JP5199861B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータ軸のコンミュテータに摺接するブラシを保持したブラシホルダを備えたモータに関する。
例えば、ブラシに給電するための導電性のターミナルと電磁ノイズ低減用のチョークコイル等を備えたモータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このモータは、ターミナルとチョークコイル及び中継端子とで構成されたターミナルアッセンブリ(端子組立部品)をギヤケースカバーの天井部の内面に組み付けている。
特開2005−124288号公報
前記従来のモータでは、ターミナルとチョークコイル及び中継端子の各部品の接合部にストレスを掛けない構造にしたが、各部品が複雑になると共にターミナルの形状が大きくなり、その分、部品及び組立工数が増えてコスト高であった。さらに、ターミナルとチョークコイル及び中継端子とを溶接や半田付け等により接合した後で、ギヤケースカバーの天井部の内面に組み付けるようにしていたため、各部品の接合部が剥離して導通に支障をきたすおそれがあった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、複数のブラシに給電する給電構造の簡素化及び低コスト化を図ることができるモータを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、アーマチュア軸のコンミュテータに摺接する複数のブラシと、前記ブラシを出没自在に収納するブラシボックスを取り付けたブラシホルダと、前記各ブラシにピグテールワイヤを介して電気的に接続され、前記ブラシホルダに取り付けられる複数のターミナルとを備え、前記ブラシホルダに給電用のリードワイヤを複数配索し、この各リードワイヤの一端部側を前記各ピグテールワイヤに電気的に接続し、かつ、前記各リードワイヤの他端部を前記ブラシホルダに形成された貫通孔に貫通させて外側に突出させ、この外側に突出させた各リードワイヤの他端部と前記各ターミナルとを電気的に接続するモータであって、前記ブラシホルダの底壁部には前記リードワイヤを所定の位置に配線する為の収納溝部又は係止手段が設けられており、前記各ターミナルと該各ターミナルを保持する一対のターミナルホルダとでコネクタユニットを構成し、このコネクタユニットを前記ブラシホルダの前記底壁部に着脱自在に取り付け、前記各ターミナルのU字状に折り曲げ形成された基端部に前記各リードワイヤの他端部を挿通させて電気的に接続し、該各ターミナルは前記アーマチュア軸方向に配列されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載のモータであって、前記一対のターミナルホルダそれぞれを同一形状に形成したことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項乃至記載のモータであって、前記一対のターミナルホルダに前記各リードワイヤの他端部を挿通させる逆円錐面状の挿通孔を形成したことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からいずれか1項記載のモータであって、前記一対のターミナルホルダに前記各ターミナルのU字状の基端部と前記各リードワイヤの他端部とを露出させる開口部をそれぞれ形成し、この各開口部の両側から一対の電極にて前記各ターミナルのU字状の基端部を押し潰すと同時に該各ターミナルのU字状の基端部と前記各リードワイヤの他端部とを溶接接合したことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ブラシホルダに給電用のリードワイヤを複数配索し、この各リードワイヤの一端部側を各ピグテールワイヤに電気的に接続し、かつ、各リードワイヤの他端部をブラシホルダに形成された貫通孔に貫通させて外側に突出させ、この外側に突出させた各リードワイヤの他端部と各ターミナルとを電気的に接続したことにより、ブラシホルダの外側に突出した各リードワイヤの他端部と各ターミナルとを簡単かつ確実に接続することができると共に、部品及び組立の工数を削減することができる。これにより、全体の低コスト化を図ることができる。
また、各ターミナルと該各ターミナルを保持する一対のターミナルホルダとでコネクタユニットを構成し、このコネクタユニットをブラシホルダの底壁部に着脱自在に取り付け、各ターミナルのU字状に折り曲げ形成された基端部に各リードワイヤの他端部を挿通させて電気的に接続したことにより、ブラシホルダの底壁部にコネクタユニットを取り付けるだけで各ターミナルのU字状の基端部に各リードワイヤの他端部を挿通させることができ、組み付け作業を簡素化することができる。
請求項の発明によれば、一対のターミナルホルダをそれぞれ同一形状に形成したことにより、金型を削減でき、低コスト化を図ることができる。
請求項の発明によれば、一対のターミナルホルダに各リードワイヤの他端部を挿通させる逆円錐面状の挿通孔を形成したことにより、各リードワイヤの他端部を一対のターミナルホルダに形成された逆円錐面状の挿通孔により簡単かつスムーズに挿通させることができる。
請求項の発明によれば、一対のターミナルホルダに各ターミナルのU字状の基端部と各リードワイヤの他端部とを露出させる開口部をそれぞれ形成し、この各開口部の両側から一対の電極にて各ターミナルのU字状の基端部を押し潰すと同時に該各ターミナルのU字状の基端部と各リードワイヤの他端部とを溶接接合したことにより、ブラシホルダの底壁部にコネクタユニットを取り付けた後で各ターミナルのU字状の基端部と各リードワイヤの他端部とを電気的に接続することができる。これにより、各ターミナルのU字状の基端部と各リードワイヤの他端部との接合部の剥離を確実に防止することができ、常に良好な導通状態を維持することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態のモータを示す斜視図、図2は同モータのギヤケースカバーに支持されたブラシホルダをカバー側から見た斜視図、図3は同ブラシホルダの斜視図、図4は同ブラシホルダの底面側にコネクタユニットを取り付ける前の状態を示す斜視図、図5は同コネクタユニットの一方のターミナルホルダを取り外した状態を示す斜視図、図6は同ブラシホルダのブラシホルダ本体に縦置きと横置きのチョークコイルをそれぞれ取り付ける前の状態を示す斜視図、図7は同ブラシホルダ本体にサーキットブレーカを取り付ける前の状態を示す斜視図、図8は同ブラシホルダ本体に横置きのチョークコイルを取り付けた状態を示す部分拡大斜視図、図9は同ブラシホルダ本体にサーキットブレーカ用のリードワイヤを取り付ける前の状態を示す斜視図、図10は同ブラシホルダ本体に縦置きと横置きのチョークコイル及びサーキットブレーカとリードワイヤをそれぞれ取り付けた状態を示す斜視図、図11は同ブラシホルダ本体の底壁部に複数のリードワイヤを配索した状態を示す部分拡大斜視図、図12は同ブラシホルダ本体の底壁部より外側へ複数のリードワイヤの他端部側をそれぞれ突出させた状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、モータ10は、図示しないアーマチュアを収納した有底で円筒状のヨーク(モータケース)11と、このヨーク11の開口部の周りのフランジ部11aがビス17を介して円筒部12aの開口部の周りのフランジ部12bに締結固定され、内部にアーマチュアのアーマチュア軸(モータ軸)15に形成したウォームと該ウォームに噛合するウォームホイールから成る減速機構(図示省略)を収納したギヤケース12と、このギヤケース12の側壁部12cにビス18を介して締結固定されて該側壁部12cの開口部を覆うギヤケースカバー13とを備えている。そして、図2に示すように、ギヤケースカバー13の内面に一体突出形成された雌コネクタ部13aにブラシホルダ20のコネクタユニット40を着脱自在に嵌め込んである。これにより、ブラシホルダ20は、モータ10を組み立てる際に、ギヤケース12の円筒部12a内の所定位置に位置決めされて組み付けられるようになっている。
図2〜図4に示すように、ブラシホルダ20は、アーマチュア軸15のコンミュテータ16に電源を供給する給電用の一対のブラシ32,32及び接地用(アース用)のブラシ33をそれぞれ出没自在に収納する3つのブラシボックス31,31,31を取り付けた合成樹脂製で円環板状のステー30と、このステー30を底壁部22に取り付けると共に、周壁部23の内側に給電用の一対のブラシ32,32にそれぞれ接続される電磁ノイズ低減用の縦置きのチョークコイル35を収納する略半円筒状のチョークコイル収納部24及び横置きのチョークコイル36を収納する四角凹状のチョークコイル収納部26を形成した合成樹脂製のブラシホルダ本体21と、このブラシホルダ本体21の底壁部22の下面22bに着脱自在に取り付けられたコネクタユニット40とを備えている。
図2〜図4に示すように、ステー30の中央にはアーマチュア軸15のコンミュテータ16を貫通させる円形の貫通孔30aを形成してある。この貫通孔30aを挾むようにしてステー30の上面30bには、各ブラシボックス31を放射状にそれぞれ取り付けてあり、この各ブラシボックス31内に各ブラシ32,33を出没自在に収納してある。また、各ブラシ32,33は図示しない圧縮コイルバネ等の付勢手段によりコンミュテータ16に接触するように押圧付勢されている。尚、ステー30の給電用のブラシボックス31と接地用のブラシボックス31が取り付けられる外周縁30c側には、凹状の切欠き部30d,30eをそれぞれ形成してある。また、ステー30の外周縁30cはブラシホルダ本体21の周壁部23の内周面23aに複数形成された上,下の各係止爪23b,23c間に保持されている。
図6〜図12に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22は楕円環板状に形成してあり、その上面22aと周壁部23の一方の垂直壁部分との間には電磁ノイズ低減用で縦置きのチョークコイル35を収納する略半円筒状のチョークコイル収納部24を形成してある。この略半円筒状のチョークコイル収納部24内に収納保持されるチョークコイル35はその巻回部35c内に円柱状のマグネット35dを接着等により固着してあり、その一端部35aには一端部34aが給電用のブラシ32に接続されたピグテールワイヤ34の他端部34bを加締め板34cの加締めにより接合してある。また、図11に示すように、チョークコイル35のリードワイヤを兼ねた他端部35bは、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成された第1の貫通孔25aに貫通されて外側に突出している。この第1の貫通孔25aの周辺のブラシホルダ本体21の底壁部22には後述するコネクタユニット40の各ターミナルホルダ41の一対の係止突起42,42が係止・離脱される各一対の係止孔23d,23dをそれぞれ形成してある。
図6〜図12に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22の上面22aと周壁部23の一方の垂直壁部分との間には電磁ノイズ低減用で横置きのチョークコイル36を収納する四角凹状のチョークコイル収納部26を形成してあると共に、該底壁部22の上面22aのチョークコイル収納部26から第2の貫通孔25bにかけて横置きのチョークコイル36のリードワイヤを兼ねた他端部36bを配索する収納溝部27を形成してある。チョークコイル収納部26の両側には電磁ノイズ低減用で横置きのチョークコイル36を保持する一対の係止爪26a,26aを一体突出形成してある。また、収納溝部27の両側には横置きのチョークコイル36の他端部36bを係止する一対の突起(係止部)27a,27a及び一対の係止爪(係止部)27b,27bを形成してある。
さらに、ブラシホルダ本体21の四角凹状のチョークコイル収納部26に収納されたチョークコイル36を保持する一方の係止爪26aの近傍の周壁部23には、チョークコイル36の他端部36aを保持するC字状のクランプ部26cを一体形成してある。
図6に示すように、四角凹状のチョークコイル収納部26内に収納保持されるチョークコイル36はその巻回部36c内に円柱状のマグネット36dを接着等により固着してあり、その一端部36aには一端部34aが給電用のブラシ32に接続されたピグテールワイヤ34の他端部34bを加締め板34cの加締めにより接合してある。また、図7,図10,図11に示すように、チョークコイル36のリードワイヤを兼ねた他端部36bは、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成され収納溝部27に配索されると共に第2の貫通孔25bに貫通されて外側に突出している。尚、各チョークコイル35,36は、比較的高い周波数の電流を阻止し、直流又は比較的低い周波数の電流だけを通過させることを目的とした電磁ノイズ低減用(雑音防止用)のコイルである。
また、図7,図9〜図12に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22の上面22aと周壁部23の他方の垂直壁部分との間には過電流防止用のサーキットブレーカ37を収納するサーキットブレーカ収納部28を形成してあると共に、該底壁部22の上面22aのサーキットブレーカ収納部28から第3の貫通孔25cにかけてリードワイヤ39を配索する収納溝部29を形成してある。この収納溝部29の両側にはリードワイヤ39を係止する一対の突起(係止部)29a,29a及び一対の係止爪(係止部)29b,29bを形成してある。さらに、ブラシホルダ本体21の収納溝部29の一端が位置する周壁部23にはリードワイヤ39の折れ曲がった一端部39aを保持するC字状のクランプ部29cを一体突出形成してある。
図7,図9〜図11に示すように、サーキットブレーカ収納部28に収納されるサーキットブレーカ37のサーキットブレーカターミナル38の一端部38aには、一端部34aが接地用のブラシ33に接続されたピグテールワイヤ34の他端部34bにスポット溶接により接合してある。また、サーキットブレーカターミナル38の他端部38bには、収納溝部29に配索されたリードワイヤ39の一端部39aがスポット溶接により接合されるようになっている。そして、この収納溝部29に配索されたれたリードワイヤ39の他端部39bは第3の貫通孔25cに貫通されて外側に突出している。尚、サーキットブレーカ37に固定されたサーキットブレーカターミナル38はブラシホルダ本体21の周壁部23に一体形成された係止片部23eにより保持されている。また、サーキットブレーカターミナル38の他端部38bにはアースターミナル19がスポット溶接により接合されており、このアースターミナル19はギヤケース12の円筒部12a内に接触するようになっている。
図3〜図5に示すように、コネクタユニット40は、一対のブラシ32,32に電源を供給する給電用の一対のターミナル45,46と、接地用のブラシ33に接続される接地用(アース用)のターミナル47と、これら各ターミナル45,46,47を挾持する合成樹脂製で同一形状の一対のターミナルホルダ41,41とで構成されている。
このコネクタユニット40の一対のターミナルホルダ41,41の上面には、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成された各一対の係止孔(係合部)23d,23dに係止・離脱される一対の係止突起(係止部)42,42を一体突出形成してある。また、一対のターミナルホルダ41,41の上面には、内部の各ターミナル収納部41a,41b,41cに連通して各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bを挿通させる逆円錐面状の挿通孔43a,43b,43cをそれぞれ形成してある。
さらに、一対のターミナルホルダ41,41の側面には、各ターミナル45,46,47のU字状に折り曲げ形成された基端部45a,46a,47aと該各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47a内に挿通した各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとを露出させる開口部44a,44b,44cをそれぞれ形成してある。即ち、図5に示すように、一対のターミナルホルダ41,41間で形成される下段のターミナル収納部41aに長尺の給電用のターミナル45を収納してあると共に該ターミナル45のU字状の基端部45aに一方のチョークコイル35の給電用のリードワイヤを兼ねた他端部35bを挿通しており、これらが一対のターミナルホルダ41,41の下段の開口部44aより露出するようになっている。また、一対のターミナルホルダ41,41間で形成される中段のターミナル収納部41bに中尺の給電用のターミナル46を収納してあると共に該ターミナル46のU字状の基端部46aに他方のチョークコイル36の給電用のリードワイヤを兼ねた他端部36bを挿通しており、これらが一対のターミナルホルダ41,41の中段の開口部44bより露出するようになっている。さらに、一対のターミナルホルダ41,41間で形成される上段のターミナル収納部41cに短尺の接地用のターミナル47を収納してあると共に該ターミナル47のU字状の基端部47aに給電用のリードワイヤ39の他端部39bを挿通しており、これらが一対のターミナルホルダ41,41の上段の開口部44cより露出するようになっている。
そして、図3に示すように、一対のターミナルホルダ41,41の各開口部44a,44b,44cの両側から一対の電極49,49にて各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aを押し潰すと同時に該各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aと各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとをスポット溶接により接合するようになっている。尚、一対のターミナルホルダ41,41のそれぞれの一端には複数の係止突起41dが形成され、他端には複数の係止凹部41eが形成されている。一方のターミナルホルダ41の複数の係止突起41dと他方のターミナルホルダ41の複数の係止凹部41eに対向するように嵌合されることにより、合体できるようになっている。また、スポット溶接により接合された各ターミナル45,46,47の各先端部45b,46b,47bは一対のターミナルホルダ41,41の正面より外側に突出していて、ギヤケースカバー13の雌コネクタ部13aに嵌合されるようになっている。
以上実施形態のモータ10によれば、ブラシホルダ20を組み立てる場合に、図6に示すように、ブラシホルダ本体21の略半円筒状のチョークコイル収納部24内にピグテールワイヤ34を介して給電用のブラシ32を接続した縦置きのチョークコイル35の巻回部35cを収納して保持すると共に、その給電用のリードワイヤを兼ねた他端部35bをブラシホルダ本体21の底壁部22に形成された第1の貫通孔25aに貫通させて外側に突出させる。
また、同様にして、ブラシホルダ本体21の四角凹状のチョークコイル収納部26内にピグテールワイヤ34を介して給電用のブラシ32を接続した横置きのチョークコイル36の巻回部36cを収納して一対の係止爪26a,26aで保持すると共に、その給電用のリードワイヤを兼ねた他端部36bをブラシホルダ本体21の底壁部22に形成した収納溝部27内に配索する。この収納溝部27内に配索されたチョークコイル36の他端部36bは、図10,図11に示すように、一対の突起27a,27a及び一対の係止爪27b,27bに係止されるため、脱落することはない。また、チョークコイル36の給電用のリードワイヤを兼ねた他端部36bを、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成された第2の貫通孔25bに貫通させて外側に突出させる。
次に、図7,図9に示すように、ブラシホルダ本体21のサーキットブレーカ収納部28の係止片部23eに、ピグテールワイヤ34を介して接地用のブラシ33を接続したサーキットブレーカターミナル38を有するサーキットブレーカ37を係止すると共に、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成した収納溝部29内にリードワイヤ39を配索する。この際、リードワイヤ39の折れ曲がった一端部39aをブラシホルダ本体21のC字状のクランプ部29cに押し込んで固定する。この収納溝部29内に配索されたリードワイヤ39は一対の突起29a,29a及び一対の係止爪29b,29bに係止されるため、脱落することはない。次に、サーキットブレーカターミナル38の他端部38bとリードワイヤ39の一端部39aとをスポット溶接により接合する。また、収納溝部29内に配索されたれたリードワイヤ39の他端部39bを第3の貫通孔25cに貫通させて外側に突出させておく。
そして、図4に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22の下面22bより外側に所定長突出した各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとを、コネクタユニット40の上面に形成された逆円錐面状の挿通孔43a,43b,43cを介して簡単かつスムーズに挿通させ、図5に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22の下面22bにコネクタユニット40を取り付けると、コネクタユニット40の下段のターミナル収納部41aに収納されたターミナル45のU字状の基端部45aに一方のチョークコイル35の他端部35bが挿通し、また、中段のターミナル収納部41bに収納されたターミナル46のU字状の基端部46aに他方のチョークコイル36の他端部36bが挿通し、さらに、上段のターミナル収納部41cに収納されたターミナル47のU字状の基端部47aにリードワイヤ39の他端部39bが挿通する。この際、ターミナル45のU字状の基端部45aと該U字状の基端部45a内を挿通した一方のチョークコイル35の他端部35bはコネクタユニット40の下段の開口部44aより露出し、また、ターミナル46のU字状の基端部46aと該U字状の基端部46a内に挿通した他方のチョークコイル36の他端部36bは中段の開口部44bより露出し、さらに、ターミナル47のU字状の基端部47aと該U字状の基端部47内に挿通したリードワイヤ39の他端部39bは上段の開口部44cより露出する。
次に、図3に示すように、コネクタユニット40の各開口部44a,44b,44cの両側から一対の電極49,49にて各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aを押し潰すと同時に該各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aと各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとをスポット溶接によりそれぞれ接合させる。そして、ブラシホルダ本体21にブラシボックス31を取り付けたステー30を取り付けることにより、ブラシホルダ20が組み立てられる。
このように、各ブラシ32,33のピグテールワイヤ34と各ターミナル45,46,47とをブラシホルダ本体21の底壁部22に配索された給電用のリードワイヤとしての各チョークコイル35,36の他端部35b,36b及びリードワイヤ39を介して電気的に接続したことにより、従来のような複雑な形状のターミナルアッセンブリ(端子組立部品)が不要となり、その分、部品及び組立の工数を削減することができると共に低コスト化を図ることができる。この各チョークコイル35,36の他端部35b,36bを給電用のリードワイヤとして用いることにより、別に雑音防止素子を設ける必要がなくなり、その分、部品点数の削減及び低コスト化をより一段と図ることができる。
また、各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bをブラシホルダ本体21の底壁部22の下面22bより外側に所定長突出させ、ブラシホルダ本体21の底壁部22の下面22bにコネクタユニット40を取り付ける際に、外側に所定長突出した各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとをコネクタユニット40の上面に形成された逆円錐面状の挿通孔43a,43b,43cを介して挿通させて、各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aと該各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47a内に挿通した各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとをコネクタユニット40の各開口部44a,44b,44cに露出させて、各開口部44a,44b,44cの両側から一対の電極49,49にて各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aを押し潰すと同時に各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aと各チョークコイル35,36の他端部35b,36b及びリードワイヤ39の他端部39bとをスポット溶接接合したことにより、ブラシホルダ本体21の底壁部22にコネクタユニット40を取り付けた後で、各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aと各チョークコイル35,36の他端部35b,36b及びリードワイヤ39の他端部39bとを簡単かつ確実に接続させることができる。
これにより、各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aと各チョークコイル35,36の他端部35b,36b及びリードワイヤ39の他端部39bとの接合部の剥離を確実に防止することができ、常に良好な導通状態を維持することができる。また、組立作業が簡単で、大きな設備を使用することがなく、さらに、材料コストも抑えられるため、部品及び組立の工数を大幅に削減することができ、全体の低コスト化を図ることができる。
尚、前記実施形態によれば、サーキットブレーカターミナルの他端部とリードワイヤの一端部、及び、各ターミナルのU字状の基端部と該U字状の基端部に挿通される各チョークコイルの他端部とリードワイヤの他端部とをスポット溶接によりそれぞれ接合したが、半田付け等の他の手段により接合しても良い。
本発明の一実施形態のモータを示す斜視図である。 上記モータのギヤケースカバーに支持されたブラシホルダをカバー側から見た斜視図である。 上記ブラシホルダの斜視図である。 上記ブラシホルダの底面側にコネクタユニットを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 上記コネクタユニットの一方のターミナルホルダを取り外した状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダのブラシホルダ本体に縦置きと横置きのチョークコイルをそれぞれ取り付ける前の状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダ本体にサーキットブレーカを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダ本体に横置きのチョークコイルを取り付けた状態を示す部分拡大斜視図である。 上記ブラシホルダ本体にサーキットブレーカ用のリードワイヤを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダ本体に縦置きと横置きのチョークコイル及びサーキットブレーカとリードワイヤをそれぞれ取り付けた状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダ本体の底壁部に複数のリードワイヤを配索した状態を示す部分拡大斜視図である。 上記ブラシホルダ本体の底壁部より外側へ複数のリードワイヤの他端部側をそれぞれ突出させた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 モータ
11 ヨーク
11a フランジ部
12 ギヤケース
12a 円筒部
12b フランジ部
12c 側壁部
13 ギヤケースカバー
13a 雌コネクタ部
15 アーマチュア軸
16 コンミュテータ
17 ビス
18 ビス
19 アースターミナル
20 ブラシホルダ
21 ブラシホルダ本体
22 底壁部
22a 上面
22b 下面
23 周壁部
23a 内周面
23b,23c 係止爪
23d 係止孔
23e 係止片部
24 チョークコイル収納部
25a,25b,25c 貫通孔
26 チョークコイル収納部
26a 係止爪
26c クランプ部
27 収納溝部
27a 突起(係止手段)
27b 係止爪(係止手段)
28 サーキットブレーカ収納部
29 収納溝部
29a 突起(係止手段)
29b 係止爪(係止手段)
29c クランプ部
30 ステー
30a 貫通孔
30b 上面
30c 外周縁
30d,30e 切欠き部
31 ブラシボックス
32,33 ブラシ
34 ピグテールワイヤ
34a 一端部
34b 他端部
34c 加締め板
35 チョークコイル
35a 一端部
35b 他端部(給電用のリードワイヤ)
35c 巻回部
35d マグネット
36 チョークコイル
36a 一端部
36b 他端部(給電用のリードワイヤ)
36c 巻回部
36d マグネット
37 サーキットブレーカ
38 サーキットブレーカターミナル
38a 一端部
38b 他端部
39 給電用のリードワイヤ
39a 一端部
39b 他端部
40 コネクタユニット
41,41 一対のターミナルホルダ
41a,41b,41c ターミナル収納部
41d 係止突起
41e 係止凹部
42 係止突起
43a,43b,43c 逆円錐面状の挿通孔
44a,44b,44c 開口部
45,46,47 ターミナル
45a,46a,47a U字状の基端部
45b,46b,47b 先端部
49 電極


Claims (4)

  1. アーマチュア軸のコンミュテータに摺接する複数のブラシと、前記ブラシを出没自在に収納するブラシボックスを取り付けたブラシホルダと、前記各ブラシにピグテールワイヤを介して電気的に接続され、前記ブラシホルダに取り付けられる複数のターミナルとを備え、
    前記ブラシホルダに給電用のリードワイヤを複数配索し、この各リードワイヤの一端部側を前記各ピグテールワイヤに電気的に接続し、かつ、前記各リードワイヤの他端部を前記ブラシホルダに形成された貫通孔に貫通させて外側に突出させ、この外側に突出させた各リードワイヤの他端部と前記各ターミナルとを電気的に接続するモータであって、
    前記ブラシホルダの底壁部には前記リードワイヤを所定の位置に配線する為の収納溝部又は係止手段が設けられており、
    前記各ターミナルと該各ターミナルを保持する一対のターミナルホルダとでコネクタユニットを構成し、このコネクタユニットを前記ブラシホルダの前記底壁部に着脱自在に取り付け、前記各ターミナルのU字状に折り曲げ形成された基端部に前記各リードワイヤの他端部を挿通させて電気的に接続し、
    該各ターミナルは前記アーマチュア軸方向に配列されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項に記載のモータであって、
    前記一対のターミナルホルダをそれぞれ同一形状に形成したことを特徴とするモータ。
  3. 請求項乃至記載のモータであって、
    前記一対のターミナルホルダに前記各リードワイヤの他端部を挿通させる逆円錐面状の挿通孔を形成したことを特徴とするモータ。
  4. 請求項からのいずれか1項に記載のモータであって、
    前記一対のターミナルホルダに前記各ターミナルのU字状の基端部と前記各リードワイヤの他端部とを露出させる開口部をそれぞれ形成し、この各開口部の両側から一対の電極にて前記各ターミナルのU字状の基端部を押し潰すと同時に該各ターミナルのU字状の基端部と前記各リードワイヤの他端部とを溶接接合したことを特徴とするモータ。
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