JP3674112B2 - 電動機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は軸受構成として球芯の焼結含油合金軸受を採用する電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、洗濯機などの家電機器に使用される電動機は、低コスト化や高信頼性化が強く要望されている。
【0003】
以下に従来の電動機について説明する。図4は従来の電動機の構造断面図を示す。
【0004】
図4において、1は油つぼ、2は押さえバネ、3はブラケット、4は球芯の焼結含油合金軸受、5は含油フェルト、6は回転子、7は固定子である。
【0005】
図5,図6は従来の電動機の軸受構成を示すものであるが、説明の簡素化のために図4中の球芯軸受や含油フェルトは省略している。
【0006】
図5において、13は油つぼ、133は油つぼの縁に設けたリベット穴、23は押さえバネ、233は押さえバネの縁に設けたリベット穴、33はブラケット、333はブラケットに設けたリベット穴、8はリベットである。
【0007】
また図6において、14は油つぼ、24は押さえバネ、31はブラケット、311はブラケットに設けた切り起こし爪である。
【0008】
従来の電動機は、図5のように油つぼ13と押さえバネ23とブラケット33とをリベット8によりカシメ固定したり、また図6のように油つぼ14と押さえバネ24とを切り起こし爪311の内側に置き、切り起こし爪311を折り曲げカシメすることによりブラケット31に固定する構成を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、図5の場合にはリベットを使用するために部品点数アップによるコストアップという問題点、また図6の場合には油つぼや押さえバネの固定が確実にされているかどうかの検査方法としてはカシメ荷重、カシメ後の爪形状または球芯軸受の調心トルクで確認するしかなく非常に信頼性が薄いため、万一固定が不確実のまま電動機として運転した時に、押さえバネが球芯軸受と共に回転してしまい異常音や異常振動を発生し最終的にはロック状態に至るという問題点を有していた。
【0010】
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、低コストで、かつ高信頼性の電動機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の電動機は、電動機外枠を構成するブラケットに切り起こし爪を設け、球芯の焼結含油軸受を保持する押さえバネや前記球芯軸受に給油する含油フェルトを保持する油つぼの縁に、前記切り起こし爪と嵌合する凹部を、または穴を設けた構成を有している。つまり、軸受構成として球芯の焼結含油合金軸受を採用する電動機において、電動機外枠を構成するブラケットに切り起こし爪を設け、前記球芯軸受を保持する押さえバネ及び前記球芯軸受に給油する含油フェルトを保持する油つぼの縁に、前記切り起こし爪と嵌合させる穴を設けて、前記押さえバネの縁の穴及び前記油つぼの縁の穴に前記切り起こし爪を嵌合させて、さらにこの切り起こし爪に折り曲げカシメを施して前記押さえバネ及び前記油つぼが前記ブラケットに固定される構成を有する電動機である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0013】
(参考の形態)
図1において、11は油つぼ、111は油つぼの縁に設けた凹部、21は押さえバネ、211は押さえバネの縁に設けた凹部、31はブラケット、311はブラケットに設けた切り起こし爪である。油つぼ11および押さえバネ21の縁に設けたそれぞれの凹部111,211をブラケット31に設けた切り起こし爪311に嵌合させた後で、図3のごとく切り起こし爪311を折り曲げカシメにて固定することにより油つぼや押さえバネの空転防止ができるため高信頼性で、かつリベットなどの別部品を使用しない低コストの電動機が実現できる。
【0014】
(実施の形態1)
図2において、12は油つぼ、122は油つぼの縁に設けた穴、22は押さえバネ、222は押さえバネの縁に設けた穴、31はブラケット、311はブラケットに設けた切り起こし爪である。油つぼ12および押さえバネ22の縁に設けたそれぞれの穴122,222をブラケット31に設けた切り起こし爪311に嵌合させた後で、図3のごとく切り起こし爪311を折り曲げカシメにて固定することにより油つぼや押さえバネの空転防止ができるため高信頼性で、かつリベットなどの別部品を使用しない低コストの電動機が実現できる。
【0015】
この構成によって、ブラケットに設けた切り起こし爪に油つぼや押さえバネの縁の凹部を、または穴を嵌合させた後で折り曲げカシメにて固定することにより、油つぼや押さえバネの空転防止ができるため高信頼性で、かつリベットなどの別部品を使用しない低コストの電動機が実現できる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明は、油つぼや押さえバネのブラケットへの固定を空転防止ができるように行うため高信頼性で、かつリベットなどの別部品を使用しないため、低コストの優れた電動機が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考の形態による各部品の組み合わせ方を示した斜視図
【図2】 本発明の実施の形態1による各部品の組み合わせ方を示した斜視図
【図3】 (a)は図1に対するカシメ方法を示した図
(b)は図2に対するカシメ方法を示した図
【図4】 従来の電動機の構造断面図
【図5】 従来の電動機の一例に対する各部品の組み合わせ方を示した斜視図
【図6】 従来の電動機の一例に対する各部品の組み合わせ方を示した斜視図
【符号の説明】
11,12 油つぼ
21,22 押さえバネ
31 ブラケット
111 油つぼ凹部
122 油つぼ穴
211 押さえバネ凹部
222 押さえバネ穴
311 ブラケット切り起こし爪
Claims (1)
- 軸受構成として球芯の焼結含油合金軸受を採用する電動機において、電動機外枠を構成するブラケットに切り起こし爪を設け、前記球芯軸受を保持する押さえバネ及び前記球芯軸受に給油する含油フェルトを保持する油つぼの縁に、前記切り起こし爪と嵌合させる穴を設けて、前記押さえバネの縁の穴及び前記油つぼの縁の穴に前記切り起こし爪を嵌合させて、さらにこの切り起こし爪に折り曲げカシメを施して前記押さえバネ及び前記油つぼが前記ブラケットに固定される構成を有する電動機。
Priority Applications (1)
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JP29396095A JP3674112B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29396095A JP3674112B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09140085A JPH09140085A (ja) | 1997-05-27 |
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Family
ID=17801424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29396095A Expired - Fee Related JP3674112B2 (ja) | 1995-11-13 | 1995-11-13 | 電動機 |
Country Status (1)
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