JP2577553Y2 - ドラム缶等の昇降搬送装置 - Google Patents

ドラム缶等の昇降搬送装置

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JP2577553Y2
JP2577553Y2 JP1993025149U JP2514993U JP2577553Y2 JP 2577553 Y2 JP2577553 Y2 JP 2577553Y2 JP 1993025149 U JP1993025149 U JP 1993025149U JP 2514993 U JP2514993 U JP 2514993U JP 2577553 Y2 JP2577553 Y2 JP 2577553Y2
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耕三 大北
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株式会社大北耕商事
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はドラム缶等の昇降搬送装
置、さらに詳しくは、例えばドラム缶の再生処理を行う
工場でドラム缶を搬送する際に使用するドラム缶等の昇
降搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラム缶の再生処理を行う工場で
はドラム缶が場所を取るために、回収されたドラム缶の
洗浄及び外周面の処理等は一階で行ない、塗装及び乾燥
等の最終処理工程は2又は3階を使用して行なってい
る。この際に、ドラム缶を1階より2,3階またはその
逆の方向に昇降して搬送するために、箱型の昇降搬送装
置が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
箱型の昇降搬送装置はドラム缶を縦方向に立設すること
で載置しているために、昇降中に箱型の昇降搬送装置が
揺れると容易にドラム缶も横揺れを起こすこととなる。
このため、例えば1個のドラム缶を載置した場合は、該
ドラム缶が箱型の昇降搬送装置に直接衝突してその表面
を損傷することとなり、また複数のドラム缶を載置した
場合はドラム缶同士が相互に衝突してその表面を損傷す
るという問題点があった。
【0004】しかも、ドラム缶を装置より排出する際は
立設したドラム缶を横向にしなければならずその載置及
び排出作業が煩雑であるとともに、その作業中にドラム
缶の表面が損傷するという欠点があった。
【0005】それ故に、本考案は上記従来の問題点を解
決するためになされたもので、ドラム缶等被昇降物の表
面を損傷することなく搬送することができ、且つ昇降搬
送装置からの排出作業をスム−ズに行うことができるド
ラム缶等の昇降搬送装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るための技術的手段は、装置本体1の対向する内側には
一対の昇降手段が設けられ、且つ該昇降手段には横向き
にしたドラム缶等被昇降物の両端側外周面を支持するた
めの支持体8…が設けられ、しかも該支持体8…にはド
ラム缶等被昇降物の移動を阻止すべく阻止手段が設けら
れてなることにある。
【0007】
【作用】本考案の昇降搬送装置を使用してドラム缶等被
昇降物を搬送する場合は、先ずドラム缶等被昇降物を横
向きにしてその外周面の両側を昇降手段に設けられた支
持体8…で支持せしめ、その後昇降手段を作動すること
で該ドラム缶等被昇降物を搬送することができることと
なる。この際、前記ドラム缶等被昇降物は支持体8…に
設けられた阻止手段により移動が阻止されているために
該支持体8…から移動することがないので、前記ドラム
缶等被昇降物はその表面を破損することがなく搬送する
ことができる。
【0008】しかも、ドラム缶等被昇降物は横向き状態
で移動され、その方向を変えることなく排出することが
できるととなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係る昇降搬送装置の一実施例
について、図面に従って説明する。
【0010】図1及び図2に於いて、1は地面に垂設さ
れた長尺状の4本の支柱2,2,2,2を略四角柱状に
枠組みすることで形成された装置本体を示す。
【0011】3a…,3b …は前記装置本体1の対向する両
内側面側の上下方向にそれぞれ3本づつ設けられたチエ
−ンで、上部側を駆動用のモ−タ−4,4に連結された
歯車5,5と、下部側を該装置本体1に回診自在に軸支
した歯車6,6とに巻架されている。7,7は前記チェ
−ン3a…及び3b…の内側部分を被覆したカバ−体で、断
面視略コの字状に形成されている。
【0012】8…は前記チェ−ン3a…及び3b…間で相互
に平行となる位置に複数個横架された支持体で、該支持
体8 …の略中央部にはドラム缶の両端側外周面の半径よ
り若干拡径で半円状に湾曲した阻止部9が形成されてい
る。
【0013】10は前記装置本体1内の下方側で、前記チ
ェ−ン3a…,3b …間に着脱自在に設けられ、搬送するド
ラム缶12と交差する方向に下り傾斜すべく形成された排
出用の当接体を示す。
【0014】本実施例に係るドラム缶の移動搬送装置11
は以上のような構成からなり、次に該昇降搬送装置11を
使用して工場でドラム缶12…を再生加工して搬送する場
合について説明する。
【0015】先ず、工場に運び込まれたドラム缶12…は
1階で洗浄,錆の除去及び表面お凹凸を調整せしめ、そ
の後、該ドラム缶12…を横にして昇降搬送装置11の位置
まで移動した後、図3(イ),(ロ)に示すようにその
横にした状態で半円状に湾曲した阻止部9,9に該ドラ
ム缶12の両端側外周面の下部側を係合することで、該ド
ラム缶12は該阻止部9,9に阻止されることとなる。
【0016】その後、前記ドラム缶12を阻止部9,9で
阻止した状態で、モ−タ−4,4を駆動させ、該モ−タ
−4,4に連結された歯車5,5を回転してチェ−ン3a
…及び3b…を回転駆動することで、図4に示すように該
ドラム缶12を上方に移動して2又は3階に搬送すること
ができることとなる。この際、前記モ−タ−4,4の振
動等により前記チェ−ン3a…及び3b…が揺れて支持体8
…が横揺れを起こしても、前記ドラム缶12は阻止部9,
9で阻止されているために横揺して支持体8…に衝突し
て表面を損傷することがない。
【0017】また、2又は3階に搬送された前記ドラム
缶12…は表面の塗装及び乾燥が行われた後、再度前記と
同様に昇降搬送装置11の阻止体9,9で阻止された状態
で下方へ移動して1階に搬送することとができる。
【0018】この際、下方に当接体10を取り付けること
により、図5に示すように先ず下方に移動した前記ドラ
ム缶12は、その略中央部分を該当接体10に当接させ、そ
の後さらに支持体8,8が下方に移動することで、該支
持体8,8の阻止部9,9より離脱することとなり、離
脱した該ドラム缶12は該当接体10の傾斜面に沿って自重
で回転して搬送用トラックの荷台に直接移動することと
なる。
【0019】このようにして、チェ−ン3a…及び3b…を
回転することにより該チェ−ン3a…及び3b…間に設けら
れた各支持体8…によりドラム缶12…を順次搬送するこ
とができることとなるのである。
【0020】尚、上記実施例では、阻止部を半円状に湾
曲して形成したが、本考案の阻止部の形状はこれに限定
されるものでなく、例えば図6に示すように支持体の両
端側に内方向が弧状面14, 14を有した凸部15, 15を設け
ることでドラム缶の搬送中の移動を阻止することも可能
である。要は、支持体上でドラム缶の移動が阻止される
ならその手段は問うものでない。
【0021】又、上記実施例では、昇降手段としてチェ
−ンを使用したが、本考案の昇降手段はこれに限定され
るものでなく、例えばベルトやロ−プを使用してもよ
い。要は、装置本体の対向する内側に一対設けられてい
ればその手段は問うものでない。
【0022】更に、上記実施例では、昇降装置をドラム
缶の搬送用に使用したが、本考案の昇降装置の使用はこ
れに限定されるものでなく、例えばワインの樽を運び出
すのに使用することも可能である。要は、被昇降物を横
向きにしてその両端側を支持して搬送可能であればその
使用は問うものでない。
【0023】又、上記実施例では、チェ−ンを対向する
側面側に3本づつ設けたが、本考案のチェ−ンの本数は
これに限定されるものでなく、例えば2本で支持するこ
とも可能である。
【0024】更に、上記実施例では支持体に阻止部を1
箇所形成することでドラム間を個々に搬送したが、本考
案の支持体に形成する阻止部の数はこれに限定されるも
のでなく、例えば支持体に2箇所の阻止部を形成して、
ドラム缶を2個づつ搬送することも可能である。要は、
支持体に形成された阻止部でドラム管を阻止して搬送す
ることができるならその阻止部の数は問うものでない。
【0025】
【考案の効果】叙上の様に、本考案は一対の昇降手段に
設けられた支持体で、横向きにしたドラム缶等被昇降物
の両端部を支持するとともに、阻止手段によりドラム缶
等被昇降物の移動を阻止することで、従来の箱型の昇降
装置に比し横揺れ等による表面の損傷を起こすことなく
ドラム缶等被昇降物を搬送することができるという特別
顕著な効果を得た。
【0026】しかも、横向きでドラム缶等被昇降物を支
持するので、支持体より搬出する作業が容易に行え、し
かもドラム缶等被昇降物を損傷することがないという利
点がある。
【0027】また、昇降手段として複数のチェ−ンを使
用することによりドラム缶等被昇降物が搬送中に揺れる
のを押さえることができるという利点がある。
【0028】また、昇降手段の下方側に排出手段を設け
たことにより、下方に移動したドラム缶等被昇降物を容
易に装置本体より排出することができるので、例えばト
ラックの荷台と排出手段を連結することによりドラム缶
等被昇降物を容易に積込むことができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例として昇降搬送装置を示す斜
視図。
【図2】板体の取付け部分を示す斜視図。
【図3】使用例を示し、(イ)は正面図、(ロ)は側面
図。
【図4】使用例を示す正面図。
【図5】使用例を示す側面図。
【図6】他実施例を示す側面図。
【符号の説明】
1…装置本体 3a, 3b…チェ−ン 8…支持体 9…阻止部 10…当接体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66F 7/02 B66F 7/22 B66F 7/28

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体(1) の対向する内側には一対の
    昇降手段が設けられ、且つ該昇降手段には横向きにした
    ドラム缶等被昇降物の両端部を支持するための支持体
    (8) …が設けられ、しかも該支持体(8) …にはドラム缶
    等被昇降物の移動を阻止すべく阻止手段が設けられてな
    ることを特徴とするドラム缶等の昇降搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記阻止手段が支持体(8) の略中央部分
    をドラム缶等被昇降物の外周面に応じて略半円状に湾曲
    すべく形成してなる阻止部(9) である請求項1記載のド
    ラム缶等の昇降搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降手段が複数のチェ−ン(3a)…,
    (3b)…により構成されてなる請求項1記載のドラム缶等
    の昇降搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体(1) の下方側には昇降した
    ドラム缶等被昇降物を排出するための排出手段が設けら
    れてなる請求項1記載のドラム缶等の昇降搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記排出手段が一対の昇降手段の間に設
    けられ、ドラム缶等被昇降物の支持方向と交差する方向
    に搬出すべく傾斜された当接体(10)である請求項2記載
    のドラム缶等の昇降搬送装置。
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