JP7131212B2 - モータ、及びモータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ、及びモータの製造方法に関する。
小型モータの回転子用ブラケットが知られている。回転子用ブラケットは、モータの回転子の両端にそれぞれ設けられる。
例えば、特許文献1の回転子用ブラケットは、トッププレートと、軸スリーブと、締付リングとを備える。トッププレートには、収納口が形成されている。軸スリーブは、収納口に配置される。締付リングは、軸スリーブが嵌るように配置されて、例えばリベット接合の方式でトッププレートに固定される。締付リングには、複数のバネが形成されている。複数のバネは、軸スリーブの外面に接触する。この結果、軸スリーブが自在に同心調整される。
特表2015-513891号公報
しかしながら、特許文献1の回転子用ブラケットでは、締付リングをリベットによって固定している。したがって、軸受を同心調整自在に支持する部品の固定に手間がかかる。
本発明は上記課題に鑑みてなされた。本発明の目的は、軸受を同心調整自在に支持する部品である支持プレートを容易に固定することができるモータ、及びモータの製造方法を提供することにある。
本発明の例示的なモータは、ロータと、ステータと、軸受と、保持部材と、支持プレートとを備える。前記ロータは、中心軸に沿って延びるシャフトを有する。前記ステータは、前記ロータと径方向に対向する。前記軸受は、前記シャフトを回転自在に支持する。前記保持部材は、前記軸受を保持する。前記支持プレートは、前記保持部材の前記ステータが配置される側の面に対向し、前記軸受を同心調整自在に支持する。前記支持プレートは、軸受配置孔と、接触部とを有する。前記軸受配置孔は、軸方向に貫通する。前記軸受配置孔には、前記軸受が配置される。前記接触部は、前記軸受配置孔の縁から延び、前記軸受の外面と接触する。前記支持プレート及び前記保持部材のうちの一方は、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方に向かって延びる突出部を有する。前記突出部は、第
1突出部と、第2突出部とを有する。前記第1突出部は、軸方向に延びる。前記第2突出部は、前記第1突出部から軸方向と交差する方向に延びる。前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方は、突出部配置孔を有する。前記突出部配置孔は、軸方向に貫通し、前記軸受配置孔に対して径方向外側に位置する。前記第1突出部は、前記突出部配置孔に配置される。前記第2突出部は、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方の接触面と軸方向に接触し、前記突出部配置孔は、第1孔部と、前記第1孔部に接続する第2孔部と、前記第2孔部に接続し、径方向に直交する方向の長さが前記第1孔部よりも小さい第3孔部とを有し、前記第1孔部の開口は、軸方向から見て、前記突出部の外形を囲む形状であり、前記第3孔部の一端は、前記第1孔部の他端と前記接触面を介して隣り合い、前記突出部は、前記第2突出部から、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方に向かって突出する第3突出部を有し、前記第3突出部は、前記第3孔部に配置され、前記第3突出部の他端側の側面は、軸方向に対して傾斜する。
または、本発明の例示的なモータは、ロータと、ステータと、軸受と、保持部材と、支持プレートとを備える。前記ロータは、中心軸に沿って延びるシャフトを有する。前記ステータは、前記ロータと径方向に対向する。前記軸受は、前記シャフトを回転自在に支持する。前記保持部材は、前記軸受を保持する。前記支持プレートは、前記保持部材の前記ステータが配置される側の面に対向し、前記軸受を同心調整自在に支持する。前記支持プレートは、軸受配置孔と、接触部とを有する。前記軸受配置孔は、軸方向に貫通する。前記軸受配置孔には、前記軸受が配置される。前記接触部は、前記軸受配置孔の縁から延び、前記軸受の外面と接触する。前記支持プレート及び前記保持部材のうちの一方は、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方に向かって延びる突出部を有する。前記突出部は、第1突出部と、第2突出部とを有する。前記第1突出部は、軸方向に延びる。前記第2突出部は、前記第1突出部から軸方向と交差する方向に延びる。前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方は、突出部配置孔を有する。前記突出部配置孔は、軸方向に貫通し、前記軸受配置孔に対して径方向外側に位置する。前記第1突出部は、前記突出部配置孔に配置される。前記第2突出部は、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方の接触面と軸方向に接触し、前記突出部配置孔は、第1孔部と、前記第1孔部に接続する第2孔部とを有し、前記第1孔部の開口は、軸方向から見て、前記突出部の外形を囲む形状であり、前記第1突出部は、前記第2孔部の径方向外側及び径方向内側の両側の縁と接触する。
本発明の例示的なモータの製造方法は、前記保持部材に前記軸受を置く工程と、前記接触部を前記軸受に接触させて、前記軸受配置孔に前記軸受を配置するとともに、前記突出部配置孔に前記突出部を挿入する工程と、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの少なくとも一方を周方向に回転させて、前記第2突出部と前記接触面とを接触させる工程とを含む。
例示的な本発明によれば、軸受を同心調整自在に支持する支持プレートを容易に固定することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係るモータの外観を示す図である。 図2は、本発明の実施形態1に係るモータを示す断面図である。 図3は、本発明の実施形態1に係るモータの構成の一部を示す図である。 図4は、本発明の実施形態1に係るモータの構成の一部を示す図である。 図5は、本発明の実施形態1に係るモータの構成の一部を拡大して示す図である。 図6は、本発明の実施形態1に係るモータの構成の一部を示す断面図である。 図7は、本発明の実施形態1に係る第1支持プレートを示す図である。 図8は、本発明の実施形態1に係る第1支持プレートの一部を拡大して示す図である。 図9は、本発明の実施形態1に係るモータの構成の一部を拡大して示す図である。 図10は、本発明の実施形態1に係るモータの製造方法を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施形態1に係るモータの構成の一部を示す図である。 図12は、本発明の実施形態1に係る第2支持プレートを示す図である。 図13は、本発明の実施形態1に係るモータの構成の一部を示す図である。 図14は、本発明の実施形態2に係るモータの構成の一部を拡大して示す図である。 図15は、本発明の実施形態3に係るモータの構成の一部を示す図である。 図16は、本発明の実施形態3に係るモータの構成の一部を拡大して示す図である。 図17は、図15に示すXVII-XVII線に沿った断面を示す図である。 図18は、本発明の実施形態3に係るモータの構成の一部を図である。 図19は、図18に示すXIX-XIX線に沿った断面を示す図である。 図20は、本発明の他の実施形態に係る突出部及び突出部配置孔を示す図である。 図21は、本発明の更なる他の実施形態に係る突出部及び突出部配置孔を示す図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
本明細書では、便宜上、モータ1の中心軸CA(図1参照)の方向を上下方向として説明する。なお、本明細書において、上下方向は、説明の便宜上定められており、鉛直方向と一致することを意図していない。また、中心軸CAの方向と平行な方向を「軸方向」と記載し、中心軸CAを中心とする径方向及び周方向を「径方向」及び「周方向」と記載する。本明細書において、「平行な方向」は略平行な方向を含み、「直交する方向」は略直交する方向を含む。
[実施形態1]
まず図1及び図2を参照して、本実施形態のモータ1について説明する。図1は、本実施形態に係るモータ1の外観を示す図である。図1に示すように、モータ1は、ハウジング2を備える。本実施形態のハウジング2は、上側ハウジング2aを有する。上側ハウジング2aは、下側に開口を有する。また、上側ハウジング2aは、内部に収容空間を有する。
図2は、本実施形態に係るモータ1を示す断面図である。図2に示すように、本実施形態のハウジング2は、下側ハウジング2bを更に有する。下側ハウジング2bは、上側ハウジング2aの下側の開口を覆う。
図2に示すように、モータ1は、ロータ3と、ステータ4とを更に備える。ロータ3及びステータ4は、ハウジング2の内部に収容される。より具体的には、本実施形態のロータ3及びステータ4は、上側ハウジング2aの収容空間に収容される。
図2に示すように、ロータ3は、シャフト31と、ロータヨーク32と、スペーサ33と、マグネット34とを有する。シャフト31は中心軸CAに沿って延びる。シャフト31及びロータヨーク32は、スペーサ33にインサート成型によって固定される。ロータヨーク32は、筒状であり、外周面にマグネット34を保持する。本実施形態において、マグネット34は、ロータヨーク32に接着剤により固定される。ロータ3が回転することにより、シャフト31が回転する。シャフト31は、ハウジング2から突出する。本実施形態において、シャフト31は、上側ハウジング2aから上側へ突出する。
ステータ4は、中心軸CAを中心とする環状であり、ロータ3と径方向に対向する。ステータ4は、ステータコア41と、インシュレータ42と、複数のコイル43とを有する。ステータコア41は、例えば、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板で構成される鉄心部材である。ステータコア41は、ロータ3のマグネット34と径方向に対向する。インシュレータ42は、例えば、樹脂材料を用いた絶縁部材である。インシュレータ42は、ステータコア41の少なくとも一部を覆う。複数のコイル43は、それぞれ、インシュレータ42を介してステータコア41に巻き付けられた導線(不図示)からなる。
外部電源(不図示)から、コイル43に駆動電流を与えると、ステータコア41に、径方向の磁束が発生する。そして、ステータコア41とロータ3のマグネット34との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、ステータ4に対してロータ3が、中心軸CAを中心として回転する。
モータ1は、軸受と、保持部材と、支持プレートとを備える。軸受は、シャフト31を回転自在に支持する。保持部材は軸受を保持する。支持プレートは、保持部材のステータ4が配置される側の面に対向し、軸受を同心調整自在に支持する。軸受は、モータ1の下部に位置する第1軸受5aと、モータ1の上部に位置する第2軸受5bとを含む。保持部材は、上側ハウジング2aと、下側ハウジング2bとを含む。支持プレートは、モータ1の下部に位置する第1支持プレート6aと、モータ1の上部に位置する第2支持プレート6bとを含む。
図3~図9を参照して、本実施形態のモータ1の下部構造について説明する。図3は、本実施形態に係るモータ1の構成の一部を示す図である。詳しくは、図3は、下側ハウジング2b付近を斜め上方から見た図である。
図3に示すように、モータ1は、下側ハウジング2bに加えて、第1軸受5aと、第1支持プレート6aとを更に備える。第1軸受5a及び第1支持プレート6aは、下側ハウジング2bに配置されて、ハウジング2の内部に収容される。
下側ハウジング2bは、保持部材の一例であり、第1軸受5aを保持する。また、下側ハウジング2bは、軸方向内側面21を有する。軸方向内側面21は、ステータ4が配置される側の面である。
本実施形態において、下側ハウジング2bは、突出部7を有する。突出部7は、軸方向内側面21に接続し、第1支持プレート6aに向かって延びる。本実施形態において、下側ハウジング2bは複数の突出部7を有する。より具体的には、下側ハウジング2bは4つの突出部7を有する。しかしながら、本発明は、これに限られない。突出部7の数は、1つであってもよい。あるいは、突出部7の数は、2つ、3つ、又は5つ以上であってもよい。
第1軸受5aは、シャフト31を回転自在に支持する。本実施形態において、第1軸受5aは、オイルを含有する滑り軸受(スリーブ)である。
第1支持プレート6aは、下側ハウジング2bの軸方向内側面21に対向する。また、第1支持プレート6aは、第1軸受5aを同心調整自在に支持する。
より具体的には、第1支持プレート6aは、周方向に並ぶ複数の接触部61を有する。複数の接触部61はそれぞれ、第1軸受5aの外面に接触する。第1支持プレート6aは板材により形成され、複数の接触部61はそれぞれ、第1軸受5aに圧力を付与する。すなわち、第1支持プレート6aは、板バネである。この結果、第1軸受5aが同心調整自在に位置決めされる。本実施形態において、第1支持プレート6aは、4つの接触部61を有する。しかしながら、本発明は、これに限られない。接触部61の数は、例えば、3つ、又は5つ以上であってもよい。
本実施形態において、第1支持プレート6aは、円盤状であり、複数の突出部配置孔8と、接触面10とを有する。各突出部配置孔8は第1支持プレート6aを軸方向に貫通しており、各突出部配置孔8から突出部7が突出する。換言すると、複数の突出部7はそれぞれ異なる突出部配置孔8に配置される。本実施形態において、接触面10は、ステータ4が配置される側の面である。すなわち、第1支持プレート6aの接触面10は、第1支持プレート6aの上面である。
図4は、本実施形態に係るモータ1の構成の一部を示す図である。詳しくは、図4は、図3に示すモータ1の下部から第1軸受5a及び第1支持プレート6aを省略した図である。
図4に示すように、モータ1は、オイルを含有する第1多孔質部材9aを更に備える。第1多孔質部材9aは下側ハウジング2bに配置される。下側ハウジング2bは、突出部7に加えて、少なくとも1つの壁部22を有する。
下側ハウジング2bの壁部22は、軸方向内側面21から上方に突出する。換言すると、下側ハウジング2bの壁部22の下面は、軸方向内側面21に接続する。少なくとも1つの壁部22は、複数の突出部7のうちの少なくも2つを連結する。壁部22は、周方向に延びる。より具体的には、壁部22の周方向一端面は、突出部7の周方向他端面と連結する。
第1多孔質部材9aは、壁部22の径方向内側に配置される。また、第1多孔質部材9aは、下側ハウジング2bと第1支持プレート6aとの間に配置される。第1多孔質部材9aは、円盤状であり、略中央に中央孔91を有する。中央孔91に、第1軸受5aが配置される。第1多孔質部材9aは、第1軸受5aと接触して、第1軸受5aにオイルを供給する。なお、下側ハウジング2bが壁部22を有することにより、第1多孔質部材9aと第1軸受5aとをより接触させることができる。その結果、第1多孔質部材9aから第1軸受5aにオイルを効率よく供給することができる。
第1多孔質部材9aの材質は、オイルを含有できる材質である限り特に限定されない。例えば、第1多孔質部材9aは、連続気泡構造体であり得る。連続気泡構造体は、連続する複数の気泡を有し、隣り合う気泡間の壁が開口しており、流体が通過できる部材である。
本実施形態によれば、モータ1が第1多孔質部材9aを備えることにより、第1軸受5aの寿命を延ばすことができる。換言すると、モータ1の寿命を延ばすことができる。
詳しくは、第1軸受5aにはオイルが含有されている。これにより、第1軸受5aは、シャフト31を回転自在に支持する。第1軸受5aのオイルは、シャフト31を伝って漏れ出たり、蒸発したりする場合がある。その結果、第1軸受5aのオイルの含有量が減る場合がある。第1軸受5aのオイルが減ると、表面張力によって第1多孔質部材9aから第1軸受5aにオイルが供給される。その結果、モータ1が第1多孔質部材9aを備えない構成と比べて、第1軸受5aの寿命を延ばすことができる。第1軸受5aからオイルが無くなると、第1軸受5aは回転自在にシャフト31を支持することができなくなる。したがって、第1軸受5aからオイルが無くなるまでの期間が第1軸受5aの寿命となる。モータ1が第1多孔質部材9aを備えない構成では、第1軸受5aに含有されたオイルが無くなるまでの期間が第1軸受5aの寿命となる。一方、本実施形態によれば、第1多孔質部材9aから第1軸受5aにオイルが供給される。したがって、第1軸受5aに含有されたオイルに加えて、第1多孔質部材9aに含有されたオイルが無くなるまでの期間が第1軸受5aの寿命となる。よって、第1軸受5aの寿命を延ばすことができる。
図4に示すように、本実施形態では、下側ハウジング2bは、複数の壁部22を有する。突出部7の数は壁部22の数と等しく、複数の壁部22は、それぞれ、隣り合う突出部7の間に配置されて、複数の突出部7を連結する。このため、壁部22の外部にオイルが漏れ難い。換言すると、第1軸受5a以外の部分にオイルが漏れ難い。更に、第1多孔質部材9aが、壁部22の径方向内側であって、下側ハウジング2bと第1支持プレート6aとの間に配置されることで、第1多孔質部材9aからオイルが漏れ出ること、又は蒸発することが抑制される。但し、下側ハウジング2bは、周方向に沿って断続的に配置される複数の壁部22を有してもよい。あるいは、下側ハウジング2bは、突出部7のみを有してもよい。この場合、隣り合う突出部7の間には、径方向に貫通する空隙が設けられる。
続いて図5及び図6を参照して、突出部7について更に説明する。図5は、本実施形態に係るモータ1の構成の一部を拡大して示す図である。詳しくは、図5は、突出部7、第1多孔質部材9a、及び壁部22を示す。図6は、本実施形態に係るモータ1の構成の一部を示す断面図である。詳しくは、図6は、モータ1の下部の断面を示す。
図5及び図6に示すように、突出部7は、第1突出部71と、第2突出部72とを有する。第1突出部71は、軸方向に延びる。より具体的には、第1突出部71は、軸方向内側面21から軸方向に延びる。第1突出部71の軸方向長さは、第1支持プレート6aの厚み以上である。
第2突出部72は、第1突出部71から軸方向と交差する方向に延びる。本実施形態の第2突出部72は、径方向外側に延びる。また、図6に示すように、第2突出部72は、第1支持プレート6aの接触面10と軸方向に接触する。
続いて図6を参照して、下側ハウジング2bについて更に説明する。図6に示すように、下側ハウジング2bは、径方向に延びる底部23と、軸方向に延びる筒状の筒状部24とを有する。底部23は、筒状部24の上端から径方向外側に延びる。下側ハウジング2bの軸方向内側面21は、底部23の上面である。筒状部24は、第1軸受5aの一部を収容する。より具体的には、筒状部24は、支持面24aを有する。支持面24aは、回転自在に第1軸受5aを支持する。筒状部24が支持面24aを有することにより、下側ハウジング2bが第1軸受5aを回転自在に保持する。
図7は、本実施形態に係る第1支持プレート6aを示す図である。図7に示すように、第1支持プレート6aは、複数の突出部配置孔8に加えて、略中央に軸受配置孔62を有する。軸受配置孔62は第1支持プレート6aを軸方向に貫通する。
図6及び図7に示すように、第1軸受5aは軸受配置孔62に配置され、接触部61は、軸受配置孔62の縁62aから第1軸受5aに向かって延びる。
図7に示すように、突出部配置孔8は、軸受配置孔62に対して径方向外側に位置する。また、突出部配置孔8は周方向に延びる。第1突出部71は、それぞれ異なる突出部配置孔8に配置される。したがって、突出部7は、軸受配置孔62に対して径方向外側に位置する。
続いて図7~図9を参照して、突出部配置孔8について更に説明する。図8は、本実施形態に係る第1支持プレート6aの一部を拡大して示す図である。図9は、本実施形態に係るモータ1の構成の一部を拡大して示す図である。
図7~図9に示すように、本実施形態の突出部配置孔8は、第1孔部81と、第2孔部82とを有する。第2孔部82は、周方向において第1孔部81に接続する。また、第2孔部82は、第1孔部81の周方向端部から周方向に延びる。
図9に示すように、第1孔部81の開口は、軸方向から見て、突出部7の外形を囲む形状である。具体的には、第1孔部81の開口は、軸方向から見て、第2突出部72の外形を囲む形状である。詳しくは、第1孔部81の径方向に直交する方向の長さLa1(図8)は、突出部7(第2突出部72)の径方向に直交する方向の長さLt1(図9)よりも大きい。また、第1孔部81の径方向の長さLr1(図8)は、突出部7(第2突出部72)の径方向の長さLt2(図9)よりも大きい。
なお、第2孔部82の周方向の長さLa2(図8)は、周方向において隣り合う他の突出部配置孔8に到達しない限り、特に限定されない。また、第2孔部82の径方向の長さLr2(図8)は、突出部7(第2突出部72)の径方向の長さLt2(図9)未満であればよい。本実施形態において、第2孔部82の周方向の長さLa2(図8)は、第1突出部71の周方向の長さLt3(図9)よりも大きい。また、第2孔部82の径方向の長さLr2(図8)は、第1突出部71の径方向の長さLt4(図9)よりも大きい。
続いて図3~図10を参照して、本実施形態に係るモータ1の製造方法を説明する。図10は、本実施形態に係るモータ1の製造方法を示すフローチャートである。詳しくは、図10は、下側ハウジング2bに第1支持プレート6aを固定する方法を示す。図10に示すように、本実施形態に係るモータ1の製造方法は、工程S1~工程S4の各工程を含む。
まず、工程S1において、下側ハウジング2bの壁部22の径方向内側に第1多孔質部材9aを配置する。なお、本実施形態の第1多孔質部材9aは、軸方向長さが壁部22よりも大きい。
次に、工程S2において、第1軸受5aを下側ハウジング2bに置く。具体的には、第1多孔質部材9aの中央孔91を介して、筒状部24の支持面24aに第1軸受5aを置く。
次に、工程S3において、第1支持プレート6aの接触部61を第1軸受5aの外面に接触させて、第1支持プレート6aの軸受配置孔62に第1軸受5aを配置するとともに、第1支持プレート6aの突出部配置孔8に突出部7を挿入する。具体的には、突出部配置孔8の第1孔部81に、第1支持プレート6aの突出部7を挿入する。
次に、工程S4において、第1支持プレート6aを周方向に回転させて、突出部7の第2突出部72と第1支持プレート6aの接触面10とを接触させる。具体的には、第1支持プレート6aを下側ハウジング2bの軸方向内側面21に向けて押さえつつ、突出部配置孔8の第2孔部82が延びる方向に第1支持プレート6aを回転させて、第1突出部71を第2孔部82に挿入する。この結果、突出部7の第2突出部72と第1支持プレート6aの接触面10とが接触して、第1支持プレート6aが下側ハウジング2bに固定される。また、本実施形態では、第1多孔質部材9aの軸方向長さが壁部22の軸方向長さよりも大きい。したがって、下側ハウジング2bの軸方向内側面21に向けて第1支持プレート6aを押さえることにより、第1支持プレート6aが第1多孔質部材9aに押し付けられる。この結果、第1多孔質部材9aからオイルが染み出し、第1軸受5aにオイルがより効率よく供給される。
なお、第1多孔質部材9aの軸方向長さは、壁部22の軸方向長さ以下であってもよい。また、本実施形態では、第1支持プレート6aを周方向に回転させたが、下側ハウジング2bを周方向に回転させてもよいし、第1支持プレート6a及び下側ハウジング2bを互いに反対の方向に回転させてもよい。
以上、本実施形態のモータ1の下部構造について説明した。本実施形態によれば、突出部7を突出部配置孔8に挿入し、第1支持プレート6a又は下側ハウジング2bのうちの少なくとも一方を周方向に回転させて、第2突出部72を接触面10と接触させることにより、第1支持プレート6aを固定することができる。したがって、第1支持プレート6aを容易に固定することができる。
また、図3を参照して説明したように、接触部61は第1軸受5aに圧力を付与する。その反作用により、接触面10が第2突出部72に圧力を付与する。接触面10が圧力を付与する方向は、接触部61が圧力を付与する方向と反対の方向であるため、第1支持プレート6aがより強固に固定される。
続いて図5を参照して、本実施形態の突出部7について更に説明する。図5に示すように、本実施形態において、保持部材は、4つの突出部7を有する。具体的には、下側ハウジング2bは、4つの突出部7を有する。4つの突出部7は周方向に90°間隔で配置される。したがって、下側ハウジング2bを容易に製造することができる。
詳しくは、下側ハウジング2bは樹脂からなり、金型を用いて製造される。4つの突出部7が周方向に90°間隔で配置されることにより、同一方向に移動するスライドコアを備える金型を用いて、下側ハウジング2bを製造することができる。したがって、金型の作製が容易となる。これに対し、例えば6つの突出部7を周方向に沿って60°間隔で配置する場合、互いに異なる方向に移動する複数のスライドコアを備える金型を使用する必要があり、金型を容易に作製することができない。したがって、本実施形態によれば、金型の作製が容易となり、下側ハウジング2bの製造が容易となる。
続いて図7を参照して、本実施形態の第1支持プレート6aについて更に説明する。図7に示すように、第1支持プレート6aは、4つの切欠き63を有する。切欠き63はそれぞれ、隣り合う接触部61の間において、軸受配置孔62から径方向外側に向かって延びる。また、本実施形態では、突出部配置孔8はそれぞれ、周方向において隣り合う切欠き63の間に位置する。したがって、本実施形態によれば、径方向において突出部配置孔8と切欠き63とが対向する構成に比べて、第1支持プレート6aが破断し難い。
詳しくは、径方向において突出部配置孔8と切欠き63とが対向する構成では、第1支持プレート6aの強度を確保するために、突出部配置孔8と切欠き63との間の距離を大きくする必要がある。突出部配置孔8と切欠き63との間の距離が小さい場合、突出部配置孔8と切欠き63との間で第1支持プレート6aが破断するおそれがあるためである。特に、板バネをプレス加工して第1支持プレート6aを製造する場合、製造過程において第1支持プレート6aが破断するおそれがある。これに対し、本実施形態によれば、突出部配置孔8は径方向において軸受配置孔62と対向する。したがって、突出部配置孔8と切欠き63とが対向する構成と比べて、第1支持プレート6aの強度が向上する。
また、例えば、本実施形態では第1支持プレート6aは円盤状である。そのような場合、突出部配置孔8と軸受配置孔62との間の距離を大きくし、互いに離して配置すると、第1支持プレート6aの外径が大型化してしまう。しかしながら、本実施形態では、径方向における突出部配置孔8と軸受配置孔62との間の距離を小さくすることができる。したがって、第1支持プレート6aの大きさを小さくすることができる。詳しくは、突出部配置孔8を径方向のより内側に配置しても、隣り合う突出部配置孔8の間に切欠き63が位置するため、第1支持プレート6aが破断し難い。よって、突出部配置孔8と切欠き63とが対向する構成よりも径方向内側に突出部配置孔8を配置することで、第1支持プレート6aの大きさを小さくすることができる。
また、図7に示すように、本実施形態では、切欠き63の径方向外端63aが、突出部配置孔8の径方向内端8aよりも径方向内側に位置する。したがって、切欠き63の径方向外端63aが、突出部配置孔8の径方向内端8aよりも径方向外側に位置する構成に比べて、切欠き63と突出部配置孔8との間の距離が大きくなる。その結果、第1支持プレート6aの強度が向上する。
なお、切欠き63の長さは、接触部61が第1軸受5aに付与する圧力に影響を与える。したがって、切欠き63の長さを調整して、接触部61が第1軸受5aに付与する圧力を制御することができる。接触部61が第1軸受5aに付与する圧力が大き過ぎると、第1軸受5aの同心調整が困難となる。一方、接触部61が第1軸受5aに付与する圧力が小さ過ぎると、第1軸受5aの位置決めが困難となる。切欠き63の長さは、接触部61が第1軸受5aに付与する圧力が所定の圧力となるように決定される。
図6に示すように、本実施形態の第1軸受5aは、例えば、軸方向上側及び軸方向下側において、軸方向に対して傾斜する傾斜面を有する。具体的には、本実施形態の第1軸受5aは、軸方向上側及び軸方向下側に円錐形状を有する。上下各々の円錐面に接触部61及び支持面24aが接触する。更に、本実施形態の第1軸受5aは、上下の円錐形状の間に円筒面を有し、当該円筒面と第1多孔質部材9aとが径方向に対向する。第1軸受5aが円錐面を有することで、付与された圧力により、容易に同心調整を行うことができる。
続いて図11~図13を参照して、本実施形態のモータ1の上部構造について説明する。図11は、本実施形態に係るモータ1の構成の一部を示す図である。詳しくは、図11は、上側ハウジング2a付近を下側から見た図である。図12は、本実施形態に係る第2支持プレート6bを示す図である。
図11に示すように、モータ1は、上側ハウジング2aに加えて、第2軸受5bと、第2支持プレート6bとを更に備える。第2軸受5b及び第2支持プレート6bは、上側ハウジング2aに配置されて、上側ハウジング2aの収容空間に収容される。
図11に示すように、上側ハウジング2aは、下側ハウジング2bと同様に軸方向内側面21を有する。更に、本実施形態の上側ハウジング2aは、下側ハウジング2bと同様に、突出部7を有する。上側ハウジング2aは、保持部材の一例であり、第2軸受5bを保持する。第2軸受5bは、第1軸受5aと同様に、シャフト31(図2)を回転自在に支持する。本実施形態において、第2軸受5bは、オイルを含有する滑り軸受である。
図12に示すように、第2支持プレート6bは、第1支持プレート6aと同様に、突出部配置孔8と、接触面10と、接触部61と、切欠き63とを有する。また、第2支持プレート6bは、第1支持プレート6aと同様に、軸受配置孔62を有する。第2支持プレート6bの軸受配置孔62には、第2軸受5bが配置される。
図13は、本実施形態に係るモータ1の構成の一部を示す図である。詳しくは、図13は、図11に示すモータ1の上部から第2支持プレート6bを省略した図である。図13に示すように、モータ1は、第2多孔質部材9bを更に備える。第2多孔質部材9bは、上側ハウジング2aに配置されて、上側ハウジング2aの収容空間に収容される。第2多孔質部材9bは、第1多孔質部材9aと同様にオイルを含有する。また、上側ハウジング2aは、下側ハウジング2bと同様に、壁部22を有する。
以上、図11~図13を参照してモータ1の上部構造を説明した。本実施形態によれば、図10を参照して説明した製造方法と同様の方法により、第2支持プレート6bを上側ハウジング2aに固定することができる。したがって、第2支持プレート6bを容易に固定することができる。
[実施形態2]
続いて図14を参照して本発明の実施形態2について説明する。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態2は、突出部7及び突出部配置孔8の構成が実施形態1と異なる。
図14は、実施形態2に係るモータ1の構成の一部を拡大して示す図である。詳しくは、図14は、モータ1の下部構造の一部を示す。図14に示すように、本実施形態では、第2孔部82の径方向の長さLr2が、第1突出部71の径方向の長さLt4と同等、又は第1突出部71の径方向の長さLt4以下である。したがって、本実施形態の第1突出部71は、第2孔部82の径方向外側及び径方向内側の両側の縁と接触する。なお、第2支持プレート6bを固定する構成は、第1支持プレート6aを固定する構成と同様であるため、その説明は省略する。
以上、本発明の実施形態2について説明した。本実施形態によれば、第1突出部71を第2孔部82に配置する際に、第1突出部71が第2孔部82に圧入される。したがって、第1支持プレート6a及び第2支持プレート6bをより強固に固定することができる。
[実施形態3]
続いて図15~図19を参照して本発明の実施形態3について説明する。但し、実施形態1及び2と異なる事項を説明し、実施形態1及び2と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態3は、突出部7及び突出部配置孔8の構成が実施形態1及び2と異なる。
図15は、実施形態3に係るモータ1の構成の一部を示す図である。詳しくは、図15は、第1支持プレート6aが固定される前の段階の下側ハウジング2b付近を上側から見た図である。図16は、実施形態3に係るモータ1の構成の一部を拡大して示す図である。詳しくは、図16は、図15の一部を拡大して示す。
図15及び図16に示すように、実施形態3に係る突出部配置孔8は、第1孔部81及び第2孔部82に加えて、第3孔部83を更に有する。第3孔部83は、第2孔部82に接続する。本実施形態において、第3孔部83は、第2孔部82の径方向外側の端部に接続して、径方向外側に延びる。第3孔部83は、径方向に直交する方向の長さが第1孔部81よりも小さく、第3孔部83の一端83aは、第1孔部81の他端81aと接触面10を介して隣り合う。
図17は、図15に示すXVII-XVII線に沿った断面を示す図である。図17に示すように、突出部7は第3突出部73を更に有する。第3突出部73は、第2突出部72から第1支持プレート6aに向かって突出する。具体的には、第3突出部73は、第2突出部72の下側ハウジング2bを向く面から、第1支持プレート6aに向かって突出する。第3突出部73は、他端側の側面73aを有する。また、第3突出部73は、一端側の側面73bと、下側ハウジング2bを向く面73cとを有する。
第3突出部73の他端側の側面73aは、軸方向に対して傾斜する。詳しくは、突出部7が第1孔部81に配置されている状態において、第3突出部73の他端側の側面73aは、第3孔部83側の側面である。第3突出部73の他端側の側面73aは、第3孔部83側に向かうにつれて、下側ハウジング2bの軸方向内側面21から遠くなる方向に傾斜する。第3突出部73の一端側の側面73bは、軸方向と平行である。第3突出部73の下側ハウジング2bを向く面73cは、他端側において側面73aと接続し、一端側において側面73bと接続する。
図18は、実施形態3に係るモータ1の構成の一部を図である。詳しくは、図18は、第1支持プレート6aが固定された下側ハウジング2b付近を上側から見た図である。図19は、図18に示すXIX-XIX線に沿った断面を示す図である。
図19に示すように、第1支持プレート6aが下側ハウジング2bに固定されると、第3突出部73は、第3孔部83に配置される。また、第3突出部73の他端側の側面73aが、第3孔部83の他端83bに対向し、第3突出部73の一端側の側面73bが、第3孔部83の一端83aに対向する。第3孔部83の一端83a及び他端83bは、周方向において対向する。
詳しくは、第1支持プレート6aを固定する際には、まず第1孔部81に突出部7を配置する。その後、例えば第1支持プレート6aを周方向に回転させる。このとき、第1孔部81の他端81aが第3突出部73の他端側の側面73aを滑りながら、第1支持プレート6aが回転する。その結果、第3突出部73が接触面10に乗り上げる。換言すると、第3突出部73の下側ハウジング2bを向く面73cが、接触面10に接触する。その後、第3突出部73が第3孔部83に配置されるまで、例えば第1支持プレート6aを回転させる。具体的には、第3突出部73の一端側の側面73bが、第3孔部83の一端83aを通過するまで、例えば第1支持プレート6aを回転させる。この結果、接触面10に乗り上げた第3突出部73が第3孔部83に落ちて、第3突出部73が第3孔部83に配置される。なお、第3突出部73が第3孔部83に配置されるまでの間、第1突出部71は撓んだ状態となる。
以上、本発明の実施形態3について説明した。本実施形態によれば、第3突出部73が第3孔部83に配置される。換言すると、第3孔部83の一端83aと、第3孔部83の他端83bとの間に、第3孔部83が配置される。この結果、第1支持プレート6aの周方向への回転が抑制される。そのため、例えば、モータ1が時計回り及び反時計回りの両方向に回転する場合においても、モータ1が一方の方向に回転した際に第1支持プレート6aが周方向に動いたり、突出部7の固定が緩んだりすることを抑制できる。なお、第2支持プレート6bを固定する構成は、第1支持プレート6aを固定する構成と同様であるため、その説明は省略する。
以上、本発明の実施形態1~3について図面を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本発明による実施形態では、上側ハウジング2a及び下側ハウジング2bがそれぞれ4つの突出部7を有したが、突出部7の数は、第1支持プレート6a及び第2支持プレート6bを固定できる限り、特に限定されない。
また、本発明による実施形態では、第1支持プレート6a及び第2支持プレート6bがそれぞれ4つの接触部61を有したが、接触部61の数は、第1軸受5a及び第2軸受5bを同心調整自在に支持できる限り、特に限定されない。
また、本発明による実施形態では、下側ハウジング2bが突出部7を有し、第1支持プレート6aが突出部配置孔8及び接触面10を有したが、下側ハウジング2bが突出部配置孔8及び接触面10を有し、第1支持プレート6aが突出部7を有してもよい。同様に、本発明による実施形態では、上側ハウジング2aが突出部7を有し、第2支持プレート6bが突出部配置孔8及び接触面10を有したが、上側ハウジング2aが突出部配置孔8及び接触面10を有し、第2支持プレート6bが突出部7を有してもよい。但し、第1支持プレート6aと第2支持プレート6bとが突出部配置孔8を有することにより、下側ハウジング2bと上側ハウジング2aとが突出部配置孔8を有する構成と比べて、モータ1の内部に粉塵又は水分のような異物が侵入し難くなる。
また、本発明による実施形態では、モータ1が第1多孔質部材9a及び第2多孔質部材9bを備えたが、第1多孔質部材9a及び第2多孔質部材9bの少なくとも一方は省略されてもよい。なお、第1多孔質部材9aが省略される場合、第1支持プレート6aを固定する際に、図10を参照して説明した工程S1は省略される。同様に、第2多孔質部材9bが省略される場合、第2支持プレート6bを固定する際に、図10を参照して説明した工程S1に対応する工程は省略される。
また、本発明による実施形態では、第2突出部72が径方向外側に延びたが、第2突出部72が延びる方向は、軸方向と交差する方向に延びる限り、特に限定されない。
図20は、本発明の他の実施形態に係る突出部7及び突出部配置孔8を示す図である。例えば、第2突出部72は、図20に示すように、径方向内側に延びてもよい。図21は、本発明の更なる他の実施形態に係る突出部7及び突出部配置孔8を示す図ある。第2突出部72は、図21に示すように、周方向に延びてもよい。なお、図21に示す突出部配置孔8は、第1孔部81と第2孔部82とを有するが、第2突出部72が周方向に延びる場合、突出部配置孔8は、周方向に延びる1つの孔部によって構成されてもよい。換言すると、突出部配置孔8は、径方向の長さが一定の孔部によって構成されてもよい。
また、本発明による実施形態では、モータ1の下部構造及び上部構造のそれぞれに、突出部7及び突出部配置孔8が設けられたが、モータ1の下部構造及び上部構造の一方にのみ、突出部7及び突出部配置孔8が設けられてもよい。
本発明は、モータに好適に利用することができる。特に本発明は、小型モータに有用である。
1 モータ
2 ハウジング
3 ロータ
4 ステータ
5a 第1軸受
5b 第2軸受
6a 第1支持プレート
6b 第2支持プレート
7 突出部
8 突出部配置孔
10 接触面
21 軸方向内側面
31 シャフト
61 接触部
62 軸受配置孔
62a 縁
71 第1突出部
72 第2突出部
81 第1孔部
82 第2孔部
CA 中心軸

Claims (12)

  1. 中心軸に沿って延びるシャフトを有するロータと、
    前記ロータと径方向に対向するステータと、
    前記シャフトを回転自在に支持する軸受と、
    前記軸受を保持する保持部材と、
    前記保持部材の前記ステータが配置される側の面に対向し、前記軸受を同心調整自在に支持する支持プレートと
    を備え、
    前記支持プレートは、
    軸方向に貫通し、前記軸受が配置される軸受配置孔と、
    前記軸受配置孔の縁から延び、前記軸受の外面と接触する接触部と
    を有し、
    前記支持プレート及び前記保持部材のうちの一方は、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方に向かって延びる突出部を有し、
    前記突出部は、
    軸方向に延びる第1突出部と、
    前記第1突出部から軸方向と交差する方向に延びる第2突出部と
    を有し、
    前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方は、軸方向に貫通し、前記軸受配置孔に対して径方向外側に位置する突出部配置孔を有し、
    前記第1突出部は、前記突出部配置孔に配置され、
    前記第2突出部は、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方の接触面と軸方向に接触し、
    前記突出部配置孔は、
    第1孔部と、
    前記第1孔部に接続する第2孔部と、
    前記第2孔部に接続し、径方向に直交する方向の長さが前記第1孔部よりも小さい第3孔部とを有し、
    前記第1孔部の開口は、軸方向から見て、前記突出部の外形を囲む形状であり、
    前記第3孔部の一端は、前記第1孔部の他端と前記接触面を介して隣り合い、
    前記突出部は、前記第2突出部から、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方に向かって突出する第3突出部を有し、
    前記第3突出部は、前記第3孔部に配置され、
    前記第3突出部の他端側の側面は、軸方向に対して傾斜する、
    モータ。
  2. 前記突出部配置孔は、第1孔部と、前記第1孔部に接続する第2孔部とを有し、
    前記第1孔部の開口は、軸方向から見て、前記突出部の外形を囲む形状であり、
    前記第1突出部は、前記第2孔部の径方向外側及び径方向内側の両側の縁と接触する、
    請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ロータ、前記ステータ、前記軸受、及び前記支持プレートを収容するハウジングを
    備え、
    前記ハウジングは、前記保持部材を含み、
    前記保持部材は、前記突出部を有し、
    前記支持プレートは、前記突出部配置孔及び前記接触面を有する、
    請求項1又は請求項2に記載のモータ。
  4. 前記支持プレートは、
    周方向に並ぶ複数の前記接触部と、
    隣り合う前記接触部の間において、前記軸受配置孔から径方向外側に向かって延びる切欠きと、
    複数の前記突出部配置孔と
    を有し、
    前記複数の突出部配置孔はそれぞれ、周方向において隣り合う前記切欠きの間に位置する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記切欠きの径方向外端は、前記突出部配置孔の径方向内端よりも径方向内側に位置する、請求項4に記載のモータ。
  6. 前記保持部材は、樹脂からなり、
    前記保持部材は、4つの前記突出部を有し、
    前記4つの突出部は、周方向に90°間隔で配置される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のモータ。
  7. 前記接触面は、前記第2突出部に圧力を付与する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のモータ。
  8. オイルを含有する多孔質部材を備え、
    前記支持プレートは、複数の前記突出部を有し、
    前記保持部材は、前記複数の突出部のうちの少なくも2つを連結する少なくとも1つの壁部を有し、
    前記多孔質部材は、前記壁部の径方向内側、かつ前記支持プレートと前記保持部材との間に配置される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のモータ。
  9. 前記保持部材は、複数の前記壁部を有し、
    前記複数の壁部は、前記複数の突出部を連結する、請求項8に記載のモータ。
  10. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のモータの製造方法であって、
    前記保持部材に前記軸受を置く工程と、
    前記接触部を前記軸受に接触させて、前記軸受配置孔に前記軸受を配置するとともに、
    前記突出部配置孔に前記突出部を挿入する工程と、
    前記支持プレート及び前記保持部材のうちの少なくとも一方を周方向に回転させて、前記第2突出部と前記接触面とを接触させる工程と
    を含む、モータの製造方法。
  11. 請求項8又は請求項9に記載のモータの製造方法であって、
    前記壁部の径方向内側に、軸方向長さが前記壁部よりも大きい前記多孔質部材を配置する工程と、
    前記保持部材に前記軸受を置く工程と、
    前記接触部を前記軸受に接触させて、前記軸受配置孔に前記軸受を配置するとともに、
    前記突出部配置孔に前記突出部を挿入する工程と、
    前記支持プレート及び前記保持部材のうちの少なくとも一方を周方向に回転させて、前記第2突出部と前記接触面とを接触させる工程と
    を含み、
    前記突出部配置孔に前記突出部を挿入する工程において、前記支持プレートを前記多孔質部材に押し付ける、モータの製造方法。
  12. 中心軸に沿って延びるシャフトを有するロータと、
    前記ロータと径方向に対向するステータと、
    前記シャフトを回転自在に支持する軸受と、
    前記軸受を保持する保持部材と、
    前記保持部材の前記ステータが配置される側の面に対向し、前記軸受を同心調整自在に支持する支持プレートと
    を備え、
    前記支持プレートは、
    軸方向に貫通し、前記軸受が配置される軸受配置孔と、
    前記軸受配置孔の縁から延び、前記軸受の外面と接触する接触部と
    を有し、
    前記支持プレート及び前記保持部材のうちの一方は、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方に向かって延びる突出部を有し、
    前記突出部は、
    軸方向に延びる第1突出部と、
    前記第1突出部から軸方向と交差する方向に延びる第2突出部と
    を有し、
    前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方は、軸方向に貫通し、前記軸受配置孔に対して径方向外側に位置する突出部配置孔を有し、
    前記第1突出部は、前記突出部配置孔に配置され、
    前記第2突出部は、前記支持プレート及び前記保持部材のうちの他方の接触面と軸方向に接触し、
    前記突出部配置孔は、第1孔部と、前記第1孔部に接続する第2孔部とを有し、
    前記第1孔部の開口は、軸方向から見て、前記突出部の外形を囲む形状であり、
    前記第1突出部は、前記第2孔部の径方向外側及び径方向内側の両側の縁と接触する、
    モータ。
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