JPS6237411Y2 - - Google Patents

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JPS6237411Y2
JPS6237411Y2 JP8266979U JP8266979U JPS6237411Y2 JP S6237411 Y2 JPS6237411 Y2 JP S6237411Y2 JP 8266979 U JP8266979 U JP 8266979U JP 8266979 U JP8266979 U JP 8266979U JP S6237411 Y2 JPS6237411 Y2 JP S6237411Y2
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JP
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fixed
end bracket
rotor
casing
power supply
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JP8266979U
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JPS562758U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用小型モータに関するもの
である。
自動車用小型モータには、ウインドワイパ用モ
ータ、パワーウインド用モータあるいはパワーシ
ート用モータなどがある。また、類似するものと
してはオートドアロツク用アクチユエータなどが
ある。このようなモータ類は、回転子を収容した
ケーシングの開口端部にエンドブラケツトを固定
する構造のものが多く、前記回転子に電源を供給
するためにケーシングあるいはエンドブラケツト
に切欠穴を設け、この切欠穴にグロメツト等を固
定して該グロメツトにリード線や接続端子を貫通
させる構造が一般に採用されており、ケーシング
に切欠穴を設ける例としては、実公昭49−3046号
公報に記載されたものがあつた。
しかしながら、このようにケーシングに切欠穴
を設けた場合には、雨滴や洗浄水がモータケ−シ
グ内に入りやすいと同時に、モータケーシングの
周面に対して直交する方向にコネクターを着脱す
るものであるためモータケーシングの外周部分に
コネクター差込み用の大きなスペ−スを必要とす
る欠点があり、モータの取付方法が制限されると
いう問題点もあつた。さらに、モータケーシング
に加工を必要するため、加工工数が増加したり、
防錆処理が必要となつたりするなどの問題点もあ
つた。
第1図はエンドブラケツトに切欠穴を設けた従
来の自動車用小型モータの他の構造例を示すもの
で、図示しないモータケーシング(第2図参照)
の開口端部にはエンドブラケツト1がその取付孔
1a,1aを介して固定される。このエンドブラ
ケツト1(およびケーシング)には、グロメツト
2を嵌合固定しうる切欠孔3を有している。ま
た、このグロメツト2には二本のリード線4を貫
通させている。一方、エンドブラケツト1のビス
孔1bには、ビス5によりホルダベース6が固定
可能である。さらに、図示しない回転子の整流子
に接触可能なブラシ7がブラシホルダ8に固定さ
れ、このブラシホルダ8の一端側をブラケツト9
にスポツト溶接等により固定している。なお、ブ
ラシ7、ブラシホルダ8およびブラケツト9は合
計二個そなえていて整流子をはさむように取付け
られるが、ここでは片側のみを示している。そし
て、上記ブラケツト9はリベツト10によりホル
ダベース6に固定され、かつブラケツト9の基部
に前記リード線4の端部をはんだ付けで固定して
いる。
このような従来の自動車用小型モータでは、エ
ンドブラケツト1に切欠部3を設けて、この切欠
部3内にグロメツト2を嵌合固定するようにして
いるが、切欠孔3の寸法が所定値よりも小さ目
(あるいはグロメツト2が大き目)のときにはグ
ロメツト2が障害となつてケーシングのはめ込み
が困難になり、大き目(あるいはグロメツト2が
小さ目)のときには切欠孔とグロメツトとの間で
すき間を生じて内部に水等が浸入しやすく、いず
れの支障も来さないほど切欠孔3およびグロメツ
ト2の両方の寸法精度を高めることは事実上困難
であり、実際には水等の浸入を生じやすい欠点を
有していた。さらに、グロメツト2、リード線4
あるいはビス5等を使用するため部品点数が多
く、部品納入上の管理が煩雑であると同時に組付
け工数を多く必要とし、加えて、リード線4のは
んだ付け作業が面倒であると共に断線も生じやす
く、リード線4の存在自体が支障をきたすおそれ
を有していた。
この考案の目的は、上述した従来技術の欠点を
解消し、エンドブラケツトやケーシングに切欠孔
を形成することが全くないため、従来のように切
欠穴部分からの水等の浸入をなくすことができ、
また、ケーシングの外周側にコネクター接続用の
スペースを設ける必要がなく、部品点数を削減し
て作業性を改善することができると共に、リード
線を使用しないためはんだ付け作業が不要であ
り、リード線の存在によるスペースの拡大その他
の支障を回避することができ、構造的にも堅固な
ものである自動車用小型モータを提供することに
ある。
以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
第2図はこの考案の一実施例における自動車用
小型モータの正面図であつて、一端側に設けた開
口端部から内部に回転子をその軸方向に収容した
ケーシング11の前記開口端部にビス12を用い
てエンドブラケツト13を固定している。なお、
図示例のモータでは、エンドブラケツト13がギ
ヤケースを兼用し、この内部にウオーム14およ
びウオームホイール15からなる減速機構をそな
えたものを示している。このエンドブラケツト1
3には、第3図に示すように、ケーシング11の
開口端とかみ合う嵌合突出部13a、ケーシング
11との固定をおこなうビス孔13b、回転子軸
を支持する軸受の嵌合孔13c、絶縁体ホルダベ
ース16の突出部16aを嵌合する貫通孔13
d、ホルダベース16に設けた係合孔16b(第
4図参照)に挿通される係合ピン13eおよびホ
ルダベース16に設けた係止孔16cに挿通され
る係止ピン13fなどを一体的に形成している。
そこで、ホルダベース16をエンドブラケツト
13に取付けた状態では、第4図に示すように、
係合ピン13eが係合孔16b内に係合し、第5
図に示すように、突出部16aが貫通孔13d内
に嵌合し、係止ピン13fが係止孔16c内に係
止された状態となつている。この状態で、第4図
に示すように、孔径を若干小さ目にしたかしめ用
ワツシヤ17を係合ピン13eに圧入し、ホルダ
ベース16がエンドブラケツト13から抜けるの
を防止している。
さらに、上記ホルダベース16には、その突出
部16aを貫通する長孔16dを形成しており、
この長孔16d内に、第5図に示すように、電源
端子18を圧入する。このとき、電源端子18に
は複数の爪18aおよび座18bを有しているた
め、電源端子18を長孔16d内で座18bまで
圧入した状態では、第5図に示すように電源端子
18の先端部分が突出部16aよりもさらに下方
に突出していると共に、爪18aが長孔16dの
壁面に喰い込んで完全に固定され、電源端子18
に後述のコネクタを嵌合するときに位置ずれを生
ずることは全くなく、また、座18bの位置まで
圧入するため圧入深さのばらつきはほとんど生じ
ないものとなる。
上記電源端子18のケーシング側端部には、図
示しない回転子の整流子に接触可能にしたブラシ
19を保持するブラシホルダ20の一端側をスポ
ツト溶接等により固定している。このブラシホル
ダ20は、その細径部20aにおいて弾性を有し
ており、ブラシ19とブラシホルダ20との間に
補助導線21を設けている。なお、一般的にブラ
シ19は整流子に対向して二個設けるため、ブラ
シホルダ20および電源端子18も二個そなえて
いるが、第3図では片側のみを示している。この
とき、両ブラシホルダ20の他端側には絶縁体2
2を介してコイルばね23を引掛け、両方のブラ
シ19が整流子に良好に圧接されるようにしてい
る。
そこで、組付けに際しては、ブラシホルダ20
の一端側を固着した電源端子18を矢印A方向に
圧入して長孔16d内に座18bの部分まで圧入
固定し、次にホルダベース16を矢印B方向にエ
ンドブラケツト13に嵌合してかしめ用ワツシヤ
17により固定し、さらにエンドブラケツト13
に回転子を取付けた状態でケーシング11に固定
する。そして、第5図に示すように、エンドブラ
ケツト13から突出した電源端子18に対し、電
源接続用コネクタ24を第3図C方向に嵌合して
接続する。
上述した実施例においては、第1図に示すリー
ド線4、ねじ5およびリベツト10などを全く用
いていないため、ねじ締め作業やはんだ付け作業
などをおこなう必要がなく、作業時間の短縮なら
びに信頼性の向上をもたらすことができる。ま
た、部品点数が少ないので、部品等の管理が容易
であると共に、グロメツト2およびリード線4を
用いないことに加え、全般的に回転子軸方向の組
付けが主であるため自動組立てが容易に可能であ
り、作業の標準化を進めやすいなどの利点を有し
ている。
なお、上記実施例では減速機構をそなえた小型
モータを例にとつて説明したが、このような構造
に限定されるものではない。
以上詳述したように、この考案によれば、従来
の如きグロメツトを取付けるための切欠部をエン
ドブラケツトおよびケーシングのいずれかまたは
両方に設ける必要がないため、防塵および防水性
にすぐれたものとすることができ、リード線を使
用しないためにはんだ付け等の作業が不要である
と同時に信頼性の向上が可能であり、しかもリー
ド線を導入するためのスペースも不要で作業の煩
雑性も解消でき、また、電源端子をモータ回転子
の軸方向端部側すなわちエンドブラケツト側に設
けているため回転子の径方向側すなわちケーシン
グ外周部側にコネクタを着脱させるための大きな
スペースを必要とせず、モータをドア部分等のせ
まい場所にも容易に取付けることが可能であると
同時に自動組立作業も容易であり、さらには電源
端子にはホルダベースに喰い込む爪と前記ホルダ
ベースへの圧入深さを規制する座が設けてあるた
め、ホルダベースへの電源端子の圧入深さを常に
一定にすることができると共に、圧入後および電
源接続用コネクタの嵌合時に電源端子が位置ずれ
を生ずるおそれも全くないなどの非常にすぐれた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車用小型モータの一例を示
す分解斜視図、第2図はこの考案の一実施例にお
ける自動車用小型モータの正面図、第3図は第2
図に示す自動車用小型モータの端子部分における
構造を拡大して示す分解斜視図、第4図は第3図
のエンドブラケツトとホルダーベースの嵌合状態
を示す部分断面説明図、第5図は第3図のホルダ
ベースと電源端子の嵌合状態を示す部分断面説明
図である。 11……ケーシング、13……エンドブラケツ
ト、16……ホルダベース、18……電源端子、
18a……爪、18b……座、20……ブラシホ
ルダ、24……コネクタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングの開口端部より回転子を軸方向に収
    容して前記開口端部にエンドブラケツトを固定し
    た自動車用小型モータにおいて、前記エンドブラ
    ケツトのケーシング側に絶縁体ホルダベースを固
    定し、前記絶縁体ホルダベースに前記エンドブラ
    ケツトを絶縁状態で貫通して突出し且つ前記ホル
    ダベースに喰い込む爪と前記ホルダベースへの圧
    入深さを規制する座を有する電源端子を前記回転
    子の軸方向に圧入固定し、前記電源端子のケーシ
    ング側端部に前記回転子用ブラシホルダを固着す
    ると共に前記電源端子の前記エンドブラケツト貫
    通側突出端部に電源接続用コネクタを前記回転子
    の軸方向に接続可能にしたことを特徴する自動車
    用小型モータ。
JP8266979U 1979-06-16 1979-06-16 Expired JPS6237411Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8266979U JPS6237411Y2 (ja) 1979-06-16 1979-06-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8266979U JPS6237411Y2 (ja) 1979-06-16 1979-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS562758U JPS562758U (ja) 1981-01-12
JPS6237411Y2 true JPS6237411Y2 (ja) 1987-09-24

Family

ID=29315885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8266979U Expired JPS6237411Y2 (ja) 1979-06-16 1979-06-16

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314935Y2 (ja) * 1985-11-06 1991-04-02
JPH0626050Y2 (ja) * 1989-01-31 1994-07-06 自動車電機工業株式会社 自動車電装品用小型モータのホルダベース取付構造
JP4556935B2 (ja) * 2006-10-05 2010-10-06 株式会社デンソー スタータ
DE102011055336A1 (de) * 2011-11-15 2013-05-16 Valeo Systèmes d'Essuyage Scheibenwischermotor

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JPS562758U (ja) 1981-01-12

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