JP2010154659A - モータ - Google Patents

モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2010154659A
JP2010154659A JP2008330076A JP2008330076A JP2010154659A JP 2010154659 A JP2010154659 A JP 2010154659A JP 2008330076 A JP2008330076 A JP 2008330076A JP 2008330076 A JP2008330076 A JP 2008330076A JP 2010154659 A JP2010154659 A JP 2010154659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush holder
lead wire
choke coil
terminal
brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008330076A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ishikawa
優 石川
Koichi Shoda
浩一 正田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2008330076A priority Critical patent/JP2010154659A/ja
Publication of JP2010154659A publication Critical patent/JP2010154659A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Abstract

【課題】複数のブラシに給電する給電構造の簡素化及び低コスト化を図ることができるモータを提供する。
【解決手段】アーマチュア軸のコンミュテータに摺接する複数のブラシ32,33と、ブラシを出没自在に収納するブラシボックスを取り付けたブラシホルダと、各ブラシにピグテールワイヤ34を介して電気的に接続され、ブラシホルダに取り付けられる複数のターミナルとを備えたモータにおいて、各ピグテールワイヤ34と各ターミナルとをブラシホルダに配索された給電用のリードワイヤとして各チョークコイル35,36の他端部35b,36bを介して電気的に接続した。
【選択図】図6

Description

本発明は、モータ軸のコンミュテータに摺接するブラシを保持したブラシホルダを備えたモータに関する。
例えば、ピグテールワイヤを介してブラシに給電するモータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このモータのブラシホルダは、複数のブラシをそれぞれ出没自在に収納する3つのブラシボックスを取り付けたベースプレートと、このベースプレートに取り付けられると共に給電用のブラシにピグテールを介して接続される電磁ノイズ低減用のチョークコイルと、このチョークコイルに接続されて給電用のブラシに電源を供給する給電用のターミナル部材と、接地用のブラシにピグテールを介して接続される過電流防止用のサーキットブレーカと、このサーキットブレーカに接続される接地用のターミナルプレートを備えている。
特開2005−124323号公報(段落0030,図7)
前記従来のモータでは、ベースプレートにターミナル部材を配索して複数のブラシに給電するようにしているが、このターミナル部材は、導電性を有する板材から打ち抜き工程と折り曲げ工程とを経て複雑な形状に形成されているため、高価なプレス金型等が必要不可欠となり、また、部品及び組立工数が増えてコスト高であった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、複数のブラシに給電する給電構造の簡素化及び低コスト化を図ることができるモータを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、アーマチュア軸のコンミュテータに摺接する複数のブラシと、前記ブラシを出没自在に収納するブラシボックスを取り付けたブラシホルダと、前記各ブラシにピグテールワイヤを介して電気的に接続され、前記ブラシホルダに取り付けられる複数のターミナルとを備えたモータにおいて、前記各ピグテールワイヤと前記各ターミナルとを前記ブラシホルダに配索された給電用のリードワイヤを介して電気的に接続したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のモータであって、前記ブラシホルダの底壁部に前記リードワイヤを収納する収納溝部を形成し、この収納溝部に前記リードワイヤを係止する係止部を形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1乃至2記載のモータであって、前記ブラシホルダの周壁部に前記リードワイヤを保持するクランプ部を形成したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載のモータであって、前記ブラシホルダにチョークコイル収納部とサーキットブレーカ収納部を形成し、前記チョークコイル収納部に収納されたチョークコイルの一端部を前記ピグテールワイヤに電気的に接続すると共に、該チョークコイルの他端部を前記リードワイヤとして用い、かつ、前記サーキットブレーカ収納部に収納されたサーキットブレーカのサーキットブレーカターミナルの一端部を前記ピグテールワイヤに電気的に接続すると共に、該サーキットブレーカターミナルの他端部を前記リードワイヤに電気的に接続したことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、各ブラシのピグテールワイヤと各ターミナルとをブラシホルダに配索された給電用のリードワイヤを介して電気的に接続したことにより、従来のような複雑な形状のターミナル部材が不要となり、その分、部品及び組立の工数を削減することができると共に低コスト化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、ブラシホルダの底壁部にリードワイヤを収納する収納溝部を形成し、この収納溝部にリードワイヤを係止する係止部を形成したことにより、収納溝部に収納されたリードワイヤの脱落を確実に防止することができる。
請求項3の発明によれば、ブラシホルダの周壁部にリードワイヤを保持するクランプ部を形成したことにより、リードワイヤをクランプ部に押し込むだけでリードワイヤを簡単かつ確実に固定することができる。
請求項4の発明によれば、ブラシホルダにチョークコイル収納部とサーキットブレーカ収納部を形成し、チョークコイル収納部に収納されたチョークコイルの一端部をピグテールワイヤに電気的に接続すると共に、該チョークコイルの他端部をリードワイヤとして用い、かつ、サーキットブレーカ収納部に収納されたサーキットブレーカのサーキットブレーカターミナルの一端部をピグテールワイヤに電気的に接続すると共に、該サーキットブレーカターミナルの他端部をリードワイヤに電気的に接続したことにより、ブラシホルダの設置スペースを有効に利用することができ、ブラシホルダ全体の小型化を図ることができる。また、チョークコイルの他端部をリードワイヤとして用いることにより、別に雑音防止素子を設ける必要がなくなり、その分、部品点数の削減及び低コスト化をより一段と図ることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態のモータを示す斜視図、図2は同モータのギヤケースカバーに支持されたブラシホルダをカバー側から見た斜視図、図3は同ブラシホルダの斜視図、図4は同ブラシホルダの底面側にコネクタユニットを取り付ける前の状態を示す斜視図、図5は同コネクタユニットの一方のターミナルホルダを取り外した状態を示す斜視図、図6は同ブラシホルダのブラシホルダ本体に縦置きと横置きのチョークコイルをそれぞれ取り付ける前の状態を示す斜視図、図7は同ブラシホルダ本体にサーキットブレーカを取り付ける前の状態を示す斜視図、図8は同ブラシホルダ本体に横置きのチョークコイルを取り付けた状態を示す部分拡大斜視図、図9は同ブラシホルダ本体にサーキットブレーカ用のリードワイヤを取り付ける前の状態を示す斜視図、図10は同ブラシホルダ本体に縦置きと横置きのチョークコイル及びサーキットブレーカとリードワイヤをそれぞれ取り付けた状態を示す斜視図、図11は同ブラシホルダ本体の底壁部に複数のリードワイヤを配索した状態を示す部分拡大斜視図、図12は同ブラシホルダ本体の底壁部より外側へ複数のリードワイヤの他端部側をそれぞれ突出させた状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、モータ10は、図示しないアーマチュアを収納した有底で円筒状のヨーク(モータケース)11と、このヨーク11の開口部の周りのフランジ部11aがビス17を介して円筒部12aの開口部の周りのフランジ部12bに締結固定され、内部にアーマチュアのアーマチュア軸(モータ軸)15に形成したウォームと該ウォームに噛合するウォームホイールから成る減速機構(図示省略)を収納したギヤケース12と、このギヤケース12の側壁部12cにビス18を介して締結固定されて該側壁部12cの開口部を覆うギヤケースカバー13とを備えている。そして、図2に示すように、ギヤケースカバー13の内面に一体突出形成された雌コネクタ部13aにブラシホルダ20のコネクタユニット40を着脱自在に嵌め込んである。これにより、ブラシホルダ20は、モータ10を組み立てる際に、ギヤケース12の円筒部12a内の所定位置に位置決めされて組み付けられるようになっている。
図2〜図4に示すように、ブラシホルダ20は、アーマチュア軸15のコンミュテータ16に電源を供給する給電用の一対のブラシ32,32及び接地用(アース用)のブラシ33をそれぞれ出没自在に収納する3つのブラシボックス31,31,31を取り付けた合成樹脂製で円環板状のステー30と、このステー30を底壁部22に取り付けると共に、周壁部23の内側に給電用の一対のブラシ32,32にそれぞれ接続される電磁ノイズ低減用の縦置きのチョークコイル35を収納する略半円筒状のチョークコイル収納部24及び横置きのチョークコイル36を収納する四角凹状のチョークコイル収納部26を形成した合成樹脂製のブラシホルダ本体21と、このブラシホルダ本体21の底壁部22の下面22bに着脱自在に取り付けられたコネクタユニット40とを備えている。
図2〜図4に示すように、ステー30の中央にはアーマチュア軸15のコンミュテータ16を貫通させる円形の貫通孔30aを形成してある。この貫通孔30aを挾むようにしてステー30の上面30bには、各ブラシボックス31を放射状にそれぞれ取り付けてあり、この各ブラシボックス31内に各ブラシ32,33を出没自在に収納してある。また、各ブラシ32,33は図示しない圧縮コイルバネ等の付勢手段によりコンミュテータ16に接触するように押圧付勢されている。尚、ステー30の給電用のブラシボックス31と接地用のブラシボックス31が取り付けられる外周縁30c側には、凹状の切欠き部30d,30eをそれぞれ形成してある。また、ステー30の外周縁30cはブラシホルダ本体21の周壁部23の内周面23aに複数形成された上,下の各係止爪23b,23c間に保持されている。
図6〜図12に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22は楕円環板状に形成してあり、その上面22aと周壁部23の一方の垂直壁部分との間には電磁ノイズ低減用で縦置きのチョークコイル35を収納する略半円筒状のチョークコイル収納部24を形成してある。この略半円筒状のチョークコイル収納部24内に収納保持されるチョークコイル35はその巻回部35c内に円柱状のマグネット35dを接着等により固着してあり、その一端部35aには一端部34aが給電用のブラシ32に接続されたピグテールワイヤ34の他端部34bを加締め板34cの加締めにより接合してある。また、図11に示すように、チョークコイル35のリードワイヤを兼ねた他端部35bは、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成された第1の貫通孔25aに貫通されて外側に突出している。この第1の貫通孔25aの周辺のブラシホルダ本体21の底壁部22には後述するコネクタユニット40の各ターミナルホルダ41の一対の係止突起42,42が係止・離脱される各一対の係止孔23d,23dをそれぞれ形成してある。
図6〜図12に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22の上面22aと周壁部23の一方の垂直壁部分との間には電磁ノイズ低減用で横置きのチョークコイル36を収納する四角凹状のチョークコイル収納部26を形成してあると共に、該底壁部22の上面22aのチョークコイル収納部26から第2の貫通孔25bにかけて横置きのチョークコイル36のリードワイヤを兼ねた他端部36bを配索する収納溝部27を形成してある。チョークコイル収納部26の両側には電磁ノイズ低減用で横置きのチョークコイル36を保持する一対の係止爪26a,26aを一体突出形成してある。また、収納溝部27の両側には横置きのチョークコイル36の他端部36bを係止する一対の突起(係止部)27a,27a及び一対の係止爪(係止部)27b,27bを形成してある。
さらに、ブラシホルダ本体21の四角凹状のチョークコイル収納部26に収納されたチョークコイル36を保持する一方の係止爪26aの近傍の周壁部23には、チョークコイル36の他端部36aを保持するC字状のクランプ部26cを一体形成してある。
図6に示すように、四角凹状のチョークコイル収納部26内に収納保持されるチョークコイル36はその巻回部36c内に円柱状のマグネット36dを接着等により固着してあり、その一端部36aには一端部34aが給電用のブラシ32に接続されたピグテールワイヤ34の他端部34bを加締め板34cの加締めにより接合してある。また、図7,図10,図11に示すように、チョークコイル36のリードワイヤを兼ねた他端部36bは、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成され収納溝部27に配索されると共に第2の貫通孔25bに貫通されて外側に突出している。尚、各チョークコイル35,36は、比較的高い周波数の電流を阻止し、直流又は比較的低い周波数の電流だけを通過させることを目的とした電磁ノイズ低減用(雑音防止用)のコイルである。
また、図7,図9〜図12に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22の上面22aと周壁部23の他方の垂直壁部分との間には過電流防止用のサーキットブレーカ37を収納するサーキットブレーカ収納部28を形成してあると共に、該底壁部22の上面22aのサーキットブレーカ収納部28から第3の貫通孔25cにかけてリードワイヤ39を配索する収納溝部29を形成してある。この収納溝部29の両側にはリードワイヤ39を係止する一対の突起(係止部)29a,29a及び一対の係止爪(係止部)29b,29bを形成してある。さらに、ブラシホルダ本体21の収納溝部29の一端が位置する周壁部23にはリードワイヤ39の折れ曲がった一端部39aを保持するC字状のクランプ部29cを一体突出形成してある。
図7,図9〜図11に示すように、サーキットブレーカ収納部28に収納されるサーキットブレーカ37のサーキットブレーカターミナル38の一端部38aには、一端部34aが接地用のブラシ33に接続されたピグテールワイヤ34の他端部34bにスポット溶接により接合してある。また、サーキットブレーカターミナル38の他端部38bには、収納溝部29に配索されたリードワイヤ39の一端部39aがスポット溶接により接合されるようになっている。そして、この収納溝部29に配索されたれたリードワイヤ39の他端部39bは第3の貫通孔25cに貫通されて外側に突出している。尚、サーキットブレーカ37に固定されたサーキットブレーカターミナル38はブラシホルダ本体21の周壁部23に一体形成された係止片部23eにより保持されている。また、サーキットブレーカターミナル38の他端部38bにはアースターミナル19がスポット溶接により接合されており、このアースターミナル19はギヤケース12の円筒部12a内に接触するようになっている。
図3〜図5に示すように、コネクタユニット40は、一対のブラシ32,32に電源を供給する給電用の一対のターミナル45,46と、接地用のブラシ33に接続される接地用(アース用)のターミナル47と、これら各ターミナル45,46,47を挾持する合成樹脂製で同一形状の一対のターミナルホルダ41,41とで構成されている。
このコネクタユニット40の一対のターミナルホルダ41,41の上面には、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成された各一対の係止孔(係合部)23d,23dに係止・離脱される一対の係止突起(係止部)42,42を一体突出形成してある。また、一対のターミナルホルダ41,41の上面には、内部の各ターミナル収納部41a,41b,41cに連通して各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bを挿通させる逆円錐面状の挿通孔43a,43b,43cをそれぞれ形成してある。
さらに、一対のターミナルホルダ41,41の側面には、各ターミナル45,46,47のU字状に折り曲げ形成された基端部45a,46a,47aと該各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47a内に挿通した各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとを露出させる開口部44a,44b,44cをそれぞれ形成してある。即ち、図5に示すように、一対のターミナルホルダ41,41間で形成される下段のターミナル収納部41aに長尺の給電用のターミナル45を収納してあると共に該ターミナル45のU字状の基端部45aに一方のチョークコイル35の給電用のリードワイヤを兼ねた他端部35bを挿通しており、これらが一対のターミナルホルダ41,41の下段の開口部44aより露出するようになっている。また、一対のターミナルホルダ41,41間で形成される中段のターミナル収納部41bに中尺の給電用のターミナル46を収納してあると共に該ターミナル46のU字状の基端部46aに他方のチョークコイル36の給電用のリードワイヤを兼ねた他端部36bを挿通しており、これらが一対のターミナルホルダ41,41の中段の開口部44bより露出するようになっている。さらに、一対のターミナルホルダ41,41間で形成される上段のターミナル収納部41cに短尺の接地用のターミナル47を収納してあると共に該ターミナル47のU字状の基端部47aに給電用のリードワイヤ39の他端部39bを挿通しており、これらが一対のターミナルホルダ41,41の上段の開口部44cより露出するようになっている。
そして、図3に示すように、一対のターミナルホルダ41,41の各開口部44a,44b,44cの両側から一対の電極49,49にて各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aを押し潰すと同時に該各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aと各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとをスポット溶接により接合するようになっている。尚、一対のターミナルホルダ41,41のそれぞれの一端には複数の係止突起41dが形成され、他端には複数の係止凹部41eが形成されている。一方のターミナルホルダ41の複数の係止突起41dと他方のターミナルホルダ41の複数の係止凹部41eに対向するように嵌合されることにより、合体できるようになっている。また、スポット溶接により接合された各ターミナル45,46,47の各先端部45b,46b,47bは一対のターミナルホルダ41,41の正面より外側に突出していて、ギヤケースカバー13の雌コネクタ部13aに嵌合されるようになっている。
以上実施形態のモータ10によれば、ブラシホルダ20を組み立てる場合に、図6に示すように、ブラシホルダ本体21の略半円筒状のチョークコイル収納部24内にピグテールワイヤ34を介して給電用のブラシ32を接続した縦置きのチョークコイル35の巻回部35cを収納して保持すると共に、その給電用のリードワイヤを兼ねた他端部35bをブラシホルダ本体21の底壁部22に形成された第1の貫通孔25aに貫通させて外側に突出させる。
また、同様にして、ブラシホルダ本体21の四角凹状のチョークコイル収納部26内にピグテールワイヤ34を介して給電用のブラシ32を接続した横置きのチョークコイル36の巻回部36cを収納して一対の係止爪26a,26aで保持すると共に、その給電用のリードワイヤを兼ねた他端部36bをブラシホルダ本体21の底壁部22に形成した収納溝部27内に配索する。この収納溝部27内に配索されたチョークコイル36の他端部36bは、図10,図11に示すように、一対の突起27a,27a及び一対の係止爪27b,27bに係止されるため、脱落することはない。また、チョークコイル36の給電用のリードワイヤを兼ねた他端部36bを、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成された第2の貫通孔25bに貫通させて外側に突出させる。
次に、図7,図9に示すように、ブラシホルダ本体21のサーキットブレーカ収納部28の係止片部23eに、ピグテールワイヤ34を介して接地用のブラシ33を接続したサーキットブレーカターミナル38を有するサーキットブレーカ37を係止すると共に、ブラシホルダ本体21の底壁部22に形成した収納溝部29内にリードワイヤ39を配索する。この際、リードワイヤ39の折れ曲がった一端部39aをブラシホルダ本体21のC字状のクランプ部29cに押し込んで固定する。この収納溝部29内に配索されたリードワイヤ39は一対の突起29a,29a及び一対の係止爪29b,29bに係止されるため、脱落することはない。次に、サーキットブレーカターミナル38の他端部38bとリードワイヤ39の一端部39aとをスポット溶接により接合する。また、収納溝部29内に配索されたれたリードワイヤ39の他端部39bを第3の貫通孔25cに貫通させて外側に突出させておく。
そして、図4に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22の下面22bより外側に所定長突出した各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとを、コネクタユニット40の上面に形成された逆円錐面状の挿通孔43a,43b,43cを介して挿通させ、図5に示すように、ブラシホルダ本体21の底壁部22の下面22bにコネクタユニット40を取り付けると、コネクタユニット40の下段のターミナル収納部41aに収納されたターミナル45のU字状の基端部45aに一方のチョークコイル35の他端部35bが挿通し、また、中段のターミナル収納部41bに収納されたターミナル46のU字状の基端部46aに他方のチョークコイル36の他端部36bが挿通し、さらに、上段のターミナル収納部41cに収納されたターミナル47のU字状の基端部47aにリードワイヤ39の他端部39bが挿通する。この際、ターミナル45のU字状の基端部45aと該U字状の基端部45a内を挿通した一方のチョークコイル35の他端部35bはコネクタユニット40の下段の開口部44aより露出し、また、ターミナル46のU字状の基端部46aと該U字状の基端部46a内に挿通した他方のチョークコイル36の他端部36bは中段の開口部44bより露出し、さらに、ターミナル47のU字状の基端部47aと該U字状の基端部47内に挿通したリードワイヤ39の他端部39bは上段の開口部44cより露出する。
次に、図3に示すように、コネクタユニット40の各開口部44a,44b,44cの両側から一対の電極49,49にて各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aを押し潰すと同時に該各ターミナル45,46,47のU字状の基端部45a,46a,47aと各チョークコイル35,36の他端部35b,36bとリードワイヤ39の他端部39bとをスポット溶接によりそれぞれ接合させる。そして、ブラシホルダ本体21にブラシボックス31を取り付けたステー30を取り付けることにより、ブラシホルダ20が組み立てられる。
このように、各ブラシ32,33のピグテールワイヤ34と各ターミナル45,46,47とをブラシホルダ本体21の底壁部22に配索された給電用のリードワイヤとしての各チョークコイル35,36の他端部35b,36b及びリードワイヤ39を介して電気的に接続したことにより、従来のような複雑な形状のターミナル部材が不要となり、その分、部品及び組立の工数を削減することができると共に低コスト化を図ることができる。この各チョークコイル35,36の他端部35b,36bを給電用のリードワイヤとして用いることにより、別に雑音防止素子を設ける必要がなくなり、その分、部品点数の削減及び低コスト化をより一段と図ることができる。
また、ブラシホルダ本体21の底壁部22にチョークコイル36の他端部36b及びリードワイヤ39を収納する収納溝部27,29をそれぞれ形成し、この各収納溝部27,29にチョークコイル36の他端部36b及びリードワイヤ39を係止する突起27a,29a及び係止爪27b,29bをそれぞれ形成したことにより、各収納溝部27,29に収納されたチョークコイル36の他端部36b及びリードワイヤ39の脱落を確実に防止することができる。また、チョークコイル36の他端部36b及びリードワイヤ39は適度な可撓性を有するため、従来のターミナル部材のように剛性や高い精度がなくても、ブラシホルダ本体21の各収納溝27,29に簡単に収納することができる。
さらに、ブラシホルダ本体21の周壁部23にリードワイヤ39の一端部39aを保持するC字状のクランプ部29cを一体突出形成したことにより、リードワイヤ39の一端部39aをC字状のクランプ部29cに押し込むだけでリードワイヤ36の一端部39aを簡単かつ確実に固定することができる。
さらに、ブラシホルダ本体21に各チョークコイル収納部24,26とサーキットブレーカ収納部28を形成し、各チョークコイル収納部24,26に収納されたチョークコイル35,36の一端部35a,36aをピグテールワイヤ34の他端部34bに電気的に接続すると共に、該チョークコイル35,36の他端部35b,36bを給電用のリードワイヤとして用い、かつ、サーキットブレーカ収納部28に収納されたサーキットブレーカ37のサーキットブレーカターミナル38の一端部38aをピグテールワイヤ34の他端部34bに電気的に接続すると共に、該サーキットブレーカターミナル38の他端部38bをリードワイヤ39の一端部39aに電気的に接続したことにより、ブラシホルダ本体21の設置スペースを有効に利用することができ、ブラシホルダ20全体の小型化を図ることができる。
尚、前記実施形態によれば、サーキットブレーカターミナルの他端部とリードワイヤの一端部、及び、各ターミナルのU字状の基端部と該U字状の基端部に挿通される各チョークコイルの他端部とリードワイヤの他端部とをスポット溶接によりそれぞれ接合したが、半田付け等の他の手段により接合しても良い。
本発明の一実施形態のモータを示す斜視図である。 上記モータのギヤケースカバーに支持されたブラシホルダをカバー側から見た斜視図である。 上記ブラシホルダの斜視図である。 上記ブラシホルダの底面側にコネクタユニットを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 上記コネクタユニットの一方のターミナルホルダを取り外した状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダのブラシホルダ本体に縦置きと横置きのチョークコイルをそれぞれ取り付ける前の状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダ本体にサーキットブレーカを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダ本体に横置きのチョークコイルを取り付けた状態を示す部分拡大斜視図である。 上記ブラシホルダ本体にサーキットブレーカ用のリードワイヤを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダ本体に縦置きと横置きのチョークコイル及びサーキットブレーカとリードワイヤをそれぞれ取り付けた状態を示す斜視図である。 上記ブラシホルダ本体の底壁部に複数のリードワイヤを配索した状態を示す部分拡大斜視図である。 上記ブラシホルダ本体の底壁部より外側へ複数のリードワイヤの他端部側をそれぞれ突出させた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 モータ
15 アーマチュア軸
16 コンミュテータ
20 ブラシホルダ
22 底壁部
23 周壁部
24,26 チョークコイル収納部
27 収納溝部
27a 突起(係止部)
27b 係止爪(係止部)
28 サーキットブレーカ収納部
29 収納溝部
29a 突起(係止部)
29b 係止爪(係止部)
29c クランプ部
31 ブラシボックス
32,33 ブラシ
34 ピグテールワイヤ
35 チョークコイル
35a 一端部
35b 他端部(給電用のリードワイヤ)
36 チョークコイル
36a 一端部
36b 他端部(給電用のリードワイヤ)
37 サーキットブレーカ
38 サーキットブレーカターミナル
38a 一端部
38b 他端部
39 給電用のリードワイヤ
39a 一端部
39b 他端部
45,46,47 ターミナル

Claims (4)

  1. アーマチュア軸のコンミュテータに摺接する複数のブラシと、前記ブラシを出没自在に収納するブラシボックスを取り付けたブラシホルダと、前記各ブラシにピグテールワイヤを介して電気的に接続され、前記ブラシホルダに取り付けられる複数のターミナルとを備えたモータにおいて、
    前記各ピグテールワイヤと前記各ターミナルとを前記ブラシホルダに配索された給電用のリードワイヤを介して電気的に接続したことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1記載のモータであって、
    前記ブラシホルダの底壁部に前記リードワイヤを収納する収納溝部を形成し、この収納溝部に前記リードワイヤを係止する係止部を形成したことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1乃至2記載のモータであって、
    前記ブラシホルダの周壁部に前記リードワイヤを保持するクランプ部を形成したことを特徴とするモータ。
  4. 請求項1記載のモータであって、
    前記ブラシホルダにチョークコイル収納部とサーキットブレーカ収納部を形成し、前記チョークコイル収納部に収納されたチョークコイルの一端部を前記ピグテールワイヤに電気的に接続すると共に、該チョークコイルの他端部を前記リードワイヤとして用い、かつ、前記サーキットブレーカ収納部に収納されたサーキットブレーカのサーキットブレーカターミナルの一端部を前記ピグテールワイヤに電気的に接続すると共に、該サーキットブレーカターミナルの他端部を前記リードワイヤに電気的に接続したことを特徴とするモータ。
JP2008330076A 2008-12-25 2008-12-25 モータ Pending JP2010154659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008330076A JP2010154659A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008330076A JP2010154659A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010154659A true JP2010154659A (ja) 2010-07-08

Family

ID=42573085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008330076A Pending JP2010154659A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010154659A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139078A (ja) * 2010-12-28 2012-07-19 Asmo Co Ltd モータ
JP2014096941A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Mitsuba Corp モータ装置
DE102015108616A1 (de) * 2015-06-01 2016-12-01 Valeo Wischersysteme Gmbh Bürstenhalterplatte, insbesondere für einen Scheibenwischermotor, und Scheibenwischermotor
JP2017085894A (ja) * 2017-02-15 2017-05-18 株式会社ミツバ 電動モータ
JP2017208946A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 日立オートモティブシステムズエンジニアリング株式会社 直流モータ
KR20180134289A (ko) 2017-06-08 2018-12-18 가부시키가이샤 발레오 재팬 퓨즈 기능이 있는 초크 코일 및 그것을 갖는 차량용 공조 장치
JP2021019468A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 ミネベアミツミ株式会社 モータ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348349U (ja) * 1989-09-12 1991-05-09
JP2002315274A (ja) * 2001-02-06 2002-10-25 Asmo Co Ltd モータ
JP2008252972A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Mitsuba Corp モータ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348349U (ja) * 1989-09-12 1991-05-09
JP2002315274A (ja) * 2001-02-06 2002-10-25 Asmo Co Ltd モータ
JP2008252972A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Mitsuba Corp モータ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139078A (ja) * 2010-12-28 2012-07-19 Asmo Co Ltd モータ
JP2014096941A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Mitsuba Corp モータ装置
DE102015108616A1 (de) * 2015-06-01 2016-12-01 Valeo Wischersysteme Gmbh Bürstenhalterplatte, insbesondere für einen Scheibenwischermotor, und Scheibenwischermotor
JP2017208946A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 日立オートモティブシステムズエンジニアリング株式会社 直流モータ
JP2017085894A (ja) * 2017-02-15 2017-05-18 株式会社ミツバ 電動モータ
KR20180134289A (ko) 2017-06-08 2018-12-18 가부시키가이샤 발레오 재팬 퓨즈 기능이 있는 초크 코일 및 그것을 갖는 차량용 공조 장치
JP2021019468A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 ミネベアミツミ株式会社 モータ
US11641147B2 (en) * 2019-07-23 2023-05-02 Minebea Mitsumi Inc. Motor having a choke coil
JP7324076B2 (ja) 2019-07-23 2023-08-09 ミネベアミツミ株式会社 モータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010154659A (ja) モータ
JP4746353B2 (ja) 電磁コイルのリード線保持構造
US9608494B2 (en) Rotating electrical machine with brush holder
JP4864469B2 (ja) ブロワモータのラジオノイズ対策構造
CN109314446B (zh) 接地端子、盖组件及包括其的电机
JP2007267448A (ja) ブラシホルダ及び直流ブラシモータ
JP2014036541A (ja) 電気接続箱
JP5138963B2 (ja) モータ
JP5134458B2 (ja) リレーの取付構造
JP3678991B2 (ja) モータの電気ノイズ抑制装置
JP2008061399A (ja) Acアダプタ
JP5199861B2 (ja) モータ
CN109148103B (zh) 降噪单元
JP2008252970A (ja) モータ
JP6856067B2 (ja) モータ及びモータの製造方法
JP4563864B2 (ja) ブラシホルダ及びモータ
CN111656468A (zh) 电感器、带基板的电感器及电连接箱
JP2010136491A (ja) モータ巻線用配電部材
CN112368915B (zh) 马达
JP2015226440A (ja) 電気式計器装置
JP4876009B2 (ja) モータ
JP5959499B2 (ja) モータ
JP2010119185A (ja) ブラシホルダおよび電動モータ
JP2008252973A (ja) モータ
JP2007288930A (ja) 電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120723

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120807

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20120808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130129