JP2001268829A - モータのロータ - Google Patents

モータのロータ

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JP2001268829A
JP2001268829A JP2000075417A JP2000075417A JP2001268829A JP 2001268829 A JP2001268829 A JP 2001268829A JP 2000075417 A JP2000075417 A JP 2000075417A JP 2000075417 A JP2000075417 A JP 2000075417A JP 2001268829 A JP2001268829 A JP 2001268829A
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JP
Japan
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permanent magnet
rotor
rotor core
rotating shaft
fitting groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000075417A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kikuchi
祐介 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動、騒音を削減し、回転軸のズレ(振れ)
を低減して信頼性を向上し、製造コストを削減したモー
タのロータを提供する。 【解決手段】 円筒状の内周に内方に突出する凸部4a
を有する前記永久磁石4と、中心部に設けられた回転軸
3に嵌合され外周に回り止2aを有するロータコア2
と、同ロータコア2と前記永久磁石4との間の空隙部に
配置され、中心部に挿通孔5aと、前記回り止2aと嵌
合される嵌合溝5bと、外周部に前記凸部4aと嵌合さ
れる嵌合溝5cと、一側に前記永久磁石4の側部4bと
当接されるフランジ5zを各々有する緩衝部材5と、同
緩衝部材5の外端面に配設され中心部に挿通孔6bを有
し、前記緩衝部材5に対向する一対の端板6からなり、
前記緩衝部材5の端面に内周縁に沿って軸方向に突出す
る複数の円弧状凸片5dと、外周縁に軸方向に突出する
複数の放射状凸片5eを形成し、前記端板6を前記回転
軸3に両側から挿入し圧接固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータのロータに係
り、詳しくはロータコアの防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は従来のモータのロータの一
例を示す左側面図、(b)はAOB断面図、(c)は右
側面図である。従来、モータのロータ1は、外周部に永
久磁石4を配し、同永久磁石4と中心部に設けられた回
転軸3に嵌合されたロータコア2との間の空隙部に2個
のゴムによる緩衝部材5を対向して配置する。それとと
もに、同緩衝部材5の外端面を各々押さえる端板6によ
って保持し、ピン11とストッパ12により嵌合してい
た。
【0003】しかしながら、前記永久磁石4に対し緩衝
部材5及びロータコア2を回転軸方向から挿入するとと
もに、その方向に嵌合し取付けるため前記緩衝部材5が
2個となり、材料費、取付工数がかかりコスト削減の障
害となるおそれがあり問題となっていた。また、前記緩
衝部材5の緩衝効果を損ねることなく前記永久磁石4と
回転軸のズレ(外周振れ)を防止するため、同永久磁石
4の外径を切削しており、工数増加となるおそれがあり
問題となっていた。さらに、前記緩衝部材5を1個にす
ると、前記永久磁石4の抜止め手段が必要となり、コス
トアップとなるおそれがあり問題となっていた。一方、
特開平9−149571に開示された防振構造の技術
は、部品点数が多くなり、製造工程が多くなるととも
に、永久磁石と回転軸のズレを低減する構造を有してい
ない問題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、モータのロータの振動、
騒音を削減するとともに永久磁石及びロータコアと回転
軸のズレを低減して信頼性を向上し、製造コストを削減
したモータのロータを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、円筒状の内周に内方に突出する凸部を備えた永久磁
石と、中心部に設けられた回転軸に嵌合され外周に回り
止を有するロータコアと、同ロータコアと前記永久磁石
との間の空隙部に配置され、中心部に挿通孔と、前記回
り止と嵌合される嵌合溝と、外周部に前記凸部と嵌合さ
れる嵌合溝と、一側に前記永久磁石の側部と当接される
フランジを有する緩衝部材と、同緩衝部材の外端面に配
設され中心部に挿通孔を有する前記緩衝部材に対向する
一対の端板とからなり、前記緩衝部材の端面に、内周縁
に沿って軸方向に突出する複数の円弧状凸片と、外周縁
に軸方向に突出する複数の放射状凸片を形成し、前記端
板を前記回転軸に両側から挿入し、前記円弧状凸片及び
放射状凸片を前記端板に圧接固定してなるようにする。
【0006】そして、前記ロータコアの軸方向端面に対
向する前記端板に、振れ調整のための複数の貫通孔を形
成してなるようにする。
【0007】また、前記ロータコアの回り止の先端に円
柱状の凸部を形成してなるようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き添付図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は本
発明によるロータの一例を示すAA断面図、(b)は右
側面図、図2(a)は、本発明によるロータコアの断面
図、(b)は側面図、(c)は、要部拡大断面図、図3
(a)は、本発明によるロータの緩衝部材の一実施例を
示す左側面図、(b)はAA断面図、(c)は右側面
図、(d)はAA断面図、(e)はBB断面図、図4
(a)は、本発明によるロータの端板の一実施例を示す
断面図、(b)は側面図である。ここで、従来例と同じ
部分の符号は同一とする。図において、1はロータ、2
はロータコア、2aは回り止、2bは円柱状の凸部、2
zは積層用凸部、3は回転軸、3aはローレット、4は
永久磁石、4aは凸部、4bは側部、5は緩衝部材、5
aは挿通孔、5bは嵌合溝、5cは嵌合溝、5dは円弧
状凸片、5eは放射状凸片、5zはフランジ、6は端
板、6aは貫通孔、6bは挿通孔、6cはカシメ部を示
す。
【0009】この実施例によるロータ1は、ロータコア
2、回転軸3、永久磁石4、緩衝部材5、端板6などか
ら構成される。先ず、主な構成部品について説明する
と、中心部には前記回転軸3のローレット3aの部分に
嵌合され外周に回り止2aを有するロータコア2が設け
られる。さらに、前記ロータコアの回り止2aの先端に
円柱状の凸部2bを形成している。なお、積層用凸部2
zは、前記ロータコア2の積層時の位置合わせを行うた
めに形成されるものである。
【0010】また、前記永久磁石4は、円筒状の内周に
内方に突出する凸部4aを備えている。そして、前記ロ
ータコア2と前記永久磁石4との間の空隙部に配置され
る緩衝部材5は、材質がゴムであり、中心部に挿通孔5
aと、前記回り止2aと嵌合される嵌合溝5bと、外周
部に前記凸部4aと嵌合される嵌合溝5cと、一側に前
記永久磁石4の側部4bと当接されるフランジ5zを各
々有している。さらに、前記緩衝部材5の端面に、内周
縁に沿って軸方向に突出する複数の円弧状凸片5dと、
外周縁に軸方向に突出する複数の放射状凸片5eを形成
している。
【0011】また、前記緩衝部材5の外端面に配設され
る一対の端板6は、中心部に挿通孔6bとカシメ部6c
とを有し、前記ロータコア2の軸方向端面に対向する前
記端板6に、振れ調整のための複数の貫通孔6aを形成
している。
【0012】このような構成部品を用いて、前記端板6
を前記回転軸3に両側から挿入し、前記円弧状凸片5d
及び放射状凸片5eを前記端板6に圧接し、前記カシメ
部6cによりかしめ固定している。
【0013】次いで、上述の実施例による本発明の作
用、効果について説明する。前記緩衝部材5の円弧状凸
片5d及び放射状凸片5eを前記端板6に圧接し、前記
カシメ部6cによりかしめ固定しているので、前記ロー
タ1の振動、騒音を削減するとともに、前記円弧状凸片
5d及び放射状凸片5eにより回転方向及び軸方向のズ
レを防止し、前記永久磁石4と回転軸3の回転中心との
ズレ(振れ)を押さえ、信頼性を向上させ、前記永久磁
石4の外径切削を不要とし、組立工数を削減することが
できる。
【0014】さらに、前記緩衝部材5はゴム製の1部品
であるため、2部品の場合と比較しモータのロータ1の
組立作業性を改善でき、製造コストを削減することがで
きる。
【0015】一方、前記ロータコア2の軸方向端面に対
向する前記端板6に、振れ調整のための複数の貫通孔6
aを形成しているので、ロータ1の外部から前記ロータ
コア2に調整冶具を当てて該ロータコア2の位置の微調
整を行うことができ、より一層の前記永久磁石4と回転
軸3の回転中心とのズレ(振れ)を抑制でき、この結
果、前記永久磁石4の外径を前記ズレ(振れ)の高精度
修正のため切削することが不要となり、製造工数を削減
できる。
【0016】他方、前記ロータコア2の回り止2aの先
端に円柱状の凸部2bを形成しているので、前記緩衝部
材5との嵌合が強化され、同緩衝部材5と前記永久磁石
4との嵌合もゴムの収縮により強化され、前記永久磁石
4と回転軸3の回転中心とのズレ(振れ)を抑制するこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明においては、円筒状
の内周に内方に突出する凸部を備えた永久磁石と、中心
部に設けられた回転軸に嵌合され外周に回り止を有する
ロータコアと、同ロータコアと前記永久磁石との間の空
隙部に配置され、中心部に挿通孔と、前記回り止と嵌合
される嵌合溝と、外周部に前記凸部と嵌合される嵌合溝
と、一側に前記永久磁石の側部と当接されるフランジを
有する緩衝部材と、同緩衝部材の外端面に配設され中心
部に挿通孔を有する前記緩衝部材に対向する一対の端板
とからなり、前記緩衝部材の端面に、内周縁に沿って軸
方向に突出する複数の円弧状凸片と、外周縁に軸方向に
突出する複数の放射状凸片を形成し、前記端板を前記回
転軸に両側から挿入し、前記円弧状凸片及び放射状凸片
を前記端板に圧接固定してなるようにした。この結果、
モータのロータの振動、騒音を削減するとともに永久磁
石及びロータコアと回転軸のズレ(外周振れ)を低減し
て信頼性を向上し、製造コストを削減したモータのロー
タを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明によるロータの一例を示すAA
断面図、(b)は右側面図である。
【図2】(a)は、本発明によるロータコアの断面図、
(b)は側面図、(c)は、要部拡大断面図である。
【図3】(a)は、本発明によるロータの緩衝部材の一
実施例を示す左側面図、(b)はAA断面図、(c)は
右側面図、(d)はAA断面図、(e)はBB断面図で
ある。
【図4】(a)は、本発明によるロータの端板の一実施
例を示す断面図、(b)は側面図である。
【図5】(a)は従来のモータのロータの一例を示す左
側面図、(b)はAOB断面図、(c)は右側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロータ 2 ロータコア 2a 回り止 2b 円柱状の凸部 2z 積層用凸部 3 回転軸 3a ローレット 4 永久磁石 4a 凸部 4b 側部 5 緩衝部材 5a 挿通孔 5b 嵌合溝 5c 嵌合溝 5d 円弧状凸片 5e 放射状凸片 5z フランジ 6 端板 6a 貫通孔 6b 挿通孔 6c カシメ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の内周に内方に突出する凸部を備
    えた永久磁石と、中心部に設けられた回転軸に嵌合され
    外周に回り止を有するロータコアと、同ロータコアと前
    記永久磁石との間の空隙部に配置され、中心部に挿通孔
    と、前記回り止と嵌合される嵌合溝と、外周部に前記凸
    部と嵌合される嵌合溝と、一側に前記永久磁石の側部と
    当接されるフランジを有する緩衝部材と、同緩衝部材の
    外端面に配設され中心部に挿通孔を有する前記緩衝部材
    に対向する一対の端板とからなり、 前記緩衝部材の端面に、内周縁に沿って軸方向に突出す
    る複数の円弧状凸片と、外周縁に軸方向に突出する複数
    の放射状凸片を形成し、 前記端板を前記回転軸に両側から挿入し、前記円弧状凸
    片及び放射状凸片を前記端板に圧接固定してなることを
    特徴とするモータのロータ。
  2. 【請求項2】 前記ロータコアの軸方向端面に対向する
    前記端板に、振れ調整のための複数の貫通孔を形成して
    なることを特徴とする請求項1記載のモータのロータ。
  3. 【請求項3】 前記ロータコアの回り止の先端に円柱状
    の凸部を形成してなることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のモータのロータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7365466B2 (en) 2004-12-20 2008-04-29 Danfoss Compressors Gmbh Rotor for an electrical motor
JP2009124925A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Mitsubishi Electric Corp モータ及び送風機
US7612481B2 (en) 2004-12-20 2009-11-03 Danfoss Compressors Gmbh Rotor with a cover plate for securing a magnet in the rotor
US7619343B2 (en) 2004-12-20 2009-11-17 Danfoss Compressors Gmbh Rotor for an electrical motor
JP2019134565A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 本田技研工業株式会社 回転電機のロータ

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