JP4549582B2 - モータ及びモータの中間コネクタ製造方法 - Google Patents

モータ及びモータの中間コネクタ製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給電機構とモータの回転軸の回転状態を検出する回転状態検出機構を設けたモータ及びモータの中間コネクタ製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車輌用パワーウインドウ装置の駆動源として、減速機構付きモータが提案されている。前記減速機構付きモータには、同減速機構付きモータに給電する給電用中間ターミナルと該モータ部の回転軸の回転状態を検出する回転状態検出機構を備えた中間コネクタを接続できる接続機構を有しているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の減速機構付きモータにおいて、前記中間コネクタをモータに接続する際、その電気的接続手段としての部材と、その接続を保持する物理的接続手段としての部材とを別体としている。従って、前記中間コネクタ及び前記減速機構付きモータを構成する構成部材の数が多くなるため、全体として車輌用パワーウインドウ装置が大型化し易く、かつ、高価なものとなる。しかも、車輌用パワーウインドウ装置の取り付けスペースは常に省スペース化が要求されており、上記回転状態検出手段を備えた前記減速機構付きモータの小型化を図ることが求められている。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、中間コネクタの給電用中間ターミナルを簡単に組み付けることができ、しかも、脱落することなく確実に保持することができる減速機構付きモータ及び中間コネクタの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載のモータに関する発明では、ヨークハウジングの開口部に減速機構を収容する減速部側ハウジングが組み付けられ、その減速部側ハウジングに中間コネクタを嵌着する嵌合部が形成され、その減速部側ハウジングに中間コネクタを嵌着したとき、前記中間コネクタに設けられたモータ回転軸の回転を検出する回転検出素子を実装する基板が前記減速部側ハウジング内の検出位置に配置されるとともに、前記中間コネクタに設けた給電用中間ターミナルが減速部側ハウジング内に形成されたブラシ装置の給電用ターミナルと電気的に接続され、その中間コネクタの反減速部側ハウジング側に外部コネクタが接続され、その給電用中間ターミナルを介してブラシ装置に外部電源が供給されるようにしたモータにおいて、前記給電用中間ターミナルを、前記中間コネクタに対して前記減速部側ハウジングと嵌着する側から組み付けたことを要旨とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記中間コネクタに支持孔が貫通形成され、その支持孔に前記給電用中間ターミナルを前記減速部側ハウジングと嵌着する側から前記外部コネクタが接続される側に挿通し圧入固定したことを要旨とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前記給電用中間ターミナルは、前記中間コネクタを前記嵌合部に嵌着したとき、前記ブラシ装置の給電用ターミナルに形成した二股状の挟持部間に圧入挟持されることを要旨とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のモータにおいて、前記支持孔に圧入固定された給電用中間ターミナルは、その前記減速部側ハウジングに接続される側に突出した部分を折り曲げ形成したことを要旨とする。
【0009】
請求項5に記載の中間コネクタの製造方法に関する発明では、ヨークハウジングの開口部に減速機構を収容する減速部側ハウジングが組み付けられ、その減速部側ハウジングに中間コネクタを嵌着する嵌合部が形成され、その嵌合部に中間コネクタを嵌着したとき、前記中間コネクタに設けられたモータ回転軸の回転を検出する回転検出素子を実装する基板が前記減速部側ハウジング内の検出位置に配置されるとともに、前記中間コネクタに設けた給電用中間ターミナルが減速部側ハウジング内に形成されたブラシ装置の給電用ターミナルと電気的に接続され、その中間コネクタの反減速部側ハウジング側に外部コネクタが接続され前記給電用中間ターミナルを介してブラシ装置に外部電源が供給されるようにしたモータの中間コネクタの製造方法において、前記中間コネクタに支持孔を貫通形成し、その支持孔に前記給電用中間ターミナルを前記減速部側ハウジングと嵌着する側から前記外部コネクタが接続される側に挿通し圧入固定して給電用中間ターミナルを組み付けたこと要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、給電用中間ターミナルが中間コネクタに対して減速部に嵌着する側から組み付けられる。その結果、中間コネクタを嵌合部に嵌着したとき、給電用中間ターミナルは減速部側ハウジングと中間コネクタとの間で介在するため確実に保持される。しかも、給電用中間ターミナルを、前記中間コネクタに対して前記減速部側ハウジングと嵌着する側から組み付けるだけなので、給電用中間ターミナルの中間コネクタへの組み付けは非常に簡単に行える。
請求項2に記載の発明によれば、給電用中間ターミナルを中間コネクタに貫通形成した支持孔に挿通し圧入固定したことにより、給電用中間ターミナルの中間コネクタへの組み付けは非常に簡単に行えるとともに、リサイクル時に給電用中間ターミナルの中間コネクタからの取り外しが容易となる。しかも、給電用中間ターミナルを中間コネクタに貫通形成した支持孔に減速部側ハウジングから外部コネクタ側に挿通し圧入固定したことにより、中間コネクタを嵌合部に嵌着したとき、給電用中間ターミナルは接続した給電用ターミナルと圧入固定した給電用中間コネクタとの間で介在するために保持される。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、前記給電用中間ターミナルは、給電用ターミナルの挟持部間に圧入挟持されることから、中間コネクタを嵌合部に嵌着したとき、より確実に保持される。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、給電用中間ターミナルにおいて、その減速部側ハウジングに接続される側に突出した部分を折り曲げ形成したことにより、中間コネクタを減速部側ハウジングに差し込むとき、折り曲げ部分が中間コネクタ本体に係合して給電用中間ターミナルは外部コネクタが接続される側にずれることはない。
【0012】
請求項5に記載の発明によれば、給電用中間ターミナルが中間コネクタに対して減速部側ハウジングと嵌着する側から組み付けられる。その結果、中間コネクタを嵌合部に嵌着したとき、給電用中間ターミナルは減速部側ハウジングと中間コネクタとの間で介在するため確実に保持される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した車輌用パワーウインドウ装置の駆動源として使用されるモータの一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0014】
図1に、本実施形態の減速機構付きモータ1の概略構成図を示す。図1に示すように、前記減速機構付きモータ1は、モータ部2と減速部3から構成されている。前記モータ部2は、固定子4と回転子5から構成されている。固定子4はヨークハウジング6とそのハウジング6内に固着されたマグネットMを備えている。前記ヨークハウジング6は有底扁平円筒状に形成され、その底部には軸受7が設けられている。
【0015】
前記回転子5は回転軸8、コア9、整流子10を備えている。前記回転軸8は前記ヨークハウジング6に設けた軸受7に回転可能に支持されている。コア9は前記マグネットMと対向する位置の回転軸8に固着されていて、巻線が巻回されている。整流子10は前記ヨークハウジング6の開口部6aから突出した位置の回転軸8に固着されている。
【0016】
また、整流子10から先端側に僅かに離間した回転軸8の部位の外周面には、その周方向に沿って多極着磁されたセンサマグネットSMが固定されている。更に、回転軸8には前記センサマグネットSMより先端側にウォーム8aが形成されている。
【0017】
そして、前記ヨークハウジング6の開口部6aには、前記減速部3が設けられている。減速部3は、合成樹脂よりなる減速部側ハウジング20を有している。
減速部側ハウジング20は、連結部21、軸収容部22、ホイール収容部23及び延出部24から構成されている。前記連結部21は、前記ヨークハウジング6と連結するために同ハウジング6の開口部6aと対応した形状に形成されている。また、連結部21にはフランジが形成され、そのフランジが前記ヨークハウジング6のフランジとがナット25及びボルト26にて連結固定される。つまり、ヨークハウジング6と減速部側ハウジング20とがナット25とボルト26によって連結固定される。
【0018】
また、前記連結部21には前記整流子10に摺接するブラシ27aを備えたブラシ装置27が設けられており、そのブラシ装置27は前記ヨークハウジング6の開口部6a側に収容されている。
【0019】
又、この連結部21には、ブラシ装置27の近傍位置において、図1に示すように、回転軸8の長手方向と同方向に延びる2本の給電用ターミナルT1,T2が連結部21に形成した図示しない支持孔に嵌挿され支持される。各ターミナルT1,T2の連結部側端部(先端部)は図示しないピックテールを介して前記ブラシ27aにそれぞれ接続されている。
【0020】
一方、各ターミナルT1,T2の基端部は後記する軸収容部22の空間に露出する。そして、各ターミナルT1,T2の基端部は、図2に示すように、二股状の挟持部T1a,T2aが形成され、その先端部は図2に示すようなテーパ部T1b,T2bを有する。
【0021】
前記軸収容部22は、図1に示すように、前記連結部21から軸方向に延出形成されている。その軸収容部22は前記回転軸8を収容すべく開口が前記モータ部2に向けられた略有底円筒状に形成されている。この軸収容部22内には軸受28が設けられている。又、上記軸収容部22の連結部21側には、回転軸8に設けられた前記センサマグネットSMを収容する図示しない収容空間が形成されている。そして、ヨークハウジング6と減速部側ハウジング20とを連結する際、回転子5の回転軸8の先端部側に形成したウォーム8aは連結部21を介して軸収容部22に収容され、そのウォーム8aの先端部は前記軸受け28にて回転可能に支持される。
【0022】
前記ホイール収容部23は、図1に示すように、前記軸収容部22の一側部から延出形成されている。前記ホイール収容部23は、前記回転軸8に形成したウォーム8aと噛合するウォームホイール30を収容可能な所定形状に形成されている。前記ウォームホイール30は前記ウォーム8aとともに減速機構を構成している。そして、そのウォームホイール30に対して回転軸8と直交する方向に連結された出力軸31にモータ部2の回転力が伝達される。この出力軸31の回転力がウインドウレギュレータ(図示略)に伝達され、ウインドウガラス(図示略)が開閉するようになっている。
【0023】
前記延出部24は、前記軸収容部22に対して前記ホイール収容部23の反対側に設けられている。また、延出部24は、図1に示すように、前記軸収容部22(回転軸8)に対して所定角度に傾斜するように前記連結部21から突出している。前記延出部24の先端部の左右外側面には、それぞれ係止突起24aが形成されている。
【0024】
また、前記延出部24の内側には、図3に示すように、前記軸収容部22の収容空間と外側を隔離する区画壁24bを形成し、その先端部側に嵌合部としての嵌合凹部24cが形成されている。その嵌合凹部24cの底面(区画壁24b)には、基板挿通孔32、2つのターミナル挿通孔33,34が備えられる。基板挿通孔32は前記延出部24の嵌合凹部24cから前記軸収容部22の前記センサマグネットSMを収容する収容空間まで貫通されている。基板挿通孔32は、図2においてその左右両側部に案内溝32aが形成されている。
【0025】
2つのターミナル挿通孔33,34は延出部24の嵌合凹部24cから前記ターミナルT1,T2の基端が配設された軸収容部22の空間まで貫通されている。又、ターミナル挿通孔33,34の嵌合凹部24c側の開口部は、拡開するテーパ部33a,34aがそれぞれ形成されている。
【0026】
前記延出部24の嵌合凹部24cは図4及び図5に示す中間コネクタ40が連結される。中間コネクタ40は、そのコネクタ本体41が合成樹脂で形成されている。前記コネクタ本体41の後端面には連結凹部42が形成されている。同コネクタ本体41の前側外周部にはフランジ43が形成され、その相対向する二位置には前方に伸びる係止片44が形成されている。そして、前記フランジ43より前側のコネクタ本体41の外周部を嵌着部45とし、その嵌着部45にOリング46が装着されている。
【0027】
そして、フランジ43の前側の嵌着部45を前記延出部24の嵌合凹部24cに嵌着することによってコネクタ本体41は延出部24と連結する。このとき、Oリング46によって雨水の侵入が防止される。また、フランジ43に形成した係止片44が延出部24の係止突起24aに係合するため、延出部24に対してコネクタ本体41は容易に抜けることはない。
【0028】
前記コネクタ本体41の前端面41aには、その前方に伸びる基板47が装着されている。その基板47は、コネクタ本体41の嵌着部45を前記延出部24の嵌合凹部24cに嵌着させたとき、前記嵌合凹部24cの区画壁24bに形成した基板挿通孔32を貫通して前記回転軸8のセンサマグネットSMの相対向する位置まで延びるようになっている。
【0029】
また、前記基板47には2個のホール素子H1,H2が前記センサマグネットSMに相対向する位置に実装されている。更に、基板47には前記ホール素子H1,H2から出力される検出信号を入力し、前記回転軸8の回転速度及び回転位置を検出するための検出信号を生成するその他の回路素子(図示せず)が実装されている。更に、基板47には、4本の検出信号用中間ターミナル48a〜48dの一端がそれぞれ接続されて、その各他端は、図6に示すように、前記コネクタ本体41の前端面から貫通し連結凹部42にそれぞれ突出している。
【0030】
詳述すると、検出信号ターミナル48a〜48dは、図5〜図7に示すように、その一端が基板47の端子に対して半田で接続され、同基板47の裏面から前記コネクタ本体41の前端面41aに当接するように折り曲げ形成されて、前端面41aから連結凹部42まで貫通した支持孔50に前端面41a側から貫通し圧入支持されている。
【0031】
また、前記コネクタ本体41の前端面41aには、2本の給電用中間ターミナル51,52がそれぞれ装着されている。
詳述すると、給電用中間ターミナル51,52は、それぞれコネクタ本体41の前端面41aから連結凹部42まで貫通形成した支持孔53に前端面41a側から貫通し、圧入支持されている。また、給電用中間ターミナル51,52の前端面41aに突出した側は、図5及び図7に示すように、前端面41aに当接するように直角に折り曲げ形成した後、直角に折り曲げ前方に延出するように形成されている。そして、折り曲げ形成された前端面41aに沿って当接する部位を、それぞれ折曲部分51d,52dとし、その折曲部分51d,52dから折り曲げられ前方に突出した部位をモータ側接続片51a,52aとし、支持孔53から連結凹部42に突出した部位を電源側接続片51b、52bとし、さらに、支持孔53に保持されている部位を保持部51c,52cとしている。
【0032】
前記モータ側接続片51a,52aは、それぞれ、コネクタ本体41の嵌着部45と前記延出部24の嵌合凹部24cを嵌着させたとき、前記嵌合凹部24cの区画壁24bに形成したターミナル挿通孔33,34をそれぞれ貫通するようになっている。このとき、貫通したモータ側接続片51a,52aの先端部は、図2に示すように、前記給電用ターミナルT1,T2に形成された挟持部T1a,T2aに挟持されるようになっている。
【0033】
そして、前記中間コネクタ40を前記延出部24の嵌合凹部24cに嵌着することによって、前記給電用中間ターミナル51,52は前記給電用ターミナルT1,T2に電気的に接続される。この状態で図示しない外部コネクタを中間コネクタ40の連結凹部42に差し込むことにより外部コネクタの電源端子が給電用中間ターミナル51,52及び給電ターミナルT1,T2を介して前記ブラシ装置27のブラシ27aに電源が供給されることになる。また、外部コネクタが差し込まれることによって同外部コネクタに設けられた4本の信号端子は図6に示す前記中間コネクタの連結凹部42に突出された検出信号用中間ターミナル48a〜48dと接続され前記ホール素子H1,H2に基づく検出信号を外部装置に出力する。
【0034】
上記実施の形態の減速機構付きモータの構造によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)前記実施形態では、前記給電用中間ターミナル51,52が中間コネクタ40に対して減速部3に嵌着する側から組み付けられるため、中間コネクタ40を嵌合凹部24cに嵌着したとき、給電用中間ターミナル51,52は減速部側ハウジング20と中間コネクタ40との間で介在するため確実に保持される。また、給電用中間ターミナル51,52を前記中間コネクタ40に対して前記減速部側ハウジング20と嵌着する側から組み付けるだけなので、給電用中間ターミナル51,52の中間コネクタ40への組み付けは非常に簡単に行える。
(2)前記実施形態では、給電用中間ターミナル51,52を中間コネクタ40に貫通形成した支持孔53に挿通し圧入固定しただけなので、給電用中間ターミナル51,52の中間コネクタ40への組み付けは非常に簡単に行えるとともに、リサイクル時に給電用中間ターミナル51,52の中間コネクタ40からの取り外しが容易となる。
(3)前記実施形態では、前記給電用中間ターミナル51,52は、給電用ターミナルT1,T2の挟持部間に圧入挟持されることから、中間コネクタ40を嵌合凹部24cに嵌着したとき、より確実に保持される。
(4)前記実施形態では、給電用中間ターミナル51,52において、その減速部側ハウジング20と接続される側に突出した部分を折り曲げて、それぞれ折曲部51d,52dを形成したことにより、外部コネクタを差し込んだとき、給電用中間ターミナル51,52が連結凹部42側にずれることはない。その給電用中間ターミナル51,52の折曲部51dが、延出部24の区画壁24bとコネクタ本体41の前端面41aとの間に挟まった状態となるため、組付け後は減速部側ハウジング20側に入り込むことはない。
(5)前記実施形態では、給電用ターミナルT1,T2及び給電用中間ターミナル51,52の先端部はテーパ加工が施されている。そのため、給電用ターミナルT1,T2に給電用中間ターミナル51,52が容易に接続される。
【0035】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○前記実施形態では、嵌着する側から給電用中間ターミナル51,52を圧入挟持したが、例えば、接着剤で給電用中間ターミナル51,52を嵌着する側から固着する等その他組み付け方法で固着してもよい。
【0036】
○前記実施形態では、嵌着する側から給電用中間ターミナル51,52を圧入挟持したが、例えば、給電用中間ターミナル51,52の保持部51c,52cの外側面に逆止爪を形成してもよい。この場合、一旦、圧入したら逆止爪が支持孔53の内側面に係合し、より強固に保持される。
【0037】
○前記実施形態では、前記給電用中間ターミナル51,52は、前記中間コネクタ40の減速部側ハウジング20と接続される側にてクランク状に折り曲げ形成をしたが、その折り曲げ形成の形状は前記実施形態に記載された形状に限定されることはなく、T字形状といった他の形状を有してもよい。
【0038】
○前記実施形態では、前記給電用ターミナルT1,T2の挟持部に前記給電用中間ターミナル51,52のモータ側接続片51a,52aをそれぞれ係入していたが、挟持部を前記モータ側接続片51a,52aに設け、同モータ側接続片51a,52aに前記給電用ターミナルT1,T2を係入するようにしてもよい。
【0039】
○前記実施形態では、パワーウインドウ装置のモータに具体化したが、減速機構付きモータであるならば、どの使用態様のモータにも具体化し実施してもよい。
【0040】
【発明の効果】
請求項1〜4に記載の発明によれば、給電用中間ターミナルの中間コネクタへの組み付けは非常に簡単に行え、かつ、給電用中間ターミナルを確実に保持することができる。
【0041】
請求項5に記載の発明によれば、給電用中間ターミナルは減速部側ハウジングと中間コネクタとの間で介在するため確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の減速機構付きモータの平面図。
【図2】給電用ターミナル及び給電用中間ターミナルの接続部分の斜視図。
【図3】減速部側ハウジングの延出部の正面図。
【図4】中間コネクタの平面図。
【図5】中間コネクタの側面図。
【図6】コネクタ本体の正面図。
【図7】コネクタ本体の背面図。
【符号の説明】
1・・・減速機構付きモータ、2・・・モータ部、3・・・減速部、6・・・ヨークハウジング、20・・・減速部側ハウジング、24・・・延出部、24c・・・嵌合部としての嵌合凹部、27・・・ブラシ装置、40・・・中間コネクタ、51,52・・・給電用中間ターミナル、51d,52d・・・折曲部分、T1,T2・・・給電用ターミナル、T1a,T2a・・・挟持部、H1,H2・・・回転状態検出手段としてのホール素子。

Claims (5)

  1. ヨークハウジングの開口部に減速機構を収容する減速部側ハウジングが組み付けられ、その減速部側ハウジングに中間コネクタを嵌着する嵌合部が形成され、その減速部側ハウジングに中間コネクタを嵌着したとき、前記中間コネクタに設けられたモータ回転軸の回転を検出する回転検出素子を実装する基板が前記減速部側ハウジング内の検出位置に配置されるとともに、前記中間コネクタに設けた給電用中間ターミナルが減速部側ハウジング内に形成されたブラシ装置の給電用ターミナルと電気的に接続され、その中間コネクタの反減速部側ハウジング側に外部コネクタが接続され、その中間ターミナルを介してブラシ装置に外部電源が供給されるようにしたモータにおいて、
    前記給電用中間ターミナルを、前記中間コネクタに対して前記減速部側ハウジングと嵌着する側から組み付けたことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1記載のモータにおいて、
    前記中間コネクタに支持孔が貫通形成され、その支持孔に前記給電用中間ターミナルを前記減速部側ハウジングと嵌着する側から前記外部コネクタが接続される側に挿通し圧入固定したことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記給電用中間ターミナルは、前記中間コネクタを前記嵌合部に嵌着したとき、前記ブラシ装置の給電用ターミナルに形成した二股状の挟持部間に圧入挟持されることを特徴とするモータ。
  4. 請求項2又は3に記載のモータにおいて、
    前記支持孔に圧入固定された給電用中間ターミナルは、その前記減速部側ハウジングに接続される側に突出した部分を折り曲げ形成したことを特徴とするモータ。
  5. ヨークハウジングの開口部に減速機構を収容する減速部側ハウジングが組み付けられ、その減速部側ハウジングに中間コネクタを嵌着する嵌合部が形成され、その嵌合部に中間コネクタを嵌着したとき、前記中間コネクタに設けられたモータ回転軸の回転を検出する回転検出素子を実装する基板が前記減速部側ハウジング内の検出位置に配置されるとともに、前記中間コネクタに設けた給電用中間ターミナルが減速部側ハウジング内に形成されたブラシ装置の給電用ターミナルと電気的に接続され、その中間コネクタの反減速部側ハウジング側に外部コネクタが接続され前記給電用中間ターミナルを介してブラシ装置に外部電源が供給されるようにしたモータの中間コネクタの製造方法において、
    前記中間コネクタに支持孔を貫通形成し、その支持孔に前記給電用中間ターミナルを前記減速部側ハウジングと嵌着する側から前記外部コネクタが接続される側に挿通し圧入固定して給電用中間ターミナルを組み付けたことを特徴とするモータの中間コネクタの製造方法。
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