JPH0314935Y2 - - Google Patents

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JPH0314935Y2
JPH0314935Y2 JP1985169788U JP16978885U JPH0314935Y2 JP H0314935 Y2 JPH0314935 Y2 JP H0314935Y2 JP 1985169788 U JP1985169788 U JP 1985169788U JP 16978885 U JP16978885 U JP 16978885U JP H0314935 Y2 JPH0314935 Y2 JP H0314935Y2
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brush
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brush holder
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、自動車の電装品に使用される小型
モータの整流装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来の自動車用小型モータの整流装置として
は、例えば、実開昭56−2758号公報記載の第5図
に示すようなものがあつた。
第5図において、図示しないモータのケーシン
グの開口端部(第1図参照)には、エンドブラケ
ツト117がその取付孔117a,117aを介
して固定される。このエンドブラケツト117
は、前記取付孔117aの他に図示しない電機子
軸を支持する軸受孔117b、ホルダベース10
4を固定する係合ピン117cおよび係止ピン1
17d、前記ホルダベース104の突出部104
aと嵌合する貫通孔117eなどを一体に形成し
ている。
一方、前記ホルダベース104は絶縁体よりな
り、前記突出部104aの他に、前記エンドカバ
ー117の係合ピン117cおよび係止ピン11
7dと各々係合する係合孔104cおよび係止孔
104dを形成している。さらに、前記突出部1
04aを貫通した状態で長孔104bが形成して
あり、この長孔104bの内部に電源端子103
を嵌合するようにしてある。
そして、この電源端子103は、その中程部分
に複数の爪103cおよび規制座103dを有し
ていると共に、ケーシング側の端部103aに
は、ブラシホルダ102の一端側をスポツト溶接
等によつて固定している。
さらに、このブラシホルダ102には、図示し
ない電機子の整流子に接触可能にしたブラシ10
1が設けてあると共に、このブラシホルダ102
は、その幅狭部102aにおいて弾性を有してい
る。なお、一般的に前記ブラシ101およびブラ
シホルダ102は、合計二個を備えていて整流子
を挟んだ状態で取り付けられるが、ここでは片側
のみを示している。このとき、両ブラシホルダ1
02の自由端部にはコイルばね123が設けてあ
り、このコイルばね123は一端を絶縁部材12
2を介して結合してあつて、両方のブラシ101
を図示しない整流子に適切な力で圧接させるよう
にしている。
そこで、組付けに際しては、前記電源端子10
3を長孔104b内に圧入固定し、次にホルダベ
ース104をエンドカバー117に嵌合してかし
め用ワツシヤー118によつて固定し、さらにエ
ンドブラケツト117に電機子を取り付けた状態
で図示しないケーシングに固定する。そして、エ
ンドブラケツト117から突出した電源端子10
3には電源接続用の図示しないコネクタが接続す
る。
また、上述した従来例とは異つた構造をもつ整
流装置としては、実公昭49−3046号公報記載の第
6図a,bに示すものがあつた。
第6図a,bに示すモータのケーシング115
に形成した孔115aには、ホルダベース134
が嵌合してあり、このホルダベース134には、
二本の板ばねよりなるブラシホルダ132,13
2が各々の一端側を外部に突出させて設けてあつ
て、電源接続用の図示しないコネクタと接続する
ようにしてある。また、この両方のブラシホルダ
132,132の各他端側には、電機子110の
整流子111と接触可能なブラシ131,131
が設けてあり、前記ブラシホルダ132の弾性力
によつて適切な力で前記整流子111に圧接して
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来の二つの構造例に
よる整流装置では、前者の場合、ブラシ101を
整流子に対して良好に圧接させるために、両方の
ブラシホルダ102に設けたコイルばね123を
絶縁部材122を介して結合させていたため、例
えば、モータ動作中に一方のブラシ101と整流
子とが接触不良を起して振動が生じたときに、他
方のブラシホルダ102およびブラシ101を共
振させ、さらには接触不良を誘発させてしまい、
電気的ノイズおよび機械的騒音を引き起す一原因
となつていた。さらに、前記コイルばね123あ
るいは絶縁部材122を使用するため部品点数が
多く、部品管理が煩雑であると同時に組付け作業
が面倒であり、加えて、組付け工数を多く必要と
するという問題点を有していた。
一方、後者の場合、板ばねよりなるブラシホル
ダ132の長さを大きくすることは組付け都合上
不可能であり、このブラシホルダ132を使用す
る際には、ばね定数が大きくなつてブラシ131
の整流子111に対する圧接力が大きくなるため
前記ブラシ131の摩耗が激しく、前記圧接力を
適切なものとして長期にわたつて維持することは
非常に困難であつた。
この考案は、以上のような問題点に着目してな
されたものであり、ブラシの整流子に対する圧接
力を長期にわたつて最適な状態に維持できると同
時に、電気的ノイズおよび機械的騒音を軽減で
き、部品点数を削減して作業性を改善しかつ組付
け工数を減らすことを可能にする自動車用小型モ
ータの整流装置を提供することを目的としてい
る。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案は、電機子を収容したケーシングの開
口端部を閉塞するエンドブラケツトと、当該エン
ドブラケツトのケーシング側に固定した絶縁体よ
りなるホルダベースと、当該ホルダベースに設け
一端が前記エンドブラケツトより突出しかつ他端
が前記ホルダベースより突出した電源端子と、当
該電源端子のホルダベース側突出部に一端側を固
定したブラシスプリング兼用のブラシホルダと、
当該ブラシホルダの他端側に保持された状態で前
記電機子の整流子に圧接して整流を行うブラシ
と、を組立ててなり、前記ブラシホルダの途中に
渦巻ばね部を形成したことを特徴としており、一
実施態様においては、前記ブラシホルダは当該ブ
ラシホルダの渦巻ばね部に、スポツト溶接用の逃
げ孔を少なくとも1ケ有していることを特徴とし
ている。
(実施例) 以下、この考案の一実施例による自動車用小型
モータの整流装置を第1図ないし第3図を用いて
詳細に説明する。
第1図に示すように、エンドブラケツト17に
は、ケーシング15の開口端部16とかみ合う嵌
合突出部17a、ケーシング15との固定を行う
ビス孔17b、電機子10を支持する軸受孔17
c、ホルダベース4の突出部4aを嵌合する貫通
孔17d、前記ホルダベース4との固定を行う係
合ピン17eおよび係止ピン17fが一体に形成
してある。
一方、前記ホルダベース4は絶縁体よりなり、
前記突出部4aの他に、前記エンドカバー17に
形成した前記係合ピン17eおよび係止ピン17
fとそれぞれ係合する係合孔4bおよび係止孔4
cが一体に形成してある。さらに、前記突出部4
aには長孔4eが貫通した状態で形成してあり、
この長孔4e内に電源端子3を嵌合するようにし
てある。そして、この電源端子3には、複数の爪
3cおよび規制座3dが形成してあり、電源端子
3を前記長孔4e内に圧入する際には、前記規制
座3dが圧入を適切な深さに制限すると同時に、
嵌合状態においては、前記爪3cが長孔4eの壁
面に喰い込んで抜けを防止している。さらに、前
記電源端子3のホルダベース4側の端部3aに
は、ブラシスプリング兼用のブラシホルダ2の一
端側がスポツト溶接等により固定してあり、ま
た、前記電源端子3のもう一方の端部3bは、前
記電源端子3と長孔4eとの嵌合時において前記
エンドブラケツト17より外部に突出した状態と
なり、図示しない電源接続用コネクタと接続しう
るようにしてある。
そして、前記ブラシホルダ2の自由端側には、
電機子10の整流子11に接触可能にしたブラシ
1を保持し、加えて、前記ブラシホルダ2の途
中、図示例の場合には、前記電源端子3側に、渦
巻ばね部2aが形成してあり、この渦巻ばね部2
aには第3図のブラシホルダ2の展開図に示すよ
うに、スポツト溶接を行う際の逃げ孔2bが設け
てある。また、ブラシ1とブラシホルダ2との間
には、補助導線2cが設けてある。なお、第2図
に示すように、一般的にブラシ1は整流子11に
対向して二個設けるため、ブラシホルダ2および
電源端子3も二個備えている。(第1図では片側
のみを示している。)そしてこのとき、両ブラシ
ホルダ2に形成した各渦巻ばね部2aを設けたこ
とにより、ばね定数がフラツトとなり、ブラシ圧
が長期にわたつて安定し、両ブラシ1は整流子1
1に良好に圧接しうるようにしてある。
そこで、組付けに際しては、ブラシホルダ2の
渦巻ばね部2a側の端部を固定した電源端子3
を、その端部3bをホルダベース4側よりエンド
ブラケツト17の方向に圧入してホルダベース4
の長孔4e内に嵌合固定する。次に、前記ホルダ
ベース4の係合孔4b、係止孔4cおよび突出部
4aを、エンドブラケツト17の係合ピン17
e、係止ピン17fおよび貫通孔17dに各々嵌
合し、前記係合孔4bよりやや突出する係合ピン
17eに、孔径を若干小さ目にしたかしめ用ワツ
シヤ18を圧入して前記ホルダベース4をエンド
ブラケツト17に固定する。さらに、エンドブラ
ケツト17の軸受孔17cに電機子10を取り付
けた状態で、嵌合突出部17aとケーシング15
の開口端部16とを嵌合させ、図示しないビスに
より固定する。そして、エンドブラケツト17か
ら突出した電源端子3の端部3bに対し、図示し
ない電源接続用コネクタを嵌合して接続する。
また、この考案の他の実施例による自動車用小
型モータの整流装置としては、先の実施例におけ
るブラシホルダ2の替りに、第4図a,bに示す
ような展開形状をなすブラシホルダ22,32を
用いたものがある。
これらのブラシホルダ22,32は、スポツト
溶接を容易にするために、各々の巻曲ばね部22
a,32aの端部における両辺のうち、片辺(第
4図a)あるいは両辺(第4図b)に固定片40
を設けているものであり、前記両ブラシホルダ2
2,32は各々の固定片40を、電源端子3の端
部3a(第4図a,bでは仮想線で示してある)
にスポツト溶着させて前記電源端子3に固定する
ようにしてある。なお、他の部分の構造は、先の
実施例と同様である。
上述した二つの実施例において、前者のブラシ
ホルダ2には逃げ孔2bを設け、後車のブラシホ
ルダ22,32には固定辺40を各々片辺あるい
は両辺に設けた構造としたため、前記各ブラシホ
ルダ2,22,32のそれぞれに形成した渦巻ば
ね部2a,22a,32aの端部を電源端子3に
固定する場合、スポツト溶接を容易にかつ確実に
行うことができるという利点がある。
なお、この考案による整流装置を用いる小型モ
ータは、上述した実施例における小型モータの構
造に限定されるものではない。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、
電機子を収容したケーシングの開口端部を閉塞す
るエンドブラケツトと、当該エンドブラケツトの
ケーシング側に固定した絶縁体よりなるホルダベ
ースと、当該ホルダベースに設け一端が前記エン
ドブラケツトより突出しかつ他端が前記ホルダベ
ースより突出した電源端子と、当該電源端子のホ
ルダベース側突出部に一端側を固定したブラシス
プリング兼用のブラシホルダと、当該ブラシホル
ダの他端側に保持された状態で前記電機子の整流
子に圧接して整流を行うブラシと、を組立ててな
り、前記ブラシホルダの途中に渦巻ばね部を形成
したため、ばね定数を小さくすることができるの
でブラシの摩耗が減り、ブラシの整流子に対する
圧接力を長期にわたつて最適な状態に維持でき、
従来の構造において両ブラシホルダの間に介在さ
せていたコイルばねを使用しないため、共振によ
る電気的ノイズおよび機械的騒音を軽減できると
共に、部品点数削減による作業性の向上が可能と
なり、加えて組付け工数を減らすことができると
いう極めて優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による自動車用小
型モータの整流装置を説明する分解斜視図、第2
図は第1図に示す自動車用小型モータの整流装置
のブラシと整流子との接触状態を示すケーシング
側から見た拡大説明図、第3図は第1図および第
2図に示す自動車用小型モータの整流装置のブラ
シホルダを説明する展開図、第4図a,bはこの
考案の他の実施例による自動車用小型モータの整
流装置に用いられるブラシホルダを説明する各々
展開図、第5図および第6図a,bは各々従来の
自動車用小型モータの整流装置の第1の構造例を
示す分解斜視図および第2の構造例を示す横断面
図、縦破砕断面図である。 1……ブラシ、2,22,32……ブラシホル
ダ、2a,22a,32a……渦巻ばね部、2b
……逃げ孔、3……電源端子、4……ホルダベー
ス、10……電機子、11……整流子、15……
ケーシング、16……開口端部、17……エンド
ブラケツト、40……固定片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電機子を収容したケーシングの開口端部を閉
    塞するエンドブラケツトと、当該エンドブラケ
    ツトのケーシング側に固定した絶縁体よりなる
    ホルダベースと、当該ホルダベースに設け一端
    が前記エンドブラケツトより突出しかつ他端が
    前記ホルダベースより突出した電源端子と、当
    該電源端子のホルダベース側突出部に一端側を
    固定したブラシスプリング兼用のブラシホルダ
    と、当該ブラシホルダの他端側に保持された状
    態で前記電機子の整流子に圧接して整流を行う
    ブラシと、を組立ててなり、前記ブラシホルダ
    の途中に渦巻ばね部を形成したことを特徴とす
    る自動車小型モータの整流装置。 (2) 前記ブラシホルダは当該ブラシホルダの渦巻
    ばね部に、スポツト溶接用の逃げ孔を少なくと
    も1ケ有していることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載の自動車小型モータの
    整流装置。
JP1985169788U 1985-11-06 1985-11-06 Expired JPH0314935Y2 (ja)

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JPS6281451U JPS6281451U (ja) 1987-05-25
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562758B2 (ja) * 1976-01-21 1981-01-21
JPS5932196U (ja) * 1982-08-25 1984-02-28 株式会社日立製作所 合成樹脂製ポンプ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237411Y2 (ja) * 1979-06-16 1987-09-24

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JPS6281451U (ja) 1987-05-25

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