、16……プレート
ターミナル、17……係止用孔、19……係止爪、25……固
定用ねじ、29……平かしめ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アーマチャシャフトの整流子に摺接するブ
    ラシを保持する樹脂製のブラシホルダと、 前記アーマチャシャフトの一端を軸支し、かつ、前記ブ
    ラシホルダが装着されるとともに、前記アーマチャシャ
    フトの軸方向に底部を有する装着孔が形成されたエンド
    フレームと、 前記装着孔の底部のうち前記ブラシホルダの外縁より径
    外方側にズレた平面部位に、ねじ止め若しくはかしめに
    て直接固定される固定部を有するプレートターミナルと
    を備え、 前記プレートターミナルは、 前記ブラシホルダを前記アーマチャシャフトの軸方向に
    押圧する係止爪と、 前記アーマチャシャフトの軸方向に所定寸法延びて前記
    固定部と前記係止爪とを連結させるとともに、前記ブラ
    シホルダの径外方側面と接する立面部とを有し、 前記ブラシホルダは、前記プレートターミナルの係止爪
    による前記アーマチャシャフト7の軸方向の弾性力によ
    って、前記エンドフレームの装着孔内で保持されること
    を特徴とする回転電機。
JP63074017A 1988-03-28 1988-03-28 回転電機 Expired - Lifetime JP2591047B2 (ja)

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DE9106978U1 (de) * 1991-06-07 1992-10-01 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Elektrischer Kleinmotor mit einem eine Öffnung aufweisenden Gehäuse

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56136474U (ja) * 1980-03-14 1981-10-16
JPS6011645U (ja) * 1983-06-29 1985-01-26 株式会社 三ツ葉電機製作所 モーター

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