JPH10285865A - モータのブラシ振動防止構造 - Google Patents

モータのブラシ振動防止構造

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JPH10285865A
JPH10285865A JP9473897A JP9473897A JPH10285865A JP H10285865 A JPH10285865 A JP H10285865A JP 9473897 A JP9473897 A JP 9473897A JP 9473897 A JP9473897 A JP 9473897A JP H10285865 A JPH10285865 A JP H10285865A
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JP
Japan
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end frame
vibration
brush
vibration control
stopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP9473897A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kurahashi
一嘉 倉橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータのエンドフレーム(10)の振動によ
る異音の発生を防止しつつも、その製造工程を簡略化し
たモータの振動防止構造を提供する。 【構成】 ブラシを保持するブラシホルダを設けたプレ
ート(12)の裏面側にストッパ付突起(13)を形成
し、開口部を有したエンドフレーム(10)に嵌合溝に
沿って防振ゴム(15)を装着してそこへプレート(1
2)のストッパ付突起(13)を挿入することでエンド
フレームの振動を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータのブラシ振動防
止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にブラシを有する直流モータは、
例えば特開昭61−129453号公報のように、ブラ
シとコンミテータとが接触しながら通電し、これにより
回転子が回転している。この時、回転子に取り付けられ
たコンミテータの段差によりブラシが振動し、この振動
がブラシホルダ等を通じて、リベットからモータのエン
ドフレームに伝達するため、このエンドフレームの振動
により騒音が発生している。
【0003】そこで、この振動による騒音を防止するた
めに、図7に示すような構造としている。尚、図7は要
部のみを示した一部断面図である。まず、ブラシホルダ
71及びこれを固定するプレート72を一体的に製造
し、プレート72のブラシを搭載する面の裏面に突起7
3を設ける。そこへフランジ部を有した円筒状の第一防
振ゴム74を挿入し、エンドフレーム75及び円板状の
第二防振ゴム76の挿入孔に、突起73及び第一防振ゴ
ム74が挿入される。更には、第一防振ゴム74と第二
防振ゴム76とをスラスト方向に圧接させながら歯付ワ
ッシャ77にて突起73を固定して、ブラシホルダ71
とエンドフレーム75とを固定している。このようにす
れば、ブラシホルダ71とエンドフレーム75とは、第
一防振ゴム74と第二防振ゴム76とにより、完全に非
接触の状態となり、振動は防止できる
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造によれば振動は防止できるものの、その製造工程が面
倒なものであった。つまり、突起73には、第一防振ゴ
ム74、エンドフレーム75、第二防振ゴム76、歯付
ワッシャ77を、次々と挿入又は圧入して、固定させな
ければならず、多くの製造工数が必要であった。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本発明における請求項
1の発明は、ブラシを保持するブラシホルダと、前記ブ
ラシホルダを装着するプレートと、前記プレートにおけ
る前記ブラシホルダが装着された面の裏面に設けられた
突起と、開口部を有したエンドフレームと、前記プレー
トと前記エンドフレームとを固定する固定部材と、前記
開口部に嵌まり込む嵌合溝及び前記突起を挿通する貫通
孔を有した防振部材とからなることを特徴とするモータ
のブラシ振動防止構造をその要旨とする。
【0006】このような構造とすれば、防振部材をエン
ドフレームの開口部に嵌め込めば、突起に挿入する部材
は防振部材及び固定部材のみとなる。
【0007】また本発明における請求項2の発明は、請
求項1に記載されるモータのブラシ振動防止構造におい
て、前記突起と前記固定部材とは一体で形成したストッ
パ付突起であることを特徴とするモータのブラシ振動防
止構造をその要旨とする。
【0008】このような構造とすれば固定部材の役割を
するストッパは突起と一体で形成されるので常に一定の
箇所に設けられることとなり、また部品点数も削減され
る。
【0009】また本発明における請求項3の発明は、請
求項1または請求項2に記載されるモータのブラシ振動
防止構造において、前記エンドフレームの開口部は連通
溝と装着孔とから形成され、前記防振部材は装着孔に固
定されることを特徴とするモータのブラシ振動防止構造
をその要旨とする。
【0010】このような構造とすれば、防振部材はエン
ドフレームの装着孔に位置決めされることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第一の実施形態)以下、本実施形態における一実施形
態の構成について説明する。尚、図1は本発明を説明す
るための要部断面図である。図1において、10はエン
ドフレーム、11はリード線、12はプレート、13は
ストッパ付突起、14はコンミテータ、15は防振ゴ
ム、16は回転子、17はヨーク、18はブラシホル
ダ、19はブラシを示している。
【0012】図2は、本実施形態におけるエンドフレー
ム10の平面図である。エンドフレーム10には本実施
形態に係わる開口部20が形成される。他にはリード線
を取り付けるための切欠溝21、シャフトを挿通するた
めの挿通孔22、軸受を取り付けるための凹部23、強
度を高めるためのリブ24等がプレスにより同時形成さ
れるが、本実施形態には直接関連がないので説明を省略
する。また、以下についても本実施形態と直接関連がな
いものは省略する。
【0013】図3は、本実施形態におけるプレート12
を示す要部断面図である。本実施形態のプレート12は
組付け工数の低減のため、絶縁樹脂にてストッパ付突起
13、ブラシホルダ18を一体で成形したが、別体で取
り付け、一体的としてもよい。またストッパ付突起13
は断面円形状としたが、これも特に限定されるものでな
く、角形状、楕円形状でもよい。
【0014】図4は、本実施形態における防振ゴム15
の形状を説明するための図であり、図4(a)は要部断
面図、図4(b)は平面図を示している。防振ゴム15
は、ある程度の弾性力を有するもの、例えばシリコンゴ
ム、ウレタンゴム等から作られ、エンドフレーム10が
嵌まり込む嵌合溝42がエンドフレーム10の開口部2
0と接触する側面に形成される。また、ストッパ付突起
13を挿通、固定するための貫通孔41は、ストッパ付
突起13のストッパ部13aの外形より小さく設定され
る。
【0015】次に、本実施形態の組付方法について説明
するが、前述同様、本実施形態に直接関連のないものに
ついては説明を省略する。まず、エンドフレーム10の
外周側より開口部20へ、防振ゴム15を取り付ける。
この時、エンドフレーム10に防振部材17の嵌合溝4
0を沿わせながら取り付ける。そして、エンドフレーム
10は、ストッパ付突起13のストッパ部13aが完全
に外部にでるまで、貫通孔41に挿通させこれらを固定
する。最後に、ヨーク17内周がエンドフレーム10の
外周を覆うよう、かしめ等周知の構造にて、ヨーク17
とエンドフレーム10とを結合する。
【0016】このようにすれば、コンミテータ14の段
差により、図示しないブラシが振動した時には、プレー
ト12、ストッパ付突起13に振動が伝達するが、防振
ゴム15によりエンドフレーム10とは接触せず、振動
がエンドフレーム10へは伝達しないために振動による
騒音が防止できる。この際、エンドフレーム10に防振
ゴム15の嵌合溝42を沿わせながら取り付けておくの
で、ストッパ付突起13に挿入するのは防振ゴム15の
みとなり、製造工数が削減できる。また、本実施形態に
おいては、ストッパ付突起13のストッパ部13aは突
起部13bと一体で形成されるので常に一定の位置にあ
り、従来と比較して歯付ワッシャの圧入位置管理が不要
で、この点でも製造工数が削減できる。
【0017】(第二の実施形態)本実施形態は、第一の
実施形態で説明したエンドフレーム50及び防振ゴム6
0の形状が相違するもののみで、その他の構成は同じで
ある。従って、説明の便宜上、エンドフレーム50及び
防振部材60について説明する。
【0018】図5は、本実施形態におけるエンドフレー
ム50の平面図である。本実施形態におけるエンドフレ
ーム50は、開口部51が装着孔52と連通溝53で構
成されている。また、本実施形態でも装着孔52は取り
付けを容易とするために略円形状となっているが、これ
に限定されるものでなく、例えば角形状、楕円形状等で
もよい。
【0019】図6は、本実施形態における防振ゴム60
の形状を説明するための図であり、図6(a)は要部断
面図、図6(b)は平面図を示している。防振ゴム60
は略円柱状の外形をなし、第一実施形態と同様、ストッ
パ付突起13を挿通する貫通孔61、エンドフレーム5
0の装着孔52と接触する側面には嵌合溝62が形成さ
れている。また、防振ゴム60の嵌合溝62を有する部
位の幅Dは、エンドフレーム50の連通溝53の幅dよ
りも大きく形成される。
【0020】そして、防振ゴム60はエンドフレーム5
0の外周側より連通溝53を防振部材の弾性変形により
通過させて、装着孔に位置決め固定される。
【0021】このようにすれば、エンドフレーム50の
装着孔52により、防振ゴム60は所望の位置に固定さ
れて脱落するようなことはなく、より製造が容易とな
る。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば次
の効果が得られる。
【0023】エンドフレームの開口部に防振部材を嵌め
込んで、ストッパ付突起を防振部材の貫通孔に挿通させ
れば、エンドフレームとプレートとが簡単に固定でき、
防振部材の部品点数が削減されて、製造が容易となりコ
ストが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための要部断面図である。
【図2】本発明第一の実施形態におけるエンドフレーム
の平面図である。
【図3】本発明第一の実施形態におけるプレートを示す
要部断面図である。
【図4】本発明第一の実施形態における防振部材の形状
を説明するための図である。
【図5】本発明第二の実施形態におけるエンドフレーム
の平面図である。
【図6】本発明第二の実施形態における防振部材の形状
を説明するための図である。
【図7】従来技術を説明するための要部断面図である。
【符号の説明】
10、50 エンドフレーム 12 プレート 13 (ストッパ付)突起 13a ストッパ部(固定部材) 15、60 防振部材(防振ゴム) 20、51 開口部 41、61 貫通孔 42、62 嵌合溝 52 装着孔 53 連通溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシを保持するブラシホルダと、前記
    ブラシホルダを装着するプレートと、前記プレートにお
    ける前記ブラシホルダが装着された面の裏面に設けられ
    た突起と、開口部を有したエンドフレームと、前記プレ
    ートと前記エンドフレームとを固定する固定部材と、前
    記開口部に嵌まり込む嵌合溝及び前記突起を挿通する貫
    通孔を有した防振部材とからなることを特徴とするモー
    タのブラシ振動防止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるモータのブラシ振
    動防止構造において、前記突起と前記固定部材とは一体
    で形成したストッパ付突起であることを特徴とするモー
    タのブラシ振動防止構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載されるモ
    ータのブラシ振動防止構造において、前記エンドフレー
    ムの開口部は連通溝と装着孔とから形成され、前記防振
    部材は装着孔に固定されることを特徴とするモータのブ
    ラシ振動防止構造。
JP9473897A 1997-03-28 1997-03-28 モータのブラシ振動防止構造 Pending JPH10285865A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6465927B2 (en) * 2000-10-31 2002-10-15 Mabuchi Motor Co., Ltd. Miniature electric motor
WO2018105889A1 (ko) * 2016-12-08 2018-06-14 (주)타마스 차량용 직류 모터
KR101859298B1 (ko) * 2016-12-08 2018-06-28 (주)타마스 차량용 직류 모터의 브러쉬 홀더 진동 및 소음 감쇄 완충구조

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040810

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050125