JPH0638469A - 電動機用かご形回転子の製造方法 - Google Patents

電動機用かご形回転子の製造方法

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JPH0638469A
JPH0638469A JP18493792A JP18493792A JPH0638469A JP H0638469 A JPH0638469 A JP H0638469A JP 18493792 A JP18493792 A JP 18493792A JP 18493792 A JP18493792 A JP 18493792A JP H0638469 A JPH0638469 A JP H0638469A
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JP
Japan
Prior art keywords
weight
caulking
pin
jig
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP18493792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyuki Ogawa
邦之 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP18493792A priority Critical patent/JPH0638469A/ja
Publication of JPH0638469A publication Critical patent/JPH0638469A/ja
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  • Induction Machinery (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンバランス補正用ウエイトを取りつける電
動機のかご形回転子において、固定されるウエイトの位
置ずれを防止することにより、低振動,低騒音の電動機
のかご形回転子を安定して製造する。 【構成】 ウエイト5を固定するかしめピン3の端面に
くぼみ7を、かしめ治具6の端面に突起8を設けること
により、かしめ治具6によりかしめピン3を押圧し潰し
変形させるとき、かしめ治具6の突起8がかしめピン3
のくぼみ7に入り込み、かしめ治具6とかしめピン3の
中心がずれることなくウエイト5を固定できる。この方
法によれば、ウエイト5が正規の位置で固定され、重心
のずれがなくなり、ウエイト5に期待されるモーメント
が確保でき、低振動,低騒音の電動機用かご形回転子を
安定して製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はかご形誘導電動機のかご
形回転子の回転バランスをとるために、かしめピンによ
りウエイトを回転子鉄心に固定する電動機用かご形回転
子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電動機のかご形回転子は、使用さ
れる機器の負荷の変動により発生する、振動や騒音の発
生を防ぐ対策として、回転子のエンドリング端面に変動
負荷に応じたモーメント量のアンバランス補正用ウエイ
トを取りつけることにより、振動や騒音の低減を図って
いる。そして、回転子へのウエイトの取付方法として
は、回転子鉄心にダイカストにより鋳込まれるエンドリ
ングの端面にウエイトかしめ用ピンを設け、プレスによ
り打ち抜かれた板状のウエイトの取りつけ孔にピンを通
した後、かしめ治具でピンを押圧し変形させることによ
り固定している。
【0003】以下に従来の電動機のかご形回転子につい
て図面を参照しながら説明する。図4(a),(b)に
従来の電動機のかご形回転子のウエイト取り付け前の構
成を示す。
【0004】図4(a),(b)において、21は回転
子鉄心、22はエンドリングであり、回転子鉄心21に
ダイカストにて鋳込まれている。23はウエイトかしめ
ピンであり、エンドリング22と同時にダイカストさ
れ、エンドリング22とつながっている。
【0005】図5に示すようにウエイト25は、板状の
材料からプレスにより打ち抜かれ、取りつけ穴24が設
けられている。
【0006】図6(a),(b)に従来の電動機のかご
形回転子の組み立て状態を示す。図6に示すように回転
子鉄心21にエンドリング22が形成され、エンドリン
グ22の端面にウエイト25がかしめピン23で固定さ
れている。図7にウエイト25の固定方法を示す。図に
示すように、ウエイト25は変動負荷に応じたモーメン
ト量に相当する枚数だけ重ねてかしめピン23に通され
た後、かしめ治具26でかしめピン23を押圧し、変形
させて固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、かしめ治具26でかしめピン23を押し
潰し変形させるとき、図8に示すようにかしめピン23
とかしめ治具26の中心がずれた状態で固定されること
がある。その場合ウエイト25が斜にずれた状態に固定
され、ウエイト25の重心がずれるため、ウエイト25
に期待されるモーメント量から外れることとなり、振動
や騒音が低減できないという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、低振動,低騒音の電動機用かご形回転子を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電動機のかご形回転子は、ウエイトを固定す
るために設けられたかしめピンの端面にくぼみを設け、
かしめピンをかしめる治具の端面にも突起を設けるよう
にしたものである。
【0010】また、かしめピンの端面に突起を設け、か
しめピンをかしめる治具の端面にくぼみを設けるように
したものである。
【0011】
【作用】この構成によれば、かしめ治具によりかしめピ
ンを押圧し変形させるとき、かしめ治具とかしめピンの
中心がずれずにウエイトを固定できるため、ウエイトの
重心のずれもなくなり、ウエイトに期待されるモーメン
ト量を確保でき、低振動,低騒音の電動機用かご形回転
子を提供することができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例の電動機用かご形回
転子の製造方法を、図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施例1)図1,図2において、1は回
転子鉄心、2はエンドリング、5はウエイトであり、こ
れらの部材を用いて構成されたかご形回転子は図7に示
す従来の回転子の構成と同じである。3と6は本実施例
のウエイトかしめピンおよびかしめ治具である。かしめ
ピン3の端面にはくぼみ7が設けられており、かしめ治
具6の端面には突起8が設けられている。
【0014】以上のように構成された電動機のかご形回
転子について、その製造方法を説明する。かしめ治具6
にてかしめピン3を押圧し変形させるとき、かしめ治具
6の突起8がかしめピン3のくぼみ7に入り込み、かし
めピン3の位置ずれを防止する。そのため、かしめ治具
6とかしめピン3の中心がずれることなくウエイト5を
固定できる。その結果、ウエイト5は正規の位置で固定
され重心のずれもなくなり、ウエイト5に期待されるモ
ーメント量を確保できるため、低振動,低騒音の電動機
用かご形回転子を安定して作製することができる。
【0015】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0016】図3において、1は回転子鉄心、2はエン
ドリング、5はウエイトであり、以上は図1に示す実施
例のと同様である。図1に示す実施例の構成と異なるの
は、かしめピン4の端面に突起9を設け、かしめ治具1
0の端面にくぼみ11を設けたことである。
【0017】以上のように構成された電動機のかご形回
転子について、その製造法を説明する。かしめ治具10
にてかしめ用ピン4を押圧し、変形させるとき、かしめ
治具10のくぼみ11にかしめピン4の突起9が入り込
み、かしめピン4の位置ずれを防止する。そのため、か
しめ治具10とかしめピン4の中心がずれることなくウ
エイト5を固定することができる。その結果、ウエイト
5は正規の位置に固定され重心のずれもなくなり、ウエ
イト5に期待されるモーメント量を確保できるため、低
振動,低騒音の電動機用かご形回転子を安定して作製す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなように
本発明によれば、ウエイトを固定するかしめピンにくぼ
み、かしめ治具に突起を設けるか、またはかしめピンに
突起を、かしめ治具にくぼみを設けることにより、かし
め治具とかしめピンの中心がずれることなくウエイトを
固定できるため、ウエイトが正規の位置で固定され重心
のずれがなくなり、ウエイトに期待されるモーメント量
が確保でき、低振動,低騒音の電動機用かご形回転子を
安定して作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電動機用かご形回転子のウ
エイトかしめピンとかしめ治具の構成を示した断面図
【図2】同かしめピンをかしめた状態を示す断面図
【図3】同実施例2の電動機用かご形回転子のウエイト
かしめピンとかしめ治具の構成を示す断面図
【図4】(a)は従来の電動機用かご形回転子のウエイ
トかしめピンの構成を示す断面図 (b)は同平面図
【図5】同ウエイトの形状を示す平面図
【図6】(a)は同ウエイトをかしめた状態を示す断面
図 (b)は同ウエイトをかしめた状態を示す断面図
【図7】同電動機用かご形回転子のウエイトかしめピン
とかしめ治具の構成を示す断面図
【図8】同かしめピンをずれてかしめた状態を示す断面
【符号の説明】
1 回転子鉄心 2 エンドリング 3 かしめピン 5 ウエイト 6 かしめ治具 7 くぼみ 8 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子鉄心のエンドリングにウエイトを
    固定するために設けたかしめピンの端面にくぼみを設け
    るとともに、前記かしめピンをかしめるかしめ治具の端
    面に前記くぼみに対応する突起を設け、前記ウエイトの
    孔に挿入した前記かしめピンの端面のくぼみに前記かし
    め治具の端面の突起を押圧し、前記かしめピンを変形さ
    せてウエイトを固定する電動機用かご形回転子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 回転子鉄心のエンドリングにウエイトを
    固定するために設けたかしめピンの端面に突起を設ける
    とともに、前記かしめピンをかしめるかしめ治具の端面
    に前記突起に対応するくぼみを設け、前記ウエイトの孔
    に挿入した前記かしめピンの端面の突起に前記かしめ治
    具の端面のくぼみを押圧し、前記かしめピンを変形させ
    てウエイトを固定する電動機用かご形回転子の製造方
    法。
JP18493792A 1992-07-13 1992-07-13 電動機用かご形回転子の製造方法 Pending JPH0638469A (ja)

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JPH0638469A true JPH0638469A (ja) 1994-02-10

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021036769A (ja) * 2020-12-07 2021-03-04 ミネベアミツミ株式会社 回転装置
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