JP2005118856A - カシメ接続固定装置、カシメ接続固定方法、カシメ接続固定構造、及びワイパ用モータ - Google Patents

カシメ接続固定装置、カシメ接続固定方法、カシメ接続固定構造、及びワイパ用モータ Download PDF

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Abstract

【課題】割りカシメによるターミナル部材同士の固定強度のバラツキを防止することができるカシメ接続固定装置を提供する。
【解決手段】カシメ接続固定装置は、ユニットプレート14の一側面側に配置される第1〜第3固定ターミナル部材23〜25に他側面側に配置される第1〜第3コンタクト部材28〜30を割りカシメによって接続固定する。第1〜第3固定ターミナル部材は起立部23a〜25aと起立部に隣接した位置決孔23b〜25bとを有する。ユニットプレートは起立部用孔14bと貫通孔14cとを有する。第1〜第3コンタクト部材は起立部が挿入される接続孔28d〜30dを有する。カシメ接続固定装置は、ユニットプレートの一側面側と当接してそのユニットプレートを受けるとともに位置決孔及び貫通孔に挿通される挿通ピン31aを有する受け台31と、受け台の挿通ピンを基準として起立部を押圧して割り開くカシメ治具32とを備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ターミナル部材を割りカシメによって接続固定するカシメ接続固定装置及びカシメ接続固定方法、ターミナル部材が割りカシメによって接続固定されたカシメ接続固定構造及びワイパ用モータに関するものである。
従来、車両用ワイパ装置に用いられるワイパ用モータ等においては、ワイパアームを車両ウインドウの所定の停止位置に自動で停止させるべく自動定位置停止機構を備えたものがある。そして、自動定位置停止機構としては、ワイパ用モータの出力軸の回転に連動して回転する所定の導電パターンを有する可動接点と、ギヤケース等の絶縁プレートに対して固定され出力軸の回転に応じて可動接点と接触/非接触されるコンタクト部材(ターミナル部材)とを備えたものがある。このような自動定位置停止機構では、コンタクト部材の可動接点との接触/非接触に基づいてワイパアームが所定の停止位置に自動で停止される。
ところで、上記のようなコンタクト部材は、ギヤケース等の絶縁プレートの一側面側に固定されて制御装置(電源等)に接続される他の固定ターミナル部材に対し、前記絶縁プレートの他側面側に配置されて前記固定ターミナル部材にカシメによって電気的に接続固定される。そして、このようなカシメ接続固定構造としては、固定ターミナル部材の一端に起立部を起立形成し該起立部を絶縁プレートの他側面側(ギヤケース内部側)に突出するように配置し、コンタクト部材の基部に接続孔を形成し該接続孔に前記起立部を挿入して該起立部を割りカシメすることで接続固定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
英国特許第1585300号明細書
しかしながら、上記のようなカシメ接続固定構造では、例えば絶縁プレートを受け台等にて保持しながらカシメ治具にて固定ターミナル部材の起立部を割りカシメする(割り開く)際に、絶縁プレートの寸法誤差や絶縁プレートと固定ターミナル部材との組み付け誤差等が影響し、カシメ治具が起立部における割りカシメの目標位置からずれる虞がある。よって、例えば、起立部を均等に(中心位置にて)割り開くことができず、割りカシメによるターミナル部材同士(固定ターミナル部材とコンタクト部材)の固定強度がばらつく(低下してしまう)という問題がある。このことは、例えば、コンタクト部材の接点部が可動接点上を摺動する際に、摺接抵抗による力の作用によってコンタクト部材がずれてしまうといった原因となり、ひいてはワイパアームの停止位置精度をばらつかせる(低下させる)原因となる。又、上記のように、例えば絶縁プレートを受け台等にて保持しながらカシメ治具にて固定ターミナル部材の起立部を割りカシメするカシメ接続固定装置及びカシメ接続固定方法では、同様の問題が発生することになる。
本発明の目的は、割りカシメによるターミナル部材同士の固定強度のバラツキを防止することができるカシメ接続固定装置、カシメ接続固定方法、カシメ接続固定構造、及びワイパ用モータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、導電性の金属板にて形成され絶縁プレートの一側面側に配置される第1ターミナル部材に、導電性の金属板にて形成され前記絶縁プレートの他側面側に配置される第2ターミナル部材を割りカシメによって電気的に接続固定するカシメ接続固定装置であって、前記第1ターミナル部材は、起立形成された起立部と、前記起立部に隣接して形成された位置決孔とを有しており、前記絶縁プレートは、前記起立部と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する起立部用孔と、前記位置決孔と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する貫通孔とを有しており、前記第2ターミナル部材は、前記起立部が挿入される接続孔を有しており、前記絶縁プレートの一側面側と当接してその絶縁プレートを受けるとともに、前記位置決孔及び前記貫通孔に挿通される挿通ピンを有する受け台と、前記受け台の前記挿通ピンを基準として前記起立部用孔及び前記接続孔から突出した前記起立部を前記絶縁プレートの他側面側から押圧して割り開くカシメ治具とを備える。
請求項2に記載の発明では、導電性の金属板にて形成され絶縁プレートの一側面側に配置される第1ターミナル部材に、導電性の金属板にて形成され前記絶縁プレートの他側面側に配置される第2ターミナル部材を割りカシメによって電気的に接続固定するカシメ接続固定方法であって、前記第1ターミナル部材は、起立形成された起立部と、前記起立部に隣接して形成された位置決孔とを有しており、前記絶縁プレートは、前記起立部と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する起立部用孔と、前記位置決孔と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する貫通孔とを有しており、前記第2ターミナル部材は、前記起立部が挿入される接続孔を有しており、受け台に前記絶縁プレートの一側面側を当接させてその絶縁プレートを受けさせるとともに、前記受け台が有する挿通ピンを前記位置決孔及び前記貫通孔に挿通させる支持工程と、前記受け台の前記挿通ピンを基準として前記起立部用孔及び前記接続孔から突出した前記起立部をカシメ治具にて前記絶縁プレートの他側面側から押圧して割り開くカシメ工程とを備える。
請求項3に記載の発明では、導電性の金属板にて形成され絶縁プレートの一側面側に配置される第1ターミナル部材に、導電性の金属板にて形成され前記絶縁プレートの他側面側に配置される第2ターミナル部材が割りカシメによって電気的に接続固定されたカシメ接続固定構造であって、前記第1ターミナル部材は、起立形成された起立部と、前記起立部に隣接して形成された位置決孔とを有し、前記絶縁プレートは、前記起立部と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する起立部用孔と、前記位置決孔と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する貫通孔とを有し、前記第2ターミナル部材は、前記起立部が挿入される接続孔を有し、前記起立部用孔及び前記接続孔を貫通して突出した前記起立部が、前記貫通孔を基準として割り開かれた割りカシメ部を有する。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載のカシメ接続固定構造において、前記第2ターミナル部材は、前記接続孔が形成される基部と、該基部から略くの字状に折曲形成されて延びるアーム部と、該アーム部の先端に設けられた接点部とを有するコンタクト部材である。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載のカシメ接続固定装置において、前記カシメ治具による前記起立部における割りカシメの目標位置は、前記起立部における割り開く方向の中心位置に設定される。
請求項6に記載の発明では、請求項4に記載のカシメ接続固定構造と、回転駆動される出力軸と、前記出力軸の回転に連動して回転する所定の導電パターンを有する可動接点とを備え、前記コンタクト部材は、前記接点部が前記出力軸の回転時に前記可動接点と接触/非接触されることでワイパアームを車両ウインドウの所定の停止位置で停止させるためのものであるワイパ用モータを要旨とする。
請求項7に記載の発明では、請求項1又は5に記載のカシメ接続固定装置において、前記第2ターミナル部材は、前記位置決孔及び前記貫通孔と対応して貫通する第2位置決孔を有しており、前記位置決孔及び前記貫通孔に挿通される前記挿通ピンは、さらに前記第2位置決孔に挿通されるように設定される。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、第1ターミナル部材の起立部に隣接して形成された位置決孔及び絶縁プレートの貫通孔に受け台の挿通ピンが挿通され、その挿通ピンを基準としてカシメ治具にて起立部が割り開かれることから、カシメ治具が起立部における割りカシメの目標位置からずれて起立部が割り開かれてしまうことが防止される。よって、必要固定強度に合わせて割りカシメの目標位置である挿通ピンの位置、即ち位置決孔及び貫通孔を設定することにより、例えば、起立部の割り開く方向に均等とする場合には、起立部の中心位置に上記目標位置を設定すれば、起立部を均等に(中心位置にて)割り開いて割りカシメを行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、支持工程では第1ターミナル部材の起立部に隣接して形成された位置決孔及び絶縁プレートの貫通孔に受け台の挿通ピンが挿通され、カシメ工程ではその挿通ピンを基準としてカシメ治具にて起立部が割り開かれることから、カシメ治具が起立部における割りカシメの目標位置からずれて起立部が割り開かれてしまうことが防止される。よって、例えば、起立部を均等に(中心位置にて)割り開いて割りカシメを行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、例えば、第1ターミナル部材の起立部に隣接して形成された位置決孔及び絶縁プレートの貫通孔に受け台の挿通ピンを挿通し、その挿通ピン(貫通孔)を基準としてカシメ治具にて起立部を割り開くことにより、カシメ治具が起立部における割りカシメの目標位置からずれて起立部が割り開かれてしまうことを防止することができる。よって、このカシメ接続固定構造では、例えば、容易に起立部を均等に(中心位置にて)割り開いて割りカシメを行う(割りカシメ部を形成する)ことができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2ターミナル部材をコンタクト部材として適用することで、コンタクト部材の固定強度のバラツキを防止することができ、例えばコンタクト部材の接点部によってなされる位置検出の精度のバラツキを防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、カシメ治具による起立部における割りカシメの目標位置が、起立部における割り開く方向の中心位置に設定されるため、起立部が均等に(中心位置にて)割り開かれて割りカシメが行われる。これにより、割りカシメの固定強度のバラツキが防止される。
請求項6に記載の発明によれば、コンタクト部材の接点部が可動接点上等を摺動されることになるが、コンタクト部材の固定強度のバラツキを防止することができるため、摺接抵抗による力の作用によってコンタクト部材がずれることを防止することができる。よって、ワイパアームを車両ウインドウの所定の停止位置で停止させる停止位置精度を高精度で安定させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、第2ターミナル部材は、接続孔に起立部が挿入されるだけでなく、第2位置決孔に挿通ピンが挿通されて割りカシメが行われるため、高精度に位置決めがなされる。特に、第2ターミナル部材の基部が割りカシメによって接続固定され、先端部が自由端(例えば接点部)となっている場合には、上記のように2点で位置決めされることになるので上記効果が顕著となる。
請求項1、5及び7に記載の発明によれば、割りカシメによるターミナル部材同士の固定強度のバラツキを防止することができるカシメ接続固定装置を提供することができる。
又、請求項2に記載の発明によれば、割りカシメによるターミナル部材同士の固定強度のバラツキを防止することができるカシメ接続固定方法を提供することができる。
又、請求項3及び4に記載の発明によれば、割りカシメによるターミナル部材同士の固定強度のバラツキを防止することができるカシメ接続固定構造を提供することができる。
又、請求項6に記載の発明によれば、割りカシメによるターミナル部材同士の固定強度のバラツキを防止することができるワイパ用モータを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、ワイパ用モータとしてのモータ1は、モータ本体2と減速部3とを備えている。モータ本体2は、略有底円筒形状のヨークハウジング4と、該ヨークハウジング4の内周面に固定される複数のマグネット5と、同ヨークハウジング4内に収容されるロータ(回転子)6とを備えている。ロータ6は回転軸7を有し、ヨークハウジング4の開口部から突出する回転軸7の先端側には、ウォーム8が形成されている。
減速部3は、ハウジング11と、ハウジングカバー12と、ウォームホイール13と、絶縁プレートとしてのユニットプレート14(図3参照)と、回転体15(図2参照)とを備えている。前記ウォーム8、ウォームホイール13、ユニットプレート14及び回転体15は、ハウジング11とハウジングカバー12との内部に収容保持される。このとき、ウォーム8とウォームホイール13とは回転可能に支持されるとともに噛合され、ウォームホイール13と一体回転可能に固定された図示しない出力軸は、ハウジング11に形成された図示しない貫通孔を貫通して外部に突出される。そして、ウォームホイールの出力軸は図示しないリンク機構等を介してワイパアーム(ワイパブレード)に連結されることになる。
ハウジングカバー12は、図2に示すように、樹脂材料よりなり、略板形状で、ハウジング11の開口部を閉塞可能な形状に形成されている。ハウジングカバー12には、前記ユニットプレート14を収容するためのユニット収容凹部12aが形成されている。又、ハウジングカバー12において、モータ本体2が固定される側の反対側(図2中、左側)には、傾斜したコネクタハウジング部12bが筒状に延出形成されている。
ユニットプレート14は、電気絶縁材料(樹脂材)よりなり、図3及び図4に示すように、前記ユニット収容凹部12aと対応した略直方体形状に形成され、後述する種々の電気回路部品が固定される。このユニットプレート14の略中央には、図3に示すように、前記回転体15(図2参照)を回転可能に支持するための回転支持部14aが形成されている。又、ユニットプレート14において回転支持部14a近傍には、ユニットプレート14の一側面から他側面であって回転支持部14aの軸方向に貫通する起立部用孔14b(図4〜図6参照)が形成されている。尚、本実施の形態では、起立部用孔14bが3つ並設されている。又、ユニットプレート14において前記起立部用孔14bと隣接した位置には、ユニットプレート14の一側面から他側面であって回転支持部14aの軸方向に貫通する貫通孔14c(図3、図5及び図6参照)が形成されている。尚、本実施の形態では、貫通孔14cは起立部用孔14b毎に隣接して3つ形成されている。又、本実施の形態の貫通孔14cは、貫通方向から見て(図3参照)円形形状に形成されている。
本実施の形態における前記電気回路部品は、図3及び図4に示すように、第1及び第2電源側ターミナル21,22、第1ターミナル部材としての第1〜第3固定ターミナル部材23〜25、第1及び第2コンデンサ26,27、第2ターミナル部材としての第1〜第3コンタクト部材28〜30を含む。そして、第1〜第3コンタクト部材28〜30を除く前記電気回路部品21〜27は、前記ユニットプレート14の一側面であるハウジングカバー12と対向される面側(図4参照)に配置される。
詳しくは、第1及び第2電源側ターミナル21,22は、その一端21a,22aがモータ本体2に設けられる図示しない給電用ブラシに対して接続され他端のコネクタピン部21b,22bがコネクタハウジング部12bに嵌着される外部コネクタの端子に接続されるべくユニットプレート14の長手方向に沿って配設されている。
第1〜第3固定ターミナル部材23〜25は、導電性の金属板にて形成されている。この第1〜第3固定ターミナル部材23〜25には、起立された起立部23a〜25a(図5及び図6参照)が形成されている。又、第1〜第3固定ターミナル部材23〜25には、前記起立部23a〜25aに隣接して位置決孔23b〜25b(図4及び図5参照)がそれぞれ形成されている。尚、前記ユニットプレート14は、起立部用孔14bが起立部23a〜25aと対応した位置に形成され、且つ貫通孔14cが位置決孔23b〜25bと対応した位置に(詳しくは貫通方向から見て同じ位置に同じ(円形)形状で)形成されている。又、図5及び図6では、第2固定ターミナル部材24について図示し、第1及び第3固定ターミナル部材23,25については第2固定ターミナル部材24と略同様であるため図を省略する。本実施の形態の起立部23a〜25aは、第1〜第3固定ターミナル部材23〜25の一端が折曲されることで形成されている。そして、第1〜第3固定ターミナル部材23〜25は、起立部23a〜25aが起立部用孔14bを貫通してユニットプレート14の他側面(ハウジングカバー12の非対向側面)から突出するように配置され、他端のコネクタピン部23c〜25cがコネクタハウジング部12bと対応した位置に配置されるようにユニットプレート14に配設される。又、この状態で、第1〜第3固定ターミナル部材23〜25の位置決孔23b〜25bはユニットプレート14の貫通孔14cと連通してそれぞれ1つの連続した孔を形成するように配置されることになる(図5参照)。尚、図3、図5及び図6では、起立部23a〜25a(その先端)に割りカシメが施された(割りカシメ部23d〜25dが形成された)状態を図示しており、図7に割りカシメが施される(割りカシメ部23d〜25dが形成される)前の状態の起立部23a〜25aを図示する。又、図5〜図7では、ユニットプレート14等とともに、後述するカシメ接続固定装置を構成する受け台31及びカシメ治具32をも図示している。又、本実施の形態では、説明の便宜上、割りカシメが施される(割りカシメ部23d〜25dが形成される)前の状態の起立部23a〜25aについても同様の符号を付して説明する。
第1及び第2コンデンサ26,27は、給電用ブラシ側で発生されるノイズを除去(減衰)するためのものであり、その端子が前記第1及び第2電源側ターミナル21,22及び第1固定ターミナル部材23に接続されるように配設されている。
前記第1〜第3コンタクト部材28〜30は、導電性の金属板にて形成されている。この第1〜第3コンタクト部材28〜30は、図3及び図5に示すように、基部28a〜30aと、基部28a〜30aから略くの字状に(傾斜するように)折曲形成されて延びるアーム部28b〜30bと、該アーム部28b〜30bの先端に設けられた接点部28c〜30cとを有する。尚、図5では、第2コンタクト部材29について図示し、第1及び第3コンタクト部材28,30については第2コンタクト部材29と略同様であるためこの同様の断面図を省略する。基部28a〜30aには、割りカシメが施される前の状態の前記起立部23a〜25a(図7参照)が挿入可能な接続孔28d〜30dが形成されている。又、基部28a〜30aには、接続孔28d〜30dの内周面から前記起立部23a〜25aの挿入方向の斜め方向に切り起こされた押圧片28e〜30e(図3及び図5参照)が形成されている。本実施の形態では、接続孔28d〜30dは略円形に形成され、その内周面の一部から押圧片28e〜30eが延出している。そして、押圧片28e〜30eが延出する方向は、アーム部28b〜30bと略同方向に設定されている。即ち、押圧片28e〜30eは、接続孔28d〜30dの内周面におけるアーム部28b〜30bが形成されない側からアーム部28b〜30bが延びる方向と略平行方向(図5中、右上方向)に延出している。
そして、第1〜第3コンタクト部材28〜30は、接続孔28d〜30dに割りカシメ前の状態の起立部23a〜25a(図7参照)が挿入されて所定の姿勢とされた状態で該起立部23a〜25aが押圧片28e〜30eに押圧されることで第1〜第3固定ターミナル部材23〜25に対して保持(仮保持)される。そして、その状態で起立部23a〜25aが割りカシメされる(図6に示すように、V字溝が形成され割りカシメ部23d〜25dが形成される)ことにより第1〜第3コンタクト部材28〜30と第1〜第3固定ターミナル部材23〜25とが所定の姿勢で接続固定されている。
ここで、カシメ接続固定装置及びカシメ接続固定方法について詳述する。カシメ接続固定装置は、図5〜図7に示すように、受け台31とカシメ治具32とを備えている。
受け台31は、ユニットプレート14の一側面側(本実施の形態では第1〜第3固定ターミナル部材23〜25)と当接してそのユニットプレート14を受けるように(載置可能に)形成されている。又、受け台31には、前記位置決孔23b〜25b及び前記貫通孔14cに挿通可能な挿通ピン31aが形成されている。本実施の形態の挿通ピン31aは、外径が前記位置決孔23b〜25b及び前記貫通孔14cの内径と同じの円柱形状に形成されている。
カシメ治具32は、受け台31の挿通ピン31aを基準として前記起立部用孔14b及び前記接続孔28d〜30dから突出した前記起立部23a〜25aをユニットプレート14の他側面側から押圧して割り開くべく設けられ、受け台31に対向して配置されている。このカシメ治具32による起立部23a〜25aにおける割りカシメの目標位置は、起立部23a〜25aにおける割り開く方向の中心位置X1(図7参照)に設定されている。詳しくは、本実施の形態のカシメ治具32は、その先端がV字形状に形成されている。そして、カシメ治具32は、そのV字の正面(V字が見える正面)であって起立部23a〜25aの平面直交方向から見て(図6及び図7参照)、V字を形成する頂点が、前記挿通ピン31aの中心軸及び起立部23a〜25aにおける割り開く方向の中心位置X1と同一直線上に配置されるように設定されている。
そして、まず仮組み付け工程では、割りカシメが施される前の状態の起立部23a〜25a(図7参照)を起立部用孔14bに挿入して、第1〜第3固定ターミナル部材23〜25をユニットプレート14に組み付ける。そして、第1〜第3コンタクト部材28〜30の接続孔28d〜30dに割りカシメが施される前の状態の起立部23a〜25aを挿入する。このこき、押圧片28e〜30eが起立部23a〜25aを押圧した状態となる(図3及び図5参照)ことで、第1〜第3コンタクト部材28〜30は第1〜第3固定ターミナル部材23〜25に対して所定の姿勢で保持(仮保持)される。
次に、支持工程では、受け台31にユニットプレート14の一側面側(本実施の形態では第1〜第3固定ターミナル部材23〜25)を当接させて、受け台31にユニットプレート14を受けさせる(載置する)とともに、挿通ピン31aを位置決孔23b〜25b及び前記貫通孔14cに挿通させる(図5及び図7参照)。
次に、カシメ工程では、位置決孔23b〜25b及び貫通孔14cに挿通されてユニットプレート14の他側面側から露出する挿通ピン31a(貫通孔14c)を基準として、起立部用孔14b及び接続孔28d〜30dから突出した起立部23a〜25aをカシメ治具32にてユニットプレート14の他側面側から押圧して割り開き(図5〜図7参照)起立部23a〜25aの先端部に割りカシメ部23d〜25d(図5及び図6参照)を形成する。このとき、カシメ治具32による起立部23a〜25aにおける割りカシメの目標位置は、起立部23a〜25aにおける割り開く方向の中心位置X1(図7参照)に設定されることから、起立部23a〜25aが均等に(中心位置X1にて)割り開かれて(図6参照)割りカシメが行われる。これにより、ユニットプレート14の一側面側に配置される第1〜第3固定ターミナル部材23〜25とユニットプレート14の他側面側に配置される第1〜第3コンタクト部材28〜30とが電気的に接続されて所定の姿勢で固定される。
尚、本実施の形態の接点部28c〜30cのうち接点部29cは、ユニットプレート14の平面から突出する方向に半球状に張り出されて形成されている。又、接点部28c〜30cのうち接点部28c,30cは、接点の検出精度を接点部29cよりも向上させるためにアーム部28b,30bの先端に比較的細い導電性ピンが固定されてなる。この第1〜第3コンタクト部材28〜30は、互いに平行に配設されるとともに、その接点部28c〜30cが前記回転支持部14aから径方向に延びる一直線上に並ぶように配設される。
上記のように構成されたユニットプレート14は、図2に示すように、ハウジングカバー12のユニット収容凹部12aに収容保持される。尚、このとき前記第1及び第2電源側ターミナル21,22及び第1〜第3固定ターミナル部材23〜25のコネクタピン部21b,22b,23c〜25cは前記コネクタハウジング部12b内に導出される。
前記ユニットプレート14の回転支持部14aには、回転体15が回転可能に支持される。この回転体15の下面(図2中、ハウジングカバー12側の面)には、所定の導電パターンを有する可動接点33(図2中、破線で示す)が固定されている。そして、回転体15の下面(可動接点33)には、前記第1〜第3コンタクト部材28〜30の接点部28c〜30cがアーム部28b〜30bの弾性により押圧接触される。
上記のようにユニットプレート14及び回転体15が固定されたハウジングカバー12は、ハウジング11の開口部を閉塞するように該ハウジング11に固定される。このとき、前記回転体15は、その上面(前記ウォームホイール13と対向する側の面)に設けられた連結凸部15aとウォームホイール13に設けられた図示しない連結凸部が係合することにより、ウォームホイール13(出力軸)と一体回転可能に連結される。
上記のように構成された車両用ワイパ装置(モータ1)では、出力軸(ウォームホイール13)と共に一体回転する可動接点33と第1〜第3コンタクト部材28〜30(接点部28c〜30c)とが接触/非接触されることで、出力軸(ウォームホイール13)の回転角度が検出されることになる。よって、車両運転席に設けられたワイパスイッチのオフ操作タイミングに関わらず(自動で)ワイパアームを車両ウインドウの所定の停止位置で停止させることができる。
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)支持工程では第1〜第3固定ターミナル部材23〜25の起立部23a〜25aに隣接して形成された位置決孔23b〜25b及びユニットプレート14の貫通孔14cに受け台31の挿通ピン31aが挿通され、カシメ工程ではその挿通ピン31aを基準としてカシメ治具32にて起立部23a〜25aが割り開かれる。よって、上記カシメ接続固定装置及びカシメ接続固定方法では、カシメ治具32が起立部23a〜25aにおける割りカシメの目標位置からずれて起立部23a〜25aが割り開かれてしまうことが防止される。言い換えると、上記カシメ接続固定構造では第1〜第3固定ターミナル部材23〜25に位置決孔23b〜25bが形成され、ユニットプレート14に貫通孔14cが形成されるため、上記カシメ接続固定装置及びカシメ接続固定方法を採用することができる。よって、カシメ治具32が起立部23a〜25aにおける割りカシメの目標位置からずれることを防止することができる。
そして、カシメ治具32による起立部23a〜25aにおける割りカシメの目標位置は、起立部23a〜25aにおける割り開く方向の中心位置X1(図7参照)に設定されることで、起立部23a〜25aが均等に(中心位置X1にて)割り開かれて割りカシメが行われる。これにより、割りカシメによるターミナル部材同士(第1〜第3固定ターミナル部材23〜25と第1〜第3コンタクト部材28〜30)の固定強度のバラツキが防止される。その結果、例えば、第1〜第3コンタクト部材28〜30の接点部28c〜30cが可動接点33上を摺動する際に、摺接抵抗による力の作用によって第1〜第3コンタクト部材28〜30がずれてしまうといったことが防止される。これにより、ワイパアームを車両ウインドウの所定の停止位置で停止させる停止位置精度を高精度で安定させることができる。
(2)第1〜第3コンタクト部材28〜30には、接続孔28d〜30dの内周面から前記起立部23a〜25aの挿入方向の斜め方向に切り起こされた押圧片28e〜30e(図3及び図5参照)が形成されている。そして、起立部23a〜25aが接続孔28d〜30dに挿入されて所定の姿勢とされた状態で押圧片28e〜30eが起立部23a〜25aを押圧した状態となるため、第1〜第3固定ターミナル部材23〜25と第1〜第3コンタクト部材28〜30とが所定の姿勢で維持(仮保持)される。そして、その状態で割りカシメ(支持工程及びカシメ工程)が行われて第1〜第3固定ターミナル部材23〜25と第1〜第3コンタクト部材28〜30とが所定の姿勢で接続固定されるため、接続固定時に、例えば手や特別な装置を用いて姿勢を保持する必要が無い。その結果、組付け作業性に優れ、低コストで組み付けることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態の第1〜第3コンタクト部材28〜30に、図8に示すように、位置決孔23b〜25b及び貫通孔14cと対応して貫通する第2位置決孔28f〜30fを(基部28a〜30aを延長してその延長部分に)形成してもよい。そして、挿通ピン31aの長さを第2位置決孔28f〜30fに挿通可能に設定し、支持工程で、挿通ピン31aを位置決孔23b〜25b及び貫通孔14cに挿通させるとともに、さらに第2位置決孔28f〜30fに挿通させて露出するようにしてもよい。このようにすると、第1〜第3コンタクト部材28〜30は、接続孔28d〜30dに起立部23a〜25aが挿入されるだけでなく、第2位置決孔28f〜30fに挿通ピン31aが挿通されてカシメ工程(割りカシメ)が行われるため、高精度に位置決めがなされて接続固定される。特に、本実施の形態のように、第1〜第3コンタクト部材28〜30の基部28a〜30aが割りカシメによって接続固定され、先端部が自由端(接点部28c〜30c)となっている場合には、上記のように2点で位置決めされることになるので(先端部が他の部分に固定されるものなどに比べて)上記効果が顕著となる。
・上記実施の形態では、第1〜第3固定ターミナル部材23〜25にそれぞれ1つずつ位置決孔23b〜25bを形成したが、それぞれに2つ以上の位置決孔を形成してもよい。又、この場合、ユニットプレート14にも、それぞれに対応した貫通孔を形成してもよい。このようにすると、受け台31に各位置決孔にそれぞれ対応した挿通ピンを形成することで、カシメ治具32が起立部23a〜25aにおける割りカシメの目標位置からずれて起立部23a〜25aが割り開かれてしまうことを更に防止することができる。
・上記実施の形態では、ワイパ用モータ(モータ1)におけるカシメ接続固定構造、その製造装置及び製造方法に具体化したが、絶縁プレートの一側面側に配置される第1ターミナル部材に、他側面側に配置される第2ターミナル部材が接続固定されるものであれば他の装置におけるカシメ接続固定構造、その製造装置及び製造方法に具体化してもよい。
例えば、上記実施の形態では、第1ターミナル部材を第1〜第3固定ターミナル部材23〜25とし、第2ターミナル部材を第1〜第3コンタクト部材28〜30としたが、第2ターミナル部材は特に可動接点33上等を摺動されるものでなくてもよく単なる電気的接続用のターミナルであるものに具体化してもよい。又、例えば、上記実施の形態では、絶縁プレートをユニットプレート14としたが、一側面側に固定ターミナル部材が配置され他側面側にコンタクト部材が配置されるハウジングカバー等の他の絶縁プレートに変更して具体化してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1に記載のターミナル部材のカシメ接続固定装置において、前記第2ターミナル部材は、前記接続孔が形成される基部と、該基部から略くの字状に折曲形成されて延びるアーム部と、該アーム部の先端に設けられた接点部とを有するコンタクト部材であることを特徴とするターミナル部材のカシメ接続固定装置。このようにすると、第2ターミナル部材をコンタクト部材として適用することで、コンタクト部材の固定強度のバラツキを防止することができ、例えばコンタクト部材の接点部によってなされる位置検出の精度のバラツキを防止することができる。
(ロ)請求項2に記載のターミナル部材のカシメ接続固定方法において、前記第2ターミナル部材は、前記接続孔が形成される基部と、該基部から略くの字状に折曲形成されて延びるアーム部と、該アーム部の先端に設けられた接点部とを有するコンタクト部材であることを特徴とするターミナル部材のカシメ接続固定方法。このようにすると、第2ターミナル部材をコンタクト部材として適用することで、コンタクト部材の固定強度のバラツキを防止することができ、例えばコンタクト部材の接点部によってなされる位置検出の精度のバラツキを防止することができる。
(ハ)請求項2又は上記(ロ)に記載のカシメ接続固定方法において、前記カシメ工程では、前記カシメ治具による前記起立部における割りカシメの目標位置が、前記起立部における割り開く方向の中心位置に設定されたことを特徴とするカシメ接続固定方法。このようにすると、カシメ工程では、カシメ治具による起立部における割りカシメの目標位置が、起立部における割り開く方向の中心位置に設定されるため、起立部が均等に(中心位置にて)割り開かれて割りカシメが行われる。これにより、割りカシメの固定強度のバラツキが防止される。
(ニ)請求項2、上記(ロ)、(ハ)のいずれか1つに記載のカシメ接続固定方法において、前記第2ターミナル部材は、前記位置決孔及び前記貫通孔と対応して貫通する第2位置決孔を有しており、前記支持工程では、前記位置決孔及び前記貫通孔に挿通させる前記挿通ピンを、さらに前記第2位置決孔に挿通させることを特徴とするカシメ接続固定方法。このようにすると、第2ターミナル部材は、接続孔に起立部が挿入されるだけでなく、第2位置決孔に挿通ピンが挿通されて割りカシメが行われるため、高精度に位置決めがなされる。特に、第2ターミナル部材の基部が割りカシメによって接続固定され、先端部が自由端(例えば接点部)となっている場合には、上記のように2点で位置決めされることになるので上記効果が顕著となる。
(ホ)請求項3又は4に記載のカシメ接続固定構造において、前記第2ターミナル部材は、前記位置決孔及び前記貫通孔と対応して貫通する第2位置決孔を有することを特徴とするカシメ接続固定構造。このようにすると、第2ターミナル部材の接続孔に起立部が挿入されるだけでなく、例えば、第2位置決孔に受け台の挿通ピンを挿通させて割りカシメを行うことにより、第2ターミナル部材を高精度に位置決めすることができる。特に、第2ターミナル部材の基部が割りカシメによって接続固定され、先端部が自由端(例えば接点部)となっている場合には、上記のように2点で位置決めされることになるので上記効果が顕著となる。
本実施の形態のモータを示す外観図。 本実施の形態のハウジングカバー側部材を説明するための説明図。 本実施の形態のユニットプレートを説明するための説明図。 本実施の形態のユニットプレートを説明するための説明図。 図3のA−A断面図。 図3のB−B断面図。 割りカシメ前の状態の起立部を説明するための説明図。 別例の第1〜第3コンタクト部材及び挿通ピンを説明するための説明図。
符号の説明
14…ユニットプレート(絶縁プレート)、14b…起立部用孔、14c…貫通孔、23〜25…第1〜第3固定ターミナル部材(第1ターミナル部材)、23a〜25a…起立部、23b〜25b…位置決孔、23d〜25d…割りカシメ部、28〜30…第1〜第3コンタクト部材(第2ターミナル部材)、28a〜30a…基部、28b〜30b…アーム部、28c〜30c…接点部、28d〜30d…接続孔、28f〜30f…第2位置決孔、31…受け台、31a…挿通ピン、32…カシメ治具、33…可動接点、X1…中心位置。

Claims (7)

  1. 導電性の金属板にて形成され絶縁プレートの一側面側に配置される第1ターミナル部材に、導電性の金属板にて形成され前記絶縁プレートの他側面側に配置される第2ターミナル部材を割りカシメによって電気的に接続固定するカシメ接続固定装置であって、
    前記第1ターミナル部材は、起立形成された起立部と、前記起立部に隣接して形成された位置決孔とを有しており、
    前記絶縁プレートは、前記起立部と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する起立部用孔と、前記位置決孔と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する貫通孔とを有しており、
    前記第2ターミナル部材は、前記起立部が挿入される接続孔を有しており、
    前記絶縁プレートの一側面側と当接してその絶縁プレートを受けるとともに、前記位置決孔及び前記貫通孔に挿通される挿通ピンを有する受け台と、
    前記受け台の前記挿通ピンを基準として前記起立部用孔及び前記接続孔から突出した前記起立部を前記絶縁プレートの他側面側から押圧して割り開くカシメ治具と
    を備えたことを特徴とするカシメ接続固定装置。
  2. 導電性の金属板にて形成され絶縁プレートの一側面側に配置される第1ターミナル部材に、導電性の金属板にて形成され前記絶縁プレートの他側面側に配置される第2ターミナル部材を割りカシメによって電気的に接続固定するカシメ接続固定方法であって、
    前記第1ターミナル部材は、起立形成された起立部と、前記起立部に隣接して形成された位置決孔とを有しており、
    前記絶縁プレートは、前記起立部と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する起立部用孔と、前記位置決孔と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する貫通孔とを有しており、
    前記第2ターミナル部材は、前記起立部が挿入される接続孔を有しており、
    受け台に前記絶縁プレートの一側面側を当接させてその絶縁プレートを受けさせるとともに、前記受け台が有する挿通ピンを前記位置決孔及び前記貫通孔に挿通させる支持工程と、
    前記受け台の前記挿通ピンを基準として前記起立部用孔及び前記接続孔から突出した前記起立部をカシメ治具にて前記絶縁プレートの他側面側から押圧して割り開くカシメ工程と
    を備えたことを特徴とするカシメ接続固定方法。
  3. 導電性の金属板にて形成され絶縁プレートの一側面側に配置される第1ターミナル部材に、導電性の金属板にて形成され前記絶縁プレートの他側面側に配置される第2ターミナル部材が割りカシメによって電気的に接続固定されたカシメ接続固定構造であって、
    前記第1ターミナル部材は、起立形成された起立部と、前記起立部に隣接して形成された位置決孔とを有し、
    前記絶縁プレートは、前記起立部と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する起立部用孔と、前記位置決孔と対応して前記一側面から前記他側面に貫通する貫通孔とを有し、
    前記第2ターミナル部材は、前記起立部が挿入される接続孔を有し、
    前記起立部用孔及び前記接続孔を貫通して突出した前記起立部が、前記貫通孔を基準として割り開かれた割りカシメ部を有することを特徴とするカシメ接続固定構造。
  4. 請求項3に記載のカシメ接続固定構造において、
    前記第2ターミナル部材は、前記接続孔が形成される基部と、該基部から略くの字状に折曲形成されて延びるアーム部と、該アーム部の先端に設けられた接点部とを有するコンタクト部材であることを特徴とするカシメ接続固定構造。
  5. 請求項1に記載のカシメ接続固定装置において、
    前記カシメ治具による前記起立部における割りカシメの目標位置は、前記起立部における割り開く方向の中心位置に設定されたことを特徴とするカシメ接続固定装置。
  6. 請求項4に記載のカシメ接続固定構造と、
    回転駆動される出力軸と、
    前記出力軸の回転に連動して回転する所定の導電パターンを有する可動接点と
    を備え、前記コンタクト部材は、前記接点部が前記出力軸の回転時に前記可動接点と接触/非接触されることでワイパアームを車両ウインドウの所定の停止位置で停止させるためのものであることを特徴とするワイパ用モータ。
  7. 請求項1又は5に記載のカシメ接続固定装置において、
    前記第2ターミナル部材は、前記位置決孔及び前記貫通孔と対応して貫通する第2位置決孔を有しており、
    前記位置決孔及び前記貫通孔に挿通される前記挿通ピンは、さらに前記第2位置決孔に挿通されるように設定されたことを特徴とするカシメ接続固定装置。
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